JP3075020U - 洋式トイレの清掃確認用表示片 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適宜水溶性の紙材によって形成する基片が水
に簡単に溶けるようになり、宿泊客が清掃確認用表示片
を取外して、洋式便器内に捨てることができ、しかも、
清掃確認用表示片を粘着部を利用して便蓋に綺麗に且つ
確実に取付けでき、この綺麗な取付け状態を確実に維持
できる洋式トイレの清掃確認用表示片を提供する。 【解決手段】 適宜水溶性の紙材によって略細長矩形状
の基片１を形成し、この基片１の表面には、洋式トイレ
の清掃が終了したことを表示する表示部２を設け、基片
１の裏面両端部には、適宜粘着部３を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、主に、ホテル等の宿泊施設に於ける洋式トイレの便蓋に取外し容易 に取付けられるもので、洋式トイレを清掃したときに取付けられて、その清掃が 済んでいることを宿泊客に知らせるための洋式トイレの清掃確認用表示片に関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の洋式トイレの清掃確認用表示片としては、例えば、帯状の紙の 表面に、「清掃済」或いは「消毒済」等の印刷が施されており、これを便蓋の表 面がわに取付けていた。しかも、その両端部は、便蓋の裏面がわに折り返される と共に、便蓋と便座とで挟むようにして取付けられていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、前述の如き清掃確認用表示片にあっては、宿泊客がこれを取外して 室内のゴミ箱等に捨てなければならず、また、僅かな外力等によって清掃確認用 表示片が簡単にズレてしまう虞れ等があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで、本考案は、宿泊客が清掃確認用表示片を取外して、洋式便器内に捨て ることができるようにし、また、清掃確認用表示片を便蓋に綺麗に取付けできる ようにすると共に、この綺麗な取付け状態を確実に維持でき、しかも、清掃確認 用表示片を便蓋に能率良く取付けできるようにすべく案出されたもので、請求項 １記載の清掃確認用表示片は、適宜水溶性の紙材によって略細長矩形状の基片１ を形成し、この基片１の表面には、洋式トイレの清掃が終了したことを表示する 表示部２を設け、基片１の裏面両端部には、適宜粘着部３を設ける手段を採用し た。

【０００５】 また、請求項２記載の清掃確認用表示片は、適宜水溶性の紙材を略ロール状に 巻装すると共に、この紙材に所定間隔で切断用切込線５を設け、この切断用切込 線５で切断される紙片で基片１を構成し、この基片１の表面には、洋式トイレの 清掃が終了したことを表示する表示部２を設け、基片１の裏面両端部には、適宜 粘着部３を設ける手段を採用した。

【０００６】 更に、請求項３記載の清掃確認用表示片は、粘着部３を、円形状に形成し、基 片１の両端縁に沿うように配すると共に、適宜間隔で配する手段を採用した。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を図示例について説明すると、次の通りである。 本考案の洋式トイレの清掃確認用表示片は、先ず、水溶性の適宜紙材（紙材を 含んだ適宜複合材でも良い）によって略細長矩形状の基片１を形成する。

【０００８】 そして、この基片１の表面中央部分には、洋式便器Ａの清掃が終了したことを 表示する「消毒済」或いは「清掃済」等の表示部２が適宜印刷手段等によって施 されている。しかも、表示部２は、宿泊客等に目立つように比較的大きく構成さ れている。

【０００９】 更に、基片１の裏面両端部には、適宜粘着部３を設けて、洋式便器Ａの便蓋Ａ １に剥離容易に接着できるように構成されている。

【００１０】 ところで、前記粘着部３は、図に示すように複数の円形状に形成され、これを 基片１の両端縁に沿うように配すると共に、適宜間隔に配するように構成されて いる。すなわち、粘着部３の粘着力が強過ぎることなくバランス良く構成できて 、比較的スムーズに接着、剥離できるように構成されている。

【００１１】 また、基片１は、図３に示すように、適宜水溶性の長尺紙材を略ロール状に巻 装すると共に、この紙材に長手方向に所定間隔で切断用切込線５（例えば、ミシ ン目等）を設け、この切断用切込線５で切断することにより基片１が構成される ようにしても良い。

【００１２】 ところで、基片１の具体的構成、形状、寸法、材質、色彩、表示部２の具体的 構成、寸法、配設位置、具体的表示手段、粘着部３の具体的構成、形状、寸法、 数、配設位置、切断用切込線５の具体的構成、形状、配設位置等は、図示例のも の等に限定されることなく、適宜自由に設定、変更することができるものである 。

【００１３】 本考案の洋式トイレの清掃確認用表示片は、前述の如く構成されており、次に 、その使用例としては、先ず、洋式便器Ａの清掃が終了した後、基片１を便蓋Ａ １の表面中央に載せるようにし、基片１の両端部分を便蓋Ａ１裏面がわに折返す ようにすると共に、粘着部３を便蓋Ａ１裏面に接着させて、清掃確認用表示片の 取付けが完了する。尚、清掃確認用表示片の両端部分は、便蓋Ａ１裏面がわに折 返さずに、粘着部３を介して便蓋Ａ１表面がわ端縁部分に接着できるようにして も良い。

【００１４】

【考案の効果】

従って、本考案の請求項１記載の清掃確認用表示片は、適宜水溶性の紙材によ って略細長矩形状の基片１を形成し、この基片１の表面には、洋式トイレの清掃 が終了したことを表示する表示部２を設け、基片１の裏面両端部には、適宜粘着 部３を設けたので、適宜水溶性の紙材によって形成されている基片１が水に簡単 に溶けるようになるため、宿泊客が清掃確認用表示片を取外して、洋式便器内に 捨てることができるようになる。しかも、清掃確認用表示片を粘着部３を利用し て便蓋に綺麗に且つ確実に取付けできるようになると共に、この綺麗な取付け状 態を確実に維持できるようになる。すなわち、僅かな外力等によって清掃確認用 表示片が簡単にズレてしまうような虞れを解消できるものとなる。

【００１５】 また、本考案の請求項２記載の清掃確認用表示片は、適宜水溶性の紙材を略ロ ール状に巻装すると共に、この紙材に所定間隔で切断用切込線５を設け、この切 断用切込線５で切断される紙片で基片１を構成し、この基片１の表面には、洋式 トイレの清掃が終了したことを表示する表示部２を設け、基片１の裏面両端部に は、適宜粘着部３を設けたので、適宜水溶性の紙材によって形成される基片１が 水に簡単に溶けるようになり、宿泊客が清掃確認用表示片を取外して、洋式便器 内に捨てることができるようになる。特に、適宜水溶性の紙材を略ロール状に巻 装すると共に、この紙材に所定間隔で切断用切込線５を設けてあるので、取扱い 易く、作業性が良好なものとなり、清掃確認用表示片を便蓋Ａ１に能率良く取付 けできるようになる。しかも、清掃確認用表示片を粘着部３を利用して便蓋に綺 麗に且つ確実に取付けできるようになると共に、この綺麗な取付け状態を確実に 維持できるようになる。すなわち、僅かな外力等によって清掃確認用表示片が簡 単にズレてしまうような虞れを解消できるものとなる。

【００１６】 更に、本考案の請求項３記載の清掃確認用表示片は、粘着部３を、円形状に形 成し、基片１の両端縁に沿うように配すると共に、適宜間隔で配したので、粘着 部３の粘着力を強過ぎることなくバランス良く構成できるようになると共に、比 較的比較的スムーズに接着、剥離し易い粘着部３を提供できるようになる。しか して、取扱い易く、作業性が良好な清掃確認用表示片となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の洋式トイレの清掃確認用表示片の使用
例を示す斜視図である。

【図２】本考案の洋式トイレの清掃確認用表示片の一部
省略正面図である。

【図３】本考案の洋式トイレの清掃確認用表示片の他の
実施例を示す一部省略斜視図である。

【符号の説明】

１ 基片 ２ 表示
部 ３ 接着部 ５ 切断用切込線 Ａ 洋式便器 Ａ１ 便蓋

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 適宜水溶性の紙材によって略細長矩形状
   の基片を形成し、この基片の表面には、洋式トイレの清
   掃が終了したことを表示する表示部を設け、基片の裏面
   両端部には、適宜粘着部を設けたことを特徴とする洋式
   トイレの清掃確認用表示片。
2. 【請求項２】 適宜水溶性の紙材を略ロール状に巻装す
   ると共に、この紙材に所定間隔で切断用切込線を設け、
   この切断用切込線で切断される紙片で基片を構成し、こ
   の基片の表面には、洋式トイレの清掃が終了したことを
   表示する表示部を設け、基片の裏面両端部には、適宜粘
   着部を設けたことを特徴とする洋式トイレの清掃確認用
   表示片。
3. 【請求項３】 粘着部を、円形状に形成し、基片の両端
   縁に沿うように配すると共に、適宜間隔で配したことを
   特徴とする請求項１または請求項２記載の洋式トイレの
   清掃確認用表示片。