JP3072562B2 - 時計用密封型調整装置 - Google Patents
時計用密封型調整装置Info
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- JP3072562B2 JP3072562B2 JP2321353A JP32135390A JP3072562B2 JP 3072562 B2 JP3072562 B2 JP 3072562B2 JP 2321353 A JP2321353 A JP 2321353A JP 32135390 A JP32135390 A JP 32135390A JP 3072562 B2 JP3072562 B2 JP 3072562B2
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- JP
- Japan
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- packing
- skirt
- crown
- annular
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-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/08—Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits
- G04B37/10—Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits of winding stems
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、側(ケース)に収容された時計本体に使用
され、側から突出する管部を中心にして回転する龍頭を
含む密封型調整装置に関する。上記龍頭は軸部(ステ
ム)に固定された中央筒状部分に一体に形成された頭部
を備え、該軸部は少なくとも2つの軸方向位置を占める
ようになっている。その位置の一方は押し込み中立位置
であり、他方は引き出し作動位置である。更に上記頭部
には上記中央部分と同心の横方向スカートが一体に形成
されている。該スカートは上記中央部分から外側に離
れ、上記中央部分と上記スカートで形成される内側壁部
との間に環状ハウジングを残すようになっている。上記
内側壁部は筒状表面を備えており、その直径はその全高
にわたって一定である。上記環状ハウジングは、管部
と、該管部及び上記内側壁部との間で圧縮されるパッキ
ンとを収容するように形状が設定されている。
され、側から突出する管部を中心にして回転する龍頭を
含む密封型調整装置に関する。上記龍頭は軸部(ステ
ム)に固定された中央筒状部分に一体に形成された頭部
を備え、該軸部は少なくとも2つの軸方向位置を占める
ようになっている。その位置の一方は押し込み中立位置
であり、他方は引き出し作動位置である。更に上記頭部
には上記中央部分と同心の横方向スカートが一体に形成
されている。該スカートは上記中央部分から外側に離
れ、上記中央部分と上記スカートで形成される内側壁部
との間に環状ハウジングを残すようになっている。上記
内側壁部は筒状表面を備えており、その直径はその全高
にわたって一定である。上記環状ハウジングは、管部
と、該管部及び上記内側壁部との間で圧縮されるパッキ
ンとを収容するように形状が設定されている。
[発明の背景] 時計の調節装置には、時計を巻くため又は単に時間を
設定するためのいずれであっても、龍頭が一般に採用さ
れる。龍頭は少なくとも2つの軸方向位置に移動させ得
るようになっており、又、手動で回転させることができ
る。時計の内部を、ほこりや水などを含む外部環境から
密封する必要があるが、龍頭の回転中や、龍頭どの位置
にあっても、それを確実に密封するために、特殊な手段
を採用する必要がある。
設定するためのいずれであっても、龍頭が一般に採用さ
れる。龍頭は少なくとも2つの軸方向位置に移動させ得
るようになっており、又、手動で回転させることができ
る。時計の内部を、ほこりや水などを含む外部環境から
密封する必要があるが、龍頭の回転中や、龍頭どの位置
にあっても、それを確実に密封するために、特殊な手段
を採用する必要がある。
第1図は公知の対策を示しており、その構造は本願の
譲受人により、長年にわたって採用されてきたものであ
る。この図面において、管部又はペンダント4が側バン
ド5に圧入されている。この管部に関連して作用する龍
頭は頭部1を含んでいる。頭部1には、ねじ孔7に軸部
(図示せず)を収容するための中央筒状部分9及びスカ
ート8が一体に形成されている。そのようなスカートの
内側壁面には、上記管部の外径よりも僅かに大径の第1
環状ハウジング2が設けられ、又、より大径の第2環状
ハウジング3がパッキン40を収容するために設けてあ
る。第2ハウジング3の下側部分は、そこにはめ込む
か、又は、圧入したリング6で閉鎖されており、該リン
グ6は、龍頭を管部に沿って軸方向に移動させた場合
に、パッキン40を所定位置に維持するための働きをす
る。
譲受人により、長年にわたって採用されてきたものであ
る。この図面において、管部又はペンダント4が側バン
ド5に圧入されている。この管部に関連して作用する龍
頭は頭部1を含んでいる。頭部1には、ねじ孔7に軸部
(図示せず)を収容するための中央筒状部分9及びスカ
ート8が一体に形成されている。そのようなスカートの
内側壁面には、上記管部の外径よりも僅かに大径の第1
環状ハウジング2が設けられ、又、より大径の第2環状
ハウジング3がパッキン40を収容するために設けてあ
る。第2ハウジング3の下側部分は、そこにはめ込む
か、又は、圧入したリング6で閉鎖されており、該リン
グ6は、龍頭を管部に沿って軸方向に移動させた場合
に、パッキン40を所定位置に維持するための働きをす
る。
第1図の構造には、少なくとも2個の重要な不具合が
ある。この構造の第1の問題は、リング6が設けてある
ために、パッキンだけを交換することがほぼ不可能であ
り、そのために、パッキンの交換だけが必要な修理で
も、龍頭全体を交換する必要があるということである。
龍頭は金で作られていることがしばしばあるが、そのよ
うな場合、龍頭を破棄すると、非常に費用が掛かること
になる。第1図に示す構造による第2の問題は、龍頭の
製造、特に、2箇所(2、3)の直径が異なるスカート
の内側壁面の加工が比較的複雑であり、熟練者が必要に
なるということである。
ある。この構造の第1の問題は、リング6が設けてある
ために、パッキンだけを交換することがほぼ不可能であ
り、そのために、パッキンの交換だけが必要な修理で
も、龍頭全体を交換する必要があるということである。
龍頭は金で作られていることがしばしばあるが、そのよ
うな場合、龍頭を破棄すると、非常に費用が掛かること
になる。第1図に示す構造による第2の問題は、龍頭の
製造、特に、2箇所(2、3)の直径が異なるスカート
の内側壁面の加工が比較的複雑であり、熟練者が必要に
なるということである。
上述の問題を解決するための試みが既になされてい
る。特許文献CH−A−610 467には、龍頭のスカートの
内側壁面がその全高にわたって一定の直径である構造が
示されている。これによると、龍頭の製造を簡単化で
き、又、パッキンが管部に設けたハウジングに配置され
るので、パッキンの交換が比較的容易になる。ところ
が、この文献の構造では、スカートが汚れ易く、従っ
て、パッキンが摩耗し易いという問題がある。実際に
は、管部とスカートの間に隙間があるので、異物(ほこ
りや塵、液体)によりパッキンの下側に位置するスカー
トの部分全体が汚され易く、そのために、龍頭をその休
止位置へ戻すと、シールが、スカートに堆積したそのよ
うな異物と接触する。そのような異物には摩耗性がある
ことが多いので、パッキンがスカートにこすれて損傷を
受け、龍頭の密封性を確保するという本来の特徴を非常
に急速に失う結果となる。
る。特許文献CH−A−610 467には、龍頭のスカートの
内側壁面がその全高にわたって一定の直径である構造が
示されている。これによると、龍頭の製造を簡単化で
き、又、パッキンが管部に設けたハウジングに配置され
るので、パッキンの交換が比較的容易になる。ところ
が、この文献の構造では、スカートが汚れ易く、従っ
て、パッキンが摩耗し易いという問題がある。実際に
は、管部とスカートの間に隙間があるので、異物(ほこ
りや塵、液体)によりパッキンの下側に位置するスカー
トの部分全体が汚され易く、そのために、龍頭をその休
止位置へ戻すと、シールが、スカートに堆積したそのよ
うな異物と接触する。そのような異物には摩耗性がある
ことが多いので、パッキンがスカートにこすれて損傷を
受け、龍頭の密封性を確保するという本来の特徴を非常
に急速に失う結果となる。
[発明の要旨] この問題を解決するために、本発明による密封型調節
装置は、冒頭に記載した一般的な要件を備えているとと
もに、パッキンが環状帯状体の形態にあり、該帯状体の
内側部分に、管部に形成した環状溝に入り込むための少
なくとも1個の環状突起が形成してあり、帯状体の外側
部分の形状が、軸部の軸方向位置とは無関係に、スカー
トの内側壁面に形成される下側縁部が常に帯状体の上記
外側部分と接触するように設定されている。
装置は、冒頭に記載した一般的な要件を備えているとと
もに、パッキンが環状帯状体の形態にあり、該帯状体の
内側部分に、管部に形成した環状溝に入り込むための少
なくとも1個の環状突起が形成してあり、帯状体の外側
部分の形状が、軸部の軸方向位置とは無関係に、スカー
トの内側壁面に形成される下側縁部が常に帯状体の上記
外側部分と接触するように設定されている。
次に本発明を図示の実施例により以下に説明する。
[実施例] 第2図、第3図、第4図に示す如く、時計の密封型調
節装置は側(ケース)20に収容されている。側20は、例
えば、この時計の側バンドである。調節装置には頭部10
を備えた龍頭46が設けてあり、頭部10には、軸部(ステ
ム)22に取り付けられる中央筒状部分23と、該中央部分
23と同心の位置関係にある横方向スカート12とが一体に
形成してある。スカート12は中央部分23から外側に離れ
ており、該中央部分23と内側壁面11との間に環状ハウジ
ング28を残している。龍頭46は、側20に圧入されてそこ
から突出した管部21を中心にして回転する。スカート12
の内側壁面11は、その全高にわたって直径が一定である
円筒状表面を形成している。環状ハウジング28は、管部
21とパッキン13とを収容するために設けてあり、そこに
おいて、パッキン13が管部21と壁面11との間で圧縮され
てい。
節装置は側(ケース)20に収容されている。側20は、例
えば、この時計の側バンドである。調節装置には頭部10
を備えた龍頭46が設けてあり、頭部10には、軸部(ステ
ム)22に取り付けられる中央筒状部分23と、該中央部分
23と同心の位置関係にある横方向スカート12とが一体に
形成してある。スカート12は中央部分23から外側に離れ
ており、該中央部分23と内側壁面11との間に環状ハウジ
ング28を残している。龍頭46は、側20に圧入されてそこ
から突出した管部21を中心にして回転する。スカート12
の内側壁面11は、その全高にわたって直径が一定である
円筒状表面を形成している。環状ハウジング28は、管部
21とパッキン13とを収容するために設けてあり、そこに
おいて、パッキン13が管部21と壁面11との間で圧縮され
てい。
第2図〜第4図から明らかなように、本発明の本質的
な特徴によると、パッキン13は環状の帯状体の形態にあ
り、その帯状体の内側部分が、管部21に設けた環状溝15
に入り込む少なくとも1個の環状突起16を形成してい
る。すなわち、パッキン13は、そのような突起と溝との
作用により、龍頭が軸方向のどの位置に移動しても、所
定位置に維持される。本発明の別の本質的な特徴とし
て、帯状体(13)の外側部分17の形状が、軸部22がどの
ような軸方向位置にあっても、スカート12の下側縁部24
が常に帯状体の上記外側部分と接触するように設定され
ている。
な特徴によると、パッキン13は環状の帯状体の形態にあ
り、その帯状体の内側部分が、管部21に設けた環状溝15
に入り込む少なくとも1個の環状突起16を形成してい
る。すなわち、パッキン13は、そのような突起と溝との
作用により、龍頭が軸方向のどの位置に移動しても、所
定位置に維持される。本発明の別の本質的な特徴とし
て、帯状体(13)の外側部分17の形状が、軸部22がどの
ような軸方向位置にあっても、スカート12の下側縁部24
が常に帯状体の上記外側部分と接触するように設定され
ている。
これらの特徴は、龍頭の取り得る3つの軸方向位置に
おいて、容易に見ることができ、そのような位置は第2
図、第3図、第4図にそれぞれ示してある。第2図は中
立の押し込み位置であり、時刻などの表示内容を訂正で
きない位置である。機械式の時計の場合、この位置を巻
き上げに使用できる。この位置では、スカートの下側縁
部24が帯状体の外側部分17と接触しており、縁部24は部
分17の底部側に位置している。第3図は龍頭の第1の引
き出し位置であり、時計の時刻(又は、時計のカリバー
による日付、及び、龍頭を第2の引き出し位置に設定で
きる場合には日付)を修正できる。第3図に示す如く、
この位置でも、スカートの下側縁部24が帯状体の外側部
分17と接触し、又、縁部24は部分17の中間側に位置して
いる。第4図は龍頭の第2引き出し位置であり、この位
置では、例えば、日付表示部を有する時計でその時刻を
修正することができる。第4図から明らかなように、こ
の位置でも、スカートの下側縁部24が帯状体の外側部分
17と接触し、又、縁部24は部分17の頂部側に位置してい
る。
おいて、容易に見ることができ、そのような位置は第2
図、第3図、第4図にそれぞれ示してある。第2図は中
立の押し込み位置であり、時刻などの表示内容を訂正で
きない位置である。機械式の時計の場合、この位置を巻
き上げに使用できる。この位置では、スカートの下側縁
部24が帯状体の外側部分17と接触しており、縁部24は部
分17の底部側に位置している。第3図は龍頭の第1の引
き出し位置であり、時計の時刻(又は、時計のカリバー
による日付、及び、龍頭を第2の引き出し位置に設定で
きる場合には日付)を修正できる。第3図に示す如く、
この位置でも、スカートの下側縁部24が帯状体の外側部
分17と接触し、又、縁部24は部分17の中間側に位置して
いる。第4図は龍頭の第2引き出し位置であり、この位
置では、例えば、日付表示部を有する時計でその時刻を
修正することができる。第4図から明らかなように、こ
の位置でも、スカートの下側縁部24が帯状体の外側部分
17と接触し、又、縁部24は部分17の頂部側に位置してい
る。
すなわち、以上の説明から明らかなように、スカート
の下側縁部24は、龍頭がどのような軸方向位置にあって
も、パッキン13と連続的に接触し、このために、スカー
トの内側壁面11が清潔に維持されて、時計の外側からの
物質により汚されることはなく、これにより、パッキン
を清潔にしてその寿命を増加させ得ることは明らかであ
る。
の下側縁部24は、龍頭がどのような軸方向位置にあって
も、パッキン13と連続的に接触し、このために、スカー
トの内側壁面11が清潔に維持されて、時計の外側からの
物質により汚されることはなく、これにより、パッキン
を清潔にしてその寿命を増加させ得ることは明らかであ
る。
図面から明らかなように、実施例では帯状体13の外側
部分17を円筒状にし、その高さがスカート12の内側筒状
壁面11の高さに概ね等しくしてある。この場合、パッキ
ンに形成された突起16と管部21に設けた環状溝15の底部
との間に間隙14を設けることも好ましく、この間隙によ
りシールの柔軟性を高めることができ、又、いわゆるそ
の「息つき(ブリージング)」が可能となる。
部分17を円筒状にし、その高さがスカート12の内側筒状
壁面11の高さに概ね等しくしてある。この場合、パッキ
ンに形成された突起16と管部21に設けた環状溝15の底部
との間に間隙14を設けることも好ましく、この間隙によ
りシールの柔軟性を高めることができ、又、いわゆるそ
の「息つき(ブリージング)」が可能となる。
間隙14はパッキンとスカートの内側壁面との間に2個
の特定の圧接領域を確保し、すなわち、管部の頂部側に
位置する第1圧接領域と、管部の底部側に位置する第2
圧接領域とを確保し、その第1領域は主要な目的が実際
に密封を行うことであり、第2領域の主要な目的は、ス
カートを塵などから遮断するためである。
の特定の圧接領域を確保し、すなわち、管部の頂部側に
位置する第1圧接領域と、管部の底部側に位置する第2
圧接領域とを確保し、その第1領域は主要な目的が実際
に密封を行うことであり、第2領域の主要な目的は、ス
カートを塵などから遮断するためである。
上記段落に記載した間隙は、第5図に示す特殊な実施
例を採用した場合に、省略できる。第5図は第4図の拡
大部分図に対応し、帯状体13(仮にその外側部分が一般
的な円筒形状である場合、その高さはスカートの円筒状
壁面の高さに概ね等しい)には、浅い溝31が環状突起16
に概ね対向する位置に形成してある。帯状体13には、こ
の場合にも、前述の場合と同様の2つの圧接領域が形成
されている。
例を採用した場合に、省略できる。第5図は第4図の拡
大部分図に対応し、帯状体13(仮にその外側部分が一般
的な円筒形状である場合、その高さはスカートの円筒状
壁面の高さに概ね等しい)には、浅い溝31が環状突起16
に概ね対向する位置に形成してある。帯状体13には、こ
の場合にも、前述の場合と同様の2つの圧接領域が形成
されている。
いずれの解決策(間隙14又は溝31)を選択した場合で
も、2個の圧接領域の間には、緩衝領域が存在し、その
領域が、スカートの内側壁面に対してパッキンが強固に
付着することを防止するのに役立つことは明らかであ
る。
も、2個の圧接領域の間には、緩衝領域が存在し、その
領域が、スカートの内側壁面に対してパッキンが強固に
付着することを防止するのに役立つことは明らかであ
る。
第2図〜第4図に示す如く、スカート12の筒状壁面11
の下側縁部24を超える範囲には、スカート12の延長部45
が設けてあり、延長部45には面取り部27が設けてある。
無論、この面取り部は、縁部がパッキン13を切断して損
傷を与えることを回避するためのものである。
の下側縁部24を超える範囲には、スカート12の延長部45
が設けてあり、延長部45には面取り部27が設けてある。
無論、この面取り部は、縁部がパッキン13を切断して損
傷を与えることを回避するためのものである。
管部21はフランジ19を含んでいる。フランジ19は、側
20に対して管部を正確に位置決めするためのものであ
る。図面から明らかなように、フランジの直径はスカー
ト12の内側筒状壁面11の直径よりも僅かに小さく、帯状
体13はフランジ19の上面から管部21の上側縁部18まで延
びている。この装置により、管部に対する帯状体の着座
状態を向上させることができる。
20に対して管部を正確に位置決めするためのものであ
る。図面から明らかなように、フランジの直径はスカー
ト12の内側筒状壁面11の直径よりも僅かに小さく、帯状
体13はフランジ19の上面から管部21の上側縁部18まで延
びている。この装置により、管部に対する帯状体の着座
状態を向上させることができる。
上述の構造では、龍頭46の内面には滑らかな筒状壁面
だけが形成されているので、龍頭の製造が容易である。
この場合、管部21の形状が複雑になるが、その製造は実
際には容易であり、そのような形状は機械加工の際に外
面形状を規則的に施削するだけで形成できる。
だけが形成されているので、龍頭の製造が容易である。
この場合、管部21の形状が複雑になるが、その製造は実
際には容易であり、そのような形状は機械加工の際に外
面形状を規則的に施削するだけで形成できる。
第2図〜第5図から明らかなように、パッキン13の環
状突起16は該パッキンの中央部に位置しているので、パ
ッキンは、図の紙面と直角、かつ、突起の中央部を通過
する平面に対して対称である。これによると、組み立て
方向を考慮せずに、管部にパッキンを組み立てることが
できるという利点がある。
状突起16は該パッキンの中央部に位置しているので、パ
ッキンは、図の紙面と直角、かつ、突起の中央部を通過
する平面に対して対称である。これによると、組み立て
方向を考慮せずに、管部にパッキンを組み立てることが
できるという利点がある。
第3図、第4図、第5図から明らかなように、装置が
引き出し位置にある時、パッキン13は露出するので、時
計の着用者にパッキンが見えるようになる。このような
特徴は、これまでは不具合と考えられてきたが、使用者
に対して、龍頭が異常な位置、すなわち、時刻や日付を
誤って変更してしまう位置、にあることを知らせ、それ
に気付いた使用者が龍頭を中立位置に押し戻すことがで
きるという利点がある。そのような異常位置は(例えば
赤や黄色などの)目立つ色でパッキンを着色することに
より、更に目だつようにできる。
引き出し位置にある時、パッキン13は露出するので、時
計の着用者にパッキンが見えるようになる。このような
特徴は、これまでは不具合と考えられてきたが、使用者
に対して、龍頭が異常な位置、すなわち、時刻や日付を
誤って変更してしまう位置、にあることを知らせ、それ
に気付いた使用者が龍頭を中立位置に押し戻すことがで
きるという利点がある。そのような異常位置は(例えば
赤や黄色などの)目立つ色でパッキンを着色することに
より、更に目だつようにできる。
第1図は従来技術による調節装置の断面図、第2図は本
発明による時計の調節装置を第1の位置である押し込み
休止位置で示す断面図、第3図は装置が第2の位置であ
る引き出し作動位置にある状態での第2図と同様の断面
図、第4図は装置が第3の位置である引き出し作業位置
にある状態での第2図と同様の断面図、第5図は第2図
〜第4図に示すパッキンとは別の方法で形成されたパッ
キンを示す第4図の一部分の拡大図である。 10……頭部、11……内側壁面、12……スカート、13……
パッキン、15……環状溝、17……外側部分、20……側、
21……管部、22……軸部、23……中央筒状部分、24……
下側縁部、28……環状ハウジング、46……龍頭
発明による時計の調節装置を第1の位置である押し込み
休止位置で示す断面図、第3図は装置が第2の位置であ
る引き出し作動位置にある状態での第2図と同様の断面
図、第4図は装置が第3の位置である引き出し作業位置
にある状態での第2図と同様の断面図、第5図は第2図
〜第4図に示すパッキンとは別の方法で形成されたパッ
キンを示す第4図の一部分の拡大図である。 10……頭部、11……内側壁面、12……スカート、13……
パッキン、15……環状溝、17……外側部分、20……側、
21……管部、22……軸部、23……中央筒状部分、24……
下側縁部、28……環状ハウジング、46……龍頭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−115890(JP,A) 実開 昭57−185983(JP,U) 実開 昭54−68874(JP,U) 実開 昭62−123584(JP,U) 実開 昭62−126787(JP,U) 実開 昭63−148888(JP,U) 実公 昭41−15830(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04B 37/10
Claims (3)
- 【請求項1】側に収容された時計本体に使用される、上
記側から突出した管部(21)を中心にして回転する龍頭
(46)を含む密封型調整装置であって、 上記龍頭(46)には、押し込み中立位置および引き出し
作動位置を含む少なくとも2つの軸方向位置をとること
ができるステム(22)に固定された中央筒部分(23)
と、上記中央筒部分に一体に形成された頭部(10)と、
上記中央筒部分と同心であって上記中央筒部分から外側
に離間しているスカート(12)とが備えられ、このスカ
ートの内側壁部(11)と上記中央筒部分(23)との間に
環状ハウジング(28)が構成され、上記内側壁部(11)
の筒状表面はその直径が全高にわたって一定であり、上
記環状ハウジング(28)には、上記管部(21)と、上記
管部及び上記内側壁部との間で圧縮される環状帯状体の
形態のパッキン(13)とが収容され、 環状帯状体の上記パッキン(13)には、上記ステム(2
2)が何れの軸方向位置にあっても、上記スカートの上
記筒状表面の下縁部(24)に接触する形状の外側部分
(17)が備えられており、 上記管部(21)には環状溝(15)が設けられ、上記パッ
キン(13)にはその内側部分に、上記環状溝(15)に入
り込む環状突起(16)が形成されており、上記環状溝
(15)に上記環状突起(16)が入り込んでいることによ
って、上記龍頭が軸方向に動かされても、上記パッキン
は上記管部に対して動かされないようにされ、上記パッ
キンの外側部分(17)は円筒状をなしていて上記内側壁
面(11)の高さにほぼ等しい高さを有しており、上記パ
ッキンの上記外側部分には、上記環状突起の反対側の位
置に、上記パッキンに柔軟性を与えるよう浅い溝(31)
が設けられている ことを特徴とする、時計用密封型調整装置。 - 【請求項2】請求項1記載の時計用密封型調整装置にお
いて、上記パッキンの内側部分の上記環状突起(16)と
上記環状溝(15)の底部との間には間隙(14)が残され
ている、ことを特徴とする、時計用密封型調整装置。 - 【請求項3】請求項1記載の時計用密封型調整装置にお
いて、前記管部(21)は、上記側(20)に対する位置決
め用のフランジ(19)を含み、このフランジは上記スカ
ート(12)の上記内側壁部(11)の直径よりも小さい直
径を有し、上記パッキン(13)は上記フランジの上面か
ら上記管部(18)の上側縁部(18)まで延びている、こ
とを特徴とする、時計用密封型調整装置。
Applications Claiming Priority (2)
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