JP3072486U - 片足用スクータの折り畳み構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳み体積を減少する片足用スクータの折
り畳み構造の提供。 【解決手段】 上端にハンドルが固定され底端に前輪が
軸接された前フレームが、一つの折り畳み装置を介して
後輪を固定したボデーに連接された片足用スクータにお
いて、該折り畳み装置が、主外フレーム、主内フレーム
及び十字可動棒で組成され、主外フレームが長方形の逆
Ｕ形断面を有し、主内フレームが棒状長方形とされ、折
り畳み時に主内フレームを主外フレーム内に収容でき、
展開時に十字可動棒により主内フレーム及び主外フレー
ムをエンボスナットを用いて固定でき、片足用スクータ
の折り畳み体積をより縮小できることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の片足用スクータの折り畳み構造に係り、特に、片足用スクータ の折り畳み体積をよりコンパクトとすることができる折り畳み構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

片足用スクータの構造は大きく三つの構成要件に分けられ、即ちその一つはハ ンドルを具えた伸縮前フレーム、二つ目は使用者が足で踏む平板状のボデー、三 つ目は片足用スクータ全体を滑動させる車輪である。

【０００３】 片足用スクータは広く大衆に好まれており、その原因は、スケートボードの利 便性とその制御が安定していることにあり、且つスケートボードの制御のような 高度の技術及び技巧を必要とせず、ただ一般の自転車に乗れる能力を有していれ ばよい。ゆえに、片足用スクータの機能はより便利とするためには、その折り畳 み効果とその軽妙敏捷な携帯の利便性を改良する必要がある。

【０００４】 ゆえに片足用スクータの使用の安全、携帯の利便性及びその折り畳み操作の利 便性を高めるかが本考案の片足用スクータの折り畳み構造の三大目標とされる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は一種の片足用スクータの折り畳み構造を提供することに あり、それは、前フレーム及びボデーの間に一つの折り畳み装置を設け、該折り 畳み装置の主外フレームと主内フレーム及び十字可動フレームの設置により、片 足用スクータの折り畳み効果をより完全なものとし、体積をより減少し、携帯に より便利とし、操作をより簡単とし、構造をより完全なものとすることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、前フレーム、ボデー及び折り畳み装置で組成されて前フレ ームとボデー間が該折り畳み装置で連結されて一体とされ、ボデーの一端に貫通 孔が設けられて前フレームに設けられた貫通孔とネジ止めされた片足用スクータ の折り畳み構造において、 折り畳み装置は、主外フレーム、主内フレーム及び十字可動棒で組成され、 主内フレームは棒状長方形を呈し、一端に貫通孔が設けられて前フレームの貫 通孔とネジ止めされ、もう一端に貫通円孔、貫通溝、ピン固定シート及び凹溝が 設けられ、 十字可動棒は十字形棒状体とされ、一端がピンで主内フレームのピン固定シー トんし固定され、その両側の凸棒が貫通溝より穿出して、両側の凸棒の行程が該 貫通溝内に制限され、該十字可動棒の一端にネジ部が設けられてエンボスナット との螺合に供され、 主外フレームは長方形を呈してＵ形断面を有し、一端に貫通孔、凹溝及びＵ形 溝が設けられ、折り畳み装置組合せ時に、ネジセットが該主外フレームの貫通孔 と主内フレームの貫通円孔を貫通してそれがネジ止めされ、 以上の構成要件を具備し、主外フレームの一端が主内フレームの貫通孔にネジ 止めされ、もう一端がボデーの固定座にネジ止めされ、エンボスナットの固定と 離脱により折り畳み機能を達成するようにしたことを特徴とする、片足用スクー タの折り畳み構造としている。 請求項２の考案は、前記主外フレーム端面のＵ形溝の底側外縁に凹部が凹設さ れてエンボスナットとの螺合位置決め機能が増進されたことを特徴とする、請求 項１に記載の片足用スクータの折り畳み構造としている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図２に示されるように、本考案の片足用スクータの折り畳み構造は、前フレー ム１０、ボデー５０、折り畳み装置３０で組成される。該前フレーム１０とボデ ー５０の間は折り畳み装置３０により連結され一体とされている。折り畳み装置 ３０は主外フレーム３１と主内フレーム３２で組成され、主内フレーム３２は棒 状長方形を呈して一端に貫通孔７１が設けられて前フレーム１０の貫通孔１１と ネジ止めされ（図４、５参照）、もう一端に貫通円孔４１及び貫通溝４２、ピン 固定シート４５及び一つの凹溝４６が設けられている。一つの十字可動棒４７は 十字形棒状を呈し、一端が固定ピン４４でピン固定シート４５に固定され、その 両側の凸棒４８が貫通溝４２より穿出し、両側の凸棒４８の行程が僅かに貫通溝 ４２内に限られ、十字可動棒４７の一端にネジ部４９が設けられている。主外フ レーム３１はその一端に貫通孔３１１、凹溝３１２及び一つのＵ形溝３１３が設 けられ、折り畳み装置３０が組み合わされる時、ネジセット６１が主外フレーム ３１の貫通孔３１１と主内フレーム３２の貫通円孔４１を貫通してそれらをネジ 止めし、凸棒４８が凹溝３１２に当接する。主外フレーム３１は長方形で逆Ｕ形 断面を呈し、一端が主内フレーム３２の貫通円孔４１にネジ止めされ、もう一端 がボデー５０の固定座５１にネジ止めされる。前フレーム１０の底端に一つの貫 通孔１２が設けられてボデー５０に設けられた貫通孔５３とネジ止めされる。

【０００８】 図６及び図７に示されるように、折り畳み装置３０が折り畳まれる時、ただエ ンボスナット８１を十字可動棒４７のネジ部４９よりゆるめれば、ネジセット６ １を軸心として折り畳み動作を進行できる。折り畳み時に、凸棒４８を主外フレ ーム３１の凹溝３１２より先行離脱させる。折り畳み装置３０折り畳み時に（図 ３参照）は、ただ前フレーム１０をボデー５０に向けて一回折ると、ネジセット ６１と貫通孔１２が回転中心とされ折り合わせが進行される。

【０００９】 この折り畳み装置３０は四連接棒式折り畳み原理を採用し、且つ主外フレーム ３１は逆Ｕ形断面を有し、折り畳み時に、主内フレーム３２が主外フレーム３１ 内に収納され、ゆえに折り畳み装置の折り畳み時の体積がさらに小さくコンパク トとなり、且つ十字可動棒４７が設けられて、展開時にエンボスナットを用いて 主外フレーム３１と主内フレーム３２を緊密に固定して逸脱現象を発生させない 。

【００１０】 さらに、図５中、Ａ部分に示されるように、主外フレーム３１のＵ形溝３１３ の底部外縁にエンボスナット８１に対応する凹部３１４が設けられ、これにより エンボスナット８１固定時の位置決め機能が増進される。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の片足用スクータは、上端にハンドルが固定され底端に前輪が軸接され た前フレームが、一つの折り畳み装置を介して後輪を固定したボデーに連接され た片足用スクータにおいて、該折り畳み装置が、主外フレーム、主内フレーム及 び十字可動棒で組成され、主外フレームが長方形の逆Ｕ形断面を有し、主内フレ ームが棒状長方形とされ、折り畳み時に主内フレームを主外フレーム内に収容で き、展開時に十字可動棒により主内フレーム及び主外フレームをエンボスナット を用いて固定でき、片足用スクータの折り畳み体積をよりコンパクトとしたこと を特徴としている。本考案は実用性を有し、またその構造はいまだいかなる刊行 物にも記載されずまた公開使用もされていないため新規性を有し、その機能は周 知の技術より増進されて進歩性を有している。なお、本考案に基づきなしうる細 部の修飾或いは改変はいずれも本考案の請求範囲に属するものとする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の分解斜視図である。

【図３】本考案の折り畳み動作側面表示図である。

【図４】本考案の折り畳み装置分解図である。

【図５】本考案の折り畳み装置分解図である。

【図６】本考案の折り畳み装置の展開状態表示図であ
る。

【図７】本考案の折り畳み装置の折り畳み動作状態表示
側面図である。

【符号の説明】

１０ 前フレーム １１ 貫通孔 １２ 貫通孔 ３０ 折り畳み装置 ３１ 主外フレーム ３２ 主内フレーム ３１１ 貫通孔 ３１２ 凹溝 ３１３ Ｕ形溝 ３１４ 凹部 ４１ 貫通円孔 ３２ 貫通溝 ４４ 固定ピン ４５ ピン固定シート ４６ 凹溝 ４７ 十字可動棒 ４８ 凸棒 ４９ ネジ部 ５０ ボデー ５１ 固定座 ５３ 貫通孔 ６１ ネジセット ７１ 貫通孔 ８１ エンボスナット

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前フレーム、ボデー及び折り畳み装置で
   組成されて前フレームとボデー間が該折り畳み装置で連
   結されて一体とされ、ボデーの一端に貫通孔が設けられ
   て前フレームに設けられた貫通孔とネジ止めされた片足
   用スクータの折り畳み構造において、 折り畳み装置は、主外フレーム、主内フレーム及び十字
   可動棒で組成され、 主内フレームは棒状長方形を呈し、一端に貫通孔が設け
   られて前フレームの貫通孔とネジ止めされ、もう一端に
   貫通円孔、貫通溝、ピン固定シート及び凹溝が設けら
   れ、 十字可動棒は十字形棒状体とされ、一端がピンで主内フ
   レームのピン固定シートんし固定され、その両側の凸棒
   が貫通溝より穿出して、両側の凸棒の行程が該貫通溝内
   に制限され、該十字可動棒の一端にネジ部が設けられて
   エンボスナットとの螺合に供され、 主外フレームは長方形を呈してＵ形断面を有し、一端に
   貫通孔、凹溝及びＵ形溝が設けられ、折り畳み装置組合
   せ時に、ネジセットが該主外フレームの貫通孔と主内フ
   レームの貫通円孔を貫通してそれがネジ止めされ、 以上の構成要件を具備し、主外フレームの一端が主内フ
   レームの貫通孔にネジ止めされ、もう一端がボデーの固
   定座にネジ止めされ、エンボスナットの固定と離脱によ
   り折り畳み機能を達成するようにしたことを特徴とす
   る、片足用スクータの折り畳み構造。
2. 【請求項２】 前記主外フレーム端面のＵ形溝の底側外
   縁に凹部が凹設されてエンボスナットとの螺合位置決め
   機能が増進されたことを特徴とする、請求項１に記載の
   片足用スクータの折り畳み構造。