JP3075044B2 - 蓄熱型燃焼器 - Google Patents
蓄熱型燃焼器Info
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- JP3075044B2 JP3075044B2 JP05268421A JP26842193A JP3075044B2 JP 3075044 B2 JP3075044 B2 JP 3075044B2 JP 05268421 A JP05268421 A JP 05268421A JP 26842193 A JP26842193 A JP 26842193A JP 3075044 B2 JP3075044 B2 JP 3075044B2
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- valve
- combustion air
- burner
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、蓄熱型燃焼器、特
に、バーナーの燃焼停止時、炉内の高温の燃焼排ガスに
よって、排ガス用開閉弁が焼損することを確実に防止で
きる蓄熱型燃焼器に関するものである。
に、バーナーの燃焼停止時、炉内の高温の燃焼排ガスに
よって、排ガス用開閉弁が焼損することを確実に防止で
きる蓄熱型燃焼器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】蓄熱型燃焼器は、加熱炉や溶解炉等に使
用されているが、加熱炉に取り付けられた従来の蓄熱型
燃焼器について、図面を参照しながら説明する。
用されているが、加熱炉に取り付けられた従来の蓄熱型
燃焼器について、図面を参照しながら説明する。
【０００３】図４は、加熱炉に取り付けられた、従来の
蓄熱型燃焼器の断面図、図５は、加熱炉に取り付けられ
た、従来の蓄熱型燃焼器の平面図である。
蓄熱型燃焼器の断面図、図５は、加熱炉に取り付けられ
た、従来の蓄熱型燃焼器の平面図である。
【０００４】図４において、１２ａは、後述するバーナ
ーに燃料ガスを供給するための燃料ガス配管、１ａは、
燃料ガス配管１２ａの途中に設けられた燃料ガス用開閉
弁、１３ａは、後述する蓄熱室に接続された排ガス配
管、２ａは、排ガス配管１３ａの途中に設けられた排ガ
ス用開閉弁、１４ａは、前記蓄熱室に接続された燃焼空
気配管、３ａは、燃焼空気配管１４ａの途中に設けられ
た燃焼空気用開閉弁、４ａは、前記バーナーのパイロッ
トバーナー、５は、燃焼空気配管１４ａに接続された燃
焼空気用ブロワー、６は、排ガス配管１３ａに接続され
た排ガス用ブロワー、７は、加熱炉の炉体９の上壁に設
けられたダンパー、８は、ダンパー７のアクチエータ
ー、１０ａは、後述するバーナー１１ａに付設された蓄
熱室である。蓄熱室１０ａの内部には、セラミック製ボ
ールやセラミック製ハニカムからなる蓄熱体１７が収容
されており、炉体９内の高温の排ガスを蓄熱するように
なっている。そして、１１ａは、炉体９の側壁に設けら
れた燃焼用バーナーであり、バーナー１１ａの下流側に
既出の蓄熱室１０ａが設けられている。以上のものが、
バーナー１基分の構成要素であるが、本バーナーの特徴
として、２基のバーナーが対となり、一方が燃焼サイク
ルにある時は、他方が蓄熱サイクルにあるという具合
に、交互に燃焼を行う。図４において付番ｂを添えたも
のは、対をなす他方のバーナーに関するものである。
ーに燃料ガスを供給するための燃料ガス配管、１ａは、
燃料ガス配管１２ａの途中に設けられた燃料ガス用開閉
弁、１３ａは、後述する蓄熱室に接続された排ガス配
管、２ａは、排ガス配管１３ａの途中に設けられた排ガ
ス用開閉弁、１４ａは、前記蓄熱室に接続された燃焼空
気配管、３ａは、燃焼空気配管１４ａの途中に設けられ
た燃焼空気用開閉弁、４ａは、前記バーナーのパイロッ
トバーナー、５は、燃焼空気配管１４ａに接続された燃
焼空気用ブロワー、６は、排ガス配管１３ａに接続され
た排ガス用ブロワー、７は、加熱炉の炉体９の上壁に設
けられたダンパー、８は、ダンパー７のアクチエータ
ー、１０ａは、後述するバーナー１１ａに付設された蓄
熱室である。蓄熱室１０ａの内部には、セラミック製ボ
ールやセラミック製ハニカムからなる蓄熱体１７が収容
されており、炉体９内の高温の排ガスを蓄熱するように
なっている。そして、１１ａは、炉体９の側壁に設けら
れた燃焼用バーナーであり、バーナー１１ａの下流側に
既出の蓄熱室１０ａが設けられている。以上のものが、
バーナー１基分の構成要素であるが、本バーナーの特徴
として、２基のバーナーが対となり、一方が燃焼サイク
ルにある時は、他方が蓄熱サイクルにあるという具合
に、交互に燃焼を行う。図４において付番ｂを添えたも
のは、対をなす他方のバーナーに関するものである。
【０００５】このように構成されている蓄熱型燃焼器
が、図５に示すように、炉体９の左右の側壁にそれぞれ
６個づつ、各々対向して設けられている。即ち、炉体９
には、６ペアの蓄熱型燃焼器が設けられている。図４に
おいては、一方の側壁の蓄熱型燃焼器の構成要素には、
添字ａを付し、他方の側壁の蓄熱型燃焼器の構成要素に
は、添字ｂを付した。
が、図５に示すように、炉体９の左右の側壁にそれぞれ
６個づつ、各々対向して設けられている。即ち、炉体９
には、６ペアの蓄熱型燃焼器が設けられている。図４に
おいては、一方の側壁の蓄熱型燃焼器の構成要素には、
添字ａを付し、他方の側壁の蓄熱型燃焼器の構成要素に
は、添字ｂを付した。
【０００６】上述した従来の蓄熱型燃焼器によって、炉
体９内に装入された鋼板等の被加熱材は、以下のように
して加熱される。
体９内に装入された鋼板等の被加熱材は、以下のように
して加熱される。
【０００７】 排ガス用開閉弁２ａを閉じ、燃焼空気
用開閉弁３ａを開いて、燃焼空気配管１４ａから燃焼空
気をバーナー１１ａに供給する。この後、一瞬遅らせ
て、燃料ガス用開閉弁１ａを開いて、燃料ガス配管１２
ａから燃焼排ガスをバーナー１１ａに供給する。このよ
うに、燃料ガス用開閉弁１ａと燃焼空気用開閉弁３ａと
に時間差を設けるのは、燃焼に先立って蓄熱室１０ａ内
に残存している燃焼排ガスを空気に置換するためであ
る。燃料ガス用開閉弁１ａの開と同時に、パイロットバ
ーナー４ａに点火する。これによって、燃料ガスに着火
して、炉体９内の被加熱材が一方のバーナー１１ａによ
って加熱される。
用開閉弁３ａを開いて、燃焼空気配管１４ａから燃焼空
気をバーナー１１ａに供給する。この後、一瞬遅らせ
て、燃料ガス用開閉弁１ａを開いて、燃料ガス配管１２
ａから燃焼排ガスをバーナー１１ａに供給する。このよ
うに、燃料ガス用開閉弁１ａと燃焼空気用開閉弁３ａと
に時間差を設けるのは、燃焼に先立って蓄熱室１０ａ内
に残存している燃焼排ガスを空気に置換するためであ
る。燃料ガス用開閉弁１ａの開と同時に、パイロットバ
ーナー４ａに点火する。これによって、燃料ガスに着火
して、炉体９内の被加熱材が一方のバーナー１１ａによ
って加熱される。
【０００８】 バーナー１１ａからの燃焼排ガスは、
他方のバーナー１１ｂに向かって流れる。但し、全燃焼
排ガス量の約２０％は、開かれたダンパー７から炉体９
外に放出される。これは、蓄熱室１０ｂに燃焼排ガスの
全量を通すと、蓄熱サイクルを通じて燃焼排ガスが放出
する顕熱と、燃焼サイクルを通じて燃焼空気が持ち去る
顕熱とのバランスから蓄熱室の出口温度が高くなりすぎ
るためである。従って、全燃焼排ガス量の約８０％は、
バーナー１１ｂを通って蓄熱室１０ｂ内に入る。これに
よって、蓄熱室１０ｂ内の蓄熱体１７は、燃焼排ガスの
保有する顕熱によって加熱される。この状態は、蓄熱体
１７が熱的に飽和し、蓄熱室１０ｂ出口の燃焼排ガス温
度が急激に上昇し始めるまで行われる。
他方のバーナー１１ｂに向かって流れる。但し、全燃焼
排ガス量の約２０％は、開かれたダンパー７から炉体９
外に放出される。これは、蓄熱室１０ｂに燃焼排ガスの
全量を通すと、蓄熱サイクルを通じて燃焼排ガスが放出
する顕熱と、燃焼サイクルを通じて燃焼空気が持ち去る
顕熱とのバランスから蓄熱室の出口温度が高くなりすぎ
るためである。従って、全燃焼排ガス量の約８０％は、
バーナー１１ｂを通って蓄熱室１０ｂ内に入る。これに
よって、蓄熱室１０ｂ内の蓄熱体１７は、燃焼排ガスの
保有する顕熱によって加熱される。この状態は、蓄熱体
１７が熱的に飽和し、蓄熱室１０ｂ出口の燃焼排ガス温
度が急激に上昇し始めるまで行われる。
【０００９】 蓄熱室１０ａの出口の燃焼排ガス温度
が急激に上昇し始めると同時に、排ガス用開閉弁２ａを
開き、燃焼空気用開閉弁３ａおよび燃料ガス用開閉弁１
ａを閉じる。これと同時に、排ガス用開閉弁２ｂを閉
じ、燃焼空気用開閉弁３ｂを開く。これによって、燃焼
空気は、蓄熱室１０ｂ内の蓄熱体１７の保有する熱によ
って加熱され、バーナー１１ｂに向かって流れる。一瞬
遅れて、燃料ガス用開閉弁１ｂを開く。燃料ガス用開閉
弁１ｂと燃焼空気用開閉弁３ｂとに時間差を設ける理由
は、上述した場合におけると同様である。そして、同時
にパイロットバーナー４ｂに点火する。これによって、
燃料ガスに着火して、炉体９内の被加熱材が今度は、他
方のバーナー１１ｂによって加熱される。このように、
バーナー１１ｂからの燃焼ガスの燃焼に際して、一方の
バーナー１１ａによる燃焼ガスの保有熱が有効利用され
る。
が急激に上昇し始めると同時に、排ガス用開閉弁２ａを
開き、燃焼空気用開閉弁３ａおよび燃料ガス用開閉弁１
ａを閉じる。これと同時に、排ガス用開閉弁２ｂを閉
じ、燃焼空気用開閉弁３ｂを開く。これによって、燃焼
空気は、蓄熱室１０ｂ内の蓄熱体１７の保有する熱によ
って加熱され、バーナー１１ｂに向かって流れる。一瞬
遅れて、燃料ガス用開閉弁１ｂを開く。燃料ガス用開閉
弁１ｂと燃焼空気用開閉弁３ｂとに時間差を設ける理由
は、上述した場合におけると同様である。そして、同時
にパイロットバーナー４ｂに点火する。これによって、
燃料ガスに着火して、炉体９内の被加熱材が今度は、他
方のバーナー１１ｂによって加熱される。このように、
バーナー１１ｂからの燃焼ガスの燃焼に際して、一方の
バーナー１１ａによる燃焼ガスの保有熱が有効利用され
る。
【００１０】上述したように、従来の蓄熱型燃焼器は、
ペアをなす一方の燃焼器が燃焼中は、他方の燃焼器が蓄
熱側にまわり、一定時間経過後、この役割を交代するこ
とを繰り返し行うものである。
ペアをなす一方の燃焼器が燃焼中は、他方の燃焼器が蓄
熱側にまわり、一定時間経過後、この役割を交代するこ
とを繰り返し行うものである。
【００１１】この例のように、複数ペアの燃焼器を有す
る場合において、炉の燃焼負荷を下げたい場合には、あ
る程度、即ち、定格の１／２、１／３程度までは、一律
に燃料および空気量を絞る（以下、ターンダウンとい
う）。それ以上、燃焼負荷を下げたい場合には、火炎の
リフト等の問題から、燃焼器を１ペア単位で間引く。例
えば、定格の１／４の負荷にしたい場合には、全体の１
／２のペアの燃焼器を消火モードにし、残りの１／２の
ペアの燃焼器を定格の１／２の負荷で燃焼させる（以
下、バーナー間引きという）。
る場合において、炉の燃焼負荷を下げたい場合には、あ
る程度、即ち、定格の１／２、１／３程度までは、一律
に燃料および空気量を絞る（以下、ターンダウンとい
う）。それ以上、燃焼負荷を下げたい場合には、火炎の
リフト等の問題から、燃焼器を１ペア単位で間引く。例
えば、定格の１／４の負荷にしたい場合には、全体の１
／２のペアの燃焼器を消火モードにし、残りの１／２の
ペアの燃焼器を定格の１／２の負荷で燃焼させる（以
下、バーナー間引きという）。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た、従来の蓄熱型燃焼器は、次のような問題を有してい
る。即ち、上述したバーナー間引き運転により炉の燃焼
負荷を下げる場合において、炉内の高温の燃焼排ガス
が、間引きされ、消火モードにある燃焼器の排ガス用開
閉弁２ａ、２ｂ内に流れ、これによって、排ガス用開閉
弁２ａ、２ｂの弁シート、弁棒のシール部等、熱に弱い
部分が焼損する。なお、消火モードにある燃焼器の排ガ
ス用開閉弁２ａ、２ｂ内に炉内の高温の燃焼排ガスが流
れるのは、排ガス用ブロワー６は、全燃焼器に共通して
使用されるので、消火モードにある燃焼器の排ガス用開
閉弁２ａ、２ｂにも常時、吸引力が作用しているからで
ある。
た、従来の蓄熱型燃焼器は、次のような問題を有してい
る。即ち、上述したバーナー間引き運転により炉の燃焼
負荷を下げる場合において、炉内の高温の燃焼排ガス
が、間引きされ、消火モードにある燃焼器の排ガス用開
閉弁２ａ、２ｂ内に流れ、これによって、排ガス用開閉
弁２ａ、２ｂの弁シート、弁棒のシール部等、熱に弱い
部分が焼損する。なお、消火モードにある燃焼器の排ガ
ス用開閉弁２ａ、２ｂ内に炉内の高温の燃焼排ガスが流
れるのは、排ガス用ブロワー６は、全燃焼器に共通して
使用されるので、消火モードにある燃焼器の排ガス用開
閉弁２ａ、２ｂにも常時、吸引力が作用しているからで
ある。
【００１３】従って、この発明の目的は、消火モードに
ある燃焼器の排ガス用開閉弁が炉内の高温の燃焼排ガス
によって焼損することを確実に防止できる蓄熱型燃焼器
を提供することにある。
ある燃焼器の排ガス用開閉弁が炉内の高温の燃焼排ガス
によって焼損することを確実に防止できる蓄熱型燃焼器
を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】この発明は、燃焼ガスを
燃焼させることによって、炉体内に装入された被加熱材
を加熱するためのバーナーと、前記バーナーの下流側に
設けられた蓄熱室と、前記バーナーに前記蓄熱室を介し
て燃焼空気を供給するための燃焼空気配管と、前記燃焼
空気配管の途中に設けられた燃焼空気用開閉弁と、前記
炉体内の高温の燃焼排ガスを前記蓄熱室を介して前記炉
体外に排出するための排ガス配管と、前記排ガス配管の
途中に設けられた排ガス用開閉弁とからなる蓄熱型燃焼
器において、前記燃焼空気用開閉弁の入側と前記排ガス
用開閉弁の入側との間がバイパス配管によって連結さ
れ、前記バイパス配管には、補助開閉弁が設けられ、前
記バーナーの燃焼停止時には、前記補助開閉弁を開いて
前記燃焼空気配管から常温の燃焼空気を前記排ガス用開
閉弁の入側に供給し、かくして、前記炉体内の高温の燃
焼排ガスによる前記排ガス用開閉弁の焼損を防止するこ
とに特徴を有するものである。
燃焼させることによって、炉体内に装入された被加熱材
を加熱するためのバーナーと、前記バーナーの下流側に
設けられた蓄熱室と、前記バーナーに前記蓄熱室を介し
て燃焼空気を供給するための燃焼空気配管と、前記燃焼
空気配管の途中に設けられた燃焼空気用開閉弁と、前記
炉体内の高温の燃焼排ガスを前記蓄熱室を介して前記炉
体外に排出するための排ガス配管と、前記排ガス配管の
途中に設けられた排ガス用開閉弁とからなる蓄熱型燃焼
器において、前記燃焼空気用開閉弁の入側と前記排ガス
用開閉弁の入側との間がバイパス配管によって連結さ
れ、前記バイパス配管には、補助開閉弁が設けられ、前
記バーナーの燃焼停止時には、前記補助開閉弁を開いて
前記燃焼空気配管から常温の燃焼空気を前記排ガス用開
閉弁の入側に供給し、かくして、前記炉体内の高温の燃
焼排ガスによる前記排ガス用開閉弁の焼損を防止するこ
とに特徴を有するものである。
【００１５】
【作用】燃焼空気用開閉弁の入側と排ガス用開閉弁の入
側との間にバイパス配管を設け、バイパス配管に補助開
閉弁を設け、バーナーの燃焼停止時に、補助開閉弁を開
いて、常温の燃焼空気を排ガス用開閉弁の入側に供給す
れば、炉内の高温の燃焼排ガスが排ガス用開閉弁内にに
流れ込まない。従って、排ガス用開閉弁の焼損を防止す
ることができる。
側との間にバイパス配管を設け、バイパス配管に補助開
閉弁を設け、バーナーの燃焼停止時に、補助開閉弁を開
いて、常温の燃焼空気を排ガス用開閉弁の入側に供給す
れば、炉内の高温の燃焼排ガスが排ガス用開閉弁内にに
流れ込まない。従って、排ガス用開閉弁の焼損を防止す
ることができる。
【００１６】
【実施例】次に、この発明の蓄熱型燃焼器の一実施態様
を、図面を参照しながら説明する。
を、図面を参照しながら説明する。
【００１７】図１は、加熱炉に取り付けられた、この発
明の蓄熱型燃焼器の断面図、図２は、加熱炉に取り付け
られた、この発明の蓄熱型燃焼器の平面図である。
明の蓄熱型燃焼器の断面図、図２は、加熱炉に取り付け
られた、この発明の蓄熱型燃焼器の平面図である。
【００１８】図１および図２において、図４および図５
におけると同一番号は、同一物を示し、説明は省略す
る。１５ａ、１５ｂは、燃焼空気用開閉弁３ａ、３ｂの
入側と排ガス用開閉弁２ａ，２ｂの入側との間に設けら
れたバイパス配管であり、１６ａ、１６ｂは、バイパス
配管１５ａ、１５ｂに設けられた補助開閉弁である。
におけると同一番号は、同一物を示し、説明は省略す
る。１５ａ、１５ｂは、燃焼空気用開閉弁３ａ、３ｂの
入側と排ガス用開閉弁２ａ，２ｂの入側との間に設けら
れたバイパス配管であり、１６ａ、１６ｂは、バイパス
配管１５ａ、１５ｂに設けられた補助開閉弁である。
【００１９】上述した、この発明の蓄熱型燃焼器の燃焼
モードの状態は、従来の蓄熱型燃焼器におけると同様で
あるので、説明は省略する。蓄熱型燃焼器が消火モー
ド、即ち、間引かれたときには、補助開閉弁１６ａ、１
６ｂを開く。これによって、燃焼空気配管１４ａ、１４
ｂから常温の燃焼空気が排ガス用開閉弁２ａ、２ｂの入
側に供給されるので、炉内からの高温の燃焼排ガスが排
ガス用開閉弁２ａ、２ｂ内に流れ込むことを防止でき
る。これによって、排ガス用開閉弁２ａ、２ｂが炉内か
らの高温の燃焼排ガスによって焼損することを確実に防
止できる。
モードの状態は、従来の蓄熱型燃焼器におけると同様で
あるので、説明は省略する。蓄熱型燃焼器が消火モー
ド、即ち、間引かれたときには、補助開閉弁１６ａ、１
６ｂを開く。これによって、燃焼空気配管１４ａ、１４
ｂから常温の燃焼空気が排ガス用開閉弁２ａ、２ｂの入
側に供給されるので、炉内からの高温の燃焼排ガスが排
ガス用開閉弁２ａ、２ｂ内に流れ込むことを防止でき
る。これによって、排ガス用開閉弁２ａ、２ｂが炉内か
らの高温の燃焼排ガスによって焼損することを確実に防
止できる。
【００２０】なお、排ガス用開閉弁２ａ、２ｂの入側へ
の燃焼空気の供給量が少量であれば、補助開閉弁１６
ａ、１６ｂは省略し、燃焼空気を、消火モードにないと
きも含めて排ガス用開閉弁２ａ、２ｂの入側に供給し続
けても何ら問題は生じない。
の燃焼空気の供給量が少量であれば、補助開閉弁１６
ａ、１６ｂは省略し、燃焼空気を、消火モードにないと
きも含めて排ガス用開閉弁２ａ、２ｂの入側に供給し続
けても何ら問題は生じない。
【００２１】図３に、排ガス用開閉弁直前の温度変化の
実績値の一例を示す。図３から明らかなように、この発
明の蓄熱型燃焼器によれば、消火モードとなってから時
間が経過しても排ガス用開閉弁直前の温度は上昇しない
ことが明らかである。
実績値の一例を示す。図３から明らかなように、この発
明の蓄熱型燃焼器によれば、消火モードとなってから時
間が経過しても排ガス用開閉弁直前の温度は上昇しない
ことが明らかである。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、燃焼空気用開閉弁の入側と排ガス用開閉弁の入側と
の間にバイパス配管を設け、バイパス配管に補助開閉弁
を設け、バーナーの燃焼停止時に、補助開閉弁を開い
て、常温の燃焼空気を排ガス用開閉弁の入側に供給すれ
ば、炉内の高温の燃焼排ガスが排ガス用開閉弁に流れな
い。従って、排ガス用開閉弁の焼損を防止することがで
きるといった有用な効果がもたらされる。
ば、燃焼空気用開閉弁の入側と排ガス用開閉弁の入側と
の間にバイパス配管を設け、バイパス配管に補助開閉弁
を設け、バーナーの燃焼停止時に、補助開閉弁を開い
て、常温の燃焼空気を排ガス用開閉弁の入側に供給すれ
ば、炉内の高温の燃焼排ガスが排ガス用開閉弁に流れな
い。従って、排ガス用開閉弁の焼損を防止することがで
きるといった有用な効果がもたらされる。
【図１】加熱炉に取り付けられた、この発明の蓄熱型燃
焼器の断面図である。
焼器の断面図である。
【図２】加熱炉に取り付けられた、この発明の蓄熱型燃
焼器の平面図である。
焼器の平面図である。
【図３】排ガス用開閉弁直前の温度と消火モードとなっ
てからの経過時間との関係を示すブラフである。
てからの経過時間との関係を示すブラフである。
【図４】加熱炉に取り付けられた、従来の蓄熱型燃焼器
の断面図である。
の断面図である。
【図５】加熱炉に取り付けられた、従来の蓄熱型燃焼器
の平面図である。
の平面図である。
１：燃料ガス用開閉弁、 ２：排ガス用開閉弁、 ３：燃焼空気用開閉弁、 ４：パイロットバーナー、 ５：燃焼空気用ブロワー、 ６：排ガス用ブロワー、 ７：ダンパー、 ８：アクチエーター、 ９：炉体、 10：蓄熱室、 11：バーナー、 12：燃料ガス配管、 13：排ガス配管、 14：燃焼空気配管、 15：バイパス配管、 16：補助開閉弁、 17：蓄熱体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F27D 7/02 C21D 1/00 C21D 1/52 F23L 15/02
Claims (1)
- 【請求項１】 燃焼ガスを燃焼させることによって、炉
体内に装入された被加熱材を加熱するためのバーナー
と、前記バーナーに付設された蓄熱室と、前記バーナー
に前記蓄熱室を介して燃焼空気を供給するための燃焼空
気配管と、前記燃焼空気配管の途中に設けられた燃焼空
気用開閉弁と、前記炉体内の高温の燃焼排ガスを前記蓄
熱室を介して前記炉体外に排出するための排ガス配管
と、前記排ガス配管の途中に設けられた排ガス用開閉弁
とからなる蓄熱型燃焼器において、 前記燃焼空気用開閉弁の入側と前記排ガス用開閉弁の入
側との間がバイパス配管によって連結され、前記バイパ
ス配管には、補助開閉弁が設けられ、前記バーナーの燃
焼停止時には、前記補助開閉弁を開いて前記燃焼空気配
管から常温の燃焼空気を前記排ガス用開閉弁の入側に供
給し、かくして、前記炉体内の高温の燃焼排ガスによる
前記排ガス用開閉弁の焼損を防止することを特徴とする
蓄熱型燃焼器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05268421A JP3075044B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 蓄熱型燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05268421A JP3075044B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 蓄熱型燃焼器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07103668A JPH07103668A (ja) | 1995-04-18 |
| JP3075044B2 true JP3075044B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=17458256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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