JP3072253B2 - 回転切削加工方法に使用するスピンドル装置 - Google Patents

回転切削加工方法に使用するスピンドル装置

Info

Publication number
JP3072253B2
JP3072253B2 JP7241959A JP24195995A JP3072253B2 JP 3072253 B2 JP3072253 B2 JP 3072253B2 JP 7241959 A JP7241959 A JP 7241959A JP 24195995 A JP24195995 A JP 24195995A JP 3072253 B2 JP3072253 B2 JP 3072253B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary cutting
input shaft
eccentric
cutting tool
output shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7241959A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0985565A (ja
Inventor
善彦 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokiwa Co Ltd
Original Assignee
Tokiwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokiwa Co Ltd filed Critical Tokiwa Co Ltd
Priority to JP7241959A priority Critical patent/JP3072253B2/ja
Publication of JPH0985565A publication Critical patent/JPH0985565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3072253B2 publication Critical patent/JP3072253B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)
  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転切削工具によ
ってワークの回転切削を行う加工方法に使用するスピン
ドル装置に係り、さらに詳細には、回転切削工具を回転
すると共に微小半径の偏心揺動を付与して切削加工を行
う加工方法に使用するスピンドル装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばリーマー,フライス工具,
ディスクカッターなどのごとき回転切削工具は、工作機
械におけるスピンドル等に装着して使用されるものであ
り、その切削作用は、回転切削工具に備えた切刃部を常
にワークに作用させて切削加工を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来、
回転切削工具の切刃部を常にワークに作用せしめて連続
して切削加工を行うのが一般的であるから、ワーク及び
回転切削工具が加熱され易く、ワークに切削熱の悪影響
を生じることがあると共に、工具の長寿命化を図る上に
おいて問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に記載の
発明は、スピンドルホルダに回転自在に支持された入力
軸の軸心と上記スピンドルホルダに回転自在に支持され
た偏心カラーの偏心孔の軸心とを微小半径だけ偏心して
設け、上記偏心孔に回転自在に支持された出力軸に回転
切削工具を着脱自在のチャック装置を備えると共に、上
記出力軸と前記入力軸とを自在継手を介して連動連結し
て設け、かつ前記入力軸と前記偏心カラーとの間に、偏
心カラーを増速回転するための増速機構を設けたスピン
ドル装置である。
【0005】
【0006】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、本発明の第1
実施形態例に係るスピンドル装置1は、筒状のスピンド
ルホルダ3を備えている。このスピンドルホルダ3は、
工作機械等におけるホルダ部材5にナット7によって締
付け固定してある。このスピンドルホルダ3の一端部に
はフランジ部3Fが設けてあり、このフランジ部3Fに
は筒状のハウジング9が複数のボルト11によって一体
的に取付けてある。
【0007】前記スピンドルホルダ3には入力軸13が
回転自在に支持されており、この入力軸13の外端部に
プーリ15が着脱自在に取付けてある。この入力軸13
の内端部は前記ハウジング9内に突出しており、この内
端部には固定具17を介してカップ状の内歯ギア19が
一体的に取付けてある。
【0008】前記ハウジング9には、小径のギア21を
一体的に備えた偏心カラー23が回転自在に支持されて
いる。この偏心カラー23の軸心と前記入力軸13の軸
心は一致して設けてあるものの、偏心カラー23の偏心
孔23Hの軸心は、前記入力軸13の軸心に対して微小
半径(e:符号は省略)だけ偏心してある。この偏心カ
ラー23と前記入力軸13とを連動回転するために、前
記内歯ギア19と前記ギア21との間には、ハウジング
9に回転自在に支持された複数の中間ギア25が介在し
てある。
【0009】前記偏心カラー23の偏心孔23Hには複
数の軸受を介して出力軸27が回転自在に支持されてい
る。この出力軸27と前記入力軸13に取付けた内歯ギ
ア19との間には、入力軸13の回転を出力軸27へ伝
達するための自在継手29が設けてある。
【0010】より詳細には、前記出力軸27の内端部に
は、例えばゼネバ歯車のごとく放射方向の溝31Gを適
宜間隔に複数備えた円板31が一体的に取付けてあり、
この円板31と前記内歯ギア19との間には、図2に詳
細に示すように、両側面にローラ33を回転自在に支持
したリング状の支持板35が介在してある。
【0011】上記支持板35に支持された一方のローラ
33は、前記円板31に備えた放射方向の前記溝31G
に係合してあり、他方のローラ33は、前記内歯ギア1
9のボディに形成した放射方向の複数の長孔19Hに係
合してある。
【0012】前記出力軸27の外端部には回転切削工具
39を着脱交換自在のチャック装置37が設けてある。
なお、図示の例においては、出力軸27のフランジ部2
7Fと押えリング41とによって円板状の回転切削工具
39を挾持し、ナット部材43によって締付け固定した
構成を例示してあるが、チャック装置37は、回転切削
工具が例えばリーマ,タップ等のごとくシャンク部を有
する工具の場合には一般的なコレットチャックを使用す
るものである。
【0013】以上のごとき構成において、プーリ15を
回転駆動すると、入力軸13が回転され内歯ギア19が
一体的に回転される。内歯ギア19が回転されると、自
在継手29を介して出力軸27が一体的に回転されると
共に、中間ギア25を介して偏心カラー23が回転され
る。
【0014】入力軸13と出力軸27は単に自在継手2
9を介して回転するものであるから、出力軸27は入力
軸13と等速で回転(自転)される。前記偏心カラー2
3に備えたギア21は小径であり、内歯ギア19は大径
であるから、偏心カラー23の回転は入力軸13の回転
に対して増速されるものである。すなわち、内歯ギア1
9,中間ギア25,ギア21等は一種の増速機構を構成
するものである。
【0015】前述のごとく偏心カラー23が回転される
と、この偏心カラー23の偏心孔23Hに支持された前
記出力軸27は、微小半径eでもって偏心揺動(公転)
されることになる。したがって、前記入力軸13を回転
すると、出力軸27に取付けた回転切削工具39は自転
すると共に公転(微小偏心揺動)してワーク(図示省
略)の切削を行うことになる。
【0016】この際、回転切削工具39における切刃部
の1点Pを見ると、図3に示すように、回転切削工具3
9の矢印A方向の回転に対して矢印B方向に微小半径R
でもって偏心揺動を行うことになる。回転切削工具39
が矢印A方向へ回転してワークの切削を行うとき、切刃
部の1点Pが偏心揺動によってP1→P2→P3と移動
するときにはワークから離反し、P3→P4→P1と移
動するときはワークに対して切込むことになる。したが
って、回転切削工具39の切刃部はワークに対して間欠
的に作用して切削加工を行うことになる。
【0017】なお、実際的には、1点Pは回転切削工具
39の矢印A方向への回転によって周方向へ移動するの
で、P3→P4→P1と移動したときの位置P1は、最
初の位置P1より矢印A方向に変位した位置になるが、
便宜上最初の位置に戻るように説明してある。
【0018】すなわち、回転切削工具39は、微小半径
Rで偏心揺動されることにより、ワークに対して微小量
の切込みを間欠的に行うものであり、ワークから微小量
離反する際には切削加工を休止し放熱を行うことになる
ので、回転切削工具39及びワークの加熱を効果的に抑
制することができる。したがって、回転切削工具39の
寿命の延長を図ることが容易であると共に、切削熱によ
るワークの焼け等の悪影響も効果的に防止できるもので
ある。
【0019】図4は、第2実施形態例を示すものであ
る。この実施形態例においては、入力軸13の内端部に
ギア51を設け、このギア51に噛合した中間ギア53
を支承した中間軸55を回転自在に設け、この中間軸5
5に、偏心カラー23に備えたギア21に噛合した中間
ギア57を設けた構成である。その他の構成は前述した
第1実施形態例と同様の構成であるから、同一機能を奏
する構成部分には同一符号を付することとして重複した
説明は省略する。
【0020】上記構成においては、入力軸13を回転駆
動すると、自在継手29を介して出力軸27が回転(自
転)されると共に、ギア51,中間ギア53,57及び
ギア21を介して偏心カラー23が回転される。したが
って、出力軸27に取付けた回転切削工具39は自転さ
れると共に公転(微小偏心揺動)されることとなり、前
述した実施形態例と同様の効果を奏するものである。
【0021】図5は本発明の第3実施形態例を示すもの
である。この実施形態例においては、入力軸13の内端
部に摩擦回転板61を設けると共に偏心カラー23の内
端部に摩擦回転板63を設け、上記両摩擦回転板61,
63の間に、ハウジング9に回転自在に支持された摩擦
ローラ65を介在した構成である。その他の構成は、前
述した第1実施形態例とほぼ同一であるから、同一機能
を奏する構成部分には同一符号を付することとして重複
した説明は省略することにする。
【0022】上記構成において、入力軸13を回転駆動
すると、自在継手29を介して出力軸27が回転される
と共に、摩擦回転板61,摩擦ローラ65,摩擦回転板
63を介して偏心カラー23が回転される。したがっ
て、回転切削工具39は自転すると共に微小半径で偏心
揺動(公転)するものであり、前述した第1実施形態例
と同様の効果を奏するものである。
【0023】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、請求項1に記載の発明は、スピンドルホルダに回転
自在に支持された入力軸の軸心と上記スピンドルホルダ
に回転自在に支持された偏心カラーの偏心孔の軸心とを
微小半径だけ偏心して設け、上記偏心孔に回転自在に支
持された出力軸に回転切削工具を着脱自在のチャック装
置を備えると共に、上記出力軸と前記入力軸とを自在継
手を介して連動連結して設け、かつ前記入力軸と前記偏
心カラーとの間に、偏心カラーを増速回転するための増
速機構を設けた構成であるから、入力軸を回転駆動する
と、自在継手を介して出力軸が同期回転されると共に、
増速機構を介して偏心カラーが回転される。
【0024】
【0025】したがって、出力軸は自転すると共に微小
半径で偏心揺動(公転)することとなり、出力軸に備え
た回転切削工具は、偏心揺動に起因してワークに対して
間欠的に作用して切削することになる。
【0026】よって、切削熱によるワークへの悪影響を
効果的に抑制することができると共に、切削加工による
回転切削工具の加熱を効果的に抑制するこができ、回転
切削工具の長寿命化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係るスピンドル装置
の断面説明図である。
【図2】自在継手における支持板の斜視図である。
【図3】回転切削工具における間欠的な切削作用の説明
図である。
【図4】本発明の第2実施形態例の主要部分の断面説明
図である。
【図5】本発明の第3実施形態例の主要部分の断面説明
図である。
【符号の説明】
1 スピンドル装置 3 スピンドルホルダ 9 ハウジング 13 入力軸 19 内歯ギア 21 ギア 23 偏心カラー 25 中間ギア 27 出力軸 29 自在継手 31 円板 33 ローラ 35 支持板 37 チャック装置 39 回転切削工具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルホルダに回転自在に支持され
    た入力軸の軸心と上記スピンドルホルダに回転自在に支
    持された偏心カラーの偏心孔の軸心とを微小半径だけ偏
    心して設け、上記偏心孔に回転自在に支持された出力軸
    に回転切削工具を着脱自在のチャック装置を備えると共
    に、上記出力軸と前記入力軸とを自在継手を介して連動
    連結して設け、かつ前記入力軸と前記偏心カラーとの間
    に、偏心カラーを増速回転するための増速機構を設けた
    ことを特徴とするスピンドル装置。
JP7241959A 1995-09-20 1995-09-20 回転切削加工方法に使用するスピンドル装置 Expired - Fee Related JP3072253B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7241959A JP3072253B2 (ja) 1995-09-20 1995-09-20 回転切削加工方法に使用するスピンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7241959A JP3072253B2 (ja) 1995-09-20 1995-09-20 回転切削加工方法に使用するスピンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0985565A JPH0985565A (ja) 1997-03-31
JP3072253B2 true JP3072253B2 (ja) 2000-07-31

Family

ID=17082126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7241959A Expired - Fee Related JP3072253B2 (ja) 1995-09-20 1995-09-20 回転切削加工方法に使用するスピンドル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3072253B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2153923B1 (en) 2007-05-18 2017-01-18 Hukuzo Yagishita Drilling device and method of producing drilled object

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0985565A (ja) 1997-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2002316018B2 (en) Numerically controlled orbital machining apparatus
JP2000308938A (ja) 機械加工装置および機械加工方法
JP2002205220A (ja) 歯切りされたワークピースの端面側を駆動する装置
JP3733712B2 (ja) 回転動力伝達装置
JP3072253B2 (ja) 回転切削加工方法に使用するスピンドル装置
EP1635975B1 (en) Orbital machining apparatus with drive element with drive pins
JPH10151501A (ja) 旋盤用偏心・楕円軸加工アタッチメント
JP4314735B2 (ja) 加工装置
JPH0325855Y2 (ja)
JP2001071229A (ja) 加工装置及び揺動回転変換ユニット
JPH0538607A (ja) 高速割出し装置
JPH10180582A (ja) 工作機械の揺動スピンドル装置
JP2000141120A (ja) トロコイド工具およびトロコイド工具による加工法
JP3510097B2 (ja) 工作機械の揺動スピンドル装置
JP4077089B2 (ja) 切削加工方法及びそれに用いる切削加工ユニット
JPH1148112A (ja) バリ取り方法およびその装置
JP3078970B2 (ja) バリ取り装置
JPS63306862A (ja) 超音波加工機
JPH0775909A (ja) 加工装置
JPH04223816A (ja) 振動穿孔機
JPH05212671A (ja) 研削用砥石の取付構造
JPS6113924B2 (ja)
JP2001087930A (ja) 旋盤のフライスホルダ
JPH0243609Y2 (ja)
JPH05223593A (ja) 磁気エンコーダドラムの加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees