JP3073517U - ウェットティッシュ積層体製造用可変式折り板装置 - Google Patents

ウェットティッシュ積層体製造用可変式折り板装置

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JP3073517U JP2000002138U JP2000002138U JP3073517U JP 3073517 U JP3073517 U JP 3073517U JP 2000002138 U JP2000002138 U JP 2000002138U JP 2000002138 U JP2000002138 U JP 2000002138U JP 3073517 U JP3073517 U JP 3073517U
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誠記 山路
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵩高の不織布など一定引張応力下での縦方向
の伸び率の大きい基材に対しても、所望の折り形状の積
層ウェットティッシュペーパーを形成するのに用いる折
り板装置を提供する。また、積層体幅を所望の製品に応
じて広範囲に変更でき、基布の種類、折り幅、折り形状
等の異なる多品種生産にも1シリーズの折り板装置で対
応できるウェットティッシュ積層体製造用折り板装置を
提供する。 【解決手段】 折り板装置が、(1)左右2枚に分割さ
れた折畳ボード、(2)該左右折畳ボード上に、相互に
平行に対向するように設けた少なくとも一組の位置決め
ステー、(3)該左右折畳ボードの各々に設けられた複
数の折畳エッジ、(4)前記位置決めステー間を相互に
連結する可動調節機構、および(5)前記位置決めステ
ーの上下方向の可動調節機構を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ウェットティッシュ包装体の製造に用いる可変折り板装置に関する 。さらに詳しくは、基布が相互に重なりを有して折り合わされる改良されたウェ ットティッシュ積層体製造に用いる可変式折り板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウェットティッシュは、例えば紙や不織布などの基布に使用目的に応じた液体 (例えば水に、アルコール、除菌剤、防腐剤、香料などを混入した液体)を含浸 させたものである。また、このウェットティッシュは、多数枚(例えば50〜1 00枚程度)積層させた状態で気密性のあるフィルム状の封入袋あるいはプラス チック性容器などに収納して製品とされる。この積層ウェットティッシュペーパ ーが互いに重なりを有して折り畳まれている場合には、1枚のウェットティッシ ュを取出口から取り去ると、次葉に一部が次の取り出しに備えて誘出される。こ のとき、常に一定の短い寸法で取出口に臨出保持され、ドロップバックがなく、 次葉が同伴して取り去られてしまういわゆるズル現象の発生もないなど取出性の 優れたものが好まれている。
【0003】 ところで、この種のティッシュを積層する方法としては、古くから例えば特公 昭55−1215号公報に記載されたウェブ折合せ装置に見られるように、ウェ ブの走行方向に平行に、すなわち基布の縦方向に折り畳むことが広く行われてい る。図3は、上例の折畳ボードの斜視図である。従来のティッシュ包装品を供給 するため、X,Y2枚のウェブはそれぞれ幅の1/2が重合され、折畳ボード1 1上に形成された折畳エッジ24,25,27,28,34,36でV字に重な りを有して折り合わされたサブスタックが形成される。200枚のティッシュの スタックが形成される場合には、このような折畳ボードは100個用いられる。 また、図4は、折畳ボードでの折合せ順序の説明図である。
【0004】 通常、基布は一定幅にスリットされ巻き取られたロール状で供給されるが、一 般的に、基布の縦方向の引張強度が横方向の引張強度よりも大きく、あるいは、 基布に一定の引張応力をかけたときに、縦方向の伸度が横方向の伸度より小さい 。ところで、前記のウェブ折合せ装置をいわゆる化粧用ティッシュの製造に用い る場合には、通常比較的薄いティッシュのウェブが用いられるから、張力は最小 限に押さえて駆動され、また、パルプ系のウェブであるから、このような引張応 力に対する伸度は極めて小さく、折合せ装置上で基布が張力によって幅落ちする ことはなく、所望の寸法で整然とした折り畳みの折り合わせが可能である。しか しながら、ウェットティッシュの場合は、液体が含浸されているため、基布相互 間の付着力がドライの場合より大きく、前述の取出性が、重なりを有して折り合 わせた場合の重なり幅に敏感である。また、ウェットティッシュの製造に用いら れる基布については、引張特性も多様であり、所望の所望の折り幅又は/及び重 なり幅のウェットティッシュ積層体を得ることは必ずしも容易ではない。
【0005】 また、従来、ウェットティッシュペーパーを形成するための基布幅については 、200mm幅程度のものが赤ちゃんのおしりふき用や、雑品用に多用されてお り、業界の標準となっていた。近年、介護用ウェットティッシュのニーズが高ま っており、250mm〜300mm幅程度の広幅の製品が好まれているが、いわ ゆるポップアップ性の重畳構造への移行は、まだほとんど進展していない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
一般に、基材の蛇行を防止し、所望の折り形状とするために、基材の縦方向に 一定の張力をかける必要がある。例えば、嵩高で伸度の大きい不織布や、繊維の 結合の緩やかな水解紙などの基布においては、十分な張力をかけると変形が過大 になるため、所望の製品寸法が得られないばかりでなく、重なりそのものが得ら れなくなって商品価値を損なうなどの問題があり、必然的に低い張力下で運転す る必要がある。しかしながら、このときは折り形状が乱れてくるなど正常な運転 を継続し難い問題がある。一方、必要な張力をかけて運転する場合にも、既存の 折り板装置を用いた場合の主たる調節方法である上流及び下流にある折畳ボード をハンドノブとネジによって整合させる方法では、折り幅ないし重なり幅を所望 の範囲に調節することができず、ポップ外れ(隣接する上下の基布が互いに重な りを有するように折り合わせされないこと)が発生して運転そのものが継続し難 いことが判明した。このような問題は、基布のドライ時の縦方向の伸度が5%と なる引張応力が2000gf/50mm幅以下であり、かつ、ウェット時の縦方 向の伸度が5%となる引張応力が1000gf/50mm幅以下である場合に起 こり易いことを見出したが、このような基布を用いても、隣接する上下の基布が 互いに重なりを有するように折り合わせて重畳構造を形成できる、いわゆるポッ プアップ性に優れたウェットティッシュ包装体の製造に用いる折り板装置を提供 することを目的としている。また、ウェットティッシュの折り幅、折り形状の多 様なニーズにも対応できるウェットティッシュ包装体の製造に用いる折り板装置 を提供することを他の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、連続する複数枚の基布を複数個の折り板装置によって縦方向に折り 畳み、かつ、隣接する上下の基布が互いに重なりを有するように折り合わせて重 畳構造を形成するとともに、液体を含浸し、かつ、縦方向に切断して積層ウェッ トティッシュペーパーを形成し、液体不透過性で、かつ、取出口を有する包装袋 に封入するウェットティッシュ包装体の製造に用いる折り板装置であって、(1 )前記各折り板装置は左右2枚に分割された折畳ボードを有し、(2)該左右折 畳ボードは、相互に平行に対向する少なくとも一組の位置決めステーを有し、か つ、各々複数の折畳エッジを備えており、(3)該位置決めステーは可動調節機 構を介して相互に連結しており、(4)所望の折り幅又は/及び重なり幅に応じ て前記左右折畳ボードの相互位置を可変に調節するとともに、(5)前記位置決 めステーの上下方向位置を可変に調節することを特徴とするウェットティッシュ 包装体の製造に用いる可変式折り板装置を提供するものである。
【0008】 すなわち本考案は、折り板装置が、(1)左右2枚に分割された折畳ボード、 (2)該左右折畳ボード上に、相互に平行に対向するように設けた少なくとも一 組の位置決めステー、(3)該左右折畳ボードの各々に設けられた複数の折畳エ ッジ、(4)前記位置決めステー間を相互に連結する可動調節機構、および(5 )前記位置決めステーの上下方向位置の可動調節機構を有することを特徴とする ウェットティッシュ積層体製造用可変式折り板装置を提供するものである。
【0009】
【考案の実施の態様】
以下に考案明を詳細に説明する。本考案の可変式折り板装置で加工する基布の 素材や構成については特に制限はなく、レーヨン、パルプ、合成繊維等の繊維材 料やバインダー等を適宜に組み合わせたものが用いられ、単一シートであっても よく、複数枚のシートを積層して形成されたものであってもよい。また、基布の 破断強度、破断伸度、湿潤強度、水解性等の物理的特性についても特に制限はな いが、ドライ時の縦方向伸度が5%となる引張応力が2000gf/50mm幅 以下であり、かつ、ウェット時の縦方向伸度が5%となる引張応力が1000g f/50mm幅以下である基布において、特に本考案の効果が発揮される。
【0010】 考案の可変式折り板装置で加工する基布は、液体が含浸される前後の何れであ ってもよいが、液体の均一含浸性を目的とする場合は、折り板装置の前で含浸す ることが選択できる。また、本考案の可変式折り板装置で加工された積層ウェッ トティッシュペーパーは、例えば特公昭64−3722号公報に記載の化粧料封 入袋の連続製造方法によって液体不透過性で、かつ、取出口を有する包装袋に封 入される。
【0011】 本考案においては、連続する複数枚の基布が複数個の折り板装置によって縦方 向に折り畳まれる。図1は、本考案の可変折り板装置の一例および基布の折り畳 み過程を示す斜視図である。本考案の可変折り板装置は、特公昭55−1215 号公報の折合せ設備において、複数個の同一の折畳ボードが走行進路内のフレー ム上に長手方向に間隔をおいて装着されるのと同様に、基布の積層体の走行方向 に関して前後関係で、相互に適宜の間隔をおいて、複数個が設置される。ここで 使用する本考案の可変折り板装置の個数は所望の積層ウェットティッシュペーパ ーの枚数に対応する基布の枚数と基本的には同数であるが、本考案の目的を損な わない限りにおいて、その一部を他の既存の折り板装置で置き換えて使用するこ とは差し支えない。新たにロールから繰り出された基布は、折り板装置によって Z字形状に基布の縦方向に折り畳まれるが、このとき上流の折り板装置で既に重 なりを有して折り畳まれた積層ウェットティッシュペーパーと重なりを有するよ うに、最上層の1枚の上側折り返し片の下方に折り込まれる。
【0012】 前記公知の折合せ装置においては、個々のウェブについての折り返しが1回で あるため、折畳ボード1個で2枚のウェブを折り合わせることができるが、本考 案の可変折り板装置においては、1枚のウェブに対して2回の折り返しを行って 、互いに重なりを有するZ字形状の重畳構造を形成するのが通例であるから、本 考案の可変式折り板装置に用いる製造方法においては、原則として基布の枚数と 同数の可変式折り板装置が使用される。なお、ウェットティッシュ包装体におい て、このようなZ字形状が多用されるのは、前記公知の折合せ装置で形成される V字折り積層体の場合には、ウェットティッシュに用いるには、重なり幅が基布 幅の2分の1と過大であって、臨出長さが大きく乾燥する恐れが大きく、ズルも 発生し易いこと、積層体の幅が基布幅に対して大きく製品サイズが大きくなりが ちなことなどのため好ましくないためである。
【0013】 本考案を以下に図面による具体例により説明する。図1は、本発明のウェット ティッシュ包装体製造方法に用いる可変折り板装置の一例を示す斜視図である。 図1において、1a,1bは分割された左右の折畳ボードを示す。左右折畳ボー ド1a,1bは、相互に平行に対向する左右の位置決めステー2a,2bを有す る枠体に着脱可能に固定されている。左折畳ボード1aは、折畳エッジ3a,4 ,5,6を、右折畳ボード1bは、折畳エッジ3b,7,8をそれぞれ備えてい る。また、右折畳ボード1bには、右位置決めステー2b及びこれに連結するス プリットブロック10を介して、折畳エッジ9が配設されている。
【0014】 前記左右の位置決めステー2a,2bは可動調節機構を介して相互に連結して いる。該左右位置決めステー2a,2bには一対のシリンダーブロック51a, bが固定され、2本のピストン52によって相互に連結されており、該左右位置 決めステー2a,2bが平行に対向するよう保持される。また、該ピストン52 は左右位置決めステー2a,2b間に介在するスプリットブロック53に固定さ れている。該シリンダーブロック51a,bには、相互に異なる方向のネジ山が 切られており、ノブのついた調節ネジ54が貫通しており、該調節ネジ54はそ の中間領域において、前記スプリットブロック53に対して左右方向に位置決め して配設されている。前記左右位置決めステー2a,2bの左右折畳ボード1a ,1b寄りの位置には、前記調節ネジ54と対をなすもう1本の調節ネジ55が 配設され、相互にチェーン56で連結している。このため、片手で前記ノブを回 すことにより、随時スムーズにステー間隔を可変調節することができる。前記ス プリットブロック53の上部には、垂直方向に上下位置決めピラー57が固定さ れており、可動調節機構58によって、上下方向位置を随時調節することができ 、かつ、走行方向に対する平行性も保持される。また、該可動調節機構58は、 固定具59で、製造ラインのフレームに角度調節可能に固定されている。なお、 図1の例では、スプリットブロック53を製造ラインのフレームに固定する方法 として角柱状ピラー57とこれと共働する可動調節機構58を採用したが、角柱 状ピラーに代えて円柱状として軸に対して回転方向に調節可能とするなどの変形 は、本考案の主旨を逸脱しない限り適宜選択できる。
【0015】 また図1には、本考案のウェットティッシュ積層体製造用折り板装置における 基布の折り畳み過程を示す斜視図が併せて記入されている。巻き出しスタンドの 基布ロール(図示せず)から引き出された基布は、適宜ターニングバー(図示せ ず)による方向転換や、他の方法による基布の幅方向位置決めなどを経て、本考 案の折り板装置の折畳ボード1a,bの裏面に、基布積層体の走行進路方向に平 行に供給される。基布左端は、先ず折畳エッジ4で折り返され、折畳エッジ3a に達したとき折り目から折畳エッジ5に沿って引き出され、さらに基布の進行に 伴って、折畳エッジ6によって下方へ折り畳まれ、左側折返片(下方折返片)が 形成される。このとき、上流に位置する折り板装置によって既に形成されている 部分積層体の最上部の右側折返片(上方折返片)の下側に折り合わされて、重な りを有する重畳構造が形成される。一方、基布右端は、折畳エッジ7で折り返さ れ、折畳エッジ3bに達した直後から、折畳エッジ9によって上方へ折り畳まれ 、右側折返片(上方折返片)が形成される。なお、折畳エッジ8は、直接的には 折畳の形成には寄与しないが、折畳エッジ5と折畳エッジ8との間隔kは、積層 体における各基布の折り幅を決める指標であり、前述の左右位置決めステーの間 隔を調節する指標のひとつとして重要である。また、引取ロール(図示せず)に よって引っ張られるときに基布が蛇行するのを防止するガイドの効果もある。
【0016】 図2は、本考案の折り板装置における基布の折り畳み過程を示す説明図である 。これらは従来からウェットティッシュの製造に多用されている重畳構造の事例 であり、図2(a)は、上下の基布の重なり幅が積層体の幅方向中央部において 小範囲だけ重合されている。この重畳構造は、中央部がやや嵩高にはなるが、重 なり幅を小さくでき、かつ、積層体の幅も比較的小さくできる。また、図2(b )は、重なり幅を基布の全幅のほぼ3分の1まで大きくして、重なりをより確実 にするとともに、積層体の幅を全幅のほぼ3分の1まで小さくしたものである。 図2(a),(b)の何れにおいても、先ず、上流に位置する折り板装置で形成 された重畳構造の積層体(最上部の1枚のみを示す)の上面に、当該折り板装置 で折り畳まれる幅lの基布が重ねられる。各図の2番目以降は、該積層体の最上 部の1枚に新たに折り畳まれる基布が折り込まれる様子を模式的に示す。図1の 折畳エッジ4,7で絞り込まれ、折畳エッジ3a,bで折り幅が決められると、 左右の折畳エッジ6,9による折り畳みが始まり、順次折り返しが進行して完全 にZ字状の折り返しが完成する。このとき、基布左端では、左側の折畳エッジ6 によって左側折返片(下側折返片)が形成され、既に形成されている積層体の最 上部の1枚の右側折返片(上方折返片)の下方に押し込まれる。一方、基布右端 では、右側の折畳エッジ9によって右側折返片(上側折返片)が形成され、新た に形成される積層体の最上部の1枚の右側折返片(上方折返片)が構成される。 その結果、折り幅m、重なり幅nの折畳構造の積層体が形成される。
【0017】 図2aおよび図2bの重畳構造は、互いに積層体の折り幅mが異なっている。 一般に、積層ウェットティッシュペーパーの所望の折り幅に対して、折り板装置 の折り幅がほぼ同一になるように設計されている。したがって、このような2種 類の重畳構造を形成するためには、従来は、サイズの異なる2種類の折り板装置 の全セット(シリーズ)を別個に保有していて、製造する製品の折り幅の変更を 要する都度折り板装置の全セットを交換する必要があった。また、従来の一体型 折り板装置についてもハンドノブとネジによって行うスプリットブロックの調節 等の調節機能は知られていたが、走行調節を目的とするものであった。さらに、 これを分割式として構成する場合も、組立時の便宜や走行調節を目的とするもの であった。これに対して、本考案の折り板装置を用いると、図2aと図2bのよ うに折り幅の異なる複数の積層体の製造に際しても、折り板設備自体を取り替え ることなく、ワンタッチで切替ができ、また、組立時の便宜や走行調節の目的も 兼ね備えている。
【0018】 また、本考案の特徴として次の点が挙げられる。すなわち、嵩高で伸度の大き い不織布や、繊維の結合の緩やかな水解紙などの基布のように、十分な張力をか けると変形が大きくなって基布幅、折り幅、重なり幅が所望の値に維持し難くな る場合には、張力を開放した場合に所望の製品幅が得られるように、折り板装置 の左側の折畳エッジ5と右側の折畳エッジ8の間隔kを、最終製品の折り幅m( 積層幅)とは異なる、より小さい値に設定する必要があるが、本考案の折り板装 置はこのような基布に対しても対応できる機能を有している。また、引張張力に 対する伸度がそれほど大きくなく、通常の運転条件下では幅落ちがほとんど認め られない通常の基布と、上記のような変形の大きい基布から、それぞれ所望の製 品を得るための切替も短時間に効率的にできることは言うまでもない。さらに、 介護用などの広幅の製品の製造にも対応できる機能を併せ有している。
【0019】
【考案の効果】
嵩高の不織布など一定引張応力下での縦方向の伸び率の大きい基材に対しても 、所望の折り形状の積層ウェットティッシュペーパーを形成するのに用いる折り 板装置が提供される。 また、積層体幅を所望の製品に応じて広範囲に変更でき、基布の種類、折り幅 、折り形状等の異なる多品種生産にも1シリーズの折り板装置で対応できる利点 を併せ有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の可変折り板装置の一例および基布の折
り畳み過程を示す斜視図である。
【図2】本考案の折り板装置における基布の折り畳み過
程を示す説明図である。
【図3】従来のウェブ折合せ装置における折畳ボードの
斜視図である。
【図4】従来のウェブ折合せ装置における折合せ順序の
説明図である。
【符号の説明】
1a,b 折畳ボード 2a,b 位置決めステー 3a,3b,4,5,6,7,8,9 折畳エッジ 10,53 スプリットブロック 51a,b シリンダーブロック 52 ピストン 54,55 調節ネジ 56 チェーン 57 ピラー l 基布幅 m 折り幅 n 重なり幅

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り板装置が、(1)左右2枚に分割さ
    れた折畳ボード、(2)該左右折畳ボード上に、相互に
    平行に対向するように設けた少なくとも一組の位置決め
    ステー、(3)該左右折畳ボードの各々に設けられた複
    数の折畳エッジ、(4)前記位置決めステー間を相互に
    連結する可動調節機構、および(5)前記位置決めステ
    ーの上下方向位置の可動調節機構を有することを特徴と
    するウェットティッシュ積層体製造用可変式折り板装
    置。
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