JP3075401B2 - 節類の削り機 - Google Patents

節類の削り機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カツオ節等の節類
をその長手方向に連続的に薄皮状に削る節類の削り機に
係り、特に、連続的に削る薄皮状の削り節の品質を高め
るとともに、刃体の刃持ちを改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】カツオ節、サバ節、アジ節、イワシ節等
の節類を、その長手方向に連続的に薄皮状に削る削り機
が従来から提供されている。その構造は、図6,図7,
図8,図9に示すように、円盤1の外周側面3に、複数
の刃口5を略法線方向Xに向けて間隔的に開口されてい
る。上記各刃口5の切削面側3Aに刃先7Aを僅かに突
出させた刃体7を、反対側の取付面側3Bに配置させて
いる。そして、上記切削面3Aに対して、カツオ節等の
節類Kをその長手方向Aを円盤1の略接線方向Yに向け
て配置する。上記節類Kは、上記切削面3Aに適宜押圧
手段で押圧すると、上記円盤1の回転で刃先7Aが節類
Kの削面Koをその長手方向Aに連続的に薄皮状に削
り、削り節K´を得るものである。
【0003】上記節類の削り機10においては、刃体7
の刃先7Aはその外端7B側を、上記円盤1の略法線方
向Xに対して回転方向Eに所定角θだけ前方に傾斜させ
ている。この刃先7Aの前方への傾斜により、図8,図
9に示すように、節類Kの削り始め部K1に対し、刃先
7Aはほぼ直角(正面当り)に削り込み、節類Kの中腹
部K2で直角(正面当り)に削り込み、削り終わり部K
3では、この位置の略法線方向X´よりも刃先7Aの外
端7B側を回転方向Eに所定角θだけ先行させた斜め方
向に削り込む。
【0004】しかし、上記節類の削り機10において
は、硬い節類Kの削り始め部K1に対し、刃先7Aはほ
ぼ直角(正面当り)に削り込み、大きな削込力Fが必要
になるから、刃先7Aの刃先角度を30度から20度前
後に鋭くして切れ味を良くすると、早く摩耗してしまい
切れ味が1日程度で悪くなる。そこで、刃体7の刃先7
Aの刃先角度を35度前後に鈍くすると、切れ味が悪く
なり、始めから品質の悪い削り節K´となる問題があ
る。
【0005】そして、図8,図9に示すように、節類K
の中腹部K2では直角(正面当り)に削り込むから、大
きな削込力Fが必要な上にきれいに削れない。更に、削
り終わり部K3では、この位置の略法線方向X´よりも
刃先7Aの外端7B側を回転方向Eに所定角θだけ先行
した斜め方向に削り込むから、この部分の削り節K″が
カール状となり、連続的に削る薄皮状の削り節K´の商
品価値を低下させてしまうという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
削り機が持つ問題点に鑑みてなされたもので、特に、連
続的に削る薄皮状の削り節がきれいに削れカールを生じ
させず品質を高めるとともに、刃体の切れ味が良く且つ
刃持ちを改善した節類の削り機を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
した節類の削り機は、円盤の外周側面に、複数の刃口を
略法線方向に向けて間隔的に開口し、上記各刃口の切削
面側に刃先を僅かに突出させた刃体を反対側の取付面側
に配置し、上記切削面に対してカツオ節等の節類をその
長手方向を略接線方向に向けて押圧配置させ、上記節類
の削面を、その長手方向に上記刃先により連続的な薄皮
状に削る節類の削り機において、上記刃体の刃先は、そ
の刃先角度を35度前後とするとともに、その外端側を
上記円盤の略法線方向に対して回転方向の後方に傾斜さ
せて配置したことを特徴とする。
【0008】請求項2の節類の削り機は、請求項1記載
の節類の削り機において、上記刃体の刃先は、ホッパ内
においてその長手方向を円盤の略接線方向に向けて配置
された節類の長手方向のほぼ中心部に引いた第1法線に
対し、これより回転方向の進み側に一定距離離れた位置
に引いた第2法線上にある刃体の刃先の延長線方向を上
記第1法線に一致するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の請求項1によると、刃体の刃先は、そ
の外端側を上記円盤の略法線方向に対して回転方向の後
方に傾斜させているから、上記刃体の刃先は、節類の削
り始め部に対して刃先を斜め方向にして削り込み、節類
の削り終わり部では刃先をほぼ直角方向(正面方向)に
して削り込まれる。即ち、硬いカツオ節等の節類の削り
始め部においては、刃先の外端側を回転方向の後方にし
て斜め方向に削り込むから、小さな削込力で刃先が削り
始め部に進入するとともに、節類の中腹部から削り終わ
り部では刃先をほぼ直角方向(正面方向)にして削り進
むから、ここではカールを発生させない。
【0010】しかも、その刃先角度を35度前後として
いるので、刃先強度を増大させるとともに、刃先の外端
側を回転方向の後方にして斜め方向に削り込むから、実
際の刃先角度(35度前後)よりも小さな刃先角度(2
5度前後)となって刃先が削り始め部に進入する。
【0011】これにより、刃体は小さな削込力で、硬い
カツオ節等の節類の削り始め部に切り込まれ、節類の中
腹部から削り終わり部は刃先を直角方向(正面方向)に
して削り進むから、削り節の全長にわたりきれいに削れ
て削り不良やカールを発生させず、高い品質の削り節が
得られ、しかも、刃体の刃持ちが改善され、長期にわた
り良好な削り作業が可能となる。
【0012】請求項2によると、刃体の刃先は、ホッパ
内においてその長手方向を円盤の略接線方向に向けて配
置された節類の長手方向のほぼ中心部に引いた第1法線
に対し、これより回転方向の進み側に一定距離離れた位
置に引いた第2法線上にある刃体の刃先の延長線方向を
上記第1法線に一致するように、刃先の外端側を後退し
て配置しているので、硬いカツオ節等の節類の削り始め
部において、刃先の外端側を回転方向の後方に所定の正
確な斜め方向のもとに削り込むから、小さな削込力で刃
先が削り始め部に進入する。
【0013】更に、節類の中腹部から削り終わり部で
は、刃先を所定の正確な直角方向(正面方向)にして削
り進むから、削り終わり部において刃先が正確な直角方
向(正面方向)に向けられ、ここではカールを発生させ
ない。
【0014】しかも、その刃先角度を35度前後として
いるので、刃先強度を増大させるとともに、刃先の外端
側を回転方向の後方にして斜め方向に削り込むから、実
際の刃先角度(35度前後)よりも小さな刃先角度(2
5度前後)となって刃先が削り始め部に進入する。
【0015】これにより、刃体は小さな削込力で、硬い
カツオ節等の節類の削り始め部に切り込まれ、節類の中
腹部から削り終わり部は刃先を直角方向(正面方向)に
して削り進むから、削り節の全長にわたりきれいに削れ
て削り不良やカールを発生させず、高い品質の削り節が
得られ、しかも、刃体の刃持ちが改善され、長期にわた
り良好な削り作業が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面の実施形態に
ついて説明する。先ず、節類の削り機100の構造は、
図1に示すように、機台11の片側に円盤13を備え、
駆動モータ(図示なし)により約450rpm程度に矢
印方向Eに回転される。この円盤13の切削面側15A
には、ホッパHが対向して設けられている。このホッパ
H内にカツオ節等の節類Kを投入し、その長手方向Aを
円盤13の略接線方向Yに向けて位置を規制された状態
で配置される。また、ホッパH内には、この節類Kを上
記切削面15Aに適宜押圧力で押圧する押圧手段Pを備
えている。
【0017】上記円盤13は、図2、図3に示すよう
に、この外周側面15に、複数の刃口20が略法線方向
Xに向けて間隔的に開口されている。上記刃口20は、
取付面側15BにV字状の掘溝19を凹設しその先端を
開口させたものである。上記各刃口20の切削面側15
Aに刃先17Aを僅かに(0.03mm程度)突出させ
た刃体17を、反対側の取付面側15Bに配置させる。
そして、この片側に当て金18を重ね合わせて締付ボル
トBにより固着し、その刃先の突出量を調節可能に取り
付けている。
【0018】上記節類の削り機100において、刃体1
7の刃先17Aは、その外端17B側を、上記円盤13
の略法線方向Xに対して回転方向Eから後方に所定角θ
だけ傾斜させている。即ち、図2,図4に示すように、
上記刃体17の刃先17Aは、ホッパH内においてその
長手方向を円盤13の略接線方向に向けて配置された節
類Kの長手方向のほぼ中心部に引いた第1法線L1に対
し、これより回転方向Eの進み側に一定距離離れた位置
(Y1=50.522mm)に引いた第2法線L2上に
ある刃体17の刃先17Aの延長線L3方向を上記第1
法線L1に一致(平行)するように、刃先17Aの外端
17B側を後方に傾斜させて配置している。また、図5
に示すように、その刃先角度βは35度前後と厚くし
て、刃先強度を増大している。もっとも、上記のよう
に、刃先17Aの外端側17Bを回転方向Eの後方にし
て斜め方向に削り込むことにより、実際の刃先角度(3
5度前後)βよりも小さな見かけ上の刃先角度(25度
前後)β´となって刃先17が削り始め部K1に進入す
ることになる。
【0019】この刃先17Aの後方への傾斜により、図
4に示すように、節類Kの削り始め部K1に対し、この
位置の略法線方向X´よりも刃先7Aの外端7B側を回
転方向Eと逆に所定角θだけ後退した斜め方向に削り込
み、節類Kの中腹部K2でほぼ直角当たり(正面当り)
し、削り終わり部K3でもほぼ直角当たり(正面当り)
で削り込むように設定されている。
【0020】そして、図3に示すように、刃先17Aを
僅かに突出させた上記切削面15Aに対して、カツオ節
等の節類Kを、その長手方向Aを円盤13の略接線方向
Yに向けて配置する。上記節類Kは、図1,図3に示す
ように、上記切削面15Aに押圧手段Pで押圧すると、
上記円盤13の回転で刃先17Aが節類Kの削面Koを
その長手方向Aに連続的に薄皮状に削り、削り節K´を
得るようになっている。
【0021】本発明の実施形態は上記のように構成され
ており、以下のように作用する。まず、図1に示すよう
に、カツオ節等の節類Kが、その長手方向Aを円盤13
の略接線方向Yに向けてホッパHに投入される。この節
類Kは、約450rpm前後に矢印方向Eに回転される
切削面15Aの刃体17の通過軌跡上に押圧手段Pによ
り適宜押圧力で押圧される。
【0022】これにより、刃体17の刃先17Aは、そ
の外端側(外径端側)17Bを上記円盤13の略法線方
向Xに対して回転方向Eの後方に傾斜させているから、
上記刃体17の刃先17Aは、節類Kの削り始め部K1
に対して刃先17Aを斜め方向にして削り込む。そし
て、節類Kの中腹部K2から削り終わり部K3では、刃
先17Aをほぼ直角方向(正面方向)にして削り進め
る。
【0023】即ち、硬いカツオ節等の節類Kの削り始め
部K1においては、刃先17Aの外端側17Bを回転方
向Eの後方にして斜め方向に削り込むから、小さな削込
力Fで刃先17Aが削り始め部K1に進入するととも
に、節類Kの中腹部K2から削り終わり部K3では、刃
先17Aをほぼ直角方向(正面方向)にして削り進むか
ら、斜めに削ることにより生じるカールを発生させな
い。
【0024】この刃体17の刃先17Aの設定は次のよ
うに説明することもできる。すなわち、刃体17の刃先
17Aは、ホッパH内においてその長手方向を円盤13
の略接線方向に向けて配置された節類Kの長手方向のほ
ぼ中心部に引いた第1法線L1に対し、これより回転方
向Eの進み側に一定距離離れた位置に引いた第2法線L
2上にある刃体17の刃先17Aの延長線方向L3を上
記第1法線L1に一致(平行)するように配置してい
る。これにより、硬いカツオ節等の節類Kの削り始め部
K1において、刃先17Aの外端側17Bを回転方向E
の後方に所定の正確な斜め方向のもとに削り込むことが
でき、小さな削込力Fで刃先17Aが削り始め部K1に
進入する。
【0025】つまり、図5に示すように、その刃先角度
βを35度前後と厚くして、刃先強度を増大している
が、刃先17Aの外端側17Bを回転方向Eの後方にし
て斜め方向に削り込むことにより、実際の刃先角度(3
5度前後)βよりも小さな見かけ上の刃先角度(25度
前後)β´となって刃先17が削り始め部K1に進入す
る。これにより、刃体17は小さな削込力Fで、硬いカ
ツオ節等の節類Kの削り始め部K1にスムースに切り込
まれる。
【0026】また、節類Kの中腹部K2から削り終わり
部K3では、刃体17は円滑に進行するが、特に、刃先
17Aを所定の正確な直角方向(正面方向)にして削り
進むから、削り終わり部K3において刃先17Aが正確
な直角方向(正面方向)に向けられ、ここでカールを発
生させない。つまり、節類Kの中腹部K2から削り終わ
り部K3は、刃先17Aを直角方向(正面方向)にして
削り進むから、斜めに削る場合に生じるカールの発生を
防止できる。
【0027】これにより、削り節K´の全長にわたりき
れいに削れ、削り不良やカールを発生させず、高い品質
の削り節K´が製造できるとともに、刃体17の刃先角
度を厚くすることにより、刃体17の刃持ちも良くする
ことができる。試験結果によると、本発明の刃体17の
刃持ち日数は、約4日程度に延長された。これは、従来
の刃体の刃持ち日数約1日から比べると、約4倍も長持
ちすることになる。
【0028】上記本発明の実施形態は、下記の効果を奏
する。先ず、刃体17の刃先17Aは、その外端側17
Bを上記円盤13の略法線方向Xに対して回転方向Eの
後方に傾斜させているから、硬いカツオ節等の節類Kの
削り始め部K1では、小さな削込力Fで刃先17Aが削
り始め部K1に進入し、スムースに削ることができる。
そして、節類Kの中腹K2から削り終わり部K3では、
刃先17Aをほぼ直角方向にして削り進め、ここでカー
ルが生じない。
【0029】更に言えば、刃体17の刃先17Aが、ホ
ッパH内においてその長手方向を円盤13の略接線方向
に向けて配置された節類Kの長手方向のほぼ中心部に引
いた第1法線L1に対し、これより回転方向Eの進み側
に一定距離離れた位置に引いた第2法線上L2にある刃
体17の刃先17Aの延長線方向L3を上記第1法線L
1に一致するように配置しているから、刃先17Aはそ
の外端側17Bを回転方向Eの後方に所定の正確な斜め
方向のもとに削り始め部K1に進入できる。そして、節
類Kの中腹部K2から削り終わり部K3では、刃先17
Aを所定の正確な直角方向(正面方向)にして削り進め
られる。
【0030】更に、その刃先角度βを35度前後として
いるので、刃体17の刃先17Aは、その外端側17B
を上記円盤13の略法線方向Xに対して回転方向Eの後
方に傾斜させているから、実際の刃先角度(35度前
後)βよりも小さな見かけ上の刃先角度(25度前後)
β´となって刃先17Aが小さな削込力Fで、硬いカツ
オ節等の節類Kの削り始め部K1にスムースに切り込ま
れ、結局、刃持ちの良い刃体17となる。
【0031】尚、本発明は、上記実施形態に限定されな
い。例えば、刃口20の数は適宜増減させても良い。ま
た、節類Kとしては、カツオ節のほか、サバ節、アジ
節、イワシ節等にも使用できる。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、刃体の刃先
は、その外端側を上記円盤の略法線方向に対して回転方
向の後方に傾斜させているから、硬いカツオ節等の節類
の削り始め部では、小さな削込力で刃先が削り始め部に
進入するとともに、節類の中腹部から削り終わり部では
刃先をほぼ直角方向(正面方向)にして削り進むことが
できる。しかも、その刃先角度を35度前後としたか
ら、刃先強度が増大するとともに、刃先の外端側を回転
方向の後方にして斜め方向に削り込むとき、実際の刃先
角度よりも小さな見かけ上の刃先角度となって、刃先が
節類の削り始め部に進入する。これにより、刃体は小さ
な削込力で、硬いカツオ節等の節類の削り始め部に切り
込まれ、節類の中腹部から削り終わり部は刃先を直角方
向(正面方向)にして削り進むから、削り節の全長にわ
たりきれいに削れて削り不良やカールを発生させず、高
い品質の削り節が得られ、しかも、刃体の刃持ちが改善
され、長期にわたり良好な削り作業が可能となる。
【0033】請求項2によると、上記請求項1に記載の
効果を奏するほか、刃体の刃先は、ホッパ内においてそ
の長手方向を円盤の略接線方向に向けて配置された節類
の長手方向のほぼ中心部に引いた第1法線に対し、これ
より回転方向の進み側に一定距離離れた位置に引いた第
2法線上にある刃体の刃先の延長線方向を上記第1法線
に一致(平行)するように配置しているから、硬いカツ
オ節等の節類の削り始め部において、刃先の外端側を回
転方向の後方に所定の正確な斜め方向のもとに削り込
み、小さな削込力で刃先が削り始め部に進入するととも
に、節類の中腹部から削り終わり部では、刃先を所定の
正確な直角方向(正面方向)にして削り進み、ここでの
カールを発生させない効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、節類の削り機の斜視
図である。
【図2】本発明の実施形態を示し、円盤の斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施形態を示し、円盤の刃口部の断面
図である。
【図4】本発明の実施形態を示し、刃先部の作用正面図
である。
【図5】本発明の実施形態を示し、刃先部の作用斜視図
である。
【図6】従来例を示し、節類の削り機の斜視図である。
【図7】従来例を示し、円盤の斜視図である。
【図8】従来例を示し、円盤の刃口部の断面図である。
【図9】従来例を示し、刃先部の作用正面図である。
【符号の説明】
11 機台 13 円盤 15 外周側面 15A 切削面側 15B 取付面側 17 刃体 17A 刃先 17B 外端側 20 刃口 100 節類の削り機 A 長手方向 E 回転方向 K 節類 K1 削り始め部 K2 中腹部 K3 削り終わり部 Ko 削面 K´ 削り節 H ホッパ X 略法線方向 Y 略接線方向 P 押圧手段 O 円盤中心 L1 第1法線 L2 第2法線 L3 刃先の延長線方向 θ 所定角 β 刃先角度(35度) β´ 見かけ上の刃先角度(25度前後)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤の外周側面に、複数の刃口を略法線
    方向に向けて間隔的に開口し、上記各刃口の切削面側に
    刃先を僅かに突出させた刃体を反対側の取付面側に配置
    し、上記切削面に対してカツオ節等の節類をその長手方
    向を略接線方向に向けて押圧配置させ、上記節類の削面
    を、その長手方向に上記刃先により連続的な薄皮状に削
    る節類の削り機において、上記刃体の刃先は、その刃先
    角度を35度前後とするとともに、その外端側を上記円
    盤の略法線方向に対して回転方向の後方に傾斜させて配
    置したことを特徴とする節類の削り機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の節類の削り機において、
    上記刃体の刃先は、ホッパ内においてその長手方向を円
    盤の略接線方向に向けて配置された節類の長手方向のほ
    ぼ中心部に引いた第1法線に対し、これより回転方向の
    進み側に一定距離離れた位置に引いた第2法線上にある
    刃体の刃先の延長線方向を上記第1法線に一致するよう
    にしたことを特徴とする節類の削り機。
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