JP3071775B1 - Vpc切替方法 - Google Patents

Vpc切替方法

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JP3071775B1
JP3071775B1 JP5499199A JP5499199A JP3071775B1 JP 3071775 B1 JP3071775 B1 JP 3071775B1 JP 5499199 A JP5499199 A JP 5499199A JP 5499199 A JP5499199 A JP 5499199A JP 3071775 B1 JP3071775 B1 JP 3071775B1
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一彦 東
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文康 早川
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Abstract

【要約】 【課題】 低コストで信頼性の高いVPC切替方法を提
供すること。 【解決手段】 VPCを切り替える際に、切替元となる
VPC(ABR−VPC610)と切替先となるVPC
(ABR−VPC620)との双方に対して、ER値と
して“0"の設定されたRMセルを送出し、それによ
り、トラフィックを止めるなどしている間に、ルーティ
ングテーブルの内容変更等の切替に必要とされる処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode)通信網に関し、特に、ATM通信
網を構成する特定の二つのATM交換機を接続する複数
の伝送装置間に設定されたVPC(Virtual Path Conne
ction)を他のVPCに切り替える方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ATM通信網は、最外周のノー
ドとして、ATM交換機を有している。このATM交換
機間は、クロスコネクトなどの複数の伝送装置により接
続されており、また、各伝送装置間には、複数のVCC
(Virtual Channel Connection)及び複数のVPCが設
定され、収容されている。ここで、VCC及びVPCの
内、特に、ABR(Available Bit Rate)サービスを提
供するVCCは、ABR−VCCと呼ばれ、ABRサー
ビスを提供するVPCは、ABR−VPCと呼ばれる。
【0003】このようなATM通信網において、特定の
ABR−VPCを収容する伝送路間の工事は、従来、次
に掲げるような2つの手法のいずれかにより行われるの
が一般的であった。一の手法は、対向する伝送装置間を
接続する回線(伝送路)を二重化して、当該回線に収容
されているABR−VPCに影響が及ばないようにして
伝送路の切替工事を行うものである。一方、他の手法
は、伝送路を二重化せずに伝送路の切替工事を行うもの
であり、具体的には、ATM交換局等において、工事を
行う数日前から、工事対象となる伝送路を使用させない
ようにABR−VCCを規制して別経路に迂回させる、
即ち、当該ABR−VCCを使用する新たなサービスを
別経路にて提供することにより、サービスに影響を与え
ることなく工事を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の手法は、夫々、次に掲げるような特有の問題を
抱えるものであった。
【0005】すなわち、上述した一の手法によれば、安
全に工事を遂行できる一方で、回線を二重化することか
ら、工事に要するコストがかかりすぎるという問題があ
った。
【0006】一方、上述した他の手法によれば、工事対
象となるABR−VCC上で現在提供されているサービ
スについての規制は行われず、当該ABR−VCC上で
新たに提供されるサービスのみについて規制が行われて
いることから、工事が行われる前までに現在使用中のA
BR−VCCが切断されない場合には、当該使用中のA
BR−VCC上で供給されるサービスに影響が生じてし
まうという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、これら従来の手法の有
する問題を解消すべく、低コストで信頼性の高いVPC
切替方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決すべく、VPC切替方法として、VPCを切り替
える際に、切替元となるVPCと切替先となるVPCと
の双方に対して、ER(Explicit Rate)値として“0"
の設定されたRM(Resource Management)セルを送出
し、それにより、トラフィックを止めるなどしている間
に、ルーティングテーブルの内容変更等の切替に必要と
される処理を行う方法を提案する。このような方法によ
れば、回線を二重化する必要がないことから、従来の一
の手法のようにコストが高くなることもなく、また、切
替作業が現在提供されているサービスを規制している間
に行われることから、従来の他の手法のような信頼性の
低下を招くこともない。
【0009】具体的には、本発明は、以下に列挙する第
1乃至第5のVPC切替方法を提供する。
【0010】即ち、本発明によれば、第1のVPC切替
方法として、ATM通信網を構成する特定の二つのAT
M交換機を接続する複数の伝送装置間に設定されたいず
れか一のVPCを他のVPCに切り替える方法であっ
て、前記一のVPCと前記他のVPCとの双方のVPC
についてのER値を“0"としたRMセルを夫々生成
し、当該RMセルを前記二つのATM交換機に向けて送
出することにより、前記ATM交換機におけるセルレー
トを規制し、この規制が有効である間に、前記一のVP
Cから前記他のVPCへの切替作業を行い、当該切替作
業終了後、前記ER値として設定された“0"を解除し
た前記RMセルを前記二つのATM交換機に向けて再送
出することを特徴とするVPC切替方法が得られる。
【0011】また、本発明によれば、第2のVPC切替
方法として、前記第1のVPC切替方法において、前記
ER値を“0"としてRMセルを生成する処理から前記
解除したRMセルを再送出する処理までの各処理の制御
は、前記一のVPC及び前記他のVPCの双方の一端に
接続されたクロスコネクトにおいて行われることを特徴
とするVPC切替方法が得られる。
【0012】また、本発明によれば、第3のVPC切替
方法として、前記第2のVPC切替方法において、切替
対象とするVPCがABRサービスを提供するためのA
BR−VPCであることを特徴とするVPC切替方法が
得られる。
【0013】また、本発明によれば、第4のVPC切替
方法として、前記第3のVPC切替方法において、前記
各処理は、前記クロスコネクトをVS(Virtual Sourc
e:仮想発信端)とすると共に当該クロスコネクトに対
してVPCレベルにおいて直接的に接続される一の前記
伝送装置をVD(Virtual Destination:仮想着信端)
としてVS−VDのフィードバックループを形成し、更
に、当該一の伝送装置に対して接続される他の伝送装置
がある場合には、当該一の伝送装置をVSとすると共に
前記他の伝送装置をVDとして他のフィードバックルー
プを形成するようにして、前記一の伝送装置及び前記他
の伝送装置が前記二つの特定のATM交換機であるよう
になるまで繰り返してVS−VDのフィードバックルー
プを形成することで、前記特定の二つのATM交換機間
を複数のVS−VDのフィードバックループに分割した
上で、実行されることを特徴とするVPC切替方法が得
られる。
【0014】更に、本発明によれば、第5のVPC切替
方法として、前記第4のVPC切替方法において、前記
切替作業は、前記クロスコネクトに対向するようにして
前記一のVPC及び前記他のVPCの他端に接続された
対向クロスコネクトに対して、前記一のVPCから前記
他のVPCへとVPCを切り替える旨の通知を行う処理
と、当該対向クロスコネクトにおけるVPCの切替が完
了したことを確認した後に、ルーティングテーブルの内
容に対し、前記一のVPCに関する設定を削除する一方
で前記他のVPCに関する設定を追加する変更を加える
処理とを含むことを特徴とするVPC切替方法が得られ
る。
【0015】尚、上述したVPC切替方法の内、特にA
BR−VPCを切替対象とする方法において、2つのA
BR−VPCに対して、優先度を付し、非優先のABR
−VPCのレートを規制することにより、優先度の高い
ABR−VPCのレートを優先的に保持し、サービスを
提供することも可能である。
【0016】また、上述したVPC切替方法において
は、RMセルのER値を“0"としてサービスを規制し
ていたが、これに代えて、データセルのEFCI(Expl
icit Forward Congestion Indication)フィールドに格
納される輻輳ビットCI(Congestion Indicator)をオ
ンとすることにより、セルレートを一時的に規制するこ
とでも、同様の効果が得られる。
【0017】即ち、本発明は、上述した第1乃至第5の
VPC切替方法の他に、ATM通信網を構成する特定の
二つのATM交換機を接続する複数の伝送装置間に設定
されたいずれか一のABR−VPCを他のABR−VP
Cに切り替える方法であって、前記一のABR−VPC
と前記他のABR−VPCとの双方に対して、EFCI
フィールドにおける輻輳ビットをオンに設定したデータ
セルを送出することにより、前記ATM交換機における
セルレートを規制し、この規制が有効である間に、前記
一のABR−VPCから前記他のABR−VPCへの切
替作業を行い、当該切替作業終了後、前記輻輳ビットの
設定をオフにすることを特徴とするABR−VPC切替
方法を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
VPC切替方法について、図面を用いて詳細に説明す
る。本実施の形態においては、VPCとして、特にAB
R−VPCを例にとり説明する。これに関連して、VC
Cは、ABR−VCCとなる。また、以下においては、
本実施の形態によるVPC切替方法を実現するための構
成を有するクロスコネクト等についても言及する。
【0019】図1を参照すると、2つのATM交換機1
0及び40を終端ノードとするATM通信網の一部が示
されている。図1においては、ATM交換機10に対
し、端末A及び端末Bが接続されており、且つ、ATM
交換機40に対し、端末C及び端末Dが接続されている
が、これら端末に代えて、LAN(Local Area Networ
k)若しくはWAN(Wide Area Network)が接続されて
いても良い。また、当該LAN若しくはWANは、AT
Mのアーキテクチャを採用するものであっても良いし、
また、他のネットワークアーキテクチャを採用したもの
であっても良い。
【0020】ATM交換機10とATM交換機40との
間には、ABR−VCC500が設定されている。AB
R−VCC500は、初期状態において、ABR−VP
C600及びABR−VPC610を収容している。詳
しくは、これらABR−VPCがクロスコネクト20及
び30においてVP交換されることにより、セルの伝送
が行われる。
【0021】本実施の形態においては、ABR−VPC
610を収容する回線を工事する際に、ABR−VPC
610からABR−VPC620に切り替えが行われ
る。このVPC切替の主操作は、後述するように、クロ
スコネクト20においてなされる。概略的には、クロス
コネクト20は、VPC切替時において、切替元となる
VPCと切替先となるVPCとの双方に対し、ER値と
して“0"の設定されたRMセルを送出する。このRM
セルが当該切替に関連する伝送装置(ATM交換機を含
む。)到達すると、VPC上で現在提供されているサー
ビスのトラフィックが規制される(例えば一時的に停止
されるなど)こととなる。本実施の形態においては、こ
の規制の間に、ルーティングテーブルの内容変更等の切
替に必要とされる処理を行う。
【0022】特に、ABR−VPC600及び610の
RMセル制御は、ATM交換機10−クロスコネクト2
0間をVD−VS、クロスコネクト20−クロスコネク
ト30間をVS−VD、クロスコネクト30−ATM交
換機40間をVS−VDとした複数のVS−VDのフィ
ードバックループに分割して行われる。この場合、クロ
スコネクト20は、関連する2つのフィードバックルー
プのいずれにおいてもVS局として動作し、ATM交換
機10は、クロスコネクト20との間で形成されるフィ
ードバックループに関してVD局として動作する。クロ
スコネクト30は、クロスコネクト20との間で形成さ
れるフィードバックループに関してVD局として動作す
る一方、ATM交換機40との間で形成されるフィード
バックループに関してVS局として動作する。即ち、A
TM交換機40は、クロスコネクト30との間で形成さ
れるフィードバックループに関してVD局として動作す
ることとなる。
【0023】図2を参照すると、クロスコネクト20
は、HMI(Human Machine Interface)制御部20
0、切替制御部210、VPC管理部220、RMセル
制御部230、RMセルDrop/Insert部23
1,231i,231j、メッセージ通信部240、ル
ーティングテーブル制御部250、ルーティングテーブ
ル251、スイッチ252を備えている。
【0024】以下、クロスコネクト20の各構成要素に
ついて、図3を更に参照しながら、動作等について詳細
に説明する。
【0025】HMI制御部200は、端末等を接続さ
れ、当該端末等から保守者による切替要求の受付を行う
ものである。具体的には、保守者からの切替要求は、切
替元となるVPCがいずれのVPCであるかを示す情報
を含む。即ち、本実施の形態においては、切替要求に
は、切替元VPCがABR−VPC610であることを
示す情報が含まれている。
【0026】切替制御部210は、HMI制御部200
を介して、保守者からの切替要求を入力され、それに応
じたABR−VPCの切替制御を行うためのものであ
る。この切替制御部210による具体的な切替制御内容
は、以下に示す他の構成要素の説明中において、詳細に
示される。
【0027】VPC管理部220は、VPCの切替に関
する情報を管理するためのものである。具体的には、V
PC管理部220には、予め、切替元VPCと切替先V
PCとの対で構成されるグループが複数個登録されてい
る。一のグループにおいて、一の切替元VPCに対する
切替先VPCの数は、複数であっても良い。また、この
グループには、それぞれ、固有の番号が付され、この番
号によって管理されている。
【0028】切替制御部210がHMI制御部200か
ら入力された切替元VPCを示す情報をVPC管理部2
20へ送出すると、VPC管理部220は、適切なグル
ープの番号を求め、そのグループに登録されている切替
先VPCの選択を行い、その選択結果を切替制御部21
0に通知する。これにより、切替制御部210は、切替
先VPCの取得を行う(ステップS2101)。
【0029】RMセル制御部230は、切替制御部21
0とRMセルDrop/Insert部231,231
i,231jとに接続され、ABR−VPCのレート規
制を行うためのものである。また、RMセルDrop/
Insert部231,231i,231jは、それぞ
れ、ABR−VPC600,610,620に接続さ
れ、RMセル制御部230の制御を受けて、これらAB
R−VPCに対するRMセルの挿脱を行うものである。
【0030】切替制御部210は、ステップS2101
において切替先VPCに関する情報を取得すると、切替
元VPCすなわちABR−VPC610と切替元VPC
すなわちABR−VPC620との双方に送出されるR
Mセルに対して、ER値を“0"として設定するよう
に、RMセル制御部230に指示を発行する(ステップ
S2102)。RMセル制御部230は、切替制御部か
らの指示を受けると、切替元及び切替先VPCとなるA
BR−VPC610及び620の双方のER計算を無条
件に“0"とするように設定を行い、その後、指定され
たVPCに対応するRMセルDrop/Insert部
231,231i,231jからRMセルを受けると、
ER値を“0"に編集して送出し直す。
【0031】メッセージ通信部240は、対向側へ切替
指示を通知するためのものである。
【0032】切替制御部210は、ステップS2102
において、ABR−VPC610及びABR−VPC6
20に対してER値を“0"としたRMセルの送出を指
示すると、次いで、対向局への切替通知を行う(ステッ
プS2103)。具体的には、切替制御部210は、対
向するクロスコネクト30に対して、メッセージ通信部
240を介して、切替元となるVPC及び切替先となる
VPCの情報を通知する。これにより、クロスコネクト
30は、この切替通知に応じた切替操作を行い、切替操
作が完了すると、その旨をメッセージ通信部240に対
して送出する。メッセージ通信部240は、クロスコネ
クト30からの切替完了の通知を受けると、それを切替
制御部210に通知する。
【0033】ルーティングテーブル制御部250は、ス
イッチ252におけるルーティングの情報を格納するル
ーティングテーブル251の書換等を制御するものであ
る。
【0034】切替制御部210は、ステップS2103
において対向局からの切替完了の通知を受けると、ルー
ティングテーブルの変更処理を実行する(ステップS2
104)。本実施の形態においては、切替制御部210
からルーティングテーブル251の内容を変更する旨の
要求がルーティングテーブル制御部250に対して送出
されると、ルーティングテーブル制御部250は、ルー
ティングテーブル251からABR−VPC610を削
除すると共にABR−VPC620を設定するように変
更を加える。
【0035】これらルーティングテーブルの内容変更な
どの切替処理が終了すると、切替制御部210は、RM
セルに設定していたER値“0"を解除する(ステップ
S2105)。具体的には、切替制御部210からの設
定解除通知を受けたRMセル制御部230が、先に述べ
たように、ER計算に係る設定を解除し、切替元及び切
替先VPC(すなわちABR−VPC610及び62
0)のER計算を通常の計算に設定し直する。これによ
り、ER値“0"の設定が解除されたRMセルが、RM
セルDrop/Insert部231,231i,23
1jを介して、ABR−VPC600,610,620
に送出され、トラフィックに対する規制が解かれる。
【0036】最後に、切替制御部210は、これら一連
の処理が終了すると、VPCの切替完了をHMI制御部
200に出力する。
【0037】以上説明したように、本実施の形態による
VPC切替方法においては、切替元VPCと切替先VP
Cとの双方のVPCについてのER値を“0"としたR
Mセルを夫々生成し、そのRMセルを終端ノードである
2つのATM交換機に向けて送出することにより、AT
M交換機におけるセルレートを規制し、この規制が有効
である間に、ルーティングテーブルの内容変更等、切替
元VPCから切替先VPCへの切替作業を行い、切替作
業終了後、ER値“0"を解除したRMセルを2つのA
TM交換機に向けて再送出している。従って、本実施の
形態によるVPC切替方法においては、回線を二重化す
る必要もなく、また、現在提供されているサービスの信
頼性の低下も招くこともない。
【0038】尚、これら、ER値を“0"としてRMセ
ルを生成する処理から設定を解除したRMセルを再送出
する処理までの各処理の制御は、切替元及び切替先VP
Cの双方の一端に接続されたクロスコネクト20におい
て行われている。換言すると、本発明の実施の形態にお
いて、最も特徴的なのは、クロスコネクト20であり、
当該クロスコネクト20においては、HMI制御部20
0により保守者から切替元VPCに係る情報を受け付け
ると、切替制御部210の制御により、次に列挙される
ような適切な切替制御が行われる。切替制御部210
は、HMI制御部200から切替元VPCに係る情報を
受けて、VPC管理部220に予め登録されている情報
の中から、対応した切替先となるVPCに関する情報を
取得し、次いで、切替元及び切替先VPCに対し、ER
値を0としたRMセルを送出するようにRMセル制御部
230等を制御し、更に、メッセージ通信部240を介
して、対向局となるクロスコネクト30にVPC切替の
通知を行い、その後、ルーティングテーブルを切り替え
ないように沿うように変更し、これら一連の処理が終了
した後、RMセルのER値に設定していた“0"を解除
することで、通常のトラフィックに戻す。これら記述か
ら明らかなように、本実施の形態によるVPC切替方法
は、上述した機能を有するようにして具現化されたハー
ドウェアにより実現されても良いし、若しくは、これら
切替処理の手順をソフトウェアで実現し格納する切替制
御部210をクロスコネクトに備えるようにして形成し
ても良い。
【0039】上述した実施の形態においては、VPC切
替方法の内、特にABR−VPCを切替対象とする方法
について説明してきたが、ABRサービス特有の処理を
行わない限度において、同様の概念は他のサービスを提
供するVPCの切替にも適用することができるのは、言
うまでもない。
【0040】また、特に、ABR−VPCの切替方法に
おいては、2つのABR−VPCに対して、優先度を付
し、非優先のABR−VPCのレートを規制することに
より、優先度の高いABR−VPCのレートを優先的に
保持し、サービスを提供することも可能である。
【0041】更には、上述したVPC切替方法において
は、RMセルのER値を“0"としてサービスを規制し
ていたが、特に、ABR−VPCの場合、これに代え
て、データセルのEFCI(Explicit Forward Congest
ion Indication)フィールドに格納される輻輳ビットC
I(Congestion Indicator)をオンとすることにより、
セルレートを一時的に規制することでも、同様の効果が
得られる。この場合、セルレートを一時的に規制してい
る間に、切替元VPCから切替先VPCへの切替作業を
行い、切替作業終了後、輻輳ビットの設定をオフにする
こととなる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
VPCの切替に際し、ER値を“0"と設定することに
より、現在提供中のサービスに係るトラフィックを一時
的に規制し、この規制の間にVPCの切替を行うことか
ら、従来の手法によれば必要とされていたABR−VC
Cサービスの強制的な切断・再発呼などが不要となる。
即ち、本発明によれば、通常サービスの一時的なセルレ
ートの規制が生じるのみであり、従来問題とされていた
ようなサービスへ影響が生じない。また、本発明によれ
ば、伝送路工事のための二重化が不要であり、コストお
よび設備を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るATM通信網の概略
構成を示す図である。
【図2】図1に示されるクロスコネクト20の構成を示
すブロック図である。
【図3】図2に示されるクロスコネクト20内における
切替制御処理を流れ図的に描いた図である。
【符号の説明】
10 ATM交換機 20 クロスコネクト 200 HMI制御部 210 切替制御部 220 VPC管理部 230 RMセル制御部 231 RMセルDrop/Insert部 231i RMセルDrop/Insert部 231j RMセルDrop/Insert部 240 メッセージ通信部 250 ルーティングテーブル制御部 251 ルーティングテーブル 252 スイッチ 30 クロスコネクト 40 ATM交換機 500 ABR−VCC 600 ABR−VPC 610 ABR−VPC 620 ABR−VPC
フロントページの続き (72)発明者 菅原 貞之 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 早川 文康 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社 システム研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM通信網を構成する特定の二つのA
    TM交換機を接続する複数の伝送装置間に設定されたい
    ずれか一のVPCを他のVPCに切り替える方法であっ
    て、 前記一のVPCと前記他のVPCとの双方のVPCにつ
    いてのER値を“0”としたRMセルを夫々生成し、 当該RMセルを前記二つのATM交換機に向けて送出す
    ることにより、前記ATM交換機におけるセルレートを
    規制し、 この規制が有効である間に、前記一のVPCから前記他
    のVPCへの切替作業を行い、 当該切替作業終了後、前記ER値として設定された
    “0”を解除した前記RMセルを前記二つのATM交換
    機に向けて再送出することを特徴とするVPC切替方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のVPC切替方法におい
    て、 前記ER値を“0”としてRMセルを生成する処理から
    前記解除したRMセルを再送出する処理までの各処理の
    制御は、前記一のVPC及び前記他のVPCの双方の一
    端に接続されたクロスコネクトにおいて行われることを
    特徴とするVPC切替方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のVPC切替方法におい
    て、 切替対象とするVPCがABRサービスを提供するため
    のABR−VPCであることを特徴とするVPC切替方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のVPC切替方法におい
    て、 前記各処理は、 前記クロスコネクトをVSとすると共に当該クロスコネ
    クトに対してVPCレベルにおいて直接的に接続される
    一の前記伝送装置をVDとしてVS−VDのフィードバ
    ックループを形成し、更に、当該一の伝送装置に対して
    接続される他の伝送装置がある場合には、当該一の伝送
    装置をVSとすると共に前記他の伝送装置をVDとして
    他のフィードバックループを形成するようにして、前記
    一の伝送装置及び前記他の伝送装置が前記二つの特定の
    ATM交換機であるようになるまで繰り返してVS−V
    Dのフィードバックループを形成することで、前記特定
    の二つのATM交換機間を複数のVS−VDのフィード
    バックループに分割した上で、 実行されることを特徴とするVPC切替方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のVPC切替方法におい
    て、 前記切替作業は、 前記クロスコネクトに対向するようにして前記一のVP
    C及び前記他のVPCの他端に接続された対向クロスコ
    ネクトに対して、前記一のVPCから前記他のVPCへ
    とVPCを切り替える旨の通知を行う処理と、 当該対向クロスコネクトにおけるVPCの切替が完了し
    たことを確認した後に、ルーティングテーブルの内容に
    対し、前記一のVPCに関する設定を削除する一方で前
    記他のVPCに関する設定を追加する変更を加える処理
    とを含むことを特徴とするVPC切替方法。
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