JP3071842B2 - 画像表示シート並びに該シートを用いた画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

画像表示シート並びに該シートを用いた画像表示装置及び画像表示方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、サーモクロミック材料を使用し
た画像表示シート並びに該シートを用いた画像表示装置
及び画像表示方法に関し、より詳細には、透明シート部
材にサーモクロミック材料と、該サーモクロミック材料
を加熱して光学的特性の変化を与えるドット状透明発熱
部材とを積層した画像表示シート並びに該シートを用い
た画像表示装置及び画像表示方法に関する。例えば、ビ
ル、デパートなど透明ガラス上での広告、壁などを利用
した広告および情報告示、薄型で、壁などに取付が可能
な簡単でフレキシブルな画像表示装置に応用される。
【0002】
【従来技術】サーモクロミック材は、本出願人が開発し
た光の透過率が熱可逆的に変化する有機材であり、透明
なシート面に積層して使用され、この光学的特性を利用
したオーバーヘッドプロジェクタ(OHP)およびシー
ト、イメージボード、情報記憶カード、画像表示装置な
ど多数の光学機器が提案されている。
【0003】シート状のものに任意の画像を外部からの
操作で表示できれば、超薄型、軽量、フレキシブル性の
ある画像表示体とすることができる。すなわち、母材シ
ートの色を変え、透明シートならば窓ガラスなどに張り
付けることにより広告などにも使用できるし着色母材シ
ートを使用して壁などでの情報告示も行なうこともでき
る。薄型、軽量であるため取り付けが簡単でしかもフレ
キシブルであるので曲面などにもはり付けることができ
る。しかし、この様な画像表示シートを熱可逆性材料の
光透過率変化を利用し実現するために従来は熱ヘッドな
どの外部熱源を利用して画像を書き込んでいた。
【0004】これに対して、本出願人は、先に、透明な
シート部材の一面にサーモクロミック材と透明発熱部材
とを積層させた透明画像表示シートと、透明発熱部材を
発熱させるための給電用導線を配線して前記サーモクロ
ミック材の温度制御を可能にし、光の透過率を変化させ
ることができる給電部を有する透明な画像表示装置を提
案した。この提案は、サーモクロミック材の加熱手段と
して透明電熱部材を選び該透明発熱部材をサーモクロミ
ック材とともに透明シート面に積層した点において透明
な画像表示シートの基本となるものであるが、特定の画
像だけが表示されるものであった。
【0005】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、画像表示シート内部に熱源による画像書込機能
をもたせ任意画像の書き込みを可能とし、さらにより汎
用性が高く、任意画像を鮮明に表示することができる高
画質な画像表示シートを提供し、また、画像表示シート
に画像を表示させるための制御方法をもった画像表示装
置及び画像表示方法を提供することを目的としてなされ
たものである。
【0006】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
予め定められた所定温度に加熱すると透明となり、前記
所定温度と異なる予め定められた所定温度に加熱すると
不透明になる熱可逆性部材と、ドット状に配置されると
共に給電用導線が配線された任意形状の透明発熱部材
と、前記熱可逆性部材と前記透明発熱部材とを一面に積
層する透明シート部材とから成ること、更には、(2)
前記(1)において、ドット状に配置した第一の透明発
熱部材をマトリックス状に配置した第一の透明発熱部材
群と、該第一の透明発熱部材群の隙間を補間するように
マトリックス状に配置した第二の透明発熱部材群とを有
すること、更には、(3)前記(2)において、第一の
透明発熱部材群と第二の透明発熱部材群とをそれぞれ前
記熱可逆性部材の異なる面に積層すること、更には、
(4)前記(1)〜(3)において、マトリックス状に
配置された透明発熱部材を該透明発熱部材の各行及び各
列で一本の給電用導線に接続し、前記透明発熱部材が並
列になるように配線すること、或いは、(5)前記
(1)〜(4)に記載の画像表示シートと、該画像表示
シートに形成された前記熱可逆性部材が透明になる温度
または不透明になる温度の何れか一方の温度となるよう
に前記透明発熱部材を選択的に加熱させるために必要な
電圧を印加する給電部と、該給電部が出力する電圧を前
記給電用導線を通してマトリックス状に配置された透明
発熱部材に選択的に印加するために給電部の電源両極側
に設けた切換スイッチと、表示する画像情報に合わせて
前記切換スイッチと給電部の出力電圧を制御するコント
ローラと、前記画像情報を入力する画像情報入力部とか
ら成ること、或いは、(6)画像表示シート上のマトリ
ックス状に配置された透明発熱部材の所定の一行または
一列に配線された給電用導線に接続された変換スイッチ
を閉路し、前記所定の一行または一列の中で画像情報と
一致する透明発熱部材に対応する複数列または複数行の
給電用導線とを切換スイッチで閉路して前記透明発熱部
材を給電部電源と接続加熱することにより画像表示し、
前記切換スイッチの切換えを各行又は各列に対して行っ
て画像を順次表示し、上記操作を全行または全列に対し
順次繰返して行なうことを特徴としたものである。以
下、本発明の実施例に基づいて説明する。
【0007】本発明においては、温度により光の透明率
が可逆的に変化するサーモクロミック材料を用いてい
る。このサーモクロミック材料は、透明なポリエステル
フィルム上に記録層を設け、さらに記録層を保護するた
めにオーバーコート層を設けている。記録層は、溶剤中
に樹脂と有機低分子物質を溶解した溶液を透明フィルム
上に塗布し、加熱乾燥することにより作成される。加熱
乾燥時に有機低分子物質が析出し、樹脂中に有機低分子
物質が分散された状態となる。
【0008】透明状態ではサーモクロミック材料中の有
機低分子物質の粒子が比較的大きな単結晶で構成されて
いる。そのため、サーモクロミック材料中に入射した光
は結晶の界面を通る回数が少なく、散乱されることなく
透過して、サーモクロミック材料全体では透明に見え
る。白濁状態では有機低分子物質の粒子は多結晶で構成
されている。そのため、サーモクロミック材料中に入射
した光は結晶の界面で何度も屈折し、散乱される。そし
てサーモクロミック材料は全体として白濁して見える。
【0009】サーモクロミック材料は、図8に示すよう
に、第1の温度、例えば、56℃〜68℃で加熱される
と、光学的に透明となり、かつ、常温に戻っても透明を
維持し、第2の温度、例えば72℃付近で加熱されると
白濁化して光学的に不透明となり、かつ常温に戻っても
不透明を維持するという特性を有する。すなわち、ある
温度T2に熱すると透過率がBのように最大を示し、温
度を低下してもAのように透過率は維持される。T2
りも高温のT3以上に過熱すると透過率はCに下がり、
温度を低下させT1になると、透過率はDのように最小
になり、白濁する。
【0010】叙上の如くサーモクロミック材の温度によ
り光の透過率が可逆的に変化する特性を利用してサーモ
クロミック材の温度を制御し、光の透過率を変化させる
ことにより画像の表示を可能にする。本発明において
は、サーモクロミック材の温度制御を、電圧の印加(O
N)により加熱し開路(OFF)により非加熱となる透
明発熱部材を介して行なう。
【0011】図1は、本発明による画像表示シートの断
面構成を示す図で、図中、1は透明シート部材、2は透
明発熱部材と給電用配線、3は熱可逆性部材(サーモク
ロミック材)、4は保護膜である。図示の画像表示シー
トは、高分子などの透明なシート部材1の面上に透明発
熱部材と給電用配線2を積層し、その上層に熱可逆性部
材(サーモクロミック材)3を積層し、表面に保護膜4
をオーバコートしたものであるが、図示の透明発熱部材
と給電用配線2とサーモクロミック材3との積層順は逆
になってもよい。
【0012】図示において、透明発熱部材と給電用配線
2は同一層で、各々区別することなしに表示している
が、透明シート部材1上に透明発熱部材はドット状に配
置され、ドット状に配置された透明発熱部材の各々に給
電用配線が蒸着等により形成されたものであることによ
る。透明発熱部材は従来の伝導性シート等と同時に、
金、銀、インジウム錫酸化物等を用いることができる。
【0013】図2は、本発明による画像表示シート並び
に該シートを用いた画像表示装置の構成を示す図で、図
中、2aは透明発熱部材、5は画像表示シート、6は画
像情報入力部、7はコントロール部、8は給電用電源
部、9は切換スイッチ部、10,11は接続用コネク
タ、12,13はコネクタである。図示の画像表示シー
ト5は面構造を説明するための部分図で、画像表示シー
ト5の断面は図1に図示した構成のものであり、円形の
透明発熱部材2aをマトリックス状に配置している。な
お、透明発熱部材2aの形状は円形に限定されるもので
はなく楕円、多角形などでもよい。
【0014】前記透明発熱部材2aは画素をなすもので
画像情報に応じて加熱制御される。この加熱は配線D−
i,E−i(i=1,2,…,n)を介して透明発熱部材
2aに電圧を印加することにより発生するジュール熱に
よるもので透明発熱部材2a付近のサーモクロミック材
2aの温度を制御し、例えば、透明→白濁の変化を利用
し画像を表示させる場合、図において温度をT3以上に
上げ、T1まで下げることで白濁し、画像表示がなさ
れ、さらにT2に温度を上昇させれば、再び透明となり
画像が消去される。反対に白濁→透明の変化で画像を表
示させる方式の場合は、T2に温度を上げることで画像
表示がなされT3→T1で画像消去される。このような操
作で、各透明発熱部材2aを電圧制御し、その付近のサ
ーモクロミック材3の透過率を変化させることにより、
従来のCRT(陰極線管)などのドットマトリックス方
法により画像表示シート5へ任意の画像表示が実現でき
る。
【0015】また、透明発熱部材2aは画像表示シート
5上にm行n列のマトリックスとして形成されている。
ここで、行はE、列はDで示してあり、例えば2行2列
目の透明発熱部材2aはE−2,D−2と表示すること
にする。もし、透明発熱部材への給電用導線を、m×n
の透明発熱部材に独立して配線した場合、合計2×(m
×n)の導線が必要となり、この給電用導線のため透明
な画像表示シート5のかなりのスペースを使用すること
となり透明発熱部材2aの配置密度は小さくなるので、
高画素密度の画像表現が不可能となる。この問題点を改
善するために、たとえば、図示においてE−1行にある
n個の透明発熱部材2aに対し、1本の給電用導線E−
1を用い、並列となるように配線する。各行または各列
に対し、同様の配線をほどこすことにより、図のように
配線は(m+n)本となり、それが占める面積は大幅に
減少する。これにより配線の行程は簡略化され、更に画
素密度も高くなる。
【0016】前記画像表示シート5を用いた画像表示装
置は、図示の如く、画像情報入力部6、コントロール部
7、給電用電源部8、リレースイッチ部9により構成さ
れる。画像入力部6は、例えば、スキャナー、画像デー
タディスク、キーボードなどであり、画像情報が入力さ
れる。コントロール部7はコンピュータ等を用いて、透
明発熱部材2aを温度制御するための電圧値の設定、印
加時間などの制御を給電用電源8に対して行う。さら
に、どの透明発熱部材2aに印加するのかの制御をリレ
ースイッチ9に対して行う。透明な画像表示シート5の
透明発熱部材2aへの給電用導線は、各行に対するE−
1〜E−mのm本、各列に対するD−1〜D−nのn本
がそれぞれ外部への接続用コネクタ10および11へと
集められ、それぞれが、リレースイッチ9からのコネク
タ12,13と接続される。コネクタ12,13はそれ
ぞれ給電用電源8の両極に接続している。コントローラ
7は画像入力部6からの画像情報に従い、給電用電源の
電圧を制御し、サーモクロミック材3の光の透過率の変
化に必要な印加時間のみ電圧を印加(ON)にする。ま
たどの透明発熱部材2aを制御するのかの命令をリレー
スイッチ9へ送る。前記電圧印加時間の制御はリレース
イッチに対して行ってもよい。
【0017】図示のごとく、マトリックス状に配置され
た透明発熱部材2aに対して各行および各列で一本の給
電用導線E−i,D−i(i=1,2,…,n)透明発熱
部材2aが並列となるように配線された場合において、
透明発熱部材2aを加熱するための電圧印加の制御方法
について以下に述べる。
【0018】図3は、制御機能を有するリレー、スイッ
チ部の回路図で、図中、14,15は給電用電源の接続
線、16はリレー部、17はスイッチ部である。給電用
電源8の接続線14,15は該給電用電源8の両極に接
続されている。接続線14側のリレー部16は給電用導
線E−1〜E−mの何れか1本に接続され、接続線15
側のスイッチ部17では複数のスイッチを介し、給電用
導線D−1〜D−nと接続し複数スイッチの開閉(O
N,OFF)が同時に行うことが可能である。
【0019】次に画像表示シート5に画像を表示するた
めの画像表示方法を図2に基づいて説明する。図3の透
明発熱部材2aのうち、斜線で示されたのが画像の表示
がされているものとする。まず、リレー16を給電用導
線E−1に接続。次にスイッチ17のうち給電用導線D
−2だけONにする。これによって、透明発熱部材2a
のE−1行のうち給電用電線D−2のみ給電用電源8と
閉ループができ、位置E−1・D−2の透明発熱部材2
aにのみ電圧が印加される。スイッチ17をすべでOF
Fにし、リレー16を給電用導線E−2に接続、次にス
イッチ17の給電用導線D−1,D−4をONにする
と、位置E−2・D−1,E−2・D−4の透明発熱部
材2aに並列閉ループができる。以上の操作を行を進め
て行い、例えばE−3行ではE−3,D−3をE−4行
ではE−4、D−1,D−2,D−5をE−5行ではE
−5、D−5と、リレー16を順次接続し、表示したい
列のスイッチ17をONにすれば画像の全表示が可能に
なる。
【0020】図4は、本発明の画像表示シートの他の一
実施例を説明するための部分平面図、図5は、図4の画
像表示シートの断面構成を示す図であり、図中、2は第
1透明発熱部材層、2aは第1透明発熱部材、18絶縁
層、19は第2透明発熱部材層、19aは第2透明発熱
部材であり、図1と等しい作用する部分には同一符号を
付している。
【0021】図示の画像表示シートは、図2の画像表示
シート5のマトリックス状に配置された透明発熱部材2
aを第1透明発熱部材として点線であらわしており、該
第1透明発熱部材2a群の隙間を補間するように、第2
の透明発熱部材19a群(実線)をもうけたものであ
る。この透明画像表示シートの断面は、図5に示したよ
うに第1の透明発熱部材2a群の層2の上に絶縁層18
を積層させ、その上に第2の透明発熱部材19a群の層
19を積層させる構成となっており、絶縁層18によっ
て、第1透明発熱部材層2と第2透明発熱部材層19と
は絶縁される。この構造によると、隙間を補間されるの
で、画像のベタ性が向上する。さらに、画像の濃淡を表
現することもできる。図4の図示において、第2透明発
熱部材19aの群の補間を、第1透明発熱部材2a群と
重なるようにしても図5に示すように絶縁層18によっ
て、相互に絶縁がとれているので、ベタ性も向上する。
【0022】図6は、本発明の画像表示シートの他の実
施例における断面構成を示す図で、図7は、図6の画像
表示シートの部分斜視図であり、図中、20,21は透
明発熱部材で、図1,図5と等しい作用をする部分には
同一の符号を付している。図6に図示した画像表示シー
トは、熱可逆性部材3の両面に透明発熱部材層2,19
を積層させたものであり、この2つの層の透明発熱部材
20,21のパターンを同じにし、熱可逆性部材3をは
さむようにしたものである。図7はこの様子を示した斜
視図である。この構造にすると、2つの透明発熱部材2
0,21の両側から熱が供給されるため、熱可逆性部材
3の透過率変化のために必要な時間が少なくてすむ。さ
らに、画像表示のための光の透過率を変化させる部分が
より極所的になり、熱の拡散による画像ボケが少なくな
り、より良い画像が表示される。
【0023】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果;透明発熱部材をマトリ
ックス状に配置することにより、画像がドットで表現さ
れる。このため、任意の画像を表示することができる画
像表示シートが実現され、より汎用性が高くなる。 (2)請求項2に対応する効果;第2の透明発熱部材群
で、第1の透明発熱部材群のすき間を補間することによ
り、第1の透明発熱部材群によって表示された画像のベ
タ性が向上するとともに、画像の濃淡表示も可能とな
る。 (3)請求項3に対応する効果;熱可逆性部材を両側か
ら加熱することができる。このため、画像が鮮明になる
と共に、画像表示時間も短縮される。 (4)請求項4に対応する効果;マトリックス状に配置
された透明発熱部材群のうち、各行、各列を1つの給電
用導線により並列に配線されることにより、全透明発熱
部材へ電圧印加が可能なまま配線数が減少し、配線工程
が簡略化される。また、配線が占める面積が減少し、マ
トリックスの密度をあげることができ、高解像度画像の
表示が可能になる。 (5)請求項5に対応する効果;この装置構成により、
任意画像表示が可能となる。 (6)請求項6に対応する効果;請求項4に示すように
配線された透明画像表示シートへの画像表示がこの方法
により実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像表示シートの断面構成を示
す図である。
【図2】 本発明による画像表示シート並びに該シート
を用いた画像表示装置の構成を示す図である。
【図3】 制御機能を有するリレー、スイッチ部の回路
図である。
【図4】 本発明の画像表示シートの他の実施例を説明
するための部分平面図である。
【図5】 図4の画像表示シートの断面構成を示す図で
ある。
【図6】 本発明の画像表示シートの更に他の実施例に
おける断面構造を示す図である。
【図7】 図6の画像表示シートの部分斜視図である。
【図8】 サーモクロミック材の温度・光透過特性図で
ある。
【符号の説明】
1…透明シート部材、2,2a…透明発熱部材と給電用
配線、3…熱可逆性部材(サーモクロミック材)、4…
保護膜、5…画像表示シート、6…画像情報入力部、7
…コントロール部、8…給電用電源部、9…切換スイッ
チ部、10,11…接続用コネクタ、12,13…コネ
クタ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/20 G02F 1/01 G03B 21/132 G09F 9/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた所定温度に加熱すると透
    明となり、前記所定温度と異なる予め定められた所定温
    度に加熱すると不透明になる熱可逆性部材と、ドット状
    に配置されると共に給電用導線が配線された任意形状の
    透明発熱部材と、前記熱可逆性部材と前記透明発熱部材
    とを一面に積層する透明シート部材とから成ることを特
    徴とする画像表示シート。
  2. 【請求項2】 ドット状に配置した第一の透明発熱部材
    をマトリックス状に配置した第一の透明発熱部材群と、
    該第一の透明発熱部材群の隙間を補間するようにマトリ
    ックス状に配置した第二の透明発熱部材群とを有するこ
    とを特徴とした請求項1記載の画像表示シート。
  3. 【請求項3】 第一の透明発熱部材群と第二の透明発熱
    部材群とをそれぞれ前記熱可逆性部材の異なる面に積層
    することを特徴とした請求項2記載の画像表示シート。
  4. 【請求項4】 マトリックス状に配置された透明発熱部
    材を該透明発熱部材の各行及び各列で一本の給電用導線
    に接続し、前記透明発熱部材が並列になるように配線す
    ることを特徴とした請求項1,2又は3記載の画像表示
    シート。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載の画像表示
    シートと、該画像表示シートに形成された前記熱可逆性
    部材が透明になる温度または不透明になる温度の何れか
    一方の温度となるように前記透明発熱部材を選択的に加
    熱させるために必要な電圧を印加する給電部と、該給電
    部が出力する電圧を前記給電用導線を通してマトリック
    ス状に配置された透明発熱部材に選択的に印加するため
    に給電部の電源両極側に設けた切換スイッチと、表示す
    る画像情報に合わせて前記切換スイッチと給電部の出力
    電圧を制御するコントローラと、前記画像情報を入力す
    る画像情報入力部とから成ることを特徴とする画像表示
    装置。
  6. 【請求項6】 画像表示シート上マトリックス状に配置
    された透明発熱部材の所定の一行または一列に配線され
    た給電用導線に接続された切換スイッチを閉路し、前記
    所定の一行または一列の中で画像情報と一致する透明発
    熱部材に対応する複数列または複数行の給電用導線とを
    切換スイッチで閉路して前記透明発熱部材を給電部電源
    と接続加熱することにより画像表示し、前記切換スイッ
    チの切換えを各行又は各列に対して行って画像を順次表
    示し、上記操作を全行または全列に対し順次繰返して行
    なうことを特徴とした画像表示方法。
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