JP3074606B2 - 半導体受光装置 - Google Patents

半導体受光装置

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JP3074606B2 JP02172661A JP17266190A JP3074606B2 JP 3074606 B2 JP3074606 B2 JP 3074606B2 JP 02172661 A JP02172661 A JP 02172661A JP 17266190 A JP17266190 A JP 17266190A JP 3074606 B2 JP3074606 B2 JP 3074606B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 光通信、或いは、光情報処理などの分野に於いて、光
信号を電気信号に変換する働きをする半導体受光装置の
改良に関し、 著しく小型化することで超高速化した受光素子をサー
ジ電圧などの影響から完全に保護し、破壊されることが
ないようにすることを目的とし、 複数のpin接合に於ける大きいもの二つのうち一方の
p側はpinフォト・ダイオードとして動作するpin接合に
逆バイアス電圧を供給する電源ラインとして作用させる
為に電源の正側に且つ他方のp側はpinフォト・ダイオ
ードとして動作するpin接合を保護する側路コンデンサ
として作用させる為に電源の負側にそれぞれ接続されて
なるよう構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光通信、或いは、光情報処理などの分野に
於いて、光信号を電気信号に変換する働きをする半導体
受光装置の改良に関する。
現在、前記のような光技術分野に於いては、例えば、
20〔GHz〕以上の超高速光信号を電気信号に光電変換す
ることについて研究・開発が行われている。
その光電変換を行う受光素子は、素子容量を充分に小
さくすることが必要であり、例えば、接合径が15〔μ
m〕φで、且つ、光吸収層の厚さが1.4〔μm〕であるp
inフォト・ダイオードに於いて、10〜40〔fF〕、又は、
0.01〜0.04〔pF〕を達成できる。
ところが、このような超小型の受光素子は、サージ電
圧などの影響を受けて簡単に破壊され易くなる。
従って、この問題を解決して、使用し易く、且つ、信
頼性が高い超高速受光素子を実現させる必要がある。
〔従来の技術〕
前記問題に対処する為、受光素子チップの極近傍にチ
ップ・コンデンサを設置し、サージ電圧を側路させる側
路コンデンサとして使用することが行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記したように、受光素子チップの近傍にチップ・コ
ンデンサを別設してサージ電圧の側路を行う構成では、
チップ・コンデンサを如何に受光素子チップに近接させ
た場合であっても、その近傍の度合いにはチップ・コン
デンサなどの大きさに由来する限界があり、その限界は
前記した問題を解消するには大き過ぎる。従って、イン
パルス的外来雑音に対しても素早く応答して受光素子の
破壊を完全に防止することは困難である。
本発明は、著しく小型化することで超高速化した受光
素子をサージ電圧などの影響から完全に保護し、破壊さ
れることがないようにする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理を説明する為の半導体受光装置
の要部切断側面図を表している。
図に於いて、1はInP或いはGaAsなどからなる半絶縁
性或いは導電性(ここではn+型)半導体基板、2はn+
InP或いはn+型AlGaAsなどからなるn+型半導体層、3は
アン・ドープInGaAs或いはアン・ドープGaAsなどからな
る光吸収層、4はn-型InP或いはn-型AlGaAsなどからな
るn-型窓層、5はp型窓領域、6は接続用電極、A,B,C
はpinフォト・ダイオード部分をそれぞれ示している。
図から判るように、pinフォト・ダイオード部分A及
びCはpinフォト・ダイオード部分Bに比較して大型
化、即ち、pin接合面積は広くなっている。
第2図は第1図に見られる半導体受光装置を動作させ
る場合の結線関係を説明する為の等価回路図を表し、第
1図に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或い
は同じ意味を持つものとする。
図に於いて、PSは電源、Rは負荷抵抗、Totは出力端
子をそれぞれ示している。
図から判るように、pinフォト・ダイオード部分Aは
電源PSに対して順方向に接続され、電源供給の役割を果
たし、pinフォト・ダイオード部分Bには逆バイアス電
圧が印加されてpinフォト・ダイオードそろものとして
動作し、pinフォト・ダイオード部分Cは電源PSに対し
て逆方向に接続されてはいるが、そのpin接合面積が大
きい為、側路コンデンサとして作用し、著しく小型化さ
れているpinフォト・ダイオード部分Bにサージ電圧が
加わった場合、それを側路する働きをする。
第3図も本発明の原理を説明する為の半導体受光装置
の要部切断側面図を表し、第1図及び第2図に於いて用
いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持
つものとする。
図に於いて、5′はpinフォト・ダイオード部分Aに
於けるp型窓領域を示している。尚、この窓領域5′は
導電型をn型にしても良い。
本発明に於ける半導体受光装置に於いて、pinフォト
・ダイオード部分Aは電源供給用としてのみ作用するも
のであり、その為にはi層である光吸収層3は不要であ
って、寧ろ、その存在で順方向電圧降下が発生すること
になる。
そこで、図示のようにpinフォト・ダイオード部分A
に於けるp型窓領域5′はi層である光吸収層3を越え
てn+型半導体層2にまで到達するように深く形成したも
のである。
第4図は第3図に見られる半導体受光装置を動作させ
る場合の結線関係を説明する為の等価回路図を表し、第
1図乃至第3図に於いて用いた記号と同記号は同部分を
表すか或いは同じ意味を持つものとする。
第4図の等価回路と第2図の等価回路とが相違する点
は、pinフォト・ダイオード部分Aに代わってpn接合ダ
イオード部分A′が設置されていること、若し、p型窓
領域5′の導電型をn型とした場合には、破線で示すよ
うに、ダイオード部分は完全に短絡状態になってしまう
こと、である。
第5図も本発明の原理を説明する為の半導体受光装置
の要部切断側面図を表し、第1図乃至第4図に於いて用
いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持
つものとする。
図に於いて、5″はpinフォト・ダイオード部分Cに
於けるp型窓領域を示している。
図示された半導体受光装置が第1図乃至第4図につい
て説明した半導体受光素子と相違するところは、云うま
でもなく、側路コンデンサとして用いるpinフォト・ダ
イオード部分Cに於けるp型窓領域5″が他のpinフォ
ト・ダイオード部分A或いはBに於けるp型窓領域5と
比較して深く形成されていることである。
第6図は第5図に見られる半導体受光装置に於けるpi
nフォト・ダイオード部分B及びCに関する逆方向耐圧
を説明する為の線図であり、縦軸に電流を、また、横軸
に電圧をそれぞれ採ってある。
図から明らかなように、側路コンデンサであるpinフ
ォト・ダイオード部分Cのpin接合に於ける逆方向耐圧
はpinフォト・ダイオードとして動作するpinフォト・ダ
イオード部分Bのpin接合に於ける逆方向耐圧と比較し
て低くなり、サージ電圧などからpinフォト・ダイオー
ド部分Bを保護する効果は更に向上する。このように、
pinフォト・ダイオード部分Cの逆方向耐圧が低下する
理由は、p型窓領域5″の界面がエネルギ・バンド・ギ
ャップが狭いノン・ドープInGaAs光吸収層3内に存在す
ることに由来する。
当然のことながら、pinフォト・ダイオード部分Bの
逆方向耐圧が高い理由は、p型窓領域5の界面がn-型窓
層14とノン・ドープInGaAs光吸収層13との界面に存在す
ることに起因している。
前記したところから、本発明に依る半導体受光装置に
於いては、 (1) 複数のpin接合(例えばpinフォト・ダイオード
部分A、B、C)に於ける大きいもの二つ(例えばpin
フォト・ダイオード部分A及びC)のうち一方のp側
(例えばpinフォト・ダイオード部分Aに於けるp型窓
領域5)はpinフォト・ダイオードとして動作するpin接
合に逆バイアス電圧を供給する電源ラインとして作用さ
せる為に電源(例えば電源PS)の正側に且つ他方のp側
(例えばpinフォト・ダイオード部分Cに於けるp型窓
領域5)はpinフォト・ダイオードとして動作するpin接
合を保護する側路コンデンサとして作用させる為に電源
の負側にそれぞれ接続されてなることを特徴とするか、
或いは、 (2) 前記(1)に於いて、pinフォト・ダイオード
として動作するpin接合へ逆バイアス電圧を印加する電
源ラインとして作用するpin接合に於けるp型不純物拡
散領域(例えば第3図に見られるp型窓領域5′)がi
層を越えてn側に達していることを特徴とするか、或い
は、 (3) 前記(1)に於いて、pinフォト・ダイオード
として動作するpin接合へ逆バイアス電圧を印加する電
源ラインとして作用するpin接合に於けるp型不純物拡
散領域(例えば第10図に見られるp型窓領域25)をn側
に到達させるため基板表面に凹所(例えば第10図に見ら
れる凹所14A)が形成されてなることを特徴とするか、
或いは、 (4) 前記(1)に於いて、pinフォト・ダイオード
として動作するpin接合へ逆バイアス電圧を印加する電
源ラインとして作用するpin接合に於けるp型不純物拡
散領域がn型不純物拡散領域に代替されていることを特
徴とするか、或いは、 (5) 前記(1)に於いて、側路コンデンサとして作
用するpin接合に於ける逆方向耐圧はpinフォト・ダイオ
ードとして動作するpin接合に於ける逆方向耐圧に比較
して低いものであること特徴とするか、或いは、 (6) 前記(1)に於いて、側路コンデンサとして作
用するpin接合に於ける逆方向耐圧を低下させる為その
p型不純物拡散領域(例えば第5図に見られるpinフォ
ト・ダイオード部分Cに於けるp型窓領域5″)を少な
くともpinフォト・ダイオードとして動作するpin接合に
於けるp型不純物拡散領域に比較してn側に近接するよ
う深く形成してなることを特徴とするか、或いは、 (7) 前記(1)に於いて、側路コンデンサとして作
用するpin接合に於ける逆方向耐圧を少なくともpinフォ
ト・ダイオードとして動作するpin接合に於ける逆方向
耐圧に比較して低くするため基板表面にp型不純物拡散
領域をn側に近接させる為の凹所(例えば第14図に見ら
れる凹所14B)が形成されてなることを特徴とする。
〔作用〕
前記手段を採った半導体受光装置では、本来のpinフ
ォト・ダイオードとして動作するpinフォト・ダイオー
ド部分Bに於けるp側電極である接続電極6には、当然
のことながら、光電流を電圧に変換する為の負荷抵抗R
が接続されているので、pinフォト・ダイオード部分C
に比較すると、その逆バイアス電圧は常に小さい値にな
っている。従って、pinフォト・ダイオード部分B及び
Cに電源ラインを介してサージ電圧が印加されたとして
も、pinフォト・ダイオード部分Cの方に早く逆電流が
流れるようになり、pinフォト・ダイオード部分Bが破
壊されるのを防止することができ、そしてまた、パルス
的なサージ電圧であっても、pinフォト・ダイオード部
分Cの接合容量を大きくしておくことで充分に吸収さ
れ、pinフォト・ダイオード部分Bは保護される。
〔実施例〕
第7図は第1図及び第2図について説明した原理に対
応する実施例の要部平面説明図、第8図は第7図に見ら
れる線X1−X1に沿う要部切断側面図、第9図は第7図に
見られる線X2−X2に沿う要部切断側面図をそれぞれ表
し、第1図乃至第6図に於いて用いた記号と同記号は同
部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
図に於いて、 11はn+型InP基板、 12はn+型InP層、 13はノン・ドープInGaAs光吸収層、 14はn-型InP窓層、 15はp型窓領域、16は接続電極をそれぞれ示している。
本実施例に於ける各部分に関する主要なデータを例示
すると次の通りである。
(a) 基板11について 不純物:S 不純物濃度:2×1018〔cm-3〕 (b) InP層12について 厚さ:1.0〔μm〕 不純物:Si 不純物濃度:5×1017〔cm-3〕 (c) 光吸収層13について 厚さ:1.4〔μm〕 (d) 窓層14について 厚さ:1〔μm〕 不純物:Si 不純物濃度:1×1016〔cm-3〕 (e) 窓領域15について 不純物:Zn 不純物濃度:1×1018〔cm-3〕 (f)接続電極16について 材料 コンタクト・メタル:Au/Zn/Au バリヤ・メタル:Ti/Pt 電極引き出しメタル:Au フリップ・チップ接続用融着材:AuSn 厚さ コンタクト・メタル 400〔Å〕/80〔Å〕/120〔Å〕 バリヤ・メタル 500〔Å〕/1000〔Å〕 電極引き出しメタル 1000〔Å〕 フリップ・チップ接続用融着材 3〔μm〕 第10図は本発明に於ける他の実施例の要部切断側面図
を表し、第1図乃至第9図に於いて用いた記号と同記号
は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
図に於いて、14Aはn-型InP窓層14に形成した凹所をそ
れぞれ示している。
図示されているように、本実施例では、n-型InP窓層1
4の表面をエッチングして凹所14Aを形成してから、pin
フォト・ダイオード部分B及びCに於けるp型窓領域15
を形成する為の不純物拡散と同時に不純物拡散すること
で深いp型窓領域25が一回の拡散で実現される。
第11図は第3図及び第4図について説明した原理に対
応する実施例を表す要部平面説明図、第12図は第11図に
見られる線X1−X1に沿う要部切断側面図、第13図は第11
図に見られる線X2−X2に沿う要部切断側面図であり、第
1図乃至第10図に於いて用いた記号と同記号は同部分を
表すか或いは同じ意味を持つものとする。
この実施例が第7図乃至第9図について説明した実施
例と相違するところは、n-型InP窓層14及びInGaAs光吸
収層12がメサになっていること、及び、pinフォト・ダ
イオード部分Aに於けるp型窓領域15がp型不純物拡散
領域17に依ってn+型InP層12と接続されていることであ
る。
第12図乃至第14図について説明した実施例に於いて、
pinフォト・ダイオード部分Aに於けるp型窓領域15の
導電型をn型にすることもできるが、その場合には、メ
サの側面にAuGe/AU膜を形成し、そのp型窓領域15とn+
型InP層とを結合すると良い。
第14図は本発明に於ける他の実施例の要部切断側面図
を表し、第1図乃至第13図に於いて用いた記号と同記号
は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
尚、この図は、第7図乃至第13図について説明した実施
例とは異なり、例えば第7図に見られる方形のチップに
於ける対角線で切断して表したものであり、従って、pi
nフォト・ダイオードA,B,Cなど全ての接続電極16が現れ
ている。
図に於いて、14Bはn-型InP窓層14に形成した凹所、18
はn側電極、18Aは光入射用開口をそれぞれ示してい
る。
図示されているように、本実施例では、n-型InP窓層1
4の表面をエッチングして凹所14Bを形成してから、pin
フォト・ダイオード部分A及びBに於けるp型窓領域15
を形成する為の不純物拡散と同時に不純物拡散すること
で深いp型窓領域35が一回の拡散で実現される。尚、こ
の実施例では、裏面のn側電極18に光入射用開口18Aを
形成し、そこから光を入射させるようにしているが、勿
論、表面側から光を入射させることもできる。この点に
ついては他の実施例に於いても全く同じである。
前記説明した第7図乃至第9図、第10図、第11図乃至
第13図、第14図に見られる何れの実施例に於いても、方
形をなしているチップの寸法は200〔μm〕×200〔μ
m〕、また、pinフォト・ダイオード部分Bに於けるp
型窓領域15の径は15〜20〔μm〕φであり、また、これ
等の半導体受光装置を用いる場合、第2図或いは第4図
について説明した等価回路と全く同じ結線を行って動作
させれば良い。
ところで、前記何れの半導体受光装置も、従来から多
用されている半導体技術を適用することで容易に製造す
ることができる。
例えば、第7図乃至第9図について説明した実施例を
製造するには、次に見られるような工程を採る。
(1) 例えば有機金属化学気相堆積(MOVPE)法を適
用することに依って、n+型InP基板11上に n+型InP層12、 ノン・ドープInGaAs光吸収層13、 n-型InP窓層14 を成長させる。
(2) 熱CVD法、或いは、プラズマCVD法などを適用す
ることに依り、SiO2膜、或いは、SiN膜などのマスク膜
を全面に形成する。
(3) フォト・リソグラフィ技術を適用することに依
り、マスク膜のエッチングを行って不純物導入用の開口
を形成する。
(4) 熱拡散法を適用することに依り、マスク膜の開
口からZnを導入してp型窓領域15を形成する。尚、この
場合の温度は500〔℃〕、時間は30〔分〕程度である。
(5) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・
プロセス、真空蒸着法、リフト・オフ法を適用すること
に依り、接続電極16を形成する。
〔発明の効果〕
本発明に依る半導体受光装置に於いては、複数のpin
接合に於ける大きいもの二つのうち一方のp側はpinフ
ォト・ダイオードとして動作するpin接合に逆バイアス
電圧を供給する電源ラインとして作用させる為に電源の
正側に且つ他方のp側はpinフォト・ダイオードとして
動作するpin接合を保護する側路コンデンサとして作用
させる為に電源の負側にそれぞれ接続されている。
前記構成を採ることに依り、接合面積が大きいpin接
合をpinフォト・ダイオードの側路コンデンサとして使
用することができ、その側路コンデンサはpinフォト・
ダイオードの極近傍に作り込まれているものであるか
ら、サージ電圧を素早く吸収して微細なpinフォト・ダ
イオードを破壊から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を説明する為の半導体受光装置の
要部切断側面図、第2図は第1図に見られる半導体受光
装置を動作させる場合の結線関係を説明する為の等価回
路図、第3図も本発明の原理を説明する為の半導体受光
装置の要部切断側面図、第4図は第3図に見られる半導
体受光装置を動作させる場合の結線関係を説明する為の
等価回路図、第5図も本発明の原理を説明する為の半導
体受光装置の要部切断側面図、第6図は第5図に見られ
る半導体受光装置に於けるpinフォト・ダイオード部分
B及びCに関する逆方向耐圧を説明する為の線図、第7
図は第1図及び第2図について説明した原理に対応する
実施例の要部平面説明図、第8図は第7図に見られる線
X1−X1に沿う要部切断側面図、第9図は第7図に見られ
る線X2−X2に沿う要部切断側面図、第10図は本発明に於
ける他の実施例の要部切断側面図、第11図は第3図及び
第4図について説明した原理に対応する実施例の要部平
面説明図、第12図は第11図に見られる線X1−X1に沿う要
部切断側面図、第13図は第11図に見られる線X2−X2に沿
う要部切断側面図、第14図は本発明に於ける他の実施例
の要部切断側面図をそれぞれ表している。 図に於いて、 11はn+型InP基板、 12はn+型InP層、 13はノン・ドープInGaAs光吸収層、 14はn-型InP窓層、 15はp型窓領域、16は接続電極をそれぞれ示している。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−24667(JP,A) 特許2847561(JP,B2) 特表 昭59−500157(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/10 - 31/119

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のpin接合に於ける大きいもの二つの
    うち一方のp側はpinフォト・ダイオードとして動作す
    るpin接合に逆バイアス電圧を供給する電源ラインとし
    て作用させる為に電源の正側に且つ他方のp側はpinフ
    ォト・ダイオードとして動作するpin接合を保護する側
    路コンデンサとして作用させる為に電源の負側にそれぞ
    れ接続されてなること を特徴とする半導体受光装置。
  2. 【請求項2】pinフォト・ダイオードとして動作するpin
    接合へ逆バイアス電圧を印加する電源ラインとして作用
    するpin接合に於けるp型不純物拡散領域がi層を越え
    てn側に達していること を特徴とする請求項1記載の半導体受光装置。
  3. 【請求項3】pinフォト・ダイオードとして動作するpin
    接合へ逆バイアス電圧を印加する電源ラインとして作用
    するpin接合に於けるp型不純物拡散領域をn側に到達
    させるため基板表面に凹所が形成されてなること を特徴とする請求項1記載の半導体受光装置。
  4. 【請求項4】pinフォト・ダイオードとして動作するpin
    接合へ逆バイアス電圧を印加する電源ラインとして作用
    するpin接合に於けるp型不純物拡散領域がn型不純物
    拡散領域に代替されていること を特徴とする請求項1記載の半導体受光装置。
  5. 【請求項5】側路コンデンサとして作用するpin接合に
    於ける逆方向耐圧はpinフォト・ダイオードとして動作
    するpin接合に於ける逆方向耐圧に比較して低いもので
    あること を特徴とする請求項1記載の半導体受光装置。
  6. 【請求項6】側路コンデンサとして作用するpin接合に
    於ける逆方向耐圧を低下させる為そのp型不純物拡散領
    域を少なくともpinフォト・ダイオードとして動作するp
    in接合に於けるp型不純物拡散領域に比較してn側に近
    接するよう深く形成してなること を特徴とする請求項1記載の半導体受光装置。
  7. 【請求項7】側路コンデンサとして作用するpin接合に
    於ける逆方向耐圧を少なくともpinフォト・ダイオード
    として動作するpin接合に於ける逆方向耐圧に比較して
    低くするため基板表面にp型不純物拡散領域をn側に近
    接させる為の凹所が形成されてなること を特徴とする請求項1記載の半導体受光装置。
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