JPH11127196A - スイッチングノード装置及び経路切り替え制御方法 - Google Patents

スイッチングノード装置及び経路切り替え制御方法

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JPH11127196A
JPH11127196A JP29269497A JP29269497A JPH11127196A JP H11127196 A JPH11127196 A JP H11127196A JP 29269497 A JP29269497 A JP 29269497A JP 29269497 A JP29269497 A JP 29269497A JP H11127196 A JPH11127196 A JP H11127196A
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JP
Japan
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switching
data
physical
routing mechanism
virtual connection
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JP29269497A
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English (en)
Inventor
Minoru Yakou
稔 谷古宇
Haruto Watanabe
晴人 渡辺
Shuji Ono
修司 大野
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information Network Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信の中断を生じさせることなく経路の切り
替えを行うことを可能にし、障害発生及び回復のための
ルーティング機構の処理の低減を図り、ネットワーク全
体のパフォーマンスを劣化させることを防止する。 【解決手段】 IPスイッチングノード装置101のス
イッチング機構301に物理ポート、回線501〜50
4及び仮想コネクション601〜603、701、70
2の状態を監視する手段を設け、さらに、IPルーティ
ング機構201から仮想コネクション設定要求時に指定
される物理ポート/仮想コネクション群の論理的定義及
び物理マッピング情報を設定する手段801を設け、回
線の障害発生及び障害回復検出時、前記設定手段により
定義された情報に従いIPルーティング機構に障害を意
識させずにスイッチング機構のみで経路の切り替えを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチングノー
ド装置及び経路切り替え制御方法に係り、特に、一定条
件を満たす連続データを、そのネットワークプロトコル
によるルーティング機構、例えば、IP(Internet Pr
otocol)ルーティング機構を介することなくスイッチン
グ機構のみにより高速にデータ転送するカットスルー技
術を使用したスイッチングノード装置、及び、そのコネ
クションの経路切り替え制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット、イントラネット
等の利用が急速に拡大してきており、そのネットワーク
内を流れる情報量も増加の一途を辿っている。さらに、
ネットワークを構成するスイッチングノード装置内のル
ーティング機構に対しては、セキュリティ強化のための
フィルタリング機能等が要求され、ルーティング機構の
処理能力は飽和状態にある。
【0003】このような状況の中で、ルーティング機構
の負荷低減を可能としたスイッチングノード装置の従来
技術として、ネットワーク上を流れるデータを最適な経
路で中継するルーティング機構と高速なデータ転送スイ
ッチング機構とから構成され、ルーティング機構がデー
タの流れを監視し、一定条件を満たす連続データを検出
した場合に、そのデータをルーティング機構を介さすに
スイッチング機構のみで高速に転送する(以下、カット
スルー)技術を使用したスイッチングノード装置が知ら
れている。
【0004】図6は本発明及び従来技術によるスイッチ
ングノード装置が使用されるネットワークの構成例を示
すブロック図、図7は従来技術によるスイッチングノー
ド装置の構成を示すブロック図であり、以下、図6、図
7を参照して従来技術によるスイッチングノード装置に
ついて説明する。図6、図7において、101はIPス
イッチングノード装置、102は端末装置、201はI
Pルーティング機構、301はスイッチング機構、40
1〜404は物理ポート、501〜504は回線、60
1〜603はデフォルトVC、701、702はカット
スルーVCである。
【0005】なお、図示従来技術によるネットワーク
は、プロトコルとしてIPを持つネットワークであると
し、このため、スイッチングノード装置も、IPの下で
動作するものとしている。また、一般に、カットスルー
技術は、スイッチング機構が特定されてはいないくても
適用することができるものであるが、図示従来技術は、
スイッチング機構として、ATM(Asynchrronous Tr
ansfer Mode)スイッチを使用したとして示されてい
る。
【0006】従来技術及び本発明によるスイッチングノ
ード装置が利用されるネットワークは、図6に示すよう
に、複数のIPスイッチングノード装置101が複数相
互に接続されて構成され、IPスイッチングノード装置
101のそれぞれまたは一部に、1または複数の端末装
置が接続されている。図6に示す例は、4台のIPスイ
ッチングノード装置101によりネットワークを構成し
ているが、ネットワークは、IPスイッチングノード装
置101のさらに多数を相互に接続して構成することも
できる。
【0007】IPスイッチングノード装置101は、図
7に示すように、IPルーティング機構201とスイッ
チング機構301とが、スイッチング機構301内の物
理ポート404に接続されたATM回線504によって
相互に接続されて構成されている。スイッチング機構3
01は、前述の物理ポート404の他に物理ポート40
1、402、403を備えて構成されている。そして、
各物理ポートには回線501、502、503が接続さ
れ、回線の先には他のIPスイッチングノード装置また
はATMスイッチが接続されている。
【0008】IPルーティング機構201は、隣接する
IPスイッチングノード装置のIPルーティング機構と
間に、前記回線501〜503内に、IPパケットをや
り取りする標準のVC(Virtual Channel)であるデフ
ォルトVC601〜603を設定し、これらのデフォル
トVCを通常のユーザデータ及びカットスルー制御用プ
ロトコルデータの転送に使用する。IPルーティング機
構201は、このデフォルトVCを流れるデータを監視
し、一定の条件が成立した場合に、隣接するIPスイッ
チングノード装置内のIPルーティング機構との間でネ
ゴシエーションを行い、スイッチング機構301にカッ
トスルー指示を行う。スイッチング機構301は、これ
により、例えば、図7に701、702として示すよう
なIPルーティング機構201を通さないチャネルであ
るカットスルーVCを設定し、隣接するIPスイッチン
グノード装置相互間の通信データを、カットスルーVC
を介してIPルーティング機構201を介することなく
直接中継する。このカットスルーVC701、702
は、IPルーティング機構201からの指示があったと
きに解放される。
【0009】いま、図7において、回線501、502
を介して接続されている隣接するIPスイッチングノー
ド装置相互間がカットスルーVC701を設定して接続
している状態で、ポート402または回線502に障害
が発生したものとする。この場合、IPルーティング機
構201は、この障害を検出し、IPルーティング機構
201内部のルーティング制御テーブルを検索し、新た
な経路としてポート403をを通る経路を選択し、この
ポート403に対しデフォルトVC603を使用してユ
ーザデータの転送を再開する。カットスルーVC701
は、これにより一旦解放される。IPルーティング機構
201は、前述した手順に従い、ポート401とポート
403の間で再度カットスルーVC702の設定を行
い、スイッチング機構301にカットスルーVC702
を使用して隣接するIPスイッチングノード装置相互間
のユーザデータの中継を行わせる。
【0010】前述したようなカットスルー技術を使用し
たシステムとして、複数の方式が提案されており、その
中の1つとして、標準化団体IETF(Internet Engi
neering Task Force)によるRFC(Requests For
Comments)2098記載のCSR(Cell Switch Rout
er)が知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
障害発生時、IPルーティン機構が障害を検出している
ため、障害の検出及び経路の切り替えに時間がかかりユ
ーザの通信を中断させてしまうという問題点を有してい
る、また、前述の従来技術は、迂回経路作成処理に伴
い、IPルーティン機構に対する負荷を増加させ、ま
た、新たにルートとなったIPスイッチングノード装置
におけるの処理データ量を増加させてしまうという問題
点を有している。
【0012】本発明の目的は、通信の中断を生じさせる
ことなく経路の切り替えを行うことを可能にして信頼性
の向上を図ったスイッチングノード装置を提供し、か
つ、障害発生及び回復によるルーティング機構の処理を
低減し、障害によりネットワーク全体のパフォーマンス
を劣化させることを防止することができるスイッチング
ノード装置の経路切り替え制御方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、ネットワーク上を流れるデータを最適な経路に中継
するルーティング機構とデータ転送スイッチング機構と
を備え、前記ルーティング機構がデータの流れを監視し
て、一定条件を満たす連続データを検出した場合に、そ
のデータをルーティング機構を介さすにスイッチング機
構のみにより転送するスイッチングノード装置におい
て、前記ルーティング機構からのコネクション設定要求
時に指定される物理ポート/コネクション識別子群の論
理的定義及び物理マッピング情報を設定する手段を備
え、前記スイッチング機構は、物理ポート、回線及びコ
ネクションの状態を監視する監視制御手段を備え、障害
発生及び障害回復検出時、前記設定手段により定義され
た情報に従って経路の切り替えを行うことにより達成さ
れる。
【0014】また、前記目的は、障害回復検出時の動作
として、自動切り戻し行う、自動切り戻し行わない、及
び、制御用の仮想コネクションのみを切り戻すのモード
を予め指定しておき、前記スイッチング機構が、この指
定に従ってコネクションの切り戻し制御を行うようにす
ることにより達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるスイッチング
ノード装置及び経路切り替え制御方法の一実施形態を図
面により詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施形態によるスイッチ
ングノード装置の構成を示すブロック図、図2は論理仮
想コネクション群の定義及び物理的マッピング情報が格
納されるテーブルの内容を説明する図、図3は物理コネ
クション群の状態を管理するテーブルの内容を示す図、
図4は障害回復時の動作を管理するテーブルの内容を説
明する図、図5は経路切り替え制御の処理を説明するフ
ローチャートである。図1において、400は監視制御
部、411〜413は論理仮想コネクション群、801
はデータ設定機構、901はデータ記憶機構であり、他
の符号は図7の場合と同一である。
【0017】なお、以下に説明する本発明の一実施形態
においても、利用されるネットワークは、従来技術で説
明した図6に示す構成のネットワークと同一でよく、ま
た、ネットワークは、プロトコルとしてIPを持つネッ
トワークであるとし、このため、スイッチングノード装
置も、IPの下で動作するものとしており、さらに、ス
イッチング機構として、ATMスイッチを使用するもの
とする。
【0018】本発明の一実施形態によるスイッチングノ
ード装置は、図1に示すように、前述した図7に示す従
来技術に、回線及びコネクションの状態を監視し経路切
り替えを制御する監視制御装置400と、論理仮想コネ
クション群411〜413と、スイッチング機構の制御
に使用するテーブル群を格納するデータ記憶機構901
と、その設定をユーザに行わせるためのデータ設定機構
801とを設けて構成されている。
【0019】前述したように構成される本発明の一実施
形態によるIPスイッチングノード装置101におい
て、IPルーティング機構201からのVC設定及び解
放要求は、スイッチング機構301内で論理仮想コネク
ション群411〜413相互間のVC設定及び解放によ
り行われることになる。そして、カットスルーVCの設
定は、従来技術の場合と同様に、IPルーティング機構
201からの指示により行われる。
【0020】また、図示IPスイッチングノード装置1
01において、論理仮想コネクション群411〜413
は、物理的なコネクション群である物理ポート401〜
404へ設定されるが、その設定及び解放は、スイッチ
ング機構301が、論理仮想コネクション群と物理仮想
コネクション群とのマッピング情報及びその障害状態に
より動的に割り当てることにより行われる。この例で
は、論理仮想コネクション群411及び413は、それ
ぞれ、物理仮想コネクション群として物理ポート40
1、404にマッピングされ、また、論理仮想コネクシ
ョン群412は、物理仮想コネクション群として物理ポ
ート402または403にマッピングされている。
【0021】次に、本発明の実施形態で使用する論理仮
想コネクション群を物理仮想コネクション群として物理
ポートに対応付けるマッピングテーブルについて、図2
を参照して説明する。
【0022】図2に示すテーブルにおいて、論理仮想コ
ネクション群フィールド20は、論理ポート番号(ここ
では、論理仮想コネクション群を示す符号をそのまま論
理ポート番号としている)及び複数の仮想コネクション
の識別子〔ATMスイッチの場合、VPI(Virtual P
ath Identifier)とVCI(Virtual Channel Identi
fier)との値〕からなる複数のレコードにより構成され
る。また、物理仮想コネクション群フィールド21は、
物理ポート番号(ここでは、物理ポートを示す符号をそ
のまま物理ポート番号としている)及び論理仮想コネク
ションの識別子による複数のレコードにより構成され
る。
【0023】物理仮想コネクション群は、物理ポート番
号及び仮想コネクションの識別子の集まりであり、物理
的なリソースである。また、物理仮想コネクション群
は、論理仮想コネクション群とマッピングされるため、
論理仮想コネクション群フィールド20のレコード数と
予備を除いた物理仮想コネクション群フィールド21の
数は同一でなければならない。そして、論理仮想コネク
ション群と物理仮想コネクション群との対応は、各識別
子が1対1となる。
【0024】この結果、図示例では、論理ポート番号4
11の識別子0/0〜0/99のそれぞれが物理ポート
番号401の識別子0/0〜0/99のそれぞれに対応
させられている。そして、IPルーティング機構201
からのVC設定要求及び解放の指示は、前述の論理仮想
コネクション群に対して行われることになる。
【0025】優先度フィールド22は、論理仮想コネク
ション群に複数の物理仮想コネクション群が対応させら
れている場合、その切り替え優先順位を記憶させたもの
で、物理仮想コネクション群が1つの場合は常に“1”
が設定される。
【0026】前述したような図2に示すテーブルは、ユ
ーザによりデータ設定機構801を使用して、データ記
憶機構901内に作成される。
【0027】次に、図3を参照して、物理仮想コネクシ
ョン群の状態を管理するテーブルの内容について説明す
る。
【0028】図3に示すテーブルは、前述と同様に構成
される物理仮想コネクション群フィールド21の各レコ
ードの物理仮想コネクション群に対して、それらのコネ
クション群の使用/未使用を示す使用状態フィールド2
3及び正常/異常を示す動作状態フィールド24が設け
られて構成され、スイッチング機構301内の監視制御
部400によりデータ記憶機構901内に作成/更新さ
れる。
【0029】図4に示すテーブルは、障害回復検出時の
スイッチング機構301の動作を指定する情報が格納さ
れるテーブルであり、図2の場合と同様な論理仮想コネ
クション群フィールド20と、そのレコードに示される
各論理仮想コネクション群のそれぞれに対する障害回復
検出時の動作を示すフィールド25とにより構成され
る。障害回復検出時の動作フィールド25には、スイッ
チング機構31内の監視制御部400が障害の回復を検
出したときに設定中のVCを自動的に切り戻すか否かを
指定する情報が格納される。このフィールドが「自動的
に切り戻す」を指定している場合、さらに、設定中の全
VCを切り戻すか、または、デフォルトVCのみを切り
戻すかの指定を行うことが可能である。このテーブル
は、図2に示すテーブルをユーザが生成したときに自動
的に生成され、障害回復時の動作指定フィールド25に
は、初期値として「自動切り戻しを行う」が設定され
る。そして、動作指定フィールド25は、ユーザがデー
タ設定機構801を使用して変更することが可能であ
る。なお、図示例では3パターンの動作指定の例を示し
ているが、さらに、たの指定があってもよい。
【0030】次に、図5に示すフローを参照して、図1
に示すIPスイッチングノード装置による経路切り替え
制御の動作手順を説明する。
【0031】(1)スイッチング機構301内の監視制
御部400は、ポート、回線の物理的信号線の状態及び
標準のプロトコル〔ATMスイッチの場合、OAM(Op
eration Administration and Maintenance)機能等〕
を使用してVCの動作状態を監視し、VCの動作状態の
変化内容が障害発生か否かチェックする(ステップ10
00〜1002)。
【0032】(2)ステップ1002でのチェックで、
VCに障害が発生していることが検出され、その障害が
回線502で発生していることが検出されたとする。こ
の場合、監視制御部400は、図3に示す動作状態フィ
ールド24の対応するレコード、この場合、回線502
を収容している物理ポートであるポート番号402のレ
コードに対応するレコード位置に「異常」を設定し、同
時に、この物理ポート上の論理仮想コネクション群41
2内で使用可能で、かつ障害が発生していない物理仮想
コネクション群を検索する(ステップ1003)。
【0033】(3)ステップ1003の検索の結果、使
用可能な切替え先があるか否かをチェックし、使用可能
な物理仮想コネクション群が存在しない場合、監視制御
部400は、VCの解放を行わずに現状のVCを維持す
る(ステップ1004)。
【0034】(4)ステップ1004のチェックの結
果、物理ポート403が使用可能な場合、監視制御部4
00は、その使用状態フィールドの更新を行った後、回
線502、物理ポート402を通っていたデフォルトV
C602及びカットスルーVC701を解放し、ステッ
プ1003の検索により得られた情報に基づいて、新た
に物理ポート403と404との間にデフォルトVC6
03を設定すると共に、カットスルーVC702を設定
する。このとき、使用する仮想コネクションの識別子
は、図2に示すマッピング情報に従って決定される。以
降、IPルーティング機構201からのVC設定及び解
放指示は、新規の物理仮想コネクション群を使用して行
われる(ステップ1005)。
【0035】(5)ステップ1002でのチェックで、
状態変化の内容がVCに障害が発生していることを示し
ていない場合、監視制御部400は、さらに、状態変化
の内容がVCの障害回復であるか否かを検出し、障害回
復でない場合、何も行わずに現状のVCを維持する(ス
テップ1006)。
【0036】(6)ステップ1006で回線502で障
害の回復が検出された場合、監視制御部400は、図3
に示すテーブルの動作状態フィールドの対応レコード位
置に「正常」を設定して動作状態の更新を行うと共に、
図2に示すテーブルにより、物理仮想コネクション群フ
ィールド内の使用中の物理仮想コネクション群と回復し
た物理仮想コネクション群との優先度を比較し、切り戻
し先があるか否かの判定を行う。切り戻し先がなけれ
ば、何も行わずに現状のVCを維持する(ステップ10
08)。
【0037】(7)切り戻し先がある場合、ここでは、
図2に示すテーブルから物理仮想コネクション群402
の優先度が高いことが判るため、監視制御部400は、
物理仮想コネクション群402への切り戻しが可能と判
定し、図4に示すテーブルにより、ユーザにより設定さ
れている切り戻し動作情報の判定を行う。切り戻しにつ
いて何の指示もなければ、何も行わずに現状のVCを維
持する(ステップ1009)。
【0038】(8)該当する論理仮想コネクション群
は、図4に示すテーブルの例で、自動切り戻しの指定が
されているため、監視制御部400は、図3に示すテー
ブルの使用状態フィールド23の更新を行った後、切り
戻しの指定情報に従ってVCの切り戻し処理を行う。す
なわち、監視制御部400は、このVCの切り戻し処理
が、全VCを切り戻す処理か、または、デフォルトVC
のみを切り戻す処理かの判定を行い、指定されたVCの
みの切り戻しを行う。該当する論理仮想コネクション群
は、図4のテーブルに示すように、全VCの切り戻しが
指定されているため、物理ポート403の全VCを解放
し、新たに物理ポート402と404との間にVCの設
定が行われる。以降のIPルーティング機構201から
のVC設定及び解放指示は、障害発生時と同様に、新規
の物理仮想コネクション群に対して行われる(ステップ
1001、1011)。
【0039】前述した動作手順において、障害回復時の
動作として、切り戻し動作によるカットスルーVC上に
流れるデータの抜けを防止する機能として、本発明は、
自動切り戻しを行わない、または、デフォルトVCのみ
切り戻すのモードを指定することができる。すなわち、
デフォルトVCのみ切り戻すモードが指定されている場
合、ステップ1011の処理で、前述した手順によりデ
フォルトVCのみの切り戻しを行い、カットスルーVC
の切り戻しを行わずに、継続したカットスルーVCの解
放は、IPルーティング機構からのVCの解放指示にま
かせるようにする。
【0040】前述した本発明の一実施形態によれば、障
害発生時にIPルーティング機構での処理を行うことな
く、スイッチング機構のみでの切り替え及び切り戻しを
行うことが可能となり、スイッチングノード装置の信頼
性の向上を図ることができ、かつ、高速な経路の切り替
えを行うことが可能となる。
【0041】前述した本発明の実施形態は、論理仮想コ
ネクション群と物理仮想コネクション群とを対応付ける
マッピングを1:2として説明したが、本発明は、これ
を1:Nにすることも可能であり、これにより、スイッ
チングノード装置の信頼性をより向上させることができ
る。また、本発明は、前述と同様に、1つの障害切り替
え用ポートを用意し、これを複数のポートで予備定義す
る、いわゆるN:1形式の予備定義を行うことにより、
低コストの高信頼性システムを提供することが可能とな
る。N:1の具体例としては、例えば、図2に示すテー
ブルにおいて、障害切り替え用ポートとして定義してあ
る物理ポート403を論理仮想コネクション群の論理ポ
ート番号413にも物理仮想コネクションとして予備定
義することにより達成することができる。
【0042】また、前述した本発明の実施形態は、ネッ
トワークプロトコルとしてIPを持つとし、また、スイ
ッチング機構として、ATMスイッチを使用するとして
説明したが、本発明は、他のプロトコルによるネットワ
ークの場合にも適用することができ、また、ATMスイ
ッチ以外の形式のスイッチング機構を持つスイッチング
ノード装置に対しても適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
線に障害が発生したときにルーティング機構での処理を
行わずに回線を切り替えることが可能となり、カットス
ルーによるデータ転送を継続させたまま、高速な経路の
切り替えを実現できる。また、本発明を用いることによ
り、ユーザは、障害発生に伴うネットワークのパフォー
マンスの劣化を気にする必要がなくなり、信頼性、可用
性、効率の高いネットワークを構築することができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるスイッチングノード
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】論理仮想コネクション群の定義及び物理的マッ
ピング情報が格納されるテーブルの内容を説明する図で
ある。
【図3】物理コネクション群の状態を管理するテーブル
の内容を示す図である。
【図4】障害回復時の動作を管理するテーブルの内容を
説明する図である。
【図5】経路切り替え制御の処理を説明するフローチャ
ートである。
【図6】本発明及び従来技術によるスイッチングノード
装置が使用されるネットワークの構成例を示すブロック
図である。
【図7】従来技術によるスイッチングノード装置の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 IPスイッチングノード装置 201 IPルーティング機構 301 スイッチング機構 400 監視制御部 401〜404 物理ポート 411〜413 論理仮想コネクション群 501〜504 回線 601〜603 デフォルトVC 701、702 カットスルーVC 801 データ設定機構 901 データ記憶機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 修司 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上を流れるデータを最適な
    経路に中継するルーティング機構とデータ転送スイッチ
    ング機構とを備え、前記ルーティング機構がデータの流
    れを監視して、一定条件を満たす連続データを検出した
    場合に、そのデータをルーティング機構を介さすにスイ
    ッチング機構のみにより転送するスイッチングノード装
    置において、前記ルーティング機構からのコネクション
    設定要求時に指定される物理ポート/コネクション識別
    子群の論理的定義及び物理マッピング情報を設定する手
    段を備え、前記スイッチング機構は、物理ポート、回線
    及びコネクションの状態を監視する監視制御手段を備
    え、障害発生及び障害回復検出時、前記設定手段により
    定義された情報に従って経路の切り替えを行うことを特
    徴とするスイッチングノード装置。
  2. 【請求項2】 ネットワーク上を流れるデータを最適な
    経路に中継するルーティング機構とデータ転送スイッチ
    ング機構とを備え、前記ルーティング機構がデータの流
    れを監視して、一定条件を満たす連続データを検出した
    場合に、そのデータをルーティング機構を介さすにスイ
    ッチング機構のみにより転送するスイッチングノード装
    置における経路切り替え制御方法において、前記スイッ
    チング機構は、物理ポート、回線及びコネクションの状
    態を監視し、障害発生及び障害回復検出時、予め設定さ
    れている前記ルーティング機構からのコネクション設定
    要求時に指定される物理ポート/コネクション識別子群
    の論理的定義及び物理マッピング情報に従って経路の切
    り替えを行うことを特徴とする経路切り替え制御方法。
  3. 【請求項3】 障害回復検出時の動作として、自動切り
    戻し行う、自動切り戻し行わない、及び、制御用の仮想
    コネクションのみを切り戻すのモードが予め指定され、
    前記スイッチング機構は、この指定に従ってコネクショ
    ンの切り戻し制御を行うことを特徴とする請求項2記載
    の経路切り替え制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7218606B2 (en) 2001-08-21 2007-05-15 Fujitsu Limited Transmission system and transmitting device
US11206224B2 (en) 2018-11-30 2021-12-21 Fujitsu Limited Switch device and recording medium recording failure detection program

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US7218606B2 (en) 2001-08-21 2007-05-15 Fujitsu Limited Transmission system and transmitting device
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