JP3072864U - 光ディスク保持シート - Google Patents

光ディスク保持シート

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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスクの情報読み出し面側を十分に保護で
き、光ディスクの使用あるいは廃棄処理などに際して光
ディスクを簡単に取り出すことができ、しかも、光ディ
スクのパッケージング処理が簡単であり、書籍などに簡
単に添付することも可能になる光ディスク保持シートを
提供する。 【解決手段】光ディスク配置用の切抜き部11a が設けら
れた台紙11と、被着体への押圧により貼着可能な貼着性
を有し、台紙の片面側で少なくとも切抜き部を覆うよう
に貼着された表面保護フィルム12と、台紙の切抜き部内
に配置され、表面保護フィルムに情報読み出し面側が貼
着された光ディスク13とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、光ディスクを保持した光ディスク保持シートに係り、特に光ディス クの情報読み出し面に表面保護フィルムを密着した構造に関するもので、例えば 雑誌、書籍などの付録として光ディスクを添付する場合に使用される。
【0002】 CD(コンパトクディスク)、DVD (デジタルビデオディスク、デジタルバーサ タルディスク)などのように光学的に情報を読み出し可能にした光ディスクは、 記録容量が大容量で多くの情報を記録できるので、プログラムや音楽、映像など のデジタルデータを記録して情報の提供する情報担持媒体として多く利用される ようになっており、今後の飛躍的な活用が期待される。光ディスクの構造は、基 体が一般にポリカーボネート樹脂からなり、情報読み出し面が保護層により覆わ れている。
【0003】
【従来の技術】
最近、コンピュータ関連の雑誌、書籍などの付録として、CDなどの光ディスク が添付されることが多い。この添付に際して、従来は、光ディスクをパッケージ で包装した状態で、綴じ込み方式あるいは接着方式が採用される場合が多い。
【0004】 前者の綴じ込み方式は、光ディスクを挟むように厚紙などの台紙を二枚貼り合 わせることによって光ディスクを保持してなり、片方の台紙に光ディスク取り出 し位置に沿って台紙切開用のミシン目を設けておき、台紙の一端部を書籍などに 綴じ込めている。そして、台紙の綴じ込み側の一端部の近傍にミシン目を施して おき、台紙の光ディスク保持部を切り離し得るようにされた場合が多い。
【0005】 後者の接着方式では、不織布などからなる袋に光ディスクが収納され、この袋 の片面が書籍の特定の頁に接着剤により接着される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、従来の光ディスクを挟むように台紙を二枚貼り合わせた構造あるい は光ディスクを袋に収納した構造の光ディスク保持パッケージはつぎの問題があ る。 (1) 光ディスクの使用に際して、パッケージから光ディスクを取り出す作業が 煩わしいという問題がある。 (2) 書籍などの付録として添付された光ディスクは、購入者の一部にとっては 不要な場合があり、しかも、綴じ込み方式や接着方式で添付された光ディスクは 、書籍などの頁をめくる際に邪魔に感じる場合があり、購入直後に書籍などから 光ディスク保持パッケージを剥すことがある。 このように剥された光ディスク保持パッケージをゴミとして購読者が廃棄処理 する際、環境への影響を考慮して、資源ゴミである台紙あるいは可燃物である袋 と不燃物であるポリカーボネート樹脂からなる光ディスクを予め分離する必要が あるが、台紙や袋と光ディスクを分離する作業が煩わしいという問題がある。 一方、書店で売れ残った書籍などが返品された卸元あるいは出版元でも、上記 と同様に廃棄処理上の問題が発生しているが、卸元や出版元では、付録の廃棄処 理に際して台紙あるいは袋と光ディスクとの分離のために余計な労力、経費をか けたくないので、上記したような廃棄処理上の問題は深刻である。 (3) 書籍などの製本、出荷に際して、光ディスク保持パッケージを書籍などへ 綴じ込み方式あるいは接着方式により添付する際に、工程を極力簡略化し、労力 、経費を削減したいが、光ディスクのパッケージングに際して作業が煩わしいと いう問題がある。
【0007】 本考案はかかる事情に鑑み、光ディスクの情報読み出し面側を十分に保護でき 、光ディスクの使用あるいは廃棄処理などに際して光ディスクを簡単に取り出す ことができ、しかも、光ディスクのパッケージング処理が簡単であり、書籍など に簡単に添付することも可能になる光ディスク保持シートを提供することを目的 とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の光ディスク保持シートは、光ディスク配置用の切抜き部が設けられ た台紙と、被着体への押圧により貼着可能な貼着性を有し、前記台紙の片面側で 少なくとも前記切抜き部を覆うように貼着された表面保護フィルムと、前記台紙 の切抜き部内に配置され、前記表面保護フィルムに情報読み出し面側が貼着され た光ディスクとを具備することを特徴とする。 請求項2の光ディスク保持シートは、片面に糊が付着された基材と、被着体へ の押圧により貼着可能な貼着性を有し、前記基材の糊付着面の中央部に貼着され た表面保護フィルムと、光ディスク配置用の切抜き部が設けられ、前記切抜き部 が前記表面保護フィルム上に位置するように周辺部の少なくとも一部が前記基材 の糊付着面に重ね合わされて貼り付けられた上紙と、前記上紙の切抜き部内に配 置され、前記表面保護フィルムに情報読み出し面側が貼着された光ディスクとを 具備することを特徴とする。 請求項3の光ディスク保持シートは、台紙と、被着体への押圧により貼着可能 な貼着性を有し、前記台紙の片面の少なくとも一部に貼着された表面保護フィル ムと、前記台紙上の表面保護フィルム上に配置されて情報読み出し面側が貼着さ れた光ディスクとを具備することを特徴とする。 請求項4の光ディスク保持シートは、光ディスクと、被着体への押圧により貼 着可能な貼着性を有し、前記光ディスクの情報読み出し面に貼着された表面保護 フィルムと、前記光ディスク上の表面保護フィルム上に貼着された剥離可能な離 型紙とを具備することを特徴とする。 請求項5の光ディスク保持シートは、光ディスクを構成する素材に対し押圧に よる貼着と人為的な引き剥がしが可能で、自然剥離が常態で生じず、引き剥がし 後に糊残りが無い仮接着剤を、台紙に対し、光ディスクの形状に合わせて塗布し たことを特徴とする
【0009】 請求項1の光ディスク保持シートによれば、所定の貼着性を有する表面保護フ ィルムを使用することにより、台紙の切抜き部内に光ディスクを配置した後、表 面保護フィルムに直接に光ディスクの情報読み出し面側を例えば人手により軽く 押圧することにより貼着可能である。光ディスクの構造上、保護層により覆われ ている情報読み出し面側を表面保護フィルムによりパッケージングして保護すれ ば十分であり、光ディスク保持シートを書籍などに挟み込んだり、綴じ込んだり した場合には、光ディスクの情報読み出し面とは反対面側(ラベル側)は書籍な どの内部に挟まれるので、特に包装する必要はない。 また、請求項1の光ディスク保持シートは、台紙、表面保護フィルム、光ディ スクからなり、薄型化、軽量化が可能となる。 したがって、書籍などの製本、出荷に際して、光ディスク保持シートを書籍な どに例えば付録として綴じ込んだり、挟み込んだりして添付する工程が簡単にな り、製本工程の簡略化、製本コストの低減化が可能になり、書籍などの量産化に 好適である。 また、書籍などの購入者は、光ディスクの使用に際して光ディスクを簡単にパ ッケージの表面保護フィルムから剥離可能であり、この際、光ディスクへの糊残 りが殆んど生じないので、光ディスクの使用上の支障は生じない。 また、書籍などの購入者、卸元あるいは出版元で、付録の光ディスク保持シー トの廃棄処理に際して、人手により光ディスクを簡単にパッケージの表面保護フ ィルムから剥離可能であるので、労力、経費を削減することができる。 請求項2の光ディスク保持シートによれば、基本的には請求項1の光ディスク 保持シートと同様の効果を有するほか、表面保護フィルムおよび上紙が基材の糊 付着面に貼着されて補強されているので、強度面に関する取り扱い上の制約を緩 和することができる。 請求項3の光ディスク保持シートによれば、基本的には請求項1の光ディスク 保持シートと同様の効果を有するほか、台紙は切抜き部が不要でサイズを縮小化 できるので、一層のコストダウンが可能になる。 請求項4の光ディスク保持シートによれば、離型紙を剥離して表面保護フィル ムを露出させ、光ディスクの表面保護フィルム貼着面側を書籍などの内部の所定 位置に載置して例えば人手により軽く押圧することにより貼着可能である。これ により、基本的には請求項1の光ディスク保持シートと同様の効果を有するほか 、台紙が不要であり、表面保護フィルムの使用量は少なくとて済むので、さらに コストダウンが可能である。また、この光ディスク保持シートによれば、書籍な どに簡単に添付できるので、取扱い上の融通性があり、取扱い量が少ないロット の場合に特に好適である。なお、離型紙を例えばほぼ中心付近で左右に二分割し ておけば、剥離が一層容易になる。 請求項5の光ディスク保持シートによれば、台紙に仮接着剤を塗布するだけで 、光ディスクを保持するシートができるので、特別な包装は必要なく、書籍への 綴じ込みも低コストで行える。また、光ディスクは自然には剥がれ落ちず人為的 な引き剥がしは可能であって、その場も糊残りが生じず、そのまま光ディスクを 使用できる。
【0010】
【考案の実施の形態】
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。 図1(A)は本考案の光ディスク保持シートの第1実施形態を示す平面図であ り、図1(B)は図1(A)中のB−B線に沿う側断面図である。
【0011】 図1(A)、(B)に示す光ディスク保持シート10は、光ディスク配置用の例 えば円形の切抜き部11a が設けられた台紙11と、被着体への押圧により貼着可能 な貼着性を有し、前記台紙11の片面側で少なくとも前記切抜き部11a を覆うよう に(本例では台紙の片面側全面に)貼着された表面保護フィルム12と、前記台紙 11の切抜き部11a 内に配置され、前記表面保護フィルム12に情報読み出し面側が 貼着された例えば付録用の光ディスク(CDディスク、DVD ディスクなど)13とを 有する。
【0012】 上記光ディスク13は、基体が例えばポリカーボネート樹脂からなり、情報読み 出し面側が保護層により覆われており、中央部の開口(中央孔)13a の周辺部の クランピング領域およびディスク周縁部は情報が記録されていない非情報領域で あり、それ以外の領域は光学的に情報を読み出しあるいは読み出し/書込み可能 にトラックが形成された情報領域部となっている。この光ディスク13の大きさは 、直径12cmの標準サイズ、直径8cm のシングル盤サイズがあり、厚さは、1.2mm 、0.6mm のものがあるが、これらは特に限定されるものではない。
【0013】 前記表面保護フィルム12は、最近の電子機器のパネル、表示部などに汚れ防止 などの目的で貼着されている例えば透明のフィルムを使用することができる。本 例では、表面保護フィルム12として、環境に優しいポリエチレンを基本としたオ レフィン系フィルムを貼った構造の多層フィルムからなるシートを用いたが、こ れは例示であって、とくにこれに限定されず表面保護機能さえあれば、どのよう なシートでも用いることができる。 また、上記表面保護フィルム12は、被着体との剥離が人手により容易に可能で あり、かつ、被着体への糊残り(本例では光ディスク13への糊残り)が殆んど生 じない貼着性を有する。
【0014】 図1(A)、(B)の光ディスク保持シート10によれば、台紙11の切抜き部11 a 内に円環状の光ディスク13を配置した後、表面保護フィルム12に直接に光ディ スク13の情報読み出し面側を例えば人手により軽く押圧することにより貼着可能 である。 光ディスク12の構造上、保護層により覆われている情報読み出し面側を表面保 護フィルム12によりパッケージングして保護すれば十分であり、光ディスク保持 シート10を書籍などに挟み込んだり、綴じ込むことにより、光ディスク13の情報 読み出し面とは反対面側(ラベル側)は書籍などの内部に挟まれるので、特に包 装する必要はない。
【0015】 また、図1(A)、(B)の光ディスク保持シート10は、台紙11、表面保護フ ィルム12、光ディスク13からなり、薄型化、軽量化が可能となる。 したがって、書籍などの製本、出荷に際して、光ディスク保持シート10を書籍 などに付録として綴じ込んだり挟み込んだりして添付する工程が簡単になり、製 本工程の簡略化、製本コストの低減化が可能になり、書籍などの量産化に好適で ある。 なお、光ディスク保持シート10を書籍などに綴じ込む場合には、台紙11の綴じ 込み側の一端部の近傍にミシン目10b を施しておけば、書籍などから台紙11の光 ディスク保持部を容易に切り離すことができる。
【0016】 また、書籍などの購入者は、光ディスク13の使用に際して簡単にパッケージの 表面保護フィルム12から剥離可能である。この際、光ディスク13への糊残りが殆 んど生じないので、光ディスクの使用上の支障は生じない。 また、書籍などの購入者、卸元あるいは出版元で、付録の光ディスク保持シー ト10の廃棄処理に際して、環境への影響を考慮して、不燃物であるポリカーボネ ート樹脂からなる光ディスク13をその他の資源ゴミあるいは可燃物と分離する必 要があったとしても、人手により光ディスク13を簡単にパッケージの表面保護フ ィルム12から剥離可能であるので、光ディスク13の分離のための余計な労力、経 費を削減することができる。
【0017】 図2(A)は本考案の光ディスク保持シートの第2実施形態を示す平面図であ り、図2(B)は図2(A)中のB−B線に沿う側断面図である。図2(A)、 (B)に示す光ディスク保持シート20は、片面に糊21a が付着された基材21と、 被着体への押圧により貼着可能な貼着性を有し、前記基材21の糊付着面の中央部 に貼着された表面保護フィルム22と、光ディスク配置用の例えば円形の切抜き部 23a が設けられ、該切抜き部23a が前記表面保護フィルム22上に位置するように 周辺部の少なくとも一部が前記基材21の糊付着面に重ね合わされて貼り付けられ た上紙23と、前記上紙23の切抜き部23a 内に配置され、前記表面保護フィルム22 に情報読み出し面側が貼着された例えば付録用の光ディスク24とを有する。ここ で、表面保護フィルム22は、前述した図1の光ディスク保持シート10で使用した 12と同様のものである。また、糊21a が付着された基材21の一例としては、片面 に糊が付着された糊付き台紙(タック紙)がある。
【0018】 図2(A)、(B)の光ディスク保持シート20によれば、基本的には図1の光 ディスク保持シート10と同様の効果を有するほか、図1の光ディスク保持シート 10と比べて、表面保護フィルム22および上紙23が基材21の糊付着面に貼着されて 補強されているので、強度面に関する取り扱い上の制約を緩和することができる 。
【0019】 図3(A)、(B)は本考案の第3実施形態を示す平面図および側面図である 。図3(A)、(B)に示す光ディスク保持シート30は、台紙31と、被着体への 押圧により貼着可能な貼着性を有し、前記台紙の片面の少なくとも一部(本例で は台紙の片面側全面)に貼着され、所定の大きさを有する表面保護フィルム32と 、前記台紙31上の表面保護フィルム32上に配置されて情報読み出し面側が貼着さ れた例えば付録用の光ディスク33とを有する。ここで、表面保護フィルム32は、 前述した図1(A)、(B)の光ディスク保持シート10で使用した12と同様のも のである。
【0020】 図3(A)、(B)の光ディスク保持シート30によれば、基本的には図1の光 ディスク保持シート10と同様の効果を有するほか、図1の光ディスク保持シート 10と比べて、台紙は切抜き部が不要でサイズを縮小化できるので、さらにコスト ダウンが可能になる。
【0021】 図4(A)、(B)は本考案の第4実施形態を示す平面図および側面図である 。図4(A)、(B)に示す光ディスク保持シート40は、例えば付録用の光ディ スク41と、被着体への押圧により貼着可能な貼着性を有し、前記光ディスクの情 報読み出し面に貼着された表面保護フィルム42と、前記光ディスク41上の表面保 護フィルム42上に貼着された剥離可能な離型紙43とを有する。ここで、表面保護 フィルム42は、前述した図1の光ディスク保持シート10で使用した12と同様のも のであり、光ディスク41と同じサイズの円形(あるいは光ディスク41より若干大 きい方形でもよい)に切断されたものである。
【0022】 図4(A)、(B)の光ディスク保持シート40によれば、離型紙43を剥離して 表面保護フィルム42を露出させ、光ディスク41の表面保護フィルム貼着面側を書 籍などの内部の所定位置に載置して例えば人手により軽く押圧することにより貼 着可能である。これにより、基本的には請求項1の光ディスク保持シート10と同 様の効果を有するほか、図1(A)、(B)の光ディスク保持シート10と比べて 、台紙11が不要であり、表面保護フィルム42の使用量が少なくて済むので、さら にコストダウンが可能である。また、この光ディスク保持シート40によれば、書 籍などに簡単に添付できるので、取扱い上の融通性があり、取扱い量が少ないロ ットの場合に特に好適である。なお、離型紙43を例えばほぼ中心付近で左右に二 分割しておけば、剥離が一層容易になる。
【0023】 図5(A)は本考案の光ディスク保持シートの第5実施形態を示す平面図であ り、図5(B)は図5(A)中のB−B線に沿う側断面図である。
【0024】 この第5実施形態の光ディスク保持シートは、台紙51と、その台紙51の表 面に塗布された仮接着剤52と、この仮接着剤52に貼着された光ディスク53 とからなる。仮接着剤52は、光ディスク53の大きさや形状に合わせて自然に 剥離しないように塗布すればよく、同一面積であってもよく、それより狭い面積 であってもよい。仮接着剤52は、押圧による貼着と人為的な引き剥がしが可能 で、常態で自然剥離が生じない接着力を有するものが用いられ、かつ引き剥がし 後に糊残りのないことが条件とされる。そのような仮接着剤としては、EVA (エ チレン酢酸ビニルコポリマー)が好適であるが、それに限らず上記の条件を満足 するものであれば、どのような接着剤や粘着剤を用いてもよい。 この実施形態の光ディスク保持シートによっても、特別な包装をしなくても光 ディスクを保護でき、書籍への綴じ込みを低コストで実現できる。
【0025】
【考案の効果】
請求項1の光ディスク保持シートによれば、光ディスクの情報読み出し面側を 表面保護フィルムにより十分に保護でき、光ディスクの使用あるいは廃棄処理な どに際して光ディスクを簡単に取り出すことができ、しかも、光ディスクのパッ ケージング処理が簡単であり、書籍などに簡単に添付することも可能である。 請求項2の光ディスク保持シートによれば、基本的には請求項1の光ディスク 保持シートと同様の効果を有するほか、強度面に関する取り扱い上の制約を緩和 することができる。 請求項3の光ディスク保持シートによれば、基本的には請求項1の光ディスク 保持シートと同様の効果を有するほか、台紙は切抜き部が不要でサイズを縮小化 できるので、さらにコストダウンが可能になる。 請求項4の光ディスク保持シートによれば、基本的には請求項1の光ディスク 保持シートと同様の効果を有するほか、台紙が不要であり、表面保護フィルムの 使用量は光ディスクの面積分で済み、書籍などへの添付が簡単であるので、さら にコストダウンが可能である。 請求項5の光ディスク保持シートによれば、台紙に仮接着剤を塗布するだけで 、光ディスクを保持するシートができるので、特別な包装は必要なく、書籍への 綴じ込みも低コストで行える。また、光ディスクは自然には剥がれ落ちず人為的 な引き剥がしは可能であって、その場も糊残りが生じず、そのまま光ディスクを 使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光ディスク保持シートの第1の実施形
態を示す平面図および側断面図である。
【図2】本考案の光ディスク保持シートの第2の実施形
態を示す平面図および側断面図である。
【図3】本考案の光ディスク保持シートの第3の実施形
態を示す平面図および側面図である。
【図4】本考案の光ディスク保持シートの第4の実施形
態を示す平面図および側面図である。
【図5】(A)は本考案の光ディスク保持シートの第5
実施形態を示す平面図、(B)は(A)図中のB−B線
に沿う側断面図である。
【符号の説明】
10 光ディスク保持シート 11 台紙 11a 切抜き部 12 表面保護フィルム 13 光ディスク(CDディスク、DVD ディスクなど)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)光ディスク配置用の切抜き部が設け
    られた台紙と、(b)被着体への押圧により貼着可能な
    貼着性を有し、前記台紙の片面側で少なくとも前記切抜
    き部を覆うように貼着された表面保護フィルムと、
    (c)前記台紙の切抜き部内に配置され、前記表面保護
    フィルムに情報読み出し面側が貼着された光ディスクと
    を具備することを特徴とする光ディスク保持シート。
  2. 【請求項2】(a)片面に糊が付着された基材と、
    (b)被着体への押圧により貼着可能な貼着性を有し、
    前記基材の糊付着面の中央部に貼着された表面保護フィ
    ルムと、(c)光ディスク配置用の切抜き部が設けら
    れ、前記切抜き部が前記表面保護フィルム上に位置する
    ように周辺部の少なくとも一部が前記基材の糊付着面に
    重ね合わされて貼り付けられた上紙と、(d)前記上紙
    の切抜き部内に配置され、前記表面保護フィルムに情報
    読み出し面側が貼着された光ディスクとを具備すること
    を特徴とする光ディスク保持シート。
  3. 【請求項3】(a)台紙と、(b)被着体への押圧によ
    り貼着可能な貼着性を有し、前記台紙の片面の少なくと
    も一部に貼着された表面保護フィルムと、(c)前記台
    紙上の表面保護フィルム上に配置されて情報読み出し面
    側が貼着された光ディスクとを具備することを特徴とす
    る光ディスク保持シート。
  4. 【請求項4】(a)光ディスクと、(b)被着体への押
    圧により貼着可能な貼着性を有し、前記光ディスクの情
    報読み出し面に貼着された表面保護フィルムと、(c)
    前記光ディスク上の表面保護フィルム上に貼着された剥
    離可能な離型紙とを具備することを特徴とする光ディス
    ク保持シート。
  5. 【請求項5】光ディスクを構成する素材に対し押圧によ
    る貼着と人為的な引き剥がしが可能で、自然剥離が常態
    で生じず、引き剥がし後に糊残りが無い仮接着剤を、台
    紙に対し、光ディスクの形状に合わせて塗布したことを
    特徴とする光ディスク保持シート。
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