JP3074614B2 - 建築物直上部に障害物がある場合のパネル工法におけるパネル天井施工法 - Google Patents
建築物直上部に障害物がある場合のパネル工法におけるパネル天井施工法Info
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- JP3074614B2 JP3074614B2 JP05156623A JP15662393A JP3074614B2 JP 3074614 B2 JP3074614 B2 JP 3074614B2 JP 05156623 A JP05156623 A JP 05156623A JP 15662393 A JP15662393 A JP 15662393A JP 3074614 B2 JP3074614 B2 JP 3074614B2
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Description
【産業上の利用分野】本発明は、建築物直上部に障害物
がある場合のパネル天井施工法に関する。
がある場合のパネル天井施工法に関する。
【従来の技術】建築物が直上部に障害物を有する場合、
例えば人工地盤内に建てられる住戸では、１次構造の柱
と梁及び床とで構成された多層の人工地盤における各層
の床上を通常の宅地と同様にみなし個建て住戸が建設さ
れる。この人工地盤の規模は３〜５層程度で、各層の床
上に２階建ての住戸（２次構造体）が建設される。２次
構造の住戸は通常個人住宅であり、所有者が希望する間
取りと構造が選択される。こうした住戸の建設は、人工
地盤の鉄筋コンクリート造床を宅地とみなして２階建て
の木造又は軽量鉄骨造の建物が建設される。この場合、
図１２に示す如く、住戸１は上階の人工地盤２で上方空
間を制約された状態で施工しなければならないため、ク
レーン、ウインチ等の吊り代を確保出来ず、パネル工法
の建築物を施工する際には、そのパネル天井は、人力に
より取り付けするか若しくは住戸１内に入る小型機械に
よる揚重、取付けによるしかなかった。
例えば人工地盤内に建てられる住戸では、１次構造の柱
と梁及び床とで構成された多層の人工地盤における各層
の床上を通常の宅地と同様にみなし個建て住戸が建設さ
れる。この人工地盤の規模は３〜５層程度で、各層の床
上に２階建ての住戸（２次構造体）が建設される。２次
構造の住戸は通常個人住宅であり、所有者が希望する間
取りと構造が選択される。こうした住戸の建設は、人工
地盤の鉄筋コンクリート造床を宅地とみなして２階建て
の木造又は軽量鉄骨造の建物が建設される。この場合、
図１２に示す如く、住戸１は上階の人工地盤２で上方空
間を制約された状態で施工しなければならないため、ク
レーン、ウインチ等の吊り代を確保出来ず、パネル工法
の建築物を施工する際には、そのパネル天井は、人力に
より取り付けするか若しくは住戸１内に入る小型機械に
よる揚重、取付けによるしかなかった。
【発明が解決しようとする課題】叙上の事情から直上部
に障害物がある場合には、パネル天井の施工について
は、省人化が出来ず、また、大型機械による揚重の利点
が享受し得なという問題点があった。本発明は、大型機
械の揚重のもとで簡単に取付施工のできる建築物直上部
に障害物がある場合のパネル天井施工法を提供すること
を目的としている。
に障害物がある場合には、パネル天井の施工について
は、省人化が出来ず、また、大型機械による揚重の利点
が享受し得なという問題点があった。本発明は、大型機
械の揚重のもとで簡単に取付施工のできる建築物直上部
に障害物がある場合のパネル天井施工法を提供すること
を目的としている。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の施工法は、パネル工法の建築において、耐
力壁天端に天井パネル収納用ガイドレールを敷設し、天
井パネルは水平押し出し装置を備えた走行式揚重機に搭
載して当該水平押し出し装置を介して建物外より該ガイ
ドレール間に挿入組み付けするとしたものである。
に、本発明の施工法は、パネル工法の建築において、耐
力壁天端に天井パネル収納用ガイドレールを敷設し、天
井パネルは水平押し出し装置を備えた走行式揚重機に搭
載して当該水平押し出し装置を介して建物外より該ガイ
ドレール間に挿入組み付けするとしたものである。
【作用】上記のように構成された施工法にあっては、天
井パネルの組み付けに際し、建築物直上部に障害物があ
っても走行式の比較的大型の揚重機（住戸内で使用可の
小型機に比して）を用いて外部から搬入が可能であり、
かつ、その搬入組み付けも単に揚重機から水平に押し出
すだけで済んでしまうため、迅速にとり行なうことがで
きる。
井パネルの組み付けに際し、建築物直上部に障害物があ
っても走行式の比較的大型の揚重機（住戸内で使用可の
小型機に比して）を用いて外部から搬入が可能であり、
かつ、その搬入組み付けも単に揚重機から水平に押し出
すだけで済んでしまうため、迅速にとり行なうことがで
きる。
【実施例】実施例について図を参照して説明すると、本
発明施工法の概略は図１に示される如く、耐力壁３，３
天端間に敷設の天井パネル収納用ガイドレール５に天井
パネル４を外部より水平押し込みして組み付けするとし
たもので、吊り込み揚重台を要することなくスライドガ
イドのみにて組み付けし得るようにしたものである。以
下、これを詳細に図２〜図１１にて説明する。図２〜図
８は天井パネル４の製作例を示し、組立架台６，…上に
パネル下端コンパネ７を載せ（図２）、軽量鉄骨（Ｃ型
鋼）フレーム８をコンパネ７に取り付け、仕上げ天井吊
りボルト用木下地９，…及び内蔵ブレース１０をセット
する（図３（ａ））。該フレーム８については図３
（ｂ）に示される如く、小口補強鉄骨取付用ボルト１
１，１１が先付けにて取り付けされると共にブレース取
付用金物１０ａが予じめ一体設される。フレーム８内に
グラスウール（断熱材）１２を充填する（図４）。パネ
ル上端コンパネ１３を貼り付けする（図５）。下面にシ
ューとしての高密度ポリエチレンテープ１４を貼り付け
た小口補強鉄骨１５を取り付ける（図６）。その手順は
図７、図８に示す如く該ボルト１１，１１に対して小口
補強鉄骨１５を嵌着させ（図７）、ナット締めにて締結
させるものである（図８）。天井パネル４のガイドレー
ル５への納まりは図９に詳示される。すなわち、耐力壁
３，３の上に架設の基枠１６，１６上に天井パネル４の
端部を受け入れる軽量鉄骨よりなる天井パネル収納用ガ
イドレール５，５を敷設する。しかして、天井パネル４
は両端部をガイドレール５，５に受け入れられた態様で
もって組み込まれる。所定の位置にて固定ボルト１７で
位置決めする。該木下地９を利用して吊りボルト１８を
金具１９を介して吊下したうえ、吊りボルト１８下端に
金具２０を介して仕上げ天井２１を取り付ける。一方、
天井パネル４の外周については、目隠しパネル２２が止
着されて化粧される。図１０（ａ）〜（ｃ）は水平押し
出し装置を備えた走行式揚重機の例を示す。すなわち、
走行式揚重機２３の起伏可能なマストガイド２３ａに嵌
挿の昇降自在なマスト２３ｂの上端部には水平押し出し
ジャッキ２３ｃが備えられ、フォーク状の荷架台２３ｄ
は昇降自在、パネル４，…の積層搭載が可能である。叙
上揚重機２３によるパネル４の搬入・組み付け手順は図
１１（ａ）〜（ｃ）に示される。すなわち、天井パネル
４，…を抱え込み、取付現場に移動する（ａ）。マスト
２３ｂの上昇，荷架台２３ｄの上昇によって最上位のパ
ネル４をレベル合わせしたところで、水平押し出しジャ
ッキ２３ｃにてパネル４をガイドレール５に押し出す
（ｂ）。荷架台２３ｄを順次上昇させて、次位のパネル
４を順次レベル合わせしたうえで、パネル４をガイドレ
ール５へ送り出す（ｃ）。
発明施工法の概略は図１に示される如く、耐力壁３，３
天端間に敷設の天井パネル収納用ガイドレール５に天井
パネル４を外部より水平押し込みして組み付けするとし
たもので、吊り込み揚重台を要することなくスライドガ
イドのみにて組み付けし得るようにしたものである。以
下、これを詳細に図２〜図１１にて説明する。図２〜図
８は天井パネル４の製作例を示し、組立架台６，…上に
パネル下端コンパネ７を載せ（図２）、軽量鉄骨（Ｃ型
鋼）フレーム８をコンパネ７に取り付け、仕上げ天井吊
りボルト用木下地９，…及び内蔵ブレース１０をセット
する（図３（ａ））。該フレーム８については図３
（ｂ）に示される如く、小口補強鉄骨取付用ボルト１
１，１１が先付けにて取り付けされると共にブレース取
付用金物１０ａが予じめ一体設される。フレーム８内に
グラスウール（断熱材）１２を充填する（図４）。パネ
ル上端コンパネ１３を貼り付けする（図５）。下面にシ
ューとしての高密度ポリエチレンテープ１４を貼り付け
た小口補強鉄骨１５を取り付ける（図６）。その手順は
図７、図８に示す如く該ボルト１１，１１に対して小口
補強鉄骨１５を嵌着させ（図７）、ナット締めにて締結
させるものである（図８）。天井パネル４のガイドレー
ル５への納まりは図９に詳示される。すなわち、耐力壁
３，３の上に架設の基枠１６，１６上に天井パネル４の
端部を受け入れる軽量鉄骨よりなる天井パネル収納用ガ
イドレール５，５を敷設する。しかして、天井パネル４
は両端部をガイドレール５，５に受け入れられた態様で
もって組み込まれる。所定の位置にて固定ボルト１７で
位置決めする。該木下地９を利用して吊りボルト１８を
金具１９を介して吊下したうえ、吊りボルト１８下端に
金具２０を介して仕上げ天井２１を取り付ける。一方、
天井パネル４の外周については、目隠しパネル２２が止
着されて化粧される。図１０（ａ）〜（ｃ）は水平押し
出し装置を備えた走行式揚重機の例を示す。すなわち、
走行式揚重機２３の起伏可能なマストガイド２３ａに嵌
挿の昇降自在なマスト２３ｂの上端部には水平押し出し
ジャッキ２３ｃが備えられ、フォーク状の荷架台２３ｄ
は昇降自在、パネル４，…の積層搭載が可能である。叙
上揚重機２３によるパネル４の搬入・組み付け手順は図
１１（ａ）〜（ｃ）に示される。すなわち、天井パネル
４，…を抱え込み、取付現場に移動する（ａ）。マスト
２３ｂの上昇，荷架台２３ｄの上昇によって最上位のパ
ネル４をレベル合わせしたところで、水平押し出しジャ
ッキ２３ｃにてパネル４をガイドレール５に押し出す
（ｂ）。荷架台２３ｄを順次上昇させて、次位のパネル
４を順次レベル合わせしたうえで、パネル４をガイドレ
ール５へ送り出す（ｃ）。
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。天井
パネルの取り付けに際し、人手によることも、作業用ス
ペースの確保し難たい住戸内スペースに能率の低い小型
機械を持ち込みして低能率作業を行なう必要もなく、大
型機械を外部に配して存分に可動させ得ると共に単に水
平に押し出しするのみで建物側に確保されたレシーバー
に順次組み付けされて施工が完了することとなるので、
作業の能率は著しく向上する。
ているので、以下に記載するような効果を奏する。天井
パネルの取り付けに際し、人手によることも、作業用ス
ペースの確保し難たい住戸内スペースに能率の低い小型
機械を持ち込みして低能率作業を行なう必要もなく、大
型機械を外部に配して存分に可動させ得ると共に単に水
平に押し出しするのみで建物側に確保されたレシーバー
に順次組み付けされて施工が完了することとなるので、
作業の能率は著しく向上する。
【図１】本発明の施工要領説明図である。
【図２】本発明に適用の天井パネルの製作手順説明図で
ある。
ある。
【図３】（ａ），（ｂ）は本発明に適用の天井パネルの
製作手順説明図である。
製作手順説明図である。
【図４】同じく天井パネルの製作手順説明図である。
【図５】同じく天井パネルの製作手順説明図である。
【図６】同じく天井パネルの製作手順説明図である。
【図７】同じく天井パネルの製作手順説明図である。
【図８】同じく天井パネルの製作手順説明図である。
【図９】本発明の天井パネルと天井パネル収納用ガイド
レールの組み合い説明図である。
レールの組み合い説明図である。
【図１０】（ａ）〜（ｃ）は本発明に適用の走行式揚重
機の側面，正面，背面図である。
機の側面，正面，背面図である。
【図１１】（ａ）〜（ｃ）は本発明の天井パネル搬入・
組み込み手順説明図である。
組み込み手順説明図である。
【図１２】建築物直上部に障害物がある場合の説明図で
ある。
ある。
１ 住戸 ２ 人工地盤 ３ 耐力壁 ４ 天井パネル ５ 天井パネル収納用ガイドレール ６ 組立架台 ７ パネル下端コンパネ ８ 軽量鉄骨（Ｃ型鋼）フレーム ９ 仕上げ天井吊りボルト用木下地 １０ 内蔵ブレース １０ａ ブレース取付用金物 １１ 小口補強鉄骨取付用ボルト １２ グラスウール（断熱材） １３ パネル上端コンパネ １４ 高密度ポリエチレンテープ １５ 小口補強鉄骨 １６ 基枠 １７ 固定ボルト １８ 吊りボルト １９ 金具 ２０ 金具 ２１ 仕上げ天井 ２２ 目隠しパネル ２３ 走行式揚重機 ２３ａ マストガイド ２３ｂ マスト ２３ｃ 水平押し出しジャッキ ２３ｄ 荷架台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E04G 21/14
Claims (1)
- 【請求項１】 天端に天井パネル収納用ガイドレールを
備えた耐力壁を該天井パネルに対して先行建込し、当該
ガイドレールに対してシューを備えた小口補強鉄骨を両
側に組付けの天井パネルを、走行式揚重機の水平押し出
し装置を介して建物外より該ガイドレール間に挿入し、
所定位置にて該ガイドレールと天井パネルとを下方より
の固定にて組み付けするとしたことを特徴とする建築物
直上部に障害がある場合のパネル工法におけるパネル天
井施工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05156623A JP3074614B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 建築物直上部に障害物がある場合のパネル工法におけるパネル天井施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05156623A JP3074614B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 建築物直上部に障害物がある場合のパネル工法におけるパネル天井施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0734664A JPH0734664A (ja) | 1995-02-03 |
| JP3074614B2 true JP3074614B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=15631758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05156623A Expired - Fee Related JP3074614B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 建築物直上部に障害物がある場合のパネル工法におけるパネル天井施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3074614B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3866509B2 (ja) | 2000-12-08 | 2007-01-10 | 富士工業株式会社 | 釣竿用リールシートと、釣竿 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP05156623A patent/JP3074614B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0734664A (ja) | 1995-02-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |