JP3075274U - 複合ボード製造方法 - Google Patents
複合ボード製造方法Info
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- JP3075274U JP3075274U JP2000004758U JP2000004758U JP3075274U JP 3075274 U JP3075274 U JP 3075274U JP 2000004758 U JP2000004758 U JP 2000004758U JP 2000004758 U JP2000004758 U JP 2000004758U JP 3075274 U JP3075274 U JP 3075274U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本考案は、円筒状植物茎を使った複合ボードの
製造方法に関するものである。 【解決手段】シート状物の片面の2辺に、にあらかじめ
MDFを固定しておくことにより、円筒状の丸茎が簡単
に平面単層状に配置でき、あらかじめ円筒状茎をすだれ
状に編んでおく必要がない。
製造方法に関するものである。 【解決手段】シート状物の片面の2辺に、にあらかじめ
MDFを固定しておくことにより、円筒状の丸茎が簡単
に平面単層状に配置でき、あらかじめ円筒状茎をすだれ
状に編んでおく必要がない。
Description
【0001】
本考案は、円筒状の植物茎一層をコア材とする複合ボードの製造方法に関する ものである。
【0002】
従来、円筒状の茎をそのまま利用してボードを製造するときは、あらかじめ、 その円筒状の茎を糸で編んで固定し、すだれ状のシートを形成しその後、表面材 を貼り付ける方法が取れている。
【0003】 しかし、円筒状の植物茎をすだれ状に編むためには特殊技能が必要で、熟練技 術者が必要であった。しかもこの作業は生産性が悪くすだれ状シートを編むため には多くの時間を費やし、複合ボードを製造する工程において、ボード生産性を 向上するための障害となっている。また、すだれ状に編む作業においては、一定 の寸法の円筒状植物茎が必要で、細すぎたり太すぎるもの、または短い茎は編む ことができず、有効利用されないできた。
【0004】
解決しようとする問題点は、複合ボード製造工程において、円筒状植物茎を編 んですだれ状シートを製造する工程は特殊技能と作業時間が多く必要で、ボード の生産性が悪い点である。
【0005】
本考案は、図1のように表面シート状物の2辺にあらかじめMDFの角材を固 定しておき、その間に接着剤があらかじめ塗布された円筒状植物茎を平面単層状 に配置し、その上に表面シート状物をのせ、熱圧プレスによって一定厚さに成型 することを特徴とする。円筒状植物茎に接着剤を塗布するかわりにシート状物の 内側に熱可塑性樹脂層がラミネートまたはコートされていれば、茎にあらかじめ 接着剤を塗布する必要はなく、その熱可塑性樹脂層が接着剤となり、植物茎とシ ート状物が接着され強度が発現する。
【0006】
円筒状の植物茎を複合ボードに加工する工程において製造方法の変更によって 、円筒状植物茎をあらかじめすだれ状に編む工程をなくすことができた。
【0007】
70g/m2のクラフト紙の外側に30ミクロンのポリエチレン樹脂がラミネ ートされているシートの2辺にあらかじめMDFの角材を貼り付け、表面材の内 側の長いほうの辺にその辺と同じ長さにMDFの角材を接着して固定した。
【0008】 次に、図2のように、固定されているMDFの間にあらかじめスプレーによっ て接着剤が塗布されている高粱茎を平面単層状になるよう配置した。側面が固定 されているため、10本から20本をまとめて挿入でき、重なった部分があって も容易に平面単層となるよう調整できた。次に下面と同様のシートをのせ、13 0℃3分間熱圧力し複合ボードを得た。
【0009】 図3は、本考案により製造された複合ボードであって、円筒状の茎をすだれ状 に編んで製造した複合板と同じものができた。本実施例と同様に、熱可塑性樹脂 としてエチレン酢酸ビニル共重合樹脂を用いたシート状物で、その熱可塑性樹脂 面を内側にすることで、高粱茎にあらかじめ接着剤を塗布しなくても同様の複合 ボードが製造できた。
【0010】
以上説明したように本考案により、円筒状の丸茎をあらかじめすだれ状に編む 必要がなく、製造工程が非常に簡略化された。これによって、人件費の削減等で 複合板の製造コストが低下することができた。さらにシート状物の外側に熱可塑 性樹脂層くるように製造された複合ボードでは、ボードの吸湿性を低下すること ができた。また、熱可塑性樹脂層がシート状物の内側では、熱可塑性樹脂層が接 着剤となり、あらかじめ高粱茎に接着剤を塗布しておく工程が省けた。
【0011】 また、本考案により製造された複合板を畳床として用いた場合、畳表のい草を 巻き込んだあとの固定に使用するタッカーや縫製マシンの針は両端のMDFに対 してで使用可能であった。
【図1】表面シート状物にMDFが接着された様子。
【図2】シート上に円筒状植物茎を平面単層状に配置し
たところ。
たところ。
【図3】円柱状植物茎をシート状物ではさみ熱圧した複
合板
合板
1 表面シート状物 2 MDF角材 3 円筒状植物茎
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月28日(2000.9.2
8)
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
Claims (2)
- 【請求項1】 紙または厚紙からなるシート状物の2辺
の端末に、MDF(中質繊維板)を固定しておき、その
中に、あらかじめ接着剤が塗布されたとうもろこし、高
粱、さとうきびまたは葦からなる円筒状の植物茎を平面
単層状に配置し、さらに上に紙または厚紙からなるシー
ト状物を置きプレス成型して一体化する複合ボードの製
造方法。 - 【請求項2】 請求項1シート状物として、紙または厚
紙に熱可塑性樹脂がコートまたはラミネートされている
シート状物、紙または厚紙のに熱可塑性樹脂フィルムを
積層したシート状物または紙または厚紙に金属箔がラミ
ネートされているシート状物を用いて、請求項1と同様
に複合ボードを製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004758U JP3075274U (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 複合ボード製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004758U JP3075274U (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 複合ボード製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3075274U true JP3075274U (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=43208401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000004758U Expired - Lifetime JP3075274U (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 複合ボード製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3075274U (ja) |
-
2000
- 2000-07-06 JP JP2000004758U patent/JP3075274U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |