JP3074581U

JP3074581U - 縁起物陶器製置物

Info

Publication number: JP3074581U
Application number: JP2000005701U
Authority: JP
Inventors: 友治下岡
Original assignee: 友治下岡
Priority date: 2000-07-03
Filing date: 2000-07-03
Publication date: 2001-01-19
Anticipated expiration: 2006-07-03

Abstract

(57)【要約】【課題】ミニチュア動物を胎内に宿していることが外観
的に透視することのできるようにした陶器製動物置物を
提供する。【解決手段】膨出した腹部を有する動物の陶器製置物に
おいて、その腹部の内部に該動物の赤ちゃん置物が不動
状態で固定されてなると共に、該腹部に開口部を形成
し、その開口部より内部を透視し得るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、母親の胎内にその赤ちゃんを固定してなる縁起物陶器製置物に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、胎内仏のように仏様の胎内にミニチュア製の仏像を納めることが行われているが、又胎内には仏画、経巻なども納められた。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

しかし、このような胎内仏のようなものは、仏さまも、胎内に入っているミニチュア製の仏さまも、いずれも手彫りのもので、一品生産的な芸術品に相当するものであって、量産に値するものではない。

【０００４】更に、仮に、このような胎内仏のようなものは、仏様の外観からは見える筈もないからこのような仏様を置物として作成したとしても商業的にはなんら無意味である。仏像ではなく、ミニチュア製動物を胎内に宿した動物の置物を量産に値する陶器製の置物であった場合、外観からは単なる陶器製の動物置物として認識されるのみで、縁起、安産祈願、二世誕生祈願、幸福祈願を連想する置物とはならないという問題点がある。

【０００５】従って、この考案の目的とするところは、ミニチュア動物を胎内に宿していることが外観的に透視することのできるようにした陶器製動物置物を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案は、膨出した腹部を有する動物の陶器製置物において、その腹部の内部に該動物の赤ちゃん置物が不動状態で固定されてなると共に、該腹部に開口部を形成し、その開口部より内部を透視し得るようにした。

【０００７】前記開口部は四辺形状又は円形状の透窓であって、この透窓に開閉自在の蓋板を形成してあるものである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、図面に基づいて、この考案の実施例について説明する。

【実施例１】陶器製の動物置物は雌の動物であって、動物の種類としてそのキャラクター、及び置物としての適性から置物として獣類では、犬、猫、象、狸、ウサギ、パンダ、クジラ、又鳥類では、フクロウ、トキ等が適当である。

【０００９】今、一つの例としてタヌキの場合を図示して、図面に示す実施例を説明する。図１〜図２に示すのは縁起物らしい親狸１の内部を空洞部３を形成して、その腹部内部に子狸２を固定してある。子狸２を空洞部３内部に固定する手段として、腹部空洞部３に子狸２を直接接着剤で固定すること、及び前記空洞部３を閉蓋する底板４の上面に固定することでも可能である。なお、上記の親狸１及び子狸２は陶器、ガラス及びプラスチックにて生産するようにすれば量産し得る。

【００１０】親狸の腹部内部に固定された子狸２を外部より透視できるようにその腹部に開口部５を設けてあるものである。開口部５は円形状、四辺形状又はハート形状、その他、主としてデザインを考慮して決定さるべきである。なお、この開口部５は空洞部内部の子狸２を外部より透視できるものであれば複数個の小孔であってもよい。図面で表示する便宜上、狸を表示してあるが、当然の事ながら犬、猫、象、ウサギ、パンダ、クジラ、又鳥類では、フクロウ、トキでも適宜に実施することができるものである。

【００１１】前記開口部５は、場合によっては開口部５と同形の蓋板６により閉蓋することも出来る。

【００１２】

【考案の効果】

請求項１の縁起物陶器製置物では、膨出した腹部を有する動物の陶器製置物において、その腹部の内部に該動物の赤ちゃん置物が不動状態で固定されてなると共に、該腹部に開口部を形成し、その開口部より内部を透視し得るようにしてあるので、この置物自体が置物として価値がある他、腹部に入っているユーモラスな子供を外部より透視できるので置物としての付加価値を増大させる。又、この置物に対して祈願することによって縁起物、安産、二世誕生や幸運を願う気持ちの安らぎを得る効果がある。請求項２の縁起物陶器製置物では、開口部は四辺形状又は円形状の透窓であって、この透窓に開閉自在の蓋板を形成してあるので、蓋板を取り出すことによって内部に固定されている子供を一層明確に見ることができる他、内部の子供を直接手で触れることもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願考案の狸置物の斜視図

【図２】本願考案の狸置物の断面図

【図３】開口窓に着脱自在の蓋板を設けてなる狸置物の
縦断面図

【図４】開口窓を閉蓋状態とした一部断面図

【符号の説明】

１．．親狸２．．子狸３．．空洞部４．．底板５．．開口部６．．蓋板７．．摘まみ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】膨出した腹部を有する動物の陶器製置物に
おいて、その腹部の内部に該動物の赤ちゃん置物が不動
状態で固定されてなると共に、該腹部に開口部を形成
し、その開口部より内部を透視し得るようにしたことを
特徴とする縁起物陶器製置物。
【請求項２】開口部は四辺形状又は円形状の透窓であっ
て、この透窓に開閉自在の蓋板を形成した請求項１記載
の縁起物陶器製置物。