JPH1168755A - Atm網のブロードキャスト制御システム並びにネットワーク装置及び交換ノード装置 - Google Patents

Atm網のブロードキャスト制御システム並びにネットワーク装置及び交換ノード装置

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JPH1168755A
JPH1168755A JP9214689A JP21468997A JPH1168755A JP H1168755 A JPH1168755 A JP H1168755A JP 9214689 A JP9214689 A JP 9214689A JP 21468997 A JP21468997 A JP 21468997A JP H1168755 A JPH1168755 A JP H1168755A
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JP
Japan
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broadcast
cell
routing control
route
network device
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JP9214689A
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Akihisa Sen
暁久 撰
Shinichi Ishigaki
信一 石垣
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04L49/501Overload detection
    • HELECTRICITY
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    • H04L49/205Quality of Service based

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM網のブロードキャスト制御システム並
びにその構成装置に関し、ブロードキャストセルのルー
ティングを一意に決定できるようにし、これにより、A
TM網内の通信の輻輳、及びそれによるサービスの品質
低下を防止し、またATM網の負荷低減を図ることを課
題とする。 【解決手段】 サービス提供端末5に接続されたネット
ワーク装置1のブロードキャスト・ルーティング制御セ
ル送信手段1aが、ブロードキャスト・ルーティング制
御セルをATM網に送信する。ネットワーク装置3の制
御セル中継手段3aでは、複数の経路を経て届く同一ブ
ロードキャスト・ルーティング制御セルを基にして、送
信元のネットワーク装置1から自ネットワーク装置3ま
での最短伝送経路に臨んだ受信方路をデータとして方路
選択記憶手段3bに格納する。ブロードキャストセルを
受信したブロードキャストセル中継手段3cは、ブロー
ドキャストセルを受信した方路が、方路選択記憶手段3
bに格納されている方路であるときだけ、そのブロード
キャストセルの中継処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchron
ous Transfer Mode;非同期転送モード) 網のブロードキ
ャスト制御システム並びにネットワーク装置及び交換ノ
ード装置に関し、特に、ATMによるブロードキャスト
接続を提供しているATM網において、サービス提供端
末からブロードキャスト先のサービス受信端末迄のブロ
ードキャストセルのルーティングを一意に決定できるよ
うにするブロードキャスト制御システム、並びに、こう
したブロードキャスト制御システムを構成するネットワ
ーク装置及び交換ノード装置に関するものである。
【0002】近年、マルチメディアに適応した高速でフ
レキシブルな通信方式としてATM網が注目されてい
る。そうしたATM網において、サービス提供端末と全
てのサービス受信端末との間で、端末管理情報等を伝達
する手段としてブロードキャストセルが使われようとし
ている。
【0003】
【従来の技術】ATMフォーラムで作成されたATMの
勧告書であるATM User-Network Interface Specific
ation V3.0には、ブロードキャストセルに関して、
予め決められた固定値がATM仮想チャネル(VPI/
VCI)に使用されるとの記述があるものの、そのルー
ティング方法については明確に触れられていない。な
お、ATM勧告書は、1996年12月現在、V3.1
が最新のものであるが、ブロードキャストセルに関して
はV3.0と同じ内容であり、一切更新されていない。
【0004】すなわち、ブロードキャストセルを伝送す
るためのATM仮想チャネル(VPI/VCI)は、A
TMフォーラムによって予め定義された値を使用するよ
うになっており、ATM網内のどのネットワーク装置間
でも同一のATM仮想チャネル(VPI/VCI)を使
用してブロードキャストセルを伝送することになってい
る。
【0005】図39は、ブロードキャストサービスを提
供している従来のATM網の一例を示す図である。すな
わち、ATMネットワーク装置101〜105がATM
網を構成し、ATMネットワーク装置101にサービス
提供端末106が接続されているとする。ATMネット
ワーク装置101〜105は、ATM伝送路の伝送制御
をそれぞれ行うと共に、それらの配下にそれぞれ接続さ
れるサービス受信端末(図示せず)の管理システムとし
ても作動する。サービス提供端末106は、ATM網を
利用してブロードキャストサービスを提供するサービス
提供端末である。ブロードキャストサービスとしては、
例えば、同報通信や、ニュース・天気予報などの生活必
需情報の配信がある。
【0006】こうしたATM網において、ATMネット
ワーク装置101〜105の各々は、サービス提供端末
106から送られたブロードキャストセルを受信する
と、終端処理を行って配下のサービス受信端末へ送ると
共に、そのブロードキャストセルを中継することになる
が、その際、受信方路を除く全方路に、同じATM仮想
チャネル(VPI/VCI)によって送信するようにす
る。従って、図中に矢印で示すように、ATM網内に同
一のブロードキャストセルが多数伝送されることにな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この結果、従来、必要
以上の無用なブロードキャストセルが、ATM網の各A
TMネットワーク装置間に氾濫し、ATM網の通信の輻
輳を招く虞があった。そして、通信の輻輳によりサービ
スの品質低下を来す可能性もあった。
【0008】また、同じATMネットワーク装置が同じ
内容のブロードキャストセルを何度も受信するといった
ことが起き、ATMネットワーク装置の処理負荷が増大
するという問題もあった。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ブロードキャストセルのルーティングを一意
に決定できるようにし、これにより、ATM網内の通信
の輻輳、及びそれによるサービスの品質低下を防止し、
またATM網の負荷低減を図ったATM網のブロードキ
ャスト制御システム並びにその構成装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、複数のネットワーク
装置1〜4と、複数のネットワーク装置1〜4の少なく
とも1つに接続され、ブロードキャストセルを発信する
少なくとも1つのサービス提供端末5,6とから構成さ
れ、下記構成要素を有することを特徴とするATM網の
ブロードキャスト制御システムが提供される。
【0011】このATM網のブロードキャスト制御シス
テムは、サービス提供端末5,6が接続されているネッ
トワーク装置1,4の各々に設けられ、受信方路決定情
報を含むブロードキャスト・ルーティング制御セルを、
複数のネットワーク装置2〜4に送信するブロードキャ
スト・ルーティング制御セル送信手段1aと、複数のネ
ットワーク装置1〜4の各々に設けられ、受信したブロ
ードキャスト・ルーティング制御セルに含まれる受信方
路決定情報を加工した上で、受信方路を除く複数の方路
へ送出する制御セル中継手段3aと、複数のネットワー
ク装置1〜4の各々に設けられ、同一のネットワーク装
置1から送信されたブロードキャスト・ルーティング制
御セルを、異なる経路を経て複数受信したときに、これ
らの複数のブロードキャスト・ルーティング制御セルに
それぞれ含まれている受信方路決定情報に基づいて、特
定の方路を、この選択されたブロードキャスト・ルーテ
ィング制御セルを送信したネットワーク装置1と対応付
けて記憶する方路選択記憶手段3bと、複数のネットワ
ーク装置1〜4の各々に設けられ、ブロードキャストセ
ルを受信したときに、このブロードキャストセルを送信
したサービス提供端末5に接続されたネットワーク装置
1が、ブロードキャストセルを受信した方路に対応付け
て選択記憶手段3bに記憶されている場合に、この受信
されたブロードキャストセルを、受信方路を除く複数の
方路へ送出するブロードキャストセル中継手段3cとを
有する。
【0012】以上のような構成において、サービス提供
端末5がブロードキャストセルを送出する前に、先ず、
サービス提供端末5に接続されたネットワーク装置1の
ブロードキャスト・ルーティング制御セル送信手段1a
が、ブロードキャスト・ルーティング制御セルを、ネッ
トワーク装置2〜4に送信する。ブロードキャスト・ル
ーティング制御セルは、OAM(Operation Administrat
ion and Maintenance)セルの1つとして新たに設定され
るものであり、このセルには受信方路決定情報が含まれ
ている。具体的には、ネットワーク装置数が記載され
る。
【0013】サービス提供端末6においてもブロードキ
ャスト・ルーティング制御セルを送信する。図1に示す
ように、ATM網に複数のサービス提供端末5,6が存
在する場合には、ブロードキャスト・ルーティング制御
セルに、ブロードキャスト・ルーティング制御セルの送
信元のネットワーク装置の識別符号が更に記載される必
要がある。
【0014】このブロードキャスト・ルーティング制御
セルを受信した、例えばネットワーク装置3では、制御
セル中継手段3aが、この受信したブロードキャスト・
ルーティング制御セルに記載されているネットワーク装
置数をインクリメントした上で、ブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを受信方路を除く全方路へ送出す
る。ここで「方路」とは、隣接の1つのネットワーク装
置に対向するネットワーク装置の入出力ポートをまとめ
て指す。例えば、ネットワーク装置3は、ネットワーク
装置1側及びネットワーク装置4側に各1つの方路を有
している。
【0015】ここで、制御セル中継手段3aが、ネット
ワーク装置1から送信されたブロードキャスト・ルーテ
ィング制御セルを、ネットワーク装置2,4を通過する
経路を経て受信すると共に、ネットワーク装置1から直
接受信したとする。この場合、ネットワーク装置2,4
を通過する経路を経て受信したブロードキャスト・ルー
ティング制御セルに記載されているネットワーク装置数
は「3」であるので、ネットワーク装置数を「4」にし
てネットワーク装置4へ中継する。また、ネットワーク
装置1から直接受信したブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルに記載されているネットワーク装置数は
「1」であるので、ネットワーク装置数を「2」にして
ネットワーク装置1へ中継する。つまり、ブロードキャ
スト・ルーティング制御セルに記載されているネットワ
ーク装置数は、ブロードキャスト・ルーティング制御セ
ルが通過してきたネットワーク装置の数を表しているこ
とになる。
【0016】方路選択記憶手段3bは、同一のネットワ
ーク装置1から送信されたブロードキャスト・ルーティ
ング制御セルを、異なる経路を経て複数受信したとき
に、これらの複数のブロードキャスト・ルーティング制
御セルにそれぞれ記載されているネットワーク装置数の
うちで最小の値を示しているネットワーク装置数が記載
されているブロードキャスト・ルーティング制御セルを
選択し、この選択されたブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルが受信された方路を、ブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを送信したネットワーク装置1と対
応付けて記憶する。すなわち、上記の例で言えば、方路
選択記憶手段3bは、ネットワーク装置数が「3」と
「1」とであり、同一の送信元のブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを受信すると、ネットワーク装置1
から直接受信したブロードキャスト・ルーティング制御
セルを選択し、この選択されたブロードキャスト・ルー
ティング制御セルが受信された方路、つまりネットワー
ク装置3におけるネットワーク装置1側の方路を、ネッ
トワーク装置1と対応付けて記憶する。方路選択記憶手
段3bには、サービス提供端末が接続されているネット
ワーク装置毎の方路がデータとして記憶される。
【0017】こうした準備が完了した後に、サービス提
供端末5から送られたブロードキャストセルをネットワ
ーク装置1が送信すると、例えばネットワーク装置3の
ブロードキャストセル中継手段3cが、ブロードキャス
トセルを受信する。そして、ブロードキャストセル中継
手段3cは、このブロードキャストセルを送信したネッ
トワーク装置1を、方路選択記憶手段3bに記憶された
データから探して、対応する方路を読み出し、この方路
からブロードキャストセルが受信されている場合にはブ
ロードキャストセルに対して終端処理を行うと共に、ブ
ロードキャストセルを、受信方路を除く全方路へ送信中
継する。なお、読み出された方路以外からブロードキャ
ストセルが受信されている場合にはブロードキャストセ
ルは破棄される。すなわち、ブロードキャストセル中継
手段3cが、ブロードキャストセルを受信し、このブロ
ードキャストセルを送信したネットワーク装置1を、方
路選択記憶手段3bに記憶されたデータから探し、ネッ
トワーク装置1に対応して記憶されている方路(この場
合、ネットワーク装置3におけるネットワーク装置1側
の方路)を読み出す。そして、この方路からブロードキ
ャストセルが受信されている場合には、このブロードキ
ャストセルは最短ルートを経て入力されたブロードキャ
ストセルと判断して、終端処理を行って配下のサービス
受信端末(図示省略)へ送ると共に、そのブロードキャ
ストセルを、受信方路を除く全方路(この場合、ネット
ワーク装置3におけるネットワーク装置4側の方路)へ
送信中継する。一方、読み出された方路以外からブロー
ドキャストセルが受信されている場合には、このブロー
ドキャストセルに対して終端処理や中継処理を行うこと
なく、このブロードキャストセルを破棄する。
【0018】このようにして、本発明では、ブロードキ
ャストセルのルーティングが一意に決定できる。これに
より、ATM網の輻輳、及びそれによるサービスの品質
低下を来すこと無く、全ネットワーク装置の配下のサー
ビス受信端末へのメッセージの同報通知、ATM網の構
成管理の自動化、任意の接続先とのアドレスレゾリュー
ション等の付加サービスを提供することが可能になる。
【0019】また、これにより、ATM網の負荷低減が
図られ、これに伴い、マルチメディアサービスにおける
同報通知や、サービス受信端末の移設などがフレキシブ
ルにできるようになって、サービス受信端末の管理や、
初期設定が容易になるなど、ブロードキャストセルの利
用用途を飛躍的に広げることが可能となるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。まず、第1の実施の形態の原理
構成を、図1を参照して説明する。第1の実施の形態
は、サービス提供端末5,6が接続されているネットワ
ーク装置1,4の各々に設けられ、受信方路決定情報を
含むブロードキャスト・ルーティング制御セルを、複数
のネットワーク装置2〜4に送信するブロードキャスト
・ルーティング制御セル送信手段1aと、複数のネット
ワーク装置1〜4の各々に設けられ、受信したブロード
キャスト・ルーティング制御セルに含まれる受信方路決
定情報を加工した上で、受信方路を除く複数の方路へ送
出する制御セル中継手段3aと、複数のネットワーク装
置1〜4の各々に設けられ、同一のネットワーク装置1
から送信されたブロードキャスト・ルーティング制御セ
ルを、異なる経路を経て複数受信したときに、これらの
複数のブロードキャスト・ルーティング制御セルにそれ
ぞれ含まれている受信方路決定情報に基づいて、特定の
方路を、この選択されたブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルを送信したネットワーク装置1と対応付けて
記憶する方路選択記憶手段3bと、複数のネットワーク
装置1〜4の各々に設けられ、ブロードキャストセルを
受信したときに、このブロードキャストセルを送信した
サービス提供端末5に接続されたネットワーク装置1
が、ブロードキャストセルを受信した方路に対応付けて
選択記憶手段3bに記憶されている場合に、この受信さ
れたブロードキャストセルを、受信方路を除く複数の方
路へ送出するブロードキャストセル中継手段3cとから
構成される。
【0021】以上のような構成において、サービス提供
端末5がブロードキャストセルを送出する前に、先ず、
サービス提供端末5に接続されたネットワーク装置1の
ブロードキャスト・ルーティング制御セル送信手段1a
が、ブロードキャスト・ルーティング制御セルを、ネッ
トワーク装置2〜4に送信する。ブロードキャスト・ル
ーティング制御セルは、OAM(Operation Administrat
ion and Maintenance)セルの1つとして新たに設定され
るものであり、このセルには受信方路決定情報が含まれ
ている。具体的には、ネットワーク装置数が記載され
る。
【0022】サービス提供端末6においてもブロードキ
ャスト・ルーティング制御セルを送信する。図1に示す
ように、ATM網に複数のサービス提供端末5,6が存
在する場合には、ブロードキャスト・ルーティング制御
セルに、ブロードキャスト・ルーティング制御セルの送
信元のネットワーク装置の識別符号が更に記載される必
要がある。
【0023】このブロードキャスト・ルーティング制御
セルを受信した、例えばネットワーク装置3では、制御
セル中継手段3aが、この受信したブロードキャスト・
ルーティング制御セルに記載されているネットワーク装
置数をインクリメントした上で、ブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを受信方路を除く全方路へ送出す
る。ここで「方路」とは、隣接の1つのネットワーク装
置に対向するネットワーク装置の入出力ポートをまとめ
て指す。例えば、ネットワーク装置3は、ネットワーク
装置1側及びネットワーク装置4側に各1つの方路を有
している。
【0024】ここで、制御セル中継手段3aが、ネット
ワーク装置1から送信されたブロードキャスト・ルーテ
ィング制御セルを、ネットワーク装置2,4を通過する
経路を経て受信すると共に、ネットワーク装置1から直
接受信したとする。この場合、ネットワーク装置2,4
を通過する経路を経て受信したブロードキャスト・ルー
ティング制御セルに記載されているネットワーク装置数
は「3」であるので、ネットワーク装置数を「4」にし
てネットワーク装置4へ中継する。また、ネットワーク
装置1から直接受信したブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルに記載されているネットワーク装置数は
「1」であるので、ネットワーク装置数を「2」にして
ネットワーク装置1へ中継する。つまり、ブロードキャ
スト・ルーティング制御セルに記載されているネットワ
ーク装置数は、ブロードキャスト・ルーティング制御セ
ルが通過してきたネットワーク装置の数を表しているこ
とになる。
【0025】方路選択記憶手段3bは、同一のネットワ
ーク装置1から送信されたブロードキャスト・ルーティ
ング制御セルを、異なる経路を経て複数受信したとき
に、これらの複数のブロードキャスト・ルーティング制
御セルにそれぞれ記載されているネットワーク装置数の
うちで最小の値を示しているネットワーク装置数が記載
されているブロードキャスト・ルーティング制御セルを
選択し、この選択されたブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルが受信された方路を、ブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを送信したネットワーク装置1と対
応付けて記憶する。すなわち、上記の例で言えば、方路
選択記憶手段3bは、ネットワーク装置数が「3」と
「1」とであり、同一の送信元のブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを受信すると、ネットワーク装置1
から直接受信したブロードキャスト・ルーティング制御
セルを選択し、この選択されたブロードキャスト・ルー
ティング制御セルが受信された方路、つまりネットワー
ク装置3におけるネットワーク装置1側の方路を、ネッ
トワーク装置1と対応付けて記憶する。方路選択記憶手
段3bには、サービス提供端末が接続されているネット
ワーク装置毎の方路がデータとして記憶される。
【0026】こうした準備が完了した後に、サービス提
供端末5から送られたブロードキャストセルをネットワ
ーク装置1が送信すると、例えばネットワーク装置3の
ブロードキャストセル中継手段3cが、ブロードキャス
トセルを受信する。そして、ブロードキャストセル中継
手段3cは、このブロードキャストセルを送信したネッ
トワーク装置1を、方路選択記憶手段3bに記憶された
データから探して、対応する方路を読み出し、この方路
からブロードキャストセルが受信されている場合にはブ
ロードキャストセルに対して終端処理を行うと共に、ブ
ロードキャストセルを、受信方路を除く全方路へ送信中
継し、一方、読み出された方路以外からブロードキャス
トセルが受信されている場合にはブロードキャストセル
を破棄する。すなわち、ブロードキャストセル中継手段
3cが、ブロードキャストセルを受信し、このブロード
キャストセルを送信したネットワーク装置1を、方路選
択記憶手段3bに記憶されたデータから探し、ネットワ
ーク装置1に対応して記憶されている方路(この場合、
ネットワーク装置3におけるネットワーク装置1側の方
路)を読み出す。そして、この方路からブロードキャス
トセルが受信されている場合には、このブロードキャス
トセルは最短ルートを経て入力されたブロードキャスト
セルと判断して、終端処理を行って配下のサービス受信
端末(図示省略)へ送ると共に、そのブロードキャスト
セルを、受信方路を除く全方路(この場合、ネットワー
ク装置3におけるネットワーク装置4側の方路)へ送信
中継する。一方、読み出された方路以外からブロードキ
ャストセルが受信されている場合には、このブロードキ
ャストセルに対して終端処理や中継処理を行うことな
く、このブロードキャストセルを破棄する。
【0027】このようにして、本発明では、ブロードキ
ャストセルのルーティングが一意に決定できる。これに
より、ATM網の輻輳、及びそれによるサービスの品質
低下を来すこと無く、全ネットワーク装置の配下のサー
ビス受信端末へのメッセージの同報通知、ATM網の構
成管理の自動化、任意の接続先とのアドレスレゾリュー
ション等の付加サービスを提供することが可能になる。
【0028】また、これにより、ATM網の負荷低減が
図られ、これに伴い、マルチメディアサービスにおける
同報通知や、サービス受信端末の移設などがフレキシブ
ルにできるようになって、サービス受信端末の管理や、
初期設定が容易になるなど、ブロードキャストセルの利
用用途を飛躍的に広げることが可能となるものである。
【0029】次に、第1の実施の形態を詳しく説明す
る。図2は、第1の実施の形態におけるATM網の構成
要素を示す図である。図2に示す第1の実施の形態で
は、サービス提供端末16から、ATM網内の全てのA
TMネットワーク装置11〜15と、その配下のサービ
ス受信端末17に対し、同報通信や、ニュース・天気予
報などの生活必需情報の配信を行う。サービス提供端末
はATM網内に複数存在し得るが、ここではサービス提
供端末16だけを示す。また、サービス受信端末も、A
TMネットワーク装置11〜15のそれぞれに複数接続
されるものであるが、ここでは、ATMネットワーク装
置13に接続されたサービス受信端末17だけを示す。
【0030】図中における矢印は、サービス提供装置1
6からATMネットワーク装置11を経て送出されたブ
ロードキャスト・ルーティング制御セルの流れを示し、
矢印に添えられた数字〜は、それぞれブロードキャ
スト・ルーティング制御セル上に設けられた後述の通過
NE数のカウント値を示す。
【0031】図3は、サービス提供端末16の内部構成
を示すブロック図である。図中、記憶装置16aは、サ
ービス提供端末16の各種情報を保管する。サービスチ
ャネル対応データ16aaは、サービスを提供するチャ
ネル毎の各種情報を登録するエリアである。サービス制
御部16bは、サービス受信端末へのサービスの提供を
制御する。サービス提供処理部16cは、サービスに関
わる各種信号(画像、音声、データ)を提供する。AT
M制御部16dは、サービス提供処理部16cから受信
した各種信号をATMセルへ変換すると共に、チャネル
の多重化処理を行う。また逆に、多重化分離を行うと共
に、ATMセルから各種信号への変換も行う。送信伝送
路制御部16eは、ATM制御部16dから送られたA
TMセルを伝送信号にマッピングしてATM網へ送信す
る。受信伝送路制御部16fは、ATM網より受信した
伝送信号からATMセルを抽出してATM制御部16d
へ送る。
【0032】ブロードキャスト・ルーティング制御部1
6gは、本発明により新たに設けられたものであり、通
過NE数のカウント機能を持つブロードキャスト・ルー
ティング制御セルの生成を行う。上記の「NE」はAT
Mネットワーク装置を意味する。以下においても適宜使
用する。
【0033】図4は、ATMネットワーク装置13の内
部構成を示すブロック図である。他のATMネットワー
ク装置11,12,14,15も基本的に同じ構成とな
っている。図中、記憶装置13aは、ATMネットワー
ク装置13の各種情報を記憶する。ATMスイッチ制御
データエリア13aaは、ATMスイッチ部13cに設
定されるATM接続情報を格納するエリアである。AT
Mスイッチ制御部13bは、ATMスイッチ制御データ
エリア13aaに格納されたATM接続情報に基づき、
ATMスイッチ部13cを制御する。ATMスイッチ部
13cは、受信伝送路制御部13d、13f、13hか
らモニタ部13j、13k、13mを経て入力されたA
TMセルをスイッチングして、送信伝送路制御部13
e、13g、13iへ出力する。受信伝送路制御部13
d、13f、13hは、他のATMネットワーク装置1
1,14,15や、配下に接続されたサービス受信端末
17等から受信する伝送信号からATMセルを抽出し、
モニタ部13j、13k、13mへそれぞれ渡す。送信
伝送路制御部13e、13g、13iは、ATMスイッ
チ部13cより渡されたATMセルを、伝送信号にマッ
ピングし、他のATMネットワーク装置11,14,1
5や、配下に接続されたサービス受信端末17等へ送信
する。
【0034】ブロードキャスト・ルーティングデータエ
リア13abは、本発明により新たに記憶装置13aに
設けられた記憶エリアであり、このエリアには、ブロー
ドキャストセルのルーティングを行うための情報が記憶
される。すなわち、複数の方路から受信した同一内容の
ブロードキャストセルのうち、終端処理や中継処理を行
うべきブロードキャストセルを特定するために、特定の
方路をルーティングデータとして記憶する。その特定の
方路から受信したブロードキャストセルだけを終端処理
したり、中継処理するようにする。ルーティングデータ
には、発信NEの識別符号ID毎に特定の方路が登録さ
れる。詳しくは図5を参照して後述する。
【0035】ブロードキャスト・ルーティング制御部1
3nは、本発明により新たに設けられたものであり、発
信NEから最小通過NE数で到達したブロードキャスト
・ルーティング制御セルを探し、そのブロードキャスト
・ルーティング制御セルが受信された方路を、ブロード
キャスト・ルーティングデータエリア13aaへ登録す
る処理を行う。また、ブロードキャスト・ルーティング
制御セルに設けられた通過NE数カウンタの値をインク
リメントした上で、そのブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルを、他のATMネットワーク装置へ中継送信
する。詳しくは、図11を参照して後述する。
【0036】モニタ部13j、13k、13mは、本発
明により新たに設けられた回路であり、受信伝送路制御
部13d、13f、13hで受信されたATMセルのう
ち、ブロードキャストに関連するOAMセルを抽出し、
ブロードキャスト・ルーティング制御部13nへ渡すよ
うにする。それ以外のATMセルは、ATMスイッチ部
13cへ送る。
【0037】なお図4中の矢印は、サービス提供装置1
6からATMネットワーク装置11を経て送出されたブ
ロードキャスト・ルーティング制御セルの流れを示し、
矢印に添えられた数字〜は、それぞれブロードキャ
スト・ルーティング制御セル上に設けられた後述の通過
NE数のカウント値を示す。
【0038】図5は、図4に示したブロードキャスト・
ルーティングデータエリア13abに格納されるブロー
ドキャスト・ルーティングデータを示す図である。この
データには、発信NEの識別符号(ID)毎に、その発
信NEから自NE迄を最小の通過NE数でブロードキャ
スト・ルーティング制御セルを受信した場合において、
そのブロードキャスト・ルーティング制御セルが受信さ
れた方路が、その最小の通過NE数とともに格納される
ようにする。すなわち、「発信NEID」欄には、サー
ビス提供端末に接続され、サービス提供端末から送られ
たブロードキャスト・ルーティング制御セルをATM網
へ送信したATMネットワーク装置の識別符号が格納さ
れる。「最小通過NE数受信方路」欄には、発信NEか
ら自NE迄の最短経路と判断された経路に臨むATMネ
ットワーク装置の方路の名称が格納される。「通過NE
数」欄には、発信NEから自NE迄の最短経路と判断さ
れた経路においてブロードキャスト・ルーティング制御
セルが通過することになるNEの数が格納される。
【0039】図6は、図3のブロードキャスト・ルーテ
ィング制御部16gで生成されるブロードキャスト・ル
ーティング制御セルのフォーマットを示す図である。図
中の第1行目から第5行目迄がヘッダ部であり、第6行
目から第53行目迄がペイロード部となっている。ペイ
ロード部に、「セルタイプ」欄、「発信NEID」欄、
「通過NE数カウンタ」欄を設ける。「セルタイプ」欄
には、ブロードキャスト・ルーティング制御セルである
ことを示す識別子が格納される。「発信NEID」欄に
は、ブロードキャスト・ルーティング制御セルを送信し
たATMネットワーク装置の識別符号が格納される。
「通過NE数カウンタ」欄には、ブロードキャスト・ル
ーティング制御セルが次々に転送される間に通過したA
TMネットワーク装置の数が格納される。
【0040】なお、図7に示すように、ヘッダ部のVC
Iに使用する16ビットを8ビットに減らし、空いた8
ビットに、「セルタイプ」欄、「発信NEID」欄、
「通過NE数カウンタ」欄を設けるようにしてもよい。
これにより、ペイロード部の全エリアをユーザに開放す
ることができる。
【0041】図8は、サービス制御部16b及びATM
制御部16dで生成されるブロードキャストセルのフォ
ーマットを示す図である。図中の第1行目から第5行目
迄がヘッダ部であり、第6行目から第53行目迄がペイ
ロード部となっている。ペイロード部に、「セルタイ
プ」欄、「発信NEID」欄を設ける。「セルタイプ」
欄には、ブロードキャストセルであることを示す識別子
が格納される。「発信NEID」欄には、サービス提供
端末から送られたブロードキャストセルをATM網に送
信したATMネットワーク装置の識別符号が格納され
る。
【0042】なお、図9に示すように、ヘッダ部のVC
Iに使用する16ビットを8ビットに減らし、空いた8
ビットに、「セルタイプ」欄、「発信NEID」欄を設
けるようにしてもよい。これにより、ペイロード部に影
響を与えずにブロードキャストサービスを提供すること
が可能となる。この結果、ペイロード部の全エリアにユ
ーザデータを入れたいという要求に対応することができ
る。また、本発明のルーティング方法をサポートしない
ATMネットワーク装置からブロードキャストセルを受
信した場合でも、支障なく受信処理を行うことができる
と共に、ATM網の中に、本発明のルーティング方法を
サポートする限られた領域を設定することが可能とな
る。勿論、その領域内では本発明によるルーティングが
可能となる。
【0043】図10は、サービス提供端末16で実行さ
れるブロードキャスト・ルーティング制御セルの送信処
理の手順を示すフローチャートである。以下、図中のス
テップに沿って説明する。
【0044】〔S1〕外部からの命令、もしくはシステ
ムの起動完了などをトリガーにして、ブロードキャスト
・ルーティング制御部16gがブロードキャスト・ルー
ティング制御セルを生成する。
【0045】〔S2〕ATM制御部16dが送信伝送路
制御部16eに対して、ブロードキャスト・ルーティン
グ制御部16gが生成したブロードキャスト・ルーティ
ング制御セルを、伝送信号へマッピングするように要求
する。
【0046】〔S3〕送信伝送路制御部16eがブロー
ドキャスト・ルーティング制御セルを伝送信号にマッピ
ングしてATMネットワーク装置11へ送出する。な
お、ブロードキャスト・ルーティング制御セルの送信
を、サービス提供端末16が、接続されているATMネ
ットワーク装置11に依頼して、ATMネットワーク装
置11が送信処理を行うようにしてもよい。また、サー
ビス提供端末16が接続されているATMネットワーク
装置11が、システム立ち上げの際などに自律的に実行
するようにしてもよい。
【0047】図11は、ATMネットワーク装置13で
実行されるブロードキャスト・ルーティング制御セルの
受信及び中継処理の手順を示すフローチャートである。
以下、サービス提供端末16から発信されたブロードキ
ャスト・ルーティング制御セルをATMネットワーク装
置11、12,14を経て受信すると共に、ATMネッ
トワーク装置11から直接受信した場合を例にして、図
中のステップに沿って説明する。なお、ATMネットワ
ーク装置11,12,14,15でも基本的に同じ処理
が行われる。
【0048】〔S4〕受信伝送路制御部13dが、「発
信NEID」欄にATMネットワーク装置11の識別符
号を有し、「通過NE数カウンタ」欄に値1を有したブ
ロードキャスト・ルーティング制御セルを受信し、モニ
タ部13jへ送る。また、受信伝送路制御部13fが、
「発信NEID」欄にATMネットワーク装置11の識
別符号を有し、「通過NE数カウンタ」欄に値3を有し
たブロードキャスト・ルーティング制御セルを受信し、
モニタ部13kへ送る。
【0049】〔S5〕モニタ部13j、13k、13m
では、受信伝送路制御部13d、13f、13hからそ
れぞれ送られたATMセルの種別を判定して、ブロード
キャスト関連OAMセルであるならばブロードキャスト
・ルーティング制御部13nに送り、その他のセルであ
るならばATMスイッチ部13cへ送る。すなわち、モ
ニタ部13jが、ブロードキャスト関連OAMセルであ
るブロードキャスト・ルーティング制御セルを抽出し、
ブロードキャスト・ルーティング制御部13nに引き渡
す。また、モニタ部13mが、ブロードキャスト関連O
AMセルであるブロードキャスト・ルーティング制御セ
ルを抽出し、ブロードキャスト・ルーティング制御部1
3nに引き渡す。
【0050】〔S6〕ブロードキャスト・ルーティング
制御部13nは、ブロードキャスト関連OAMセルを受
信すると、そのセルタイプを判別し、ブロードキャスト
・ルーティング制御セルであるならば以下の処理を行
う。なお、ブロードキャスト関連OAMセルがブロード
キャストセルである場合があり得るが、その場合の処理
手順については図13に示す。
【0051】すなわち、ブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルの「発信NEID」欄に記載されたATMネ
ットワーク装置の識別符号を取り出し、その識別符号が
ブロードキャスト・ルーティングデータエリア13ab
にあるか否かを判別する。存在するならばステップS1
0へ進み、存在しないならばステップS7へ進む。
【0052】例えば、「発信NEID」欄にATMネッ
トワーク装置11の識別符号を有し、「通過NE数カウ
ンタ」欄に値3を有したブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルが初めて送られたと仮定すると、ブロードキ
ャスト・ルーティングデータエリア13abの「発信N
EID」欄には、未だATMネットワーク装置11の識
別符号は存在しないので、ステップS7へ進む。
【0053】〔S7〕ブロードキャスト・ルーティング
データエリア13abに、処理対象のブロードキャスト
・ルーティング制御セルに関するデータが書き込まれ
る。前述の例の場合、ブロードキャスト・ルーティング
データエリア13abの「発信NEID」欄にATMネ
ットワーク装置11の識別符号が格納され、「最小通過
NE数受信方路」欄には、ATMネットワーク装置14
に接続される側のATMネットワーク装置13の方路の
名称が格納され、「通過NE数」欄には、値3が格納さ
れる。
【0054】〔S8〕処理対象のブロードキャスト・ル
ーティング制御セルの「通過NE数カウンタ」欄の値を
1だけインクリメントする。前述の例の場合、「通過N
E数カウンタ」欄の値3を値4にする。
【0055】〔S9〕処理対象のブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを、このセルが受信された方路以外
の全方路へ中継転送すべく、ブロードキャスト・ルーテ
ィング制御部13nはATMスイッチ部13c、送信伝
送路制御部13e、13g、13iへ所定の要求を行
う。前述の例の場合、処理対象のブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを、ATMネットワーク装置13か
らATMネットワーク装置11,15へ送信する。
【0056】〔S10〕ブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルの「発信NEID」欄に記載されたATMネ
ットワーク装置の識別符号がブロードキャスト・ルーテ
ィングデータエリア13abに存在するならば、ブロー
ドキャスト・ルーティングデータエリア13abにおい
て、そのATMネットワーク装置の識別符号に対応する
「通過NE数」欄に格納されている値を読み出し、処理
対象のブロードキャスト・ルーティング制御セルの「通
過NE数カウンタ」欄の値と比較する。その結果、ブロ
ードキャスト・ルーティング制御セルの「通過NE数カ
ウンタ」欄の値が、ブロードキャスト・ルーティングデ
ータエリア13abに格納されている値よりも小さいな
らば、ブロードキャスト・ルーティングデータエリア1
3aの値を更新する必要があるので、ステップS7へ進
み、同じか大きいならばステップS8へ進む。
【0057】例えば、前述のように、「発信NEID」
欄にATMネットワーク装置11の識別符号を有し、
「通過NE数カウンタ」欄に値3を有したブロードキャ
スト・ルーティング制御セルが初めて送られた後、「発
信NEID」欄にATMネットワーク装置11の識別符
号を有し、「通過NE数カウンタ」欄に値1を有したブ
ロードキャスト・ルーティング制御セルが送られたと仮
定すると、ステップS10が実行される。処理対象のブ
ロードキャスト・ルーティング制御セルの「通過NE数
カウンタ」欄の値1は、ブロードキャスト・ルーティン
グデータエリア13abにおけるATMネットワーク装
置11の識別符号に対応する「通過NE数」欄に格納さ
れている値3よりも小さいので、ステップS7へ進む。
そこで、ブロードキャスト・ルーティングデータエリア
13abにおけるATMネットワーク装置11の識別符
号に対応する「通過NE数」欄に格納されている値3を
値1に更新し、また、「最小通過NE数受信方路」欄に
は、ATMネットワーク装置11に接続される側のAT
Mネットワーク装置13の方路の名称が格納される。そ
の後は、ブロードキャスト・ルーティング制御セルの
「通過NE数カウンタ」欄の値を1から2に変え(ステ
ップS8)、ATMネットワーク装置13からATMネ
ットワーク装置14,15へ送信する(ステップS
9)。
【0058】このようにして、ブロードキャスト・ルー
ティングデータエリア13abにおけるATMネットワ
ーク装置11の識別符号に対応する「通過NE数」欄に
は、ATMネットワーク装置11からATMネットワー
ク装置13に至る複数の経路のうちで、通過NE数の一
番少ない最短経路における通過NE数が格納されると共
に、「最小通過NE数受信方路」欄には、その最短経路
に臨むATMネットワーク装置13の方路の名称が格納
される。
【0059】なお、図2におけるATMネットワーク装
置14では、ATMネットワーク装置11からATMネ
ットワーク装置12を経る経路と、ATMネットワーク
装置11からATMネットワーク装置13を経る経路と
があるが、両者におけるブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルの「通過NE数カウンタ」欄の値は同じ2に
なる。こうした場合には、先着したブロードキャスト・
ルーティング制御セルを優先してルーティングデータを
作成するようにする。
【0060】次に、こうして作成されたブロードキャス
ト・ルーティングデータエリア13abにおける、サー
ビス提供端末に接続されたATMネットワーク装置毎の
データに基づいて、ブロードキャストセルをルーティン
グする手順を説明する。
【0061】図12は、サービス提供端末16で実行さ
れるブロードキャストセルの送信処理の手順を示すフロ
ーチャートである。以下、図中のステップに沿って説明
する。
【0062】〔S21〕サービス制御部16bにおい
て、ブロードキャストすべき管理情報が発生したり、全
サービス受信端末へのニュース配信時刻になったりした
場合、サービス提供処理部16cからその送信データを
取得し、ATM制御部16dへブロードキャスト依頼す
る。
【0063】〔S22〕ATM制御部16dは、サービ
ス制御部16bから受信した送信データをブロードキャ
ストセルに入れる。そして、送信伝送路制御部16eに
対して、そのブロードキャストセルを伝送信号へマッピ
ングするように要求する。
【0064】〔S23〕送信伝送路制御部16eがブロ
ードキャストセルを伝送信号にマッピングしてATMネ
ットワーク装置11へ送出する。図13は、ATMネッ
トワーク装置13で実行されるブロードキャストセルの
受信及び中継処理の手順を示すフローチャートである。
以下、サービス提供端末16から発信されたブロードキ
ャストセルを、ATMネットワーク装置11、12,1
4を経て受信すると共に、ATMネットワーク装置11
から直接受信した場合を例にして、図中のステップに沿
って説明する。なお、ATMネットワーク装置11,1
2,14,15でも基本的に同じ処理が行われる。
【0065】〔S24〕受信伝送路制御部13dが、
「発信NEID」欄にATMネットワーク装置11の識
別符号を有したブロードキャストセルを受信し、モニタ
部13jへ送る。また、受信伝送路制御部13fが、
「発信NEID」欄にATMネットワーク装置11の識
別符号を有したブロードキャストセルを受信し、モニタ
部13kへ送る。
【0066】〔S25〕モニタ部13j、13k、13
mでは、受信伝送路制御部13d、13f、13hから
それぞれ送られたATMセルの種別を判定して、ブロー
ドキャスト関連OAMセルであるならばブロードキャス
ト・ルーティング制御部13nに送り、その他のセルで
あるならばATMスイッチ部13cへ送る。すなわち、
モニタ部13jが、ブロードキャスト関連OAMセルで
あるブロードキャストセルを抽出し、ブロードキャスト
・ルーティング制御部13nに引き渡す。また、モニタ
部13mが、ブロードキャストセルを抽出し、ブロード
キャスト・ルーティング制御部13nに引き渡す。
【0067】〔S26〕ブロードキャスト・ルーティン
グ制御部13nは、ブロードキャスト関連OAMセルを
受信すると、そのセルタイプを判別し、ブロードキャス
トセルであるならば以下の処理を行う。なお、ブロード
キャスト関連OAMセルがブロードキャスト・ルーティ
ング制御セルである場合があり得るが、その場合の処理
手順については図11で既に示した通りである。
【0068】すなわち、ブロードキャストセルの「発信
NEID」欄に記載されたATMネットワーク装置の識
別符号を取り出し、ブロードキャスト・ルーティングデ
ータエリア13abの中で、その識別符号に対応する
「最小通過NE数受信方路」欄に格納されたATMネッ
トワーク装置13の方路の名称を読み出す。
【0069】ここの例では、両方のブロードキャストセ
ルが、「発信NEID」欄にATMネットワーク装置1
1の識別符号を有しており、図11に示した例によって
ルーティングデータの格納が行われたブロードキャスト
・ルーティングデータエリア13abを参照すると、A
TMネットワーク装置11の識別符号に対応する「最小
通過NE数受信方路」欄に格納されたATMネットワー
ク装置13の方路は、ATMネットワーク装置11に接
続される側の方路となっている。
【0070】〔S27〕受信処理対象のブロードキャス
トセルが、ブロードキャスト・ルーティングデータエリ
ア13abから読み出された方路から入力されていれ
ば、最短距離の経路を経たブロードキャストセルと見な
してステップS29へ進み、当該方路以外から入力され
ていれば、受信処理すべきでないブロードキャストセル
と見なしてステップS28へ進む。
【0071】〔S28〕受信処理すべきでないブロード
キャストセルは棄却される。この例では、ATMネット
ワーク装置14からATMネットワーク装置13へ入力
されたブロードキャストセルは棄却される。
【0072】〔S29〕終端処理を行って配下のサービ
ス受信端末へ送ると共に、処理対象のブロードキャスト
セルを、そのセルが受信された方路以外の全方路へ中継
転送すべく、ブロードキャスト・ルーティング制御部1
3nはATMスイッチ部13c、送信伝送路制御部13
e、13g、13iへ所定の要求を行う。前述の例の場
合、処理対象のブロードキャストセルを、ATMネット
ワーク装置13からATMネットワーク装置11,15
へ送信する。
【0073】このようにして、各ATMネットワーク装
置では、ブロードキャスト・ルーティングデータエリア
13abに格納されたルーティングデータを基に、サー
ビス提供端末に接続されたATMネットワーク装置毎
に、そのATMネットワーク装置に対応する特定の方路
から入力したブロードキャストセルだけに対して、終端
処理を行うと共に、中継処理を行う。一方、上記のAT
Mネットワーク装置から送られ、その特定の方路以外か
ら入力されたブロードキャストセルに対しては終端処理
や中継処理を行わず、そのセルを棄却する。従って、結
果的に、図14に示すように、サービス提供端末16か
ら発信されたブロードキャストセルが、各ATMネット
ワーク装置に至る伝送経路が各1つだけとなり、ブロー
ドキャストセルのルーティングが一意に決定できたこと
になる。
【0074】なお、図14のATMネットワーク装置1
4では、ATMネットワーク装置12から受信したブロ
ードキャスト・ルーティング制御セルが優先されて、A
TMネットワーク装置14においてATMネットワーク
装置12に臨んだ側の方路が有効方路とされている例で
ある。
【0075】以上説明した第1の実施の形態では、図1
1のステップS8において、どのATMネットワーク装
置においても、ブロードキャスト・ルーティング制御セ
ルの「通過NE数カウンタ」欄の値を1だけインクリメ
ントするように設定している。しかし、これに代わっ
て、スイッチング能力の低い特定のATMネットワーク
装置だけに、ブロードキャスト・ルーティング制御セル
の「通過NE数カウンタ」欄の値を2以上インクリメン
トさせるようにしてもよい。これにより、この特定のA
TMネットワーク装置の中継処理負荷の軽減を図れる。
【0076】これを、図15を参照して説明する。例え
ば、図のようにATMネットワーク装置19〜24が相
互接続され、ATMネットワーク装置19にサービス提
供端末18が接続されているとする。ここでATMネッ
トワーク装置21が他のATMネットワーク装置に比
べ、スイッチング処理能力が低いとする。この場合、A
TMネットワーク装置21では、ブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを受け取るとその「通過NE数カウ
ンタ」欄の値を4だけインクリメントして他へ送出し、
他のATMネットワーク装置では、ブロードキャスト・
ルーティング制御セルの「通過NE数カウンタ」欄の値
を1だけインクリメントするように設定する。
【0077】この結果発生するブロードキャスト・ルー
ティング制御セルの流れは図15のようになる。図中に
おける矢印は、サービス提供装置18からATMネット
ワーク装置19を経て送出されたブロードキャスト・ル
ーティング制御セルの流れを示し、矢印に添えられた数
字〜は、それぞれブロードキャスト・ルーティング
制御セルの「通過NE数カウンタ」欄の値を示す。
【0078】かくして、ATMネットワーク装置23に
は、ATMネットワーク装置19,20,22を経て、
サービス提供端末18からブロードキャストセルが送ら
れる経路が設定されることになる。どのATMネットワ
ーク装置でも1だけインクリメントする場合ならば、A
TMネットワーク装置23には、ATMネットワーク装
置21を経てサービス提供端末18からブロードキャス
トセルが送られる筈であるが、上記のようなインクリメ
ント数の設定により、ATMネットワーク装置21はA
TMネットワーク装置23への中継処理から解放され
る。
【0079】次に、第2の実施の形態を説明する。図1
6は、第2の実施の形態におけるATM網の構成要素を
示す図である。図16に示す第2の実施の形態は、AT
M網を利用したLAN(ATM−LAN)を実現する上
で、接続する相手端末のATMアドレスやIPアドレス
を調べる手段として、ブロードキャストセルを利用する
場合に応用される。
【0080】サービス提供端末25から、ATM網内の
全てのATMネットワーク装置26〜30と、その配下
のサービス受信端末(図示せず)に対してブロードキャ
ストセルが送信される。サービス提供端末はATM網内
に複数存在し得るが、ここではサービス提供端末25だ
けを示す。
【0081】図中における実線の矢印は、サービス提供
端末25からATMネットワーク装置26を経て送出さ
れたブロードキャスト・ルーティング制御セルの流れを
示し、実線の矢印に添えられた数字〜は、それぞれ
ブロードキャスト・ルーティング制御セル上に設けられ
た通過NE数のカウント値を示す。破線の矢印は、後述
のブロードキャスト・ルーティング制御レスポンスセル
(以下、「レスポンスセル」と適宜略称する)の流れを
示し、破線の矢印に添えられた括弧[ ]内の最初のア
ルファベットは、レスポンスセルを発信したATMネッ
トワーク装置の識別符号を示す。ATMネットワーク装
置26〜30に識別符号としてa〜eをそれぞれ割り当
てて有る。括弧[ ]内の後の数字はレスポンスセルを
発信するきっかけとなったブロードキャスト・ルーティ
ング制御セルに設けられていた通過NE数のカウント値
である。
【0082】図17は、サービス提供端末25が接続さ
れたATMネットワーク装置26の内部構成を示すブロ
ック図である。このATMネットワーク装置26の構成
は、図4で示した第1の実施の形態のATMネットワー
ク装置13と基本的に同じである。すなわち、参照番号
を「13」から「26」に変えることにより同一となる
構成部分は同一の構成部分である。そのため、同一とな
る構成部分については説明を省略し、相違する部分だけ
説明する。なお、図17にはレスポンスセルの一部の図
示を省略している。
【0083】第2の実施の形態では新たに、記憶装置2
6aにNE構成情報データエリア26acを設ける。N
E構成情報データエリア26acは、ブロードキャスト
・ルーティング制御レスポンスセルにて受信したATM
網内の各ATMネットワーク装置(NE)の情報(後述
の識別符号NEID、及び最低所要通過NE数)を格納
しておき、最も遠いATMネットワーク装置までの所要
通過NE数も保持するようにする。NE構成情報データ
エリア26acは、サービス提供端末が接続されたAT
Mネットワーク装置にだけ設けられる。
【0084】また、ブロードキャスト・ルーティング制
御部26nの動作については、図22〜図24に示すフ
ローチャートを参照して詳しく後述する。図18は、サ
ービス提供端末の接続がないATMネットワーク装置2
8の内部構成を示すブロック図である。このATMネッ
トワーク装置28の構成は、図4で示した第1の実施の
形態のATMネットワーク装置13と基本的に同じであ
る。すなわち、参照番号を「13」から「28」に変え
ることにより同一となる構成部分は同一の構成部分であ
る。そのため、同一となる構成部分については説明を省
略する。なお、図18でもレスポンスセルの一部の図示
を省略している。
【0085】ブロードキャスト・ルーティング制御部2
8nは、ブロードキャスト・ルーティング制御セルを受
信すると、その受信方路に対してブロードキャスト・ル
ーティング制御レスポンスセルを送信する。このレスポ
ンスセルには、自己のATMネットワーク装置26の識
別符号と、受信したブロードキャスト・ルーティング制
御セルに記載されていた通過NE数が記載されて送信さ
れる。ブロードキャスト・ルーティング制御部28nの
詳しい動作については、図22に示すフローチャートを
参照して後述する。
【0086】図19は、NE構成情報データエリア26
acに格納されるデータを示す図であり、(A)はNE
構成情報データ、(B)は最大所要NE数データを示
し、両方ともNE構成情報データエリア26acに格納
される。データ(A)の「NEID」欄には、レスポン
スセルを発信したATMネットワーク装置の識別符号が
格納される。データ(A)の「所要経由NE数」欄に
は、「NEID」欄に記載されているATMネットワー
ク装置から自己のATMネットワーク装置に送られた複
数のレスポンスセルに記載された各NE数の中で最小の
値を示しているレスポンスセルに記載されていたNE数
が格納される。「NEID」欄及び「所要経由NE数」
欄は、ATMネットワーク装置毎に設定される。「最遠
NEID」欄には、複数の「所要経由NE数」欄に格納
されているNE数の中で最も大きな値を示しているNE
数に対応するNEIDが読み出されて格納される。デー
タ(B)の「所要経由NE数」欄には上記の最も大きな
NE数が格納される。
【0087】図20は、図18のブロードキャスト・ル
ーティング制御部28gで生成されるブロードキャスト
・ルーティング制御レスポンスセルのフォーマットを示
す図である。図中の第1行目から第5行目迄がヘッダ部
であり、第6行目から第53行目迄がペイロード部とな
っている。ペイロード部に、「セルタイプ」欄、「発信
NEID」欄、「通過NE数」欄、「レスポンスNEI
D」欄を設ける。「セルタイプ」欄には、ブロードキャ
スト・ルーティング制御レスポンスセルであることを示
す識別子が格納される。「発信NEID」欄には、ブロ
ードキャスト・ルーティング制御セルの発信元のATM
ネットワーク装置の識別符号が格納される。「通過NE
数」欄には、ブロードキャスト・ルーティング制御セル
を受信したときに、そのブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルの「通過NE数カウンタ」欄に記載されてい
た値が転写される。「レスポンスNEID」欄には、レ
スポンスセルを発信する自分のATMネットワーク装置
の識別符号が記載される。
【0088】図21は、ブロードキャストセルのフォー
マットを示す図である。図中の第1行目から第5行目迄
がヘッダ部であり、第6行目から第53行目迄がペイロ
ード部となっている。ペイロード部に、「セルタイプ」
欄、「発信NEID」欄、「通過可能NE数」欄を設け
る。「セルタイプ」欄には、ブロードキャストセルであ
ることを示す識別子が格納される。「発信NEID」欄
には、ブロードキャストセルを発信したサービス提供端
末が接続されているATMネットワーク装置の識別符号
が格納される。「通過可能NE数」欄には、図19の
「所要経由NE数」欄に格納されていた値が転写され、
ATMネットワーク装置を通過する度にその値がデクリ
メントされるようになっている。
【0089】次に、第2の実施の形態の動作を説明す
る。ブロードキャスト・ルーティング制御セルの送信処
理の手順は、図10に示す第1の実施の形態の送信処理
手順と同じであるので、説明を省略する。
【0090】図22は、ATMネットワーク装置28で
実行されるブロードキャスト・ルーティング制御セルの
受信及び中継処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図中のステップに沿って説明する。なお、ATM
ネットワーク装置26,27,29,30でも基本的に
同じ処理が行われる。
【0091】〔S34〕受信伝送路制御部28d、28
f、28hが、ブロードキャスト・ルーティング制御セ
ルをそれぞれ受信し、モニタ部28j、28k、28m
へそれぞれ送る。
【0092】〔S35〕モニタ部28j、28k、28
mでは、受信伝送路制御部28d、28f、28hから
それぞれ送られたATMセルの種別を判定して、ブロー
ドキャスト関連OAMセルであるならばブロードキャス
ト・ルーティング制御部28nに送り、その他のセルで
あるならばATMスイッチ部28cへ送る。
【0093】〔S36〕ブロードキャスト・ルーティン
グ制御部28nは、ブロードキャスト関連OAMセルを
受信すると、そのセルタイプを判別し、ブロードキャス
ト・ルーティング制御セルであるならば以下のようにブ
ロードキャスト・ルーティング制御レスポンスセルを作
成する。なお、ブロードキャスト関連OAMセルがブロ
ードキャストセルである場合があり得るが、その場合の
処理手順については図24に示す。
【0094】すなわち、ブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルの「発信NEID」欄に記載されたATMネ
ットワーク装置の識別符号を取り出して、レスポンスセ
ルの「発信NEID」欄に転写し、また、ブロードキャ
スト・ルーティング制御セルの「通過NE数カウンタ」
欄に記載された値を取り出して、レスポンスセルの「通
過NE数」欄に転写する。更に、レスポンスセルの「レ
スポンスNEID」欄に自己のNEIDを記載する。
【0095】〔S37〕こうして得られたレスポンスセ
ルを、当該ブロードキャスト・ルーティング制御セルを
送ってきた受信方路を介して当該ブロードキャスト・ル
ーティング制御セルの発信ATMネットワーク装置26
宛に送る。
【0096】これによって、図16に破線で示すような
レスポンスセルの送信が行われる。 〔S38〕処理対象のブロードキャスト・ルーティング
制御セルの「通過NE数カウンタ」欄の値を1だけイン
クリメントし、受信方路以外の全方路へ中継転送する。
【0097】次に、こうして送信されたレスポンスセル
を受信したATMネットワーク装置26で行われる受信
処理の手順を説明する。図23は、ATMネットワーク
装置26で実行されるブロードキャスト・ルーティング
制御レスポンスセルの受信処理の手順を示すフローチャ
ートである。以下、図中のステップに沿って説明する。
なお、サービス提供端末が接続されたATMネットワー
ク装置では基本的に同じ処理が行われる。
【0098】〔S41〕受信伝送路制御部26d、26
fが、各ATMネットワーク装置からそれぞれ送られた
レスポンスセルを受信し、モニタ部26j、26kへそ
れぞれ送る。
【0099】〔S42〕モニタ部26j、26kでは、
送られたATMセルの種別を判定して、ブロードキャス
ト関連OAMセルであるならばブロードキャスト・ルー
ティング制御部26nに送り、その他のセルであるなら
ばATMスイッチ部26cへ送る。レスポンスセルはブ
ロードキャスト関連OAMセルである。
【0100】〔S43〕ブロードキャスト・ルーティン
グ制御部26nは、ブロードキャスト関連OAMセルを
受信すると、そのセルタイプを判別し、ブロードキャス
ト・ルーティング制御レスポンスセルであるならば、レ
スポンスセルの「レスポンスNEID」欄に記載された
NEID及び「通過NE数」欄に記載されたNE数を抽
出する。
【0101】〔S44〕この抽出されたNEIDを用い
てNE構成情報データエリア26acのデータ(A)を
検索し、当該NEIDが存在すれば、そのNEIDに対
応するデータ(A)の「所要経由NE数」欄に記載され
たNE数を読み出してステップS48へ進み、存在しな
ければステップS45へ進む。
【0102】〔S45〕上記抽出されたNEID及びN
E数を、NE構成情報データエリア26acのデータ
(A)の「NEID」欄及び対応の「所要経由NE数」
欄にそれぞれ書き込む。
【0103】〔S46〕NE構成情報データエリア26
acのデータ(A)の各「所要経由NE数」欄に格納さ
れている各NE数を比較し、最も大きな値のNE数を検
出する。その最大NE数と、この最大NE数に対応する
レスポンスNEIDを、NE構成情報データエリア26
acのデータ(B)の「所要経由NE数」欄及び「最遠
NEID」欄に書き込む。
【0104】〔S47〕受信したレスポンスセルを棄却
する。 〔S48〕レスポンスセルの「通過NE数」欄に記載さ
れたNE数と、NE構成情報データエリア26acのデ
ータ(A)の「所要経由NE数」欄から読み出したNE
数(登録データ)とを比較し、前者が後者よりも小さい
ならばデータ更新が必要と判断してステップS45へ進
み、前者が後者以上であるならばデータ更新が不要と判
断してステップS47へ進む。
【0105】このようにして、サービス提供端末に接続
されたATMネットワーク装置から最も遠くにあるAT
Mネットワーク装置までの経路上に位置するATMネッ
トワーク装置の数が、NE構成情報データエリア26a
cのデータ(B)の「所要経由NE数」欄に格納され
る。
【0106】次に、こうして作成されたNE構成情報デ
ータエリア26acのデータに基づいて、ブロードキャ
ストセルをルーティングする手順を説明する。なお、サ
ービス提供端末25で行われるブロードキャストセルの
送信処理の手順は、図24に示した第1の実施の形態に
おけるサービス提供端末16のブロードキャストセルの
送信処理の手順と基本的に同じである。ただし、ブロー
ドキャストセルの「通過可能NE数」欄に、NE構成情
報データエリア26acのデータ(B)の「所要経由N
E数」欄に格納されている最遠ATMネットワーク装置
迄のNE数が転写された上で、そのブロードキャストセ
ルは発信される。
【0107】図24は、ATMネットワーク装置28で
実行されるブロードキャストセルの受信及び中継処理の
手順を示すフローチャートである。以下、図中のステッ
プに沿って説明する。なお、ATMネットワーク装置2
6,27,29,30でも基本的に同じ処理が行われ
る。
【0108】〔S54〕受信伝送路制御部28d、28
f、28hが、複数のブロードキャストセルを受信し、
モニタ部28j、28k、28mへそれぞれ送る。 〔S55〕モニタ部28j、28k、28mでは、送ら
れたATMセルの種別を判定して、ブロードキャスト関
連OAMセルであるならばブロードキャスト・ルーティ
ング制御部28nに送り、その他のセルであるならばA
TMスイッチ部28cへ送る。
【0109】〔S56〕ブロードキャスト・ルーティン
グ制御部28nは、ブロードキャスト関連OAMセルを
受信すると、そのセルタイプを判別し、ブロードキャス
トセルであるならば、終端処理を行って配下のサービス
受信端末へ送ると共に、ブロードキャストセルの「通過
可能NE数」欄に記載されたNE数を1だけデクリメン
トする。
【0110】〔S57〕このデクリメントの結果、ブロ
ードキャストセルの「通過可能NE数」欄に記載された
NE数が零に至ればステップS58へ進み、未だ至って
いなければステップS59へ進む。
【0111】〔S58〕これ以上の中継は不要と判断し
て、ブロードキャストセルを棄却する。 〔S59〕処理対象のブロードキャストセルを受信方路
以外の全方路へ中継転送すべく、ブロードキャスト・ル
ーティング制御部28nはATMスイッチ部28c、送
信伝送路制御部28e、28g、28iへ所定の要求を
行う。
【0112】図25は、図16に示すATM網における
ブロードキャストセルの流れを示す図である。図中、矢
印はブロードキャストセルの流れを示し、矢印に添えら
れた括弧()内の最初のアルファベットは、ブロードキ
ャストセルの発信NEIDを示し、後の数字は、ブロー
ドキャストセルの「通過可能NE数」欄に記載されたN
E数を示している。図26は、図25におけるATMネ
ットワーク装置28でのブロードキャストセルの流れを
示している。
【0113】以上のように、ブロードキャストセルの
「通過可能NE数」欄には、初めに最遠ATMネットワ
ーク装置迄のNE数が記載され、その後、ATMネット
ワーク装置を通過する毎にその値がデクリメントされ、
最終的にその値が零になると、中継が停止されるように
なっている。従って、ブロードキャストセルの必要以上
の中継が防止され、トラフィックの輻輳が回避されるこ
とになる。
【0114】次に、第3の実施の形態を説明する。第3
の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構
成と同じである。従って、同一の構成部分には同一の参
照符号を付して、その説明を省略する。
【0115】図27は、第3の実施の形態におけるAT
M網の構成要素を示す図である。第3の実施の形態で
は、ATMネットワーク装置31,32が新たに増設さ
れる。図中における破線の矢印は、ATMネットワーク
装置31から発信された後述のブロードキャスト・ルー
ティング制御リクエストセル(以下、「リクエストセ
ル」と適宜略称する)の流れを示し、実線の矢印は、こ
のリクエストセルに応じて発信されたブロードキャスト
・ルーティング制御セルの流れを示している。
【0116】図28は、増設されたATMネットワーク
装置31の内部構成を示す図である。ATMネットワー
ク装置32も同じ内部構成となっている。このATMネ
ットワーク装置31の構成は、図4で示した第1の実施
の形態のATMネットワーク装置13と基本的に同じで
ある。すなわち、参照番号を「13」から「31」に変
えることにより同一となる構成部分は同一の構成部分で
ある。そのため、同一となる構成部分については説明を
省略する。
【0117】第3の実施の形態では、ブロードキャスト
・ルーティング制御部31nに外部の操作装置(コンソ
ール)からコマンドが入力されるようになっている。こ
のコマンドは、ATMネットワーク装置13が増設され
たときに、ブロードキャスト・ルーティング制御セルを
改めて発信することを要求するコマンドであり、ルーテ
ィングデータの再構築をするために、操作者によって入
力される。ブロードキャスト・ルーティング制御部31
nはこのコマンドを受信すると、ブロードキャスト・ル
ーティング制御リクエストセルを作成し、図28に破線
で示す経路を経て送信を行う。
【0118】図29は、ブロードキャスト・ルーティン
グ制御リクエストセルのフォーマットを示す図である。
図中の第1行目から第5行目迄がヘッダ部であり、第6
行目から第53行目迄がペイロード部となっている。ペ
イロード部に、「セルタイプ」欄、「発信NEID」
欄、「送信先NEID」欄を設ける。「セルタイプ」欄
には、リクエストセルであることを示す識別子が格納さ
れる。「発信NEID」欄には、リクエストセルを発信
したATMネットワーク装置の識別符号が格納される。
「送信先NEID」欄には、リクエストセルを受信して
ブロードキャスト・ルーティング制御セルを発信するA
TMネットワーク装置の識別符号が格納される。
【0119】第3の実施の形態における動作は、基本的
に第1の実施の形態における動作と同じであるが、図3
0を参照して説明する動作が新たに加わっている。図3
0は、ブロードキャスト・ルーティング制御リクエスト
セルを受信した各ATMネットワーク装置で実行される
リクエストセルの受信処理の手順を示すフローチャート
である。以下、図中のステップに沿って説明する。
【0120】〔S61〕受信伝送路制御部が、ATMネ
ットワーク装置31から送られたリクエストセルを受信
し、モニタ部へ送る。 〔S62〕モニタ部は、送られたATMセルの種別を判
定して、ブロードキャスト関連OAMセルであるならば
ブロードキャスト・ルーティング制御部に送り、その他
のセルであるならばATMスイッチ部へ送る。リクエス
トセルはブロードキャスト関連OAMセルである。
【0121】〔S63〕ブロードキャスト・ルーティン
グ制御部は、ブロードキャスト関連OAMセルを受信す
ると、そのセルタイプを判別し、ブロードキャスト・ル
ーティング制御リクエストセルであるならば、そのリク
エストセルの「送信先NEID」欄に記載されたNEI
Dを抽出し、このNEIDが自己のNEIDであるか否
かを判別する。自己のNEIDであるならば、つまり、
この受信処理を行っているATMネットワーク装置がA
TMネットワーク装置11である場合ならば、ステップ
S64へ進み、自己のNEIDで無いならばステップS
65へ進む。
【0122】〔S64〕直ちに、ブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを送信するように制御する。この後
の処理は、第1の実施の形態と同じとなる。 〔S65〕記憶装置のブロードキャスト・ルーティング
データエリアにデータが存在するか否かを判別する。デ
ータが無ければ、つまり、この受信処理を行っているA
TMネットワーク装置が、増設されたばかりのATMネ
ットワーク装置32である場合ならば、ステップS66
へ進み、データが有ればステップS67へ進む。
【0123】〔S66〕受信したリクエストセルを受信
方路以外の全方路へ中継送信するように制御する。 〔S67〕このステップを実行するATMネットワーク
装置はATMネットワーク装置12,13,14,15
である。リクエストセルの「送信先NEID」欄に記載
されたNEIDを用いて、自己の記憶装置のブロードキ
ャスト・ルーティングデータエリアの「発信NEID」
欄を検索し、対応の「最小通過NE数受信方路」欄に記
載された方路へのみリクエストセルを中継送信するよう
に制御する。図31は、このようして行われるルーティ
ングデータ再構築の過程を示すシーケンス図である。す
なわち、増設されたATMネットワーク装置31にコマ
ンドが外部から入力されると(S71)、ATMネット
ワーク装置31は、ATMネットワーク装置11に向け
てリクエストセルを発信する(S72)。このリクエス
トセルはATMネットワーク装置12〜15で中継され
てATMネットワーク装置11にそれぞれ届く(S7
3)。ATMネットワーク装置11は最初に届いたリク
エストセルにだけ応じてブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルを発信する(S74)。このブロードキャス
ト・ルーティング制御セルは、ATMネットワーク装置
12〜15で中継されてATMネットワーク装置31に
それぞれ届き、ATMネットワーク装置31は、記憶装
置31aのブロードキャスト・ルーティングデータエリ
ア31abに所要のデータを格納する(S75)。AT
Mネットワーク装置31は、その後、ルーティングデー
タが更新された旨を外部のコンソールに通知する(S7
6)。
【0124】かくして、ATM網内にATMネットワー
ク装置を増設した場合でも、ブロードキャストのルーテ
ィングの最適化が容易に行えることとなる。この第3の
実施の形態におけるリクエストセルを送信する方法は、
ATM網内からATMネットワーク装置を撤去した場合
においても有効である。
【0125】次に、第4の実施の形態を説明する。図3
2は、第4の実施の形態におけるATM網の構成要素を
示す図である。第4の実施の形態における構成は、基本
的に第2の実施の形態と同じである。そのため、同一構
成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略
し、相違点だけを説明する。
【0126】第2の実施の形態では、ATMネットワー
ク装置が複数のブロードキャスト・ルーティング制御セ
ルを受信すると、それらのブロードキャスト・ルーティ
ング制御セルの全てに対してレスポンスセルをそれぞれ
送出しているが、第4の実施の形態では、発信NEから
の最短のルートと判断されたルートにのみレスポンスセ
ルを送信するようにする。
【0127】この最短ルートを判断するためには、異な
ったタイミングで受信されることが予想される各方路か
らのブロードキャスト・ルーティング制御セルをひとま
とめにして通過NE数を同時に比較する必要がある。そ
こで、ブロードキャスト・ルーティング制御セルの受信
を一定時間で締め切るためのタイマを設けるようにして
いる。
【0128】図32中における実線の矢印は、サービス
提供端末25からATMネットワーク装置26を経て送
出されたブロードキャスト・ルーティング制御セルの流
れを示し、実線の矢印に添えられた数字〜は、それ
ぞれブロードキャスト・ルーティング制御セル上に設け
られた通過NE数のカウント値を示す。破線の矢印は、
後述のブロードキャスト・ルーティング制御レスポンス
セルの流れを示し、破線の矢印に添えられた括弧( )
内の最初のアルファベットは、レスポンスセルを発信し
たATMネットワーク装置の識別符号を示す。ATMネ
ットワーク装置26〜30に識別符号としてa〜eをそ
れぞれ割り当ててある。括弧( )内の後の数字はレス
ポンスセルを発信するきっかけとなったブロードキャス
ト・ルーティング制御セルに設けられていた通過NE数
のカウント値である。×印は、後述のように、第2の実
施の形態では発信されるが第4の実施の形態では発信さ
れないレスポンスセルを示す。
【0129】図33は、サービス提供端末の接続がない
ATMネットワーク装置28の内部構成を示すブロック
図である。第4の実施の形態では、ブロードキャスト・
ルーティング制御部28nに新たに、セル監視タイマ2
8pを接続する。セル監視タイマ28pは、発信NEI
D毎の複数のタイマからなり、記憶装置28aのブロー
ドキャスト・ルーティングデータエリア28abの「発
信NEID」欄に新規に発信NEIDが登録されたとき
に、所定時間の計時を開始する。
【0130】また、記憶装置28aにブロードキャスト
・中継データエリア28acを新たに設ける。ブロード
キャスト・中継データエリア28acには、ブロードキ
ャストセルを送信すべき方路が記載される。
【0131】ブロードキャスト・ルーティング制御部2
8nは、ブロードキャスト・ルーティング制御レスポン
スセルを受信した方路を、ブロードキャスト・中継デー
タエリア28acに登録する。ブロードキャスト・ルー
ティング制御部28nの詳しい動作については、図37
に示すフローチャートを参照して後述する。
【0132】図34は、ブロードキャスト・中継データ
エリア28acに格納されるデータを示す図である。
「発信NEID」欄には、ブロードキャスト・ルーティ
ング制御セルを発信したATMネットワーク装置の識別
符号が格納される。「有効中継方路1」欄〜「有効中継
方路n」欄には、「発信NEID」欄に記載されている
ATMネットワーク装置から送信されたブロードキャス
ト・ルーティング制御セルに基づき発信された各レスポ
ンスセルが届いたときの受信方路がそれぞれ格納され
る。「発信NEID」欄及び「有効中継方路1」欄〜
「有効中継方路n」欄は、発信NEID毎に設定され
る。
【0133】次に、第4の実施の形態の動作を説明す
る。ブロードキャスト・ルーティング制御セルの送信処
理の手順は、図10に示す第1の実施の形態の送信処理
手順と同じであるので、説明を省略する。
【0134】図35は、ATMネットワーク装置28で
実行されるブロードキャスト・ルーティング制御セルの
受信及び中継処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図中のステップに沿って説明する。なお、ATM
ネットワーク装置26,27,29,30でも基本的に
同じ処理が行われる。
【0135】〔S81〕受信伝送路制御部28d、28
f、28hが、ブロードキャスト・ルーティング制御セ
ルをそれぞれ受信し、モニタ部28j、28k、28m
へそれぞれ送る。
【0136】〔S82〕モニタ部28j、28k、28
mでは、受信伝送路制御部28d、28f、28hから
それぞれ送られたATMセルの種別を判定して、ブロー
ドキャスト関連OAMセルであるならばブロードキャス
ト・ルーティング制御部28nに送り、その他のセルで
あるならばATMスイッチ部28cへ送る。
【0137】〔S83〕ブロードキャスト・ルーティン
グ制御部28nは、ブロードキャスト関連OAMセルを
受信すると、そのセルタイプを判別する。ブロードキャ
スト・ルーティング制御セルであるならば、ブロードキ
ャスト・ルーティング制御セルの「発信NEID」欄に
記載されたATMネットワーク装置の識別符号を抽出す
る。
【0138】〔S84〕抽出された識別符号がブロード
キャスト・ルーティングデータエリア28abにあるか
否かを判別する。存在するならばステップS89へ進
み、存在しないならばステップS85へ進む。
【0139】〔S85〕セル監視タイマ28pの中で、
処理対象のブロードキャスト・ルーティング制御セルの
「発信NEID」欄に記載されたATMネットワーク装
置に対応するタイマの計時をスタートさせる。
【0140】〔S86〕ブロードキャスト・ルーティン
グデータエリア28abに、処理対象のブロードキャス
ト・ルーティング制御セルに関するデータを書き込む。
図32に示すATMネットワーク装置28にATMネッ
トワーク装置29側からブロードキャスト・ルーティン
グ制御セルが最初に届いたと仮定した場合、ブロードキ
ャスト・ルーティングデータエリア28abの「発信N
EID」欄にATMネットワーク装置26の識別符号a
が格納され、「最小通過NE数受信方路」欄には、AT
Mネットワーク装置29に接続される側のATMネット
ワーク装置28の方路の名称が格納され、「通過NE
数」欄には、値3が格納される。
【0141】〔S87〕処理対象のブロードキャスト・
ルーティング制御セルの「通過NE数カウンタ」欄の値
を1だけインクリメントする。前述の例の場合、「通過
NE数カウンタ」欄の値3を値4にする。
【0142】〔S88〕処理対象のブロードキャスト・
ルーティング制御セルを、このセルが受信された方路以
外の全方路へ中継転送すべく、ブロードキャスト・ルー
ティング制御部28nはATMスイッチ部28c、送信
伝送路制御部28e、28g、28iへ所定の要求を行
う。前述の例の場合、処理対象のブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを、ATMネットワーク装置28か
らATMネットワーク装置26,30へ送信する。
【0143】〔S89〕ステップS85で計時スタート
したセル監視タイマ28pが所定時間の計時を終了して
いればステップS91へ進むと共に、図36のフローチ
ャートを実行する。終了していなければ、ステップS9
0へ進む。
【0144】〔S90〕ブロードキャスト・ルーティン
グデータエリア28abにおいて、ブロードキャスト・
ルーティング制御セルの「発信NEID」欄に記載され
たATMネットワーク装置の識別符号に対応する「通過
NE数」欄に格納されている値を読み出し、処理対象の
ブロードキャスト・ルーティング制御セルの「通過NE
数カウンタ」欄の値と比較する。その結果、ブロードキ
ャスト・ルーティング制御セルの「通過NE数カウン
タ」欄の値が、ブロードキャスト・ルーティングデータ
エリア28abに格納されている値よりも小さいなら
ば、ブロードキャスト・ルーティングデータエリア28
abの値を更新する必要があるので、ステップS86へ
進み、同じか大きいならばステップS91へ進む。
【0145】例えば、前述のように、「発信NEID」
欄にATMネットワーク装置26の識別符号aを有し、
「通過NE数カウンタ」欄に値3を有したブロードキャ
スト・ルーティング制御セルが初めて送られた後、「発
信NEID」欄にATMネットワーク装置26の識別符
号aを有し、「通過NE数カウンタ」欄に値1を有した
ブロードキャスト・ルーティング制御セルが送られたと
仮定し、また、セル監視タイマ28pが未だタイムアウ
トしていないと仮定すると、ステップS90が実行され
る。処理対象のブロードキャスト・ルーティング制御セ
ルの「通過NE数カウンタ」欄の値1は、ブロードキャ
スト・ルーティングデータエリア28abにおけるAT
Mネットワーク装置26の識別符号aに対応する「通過
NE数」欄に格納されている値3よりも小さいので、ス
テップS86へ進む。そこで、ブロードキャスト・ルー
ティングデータエリア28abにおけるATMネットワ
ーク装置26の識別符号aに対応する「通過NE数」欄
に格納されている値3を値1に更新し、また、「最小通
過NE数受信方路」欄には、ATMネットワーク装置2
6に接続される側のATMネットワーク装置28の方路
の名称が格納される。その後は、ブロードキャスト・ル
ーティング制御セルの「通過NE数カウンタ」欄の値を
1から2に変え(ステップS87)、ATMネットワー
ク装置28からATMネットワーク装置29,30へ送
信する(ステップS88)。
【0146】〔S91〕受信したブロードキャスト・ル
ーティング制御セルを棄却する。図36は、セル監視タ
イマ28pがタイムアウトした後のブロードキャスト・
ルーティング制御レスポンスセルの送信処理の手順を示
すフローチャートである。以下、図中のステップに沿っ
て説明する。なお、ATMネットワーク装置26,2
7,29,30でも基本的に同じ処理が行われる。
【0147】〔S92〕ブロードキャスト・ルーティン
グ制御部28nは、このタイムアウトの時点にブロード
キャスト・ルーティングデータエリア28abの「最小
通過NE数受信方路」欄に記載されている方路を読み出
す。
【0148】〔S93〕この読み出された方路に対して
レスポンスセルを送信するように制御する。このよう
に、セル監視タイマ28pによって計時された所定時間
の間に到着したブロードキャスト・ルーティング制御セ
ルを対象にしてルーティングデータを作成している。こ
のため、ルーティングデータが迅速に獲得でき、従っ
て、レスポンスセルをこのルーティングデータに従い送
信することが可能となり、不要なレスポンスセルの伝送
を抑えることを実現できる。
【0149】図37は、レスポンスセルを受信したAT
Mネットワーク装置の受信及び中継処理の手順を示すフ
ローチャートである。以下、図中のステップに沿って説
明する。なお、ATMネットワーク装置26,27,2
9,30でも基本的に同じ処理が行われる。
【0150】〔S95〕受信伝送路制御部28d、28
f、28hが、ブロードキャスト・ルーティング制御セ
ルをそれぞれ受信し、モニタ部28j、28k、28m
へそれぞれ送る。
【0151】〔S96〕モニタ部28j、28k、28
mでは、受信伝送路制御部28d、28f、28hから
それぞれ送られたATMセルの種別を判定して、ブロー
ドキャスト関連OAMセルであるならばブロードキャス
ト・ルーティング制御部28nに送り、その他のセルで
あるならばATMスイッチ部28cへ送る。
【0152】〔S97〕ブロードキャスト・ルーティン
グ制御部28nは、ブロードキャスト関連OAMセルを
受信すると、そのセルタイプを判別する。ブロードキャ
スト・ルーティング制御レスポンスセルであるならば、
レスポンスセルの「発信NEID」欄に記載されたブロ
ードキャスト・ルーティング制御セルを発信したATM
ネットワーク装置の識別符号を抽出する。
【0153】〔S98〕記憶装置28aのブロードキャ
スト・中継データエリア28acに、ステップS97で
抽出されたATMネットワーク装置の識別符号に対応さ
せて処理対象のレスポンスセルが受信された方路を格納
する。
【0154】〔S99〕ブロードキャスト・ルーティン
グデータエリア28abにおける対応の「最小通過NE
数受信方路」欄に記載の方路に、処理対象のレスポンス
セルを中継送信する。
【0155】これによって、レスポンスセルの中継にお
いても、必要以上のレスポンスセルを無駄に伝送するこ
とを抑えることができる。次に、こうして作成されたブ
ロードキャスト・中継データエリア28acのデータに
基づいて、ブロードキャストセルをルーティングする手
順を説明する。
【0156】なお、サービス提供端末25で行われるブ
ロードキャストセルの送信処理の手順は、図24に示し
た第1の実施の形態におけるサービス提供端末16のブ
ロードキャストセルの送信処理の手順と基本的に同じで
ある。
【0157】図38は、ATMネットワーク装置28で
実行されるブロードキャストセルの受信及び中継処理の
手順を示すフローチャートである。以下、図中のステッ
プに沿って説明する。なお、ATMネットワーク装置2
6,27,29,30でも基本的に同じ処理が行われ
る。
【0158】〔S101〕受信伝送路制御部28d、2
8f、28hが、複数のブロードキャストセルを受信
し、モニタ部28j、28k、28mへそれぞれ送る。 〔S102〕モニタ部28j、28k、28mでは、送
られたATMセルの種別を判定して、ブロードキャスト
関連OAMセルであるならばブロードキャスト・ルーテ
ィング制御部28nに送り、その他のセルであるならば
ATMスイッチ部28cへ送る。
【0159】〔S103〕ブロードキャスト・ルーティ
ング制御部28nは、ブロードキャスト関連OAMセル
を受信すると、そのセルタイプを判別し、ブロードキャ
ストセルであるならば、終端処理を行って配下のサービ
ス受信端末へ送ると共に、ブロードキャストセルの「発
信NEID」欄に記載されたNEIDを抽出する。
【0160】〔S104〕この抽出されたNEIDがブ
ロードキャスト・中継データエリア28acの「発信N
EID」欄に登録されているか否かを判別する。その結
果、登録が有ればステップS105へ進み、無ければス
テップS107へ進む。
【0161】〔S105〕抽出されたNEIDに対応す
るブロードキャスト・中継データエリア28acの「有
効中継方路」欄に記載の方路を全て読み出す。 〔S106〕読み出された全ての方路へ、処理対象のブ
ロードキャストセルを送信する。
【0162】〔S107〕ブロードキャストセルが受信
された方路以外の全方路に処理対象のブロードキャスト
セルを送信する。このようにして、ATM網上で、必要
最小限のブロードキャスト・ルーティング制御レスポン
スセルばかりでなく、ブロードキャストセルも必要最小
限のものだけが送出され、トラフィックの輻輳が防止さ
れる。
【0163】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ブロー
ドキャスト・ルーティング制御セルを、サービス提供端
末に接続されたネットワーク装置からATM網に送信す
る。各ネットワーク装置では、複数の経路を経て届く同
一ブロードキャスト・ルーティング制御セルを基にし
て、送信元のネットワーク装置から自ネットワーク装置
までの最短伝送経路に臨んだ受信方路をデータとして記
憶装置に格納する。ブロードキャストセルを受信する
と、各ネットワーク装置では、ブロードキャストセルを
受信した方路が、記憶装置に格納されている方路である
ときだけ、そのブロードキャストセルの中継処理を行
う。
【0164】従って、結果的に、ブロードキャストセル
が、各ネットワーク装置に至る伝送経路が各1つだけと
なり、ブロードキャストセルのルーティングが一意に決
定できたことになる。
【0165】また、ブロードキャスト・ルーティング制
御セルを受信したネットワーク装置が、レスポンスセル
をブロードキャスト・ルーティング制御セルの送信元の
ネットワーク装置へ戻すようにする。この送信元のネッ
トワーク装置では、戻ってきたレスポンスセルを基にし
て、最遠のネットワーク装置に至る経路の途中に存在す
るネットワーク装置の数(NE数)を求め、送信すべき
ブロードキャストセルにそのNE数を搭載する。そし
て、そのNE数は、各ネットワーク装置を通過する毎に
デクリメントされ、最終的にその値が零になると、その
ブロードキャストセルの中継が停止される。
【0166】従って、ブロードキャストセルの必要以上
の中継が防止され、トラフィックの輻輳が回避されるこ
とになる。なお、所定時間の間に到着したブロードキャ
スト・ルーティング制御セルを対象にしてルーティング
データを作成するようにしてもよい、これにより、ルー
ティングデータが迅速に獲得でき、従って、レスポンス
セルをこのルーティングデータに従い送信することが可
能となり、必要以上のレスポンスセルの伝送を抑えるこ
とを実現できる。
【0167】更に、ATM網内にネットワーク装置を増
設したり、ATM網からネットワーク装置を撤去した場
合、そうした増設ネットワーク装置や撤去関連ネットワ
ーク装置からリクエストセルを発行して、これに基づ
き、サービス提供端末に接続されたネットワーク装置が
ブロードキャスト・ルーティング制御セルを再送信する
ようにする。これにより、ブロードキャスト・ルーティ
ングが新たに作成され、ブロードキャストのルーティン
グの最適化が容易に行えることとなる。
【0168】かくして、サービス受信端末とサービス提
供端末との初期接続でのセキュリティーやユーザー認
証、サービスランク等のチェックを、サービス受信端末
がATM網内で任意の場所からできるようになり、サー
ビス受信端末の移動接続が可能となる。
【0169】また、TCP/IPなど、既存の上位レイ
ヤプロトコル接続時のIPアドレスや、ATMアドレス
とのアドレス解決の仕組みをATM網に負荷を与えるこ
となく実現できる。
【0170】また、ブロードキャスト・ルーティングデ
ータを各ネットワーク装置内に自動で構築できることに
より、ATM網内のネットワーク装置の増設、撤去に伴
う網の構成管理情報の更新が自動化できる。
【0171】更に、ATM網全体のトラヒックやサービ
ス品質に与える影響を最小限に抑えながら、また、AT
M仮想チャネルの使用数を心配することなく、ブロード
キャスト・チャネルを使用したメッセージの同報通知が
可能となる。それにより、ATM網内の全ネットワーク
装置の配下の全サービス受信端末に対し、ニュースや天
気予報等の情報の定期配信、サービスの停止連絡、末端
機器の遠隔操作等が容易に実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第1の実施の形態におけるATM網の構成要素
を示す図である。
【図3】サービス提供端末の内部構成を示すブロック図
である。
【図4】ATMネットワーク装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図4に示したブロードキャスト・ルーティング
データエリアに格納されるブロードキャスト・ルーティ
ングデータを示す図である。
【図6】図3のブロードキャスト・ルーティング制御部
で生成されるブロードキャスト・ルーティング制御セル
のフォーマットを示す図である。
【図7】図6に示すブロードキャスト・ルーティング制
御セルとは別のフォーマットを示す図である。
【図8】サービス制御部及びATM制御部で生成される
ブロードキャストセルのフォーマットを示す図である。
【図9】図8に示すブロードキャストセルとは別のフォ
ーマットを示す図である。
【図10】サービス提供端末で実行されるブロードキャ
スト・ルーティング制御セルの送信処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図11】ATMネットワーク装置で実行されるブロー
ドキャスト・ルーティング制御セルの受信及び中継処理
の手順を示すフローチャートである。
【図12】サービス提供端末で実行されるブロードキャ
ストセルの送信処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】ATMネットワーク装置で実行されるブロー
ドキャストセルの受信及び中継処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図14】ブロードキャストセルが各ATMネットワー
ク装置に至る伝送経路を示す図である。
【図15】「通過NE数カウンタ」欄の値を2以上イン
クリメントさせた場合のATM網を示す図である。
【図16】第2の実施の形態におけるATM網の構成要
素を示す図である。
【図17】第2の実施の形態における、サービス提供端
末が接続されたATMネットワーク装置の内部構成を示
すブロック図である。
【図18】第2の実施の形態における、サービス提供端
末の接続がないATMネットワーク装置の内部構成を示
すブロック図である。
【図19】(A)は、第2の実施の形態におけるNE構
成情報データエリアに格納されるNE構成情報データを
示す図であり、(B)は、第2の実施の形態におけるN
E構成情報データエリアに格納される最大所要NE数デ
ータを示す図である。
【図20】図18のブロードキャスト・ルーティング制
御部で生成されるブロードキャスト・ルーティング制御
レスポンスセルのフォーマットを示す図である。
【図21】第2の実施の形態におけるブロードキャスト
セルのフォーマットを示す図である。
【図22】第2の実施の形態におけるATMネットワー
ク装置で実行されるブロードキャスト・ルーティング制
御セルの受信及び中継処理の手順を示すフローチャート
である。
【図23】第2の実施の形態におけるATMネットワー
ク装置で実行されるブロードキャスト・ルーティング制
御レスポンスセルの受信処理の手順を示すフローチャー
トである。
【図24】第2の実施の形態におけるATMネットワー
ク装置で実行されるブロードキャストセルの受信及び中
継処理の手順を示すフローチャートである。
【図25】図16に示すATM網におけるブロードキャ
ストセルの流れを示す図である。
【図26】図25におけるATMネットワーク装置での
ブロードキャストセルの流れを示す図である。
【図27】第3の実施の形態におけるATM網の構成要
素を示す図である。
【図28】第3の実施の形態における、増設されたAT
Mネットワーク装置の内部構成を示す図である。
【図29】第3の実施の形態におけるブロードキャスト
・ルーティング制御リクエストセルのフォーマットを示
す図である。
【図30】第3の実施の形態における、ブロードキャス
ト・ルーティング制御リクエストセルを受信した各AT
Mネットワーク装置で実行されるリクエストセルの受信
処理の手順を示すフローチャートである。
【図31】第3の実施の形態におけるルーティングデー
タ再構築の過程を示すシーケンス図である。
【図32】第4の実施の形態におけるATM網の構成要
素を示す図である。
【図33】第4の実施の形態におけるサービス提供端末
の接続がないATMネットワーク装置の内部構成を示す
ブロック図である。
【図34】第4の実施の形態におけるブロードキャスト
・中継データエリアに格納されるデータを示す図であ
る。
【図35】第4の実施の形態におけるATMネットワー
ク装置で実行されるブロードキャスト・ルーティング制
御セルの受信及び中継処理の手順を示すフローチャート
である。
【図36】第4の実施の形態におけるセル監視タイマが
タイムアウトした後のブロードキャスト・ルーティング
制御レスポンスセルの送信処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図37】第4の実施の形態における、レスポンスセル
を受信したATMネットワーク装置の受信及び中継処理
の手順を示すフローチャートである。
【図38】第4の実施の形態におけるATMネットワー
ク装置で実行されるブロードキャストセルの受信及び中
継処理の手順を示すフローチャートである。
【図39】ブロードキャストサービスを提供している従
来のATM網の一例を示す図である。
【符号の説明】
1〜4 ネットワーク装置 5,6 サービス提供端末 1a ブロードキャスト・ルーティング制御セル送信手
段 3a 制御セル中継手段 3b 方路選択記憶手段 3c ブロードキャストセル中継手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のネットワーク装置と、当該複数の
    ネットワーク装置の少なくとも1つに接続され、ブロー
    ドキャストセルを発信する少なくとも1つのサービス提
    供端末とから構成されるATM網におけるブロードキャ
    スト制御システムにおいて、 前記サービス提供端末が接続されているネットワーク装
    置に設けられ、受信方路決定情報を含むブロードキャス
    ト・ルーティング制御セルを、前記複数のネットワーク
    装置に送信するブロードキャスト・ルーティング制御セ
    ル送信手段と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、受信し
    たブロードキャスト・ルーティング制御セルに含まれる
    受信方路決定情報を加工した上で、受信方路を除く複数
    の方路へ送出する制御セル中継手段と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、同一の
    ネットワーク装置から送信されたブロードキャスト・ル
    ーティング制御セルを、異なる経路を経て複数受信した
    ときに、当該複数のブロードキャスト・ルーティング制
    御セルにそれぞれ含まれている受信方路決定情報に基づ
    いて特定の方路を、当該ブロードキャスト・ルーティン
    グ制御セルを送信したネットワーク装置と対応付けて記
    憶する方路選択記憶手段と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、ブロー
    ドキャストセルを受信したとき、当該ブロードキャスト
    セルを送信したサービス提供端末に接続されたネットワ
    ーク装置が、当該ブロードキャストセルを受信した方路
    に対応付けて前記方路選択記憶手段に記憶されている場
    合には、前記ブロードキャストセルを、受信方路を除く
    複数の方路へ送出するブロードキャストセル中継手段
    と、 を有することを特徴とするATM網のブロードキャスト
    制御システム。
  2. 【請求項2】 前記複数のネットワーク装置の各々に設
    けられ、ブロードキャストセルを受信したとき、当該ブ
    ロードキャストセルを送信したサービス提供端末に接続
    されたネットワーク装置が、当該ブロードキャストセル
    を受信した方路に対応付けて前記方路選択記憶手段に記
    憶されていない場合には、前記ブロードキャストセルを
    破棄する破棄手段を更に有することを特徴とする請求項
    1記載のATM網のブロードキャスト制御システム。
  3. 【請求項3】 前記ブロードキャスト・ルーティング制
    御セルは、ヘッダ部とペイロード部とからなり、ペイロ
    ード部に、ブロードキャスト・ルーティング制御セルで
    あることを示すセル種別と、ブロードキャスト・ルーテ
    ィング制御セルの送信元のネットワーク装置の識別符号
    と、ブロードキャスト・ルーティング制御セルが通過し
    たネットワーク装置数とが記載されることを特徴とする
    請求項1記載のATM網のブロードキャスト制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記ブロードキャスト・ルーティング制
    御セルは、ヘッダ部とペイロード部とからなり、ヘッダ
    部のVCI/VPIの未使用エリアに、ブロードキャス
    ト・ルーティング制御セルであることを示すセル種別
    と、ブロードキャスト・ルーティング制御セルの送信元
    のネットワーク装置の識別符号と、ブロードキャスト・
    ルーティング制御セルが通過したネットワーク装置数と
    が記載されることを特徴とする請求項1記載のATM網
    のブロードキャスト制御システム。
  5. 【請求項5】 前記ブロードキャストセルは、ヘッダ部
    とペイロード部とからなり、ペイロード部に、ブロード
    キャストセルであることを示すセル種別と、ブロードキ
    ャストセルの送信元のサービス提供端末が接続されたネ
    ットワーク装置の識別符号とが記載されることを特徴と
    する請求項1記載のATM網のブロードキャスト制御シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記ブロードキャストセルは、ヘッダ部
    とペイロード部とからなり、ヘッダ部のVCI/VPI
    の未使用エリアに、ブロードキャストセルであることを
    示すセル種別と、ブロードキャストセルの送信元のサー
    ビス提供端末が接続されたネットワーク装置の識別符号
    とが記載されることを特徴とする請求項1記載のATM
    網のブロードキャスト制御システム。
  7. 【請求項7】 前記方路選択記憶手段は、ブロードキャ
    スト・ルーティング制御セルの送信元のネットワーク装
    置の識別符号と、当該ネットワーク装置から送信され、
    最小ネットワーク装置数が記載されているブロードキャ
    スト・ルーティング制御セルを受信した方路と、当該最
    小ネットワーク装置数とを、ブロードキャスト・ルーテ
    ィング制御セルの送信元のネットワーク装置毎に記憶す
    ることを特徴とする請求項1記載のATM網のブロード
    キャスト制御システム。
  8. 【請求項8】 前記複数のネットワーク装置のうちの一
    部のネットワーク装置の制御セル中継手段で行う受信方
    路決定情報の加工は、ネットワーク装置数のインクリメ
    ントであり、インクレメントの数を、残りのネットワー
    ク装置の制御セル中継手段で行うネットワーク装置数の
    インクリメントの数よりも多くすることを特徴とする請
    求項1記載のATM網のブロードキャスト制御システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記複数のネットワーク装置の各々に設
    けられ、ブロードキャスト・ルーティング制御セルを発
    信することを要求するリクエストセルを、前記サービス
    提供端末が接続されているネットワーク装置の各々に向
    けて送信するリクエストセル送信手段と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、リクエ
    ストセルを受信したときに、前記ブロードキャスト・ル
    ーティング制御セル送信手段を作動させてブロードキャ
    スト・ルーティング制御セルを改めて送信させる再送信
    手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1記載のATM網
    のブロードキャスト制御システム。
  10. 【請求項10】 複数のネットワーク装置と、当該複数
    のネットワーク装置の少なくとも1つに接続され、ブロ
    ードキャストセルを発信する少なくとも1つのサービス
    提供端末とから構成されるATM網におけるブロードキ
    ャスト制御システムにおけるネットワーク装置におい
    て、 受信したブロードキャスト・ルーティング制御セルに含
    まれる受信方路決定情報を加工した上で、受信方路を除
    く複数の方路へ送出する制御セル中継手段と、 同一のサービス提供端末が送信元のブロードキャスト・
    ルーティング制御セルを、異なる経路を経て複数受信し
    たときに、当該複数のブロードキャスト・ルーティング
    制御セルにそれぞれ含まれている受信方路決定情報に基
    づいて特定の方路を、当該ブロードキャスト・ルーティ
    ング制御セルの送信元のサービス提供端末または当該サ
    ービス提供端末が接続されたネットワーク装置と対応付
    けて記憶する方路選択記憶手段と、 ブロードキャストセルを受信したときに、当該ブロード
    キャストセルの送信元のサービス提供端末または当該サ
    ービス提供端末が接続されたネットワーク装置が、当該
    ブロードキャストセルを受信した方路に対応付けて前記
    方路選択記憶手段に記憶されている場合には前記ブロー
    ドキャストセルを、受信方路を除く複数の方路へ送出す
    るブロードキャストセル中継手段と、 を有することを特徴とするATM網のブロードキャスト
    制御システムにおけるネットワーク装置。
  11. 【請求項11】 ブロードキャストセルを受信したとき
    に、当該ブロードキャストセルの送信元のサービス提供
    端末または当該サービス提供端末が接続されたネットワ
    ーク装置が、該ブロードキャストセルを受信した方路に
    対応付けて前記方路選択記憶手段に記憶されている場合
    には、前記ブロードキャストセルを破棄する破棄手段を
    更に有することを特徴とする請求項10記載のATM網
    のブロードキャスト制御システムにおけるネットワーク
    装置。
  12. 【請求項12】 複数のネットワーク装置と、当該複数
    のネットワーク装置の少なくとも1つに接続され、ブロ
    ードキャストセルを発信する少なくとも1つのサービス
    提供端末とから構成されるATM網におけるブロードキ
    ャスト制御システムにおいて、 前記サービス提供端末が接続されているネットワーク装
    置に設けられ、ネットワーク装置数が記載されるブロー
    ドキャスト・ルーティング制御セルを、自己を除く前記
    複数のネットワーク装置の全てに送信するブロードキャ
    スト・ルーティング制御セル送信手段と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、ブロー
    ドキャスト・ルーティング制御セルを受信し、当該受信
    したブロードキャスト・ルーティング制御セルを、当該
    ブロードキャスト・ルーティング制御セルに記載されて
    いるネットワーク装置数をインクリメントした上で、受
    信方路を除く全方路へ送出する中継手段と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、前記受
    信したブロードキャスト・ルーティング制御セルを受信
    した方路へ、自己の識別符号と、前記受信したブロード
    キャスト・ルーティング制御セルに記載されていたネッ
    トワーク装置数とを記載したレスポンスセルを送出する
    レスポンスセル送出手段と、 前記サービス提供端末に接続されたネットワーク装置に
    設けられ、同一のネットワーク装置の識別信号が記載さ
    れた複数のレスポンスセルを受信したときに、当該複数
    のレスポンスセルに記載された各ネットワーク装置数の
    うちで最小の値を示しているレスポンスセルを検出し、
    当該レスポンスセルに記載されていたネットワーク装置
    の識別符号とネットワーク装置数とを記憶する第1の検
    出・記憶手段と、 前記サービス提供端末に接続されたネットワーク装置に
    設けられ、前記第1の検索・記憶手段に記憶されたネッ
    トワーク装置数のうちで最大の値を検出し、記憶する第
    2の検出・記憶手段と、 前記サービス提供端末に接続されたネットワーク装置に
    設けられ、ネットワーク装置数が記載され得るブロード
    キャストセルを前記サービス提供端末から受信し、当該
    ネットワーク装置数として、前記第2の検出・記憶手段
    に記憶された最大値を記載した上で、当該ブロードキャ
    ストセルを前記複数のネットワーク装置の全てに送信す
    るブロードキャストセル送信手段と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、ブロー
    ドキャストセルを受信すると共に、当該受信したブロー
    ドキャストセルに記載されているネットワーク装置数を
    デクリメントし、その結果、ネットワーク装置数が零に
    至っていなければ受信方路を除く全方路へ当該ブロード
    キャストセルを送出し、零に至っていれば当該ブロード
    キャストセルの中継を行わない中継手段とを有すること
    を特徴とするATM網のブロードキャスト制御システ
    ム。
  13. 【請求項13】 複数のネットワーク装置と、当該複数
    のネットワーク装置の少なくとも1つに接続され、ブロ
    ードキャストセルを発信する少なくとも1つのサービス
    提供端末とから構成されるATM網におけるブロードキ
    ャスト制御システムにおいて、 前記サービス提供端末が接続されているネットワーク装
    置に設けられ、ネットワーク装置数が記載されるブロー
    ドキャスト・ルーティング制御セルを、自己を除く前記
    複数のネットワーク装置の全てに送信するブロードキャ
    スト・ルーティング制御セル送信手段と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、ブロー
    ドキャスト・ルーティング制御セルを受信し、当該受信
    したブロードキャスト・ルーティング制御セルを、当該
    ブロードキャスト・ルーティング制御セルに記載されて
    いるネットワーク装置数をインクリメントした上で、受
    信方路を除く全方路へ送出する中継手段と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、同一の
    ネットワーク装置が送信元のブロードキャスト・ルーテ
    ィング制御セルを、所定時間の間に複数受信したとき
    に、当該複数のブロードキャスト・ルーティング制御セ
    ルにそれぞれ記載されているネットワーク装置数のうち
    で最小の値を示しているネットワーク装置数が記載され
    ているブロードキャスト・ルーティング制御セルを選択
    し、当該選択されたブロードキャスト・ルーティング制
    御セルが受信された方路を、当該ブロードキャスト・ル
    ーティング制御セルの送信元のネットワーク装置と対応
    付けて記憶する方路選択記憶手段と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、前記方
    路選択記憶手段で選択されたブロードキャスト・ルーテ
    ィング制御セルの受信に対応して、当該選択されたブロ
    ードキャスト・ルーティング制御セルが受信された方路
    へ、当該選択されたブロードキャスト・ルーティング制
    御セルの送信元のネットワーク装置の識別符号を記載し
    たレスポンスセルを送信するレスポンスセル送信手段
    と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、レスポ
    ンスセルを受信したときに、当該レスポンスセルに記載
    されているネットワーク装置の識別符号を抽出し、当該
    抽出されたネットワーク装置の識別符号に対応付けて、
    当該レスポンスセルが受信された方路を記憶する中継方
    路記憶手段と、 前記複数のネットワーク装置の各々に設けられ、ブロー
    ドキャストセルを受信したときに、当該ブロードキャス
    トセルの送信元のネットワーク装置を、前記中継方路記
    憶手段に記憶されたデータから探して対応する方路を読
    み出し、当該方路から前記ブロードキャストセルを送信
    するブロードキャストセル中継手段と、 を有することを特徴とするATM網のブロードキャスト
    制御システム。
  14. 【請求項14】 ある方路から受信した通信セルを、当
    該受信方路以外の複数の方路に対して伝送する通信を提
    供可能なネットワークにおける交換ノード装置におい
    て、 受信方路決定情報を含むルーティング制御セルを受信
    し、前記受信方路決定情報を加工する加工処理手段と、 同じ発信元から複数のルーティング制御セルを受信した
    ときに、各ルーティング制御セルに含まれる受信方路決
    定情報に基づいて、特定の方路を発信元と共に記憶する
    受信方路記憶手段と、 前記受信方路記憶手段に、受信した通信セルの方路に対
    応付けて当該通信セルの発信元が記憶されている場合
    に、受信方路以外の複数の方路へ通信セルを伝送する伝
    送手段と、 を有することを特徴とする交換ノード装置。
  15. 【請求項15】 前記受信方路記憶手段に、受信した通
    信セルの方路に対応付けて当該通信セルの発信元が記憶
    されていない場合に、当該通信セルの伝送を抑止する伝
    送抑止手段を更に有することを特徴とする請求項14記
    載の交換ノード装置。
  16. 【請求項16】 ある方路から受信したセルを、当該受
    信方路以外の複数の方路に対して伝送する通信を提供可
    能なネットワークにおける交換ノード装置において、 受信したセルに含まれる、前記ネットワークにおける伝
    送可能な範囲を示す情報が、所定情報であるか否かを判
    定する判定手段と、 前記判定手段で所定情報と判定された場合に、前記受信
    セルを他の方路へ伝送することを中止する伝送規制手段
    と、 を有することを特徴とする交換ノード装置。
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