JP3075385U - 自励式発電制動器 - Google Patents

自励式発電制動器

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JP3075385U JP2000005565U JP2000005565U JP3075385U JP 3075385 U JP3075385 U JP 3075385U JP 2000005565 U JP2000005565 U JP 2000005565U JP 2000005565 U JP2000005565 U JP 2000005565U JP 3075385 U JP3075385 U JP 3075385U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一極ずつ導電コイルを巻いて励磁電極を形成
する必要がない自励式発電制動器の提供。 【解決手段】 一つのマルチカートリッジ式単一円筒形
発電コイルと一つの組合せ式内周定部の偶数個の内周爪
部、近接包囲する中心回転軸に伴い運転する発電用永久
磁鉄環を包括し、各内周爪部は永久磁鉄環の感磁により
N、S極性の交替配列を形成し、一旦永久磁鉄環が回転
すると、発電コイルが永久磁鉄環と各一つの内周爪部の
発生するN、Sの磁束交換により交流電動勢に感応し、
発生する交流電気が整流器により整流されて直流とされ
た後に組合せ式外周定部内の円周に設けられた偶数の等
間隔に噛み合う外周爪部があり、且つ各外周爪部が適宜
励磁コイルに連接されたことにより、各外周爪部にN、
S交替配列の電磁石が形成され、これにより中心回転軸
の回転に伴い電磁石が回転する時に筒式円盤外環に感磁
しこれにより磁場の渦流が発生し制動を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一極ずつ捲線して励磁電極を形成する必要がない自励式発電制動器に 係り、特にサイクリングマシン或いは各種の運動機械に取り付けられる自励式発 電制動器に関する。
【0002】
【従来の技術】
サイクリングマシンは定点でペダルをこぐ練習を行うのに用いられ、道路を走 行することはできない。このため一つのダンパ或いは制動器を設けて一般の自転 車のペダルをこぐ時のような抵抗力をシュミレートする必要がある。周知のサイ クリングマシンのダンパは機械式と磁力式の2種類があり、そのうち磁力式ダン パを代表するものの一つは図1及び図2に示され、それは自励式発電を利用し並 びに励磁熱エネルギーと制動熱エネルギーを速やかに消散させる発電機式制動器 である。これは、発電機1、整流器2及び発電機1に近接し包囲する制動装置3 を包括する。そのうち発電機1はコア回転軸11に伴い運転する永久磁石式環状 第1回転部12と、第1回転部12に近接し包囲する第1定部13を具え、第1 定部13の内側131に偶数個、例えば8本の形状が同じく且つ円弧距離が等し い内側固定子132が延伸設置されてコイル133を巻設するのに供され、第1 回転部12に近接して8本の、内側固定子132が磁気感応し4組のNSの交替 磁極をなしている。一旦第1回転部12が回転すると、8本のNSの内側固定子 132に巻かれたコイル133が、内側固定子132と永久磁石式の第1回転部 12の発生する磁場のNS交換により磁気感応し交流電動勢を発生して安定した 発電機1の電流出力を形成する。前述の交流電動勢は整流器2を通過して整流さ れて直流電力として出力され、制動装置3中の第2定部31の偶数組、例えば8 組の励磁コイル311を励磁するのに供され、該8組の励磁コイル311は第2 定部31外側より伸出する8本のT型の外側固定子312に設けられ、且つ第2 定部31の外周に中心回転軸11により駆動される第2回転部32が設けられ、 また高導電且つ高導熱不感磁の金属制動リング33、例えば銅リング或いはアル ミリングが第2回転部32の内側321に嵌められ、これにより一旦第2定部3 1の各一組の励磁コイル311が直流電気により励磁されると、これら8本のT 型外側固定子312が磁化して電磁石となり、磁力線が金属制動リング33を透 過して第2回転部32に大して渦流式の磁力制動を発生する。
【0003】 上述の発電機1の発電で生じる熱エネルギー及び第2定部31の8本の外側固 定子312が磁力を受けて第2回転部32に対して制動することにより発生する 熱エネルギーは、金属制動リング33と第2定部31間の間隙を透過し、及び金 属制動リング33の高導熱物理特性、及び第2回転部32の回転により速やかに 放出される。直流電気の第2定部31の8組の励磁コイル311に対する励磁を 制御するために、図2に示されるように、整流後の直流を一つのコンデンサC1 でろ波電圧安定した後に、一つのスイッチSW1例えばMOSFETのドレイン Dに至らせ、外部パルス幅調整器4がスイッチSW1のゲートで励磁周波数の調 整を行えるようにし、外部パルス幅調整器4が設定順序によりスイッチSW1の ゲートをトリガするパルスを送出する時、スイッチSW1のロード端例えばMO SFETのソースの各組の励磁コイル311が直流の流入により励磁され、これ により第2定部31の8本のT型の外側固定子312と第2回転部32が発生す る制動の時間と効果が制御される。
【0004】 捲線上の要求及び制動時の磁力平衡の要求により、第2定部31の8本の放射 状のT型の外側固定子312は配置上、45度角間隔で設けられるほか、隣り合 うT型の外側固定子312の頭部間が相互に約15度角の捲線溝313で隔てら れ、これにより励磁コイル311の励磁により電磁石の8本のT型の外側固定子 312の断面積が最大でただ一つの円の3分の2となり、3分の1の面積以上を 占める捲線溝313が回転中の第2回転部32に対して磁力制動を形成不能とな り、これがサイクリングマシン或いは各種の運動機械の負荷シュミレートに対し ては経済的でなく、且つこのような状況は外側固定子312数の増加によっては 改善されない。即ち、24本に外側固定子312の数を増加したとして、24本 の外側固定子312相互間の中心間は15度角に接近する。即ち360÷24= 15。これは先の8本の外側固定子312相互間を三等分にし並びにもともとの 8本の外側固定子312間の15度角の捲線溝313を強制的に3等分して等量 を以て外側固定子312を増加したことと等しい。このため外側固定子312を 24本に増加すると、各外側固定子312のT型頭部間の捲線溝313は5度角 になり、言い換えると、各一つのT型外側固定子312が励磁コイル311の励 磁により電磁石とされる頭部の幅はただその中心線から左右両側に向けてそれぞ れ5度角延伸されて10度角になり、捲線溝313の幅の総面積は依然として1 20度角、即ち24×5=120であり、このためそのシュミレートする磁力負 荷は改変しない。このような8個の外側固定子312の一極一極には励磁コイル 311が巻かれるため不経済であり、特に捲線前に、第2定部31に先にシリコ ンスチールをプレス成形しさらに重ね合わせる加工が必要であり、全体の製造プ ロセスが複雑となった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主要な目的は、一極ずつ捲線して励磁電極を形成する必要がなく、単 相電力励磁制動と二相電力励磁制動の二種類を有する、自励式発電制動器を提供 することにある。
【0006】 本考案の次の目的は、励磁鉄面積を増加し並びに負荷シュミレート効果を高め た自励式発電制動器を提供することにある。
【0007】 本考案の別の目的は、外部パルス幅調整器により電磁石励磁時間を制御する自 励式発電制動器を提供することにある。
【0008】 本考案のさらに別の目的は、一極ずつ捲線して励磁電極を形成する必要がない 自励式発電制動器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、一極ずつ導電コイルを巻いて励磁電極を形成する必要がな い自励式発電制動器において、 中心回転軸と、 感磁の筒式円盤とされ、内環と比較的高い外環を具え、内環と外環の間に凹溝 があり、該内環に上述の中心回転軸が穿置され、該凹溝が設置に供される、上記 筒式円盤と、 発電用の永久磁鉄環とされ、上述の筒式円盤の内環を圧持し並びにそれに伴い 回転する、上記永久磁鉄環と、 組合せ式の内周定部とされ、感磁の第1上蓋と感磁の第1下蓋を具え、該第1 上蓋と第1下蓋がそれぞれ偶数個の相互に交錯するよう組み合わせられる時に相 互に係合する内周爪部を具え、該内周爪部が上述の永久磁鉄環に近接し包囲し、 該永久磁鉄環が第1上蓋と第1下蓋の各内周爪部を感磁してN、S極性の交替配 列となし、該第1上蓋と該第1下蓋の円周にそれぞれ接合部が設けられて相互に 組合せられ、且つ上述の第1上蓋と第1下蓋の組合せ前に、第1下蓋の各内周爪 部と接合部間に絶縁処理されたマルチカートリッジ式単一円筒形発電コイルが置 き入れられ、上述の第1上蓋と第1下蓋が組み合わされて上述の永久磁鉄環が回 転すると、上述の発電コイルが第1上蓋と第1下蓋の各内周爪部と該永久磁鉄環 が発生する磁束のN、S交換により感応し交流電動勢を発生する、上記組合せ式 の内周定部と、 整流器とされ、上述の発電コイルの発生する交流電動勢を整流して直流電流を 出力する、上記整流器と、 組合せ式の外周定部とされ、感磁の第2上蓋と感磁の第2下蓋とを具え、該第 2下蓋が内周コイル環を具えてその中央組合せ溝に上述の内周定部の第1上蓋が 組み合わされ、該第2下蓋の円周に環状に複数の等間隔の爪部が配置され、この 両者間に絶縁処理されたマルチカートリッジ式単一円筒形励磁コイルが設置され 、第2上蓋に組合せ環が設けられて第2下蓋の内周コイル環に対応し、第2上蓋 の円周に偶数の等距離に配置された爪形部が設けられて組合せ時に第2下蓋の円 周に設けられた各爪形部と交互に係合し、該励磁コイルに整流器より出力された 直流電流が流入する時、第2上蓋と第2下蓋の各爪形部が線径連接及び電流作用 により磁化されてN、Sが交替する電磁石となり、運転中の上述の筒式円盤の外 環とこのN、Sが交替する電磁石に磁場渦流を発生させて制動する、上記外周定 部と、 を具えたことを特徴とする、自励式発電制動器としている。 請求項2の考案は、二相電力励磁制動の一極ずつ導電コイルを巻いて励磁電極 を形成する必要がない自励式発電制動器において、 中心回転軸と、 感磁の筒式円盤とされ、内環と比較的高い外環を具え、内環と外環の間に凹溝 があり、該内環に上述の中心回転軸が穿置され、該凹溝が設置に供される、上記 筒式円盤と、 発電用の永久磁鉄環とされ、上述の筒式円盤の内環を圧持し並びにそれに伴い 回転する、上記永久磁鉄環と、 鉄心式の内周定部とされ、4の倍数個の内向きに延伸された等距離固定子が環 状に配列されて上述の永久磁鉄環に近接し包囲し、各二つの隣接する固定子に絶 縁処理されたコイルが設けられて不間断とされ、そのうち各奇数固定子のコイル が相互に直列に連接され、且つ各偶数固定子のコイルも相互に直列に連接され、 上述の永久磁鉄環に近接する固定子がN、S極性の交替配列をなし、一旦上述の 永久磁鉄環が回転すると各一つのコイルが内側の二つの固定子と上述の永久磁鉄 環の発生する磁束のN、S交換により感応して二相式交流電動勢を発生する、上 記鉄心式の内周定部と、 二つの整流器とされ、二相式コイルの発生する二相式交流電動勢を整流して二 組の直流電流を出力する、上記二つの整流器と、 組合せ式の外周定部とされ、感磁の第2上蓋と感磁の第2下蓋とを具え、該第 2下蓋の中央に組合せ溝が設けられて上述の鉄心式の内周定部に套設され、該第 2下蓋が内周コイル環と偶数個が円周上に等距離に環状に配列された爪形部を具 え、この両者間に絶縁処理されたマルチカートリッジ式単一円筒形励磁コイルが 置かれ、上述の第2上蓋に一つの組合せ環設けられて第2下蓋の内周コイル環に 対応し、該第2上蓋の円周上にも偶数個の等距離に配列された爪形部が設けられ 、組合せ時に上述の第2下蓋の円周上の各爪形部と交互に係合し、一旦上述の励 磁コイルに上述の二つの整流器の出力した二組の直流電流の一方が流入すると、 該第2上蓋と該第2下蓋の各爪形部が線径連接と電流作用により磁化してN、S 交替の電磁石を成し、運転中の上記感磁の筒式円盤の外環がこのN、S交替の電 磁石と磁場渦流を発生して制動する、上記組合せ式の外周定部と、 を具えたことを特徴とする、自励式発電制動器としている。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案の一極ずつ捲線して励磁電極を形成する必要がない自励式発電制動器は 、一つのマルチカートリッジ式単一円筒形発電コイルと一つの組合せ式内周定部 の偶数個の内周爪部、近接包囲する中心回転軸に伴い運転する発電用永久磁鉄環 を包括し、各内周爪部は永久磁鉄環の感磁によりN、S極性の交替配列を形成し 、一旦永久磁鉄環が回転すると、発電コイルが永久磁鉄環と各一つの内周爪部の 発生するN、Sの磁束交換により交流電動勢に感応し、発生する交流電気が整流 器により整流されて直流とされた後に組合せ式外周定部内の円周に設けられた偶 数の等間隔に噛み合う外周爪部があり、且つ各外周爪部が適宜励磁コイルに連接 されたことにより、各外周爪部にN、S交替配列の電磁石が形成され、これによ り中心回転軸の回転に伴い電磁石が回転する時に筒式円盤外環に感磁しこれによ り磁場の渦流が発生し制動を行う。内周定部が内向きに四の倍数個の等距離の固 定子の鉄心とされる時、各二つの隣り合う固定子に一組のコイルが巻かれて間断 なく、且つ各奇数固定子のコイルが相互に直列に連接され、各偶数固定子のコイ ルが直列に連接されて、一種の二相式電力出力の発電を形成する。組合せ式外周 定部に設置されたマルチカートリッジ式単一円筒形励磁コイルに代えて一つの外 部電源励磁が採用される時、外励磁式の励磁制動器とされる。
【0011】
【実施例】
本考案の一極ずつ導電コイルを巻いて励磁電極を形成する必要がない自励式発 電制動器の第1実施例について、図3、4、5、5、6及び図7を参照されたい 。この実施例は、中心回転軸40、感磁の筒式円盤50を具え、該筒式円盤50 は中心回転軸40が挿入される内環51と円周上に直立する比較的高い外環52 を具え、両者間には凹溝53が設けられて発電用の永久磁鉄環60が設置される 。さらに本実施例は、一つの組合せ式の内周定部70、一つの整流器80及び一 つの組合せ式の外周定部90を包括する。この外周定部90は一つの防塵カバー 100で封鎖される。そのうち筒式円盤50の内環51は永久磁鉄環60に圧迫 され、組合せ式の内周定部70が永久磁鉄環に近接し包囲し、この組合せ式の内 周定部70は相互に対応する感磁第1上蓋71と感磁第1下蓋72が組み合わさ れてなる。二つの蓋体71、72はそれぞれ偶数個、例えば8個の等間隔に環状 に配列された内周爪部711と721を具え、且つそれぞれが円周に環状に設け られた一つの接合部712、722を具えている。二つの蓋体71、72が組み 合わされた後、感磁第1上蓋71の内周爪部711が交錯して感磁第1下蓋72 の各内周爪部721間の対応する凹溝723に係合し、並びに二つの蓋体71、 72の接合部712、722に包囲され、これにより組合せ後に相互に隣接する 二つの蓋体71、72の各内周爪部711と721はそれぞれ2〜3度角の間隔 D1を有する。これにより二つの蓋体71、72の各内周爪部711と721は 永久磁鉄環60に感磁しN、S極性の交替配列を形成する。絶縁処理されたマル チカートリッジ式単一円筒形発電コイル73が二つの蓋体71、72の組合せ前 に感磁第1下蓋72の各内周爪部721に設けられる。一旦永久磁鉄環60が回 転すると、前述の発電コイル73が感磁第1上蓋71と感磁第1下蓋72の各内 周爪部711と721と永久磁鉄環60が発生する磁束のN、S交換により感応 により交流電動勢を発生する。安定した電流の出力のために、交流電動勢は整流 器80により整流されて直流とされた後、組合せ式の外周定部90内に設置され 絶縁処理されたマルチカートリッジ式単一円筒形励磁コイル91に流入する。組 合せ式の外周定部90は相互に対応する感磁第2上蓋92と感磁第2下蓋93を 組み合わせてなる。そのうち感磁第2下蓋93は内周コイル環931が提供する 中央組合せ溝932を具え、この中央組合せ溝932に組合せ式の内周定部70 の感磁第1上蓋71が嵌合される。感磁第2下蓋93の円周に複数の、例えば8 個の等間隔に配置された爪形部933が設けられ、両者間の凹溝934に前述の 絶縁処理後のマルチカートリッジ式単一円筒形励磁コイル91が設置される。前 述の感磁第2上蓋92の中央に感磁第2下蓋93の内周コイル環931に対応す る組合せ環921が設けられ、且つ感磁第2上蓋92の円周に偶数、例えば8個 の等間隔に配置された爪形部922が設けられる。感磁第2上蓋92と感磁第2 下蓋93が組み合わされた後、両者の偶数個の爪形部922、933が交錯係合 するだけでなく、相互間に2〜3度の間隙D2を維持する。上述の励磁コイル9 1が直流により励磁される時、感磁第2上蓋92及び感磁第2下蓋93の円周上 の各爪形部922、933は線径連接及び電流作用の下で磁化されてN、S極性 が交替する電磁石となり、運転中の感磁式円盤50の外環52を電磁石と発生す る磁場渦流により制動する。
【0012】 上述の実施例中にあって、円盤50に複数の放熱孔54が設けられている。こ れにより一旦円盤50が中心回転軸40に駆動されると、放熱孔54より永久磁 鉄環60の発電コイル73に対する発電で生じた熱エネルギー、及び電磁石の感 磁円盤50の外環52に対する制動により生じた熱エネルギーが併せて放出され 、こうして良好な発電効率と制動効果が維持される。図7に示されるように、マ ルチカートリッジ式単一円筒形励磁コイル91を励磁する直流電流は整流器80 の出力端に並列に連接するコンデンサC2で雑音が除去され並びに安定した直流 電流とされる。励磁コイル91の励磁時間と効果を制御するため、直流電流はま ず一つのスイッチSW2、例えばMOSFETのドレインに流入し、外部パルス 幅調整器110がスイッチSW2例えばMOSFETのゲート端で励磁周波数の 調整を行え、これによりスイッチSW2のロード端例えばMOSFETのソース に直列に連接する単一円筒形の励磁コイル91が、ただ外部パルス幅調整器11 0がパルスを出力してスイッチSW2のゲートをトリガする時だけ、直流電流の 励磁を獲得でき、並びに感磁第2上蓋92及び感磁第2下蓋93の円周の相互に 係合する各爪形部922、933がN、Sが交替する電磁石となされ、こうして 円盤50の外環52の制動に対する制御を達成する。
【0013】 本考案のもう一つの実施例は、図8、9、10に示されるように、二相電力励 磁制動の一極ずつ導電コイルを巻いて制動電極を形成する必要がない自励式発電 制動器とされ、それは、中心回転軸140が駆動する感磁筒式円盤150を具え 、該円盤150が内環151、外環152及び両者の間に形成された凹溝153 を具え、該凹溝153に円盤150の内環151を圧持する発電用の永久磁鉄環 160が設置される。さらに本実施例は、該永久磁鉄環160に近接しそれを包 囲する一つの鉄心式の内周定部170、内周定部170に套設される組合せ式の 外周定部190を包括する。この外周定部190は一つの防塵カバー100で封 鎖される。そのうちこの鉄心式の内周定部170は四の倍数例えば24個の内向 きに延伸されて等距離に環状に配列された固定子171を具え、上述の永久磁鉄 環160に近接包囲するのに供される。各二つの隣り合う固定子171は一組の 絶縁処理されたコイル172を具え間断せず、且つ各奇数の固定子171に設け られたコイル172は相互に直列に連接され、各偶数の固定子171に設けられ たコイル172もまた相互に直列に連接されている。近接する永久磁鉄環160 が各固定子171を感磁によりN、S極性の交替配列となし、一旦永久磁鉄環1 60が回転すると、各一組のコイル172が内側の二つの固定子171と永久磁 鉄環160が発生する磁束のN、S交換によりA位相とB位相の二相式交流電動 勢を発生する。安定した電流の出力のために、発生した二相式交流電流が二つの 整流器例えばブリッジ整流器180、181の1対1の整流により、二組の直流 電流を出力して組合せ式の外周定部190中に設置された絶縁処理されたマルチ カートリッジ式単一円筒形励磁コイル191を励磁し、二組の直流電流が位相の 別を有するため、もし前述の励磁コイル191に交替入力する時、類似の周知の 技術の電流位相の励磁損失を減少可能であり、また、A位相から取り出した交流 電流或いはB位相から取り出した交流電流の一方を整流して直流電流として前述 の励磁コイル191を励磁することが可能で、いずれであっても外周定部190 の感磁第2上蓋192及び感磁第2下蓋193の両者の円周の偶数の交錯係合す る爪形部194、195が、前述の励磁コイル191に連接されて磁化されN、 S極性が交替する電磁石とされ、これにより上述の電磁石に近接し包囲する回転 中の円盤150の外環152に、磁場渦流を発生させ制動する。
【0014】 また、第1実施例の発電用の永久磁鉄環60と組合せ式の内周定部70を省く か或いは第2実施例の発電用の永久磁鉄環160と鉄心式の内周定部170を省 いてこれら二つの実施例は発電の構造がないので自励式発電を行えない。この時 には直接外部の交流電源を取り込んで単一円筒形励磁コイル91或いは191を 励磁する電源となして、外励磁式の励磁制動器を形成する。本考案のマルチカー トリッジ式単一円筒形励磁コイル91と191は組合せ式の外周定部90、19 0中に設置され、且つ組合せ式のの外周定部90、190の構造が特殊で、これ により一極ずつ導電コイルを巻いて励磁電極を形成する必要がなく、さらに周知 の技術のコイル間隙最小の要求がなく、ゆえに有効に爪形部(固定子)と爪形部 (固定子)間の距離を縮減でき、並びに各爪形部が配列されてなる円形の面積比 率が増加し、これにより負荷の反励磁制動の能力が随時改善される。また、二相 電力の励磁制動が励磁電流の位相補償を提供する。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、一極ずつ捲線して励磁電極を形成する必要がなく、単相電力励磁制 動と二相電力励磁制動の二種類を有する、自励式発電制動器を提供している。 本考案はまた、励磁鉄面積を増加し並びに負荷シュミレート効果を高めた自励 式発電制動器を提供している。 本考案はさらに、外部パルス幅調整器により電磁石励磁時間を制御する自励式 発電制動器を提供している。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の自励式発電制動器の平面図である。
【図2】図1の作業表示図であり、図1中の内周発電機
が励磁発電の後に発生する交流電気が整流器で整流され
て外部パルス幅調整器が制御するスイッチへと直流電気
とされて出力され、外周制動装置の第2定部の各励磁コ
イルの励磁時間が制御される状態を示す。
【図3】本考案の第1実施例であり、一種の単相電力励
磁制動の一極ずつ導電コイルを巻いて励磁電極を形成す
る必要がない自励式発電制動器の分解断面図である。
【図4】図3の組合せ後の防塵カバーを含まない平面図
である。
【図5】図3中の第2下蓋平面図である。
【図6】図3中の第2下蓋底面図である。
【図7】図3の作業表示図であり、図3中の永久磁鉄環
が回転した後、内周定部中に設置された単一円筒形発電
コイルが感磁発電し、且つ発生する交流電気が整流器で
整流された後に外部パルス幅調整器が制御するスイッチ
に連接し、図3中の外周定部内に設置された単一円筒形
励磁コイルの励磁時間が調整される状態を示す。
【図8】本考案の第2実施例であり、一種の二相電力励
磁制動の一極ずつ導電コイルを巻いて励磁電極を形成す
る必要がない自励式二相発電制動器の分解斜視図であ
る。
【図9】図8中の鉄心式内周定部の平面拡大図であり、
各二つの内向きに延伸された内側固定子に一組のコイル
が巻かれ且つ中断されず、永久磁鉄環の回転により二相
式の交流電動勢を発生する状態を示す。
【図10】図9中の二相式コイル感磁発電後の整流回路
図であり、二組の出力直流電気が連接されて一組の直流
電気とされ、並びに図9中の単一円筒形励磁コイルに流
入しこれにより電流励磁を発生する状態を示す。
【符号の説明】
1 発電機 4、110 外部パルス幅調整器
80 整流器 11 中心回転軸 40 中心回転軸 12 第1回転部 50 円盤 90 外周定
部 13 第1定部 51 内環 91 励磁コ
イル 131 内側 52 外環 132 内側固定子 53 凹溝 54 放熱孔 133 コイル 60 永久磁鉄環 92
第2上蓋 2 整流器 70 内周定部 92
1 組合せ環 3 制動装置 71 第1上蓋 92
2 爪形部 31 第2定部 711 内周爪部 93
第2下蓋 311 励磁コイル 712 接合部 93
1 内周コイル環 312 外側固定子 72 第1下蓋 93
2 中央組合せ溝 32 第2回転部 721 内周爪部 93
3 爪形部 33 金属制動環 723 凹溝 N、S 磁極 D1 間隔 D2
間隙 SW1、SW2 スイッチ 73 発電コイル C
1、C2 コンデンサ D MOSFETのドレイン 313 捲線溝 A.C. 交流電流 100 防塵カバー D.C. 直流電流 G MOSFETのゲート S MOSFETのソー
ス 140 中心回転軸 160 永久磁鉄環 150 円盤 170 鉄心式内周定部 200 防塵カバー 151 内環 171 固定子
A、B 電流位相 152 外環 172 コイル 153 凹溝 180、181 整流器 190 外周定部 191 励磁コイル 192 第2上蓋 1
93 第2下蓋 194、195 爪形部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一極ずつ導電コイルを巻いて励磁電極を
    形成する必要がない自励式発電制動器において、 中心回転軸と、 感磁の筒式円盤とされ、内環と比較的高い外環を具え、
    内環と外環の間に凹溝があり、該内環に上述の中心回転
    軸が穿置され、該凹溝が設置に供される、上記筒式円盤
    と、 発電用の永久磁鉄環とされ、上述の筒式円盤の内環を圧
    持し並びにそれに伴い回転する、上記永久磁鉄環と、 組合せ式の内周定部とされ、感磁の第1上蓋と感磁の第
    1下蓋を具え、該第1上蓋と第1下蓋がそれぞれ偶数個
    の相互に交錯するよう組み合わせられる時に相互に係合
    する内周爪部を具え、該内周爪部が上述の永久磁鉄環に
    近接し包囲し、該永久磁鉄環が第1上蓋と第1下蓋の各
    内周爪部を感磁してN、S極性の交替配列となし、該第
    1上蓋と該第1下蓋の円周にそれぞれ接合部が設けられ
    て相互に組合せられ、且つ上述の第1上蓋と第1下蓋の
    組合せ前に、第1下蓋の各内周爪部と接合部間に絶縁処
    理されたマルチカートリッジ式単一円筒形発電コイルが
    置き入れられ、上述の第1上蓋と第1下蓋が組み合わさ
    れて上述の永久磁鉄環が回転すると、上述の発電コイル
    が第1上蓋と第1下蓋の各内周爪部と該永久磁鉄環が発
    生する磁束のN、S交換により感応し交流電動勢を発生
    する、上記組合せ式の内周定部と、 整流器とされ、上述の発電コイルの発生する交流電動勢
    を整流して直流電流を出力する、上記整流器と、 組合せ式の外周定部とされ、感磁の第2上蓋と感磁の第
    2下蓋とを具え、該第2下蓋が内周コイル環を具えてそ
    の中央組合せ溝に上述の内周定部の第1上蓋が組み合わ
    され、該第2下蓋の円周に環状に複数の等間隔の爪部が
    配置され、この両者間に絶縁処理されたマルチカートリ
    ッジ式単一円筒形励磁コイルが設置され、第2上蓋に組
    合せ環が設けられて第2下蓋の内周コイル環に対応し、
    第2上蓋の円周に偶数の等距離に配置された爪形部が設
    けられて組合せ時に第2下蓋の円周に設けられた各爪形
    部と交互に係合し、該励磁コイルに整流器より出力され
    た直流電流が流入する時、第2上蓋と第2下蓋の各爪形
    部が線径連接及び電流作用により磁化されてN、Sが交
    替する電磁石となり、運転中の上述の筒式円盤の外環と
    このN、Sが交替する電磁石に磁場渦流を発生させて制
    動する、上記外周定部と、 を具えたことを特徴とする、自励式発電制動器。
  2. 【請求項2】 二相電力励磁制動の一極ずつ導電コイル
    を巻いて励磁電極を形成する必要がない自励式発電制動
    器において、 中心回転軸と、 感磁の筒式円盤とされ、内環と比較的高い外環を具え、
    内環と外環の間に凹溝があり、該内環に上述の中心回転
    軸が穿置され、該凹溝が設置に供される、上記筒式円盤
    と、 発電用の永久磁鉄環とされ、上述の筒式円盤の内環を圧
    持し並びにそれに伴い回転する、上記永久磁鉄環と、 鉄心式の内周定部とされ、4の倍数個の内向きに延伸さ
    れた等距離固定子が環状に配列されて上述の永久磁鉄環
    に近接し包囲し、各二つの隣接する固定子に絶縁処理さ
    れたコイルが設けられて不間断とされ、そのうち各奇数
    固定子のコイルが相互に直列に連接され、且つ各偶数固
    定子のコイルも相互に直列に連接され、上述の永久磁鉄
    環に近接する固定子がN、S極性の交替配列をなし、一
    旦上述の永久磁鉄環が回転すると各一つのコイルが内側
    の二つの固定子と上述の永久磁鉄環の発生する磁束の
    N、S交換により感応して二相式交流電動勢を発生す
    る、上記鉄心式の内周定部と、 二つの整流器とされ、二相式コイルの発生する二相式交
    流電動勢を整流して二組の直流電流を出力する、上記二
    つの整流器と、 組合せ式の外周定部とされ、感磁の第2上蓋と感磁の第
    2下蓋とを具え、該第2下蓋の中央に組合せ溝が設けら
    れて上述の鉄心式の内周定部に套設され、該第2下蓋が
    内周コイル環と偶数個が円周上に等距離に環状に配列さ
    れた爪形部を具え、この両者間に絶縁処理されたマルチ
    カートリッジ式単一円筒形励磁コイルが置かれ、上述の
    第2上蓋に一つの組合せ環設けられて第2下蓋の内周コ
    イル環に対応し、該第2上蓋の円周上にも偶数個の等距
    離に配列された爪形部が設けられ、組合せ時に上述の第
    2下蓋の円周上の各爪形部と交互に係合し、一旦上述の
    励磁コイルに上述の二つの整流器の出力した二組の直流
    電流の一方が流入すると、該第2上蓋と該第2下蓋の各
    爪形部が線径連接と電流作用により磁化してN、S交替
    の電磁石を成し、運転中の上記感磁の筒式円盤の外環が
    このN、S交替の電磁石と磁場渦流を発生して制動す
    る、上記組合せ式の外周定部と、 を具えたことを特徴とする、自励式発電制動器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106451835A (zh) * 2016-08-31 2017-02-22 杭州中科伺尔沃电机技术有限公司 低能耗短轴距高性能伺服电机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106451835A (zh) * 2016-08-31 2017-02-22 杭州中科伺尔沃电机技术有限公司 低能耗短轴距高性能伺服电机
CN106451835B (zh) * 2016-08-31 2023-09-22 杭州中科伺尔沃电机技术有限公司 低能耗短轴距高性能伺服电机

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