JP3073538U - 医療用マイクロモータの回転数制御装置 - Google Patents

医療用マイクロモータの回転数制御装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転数制御が容易に行え、制御の選択肢が多
く、術者に合わせた制御が可能な医療用マイクロモータ
の回転数制御装置を提供する。 【解決手段】医療用マイクロモータ4の回転数を制御す
る制御信号を与えるための操作手段1と、前記操作手段
からの制御信号を受けて前記医療用マイクロモータへの
供給電圧を変化させることによって比例制御する電圧制
御手段3と、前記医療用マイクロモータの複数の予め用
意された回転数レベルから、所望の回転数レベルを選択
する回転数レベル選択手段1cとを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、歯科、医科などの医療分野で用いられ、回転あるいは振動する工具 により治療を行うための駆動力を与える医療用マイクロモータの回転数制御装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療用マイクロモータの回転数制御装置としては、種々のものが提案されてい るが、回転数制御が容易に行え、制御の選択肢が多く、術者に合わせた制御が可 能なものはなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記問題を解決しようとするもので、回転数制御が容易に行え、制 御の選択肢が多く、術者に合わせた制御が可能な医療用マイクロモータの回転数 制御装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置は、医療用マイクロ モータの回転数を制御する制御信号を与えるための操作手段と、前記操作手段か らの制御信号を受けて前記医療用マイクロモータへの供給電圧を変化させること によって比例制御する電圧制御手段と、前記医療用マイクロモータの複数の予め 用意された回転数レベルから、所望の回転数レベルを選択する回転数レベル選択 手段とを備えることを特徴とする。
【0005】 ここで、回転数レベルとは、医療用マイクロモータの回転数範囲のことをいい 、後述するように、回転数の最小値と最大値でその範囲を示し、最小値がゼロで ない場合、また、最小値と最大値が一致する場合も含むものである。
【0006】 この回転数制御装置は、本考案の基本となる特徴を明確にしたもので、回転数 制御のための操作手段と、この操作手段からの制御信号を受けて医療用マイクロ モータを比例制御する電圧制御手段と、所望の回転数レベルを選択する回転数レ ベル選択手段とを備えているので、回転数レベルを選択して、操作手段を操作す れば、医療用マイクロモータの回転数を選択した回転数レベルにおいて、比例制 御することができるので、回転数制御を容易にすることができる。
【0007】 請求項2に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置は、請求項1に記載 の医療用マイクロモータの回転数制御装置において、更に、前記複数の回転数レ ベルを任意に設定する回転数レベル設定手段を備えることを特徴とする。
【0008】 この回転数制御装置は、回転数レベルは予め固定設定されたものでなく、回転 数レベル設定手段で設定可能であるので、回転数レベルを使用する術者の好みや 医療目的に合わせて設定することができ、制御の選択肢が増え、自由度が大きい 。
【0009】 請求項3に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置は、請求項2に記載 の医療用マイクロモータの回転数制御装置において、前記回転数レベル設定手段 には、医療用マイクロモータの回転数に所望のオフセット値を与えるオフセット 設定手段を備えることを特徴とする。
【0010】 この回転数制御装置は、回転数レベル設定手段が回転数レベルの最小値をゼロ 以外の所定のオフセット値に設定するオフセット設定手段を備えているので、操 作手段の操作開始に対して、すぐに、マイクロモータの回転数が所定のオフセッ ト値に達し、不必要に途中の回転数上昇の過程を経過する必要がなく無駄を省く ことができる。また、制御範囲が、オフセット値である最小値と最大値の間のよ り勾配の少ない範囲となるので、操作手段の操作量に対する回転数の増減の度合 いが少なく、より微妙な回転数制御を行うことができる。
【0011】 請求項4に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置は、医療用マイクロ モータの回転数を制御する制御信号を与えるための操作手段と、前記操作手段か らの制御信号を受けて前記医療用マイクロモータへの供給電圧を変化させること によって比例制御する電圧制御手段と、前記医療用マイクロモータの複数の予め 用意された回転数レベルから、所望の回転数レベルを選択する回転数レベル選択 手段と、前記操作手段の制御信号が所定値より大きい際には前記医療用マイクロ モータを選択された回転数レベルで定速回転させるオン信号を、同制御信号が同 所定値より大きくない場合にはオフ信号を、前記電圧制御手段に与える回転数固 定手段とを備えることを特徴とする。
【0012】 この回転数制御装置は、回転数固定手段を備え、操作手段の一定の操作の後に は、その操作量に拘わらずに医療用マイクロモータを選択された回転数レベルで 定速回転するようになっているので、常に一定速での治療が必要な場合には、術 者は、操作手段の操作量を気にかけずに、治療に専念することができる。
【0013】 請求項5に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置は、請求項4に記載 の医療用マイクロモータの回転数制御装置において、更に、前記複数の回転数レ ベルを任意に設定する回転数レベル設定手段を備えることを特徴とする。
【0014】 この回転数制御装置は、請求項2と同様に、回転数レベル設定手段によって、 一定速の回転数レベルを使用する術者の好みや医療目的に合わせて設定すること ができ、制御の選択肢が増え、自由度が大きい。
【0015】 請求項6に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置は、請求項1〜5の いずれかに記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置において、更に、前記 複数の回転数レベルの個別セットを記憶保存する回転数レベル記憶手段と、この 回転数レベル記憶手段に記憶保存された個別セットを選択的に選び出して、前記 回転数制御装置に適用する個別セット選択手段とを備えることを特徴とする。
【0016】 この回転数制御装置は、術者の好みに合わせて設定した複数の回転数レベルの 個別セットを回転数レベル記憶手段に記憶保存しておき、個別セット選択手段に よって術者が自分の個別セットを選択して、回転数制御装置に適用することがで きるので、術者に合わせた制御が可能となり、複数の術者で同じ回転数制御装置 を使用する場合に、いちいち使用前に回転数レベルを設定する必要がなくなり、 便利である。
【0017】 請求項7に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置は、請求項1〜6の いずれかに記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置において、前記操作手 段、または/かつ、前記回転数レベル選択手段は、足で操作が可能なフートコン トローラで構成されていることを特徴とする。
【0018】 この回転数制御装置は、操作手段、回転数レベル選択手段は、足で操作が可能 となっているので、手による操作による菌などの感染を避けることができ、より 衛生的に医療用マイクロモータの回転数制御を行うことができる。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下本考案に係る医療用マイクロモータの回転数制御装置の実施の形態につい て、図を参照しつつ説明する。
【0020】 図1は本考案の医療用マイクロモータの回転数制御装置の一例を示すブロック 図、図2(a)〜(d)は、図1の医療用マイクロモータの回転数制御装置によ る種々の回転数制御のパターンのグラフを示す図である。
【0021】 この医療用マイクロモータの回転数制御装置10は、医療用マイクロモータ4 の回転数を制御する制御信号を与えるための操作手段1と、この操作手段1から の入力などを受けて、後述する電圧制御手段3などへの出力を制御する主制御部 2、この主制御部2を介して、操作手段1からの制御信号を受けて医療用マイク ロモータ4への供給電圧を変化させることによって、このマイクロモータの回転 数を比例制御する電圧制御手段3と、医療用マイクロモータ4、後述する回転数 レベル設定手段5、個別セット選択手段6、及び、回転制御された医療用マイク ロモータ4の回転数を表示する回転数表示部7を備えている。
【0022】 操作手段1は、足で操作することのできるフートコントローラとして構成され 、足による踏み込み量を抵抗値の変化に変換して制御信号として出力するペダル コントローラ1a、このペダルコントローラ1aの制御信号が所定値より大きい 際には医療用マイクロモータ4を選択された回転数レベルで定速回転させるオン 信号を、同制御信号が同所定値より大きくない場合にはオフ信号を電圧制御手段 3に与える回転数固定手段の作動をオン/オフする回転数固定スイッチ1b、医 療用マイクロモータ4の複数の予め用意された、あるいは、新たに設定された回 転数レベルから、所望の回転数レベルを選択する回転数レベル選択手段1cとを 備えている。
【0023】 なお、上述の回転数固定手段の機能は、主制御部2に備えられた中央処理装置 2aによって、回転数固定スイッチ1bからオン信号を受けた際に、所定の制御 プログラムにしたがって実現されるようになっている。
【0024】 主制御部2は、この装置全体の機器の動作を制御する中央処理装置2a、操作 手段1のペダルコントローラ1aからの入力を増幅するアンプ2b、切換スイッ チ2c、D/A変換器2d、術者の好みに合わせて設定した複数の回転数レベル の個別セットを記憶保存する回転数レベル記憶手段2eを備えている。
【0025】 切換スイッチ2cは、2段の二股スイッチS1、S2、S3と、これらのスイ ッチS1、S2、S3を介して分岐接続された4つの異なる抵抗値の抵抗R1、 R2、R3、R4から構成され、操作手段1の回転数レベル選択手段1cからの 信号を中央処理装置2aを介して受けることによって、ペダルコントローラ1a の出力をアンプ2b、上記4つの抵抗R1、R2、R3、R4のいずれかを介し て、電圧制御手段3に接続することによって、回転数レベルの設定を行う。
【0026】 D/A変換器2dは、中央処理装置2aからのデジタル制御信号を受けて、電 圧制御手段3aにオフセット値信号を含めた回転数レベルの制御信号、更には、 定速回転信号などをアナログ信号で送るものである。
【0027】 電圧制御手段3は、電源3a、電界効果トランジスタ3b、ダイオード3cコ イル3d、電解コンデンサ3e、ハンドピース取り出し検出スイッチ3fを備え 、操作手段1からの制御信号を主制御部2を介して受けて、医療用マイクロモー タ4への電圧を比例制御して、このモータ4の回転数を比例制御する。
【0028】 医療用マイクロモータ4は、電圧の変化に対応して回転数が変動する小形のモ ータである。
【0029】 回転数レベル設定手段5は、中央処理装置2aに接続され、術者の好みに合わ せて、例えば、4種類の回転数レベル、つまり、回転数の範囲を設定することが できる。この際、回転数の最小値の設定については、設定された最小値に対応さ せて、操作手段1のペダルコントローラ1aの操作量に対する電圧制御手段3へ 出力される制御信号にオフセット値を設定するオフセット設定手段を用いる。こ のオフセット設定手段は、中央処理装置2aが所定のプログラムによって処理す ることによって実現されている。
【0030】 個別セット選択手段6は、回転数レベル設定手段5によって設定された種々の 回転数レベルの個別セットを術者毎に記憶保存している回転数レベル記憶手段2 eから、希望の個別セットを選択できるものである。
【0031】 このような構成によって、この回転数制御装置10によれば、回転数レベル選 択手段1cによって、UL:極低速(例えば100〜300rpm)、L:低速 (例えば100〜3000rpm)、M:中速(例えば100〜9000rpm )、H:高速(例えば100〜40000rpm)の4つの回転数レベルから、 必要なものを選択して、操作手段1のペダルコントローラ1aを操作すれば、医 療用マイクロモータ4の回転数は、図2(a)のようなグラフで示されるように 比例制御され、回転数制御を容易にすることができる。
【0032】 このUL、L、M、Hの回転数レベルは、上記の値に固定されるものではなく 、回転数レベル設定手段5によって、任意に設定されるものであるので、回転数 レベルを使用する術者の好みや医療目的に合わせて設定することができ、制御の 選択肢が増え、自由度が大きい。
【0033】 また、この回転数レベルは、オフセット設定手段によって、ゼロでない一定の 回転数を最小値とすることができ、例えば、4つの回転数レベルを、A:極低速 (例えば100〜300rpm)、B:低速(例えば1000〜3000rpm )、C:中速(例えば9000〜15000rpm)、D:高速(例えば300 00〜40000rpm)のようにすることができる。
【0034】 こうして設定した4つの回転数レベルから、必要なものを選択して、操作手段 1のペダルコントローラ1aを操作すれば、医療用マイクロモータ4の回転数は 、図2(b)のようなグラフで示されるように比例制御され、比例の勾配がより 緩やかになっており、ペダルコントローラ1aで、より微妙な回転数制御を容易 にすることができる。 回転数固定スイッチ1bをオンにすると、このオン信号を受けた主制御部2の 中央処理装置2aでは、回転数固定手段を作動させ、操作手段1のペダルコント ローラ1aの操作量が一定値を超えた場合には、電圧制御手段2に、選択された 回転数レベル、例えば、Z:極低速(例えば1000rpm固定)、Y:低速( 例えば2000rpm固定)、X:中速(例えば3000rpm固定)、W:高 速(例えば4000rpm固定)で医療用マイクロモータ4を定速回転させる制 御信号を出力する。
【0035】 この場合、その操作量よりペダルコントローラ1aの操作量を多くしても、医 療用マイクロモータ4は選択された定速で回転し続ける。この状態を示すのが、 図2(c)のグラフである。こうして、常に一定速での治療が必要な場合には、 術者は、操作手段の操作量を気にかけずに、治療に専念することができる。
【0036】 この回転数固定のZ、Y、X、Wの回転数レベルも、上記の値に固定されるも のではなく、回転数レベル設定手段5によって、例えば、図2(d)に示すよう に、a:極低速(例えば300rpm固定)、b:低速(例えば1000rpm 固定)、c:中速(例えば9000rpm固定)、d:高速(例えば40000 rpm固定)と、任意に設定されるものであるので、この場合でも、回転数レベ ルを使用する術者の好みや医療目的に合わせて設定することができ、制御の選択 肢が増え、制御の自由度が大きい。
【0037】 また、主制御部2の回転数レベル記憶手段2eには、図2(a)、(c)のグ ラフで示したような既定値の回転数レベルの個別セットや、図2(b)、(d) のグラフで示したような術者毎の回転数レベルの個別セットが記憶保存されてお り、この回転数レベル記憶手段2eから個別セット選択手段6によって術者が自 分の個別セットを選択して、回転数制御装置10に適用することができるので、 術者に合わせた制御が可能となり、複数の術者で同じ回転数制御装置を使用する 場合に、いちいち使用前に回転数レベルを設定する必要がなくなり、便利である 。
【0038】 図3は、本考案の医療用マイクロモータの回転数制御装置を備えた歯科診療ユ ニットの一例の外観斜視図である。
【0039】 この歯科診療装置20は、患者の頭を保持するヘッドレスト11a、背部を保 持するバックレスト11b、腰と脚部を保持するメインレスト11cなどからな るフラットタイプの診療台11を備えており、この診療台11は、台座12に設 置されて、昇降可能となっている。
【0040】 バックレスト11bの肩部には、ハンドピース収納部13が設けられハンドピ ース13aが繰り出し繰戻し可能に収納されている。診療台11には、また、ト レーテーブル14が設けられ、このサイド部にも複数のハンドピース14aが繰 り出し繰戻し可能に保持されている。医療用マイクロモータで駆動されるハンド ピース類は、主に、このトレーテーブル14に保持されているハンドピース14 aである。
【0041】 この歯科診療装置20においては、本発明の医療用マイクロモータの回転数制 御装置10の主要部は台座12の中に収納され、ここでは見えていない。見えて いるのは、操作手段1を構成しているフートコントローラ1であり、このフート コントローラ1に、上述したペダルコントローラ1a、回転数固定スイッチ1b 、回転数レベル選択手段1cが備えられているのが解る。
【0042】 このフートコントローラ1に設けられたペダルコントローラ1a、回転数固定 スイッチ1b、回転数レベル選択手段1cは、いずれも、術者が術者用椅子15 Aに座ったままで、足を使って、簡単に操作できるようになっている。したがっ て、手で操作することによる菌などの感染を避けることができ、より衛生的に医 療用マイクロモータの回転数制御を行うことができる。
【0043】 なお、この図では、補助者用椅子15Bも見えている。
【0044】 図4は、本考案の医療用マイクロモータの回転数制御装置を備えた歯科診療ユ ニットの他例の外観斜視図である。
【0045】 この歯科診療ユニット20Aでは、診療台11Aは、図から解るように、バッ クレスト11Abも傾動可能な椅子タイプとなっており、このようなタイプのも のにも、もちろん、本発明の回転数制御装置は設置可能である。また、本発明の 回転数制御装置は、これらに限らず、歯科や医科のいずれの診療装置にも、医療 用マイクロモータを使用するものであれば、設置可能である。
【0046】 この場合、バックレスト11Abに設置されたトレーテーブル14Aに、図1 で説明した操作手段1のペダルコントローラ1a、回転数固定スイッチ1b、回 転数レベル選択手段1cに対応する手動式コントローラ1Aa、回転数固定スイ ッチ1Ab、回転数レベル選択手段1Acが設けられている。
【0047】 このように、操作手段1は、手で操作するような操作手段1Aであってもよい 。
【0048】 図5は、本考案の医療用マイクロモータの回転数制御装置の他例を示す外観斜 視図である。
【0049】 この回転数制御装置10Aは単体で用いられるもので、図1の主制御部2、電 圧制御手段3などは図の箱体の中に収容されている。見えているのは、操作手段 1Bを構成するペダルコントローラ1Ba、回転数固定スイッチ1Bb、回転数 レベル選択手段1Bcであり、これらの機能は、図1のものと同じである。
【0050】 本発明の回転数制御装置は、このように単体で用いられる場合でも、同様の効 果を発揮し、内蔵された医療用マイクロモータの回転数を制御して、ハンドピー ス14Baの工具の回転数や振動数を容易に、高い自由度で制御することができ る。
【0051】
【考案の効果】
請求項1に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置によれば、回転数 制御のための操作手段と、この操作手段からの制御信号を受けて医療用マイクロ モータを比例制御する電圧制御手段と、所望の回転数レベルを選択する回転数レ ベル選択手段とを備えているので、回転数レベルを選択して、操作手段を操作す れば、医療用マイクロモータの回転数を選択した回転数レベルにおいて、比例制 御することができるので、回転数制御を容易にすることができる。
【0052】 請求項2に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置によれば、請求項1 の効果に加え、回転数レベルは予め固定設定されたものでなく、回転数レベル設 定手段で設定可能であるので、回転数レベルを使用する術者の好みや医療目的に 合わせて設定することができ、制御の選択肢が増え、自由度が大きい。
【0053】 請求項3に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置は、請求項2の効果 に加え、回転数レベル設定手段が回転数レベルの最小値をゼロ以外の所定のオフ セット値に設定するオフセット設定手段を備えているので、操作手段の操作開始 に対して、すぐに、マイクロモータの回転数が所定のオフセット値に達し、不必 要に途中の回転数上昇の過程を経過する必要がなく無駄を省くことができる。ま た、制御範囲が、オフセット値である最小値と最大値の間のより勾配の少ない範 囲となるので、操作手段の操作量に対する回転数の増減の度合いが少なく、より 微妙な回転数制御を行うことができる。
【0054】 請求項4に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置によれば、回転数固 定手段を備え、操作手段の一定の操作の後には、その操作量に拘わらずに医療用 マイクロモータを選択された回転数レベルで定速回転するようになっているので 、常に一定速での治療が必要な場合には、術者は、操作手段の操作量を気にかけ ずに、治療に専念することができる。
【0055】 請求項5に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置によれば、請求項4 の効果に加え、請求項2と同様に、回転数レベル設定手段によって、一定速の回 転数レベルを使用する術者の好みや医療目的に合わせて設定することができ、制 御の選択肢が増え、自由度が大きい。
【0056】 請求項6に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置によれば、請求項1 〜5のいずれかの効果に加え、術者の好みに合わせて設定した複数の回転数レベ ルの個別セットを回転数レベル記憶手段に記憶保存しておき、個別セット選択手 段によって術者が自分の個別セットを選択して、回転数制御装置に適用すること ができるので、術者に合わせた制御が可能となり、複数の術者で同じ回転数制御 装置を使用する場合に、いちいち使用前に回転数レベルを設定する必要がなくな り、便利である。
【0057】 請求項7に記載の医療用マイクロモータの回転数制御装置によれば、請求項1 〜6のいずれかの効果に加え、操作手段、回転数レベル選択手段は、足で操作が 可能となっているので、手による操作による菌などの感染を避けることができ、 より衛生的に医療用マイクロモータの回転数制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の医療用マイクロモータの回転数制御装
置の一例を示すブロック図
【図2】(a)〜(d)は、図1の医療用マイクロモー
タの回転数制御装置による種々の回転数制御のパターン
のグラフを示す図
【図3】本考案の医療用マイクロモータの回転数制御装
置を備えた歯科診療ユニットの一例の外観斜視図
【図4】本考案の医療用マイクロモータの回転数制御装
置を備えた歯科診療ユニットの他例の外観斜視図
【図5】本考案の医療用マイクロモータの回転数制御装
置の他例を示す外観斜視図
【符号の説明】
1、1A、1B 操作手段(フートコントロー
ラ) 1a、1Aa、1Ba ペダルコントローラ 1b、1Ab、1Bb 回転数固定スイッチ 1c、1Ac、1Bc 回転数レベル選択手段 2 主制御部 2d D/A変換器 2e 回転数レベル記憶手段 3 電圧制御手段 4 医療用マイクロモータ 5 回転数レベル設定手段 6 個別セット選択手段 10、10A 医療用マイクロモータの回転
数制御装置

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療用マイクロモータの回転数を制御す
    る制御信号を与えるための操作手段と、前記操作手段か
    らの制御信号を受けて前記医療用マイクロモータへの供
    給電圧を変化させることによって比例制御する電圧制御
    手段と、前記医療用マイクロモータの複数の予め用意さ
    れた回転数レベルから、所望の回転数レベルを選択する
    回転数レベル選択手段とを備えることを特徴とする医療
    用マイクロモータの回転数制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の医療用マイクロモータの
    回転数制御装置において、 更に、前記複数の回転数レベルを任意に設定する回転数
    レベル設定手段を備えることを特徴とする医療用マイク
    ロモータの回転数制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の医療用マイクロモータの
    回転数制御装置において、 前記回転数レベル設定手段には、医療用マイクロモータ
    の回転数に所望のオフセット値を与えるオフセット設定
    手段を備えることを特徴とする医療用マイクロモータの
    回転数制御装置。
  4. 【請求項4】医療用マイクロモータの回転数を制御する
    制御信号を与えるための操作手段と、前記操作手段から
    の制御信号を受けて前記医療用マイクロモータへの供給
    電圧を変化させることによって比例制御する電圧制御手
    段と、前記医療用マイクロモータの複数の予め用意され
    た回転数レベルから、所望の回転数レベルを選択する回
    転数レベル選択手段と、前記操作手段の制御信号が所定
    値より大きい際には前記医療用マイクロモータを選択さ
    れた回転数レベルで定速回転させるオン信号を、同制御
    信号が同所定値より大きくない場合にはオフ信号を、前
    記電圧制御手段に与える回転数固定手段とを備えること
    を特徴とする医療用マイクロモータの回転数制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の医療用マイクロモータの
    回転数制御装置において、 更に、前記複数の回転数レベルを任意に設定する回転数
    レベル設定手段を備えることを特徴とする医療用マイク
    ロモータの回転数制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の医療用マ
    イクロモータの回転数制御装置において、 更に、前記複数の回転数レベルの個別セットを記憶保存
    する回転数レベル記憶手段と、この回転数レベル記憶手
    段に記憶保存された個別セットを選択的に選び出して、
    前記回転数制御装置に適用する個別セット選択手段とを
    備えることを特徴とする医療用マイクロモータの回転数
    制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の医療用マ
    イクロモータの回転数制御装置において、 前記操作手段、または/かつ、前記回転数レベル選択手
    段は、足で操作が可能なフートコントローラで構成され
    ていることを特徴とする医療用マイクロモータの回転数
    制御装置。
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