JP3074391U - タックシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミリ単位あるいはセンチ単位での設定に対応
可能でありながら、インチ単位での設定を行う多くのソ
フトにも対応可能なタックシートを提供する。 【解決手段】 印刷可能な印字用シート１１に粘着剤層
および剥離シート１２を重ねてなるタックシート１０で
あって、剥離シート１２の印字用シート１１とは反対側
の面に、５ｍｍの単位長さで刻んだ方眼１３が、印字用
シート１１の縦横方向に合わせて印字用シート１１の端
縁部を基準として印刷されると共に、０．１インチの単
位長さで刻んだ方眼１４が併せて印刷されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、剥離シートの印字用シートとは反対側の面に所定の単位長さで刻ん だ方眼が印刷されているタックシートに関し、特に多くのパソコンソフトに対応 可能なタックシートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、パソコンソフトで余白設定や文字のレイアウトを行ったり、予め切取線 が形成されている宛名ラベルや見出しラベル等のタックシートに印刷を行う場合 に、ソフトの設定画面においてインチ表示がされている場合がある。しかしなが ら、従来の方眼付きタックシートでは、ミリ単位あるいはセンチ単位の目盛りで 方眼が印刷されているため、インチ単位での設定を行う際に一目ではわかりにく く、不便であるという問題があった。特に、多くのソフトを開発しているアメリ カではヤード−ポンド法を採用しているため、アメリカ製のソフトを使用する場 合にはこのような不都合が多かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、従来通りミリ単位あるいは センチ単位での設定に対応可能でありながら、なおかつ、インチ単位での設定を 行う多くのソフトにも対応可能なタックシートを提供することを目的とするもの である。

【０００４】

【課題を解決するための手段、作用および効果】

上記事情を解決するためになされた請求項１の考案は、印刷可能な印字用シー トに粘着剤が積層され、その粘着剤に剥離シートを重ねてなるタックシートであ って、剥離シートには、印字用シートとは反対側の面に所定の単位長さで刻んだ 方眼が印字用シートの縦横方向に合わせて印字用シートの端縁部を基準として印 刷されると共に、その方眼にはメートル法による目盛りと、ヤード−ポンド法に よる目盛りとが併せて設けられているところに特徴を有する。

【０００５】 上記考案のタックシートによれば、剥離シートの印字用シートと反対側の面に 、印字用シートの縦横方向に合わせて印字用シートの端縁部を基準として方眼が 印刷されている。従って、パソコンソフトで余白設定や文字のレイアウトを行う 際や、印刷後に所望の形状に切断する際に、いちいち定規等で長さを測定したり 、線や印を付すことなく、一見するだけで簡単に長さや位置を決定することが可 能となる。また、印刷される方眼には、メートル法による目盛りとヤード−ポン ド法による目盛りとが併せて設けられているから、パソコンソフトにおいて、ミ リ単位あるいはセンチ単位で設定を行う場合でも、インチ単位で設定を行う場合 でも、両方とも不自由することなく使用できるという優れた作用効果を奏する。 また、上記方眼の単位長さは５ｍｍであると、使い勝手がよい（請求項２の考 案）。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を具体化した一実施形態について図１ないし図３を参照して説明 する。 図１は、本実施形態のタックシート１０の斜視図である。タックシート１０は 、例えばＡ４サイズの印字用シート１１の片面に、図示しない粘着剤層およびそ の粘着剤層を被覆する剥離シート１２とを重ねた３層構造からなる。剥離シート １２の印字用シート１１とは反対側の面には、図２に示すように、５ｍｍの単位 長さで刻んだ方眼１３が、印字用シート１１の縦横方向に合わせて印字用シート １１の端縁部を基準として印刷されている。またこの方眼１３は、印字用シート １１の端縁部から２５ｍｍ毎（方眼１３の５目盛毎）に太線で印刷されている。

【０００７】 さらに、上述した５ｍｍの単位長さで刻んだ方眼１３の一部は、０．１インチ の単位長さで刻んだ方眼１４に置き換えられている。すなわち、同じく図２に示 すように、０．１インチの単位長さで刻んだ方眼１４は、印字用シート１１の縦 横方向に合わせて、印字用シート１１の端縁部を基準として、かつ印字用シート １１の縦横方向それぞれの端縁部から１０〜１５ｍｍの範囲のみに印刷されてい る。また、この方眼１４は、印字用シート１１の端縁部から０．５インチ毎（方 眼１４の５目盛毎）に太線で印刷されている。

【０００８】 上述したような本実施形態のタックシート１０によれば、例えばパソコンソフ トで作成した文書、あるいは宛名ラベルや見出しラベル等の余白設定や文字のレ イアウト等を行う際に、そのパソコンソフトの設定がミリ（センチ）単位あるい はインチ単位のどちらであっても、タックシート１０には両方の目盛りが付され ているので、定規等で長さを測定したり、換算したりすることなく、一見するだ けでどれくらいの長さで設定を行えばよいかが簡単にわかるという優れた作用効 果を奏する。

【０００９】 また、印刷後に所望の形状に切断する際にも、剥離シート１２には方眼１３が 印刷されているから、切断位置を容易に決定することができる。

【００１０】 ＜他の実施形態＞ 本考案は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではな く、例えば次のような実施形態も本考案の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以 外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。

【００１１】 （１）上記実施形態では、剥離シート１２に５ｍｍの単位長さで刻んだ方眼１ ３を印刷したが、これに限らず、２ｍｍや１０ｍｍの単位長さで刻んだ方眼を印 刷してもよい。０．１インチの単位長さで刻んだ方眼１４についても同様である 。

【００１２】 （２）上記実施形態では、メートル法による単位長さで刻んだ方眼の一部を、 ヤード−ポンド法による単位長さで刻んだ方眼に置き換えたが、これとは逆に、 ヤード−ポンド法による単位長さで刻んだ方眼の一部を、メートル法による単位 長さで刻んだ方眼に置き換える構成としてもよい。

【００１３】 （３）上記実施形態では、０．１インチの単位長さで刻んだ方眼１４は、印字 用シート１１の縦横方向に合わせて、印字用シート１１の端縁部を基準として、 かつ印字用シート１１の縦横方向それぞれの端縁部から１０〜１５ｍｍの範囲の みに印刷する構成としたが、これに限らず、どの部分に印刷してもよい。要は、 印字用シート１１の縦横方向それぞれの端縁部からの長さがわかるように印刷す ればよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態のタックシートの斜視図

【図２】同じくタックシートの剥離シートの平面図

【図３】同じくタックシートの剥離シートの拡大平面図

【符号の説明】

１０…タックシート １１…印字用シート １２…剥離シート １３…５ｍｍの単位長さで刻んだ方眼（メートル法によ
る目盛） １４…０．１インチの単位長さで刻んだ方眼（ヤード−
ポンド法による目盛）

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷可能な印字用シートに粘着剤が積層
   され、その粘着剤に剥離シートを重ねてなるタックシー
   トにおいて、前記剥離シートには、前記印字用シートと
   は反対側の面に所定の単位長さで刻んだ方眼が前記印字
   用シートの縦横方向に合わせて前記印字用シートの端縁
   部を基準として印刷されると共に、その方眼にはメート
   ル法による目盛りと、ヤード−ポンド法による目盛りと
   が併せて設けられていることを特徴とするタックシー
   ト。
2. 【請求項２】 前記方眼の単位長さは５ｍｍであること
   を特徴とする請求項１記載のタックシート。