JP3072084B2 - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスケットに関し、
一層詳細には圧力気体等の流体(通常は圧空)を通過さ
せる管継手の接続部分をシールするためのガスケットに
関する。
【0002】
【従来の技術】圧空を流すための管継手を適宜な被取付
部材へ取り付ける場合は、通常、管継手の取付ネジ部を
被取付部材へ螺着させる。そのようにして管継手を取り
付け後、その管継手の継手部へチューブを接続して圧空
を流す。しかし、管継手と被取付部材の螺着部分から圧
空の漏れが生じると種々のトラブルの原因となるのは勿
論であるから、当該螺着部分を気密(シール)するた
め、ガスケットが使用されている。特に、取付ネジ部が
メートルねじの場合、テーパねじのようにネジ部でシー
ルテープ等によってシールすることができないため、一
般的にガスケットが利用される。ガスケットは、取付ネ
ジ部へ外遊嵌され、取付ネジ部を被取付部材へねじ込む
に連れて両者の間のギャップを閉塞し、圧空の漏れを防
止するものである。
【0003】従来のガスケット20は、図4(図4
(a)は平面図、図4(b)は図4(a)のX−X部断
面図)に示すように、リング状に形成されている。従来
のガスケット20の構造は、金属製の芯部22と、薄い
合成ゴムで形成されて芯部22の上下両面に焼き付けら
れた弾性部24、24とから成っている。従って、取付
ネジ部を被取付部材へねじ込むに連れて両者のシール面
が接近し、その両者のシール面に当接して挟まれた弾性
部24、24が圧縮弾性変形され、取付ネジ部と被取付
部材との間のギャップが確実に閉塞されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のガスケット20は、管継手の取付ネジ部へ外遊嵌
されるので、ガスケット20の内径は取付ネジ部の山径
(外径)より若干大径に形成されている。そのため、ガ
スケット20が外れ易く、運搬や、部品としての袋詰作
業中に脱落してしまうという課題がある。
【0005】これに対して、本発明者は、実開平5−7
3362号に開示されたガスケットを提案してある。す
なわち、図5(断面図)に示すように、硬質材料でリン
グ状に形成された芯部32と、少なくともその芯部32
の上面、下面、および内周面を弾性変形可能な材料で被
覆して成る被覆部34とを具備するガスケット30であ
り、内径が管継手の取付ネジ部の外径よりも若干小径に
形成されている。このガスケット30は、取付ネジ部へ
押圧されて外嵌され、内周面に設けられた弾性変形可能
な材料の被覆部分で、取付ネジ部に脱落しないように好
適に係止できる。従って、管継手を、ガスケット30が
取付ネジ部へ外嵌された状態の部品として好適に運搬等
することができる。
【0006】但し、このガスケット30を製造するに
は、芯部32の上面、下面、および内周面の三面に弾性
変形可能な材料を被覆するために、モールド成形によっ
て製造することを要し、製造効率が悪いという課題があ
る。すなわち、モールド成形金型は他の例えばプレス打
抜金型よりも高価であり、芯材を別の工程で形成するこ
と、及び芯材をモールド成形型にインサートする工程
(インサート成形)等が必要で、生産効率が悪く、製造
コストが高くなるという課題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、管継手の取付ネ
ジ部へ脱落しないように容易に嵌めることができると共
に、容易に製造することが可能なガスケットを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために次の構成を備える。すなわち、本発明
は、空気圧用の管継手と該管継手が取り付けられる被取
付部材との接続部分をシールするため、被取付部材に螺
合する山径が10mm以下の小径の取付ネジ部に外嵌す
るリング状のガスケットにおいて、薄板状の金属等の硬
質材料から成る芯層と該芯層の両面に被覆された弾性材
料から成る被覆層とによって三層に設けられた三層板状
材から、プレス打抜加工によってリング状に形成され、
前記芯層から成る芯部と該芯部の両面に前記被覆層から
成る被覆部との三層を有し、リング状の内周部には、前
記取付ネジ部からの脱落を防止するため、前記プレス打
抜加工によって形成された複数のつめ状部が設けられ
該つめ状部も芯部と上下両面の被覆部の三層で構成さ
れ、前記芯部の厚さが0.1〜0.2mm程度に薄く設
けられていると共に、前記各被覆部の厚さも0.1〜
0.2mm程度に薄く設けられ、且つ、前記芯部は、ス
テンレススチール又はりん青銅等のバネ特性に優れた金
属材料から成ることを特徴とする。
【0009】前記芯部が、ステンレススチール又はりん
青銅等のバネ特性に優れた金属材料から成ることで、薄
板状に形成されていても、柔軟性に富むと共に元の形状
に復帰できる許容範囲(復元性)が大きいため、リング
状の形態を好適に維持してシール性を向上できる。ま
た、柔軟性と復元性が良好であるため、管継手の取付ネ
ジ部への装着性を向上できる。
【0010】また、前記芯部の両面には、前記被覆部が
焼き付けによって被覆されていることで、芯部と被覆部
との密着性を好適に確保でき、ガスケットの信頼性を向
上できる。また、従来の製造技術で容易に製造でき、生
産性を向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
の形態を添付図面と共に詳細に説明する。図1は本発明
にかかるガスケットの一実施例を説明する説明図であ
り、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のA
−A線断面図である。また、図2は図1のガスケットを
管継手の取付ネジ部に外嵌(装着)して使用する状況を
説明する説明図であり、図2(a)は装着前の断面図、
図2(b)は装着後の断面図である。また、図3は図1
のガスケットをワンタッチ式の管継手に装着した状態を
示す説明図である。本実施例は、空気圧用の管継手と該
管継手が取り付けられる被取付部材との接続部分をシー
ルするため、被取付部材に螺合する取付ネジ部に外嵌す
るリング状のガスケットであり、図3の管継手50の取
付ネジ部54へ外嵌するガスケット10を例に挙げて説
明する。
【0012】本発明にかかるガスケット10は、芯部1
2と、その芯部12の上面及び下面に被覆して設けられ
た被覆部14、14との三層から構成されている。すな
わち、このガスケット10は、薄板状の金属等の硬質材
料から成る芯層とその芯層の上面及び下面に被覆された
弾性材料から成る被覆層とによって三層に設けられた三
層板状材から、プレス打抜加工によって、リング状に形
成されている。従って、ガスケット10は、前記芯層か
ら成る芯部12と、その芯部12の上面及び下面に前記
被覆層から成る被覆部14、14との三層を有すること
になる。
【0013】そして、このガスケット10のリング状の
内周部には、管継手50の取付ネジ部54(図3参照)
からの脱落を防止するため、複数のつめ状部16が、前
記のプレス打抜加工によって形成されて設けられてい
る。このつめ状部16は、平面的に中心側へ突起した形
態になっており、一回のプレス打抜加工によって、芯部
12と上下両面の被覆部14の三層から成るガスケット
10をリング状に形成する際に、同時に、内周部に形成
されている。このため、定尺のステンレススチール等の
薄板原材料両面に、被覆層を全面的に一括で被覆する被
覆工程と、プレス打抜加工の工程のみで、ガスケット1
0を好適に形成できる。従って、図5に示した従来技術
のように、インサート成形をすることを要せず、容易に
製造することができ、製造コストを低減できる。
【0014】ガスケット10の内径は、つめ状部16の
先端(つめ状部16を形成するように中心側へ突起した
凸部の先端)についての内径である最小内径が、管継手
50の取付ネジ部54の山径(外径)より小径であると
共に、谷径と同等か若干大径に形成されている。これに
対し、つめ状部16を形成するために切り欠いて設けら
れた凹部17の底面についての内径である最大内径が、
管継手50の取付ネジ部54の山径より若干大径に形成
されている。なお、つめ状部16の角部は、成形性及び
装着性を向上させるため、R状に形成されている。ま
た、凹部17の内角部についても、成形性及び強度を向
上させるため、R状に形成されている。芯部12と上下
両面の被覆部14、14の輪郭は、通常のプレス打抜加
工によって形成されるため、同形に形成されている。こ
のため、つめ状部16も、芯部12と上下両面の被覆部
14、14の三層で構成されている。
【0015】つめ状部16は、芯部12を含むが、その
芯部12が薄板状の金属材料等から形成されているため
変形し易く、管継手50の取付ネジ部54をガスケット
10の内径である中心孔18に挿入することで、その取
付ネジ部54にガスケット10を好適に外嵌できる。す
なわち、ガスケット10の最小内径が、管継手50の取
付ネジ部54の山径より小径になっていても、つめ状部
16が取付ネジ部54の山径より大径になるよう拡径す
べく変形可能であれば、好適に外嵌できる。少なくと
も、つめ状部16が、取付ネジ部54の山径を乗り越え
ることができ、脱落しない程度に弾性的に元の形状に復
元されるように、ガスケット10が全体的に変形できれ
ばよいのである。
【0016】このように、ガスケット10は、つめ状部
16によって取付ネジ部54から脱落しない構造となっ
ており、特に、小径のメートルねじ、例えばM10(山
径10mm)以下のストレートなねじ(平行ねじ)に好
適である。すなわち、連通路51が形成される管継手5
0の小径のねじについては、テーパねじが適用しにく
く、メートルねじが一般的に利用されているが、小径の
ねじのため、被取付部材へ螺合する際の締付トルクが小
さくなる。このため、このような小径のメートルねじで
は、芯部12や、被覆部14が薄いガスケット10で
も、取付の際に許容範囲以上に変形されることなく、好
適に用いられている。例えば、本実施例では、M5用の
ガスケットであるが、芯部12の厚さが0.1〜0.2
mm程度に設定されており、また、各被覆層の厚さにつ
いても0.1〜0.2mm程度に設定されている。この
ように、芯部12が薄い場合には、前述したようにつめ
状部16が好適に変形でき、管継手50の取付ネジ部5
4を傷付けることなく、ガスケット10をその取付ネジ
部54へ押し込んで好適に装着(外嵌)できるのであ
る。
【0017】また、芯部12は、ステンレススチール又
はりん青銅等のバネ特性に優れた金属材料から成ること
で、薄板状に形成されていても、柔軟性に富むと共に元
の形状に復帰できる許容範囲(復元性)が大きいため、
リング状の形態を好適に維持してシール性を向上でき
る。また、柔軟性と復元性が良好であるため、管継手5
0の取付ネジ部54への装着性を向上できる。
【0018】被覆部14には、弾性変形可能な材料(弾
性材料)として、例えばニトリル・ブタジエン・ラバー
(NBR)を用いることができる。なお、被覆部14
は、硬質材料から成る芯部12に比較して柔軟性のある
ゴム材等の弾性材料であって、芯部12の上下両面を好
適に被覆でき、シール性の良好なものであればよい。こ
の被覆部14によれば、弾性材料から成るため、シール
面に当接されると共に圧縮されて、シール材として好適
に機能する。また、被覆部14が、芯部12の上面及び
下面に、焼き付けによって被覆されていることで、芯部
12と被覆部14との密着性を好適に確保でき、ガスケ
ット10の信頼性を向上できる。また、従来の製造技術
で容易に製造でき、生産性を向上できる。なお、被覆部
14の芯部12への被覆は、焼き付けに限らず、接着等
の他の付着方法によっても可能である。
【0019】次に、つめ状部16の形状について、以下
に説明する。つめ状部16は、複数が形成されれば、最
低2箇所でも巾をある程度広く形成しておけば、ガスケ
ット10を取付ネジ部54の中心軸(芯)に合わせて外
嵌することが可能である。但し、2箇所では偏心し易い
ので、最低3箇所にすれば、芯を出し易く、偏りにくく
することが可能である。さらに、4箇所以上であれば、
対称性が向上するので、バランスよく変形して外嵌でき
る。また、本実施例ではつめ状部16が等間隔に8箇所
に形成されているが、より対称性が向上し、つめ状部1
6の大きさも適切になり、装着性が向上する。また、つ
め状部16が必要以上に小さくなることもなく、プレス
打抜加工用の金型の製造及びその耐久性等を考慮した場
合にも、効率良く製造し易い好適な大きさとなってい
る。
【0020】次に、図2に基づいてガスケット10の外
嵌状態について説明する。ガスケット10に取付ネジ部
54を押し込むと、取付ネジ部54のネジ山がつめ状部
16をかき分けるように外方へ押すことになり、これに
より、中心孔18の最小内径を取付ネジ部54の山径以
上に拡径することができる。この拡径により、取付ネジ
部54はガスケット10の中心孔18内へ進入可能とな
り、図2(b)に示すように、その取付ネジ部54の根
元部の小径部55にガスケット10が好適に外嵌され
る。つめ状部16を含むガスケット10は、自らの弾性
復元力で中心孔18の最小内径が元に戻ろうとするの
で、ガスケット10が取付ネジ部54から脱落しないよ
うになる。なお、ガスケット10の最小内径が、取付ネ
ジ部54の山径と谷径の中間の径でもガスケット10の
外れは防止可能となる。
【0021】このような構成を有するガスケット10
を、管継手50の取付ネジ部54へ外嵌するには、上記
のように取付ネジ部54の先端をガスケット10の中心
孔18内へ押し込むか、或いは反対に取付ネジ部54の
先端へガスケット10の中心孔18を嵌めて押し込め
ば、容易にできる。そのように押し込み動作のみで容易
に行うことができるため、自動化が可能である。また、
以上のようなガスケット10を用いると、ガスケット1
0の取付ネジ部54からの外れを防止、抑制可能となる
ので、運搬したり、パーツフィーダ等で袋詰を行う場合
にガスケットが付いていないというトラブルの発生を防
止できるという効果がある。
【0022】次に、圧力機器等に流体の流路管を接続す
るためのワンタッチ式の代表的な管継手50について、
本発明にかかるガスケット10が装着された状態を、図
3に基づいて説明する。先ず、管継手50の構成につい
て説明する。52は管状の継手本体であり、下端側には
管継手50自体を圧力機器(不図示)等に螺着するため
の取付ネジ部54が形成されている。56はガイド筒体
であり、下端側が継手本体52の上端側内部に挿入され
てカシメによって固定されている。また、58はリング
状のストッパであり、ガイド筒体56の下端側内部にカ
シメにより固定されている。60は開放筒体であり、ガ
イド筒体56の上端側内周面に、軸線方向に沿って摺動
自在に挿着されている。62はリング状のロック爪であ
り、弾性を有する薄肉(0.2ミリメートル程度)の金
属平板(ステンレススチール等)を用いて形成されてい
る。ロック爪62はガイド筒体56の内部であって、ス
トッパ58の上側に配設されている。ロック爪62は、
内端縁および外端縁のそれぞれから複数の放射状の凹状
をなす外側切り込み部と内側切り込み部とが交互に入り
組んで形成され、外周縁側が一定幅に亙って管の挿入方
向に屈曲され、その外周縁において継手本体52内に設
けた環状溝内に保持され、継手本体52内に挿入された
管の引き抜き方向への移動をその内端縁が管の外壁に食
い込むことによって阻止する。そして、開放筒体60を
ガイド筒体56内部に押し込むと、開放筒体60の挿入
端側でロック爪62の内端縁側をストッパ58方向に押
動し、内端縁による管の外壁への食い込みが解除されて
管を抜脱することが可能となる。なお、64はゴム材料
を用いてリング状に形成されたシールリングであり、挿
入された管の外壁に密着して、流体の漏れを防止する。
【0023】そして、以上に説明した管をワンタッチで
接続あるいは離脱することのできる管継手50に、ガス
ケット10が脱落しないように装着されている。すなわ
ち、ガスケット10は、前述したように取付ネジ部54
に外嵌している。66はシール面であり、このシール面
66と圧力機器等の被取付部材側に設けられたシール面
との間に、ガスケット10が挟まれて、管路(連通路)
の連結部が好適に気密されるのである。
【0024】以上の説明にかかるガスケット10は、図
3に示したようなワンタッチ式の管継手50に限らず、
他の種々の管継手に適用できるのは勿論である。また、
本発明にかかるガスケットは、以上に説明したように空
気圧用の管継手の連通路にかかる連結(気密)に最適に
利用できるが、他の気体及び液体等の流体における連通
路の連結に利用することも可能である。以上、本発明に
つき好適な実施例を挙げて種々説明してきたが、本発明
はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を
逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のこ
とである。
【0025】
【発明の効果】本願発明にかかるガスケットによれば、
山径が10mm以下の小径の取付ネジ 部に好適に外嵌す
べく、薄板状の金属等の硬質材料から成る芯層と該芯層
両面に被覆された弾性材料から成る被覆層とによって
三層に設けられた三層板状材から、プレス打抜加工によ
ってリング状に形成され、前記芯層から成る芯部と該芯
部の両面に前記被覆層から成る被覆部との三層を有し、
リング状の内周部には、前記取付ネジ部からの脱落を防
止するため、前記プレス打抜加工によって形成された複
数のつめ状部が設けられている。また、前記芯部の厚さ
が0.1〜0.2mm程度に薄く設けられていると共
に、前記各被覆部の厚さも0.1〜0.2mm程度に薄
く設けられ、且つ、前記芯部は、ステンレススチール又
はりん青銅等のバネ特性に優れた金属材料から成る。
のため、押し込むことで、内径が拡径するように適宜変
形し、管継手の取付ネジ部に容易に嵌まることができる
と共に、つめ状部等の形状の復元性によって取付ネジ部
から容易には外れないように外嵌にできる。また、芯部
及び各被覆部が薄く設けられるが、山径が10mm以下
の小径の取付ネジ部を有する管継手に用いられるため、
シール性を向上できる。また、モールド成形工程を要せ
ず、プレス打抜加工によって形成できるため、容易に製
造できる。従って、本発明によれば、管継手の山径が1
0mm以下の小径の取付ネジ部へ脱落しないように容易
に外嵌でき、シール性が良好であると共に、大量且つ安
価に生産できるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるガスケットの一実施例を説明す
る説明図である。
【図2】図1の実施例の使用状態を説明する説明図であ
る。
【図3】図1の実施例を管継手に装着した状態を示す説
明図である。
【図4】従来技術を説明する説明図である。
【図5】他の従来技術を説明する断面図である。
【符号の説明】
10 ガスケット 12 芯部 14 被覆部 16 つめ状部 18 中心孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 15/00 - 15/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧用の管継手と該管継手が取り付け
    られる被取付部材との接続部分をシールするため、被取
    付部材に螺合する山径が10mm以下の小径の取付ネジ
    部に外嵌するリング状のガスケットにおいて、 薄板状の金属等の硬質材料から成る芯層と該芯層の両面
    に被覆された弾性材料から成る被覆層とによって三層に
    設けられた三層板状材から、プレス打抜加工によってリ
    ング状に形成され、前記芯層から成る芯部と該芯部の
    に前記被覆層から成る被覆部との三層を有し、リング
    状の内周部には、前記取付ネジ部からの脱落を防止する
    ため、前記プレス打抜加工によって形成された複数のつ
    め状部が設けられ、該つめ状部も芯部と両面の被覆部の
    三層で構成され、前記芯部の厚さが0.1〜0.2mm
    程度に薄く設けられていると共に、前記各被覆部の厚さ
    も0.1〜0.2mm程度に薄く設けられ、且つ、前記
    芯部は、ステンレススチール又はりん青銅等のバネ特性
    に優れた金属材料から成ることを特徴とするガスケッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記芯部の両面には、前記被覆部が焼き
    付けによって被覆されていることを特徴とする請求項1
    記載のガスケット。
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