JP3073742B1 - 連結温度成層型蓄熱槽 - Google Patents

連結温度成層型蓄熱槽

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JP3073742B1
JP3073742B1 JP11316436A JP31643699A JP3073742B1 JP 3073742 B1 JP3073742 B1 JP 3073742B1 JP 11316436 A JP11316436 A JP 11316436A JP 31643699 A JP31643699 A JP 31643699A JP 3073742 B1 JP3073742 B1 JP 3073742B1
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邦昭 山田
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Abstract

【要約】 【課題】各貯留槽毎に保守用のマンホールを設置するこ
とができない場合であっても、各貯留槽を区画している
仕切体に人通孔を別途形成する必要のない連結温度成層
型蓄熱槽を提供する。 【解決手段】建築物の地下二重スラブ空間を利用して形
成されており、地中梁11によって区画された複数の貯
留槽12が、地中梁11に形成された、人間が通ること
のできる大きさを有する連通孔13を介して直列に連結
されている。各貯留槽12の連結部分には、隣接する一
方の貯留槽12に設置される上部側流路形成部材21
と、他方の貯留槽12に設置される下部側流路形成部材
31とからなる整流手段20が設けられており、上部側
流路形成部材21及び下部側流路形性部材31には、連
通孔13の開口端にそれぞれ対向する面に、開閉可能な
扉24、34を有する人間の出入口が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、蓄熱式
空調システム等において使用される蓄熱槽、特に、液体
状の蓄熱媒体を貯留する複数の貯留槽が連結された連結
温度成層型蓄熱槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築物等の空調負荷変動等を
吸収することによる熱源機器の容量及び運転経費の低減
化、熱源機器の高効率運転による省エネルギー化を図る
ために、夜間に熱源機器を全負荷運転することで生成し
た冷水や温水等を蓄熱槽に貯留しておき、これを空調機
等の2次側機器に供給する熱媒体として利用する蓄熱式
空調システムが採用されている。
【0003】このような蓄熱式空調システムを採用する
場合は、空調しようとする建築物の地下二重スラブ空間
を蓄熱槽として利用するのが一般的であり、こういった
地下二重スラブ空間を利用した蓄熱槽は、図5に示すよ
うに、地中梁51によって区画された複数の貯留槽52
が、地中梁51に形成された連通孔53を介して直列に
連結された連結型蓄熱槽となっている。
【0004】この種の連結型蓄熱槽には、図6に示すよ
うに、各貯留槽52を区画する地中梁51に形成された
連通孔53に整流手段としてのS字型連通管54を設
け、このS字型連通管54によって、一方の貯留槽52
の上部から隣接する他方の貯留槽52の下部に、また
は、他方の貯留槽52の下部から一方の貯留槽52の上
部に蓄熱媒体を導くことで、貯留槽52に貯留されてい
る温度の高い蓄熱媒体と温度の低い蓄熱媒体との混合を
極力抑えながら、温度差を利用して蓄熱媒体を移動させ
るようにした連結温度成層型蓄熱槽50と呼ばれるもの
がある。
【0005】また、上述したような連結温度成層型蓄熱
槽50は、複数の貯留槽52を有しているため、各貯留
槽52を点検したり、清掃したりするために、同図に示
すように、各貯留槽52毎に保守用のマンホール55を
設置しておくことが望ましいが、各貯留槽52毎にマン
ホール55を設置することが困難な場合もあるので、そ
ういう場合には、図7(a)、(b)に示すように、マ
ンホール55を設置した貯留槽52とマンホールを設置
していない貯留槽52とを仕切る地中梁51に別途人通
孔56を設け、マンホール55が設置されている貯留槽
52内に入った作業員が人通孔56を通ってマンホール
55が設置されていない貯留槽52に直接移動すること
ができるようにしてある。なお、この人通孔56は、点
検時等以外は使用しないので、点検時等に取り外すこと
ができるように、通常は板材57等によって閉塞されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな連結温度成層型蓄熱槽50では、温度の高い蓄熱媒
体と温度の低い蓄熱媒体とを混合させないように、蓄熱
媒体を静かに移動させることが望ましいので、地中梁5
1に形成される連通孔53は、蓄熱媒体の流速を小さく
すべく、人間が通ることができるような比較的大きな口
径を有しているのが一般的である。従って、こういった
口径の大きな連通孔53を人通孔として利用することが
できれば、地中梁51に別途人通孔56を形成する必要
がなく、強度低下につながる地中梁51への孔の形成を
最小限に抑えることができる。
【0007】しかしながら、上述したような連結温度成
層型蓄熱槽50では、連通孔53に整流手段としてのS
字型連通管54が設けられているので、かかる連通孔5
3を人通孔としてそのまま利用することは困難であり、
連通孔53以外に人通孔を別途設けざるを得ないのが現
状である。
【0008】そこで、この発明の課題は、各貯留槽毎に
保守用のマンホールを設置することができない場合であ
っても、各貯留槽を区画している仕切体に人通孔を別途
形成する必要のない連結温度成層型蓄熱槽を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、この発明は、仕切体によって区画され
た、液体状の蓄熱媒体を貯留する複数の貯留槽が、前記
仕切体に形成された連通孔を介して連結され、前記連通
孔を通って隣接する前記貯留槽間を移動する前記蓄熱媒
体を、一方の前記貯留槽の上部から他方の前記貯留槽の
下部に、または、他方の前記貯留槽の下部から一方の前
記貯留槽の上部に導く整流手段が、各貯留槽の連結部分
にそれぞれ設置された連結温度成層型蓄熱槽において、
各貯留槽の連結部分にそれぞれ設置される一部または全
部の前記整流手段を、一方の前記貯留槽に解放された前
記連通孔の開口端を囲うように設置することで前記連通
孔と一方の前記貯留槽の上部との間で前記蓄熱媒体の流
路を形成する上部側流路形成部材と、他方の前記貯留槽
に解放された前記連通孔の開口端を囲うように設置する
ことで前記連通孔と他方の前記貯留槽の下部との間で前
記蓄熱媒体の流路を形成する下部側流路形成部材とによ
って構成し、前記上部側流路形成部材及び下部側流路形
性部材によって囲われた前記連通孔を、人間が通ること
のできる大きさに形成すると共に、前記上部側流路形成
部材及び下部側流路形性部材には、前記連通孔の開口端
にそれぞれ対向する面に、開閉可能な人間の出入口を形
成したのである。
【0010】以上のように構成された連結温度成層型蓄
熱槽では、整流手段である上部側流路形成部材及び下部
側流路形成部材にそれぞれ形成された出入口を閉じてお
くと、例えば、隣接する一方の貯留槽から他方の貯留槽
へ蓄熱媒体が移動する場合、上部側流路形成部材が設置
された一方の貯留槽における上部側の蓄熱媒体が上部側
流路形成部材によって形成された流路及び連通孔を通っ
て、下部側流路形成部材が設置された他方の貯留槽側に
移動し、その下部側流路形成部材によって形成された流
路を通って他方の貯留槽の下部側に蓄熱媒体が放出され
る。
【0011】逆に、隣接する他方の貯留槽から一方の貯
留槽へ蓄熱媒体が移動する場合、下部側流路形成部材が
設置された他方の貯留槽における下部側の蓄熱媒体が下
部側流路形成部材によって形成された流路及び連通孔を
通って、上部側流路形成部材が設置された一方の貯留槽
側に移動し、その上部側流路形成部材によって形成され
た流路を通って一方の貯留槽の上部側に蓄熱媒体が放出
される。
【0012】また、貯留槽の保守点検等を行う場合は、
例えば、隣接する一方の貯留槽内に入って保守点検を行
った後、その貯留槽内に設置された上部側流路形成部材
または下部側流路形成部材の出入口を開けると、その出
入口と連通孔とが対向した状態にあるので、その出入口
から連通孔を通って他方の貯留槽内に設置された下部側
流路形成部材または上部側流路形成部材によって形成さ
れた流路内に移り、その下部側流路形成部材または上部
側流路形成部材の出入口を開けると、他方の貯留槽内に
入ることができる。
【0013】以上のように、この温度成層型蓄熱槽で
は、連通孔及び整流手段を構成する上部側流路形成部材
及び下部側流路形成部材によって形成される流路を通っ
て隣接する貯留槽間を行き来することができるので、各
貯留槽毎に保守用のマンホールを設置することができな
い場合であっても、仕切体に別途人通孔を形成する必要
がなく、仕切体に形成する孔の数を最小限に抑えること
ができる。
【0014】また、請求項2に記載の温度成層型蓄熱槽
のように、前記上部側流路形成部材及び下部側流路形成
部材にそれぞれ形成された前記出入口に、閉じた状態で
ロック可能な扉をそれぞれ設け、前記上部側流路形成部
材または下部側流路形成部材のいずれか一方の前記扉に
は形成された流路の外側にロック操作部を設け、他方の
前記扉には形成された流路の内側にロック操作部を設け
ておくと、隣接するいずれか一方の貯留槽内から他方の
貯留槽内に移動した後、再び一方の貯留槽内に戻ってく
る場合、ロックを解除して各扉を開きながら移動し、開
いた扉を閉じてロックしながら戻ってくるといった貯留
槽間の移動動作を円滑に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1に示すように、この連結温度成
層型蓄熱槽1は、建築物の地下二重スラブ空間を利用し
て形成されており、地中梁11によって区画された、冷
水、温水等の液体状の蓄熱媒体を貯留する複数の貯留槽
12が、地中梁11に形成された連通孔13を介して直
列に連結されている。なお、連通孔13は、人間が通る
ことのできる大きさを有している。
【0016】各貯留槽12の連結部分には、隣接する一
方の貯留槽12に設置される上部側流路形成部材21
と、他方の貯留槽12に設置される下部側流路形成部材
31とからなる整流手段20が設けられており、この整
流手段20が、連通孔13を通って隣接する貯留槽12
間を移動する蓄熱媒体を、一方の貯留槽12の上部から
他方の貯留槽12の下部に、または、他方の貯留槽12
の下部から一方の貯留槽12の上部に導くようになって
いる。
【0017】前記上部側流路形成部材21は、図1
(a)、(b)及び図2(a)、(b)に示すように、
隣接する一方の貯留槽12側に開放された連通孔13の
開口端を囲うように、仕切体である地中梁11に設置さ
れることで、連通孔13と貯留槽12の上部との間に蓄
熱媒体の流路を形成するものであり、連通孔13の開口
端を挟んで対向する一対の側面板22と、連通孔13の
開口端の下方側において側面板22の下端縁に連設され
た底面板23と、一方の側面板22に蝶番25を介して
開閉可能に取り付けられた扉24とから構成されてい
る。
【0018】従って、図2(a)に示すように、扉24
を閉じた状態では、貯留槽12の上部の蓄熱媒体がこの
上部側流路形成部材21によって連通孔13に導かれ、
逆に、連通孔13を通って移動してきた蓄熱媒体はこの
上部側流路形成部材21によって貯留槽12の上部に導
かれるようになっている。
【0019】また、この上部側流路形成部材21は、図
2(a)、(b)に示すように、他方の側面板22に取
り付けられた係止爪26a及び扉24の外面側に取り付
けられた、係止爪26aに係合可能な係止片を有するロ
ック操作部26bからなるロック機構によって扉24を
閉じた状態に保持することができ、上部側流路形成部材
21によって形成される流路の外側からロック及びロッ
ク解除を行うことができるようになっている。
【0020】なお、この上部側流路形成部材21は、側
面板22及び扉24が0.8mm程度の薄いステンレス
板によって、底面板23が1.5mm程度の厚いステン
レス板によって形成されており、底面板23は、その前
端部が2本の支持脚27によって支持されている。
【0021】前記下部側流路形成部材31は、図1
(a)、(b)及び図3(a)、(b)に示すように、
隣接する他方の貯留槽12側に開放された連通孔13の
開口端を囲うように、仕切体である地中梁11に設置さ
れることで、連通孔13と貯留槽12の下部との間に蓄
熱媒体の流路を形成するものであり、連通孔13の開口
端を挟んで対向する一対の側面板32と、連通孔13の
開口端の上方側において側面板32の上端縁に連設され
た上面板33と、一方の側面板32に蝶番35を介して
開閉可能に取り付けられた扉34とから構成されてい
る。
【0022】従って、図3(a)に示すように、扉34
を閉じた状態では、貯留槽12の下部の蓄熱媒体がこの
下部側流路形成部材31によって連通孔13に導かれ、
逆に、連通孔13を通って移動してきた蓄熱媒体はこの
下部側流路形成部材31によって貯留槽12の下部に導
かれることになる。
【0023】また、この下部側流路形成部材31は、図
3(b)に示すように、扉34の内面側に取り付けられ
た係止爪36a及び他方の側面板32の内面側に取り付
けられた、係止爪36aに係合可能な係止片を有するロ
ック操作部36bとからなるロック機構によって扉34
を閉じた状態に保持することができ、下部側流路形成部
材31によって形成される流路の内側からロック及びロ
ック解除を行うことができるようになっている。
【0024】なお、この下部側流路形成部材31は、上
述した上部側流路形成部材21とは異なり、側面板3
2、上面板33及び扉34の全てが0.8mm程度の薄
いステンレス板によって形成されている。
【0025】以上のように構成された連結温度成層型蓄
熱槽1では、図1に示すように、隣接する一方の貯留槽
12にだけ保守用のマンホール14が設置されている場
合において、マンホールが設置されていない貯留槽に入
って保守点検や清掃作業を行う場合は、まず、マンホー
ル14を開けて作業者が一方の貯留槽12内に入り、上
部側流路形成部材21の扉24の外面側に取り付けられ
ているロック操作部26bを操作することにより、ロッ
クを解除して扉24を開けると、図2(b)に示すよう
に、作業者の出入口が形成され、しかも、その出入口に
対向して連通孔13の開口端が位置しているので、底面
板23に乗って連通孔13に入り、連通孔13を通って
隣接する他方の貯留槽12側に移動する。
【0026】隣接する他方の貯留槽12には、連通孔1
3の開口端を囲うように下部側流路形成部材31が設置
されているが、その扉34のロック操作部36bは、図
3(b)に示すように、側面板32の内面側に取り付け
られているので、そのロック操作部36bを操作するこ
とにより、ロックを解除して扉34を開けると、作業者
の出入口が形成され、他方の貯留槽12内に容易に入る
ことができる。
【0027】マンホールが設置されていない他方の貯留
槽12内において保守点検等の作業が完了した後は、再
び、連通孔13を通ってマンホール14が設置されてい
る一方の貯留槽12内に戻ることになるが、その際に
は、一旦開けた扉34、24を順次閉じてロックしなが
ら移動することになる。
【0028】以上のように、この連結温度成層型蓄熱槽
1では、連通孔13及び上部側流路形成部材21、下部
側流路形成部材31によって形成される流路を通って隣
接する貯留槽12間を作業者が行き来することができる
ので、各貯留槽12毎に保守用のマンホールを設置する
ことができない場合であっても、仕切体である地中梁1
1に別途人通孔を形成する必要がなく、強度低下につな
がる地中梁への孔の形成を最小限に抑えることができ
る。
【0029】また、上述したように、保守用のマンホー
ル14が設置されている貯留槽12側の扉24のロック
操作部26bは上部側流路形成部材21の外側に、保守
用のマンホールが設置されていない貯留槽12側の扉3
4のロック操作部36bは下部側流路形成部材31の内
側にそれぞれ取り付けられているので、マンホール14
のある貯留槽12からマンホールのない貯留槽12に入
り、再びマンホール14のある貯留槽12に戻ってくる
際に行わなければならない、扉24、34のロック解除
操作及びロック操作を円滑に行うことができる。
【0030】なお、上述した実施形態では、蓄熱媒体が
貯留槽12の上方側に放出されるように、上面が解放さ
れた上部側流路形性部材21を採用しているが、これに
限定されるものではなく、例えば、図4に示すように、
所定間隔を開けて天板28を設けることによって、蓄熱
媒体を貯留槽12の横方向に放出するようにしてもよ
い。
【0031】また、上述した実施形態では、上部側流路
形成部材21に設けられた扉24のロック操作部26b
を上部側流路形成部材21によって形成される流路の外
側に、下部側流路形成部材31に設けられた扉34のロ
ック操作部36bを下部側流路形成部材31によって形
成される流路の内側にそれぞれ取り付けているが、これ
に限定されるものではなく、隣接する2つの貯留槽12
の連結部分に設置される整流手段20における、マンホ
ールが設置されている側の貯留槽12内に取り付けられ
る上部側流路形成部材21または下部側流路形成部材3
1には、それによって形成される流路の外側に、マンホ
ールが設置されていない側の貯留槽12内に取り付けら
れる下部側流路形成部材31または上部側流路形成部材
21には、それによって形成される流路の内側にそれぞ
れのロック操作部を設けておけばよい。
【0032】また、上述した実施形態では、上部側流路
形成部材21及び下部側流路形成部材31に設けられた
扉24、34のロック操作を、それらによって形成され
る流路の内側または外側のいずれか一方側からのみ行う
ことができるようになっているが、これに限定されるも
のではなく、流路の内側及び外側の双方からロック操作
を行うことができるように構成することも可能である。
【0033】また、上述した実施形態では、貯留槽12
の全ての連結部に上部側流路形成部材21及び下部側流
路形成部材31からなる整流手段20を設けているが、
隣接する貯留槽12の双方にマンホール14が設置され
ている場合は、両貯留槽12間を人間が行き来する必要
がないので、その連結部分に設ける整流手段は、従来か
ら採用されているS字型連通管であってもよい。
【0034】また、上述した実施形態では、係止爪26
a、36aと、この係止爪26a、36aに係合可能な
係止片を有するロック操作部26b、36bとからなる
ロック機構を採用しているが、これに限定されるもので
はなく、現在使用されている種々のロック機構を適宜選
択して採用することができることはいうまでもない。
【0035】また、上述した実施形態では、上部側流路
形成部材21及び下部側流路形成部材31をステンレス
板によって形成しているが、これに限定されるものでは
なく、プラスチック板等の種々の素材を採用することが
できる。ただし、上部側流路形成部材21の底面板23
については、連通孔13を通って隣接する貯留槽12間
を移動する際に、力が加わることが考えられるので、板
材の厚みを厚くする等の補強を行っておくことが望まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかる連結温度成層型蓄熱
槽の一実施形態を示す縦断面図、(b)は同上の連結温
度成層型蓄熱槽を示す横断面図である。
【図2】(a)は同上の連結温度成層型蓄熱槽に設置さ
れた整流手段を構成する上部側流路形成部材を示す斜視
図、(b)は同上の上部側流路形成部材の扉を開けた状
態を示す斜視図である。
【図3】(a)は同上の連結温度成層型蓄熱槽に設置さ
れた整流手段を構成する下部側流路形成部材を示す斜視
図、(b)は同上の下部側流路形成部材の扉を開けた状
態を示す斜視図である。
【図4】同上の上部側流路形成部材の変形例を示す斜視
図である。
【図5】一般的な連結型蓄熱槽を示す断面図である。
【図6】従来の連結温度成層型蓄熱槽の一例を示す断面
図である。
【図7】同上の連結温度成層型蓄熱槽に人通口を設けた
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 連結温度成層型蓄熱槽 11 地中梁 12 貯留槽 13 連通孔 14 マンホール 20 整流手段 21 上部側流路形性部材 24 扉 26b ロック操作部 31 下部側流路形性部材 34 扉 36b ロック操作部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切体によって区画された、液体状の蓄
    熱媒体を貯留する複数の貯留槽が、前記仕切体に形成さ
    れた連通孔を介して連結され、前記連通孔を通って隣接
    する前記貯留槽間を移動する前記蓄熱媒体を、一方の前
    記貯留槽の上部から他方の前記貯留槽の下部に、また
    は、他方の前記貯留槽の下部から一方の前記貯留槽の上
    部に導く整流手段が、各貯留槽の連結部分にそれぞれ設
    置された連結温度成層型蓄熱槽において、 各貯留槽の連結部分にそれぞれ設置される一部または全
    部の前記整流手段が、 一方の前記貯留槽に解放された前記連通孔の開口端を囲
    うように設置することで前記連通孔と一方の前記貯留槽
    の上部との間で前記蓄熱媒体の流路を形成する上部側流
    路形成部材と、 他方の前記貯留槽に解放された前記連通孔の開口端を囲
    うように設置することで前記連通孔と他方の前記貯留槽
    の下部との間で前記蓄熱媒体の流路を形成する下部側流
    路形成部材とを備え、 前記上部側流路形成部材及び下部側流路形性部材によっ
    て囲われた前記連通孔は、人間が通ることのできる大き
    さに形成されており、 前記上部側流路形成部材及び下部側流路形性部材には、
    前記連通孔の開口端にそれぞれ対向する面に、開閉可能
    な人間の出入口が形成されていることを特徴とする連結
    温度成層型蓄熱槽。
  2. 【請求項2】 前記上部側流路形成部材及び下部側流路
    形成部材にそれぞれ形成された前記出入口には、閉じた
    状態でロック可能な扉がそれぞれ設けられており、 前記上部側流路形成部材または下部側流路形成部材のい
    ずれか一方の前記扉は形成された流路の外側にロック操
    作部を備えており、他方の前記扉は形成された流路の内
    側にロック操作部を備えている請求項1に記載の連結温
    度成層型蓄熱槽。
JP11316436A 1999-11-08 1999-11-08 連結温度成層型蓄熱槽 Expired - Lifetime JP3073742B1 (ja)

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