JP3072812U - すき間の無いインロウ継ぎ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】インロウ継ぎの小口の隙間をなくする。 【構成】二つの管状の一方の切断面（１）にテーパーを
施し、他の切断面（２）をこれにはまり合うようにテー
パーを施し、インロウ（３）を一方の管状の内側に固
定、インロウ（３）を管状（１）の内側に最後まで差し
込んで、管状（２）と合わさると、継ぎ部の隙間が無く
なる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、釣り竿の継ぎ方で、インロウ継ぎに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のインロウ継ぎの釣り竿は、インロウ部が管状の継ぎ部の内径と同じ直径で 、継ぎ部の外径がそれより大きいため、管の小口（継ぎ面）が接触しあうとテコ の原理でインロウが破壊するので、小口と他の小口が常に接触しないように隙間 を十分に空けていた、そのため外観が悪く人気がなっかた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、継ぎ竿の継ぎ部を目立たなくし、釣り竿が湾曲したときに、継ぎ部が 違和感無く綺麗なカーブを描ける事を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

二つの管状の一方の切断面（１）にテーパーを施し、他の切断面（２）をこれに はまり合うようにテーパーを施し、インロウ（３）を一方の管状の内径に固定す る、本案は以上の構成である。

【０００５】

【作用】

インロウ（３）を管状（１）の内側に最後まで差し込み、管状（２）と合わさる と、継ぎ部の隙間が無くなる。

【０００６】

【実施例】

本考案を図面にもとずき説明すれば、 （イ）釣り竿の継ぎ部で、管状の断面（１）に牡のテーパーを付ける。 （ロ）この管状（１）の内側に、インロウ（３）を固定する。 （ハ）継ぎ部のもう一方の断面（２）を、断面（１）の牡テーパーに合うように 牝のテーパーをつける。

【０００７】

【考察の効果】

この様にして釣り竿を継ぐと、継ぎ目に段差や隙間を作らずに、湾曲したときも 継ぎ目が目立たず、釣り人に違和感や不安を与えず、釣り竿としても美的効果が ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の断面図

【符号の説明】

１ 継ぎ部の切断面 ２ 継ぎ部の切断面 ３ インロウ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 釣り竿で管状の継ぎ部（１）と（２）の
   切断面に牡、牝のテーパを付け、インロウ（３）を最後
   まで差し込んだときに、それぞれのテーパーが合う様に
   したインロウ継ぎ。