JP3073614U - スケートボードカーの後車輪の上下揺れ止め構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、スケートボードカーの後車輪の上
下揺れを止めて、より順調に運転することができるよう
にすることを課題とする。 【解決手段】 スケートボードカー１の後端の下面に、
ブロック１０を固定し、このブロック１０の下部に、上
下揺れ止め機構２０をピボットして設け、これとは別
に、ブロック１０の上部の両側に、夫々一つのリンケー
ジブロック３０を固定させて設ける。二つのリンケージ
ブロック３０の外端の内の面に、一つの後車輪３がピボ
ットして設けてあり、二つのリンケージブロック３０の
底側の内の面に、共同に上下揺れ止め機構２０のシャフ
ト２１をピボットして設けてあり、二つのリンケージブ
ロック３０の外側の中央に、共同にブレーキユニットを
ピボットして設けてある。この構成により、後車輪３の
上下揺れが制限され、スケートボードカー１は、より順
調に運転され、実用的な目的が達成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はスケートボードカーの後車輪の上下揺れ止め構造に関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、一つのブロックと、二つのリンケージブロックと、一つの上 下揺れ止め機構と、ブレーキユニット等を特殊な構造に組み合わせて、スケート ボードカーの後車輪について上下揺れを止めて、スケートボードカーをより順調 に運転する目的を達成できるようにしたものである。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、請求項１の考案は、スケートボードカーの後端の 下面に、ブロックを固定し、このブロックの下部に、上下揺れ止め機構をピボッ トして設け、これとは別に、ブロックの上部の両側に、夫々一つのリンケージブ ロックを固定させて設け、二つのリンケージブロックの外端の内の面に、一つの 後車輪が回転可能に設けてあり、二つのリンケージブロックの底側の内の面に、 共同に上下揺れ止め機構のシャフトをピボットして設けてあり、二つのリンケー ジブロックの外側の中央に、共同にブレーキユニットをピボットして設けてある 構成としたものである。

【０００４】

【考案の実施の形態】

図１は本考案の一実施例のスケートボードカー１の後車輪３の上下揺れを止め る構造を示し、図２はこの構造を分解して示し、図３及び図４はこれを断面して 示す。

【０００５】 ブロック１０は、一つであり、後端に、上方に向かって斜めのロッド１０１が 形成してあり、且つ、両側に下側に延びるサイドブロック１０２，１０３が形成 してあり、このサイドブロック１０２，１０３によって空間１０４が形成してあ る。斜めのロッド１０１の両側のトップの縁に、一つのシャフトホール１０５が 貫通して形成してあり、サイドブロック１０２，１０３に、貫通孔１０６が相対 して形成してある。このブロック１０は、上部をスケートボードカー１のボード ２の後端の裏面と溶接されて固定してある。

【０００６】 後車輪の上下揺れ止め装置２０は、図２及び図３に示すように、シャフト２１ がスプリングユニット２２を貫通し、スプリングユニット２２と共にシリンダ２ ３の内部に入っている構造である。シリンダ２３の外端に一つのリング２４が嵌 って固定してある。リング２４の両側の外の壁の凸柱２５にブッシュ２６が嵌合 してあり、このブッシュ２６が上記の相対する貫通孔１０６に回動可能に嵌合し てある。シャフト２１がブロック１０の後端から突き出している。後車輪の上下 揺れ止め装置２０は、ボード２の長手軸と同じ向きである。

【０００７】 リンケージブロック３０は、略直角三角形であり、二つあり、上記ロッド１０ １の両側に１つづつ設けてあり、トップピボットホール３０１を利用して、一つ のシャフトロッド３１及び２つのブッシュ３２を合わせて、斜めのロッド１０１ の頂部の縁のシャフトホール１０５にピボットすることで、二つのリンケージブ ロック３０のトップを斜めのロッド１０１の両側に回動可能に支持される。また 、二つのリンケージブロック３０のボトムピボットホール３０２の間に、共同に 一つのシャフトロッド３３及び２つのブッシュ３４を利用して、上下揺れ止め装 置２０のシャフト２１の外側に突き出ている先端が回動可能に支持されている。 また、二つのリンケージブロック３０の外端ピボットホール３０３の間に、共同 に一つのシャフトロッド３５及び二つのコンケーブリング３６を利用して、スケ ートボードカー１の後車輪３が回転可能に支持されている。

【０００８】 一つのブレーキユニットが設けてある。ブレーキユニットは、図１、図２、図 ４に示すように、Ｕ字形状のブレーキフレーム４１の両端の内面に、それぞれ一 つの位置制御パネル４２を固定して相対させて設けてある。各位置制御パネル４ ２の相対する面にそれぞれコンケーブスロット４３が形成してあり、このコンケ ーブスロット４３の面に、多数のスモールボールスロット４４が形成してある。 また、ボール４５がそれぞれのスモールボールスロット４４の内部に嵌合してあ る。各位置制御パネル４２の相対するコンケーブスロット４３の内部に、それぞ れ一つの受動パネル４６が嵌合してある。位置制御パネル４２のコンケーブスロ ット４３と相対して、斜めの導面４６１が形成してあり、この上にボール４５を 貼り付けてある。また、二つのリンケージブロック３０の外側の中央にコンケー ブリング３９を形成され、その内部がスロットチャンバー３７となっている。リ ンケージブロック３０の外側からスロットチャンバー３７内に、一つのスプリン グプレート４８、受動パネル４６、位置制御パネル４２がこの順序で組み込まれ ている。また、そのスロットチャンバー３７の底部に、穴の径が比較的小さくて 、リンケージブロック３０を貫通するホール３８が形成してある。二つのブレー キユニット４７の内側の凸柱４７１がそれぞれ二つのリンケージブロック３０の 内の面のホール３８に貫通しており、スプリングプレート４８がピボットしてあ る。これによって、その二つのブレーキユニット４７は、外側を後車輪３の上部 の両側と相対向している。ブレーキフレーム４１は斜めの上方へ向かってボード ２の後端まで伸びている。

【０００９】 図２及び図５を参照するに、後車輪３が使用者の作動又は路面の不均等の作用 力を受ける場合、後車輪３が振動する過程で、二つのリンケージブロック３０の トップピボットホール３０１及びブロック１０の斜めのロッド１０１をピボット 作動点として、二つのリンケージブロック３０のボトムピボットホール３０２を 利用して、後車輪の上下揺れ止め装置２０のシャフト２１と連動する場合、後車 輪の上下揺れ止め装置２０のシリンダ２３がリング２４を利用して、ブロック１ ０の両側のサイドブロック１０２，１０３にピボットして作動させるので、後車 輪３の振動は、二つのリンケージブロック３０で上下揺れ止め装置２０を連動す ることでそれを吸収できるので、スケートボードカー１の運転がもっと順調にで きる以外、構造に力を受けるための変形を防止することも達成できるものである 。

【００１０】 図２、図４及び図６を参照するに、スケートボードカー１を運転する過程で、 減速又は停止を必要とする場合、運転者がブレーキフレーム４１を下へ踏むこと で、ブレーキフレーム４１の内の面より位置制御パネル４２を連動させ、また、 位置制御パネル４２が回転すると同時にボール４５を連動して変位となり、もっ と、受動パネル４６の斜めのガイド面４０１の関係を利用して、受動パネル４６ でブレーキユニット４７の凸柱４７１を押して外へ伸びさせ、ブレーキユニット ４７の外側で後車輪３を押して、減速又は停止させることで、ブレーキを利用し て安全の効果を達成できるものである。

【００１１】

【考案の効果】

本願の請求項１の考案は、スケートボードカーの後端の下面に、ブロックを固 定し、このブロックの下部に、上下揺れ止め機構をピボットして設け、これとは 別に、ブロックの上部の両側に、夫々一つのリンケージブロックを固定させて設 け、二つのリンケージブロックの外端の内の面に、一つの後車輪が回転可能に設 けてあり、二つのリンケージブロックの底側の内の面に、共同に上下揺れ止め機 構のシャフトをピボットして設けてあり、二つのリンケージブロックの外側の中 央に、共同にブレーキユニットをピボットして設けてある構成であるため、後車 輪の上下揺れを制限することが出来、よって、スケートボードカーは、より順調 に運転され、実用的な目的を達成することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例のスケートボードカーの後車
輪の上下揺れ止め構造を示す斜視図である。

【図２】図１に示すスケートボードカーの後車輪の上下
揺れ止め構造を分解して示す斜視図である。

【図３】図１に示すスケートボードカーの後車輪の上下
揺れ止め構造の断面図である。

【図４】図１に示すスケートボードカーの後車輪の上下
揺れ止め構造の上部の断面図である。

【図５】図１に示すスケートボードカーの後車輪の上下
揺れ止め構造の作動を説明する図である。

【図６】ブレーキユニットの作動を説明する図である。

【符号の説明】

１ スケートボードカー ２ ボード ３ 後車輪 １０ ブロック １０１ 斜めのロッド１０１ １０２，１０３ サイドブロック １０４ 空間 １０５ シャフトホール ２０ 後車輪の上下揺れ止め装置 ２１ シャフト ２２ スプリングユニット ２３ シリンダ ２４ リング ２５ 凸柱 ２６ ブッシュ ３０ リンケージブロック ３０１ トップピボットホール ３０２ ボトムピボットホール ３０３ 外端ピボットホール ３１ シャフトロッド ３２ ブッシュ ３３ シャフトロッド ３４ ブッシュ ３５ シャフトロッド ３７ スロットチャンバー ３８ ホール ３９ コンケーブリング ４１ ブレーキフレーム ４２ 位置制御パネル ４３ コンケーブスロット ４４ スモールボールスロット ４５ ボール ４６ 受動パネル ４６１ 斜めの導面 ４７ ブレーキユニット ４８ スプリングプレート

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ブロック（１０）が一つ有り、該ブロッ
   ク（１０）は、後端に、上方に向かって斜めのロッド
   （１０１）が形成してあり、且つ、両側に下側に延びる
   サイドブロック（１０２，１０３）が形成してあり、こ
   のサイドブロック（１０２，１０３）によって空間（１
   ０４）が形成してあり、斜めのロッド（１０１）の両側
   のトップの縁に、一つのシャフトホール（１０５）が貫
   通して形成してあり、サイドブロック（１０２，１０
   ３）に、貫通孔（１０６）が相対して形成してあり、こ
   のブロック（１０）は、上部をスケートボードカー
   （１）のボード（２）の後端の裏面と溶接されて固定し
   てあり、 後車輪の上下揺れ止め装置（２０）は、シャフト（２
   １）がスプリングユニット（２２）を貫通し、スプリン
   グユニット（２２）と共にシリンダ（２３）の内部に入
   っている構造であり、シリンダ（２３）の外端に一つの
   リング（２４）が嵌って固定してあり、リング（２４）
   の両側の外の壁の凸柱（２５）にブッシュ（２６）が嵌
   合してあり、このブッシュ（２６）が相対する貫通孔
   （１０６）に回動可能に嵌合してあり、シャフト（２
   １）がブロック（１０）の後端から突き出しており、後
   車輪の上下揺れ止め装置（２０）は、ボード（２）の長
   手軸と同じ向きであり、 リンケージブロック（３０）は、略直角三角形であり、
   二つあり、上記ロッド（１０１）の両側に１つづつ設け
   てあり、トップピボットホール（３０１）を利用して、
   一つのシャフトロッド（３１）及び２つのブッシュ（３
   ２）を合わせて、斜めのロッド（１０１）の頂部の縁の
   シャフトホール（１０５）にピボットすることで、二つ
   のリンケージブロック（３０）のトップを斜めのロッド
   （１０１）の両側に回動可能に支持されており、二つの
   リンケージブロック（３０）のボトムピボットホール
   （３０２）の間に、共同に一つのシャフトロッド（３
   ３）及び２つのブッシュ（３４）を利用して、上下揺れ
   止め装置（２０）のシャフト（２１）の外側に突き出て
   いる先端が回動可能に支持されており、二つのリンケー
   ジブロック（３０）の外端ピボットホール（３０３）の
   間に、共同に一つのシャフトロッド（３５）及び二つの
   コンケーブリング（３６）を利用して、スケートボード
   カー（１）の後車輪（３）が回転可能に支持されてお
   り、 一つのブレーキユニットが設けてあり、このブレーキユ
   ニットは、Ｕ字形状のブレーキフレーム（４１）の両端
   の内面に、それぞれ一つの位置制御パネル（４２）を固
   定して相対させて設けてあり、各位置制御パネル（４
   ２）の相対する面にそれぞれコンケーブスロット（４
   ３）が形成してあり、このコンケーブスロット（４３）
   の面に、多数のスモールボールスロット（４４）が形成
   してあり、ボール（４５）がそれぞれのスモールボール
   スロット（４４）の内部に嵌合してあり、各位置制御パ
   ネル（４２）の相対するコンケーブスロット（４３）の
   内部に、それぞれ一つの受動パネル（４６）が嵌合して
   あり、位置制御パネル（４２）のコンケーブスロット
   （４３）と相対して、斜めの導面（４６１）が形成して
   あり、この上にボール（４５）を貼り付けてあり、二つ
   のリンケージブロック（３０）の外側の中央にコンケー
   ブリング（３９）を形成され、その内部がスロットチャ
   ンバー（３７）となっており、リンケージブロック（３
   ０）の外側からスロットチャンバー（３７）内に、一つ
   のスプリングプレート（４８）、受動パネル（４６）、
   位置制御パネル（４２）がこの順序で組み込まれてお
   り、そのスロットチャンバー（３７）の底部に、穴の径
   が比較的小さくて、リンケージブロック（３０）を貫通
   するホール（３８）が形成してあり、二つのブレーキユ
   ニット（４７）の内側の凸柱（４７１）がそれぞれ二つ
   のリンケージブロック（３０）の内の面のホール（３
   ８）に貫通しており、スプリングプレート（４８）がピ
   ボットしてあり、その二つのブレーキユニット（４７）
   は、外側を後車輪（３）の上部の両側と相対向してお
   り、ブレーキフレーム（４１）は斜めの上方へ向かって
   ボード（２）の後端まで伸びている構成としたスケート
   ボードカーの後車輪の上下揺れ止め構造。