JP3071910B2 - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JP3071910B2 JP3316341A JP31634191A JP3071910B2 JP 3071910 B2 JP3071910 B2 JP 3071910B2 JP 3316341 A JP3316341 A JP 3316341A JP 31634191 A JP31634191 A JP 31634191A JP 3071910 B2 JP3071910 B2 JP 3071910B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面内に小画面を合成
する機能を有するビデオカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル処理可能なビデオカメ
ラにおいては、カメラ撮影時の操作によって、スチル画
面を記録し続けたり、静止画面を撮影画面の子画面とし
て合成して記録することが可能である。
【0003】図10,図11は、これらの機能を利用し
て撮影された画面を示す。図10は、静止画面(a)を
(b)に示す如くそのままの状態で記録し続ける特殊機
能を示し、図11は、あるシーン(a)を静止画で記録
し、他のシーンにおいて子画面27として合成する特殊
機能を示す。
【0004】つぎに従来例の構成,動作について、図9
のブロック図を用いて説明する。ここで、11は被写体
結像用レンズ群、12はCCD等を含む撮像系、13は
その撮像された信号をビデオ信号に変換するカメラ信号
処理回路、15はA/D(アナログ−ディジタル)変換
器、16はディジタル信号にて画像処理を行う回路、1
7はD/A(ディジタル−アナログ)変換器、18はビ
デオ信号をテープに記録するVTR、19は1フィール
ドの画像を記憶するフィールドメモリ、20はディジタ
ルビデオ信号中の同期信号を分離する同期分離回路、2
9は同期信号に従うタイミングでフィールドメモリ19
の書込み,読出し動作を制御するメモリ制御回路、7は
記録画を確認するモニタ兼用のビューファインダであ
る。
【0005】以上の構成において、レンズ群11,撮像
系12にて得られた映像信号は、カメラ信号処理回路1
3にてビデオ信号に変換され、A/D変換器15を通し
てディジタルビデオ信号に変換される。つぎに、ディジ
タル信号処理回路16は、フィールドメモリ19の読出
し,書込みのタイミングのパターンをさまざまに設定し
たり、A/D変換器15からの画像とフィールドメモリ
19からの画像を合成したりする。
【0006】一方、メモリ制御回路29は、同期分離回
路20からの同期信号を用いてフィールドメモリ19の
読出し,書込みの動作を制御する。
【0007】前述の動作によって、図10,図11のよ
うな静止画の連続記録や子画面合成が可能となる。
【0008】更に、ここで作成されたディジタルビデオ
信号は、D/A変換器17を通して、モニタ兼用のビュ
ーファインダ7およびVTR18へ送られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例において、静止画を子画面として合成し記録する
際、子画面の表示位置に関しては、あらかじめ位置を決
めておくか、上下,左右方向へ動かす指示をする特別の
スイッチ等が必要である。また、子画面を記憶させる
際、画面の一部を切り出して行うときも同様にあらかじ
め切出し位置を決めておくか、特別のスイッチ等が必要
である。
【0010】このような、子画面の切出し、画面への子
画面の合成は、モニタであるビューファインダ7を見な
がら位置選択のスイッチ等を操作して行うことになり、
位置決めの操作が非常にわずらわしく、一方、あらかじ
め位置決めされているものでは、撮影者の意図通りの絵
作りができないという問題がある。
【0011】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、子画面の切出し、子画面の合成の際の位置選
択が容易で、撮影者の意図通りの絵作りが容易にできる
ビデオカメラを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明ではビデオカメラをつぎの(1),(2)の
とおりに構成する。
【0013】(1)モニタ兼用のビューファインダを備
え、画面内に小画面を合成し、前記ビューファインダの
画面に表示する機能を有するビデオカメラであって、前
記ビューファインダの画面における撮影者の注視点位置
を検出する注視点位置検出手段と、該注視点位置検出手
段の出力に応じて前記ビューファインダの画面における
小画面の表示位置を変更する小画面表示位置変更手段
と、小画面の表示位置を設定する小画面位置設定手段と
を備えたビデオカメラ。
【0014】(2)注視点位置検出手段の出力に応じて
ビューファインダの画面における小画面切出し位置を変
更する小画面切出し位置変更手段と、小画面切出し位置
を設定する小画面切出し位置設定手段とを更に備えた前
記(1)記載のビデオカメラ。
【0015】
【作用】前記(1),(2)の構成により、撮影者の注
視点位置に小画面合成位置が決められ、前記(2)の構
成では、小画面切出し位置も撮影者の注視点位置で決め
られる。
【0016】
【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例の説明に先だって、各実施例で利用する注視点検
出方法について説明する。
【0017】本方法では、光源からの平行光束を観察者
の眼球の前眼部へ投射し、角膜からの反射光による角膜
反射像と瞳孔の結像位置を利用して視軸を求めている。
図2,図3は注視点検出方法の原理説明図で、図2は視
線検出光学系の概略図、図3は光電素子列6からの出力
信号の強度図である。図2において、5は観察者に対し
て不感の赤外光を放射する発光ダイオードなどの光源で
あり、投光レンズ3の焦点面に配置されている。
【0018】光源5より発光した赤外光は、投光レンズ
3により平行光となりハーフミラー2で反射し、眼球2
01の角膜21を照明する。このとき角膜21の表面で
反射した赤外光の一部による角膜反射像dは、ハーフミ
ラー2を透過し受光レンズ4により集光され光電素子列
6上の位置Zd´に再結像する。
【0019】また虹彩23の端部a,bからの光束はハ
ーフミラー2,受光レンズ4を介して光電素子列6上の
位置Za´,Zb´に該端部a,bの像を結像する。受
光レンズ4の光軸(光軸ア)に対する眼球の光軸イの回
転角θが小さい場合、虹彩23の端分a,bのZ座標を
Za,Zbとすると、虹彩23の中心位置cの座標Zc
は Zc=(Za+Zb)/2 ……(1) と表される。
【0020】また、角膜反射像の発生位置DのZ座標を
Zd、角膜21の曲率中心Oから虹彩23の中心Cまで
の距離をOCとすると眼球光軸イの回転角θは、 OC*sinθ=Zc−Zd ……(2) の関係式を略満足する。
【0021】ここで、角膜反射像の位置dのZ座標Zd
と角膜21の曲率中心OのZ座標Zとは一致している。
このため注視点位置処理回路において、図3のごとく光
電素子列6面上に投影された各特異点(角膜反射像d及
び虹彩の端部a,b)の位置を検出することにより、眼
球光軸イの回転角θを求めることができる。このとき
(1)式は、 β*OC*sinθ=(Za´+Zb´)/2−Zd´ ……(3) と書き換えられる。ただし、βは角膜反射像の発生位置
dと受光レンズ4との距離L1と受光レンズ4と光電素
子列6との距離L0で決まる倍率で、通常ほぼ一定の値
となっている。
【0022】つぎに、注視点算出フローについて説明す
る。図4は本方法における注視点検出フローチャート、
図5は光電素子列面上の眼球反射像である。図5におい
て、Za´,Zb´,Zd´は前述した通りであり、C
´は瞳孔中心位置、Yb´,Ya´は瞳孔円上の上下端
座標、Yd´は角膜反射像のY座標である。
【0023】図4において、まず図5における角膜反射
像座標Zd´を検出する(S1参照)。つぎに虹彩と瞳
孔との境界点座標Zb´,Za´,Yb´,Ya´を検
出する(S2)。S2のデータにもとづき瞳孔中心C´
を算出する(S3)。つぎに以上のデータをもとに、眼
球の回転角を算出する(S4)。ここでZ−X平面内
(水平方向)とX−Y平面内(垂直方向)の2種類を算
出する。最後に求めた回転角より注視点を算出する(S
5)。
【0024】以上のような注視点検出方法を、ビデオカ
メラに利用した実施例を以下に説明する。
【0025】(実施例1)図1は実施例1である“ビデ
オカメラ”のブロック図であり、1は接眼レンズ、7は
モニタ兼用のビューファインダ、8はファインダ画面、
9は注視点位置処理回路、10は赤外光投光用ハーフミ
ラーである。ここでその他の構成要素は、従来例(図
9)及び注視点検出光学系(図2)に準ずる。
【0026】図1において、赤外発光LED5から投光
された赤外光は、投光レンズ3を通りハーフミラー10
および2によって反射され、眼球201に到達する。そ
してこの眼球201の反射光は、ハーフミラー2にて反
射され、受光レンズ4を介して光電素子列6に到達す
る。一方、ビューファインダ7に映された撮影画面は、
ハーフミラー2,眼球レンズ1を介して眼球201に到
達する。これによって、撮影者がビューファインダ7の
画像を確認している時、一方では注視点位置の検出が行
われる。なお、注視点位置検出方法に関して、光路の違
い以外は前述した図2,図3の方法と全く同じである。
【0027】つぎに、注視点位置処理回路9にて得られ
た情報は、ディジタル画像処理回路16へ送られる。従
来例でも述べたように、ディジタル画像処理回路16で
は、フィールドメモリ19とA/D変換器15からの出
力とを合成することが可能である。本実施例において
は、合成された画面のうち子画面の位置を、注視点情報
により動かすような画像処理を行っている。
【0028】図6は、本実施例による映像効果を示す図
である。まず(a)の画面を子画面に用いる静止画像と
してフィールドメモリ19に記憶させる。つぎに、
(b)のように別なシーンの中に子画面27を合成させ
る。ここで注視点情報を用いて子画面27を好みの場所
(点線表示の子画面)へ移動し、不図示の設定スイッチ
を操作して位置を設定してから撮影を開始する。
【0029】以上のような方法により、合成した子画面
の位置をファインダ画面8上の注視点で変更することが
でき、子画面の位置選択を容易に行うことができる。
【0030】(実施例2)図7,図8はそれぞれ実施例
2によるブロック図,実施例2の映像効果を示す図であ
る。ここで、25は注視点位置および切り取る画面枠の
位置を表示する信号を発生する視線枠表示回路、28は
この視線枠が画面に表示された時のスーパーインポーズ
形状である。なお、その他の構成要素は従来例及び実施
例1に準ずる。
【0031】つぎに動作を説明する。図7において、注
視点位置処理回路9から出力された注視点情報は、ディ
ジタル処理回路16へ入力されると同時に、視線枠表示
回路25へ入力され視線枠の位置情報として使われる。
また、D/A変換器17からのビデオ信号は、VTRへ
入力される一方、視線枠表示回路25からの表示信号と
合成されて、モニタ兼用のビューファインダ7へ入力さ
れる。なお、これ以外の構成は、実施例1と全く同一で
ある。
【0032】以上のような動作を行うことによって、図
8に示すような映像効果が得られる。まず(a)におい
て、静止画として子画面に用いたい部分を視線で選択
し、フィールドメモリ19に記憶させる。この時、ビュ
ーファインダ7の画面上には、視線枠表示スーパーイン
ポーズ28が表われるので、撮影者は、視線で枠を動か
すことによって子画面のエリアを選択し、不図示の設定
スイッチを操作して切出し位置を設定する。
【0033】つぎに(b)において、別なシーンの中
に、(a)で選択し設定したエリアの子画面を合成させ
てから撮影を開始する。この時、合成後、実施例1の様
に、合成位置を視線で移動させることも可能であること
は言うまでもない。
【0034】本実施例によれば、子画面の切出しの際の
位置選択および子画面挿入(合成)の際の位置選択を、
ファインダ画面8上の視点により自在に行うことができ
るので、位置選択が容易にでき、撮影者の意図通りの絵
作りが容易にできる。
【0035】なお以上の各実施例は、VTR一体型のビ
デオカメラであるが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、VTR等の記録手段を備えていないビデオカメ
ラにも適用できる。
【0036】また、各実施例では、位置設定をスイッチ
で行っているが、これに限らず、たとえば、ビューファ
インダの画面内に設定用アイコンを表示し、これを視線
で選択して設定するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
子画面合成位置を視線で選択することができ、また、子
画面として切り取るエリアを同じく視点で選択すること
ができる。
【0038】これによって、子画面の位置をスイッチ等
で選択するわずらわしさが解消され、位置選択が容易と
なり、撮影者の意図通りの絵作りが容易にできるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のブロック図
【図2】 注視点検出の光学系の概略図
【図3】 光電素子列の出力信号の強度図
【図4】 注視点算出のフローチャート
【図5】 光電素子列面上の眼球反射像を示す図
【図6】 実施例1の説明図
【図7】 実施例2のブロック図
【図8】 実施例2の説明図
【図9】 従来例のブロック図
【図10】 従来例の説明図
【図11】 従来例の説明図
【符号の説明】
7 モニタ兼用のビューファインダ 9 注視点位置処理回路 16 ディジタル画像処理回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モニタ兼用のビューファインダを備え、
    画面内に小画面を合成し、前記ビューファインダの画面
    に表示する機能を有するビデオカメラであって、前記ビ
    ューファインダの画面における撮影者の注視点位置を検
    出する注視点位置検出手段と、該注視点位置検出手段の
    出力に応じて前記ビューファインダの画面における小画
    面の表示位置を変更する小画面表示位置変更手段と、小
    画面の表示位置を設定する小画面位置設定手段とを備え
    たことを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 注視点位置検出手段の出力に応じてビュ
    ーファインダの画面における小画面切出し位置を変更す
    る小画面切出し位置変更手段と、小画面切出し位置を設
    定する小画面切出し位置設定手段とを更に備えたことを
    特徴とする請求項1記載のビデオカメラ。
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