JP2008054058A - データ伝送方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】敷設コストがかからずに、全ての主回線の切替を実施することが可能なデータ伝送方法及び装置を実現する。
【解決手段】伝送装置(100_1又は100_2)において、フレーム送信又は受信時、複数の主回線(L1〜L3)と、1本以上の予備回線(L4)において該主回線の少なくとも一部の帯域を含むように設置された仮想パス(V1〜V3)との組み合わせを冗長構成として設定する。フレーム送信に際しては、主回線で受信したフレームをコピーし、該コピーしたフレームに該冗長構成の識別子を付与して該冗長構成の仮想パスへ送信する。フレーム受信に際しては、該冗長構成を組む主回線と仮想パスの内、いずれが有効であるかを判定し、予備回線から受信したフレームに付与された該冗長構成の識別子を削除し、主回線が有効か無効かにより該識別子を削除したフレームをそれぞれ廃棄すべきか転送すべきかを決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ伝送方法及び装置に関し、特に広域LANサービスなどを提供する通信キャリア向けデータ伝送のプロテクション方法及び装置に関するものである。
広域LANサービスでは、主に企業のLANを接続するため、二重化機構による主信号保証が重要である。これを解決するため、N対1プロテクション方式、1対1プロテクション方などの主信号冗長構成を採ることにより、主回線が障害となっても予備回線で通信することによって主信号のプロテクションを図り、以てデータ伝送の信頼性を確保している。なお、以下の説明では、主回線及び予備回線は共に物理回線を指称する。
1. N対1プロテクション方式:図28
上記のN対1プロテクション方式は、主回線N本に対し、予備回線1本で冗長構成を組む方式であり、図28に示すN=3の例では、伝送装置200_1及び200_2の主回線ポートW1〜W3に主回線L1〜L3が設置され、予備回線ポートP1に予備回線L4が設置されて伝送路Lを形成している。
2. 1対1プロテクション方式:図29〜図34
これに対し、1対1プロテクション方式は、主回線1本に対し、予備回線1本で冗長構成を組む方式であり、図29に示す例では、主回線ポートW1〜W3に主回線L1〜L3が設置され、予備回線ポートP1〜P3に予備回線L4〜L6がそれぞれ設置されている。
なお、いずれの方式も、主回線と予備回線は同じ帯域の回線で構成される。
ここで、1対1プロテクション方式を図30〜34を参照してより詳しく説明する。
2. 1. 構成例:図30
図30は、図29における伝送装置200_1及び200_2(以下、符号200で総称することがある。)の構成例を示したもので、各部の機能は次の通りである。
・受信ポート選択部1:
冗長構成の主回線/予備回線ポート(W1〜W3, P1〜P3)の内、現在有効なポート情報を管理し、有効なポートで受信したフレームのみポリサ部2に転送する。従って、主回線に障害が発生したときには、この主回線と冗長構成を組んでいる予備回線が有効ポートとして設定されることになる。
・ポリサ部2:
ポリシングを行い、フレームをスイッチ部3に転送する。
・スイッチ部3:
フレームの宛先MACアドレスに基づき、送信ポートを決定し、フレームをシェーパ部5_1及び冗長フレーム送信部40に転送する。
・冗長フレーム送信部40:
フレームをコピーし、シェーパ部5_2及び5_3を介してそれぞれ主回線ポート、及び予備回線ポートからフレームを送信する。
・シェーパ部5 (5_1, 5_3):
シェーピングを行い、フレームを送信する。
・コマンド受付部6:
コマンド入力に従い、コマンド入力情報を冗長構成管理部70及びシェーパ部5へ通知する。
・冗長構成管理部70:
コマンド入力情報により冗長構成設定内容を冗長構成管理テーブルTBL1を用いて管理し、受信ポート選択部1及び冗長フレーム送信部40に冗長構成内容を通知する。
なお、ポリサ部2及びシェーパ部5_1には、冗長構成が無い受信ポート及び送信ポートが接続されているが、本発明のプロテクション方式には特に関係しないので以下の説明では省略する。
2. 2. 動作例:図31〜図34
次に、各部の動作を図31〜図34を参照して説明する。
1)予備回線ポートからのフレーム送信:図31及び図32
まず、図31において、伝送装置200_1で冗長構成1〜3を組むまでの動作について説明する。
主回線L1への送信ポートS1を主回線ポートW1とし、予備回線L4への送信ポートS4を予備回線ポートP1として冗長構成1を組むことをコマンドにより入力されたコマンド受付部6は、設定内容を冗長構成管理部70に通知する。冗長構成管理部70は、送信ポートについて、冗長フレーム送信部40に冗長構成番号1、主回線ポートS1、及び予備回線ポートS4を通知する。
なお、冗長構成管理部70は、送信ポート処理及び受信ポート処理を行うが、ここでは、説明を簡便にするため送信側の説明のみを行い、受信側の説明については、下記2)で行う。
同様に、送信ポートS2を主回線ポートW2とし、送信ポートS4を予備回線ポートP2として冗長構成2を組み、送信ポートS3を主回線ポートW3とし、送信ポートS4を予備回線ポートP3として冗長構成3を組むことをコマンドにより入力する。このときの動作については、冗長構成1を組む場合と同様である。
次に、図31に示す伝送装置200_1の受信ポートR1で受信したフレームを、冗長構成1として主回線ポートW1(送信ポートS1)及び予備回線ポートP1(送信ポートS4)から送信する場合について説明する。
受信ポートR1で受信したフレームはポリサ部2に渡される。ポリサ部2はポリシングを行い、フレームをスイッチ部3に渡す。スイッチ部3はフレームの宛先MACアドレスを元に送信ポートS1(冗長構成1)を決定し、フレームを冗長フレーム送信部40に渡す。
冗長フレーム送信部40は、フレームをコピーし、主回線ポートW1(送信ポートS1)、及び予備回線ポートP1(送信ポートS4:予備回線L4)のシェーパ部5_2及び5_3にそれぞれフレームを渡し、その後、シェーパ部5_2及び5_3は、シェーピングを行い、フレームを送信する。
スイッチ部3で決定した送信ポートが冗長構成2及び3の場合も、冗長構成1の場合と同様にして、コピーしたフレームを予備回線ポートP2(送信ポートS5:予備回線L5)及びP3(送信ポートS6:予備回線L6)からそれぞれ送信する。このとき、伝送装置200_1の全冗長構成からのフレーム送信状態を図32に示す。
2)予備回線ポートでのフレーム受信:図33
次に、図33に示す伝送装置200_2で冗長構成1〜3を組むまでの動作について説明する。
受信ポートR1を主回線ポートW1とし、受信ポートR4を予備回線ポートP1として冗長構成1を組むことをコマンドにより入力されたコマンド受付部6は、設定内容を冗長構成管理部70に通知する。冗長構成管理部70は、受信ポートについて、受信ポート選択部1に冗長構成番号、主回線ポートR1、及び予備回線ポートR4を通知する。冗長構成管理部70は、送信ポート処理及び受信ポート処理を行うが、送信ポート処理については、上記1)で説明したため、ここでは受信ポート処理のみについて説明する。
同様に、受信ポートR2を主回線ポートW2とし、受信ポートR5を予備回線ポートP2として冗長構成2を組み、受信ポートR3を主回線ポートW3とし、受信ポートR6を予備回線ポートP3として冗長構成3を組む。このときの動作については、冗長構成1を組む場合と同様である。
次に、図33に示す伝送装置200_2の冗長構成1の主回線ポートW1(受信ポートR1)、及び予備回線ポートP1(受信ポートR4)で受信したフレームが、送信ポートS1から送信(転送)されるまでの動作について説明する。
主回線ポートW1(受信ポートR1)で受信したフレームは、冗長構成1の受信ポート選択部1に受信ポートR1を通知し、フレームを渡す。受信ポート選択部1は、通知された受信ポートが障害発生が無い受信ポートR1のため、冗長構成1の現在の有効ポートと判断し、フレームをポリサ部2に渡す。ポリサ部2はポリシングを行い、フレームをスイッチ部3に渡す。スイッチ部3はフレームの宛先MACアドレスを元に送信ポートS1を決定し、送信ポートS1のシェーパ部5_2に渡す。シェーパ部5_2は、シェーピングを行い、フレームを送信ポートS1から送信する。
一方、予備回線ポートP1(受信ポートR4)で受信したフレームは、冗長構成1の受信ポート選択部1に受信ポートR4を通知し、フレームを渡す。受信ポート選択部1は、冗長構成1の有効受信ポートが受信ポートR1であると認識しているので、通知された受信ポートがR4のため、冗長構成1の現在の有効ポートではないと判断し、フレームを廃棄する。
3) 回線障害時のフレーム受信:図34
次に、図34に示す伝送装置200_2の冗長構成1の主回線ポートW1(受信ポートR1)が障害発生中のときに、予備回線ポートP1(受信ポートR4)で受信したフレームが、送信ポート1から送信されるまでの動作について説明する。
予備回線ポートP1(受信ポートR4)で受信したフレームは冗長構成1の受信ポート選択部1に渡される。受信ポート選択部1は、今度は冗長構成1の有効受信ポートが回線障害の発生により受信ポートR4であると認識しているので、通知された受信ポートR4は、冗長構成1の現在の有効ポートと判断し、フレームをポリサ部2に渡す。ポリサ部2はポリシングを行い、フレームをスイッチ部3に渡す。スイッチ部3はフレームの宛先MACアドレスを元に送信ポートS1を決定し、送信ポートS1のシェーパ部5_2に渡す。シェーパ5_2部は、シェーピングを行い、フレームを送信ポートから送信する。
冗長構成2の予備回線ポートP2(受信ポートR5)、及び冗長構成3の予備回線ポートP3(受信ポートR6)の場合も、冗長構成1の場合と同様の動作により、該冗長構成の受信ポート選択部1に受信ポートR5又はR6を通知し、フレームを渡す。受信ポート選択部1は、通知されたポートがR5又はR6のため、これらのポートは冗長構成2及び3の現在の有効ポートではないと判断し、フレームを廃棄する。このときのフレーム受信状態を図34に示す。
なお、交換機の故障時に、着交換機から故障復旧メッセージセルを送出して交換機が自律分散的に情報を交換し、発交換機に網状態を通知してルートの切替えを行い、交換機故障によるルート障害がVCルートレベルにより復旧されるATM通信網および故障復旧方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9-18492号公報
従来の技術においては、以下の問題点があった。
N対1プロテクション方式によって冗長構成を組んでいる回線において、図35に示すように、主回線W1に障害が発生しているため予備回線P1を使用している状態で、主回線W2にも障害が発生した場合、すでに予備回線P1は使用されているため、主回線W2の主信号は保証されない。
一方、1対1プロテクション方式によって冗長構成を組んでいる回線においては、主回線と予備回線が1対1対応で存在するため、主回線に障害が発生した場合、必ず予備回線で主信号が保証される。しかしながら、例えば10回線について冗長構成を組みたい場合、N対1プロテクション方式では主回線10本+予備回線1本=11本が必要となるのに対し、1対1プロテクション方式では主回線10本+予備回線10本=20本が必要となってしまう。
このように、N対1プロテクション方式の場合、全ての主回線の切替を実施することが不可能である。一方、全ての主回線の切替を実施することが可能な1対1プロテクション方式の場合は、プロテクション数分の予備回線が必要となるため、敷設コストが増大してしまうという課題があった。
従って、本発明は、敷設コストがかからずに、全ての主回線の切替を実施することが可能なデータ伝送方法及び装置を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るデータ伝送方法(装置)は、複数の主回線と、1本以上の予備回線において該主回線の少なくとも一部の帯域を含むように設置された仮想パスとの組み合わせを冗長構成として設定する第1ステップ(手段)と、該主回線で受信したフレームをコピーすると共に該コピーしたフレームに該冗長構成の識別子を付与して該冗長構成における該主回線と組み合わされた該仮想パスを介して送信する第2ステップ(手段)と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るデータ伝送方法(装置)は、複数の主回線と、1本以上の予備回線において該主回線の少なくとも一部の帯域を含むように設置された仮想パスとの組み合わせを冗長構成として設定する第1ステップ(手段)と、該冗長回数を組む該主回線と該仮想パスの内、いずれが有効であるかを判定する第2ステップ(手段)と、該予備回線から受信したフレームに付与された該冗長構成の識別子を削除する第3ステップ(手段)と、該主回線が有効か無効かにより該識別子を削除したフレームを廃棄すべきか転送すべきかを決定する第4ステップ(手段)と、を備えることができる。
上記の第2ステップは、該主回線に障害の無い時は該主回線を有効とし、該主回線に障害が在る時には該主回線と冗長構成を組む該仮想パスを有効とするステップを含むことができる。
さらに上記の該第2ステップは、同一の予備回線を使用する冗長構成の主回線のシェーピングレートの合計値が、該同一の予備回線の帯域を超過しないようにシューピングレートを含む冗長構成設定を受け付ける第3ステップと、この受け付けたシェーピングレートに従って、冗長構成単位にシェーピングを行う第4ステップと、を含むことができる。
さらに、上記の第3ステップは、該合計値が該同一の予備回線の帯域を超過したとき、別の予備回線に対する該冗長構成設定を行うステップを含むことができる。
上記の識別子は、例えば該フレームに設けたVLAN Tag中のVLAN-IDである。
上記の概念を図1で説明すると、本発明は、伝送装置100_1と伝送装置100_2(以下、符号100で総称することがある。)との間で、複数の主回線L1〜L3を1本の予備回線L4で主信号を保証するプロテクション方式を採る。そして、予備回線L4には、例えば、全主回線L1〜L3に対応する帯域の仮想パスV1〜V3を設定する。ただし、予備回線は少なくとも1本在ればよく、複数本在るときには、1本の予備回線に全主回線に対応する全ての仮想パスを設定する必要はなく、他の予備回線に不足した仮想パスを設定してもよい。
そして、例えば主回線L1〜L3と仮想パスV1〜V3とのそれぞれの組合せを冗長構成とし、各冗長構成に識別子を割り当てる。予備回線ポートP1〜P3から送信するフレームに、該識別子を付与することにより、仮想的な複数の1対1プロテクション送信機能(i)が得られる。
また、予備回線ポートP1〜P3で受信したフレームに付与された識別子を削除し、該識別子から冗長構成を判断することにより、仮想的な複数の1対1プロテクション受信機能(ii)が得られる。
このような本発明に係るデータ伝送方法及び装置を、図2〜図7を参照して以下に、より分かり易く説明する。なお、以下の説明において、予備回線ポートと予備回線の送信レポート(予備回線の受信レポート)と仮想パスは互いに一対一に対応している。
[1] 冗長構成設定によるフレーム送信動作:図2及び図3
1) まず、図2に示す伝送装置100_1で冗長構成1〜3を組むまでの動作について説明する。
送信ポートS1を主回線ポートW1(主回線L1)とし、送信ポートS4を予備回線ポートP1(仮想パスV1)として主回線L1と仮想パスV1との冗長構成1を組むことがコマンド入力等により設定される。この設定内容に基づき、送信ポート処理及び受信ポート処理が実行される。
同様に、送信ポートS2を主回線ポートW2とし、送信ポートS4を予備回線ポートP2として主回線L2と仮想パスV2との冗長構成2を組み、送信ポートS3を主回線ポートW3とし、送信ポートS4を予備回線ポートP3として主回線L3と仮想パスV3との冗長構成3を組むことが冗長構成1の場合と同様に行われる。
2) 次に、図2に示す伝送装置100_1の受信ポートR1で受信したフレームを、冗長構成1の主回線ポートW1(送信ポートS1)及び予備回線ポートP1(送信ポートS4)から仮想パスV1を経由して送信する場合について説明する。
受信ポートR1で受信したフレームは、その宛先MACアドレスを元に送信ポートS1が決定される。主回線ポートW1(送信ポートS1)から主回線L1にフレームが送出される時、そのフレームはコピーされ、このコピーしたフレームに冗長構成1の識別子aを付与する。識別子aを付与したフレームは予備回線ポートP1(送信ポートS4)から予備回線L4の仮想パスV1を介して送信される。このときのフレーム送信状態が図2に示されている。
送信ポートが冗長構成2及び3の場合も、冗長構成1の場合と同様に、識別子b(冗長構成2)及びc(冗長構成3)を付与したフレームをそれぞれ予備回線ポートP2及びP3(送信ポートS4)から仮想パスV2及びV3を介して送信する。このときのフレーム送信状態が図3に示されている。
このように、予備回線から送信するフレームに識別子を付与することにより、1本の予備回線で複数の冗長構成のフレームを送信することが可能となる。
[2] 冗長構成設定によるフレーム受信動作:図4及び図5
1) まず、図4に示す伝送装置100_2で冗長構成1〜3を組むまでの動作について説明する。
受信ポートR1を主回線ポートW1とし、受信ポートR4を予備回線ポートP1として主回線L1と仮想パスV1との冗長構成1を組むことがコマンド入力等により設定される。この設定内容に基づき、送信ポート処理及び受信ポート処理を行う。
同様に、受信ポートR2を主回線ポートW2とし、受信ポートR4を予備回線ポートP2として主回線L2と仮想パスV2との冗長構成2を組み、受信ポートR3を主回線ポートW3とし、受信ポートR4を予備回線ポートP3として主回線L3と仮想パスV3との冗長構成3を組むことが、冗長構成1の場合と同様に行われる。
2) 次に、回線障害が無い時に、図4に示す伝送装置100_2の冗長構成1の主回線ポートW1(受信ポートR1)、及び予備回線ポートP1(受信ポートR4)で受信したフレームが、送信ポートS1から送信されるまでの動作について説明する。
主回線ポートW1(受信ポートR1)で受信したフレームは、その中に付与されている識別子で示される冗長構成が冗長構成1を示しており、受信ポートがR1であるため、受信ポートR1が冗長構成1の現在の有効ポートと判断し、フレームの宛先MACアドレスを元に送信ポートS1を決定し、送信ポートS1からフレームを送信する。
一方、予備回線ポートP1(受信ポートR4)で受信したフレームは、その中に付与されている識別子aを元に冗長構成番号1を取得すると共に識別子aを削除する。
このときに通知されたポートがR4のため、この受信ポートR4は冗長構成1の現在の有効ポートではないと判断し、フレームを廃棄する。このフレーム受信状態が図4に示されている。
以上により、回線障害が無い時に予備回線ポートで受信したフレームに識別子が付与されていても、正常に廃棄処理を行う。
3) 次に、図5に示すように、伝送装置100_2の冗長構成1の主回線ポートW1(受信ポートR1)が障害発生中のときに、予備回線ポートP1(受信ポートR4)で受信したフレームが、送信ポートS1から送信されるまでの動作について説明する。
予備回線ポートP1(受信ポートR4)で受信したフレームの識別子が削除されるまでの動作は、既に上記2)で説明したとおりであるが、この予備回線ポートP1と冗長構成1を組んでいる主回線ポートW1が障害状態にあり、従って冗長構成1における現在の有効ポートは予備回線ポートP1であると判断し、受信フレームの宛先MACアドレスを元に送信ポートS1を決定し、フレームをその送信ポートS1から送信する。
以上により、予備回線ポートで受信したフレームに識別子が付与されていても、正常に有効なフレームと判定し、受信処理を行う。
また、冗長構成2の予備回線ポートP2、及び冗長構成3の予備回線ポートP3(共に受信ポートR4)の場合も、冗長構成1の場合と同様にして、識別子b及びcからそれぞれ冗長構成番号2及び3を取得し、識別子を削除する。
このとき、これらの予備回線ポートP2及びP3とそれぞれ冗長構成2及び3を組んでいる主回線ポートW2及びW3は、障害が発生しておらず正常であるため、予備回線ポートP2及びP3は、それぞれ冗長構成2及び3の現在の有効ポートではないと判断し、フレームを廃棄する。このときフレーム受信状態を図5に示す。
これにより、フレームに付与された識別子から冗長構成番号を取得し、識別子を削除することにより、一本の予備回線で複数の冗長構成のフレームを受信することが可能となる。
[3] 冗長構成設定による予備回線でのQoS保証
本発明は、主回線と冗長構成を組んでいる予備回線のシェーピングレートの合計値が、予備回線の帯域を越えないように冗長構成設定、及びシェーピングレート設定を受け付けることにより、予備回線で主回線と同等のQoS保証を提供するものである。
なお、以下の説明においては、シェーピングレート設定処理以外の動作については、上述したとおりであるため割愛する。
1) まず、図6に示す、伝送装置100_1と伝送装置100_2の間の伝送路Lに冗長構成を組むまでの、伝送装置100_1の動作について説明する。
冗長構成1を組む場合、送信ポートS1を主回線ポートW1とし、送信ポートS4を予備回線ポートP1として冗長構成1を組むことをコマンド入力等により設定する。
本発明では、同じ予備回線ポートS4を使用する他の冗長構成が存在しないため、冗長構成1のシェーピングレートAと予備回線ポートS4(予備回線ポートL4)の帯域Xを比較する。
このとき、予備回線ポートでも主回線ポートと同等のQoS保証を提供するためには、予備回線ポートからフレームを送信する際に付与する上記の識別子について考慮する必要がある。
すなわち、主回線ポートW1からシェーピングレートAのフレームを送信しており、識別子を付与した帯域の増分係数αの場合、予備回線ポートP1から識別子を付与したフレームを送信するためには、A*αの帯域が必要となる。よって、シェーピングレートと予備回線の帯域を比較する場合、(シェーピングレート*帯域増分係数)=(A*α)と、(予備回線の帯域)=(X)とを比較して保証できるレートか否かを判断する必要がある。
この結果、図示の例では、(A*α)<(X)となり、QoSを保証できるため、冗長構成番号1、予備回線ポートS4、及びシェーピングレートAを登録する。
次に冗長構成2を組む場合は、送信ポートS2を主回線ポートW2とし、送信ポートS4を予備回線ポートP2として冗長構成2を組むことをコマンド入力等により設定すると共に、今度は同じ予備回線ポートS4を使用する冗長構成1のシェーピングレートAに冗長構成2のシェーピングレートBを加えた合計値と、予備回線ポートS4の帯域Xを比較し、保証できるレートか否かを判断する。
この結果、図示の例では、(シェーピングレート*帯域増分係数)=((A+B)*α)<(予備回線ポートの帯域)=(X)となり、QoSを保証できるため、冗長構成番号2、予備回線ポートS4、及びシェーピングレートBを登録する。
次に冗長構成3を組む場合は、送信ポートS3を主回線ポートW3とし、送信ポートS4を予備回線ポートP3として冗長構成3を組むことをコマンド入力等により設定すると共に、今度はさらに同じ予備回線ポートS4を使用する冗長構成1及び2のシェーピングレートの合計(A+B)に、冗長構成3のシェーピングレートCを加えた合計値と、予備回線ポートS4の帯域Xとを比較し、保証できるレートか否かを判断する。この結果、図示の例では、(シェーピングレート*帯域増分係数)=((A+B+C)*α)>(予備回線ポートの帯域)=(X)となり、QoSを保証できないため、エラーを発生する。
以上により、同じ送信ポートを予備回線ポートに設定している冗長構成のシェーピングレートの合計値が予備回線ポートの帯域を越える場合、冗長構成を組めないことになる。
2) 次に、図7に示すように、例えば冗長構成2のシェーピングレートを変更するまでの、伝送装置100_1の動作について説明する。
冗長構成2のシェーピングレートをDに変更することをコマンド入力等により設定すると、冗長構成2を除いたシェーピングレートの合計A(冗長構成1のシェーピングレート)と冗長構成2の変更後のシェーピングレートDとの合計値と、予備回線ポートS4の帯域Xとを比較し、保証できるレートか否かを判断する。
この結果、図示の例では、(シェーピングレート*帯域増分係数)=((A+D)*α)<(予備回線ポートの帯域)=(X)となり、QoSを保証できるため、冗長構成番号2のシェーピングレートをDに更新する。
以上により、冗長構成を組んだ後でも同じ送信ポートを予備回線ポートに設定している冗長構成のシェーピングレートの合計値が、予備回線ポートの帯域を越えない場合、シェーピングレートを変更できる。
これにより、同じ送信ポートを予備回線ポートに設定している冗長構成のシェーピングレートの合計値が、予備回線ポートの帯域を越えないように冗長構成設定、及びシェーピングレート設定を受け付けることにより、予備回線からフレームに識別子を付与して送信した場合でも、フレームに識別子を付与しない主回線と同等のQoS保証を提供することが可能となる。
本発明により、物理的にはN対1構成であるが論理的には1対1構成を採っているため、全ての主回線の切替を実施することが可能となる。また、予備回線を物理的には1本とすることにより、敷設コストの削減が可能となる。
実施例(1):図8〜図21
図8は、本発明の実施例(1)による構成例を示しており、図中、同一符号は図30に示した従来の構成例と同様のものであり、以下の部分が異なっている。
・冗長構成フレーム送信部4:
フレームをコピーし、主回線ポート及び予備回線ポートからフレームを送信する。本発明では、フレームをコピーし、コピーしたフレームに識別子を付与する。主回線ポートからは、コピー元のフレームを送信し、予備回線ポートからは識別子を付与したフレームを送信する。この冗長構成フレーム送信部4の処理例を図9のフローに示すが、これについては後述する。
・冗長構成管理部7:
冗長構成設定内容を管理し、受信ポート選択部1、冗長フレーム送信部4に冗長構成内容を通知する。本発明では、受信ポート選択部1、冗長フレーム送信部4に冗長構成内容を通知するとともに、識別子削除・転送部8に受信フレームの処理方法、冗長構成番号、及び識別子を通知する。この冗長構成管理部7の処理例を図10に示すが、これについては後述する。
・識別子削除・転送部8(8_1〜8_3):
受信フレームの処理方法が「転送」の場合は、各部へフレームを転送する。受信フレームの処理方法が「識別子削除」の場合は、識別子から冗長構成番号を取得し、識別子を削除したフレームを受信ポート選択部1に転送する。この識別子削除・転送部8の処理例を図11に示すが、これについては後述する。
・冗長シェーパ部9:
冗長構成単位にシェーピングを行い、フレームを冗長フレーム送信部4へ転送する。この冗長シェーパ部9の処理例を図12に示すが、これについては後述する。
また、本実施例(1)では、冗長構成管理テーブルTBL1に加えて受信フレーム処理管理テーブルTBL2を用いている。冗長構成管理テーブルTBL1は、図30に示した従来例でも用いられているもので、図13に示す如く、VLANID及び冗長構成番号を管理するテーブルである。受信フレーム処理管理テーブルTBL2は、図14に示す如く、受信フレームの処理方法を冗長構成番号と関連付けて管理するテーブルである。
また、本発明で使用するフレームのフォーマット例が図15に示されており、ここに含まれるVLANTagは、4バイトのVLAN情報で、VLAN ID、Priority情報等を含む。VLAN IDはVLANを識別する識別子でレイヤ2ネットワークで一意の値を取る。
・動作例:図16〜図21
まず、説明を簡便にするため、本実施例では主回線/予備回線のうち、有効な回線について受信側で選択する場合について説明するが、送信側で選択する場合についても本発明は問題なく適用可能である。また、本実施例では予備回線ポートから送信するフレームに付与する識別子として“VLANID”を用いる。この“VLAN ID”には一例として冗長構成番号を使用するが、コマンド入力により冗長構成番号と対応するVLAN IDを設定させる場合についても同様に適用可能である。
図16は本実施例(1)における一ネットワーク構成例である。伝送装置100_1には受信ポートR1〜R3、送信ポートS1〜S4(主回線L1〜L3及び予備回線L4)が存在する。送信ポートの帯域は、図示のとおりS1(L1):100Mbps、S2(L2):1Gbps、S3(L3):1Gbps、S4(L4):10Gbpsである。また、伝送装置100_2には受信ポートR1〜R4、送信ポートS1〜S3が存在する。これらの受信ポートの帯域は、回線L1〜L4に対応して、R1:100Mbps、R2:1Gbps、R3:1Gbps、R4:10Gbpsである。
本実施例(1)では、伝送装置100_1と伝送装置100_2との間の回線に冗長構成を組み、その後、伝送装置100_1から伝送装置100_2へフレームを送信する場合について説明する。
1) まず、図16に示す伝送装置100_1と伝送装置100_2との間の回線に冗長構成を組むまでの、伝送装置100_1及び100_2の動作についてそれぞれ図8を参照して説明する。
まず、伝送装置100_1の冗長構成設定動作においては、送信ポートS1を主回線ポートW1とし、送信ポートS4を予備回線ポートP1として冗長構成1を組むことをコマンドにより入力されたコマンド受付部6は、設定内容を冗長構成管理部7に通知する(図10のステップT10)。
冗長構成管理部7は、図10のフローに示すように、設定内容を冗長構成管理テーブルTBL1に登録し(ステップT11)、送信ポート処理(ステップT12)及び受信ポート処理(ステップT13〜T15)を実行する。ここでは、説明を簡便にするため送信ポート処理の説明のみを行い、受信ポート処理の説明については後述する伝送装置100_2の動作において行う。
図10のフローに示すように、送信ポートについては、冗長フレーム送信部4に、冗長構成番号1、主回線ポートS1、予備回線ポートS4、及びVLANID1を通知する。(ステップT12)
同様に、送信ポートS2を主回線ポートW2とし、送信ポートS4を予備回線ポートP2として冗長構成2を組み、送信ポートS3を主回線ポートW3とし、送信ポートS4を予備回線ポートP3として冗長構成3を組むことをコマンドにより入力する。このときの動作については、冗長構成1を組む場合と同様である。
このようにして冗長構成1〜3を組んだときの伝送装置100_1の冗長構成管理テーブルTBL1を図13(1)に示す。
なお、伝送装置100_1の受信ポートR1〜R3は冗長構成を組まないポートのため、受信ポートR1〜R3の受信フレーム処理管理テーブルTBL2は図14(1)に示すように初期設定のままである。
次に伝送装置100_2の動作について説明する。受信ポートR1を主回線ポートW1とし、受信ポートR4を予備回線ポートP1として冗長構成1を組むことをコマンドにより入力されたコマンド受付部6は、設定内容を冗長構成管理部7に通知する。本発明の冗長構成管理部7は、図10のフローに示したように、設定内容を冗長構成管理テーブルTBL1に登録し(ステップT11)、送信ポート処理(ステップT12)及び受信ポート処理(ステップT13〜T15)を行う。送信ポート処理については前述したため、ここでは受信ポート処理について説明する。
冗長構成管理部7は、受信ポート選択部1に冗長構成番号1、主回線ポートR1、及び予備回線ポートR4を通知する(ステップT13)。また、主回線ポートである受信ポートR1の識別子削除・転送部8_2に、受信フレーム=転送及び冗長構成番号1を通知し(ステップT14)、予備回線ポートである受信ポートR4の識別子削除・転送部8_3に、受信フレームTag削除、VLANID1、及び冗長構成番号1を通知する(ステップT15)。
同様に、受信ポートR2を主回線ポートW2とし、受信ポートR4を予備回線ポートP2として冗長構成2を組み、受信ポートR3を主回線ポートW3とし、受信ポートR4を予備回線ポートP3として冗長構成3を組む。このときの動作については、冗長構成1を組む場合と同様である。冗長構成1〜3を組んだときの伝送装置100_2の冗長構成管理テーブルTBL1を図13(2)に示す。また、伝送装置100_2の受信ポートR1〜R4の受信フレーム処理管理テーブルTBL2を図14(2)〜(5)に示す。
このようにして、伝送装置100_1及び100_2の間の回線L1〜L4に冗長構成を組んだ状態が図17に示されている。
2) 次に、図18に示すように、伝送装置100_1の受信ポートR1〜R3で受信したフレームが、冗長構成1の主回線ポートW1(送信ポートS1)及び予備回線ポートP1(送信ポートS4)から送信されるまでの動作について説明する。
受信ポートR1〜R3で受信したフレームは識別子削除・転送部8_2に渡される。識別子削除・転送部8_2は、図11のフローに示すように、図14(1)に示す受信フレーム処理管理テーブルTBL2を参照する(ステップT21)。この結果、受信フレーム=転送、及び冗長構成番号無しのため、フレームをポリサ部2に渡す(ステップT22〜T25)。
その後、フレームはポリサ部2からスイッチ部3に渡され、スイッチ部3でフレームの宛先MACアドレスを元に送信ポートが決定される。ポリサ部2及びスイッチ部3の動作は従来技術と同様である。
スイッチ部3で決定した送信ポートが冗長構成1の場合、フレームを冗長シェーパ部9に渡す。フレームを受けた冗長構成1の冗長シェーパ部9は、図12のフローに示すようにシェーピングを行い(ステップT30,T31)、フレームを冗長構成1の冗長フレーム送信部4部に渡す(ステップT32)。なお、冗長シェーパ部9にシェーピングレートが設定されるまでの動作については、実施例(2)で後述する。
冗長シェーパ部9からフレームを渡された冗長構成1の冗長フレーム送信部4は、図9のフローに示すように、フレームをコピーし、コピーしたフレームにVLANID1のVLAN Tagを付与する(ステップT0, T1)。そして、冗長シェーパ部9から渡されたフレームを主回線ポートW1(送信ポートS1)から送信すると共に、VLANTagを付与したフレームを、図18に示すように、予備回線ポートP1(送信ポートS4)から送信する(ステップT2)。このとき予備回線ポートP1(送信ポートS4)から送信したフレームフォーマットを図15に示す。
スイッチ部3で決定した送信ポートが冗長構成2及び3の場合も、冗長構成1の場合と同様にして、VLANTagを付与したフレームを予備回線ポートP2及びP3(送信ポートS4)から送信する。このとき、伝送装置100_1の全冗長構成によりフレームを送信する状態を図19に示す。
以上、説明したように、フレームにVLAN Tagを付与することにより、一本の予備回線で複数の冗長構成のフレームを送信することができる。
3) 次に、図20に示すように、伝送装置100_2の冗長構成1の主回線ポートW1(受信ポートR1)、及び予備回線ポートP1(受信ポートR4)で受信したフレームが、送信ポートS1〜S3から送信されるまでの動作について説明する。
主回線ポートW1(受信ポートR1)で受信したフレームは、主回線ポートW1(受信ポートR1)の識別子削除・転送部8_2に渡される。この識別子削除・転送部8_2は、図11のフローに示すように、図14(2)〜(5)の受信フレーム処理管理テーブルTBL2を参照するステップT20,T21)。受信フレーム=転送、及び冗長構成番号1のため(ステップT22〜T24)、冗長構成1に対応する受信ポート選択部1に受信ポートR1を通知し、フレームを渡す(ステップT26)。
識別子削除・転送部8_2からフレームを渡された冗長構成1の受信ポート選択部1は、通知された受信ポートが“R1”のため、この受信ポートR1は障害が発生していない冗長構成1の現在の有効ポートと判断し、渡されたフレームをポリサ部2へ渡す。その後、フレームはポリサ部2からスイッチ部3に渡され、スイッチ部3でフレームの宛先MACアドレスを元に送信ポートを決定し、送信ポートに対応する冗長シェーパ部9に渡す。
冗長シェーパ部9は、図12に示すように、設定されているシェーピングレートでシェーピングを行い(ステップT30,T31)、フレームを冗長フレーム送信部4へ送信する(ステップT32)。冗長フレーム送信部4は、フレームを主回線ポートW1(送信ポートS1)から送信する。
一方、伝送装置100_2の予備回線ポートP1(受信ポートR4)で受信したフレームは、予備回線ポートP1(受信ポートR4)の識別子削除・転送部8_3に渡される。この識別子削除・転送部8_3は、図11のフローに示すように、図14(5)の受信フレーム処理管理テーブルTBL2を参照する(ステップT20,T21)。
この結果、受信フレームTag削除のため(ステップT22)、VLAN TagのVLANID1を元に図13(2)の冗長構成管理テーブルTBL1を検索し、冗長構成番号1を取得する(ステップT27)。さらに、フレームからVLAN Tagを削除し(ステップT28)、取得した冗長構成番号1に対応する受信ポート選択部1に受信ポートR4を通知し、フレームを渡す(ステップT29)。
識別子削除・転送部8_3からフレームを渡された冗長構成1の受信ポート選択部1は、通知されたポートがR4のため、冗長構成1の現在の有効ポートではないと判断し、フレームを廃棄する。
以上により、予備回線ポートで受信したフレームにVLAN Tagが付与されていても、正常に廃棄処理される。
4) 次に、図21に示すように、伝送装置100_2の例えば冗長構成1の主回線ポートW1(受信ポートR1)に障害が発生したときに、予備回線ポートP1(受信ポートR4)で受信したフレームが、送信ポート1〜3から送信されるまでの動作について説明する。
予備回線ポートP1(受信ポートR4)の識別子削除・転送部8_3からVLANTagが削除されたフレームを渡された冗長構成1の受信ポート選択部1は、障害発生中の受信ポートR1が無効ポートであることを認識しており、従って、通知された受信ポートがR4は、冗長構成1の現在の有効ポートであると判断し、渡されたフレームをポリサ部2へ渡す。
その後、フレームはポリサ部2からスイッチ部3に渡され、スイッチ部3でフレームの宛先MACアドレスを元に送信ポートを決定し、送信ポートの冗長シェーパ部9に渡す。冗長シェーパ部9は、図12に示す如く、シェーピングを行い(ステップT30,T31)、フレームを冗長フレーム送信部4へ送信し(ステップT32)、冗長フレーム送信部4はフレームを主回線ポートW1(送信ポートS1)から送信する。
以上により、障害発生時に、予備回線ポートで受信したフレームにVLAN Tagが付与されていても、正常に有効なフレームと判定され、受信処理が行われる。
冗長構成2の予備回線ポートP2、及び冗長構成3の予備回線ポートP3(共に受信ポートR4)の場合も、冗長構成1の場合と同様にして、VLANTagのVLAN IDから冗長構成番号を取得し、該冗長構成の受信ポート選択部1にVLAN Tagを削除したフレームを渡す。
以上に説明したように、フレームに付与されたVLAN TagのVLAN IDから冗長構成番号を取得し、VLANTagを削除することにより、一本の予備回線で複数の冗長構成のフレームを受信することができる。
以上により、複数の主回線と1本の予備回線で、複数の仮想1対1プロテクションを組むことができる。
実施例(2):図22〜図27
図22は、本発明の実施例(2)による構成例を示しており、図中、同一符号は図8に示した実施例(1)と同様であるが、この実施例(2)においては、シェーパ値算出部10及びシェーピングレート管理テーブルTBL3を追加した点が異なっている。
このシェーパ値算出部10は、伝送装置100内の全冗長構成のシェーピングレートを管理し、各冗長構成の冗長シェーパ部9にシェーピングレートを通知するものであり、その処理フロー例(1)(冗長構成設定時)及び(2)(シューピングレート変更時)が図23及び図24にそれぞれ示されている。これらについては後述する。
また、シェーピングレート管理テーブルTBL3は、伝送装置100内の全冗長構成のシェーピングレート情報を管理するテーブルであり、その実施例を図25に示す。これについても後述する。
図26は、実施例(2)に適用される一ネットワーク構成例である。伝送装置100_1には受信ポートR1〜R3、及び送信ポートS1〜S12が存在する。送信ポートの帯域は、S1〜S10:1Gbps、S11、S12:10Gbpsである。伝送装置100_2には受信ポートR1〜R12、及び送信ポートS1〜3が存在する。受信ポートの帯域は、R1〜R10:1Gbps、R11、R12:10Gbpsである。また、冗長構成を組むときのシェーピングレートの初期値は、主回線ポートの帯域である。
1)まず、図27に示す伝送装置100_1と伝送装置100_2との間の伝送路Lに冗長構成1〜10を組むまでの、伝送装置100_1の動作について説明する。
最初に冗長構成1を組む場合の動作を説明する。送信ポートS1を主回線ポートW1とし、送信ポートS11を予備回線ポートP1として冗長構成1を組むことをコマンドにより入力されたコマンド受付部6は、図23の処理フロー例(1)(冗長構成設定時)に示すように、冗長構成番号1、予備回線送信ポートS11、及びシェーピングレートX=1Gbpsをシェーパ値算出部10に通知する(ステップT40)。設定内容を通知されたシェーパ値算出部10は、予備回線送信ポートS11でシェーピングレート管理テーブルTBL3を検索するが、同じ予備回線ポートを使用する他の冗長構成が未だ存在しないため(ステップT41:Y=0)、冗長構成1のシェーピングレートX+Y=1Gbpsと予備回線ポートS11の帯域Z=10Gbpsとを比較する(ステップT42)。
このとき、予備回線送信ポートS11でも主回線ポートW1と同等のQoS保証を提供するためには、予備回線送信ポートS11からフレームを送信する際に付与する識別子としてのVLANTagについて考慮する必要がある。図15のフレームフォーマットに示したように、フレームにVLAN Tagを付与する前後のフレームのサイズの最小値は、それぞれ、64Byte及び68Byteとなり、フレームサイズの増加率は6.25%(68/64=1.0625)である。
すなわち、主回線ポートW1から1Gbpsのフレームを送信している場合、予備回線送信ポートS11からVLANTagを付与したフレームを送信するためには、1Gbps*1.0625=1.0625Gbpsの帯域が必要となる。よって、シェーピングレートと予備回線ポートの帯域とを比較する場合、シェーピングレート*1.0625の値と予備回線ポートの帯域とを比較する必要がある(ステップT43)。
従って、シェーピングレートと予備回線ポートの帯域とを比較すると、1Gbps*1.0625=1.0625Gbps<10GbpsとなりQoSを保証できるため、シェーピングレート管理テーブルTBL3に冗長構成番号1、予備回線ポートP1(S11)、及びシェーピングレートX=1Gbpsを登録し(ステップT44)、冗長構成1に対応する冗長シェーパ部9にシェーピングレートX=1Gbpsを通知する(ステップT45)。このときのシェーピングレート管理テーブルTBL3を図25(1)に示す。
次に冗長構成2を組む場合の動作を説明する。送信ポートS2を主回線ポートW2とし、送信ポートS11を予備回線ポートP2として冗長構成2を組むことをコマンドにより入力されたコマンド受付部6は、冗長構成番号2、予備回線ポートP2(送信ポートS11)、及びシェーピングレートX=1Gbpsをシェーパ値算出部10に通知する。設定内容を通知されたシェーパ値算出部10は、図23のフローに示すように、予備回線送信ポートS11でシェーピングレート管理テーブルTBL3を検索し(ステップT40,T41)、同じ予備回線送信ポートS11を使用する上述した冗長構成1のシェーピングレートY=1Gbpsと冗長構成2のシェーピングレートX=1Gbpsの合計値X+Yと、予備回線送信ポートS11の帯域Z=10Gbpsとを比較する(ステップT42,T43)。
この結果、(1Gbps+1Gbps)*1.0625=2.125Gbps<10GbpsとなりQoSを保証できるため、図25(2)に示すように、シェーピングレート管理テーブルTBL3に冗長構成番号2、予備回線送信ポートS11、及びシェーピングレートX=1Gbpsを登録し(ステップT44)、冗長構成2の冗長シェーパ部9にシェーピングレートXを通知する(ステップT45)。
冗長構成3〜9を組む場合の動作も、冗長構成2と同様にして行われる(図25(2)参照。)。
次に、冗長構成10を追加する場合の、伝送装置100_1の動作について説明する。送信ポートS10を主回線ポートW10とし、送信ポートS11を予備回線ポートP10として冗長構成10を組むことをコマンドにより入力されたコマンド受付部6は、図23に示すように、冗長構成番号10、予備回線ポートP10(送信ポートS11)、及びシェーピングレートX=1Gbpsをシェーパ値算出部10に通知する(ステップT40)。
設定内容を通知されたシェーパ値算出部10は、予備回線送信ポートS11でシェーピングレート管理テーブルTBL3を検索し、同じ予備回線ポートを使用する冗長構成1〜9のシェーピングレートの合計Y=9Gbpsと冗長構成10のシェーピングレートX=1Gbpsの合計値X+Yと、予備回線送信ポートS11の帯域Z=10Gbpsとを比較する(ステップT41〜T43)。
この結果、(9Gbps+1Gbps)*1.0625=10.625Gbps>10Gbpsとなるため、コマンド受付部6に設定エラーを通知する(ステップT46)。
これにより、送信ポートS11を予備回線ポートとした場合、冗長構成を組むことはできない。このため、送信ポートをS12に変更して冗長構成10を組む。このときの動作は、予備回線ポートが異なる以外は冗長構成1の場合と同様である。このときのシェーピングレート管理テーブルを図25(2)に示す。
以上により、同じ送信ポートを予備回線ポートに設定している冗長構成のシェーピングレートの合計値が、或る予備回線ポートの帯域を越える場合、冗長構成設定を組めないようにすることが可能である。
2)次に、冗長構成1のシェーピングレートを変更する場合の、伝送装置100_1の動作について説明する。
冗長構成1のシェーピングレートX'を500Mbpsに変更することをコマンドにより入力されたコマンド受付部6は、図24のフローに示すように、冗長構成番号1、シェーピングレートX'=500Mbpsをシェーパ値算出部10に通知する(ステップT50)。設定内容を通知されたシェーパ値算出部10は、冗長構成番号1でシェーピングレート管理テーブルTBL3を検索し、予備回線ポートS11を取得する(ステップT51)。予備回線送信ポートS11でシェーピングレート管理テーブルTBL3を検索し、冗長構成1を除いたシェーピングレートの合計Y=8Gbpsと冗長構成1の変更後のシェーピングレートX'=500Mbpsの合計値X'+Yと、予備回線ポートS11の帯域Z=10Gbpsとを比較する(ステップT52〜T54)。
この結果、(8Gbps+500Mbps)*1.0625=9.03125Gbps<10Gbpsとなるため、冗長構成番号1を元にシェーピングレート管理テーブルTBL3を検索し、シェーピングレートX'を500Mbpsに更新する(ステップT55)。また、冗長構成1の冗長シェーパ部9にシェーピングレートX'を通知する(ステップT56)。このときのシェーピングレート管理テーブルを図25(3)に示す。なお、ステップT54で、(8Gbps+500Mbps)*1.0625=9.03125Gbps>10Gbpsとなったときは、コマンド受付部6にエラー通知を行う(ステップT57)。
以上により、冗長構成を組んだ後でも同じ送信ポートを予備回線ポートに設定している冗長構成のシェーピングレートの合計値が、予備回線ポートの帯域を越えない場合、シェーピングレートを変更することが可能である。
このようにして、同じ送信ポートを予備回線ポートに設定している冗長構成のシェーピングレートの合計値が、予備回線ポートの帯域を越えないように冗長構成設定、及びシェーピングレート設定を受け付けることが可能となり、予備回線からフレームにVLAN Tagを付与して送信した場合でも、フレームにVLAN Tagを付与しない主回線と同等のQoS保証を提供することができる。
なお、本発明は、上記実施例によって限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づき、当業者によって種々の変更が可能なことは明らかである。
(付記1)
複数の主回線と、1本以上の予備回線において該主回線の少なくとも一部の帯域を含むように設置された仮想パスとの組み合わせを冗長構成として設定する第1ステップと、
該主回線で受信したフレームをコピーすると共に該コピーしたフレームに該冗長構成の識別子を付与して該冗長構成における該主回線と組み合わされた該仮想パスを介して送信する第2ステップと、
を備えたことを特徴とするデータ伝送方法。
(付記2)
複数の主回線と、1本以上の予備回線において該主回線の少なくとも一部の帯域を含むように設置された仮想パスとの組み合わせを冗長構成として設定する第1ステップと、
該冗長構成を組む該主回線と該仮想パスの内、いずれが有効であるかを判定する第2ステップと、
該予備回線から受信したフレームに付与された該冗長構成の識別子を削除する第3ステップと、
該主回線が有効か無効かにより該識別子を削除したフレームをそれぞれ廃棄すべきか転送すべきかを決定する第4ステップと、
を備えたことを特徴とするデータ伝送方法。
(付記3)付記2において
該第2ステップが、該主回線に障害の無い時は該主回線を有効とし、該主回線に障害が在る時には該主回線と冗長構成を組む該仮想パスを有効とするステップを含むことを特徴とするデータ伝送方法。
(付記4)付記1において
該第2ステップが、同一の予備回線を使用する冗長構成の主回線のシェーピングレートの合計値が、該同一の予備回線の帯域を超過しないようにシューピングレートを含む冗長構成設定を受け付ける第3ステップと、この受け付けたシェーピングレートに従って、冗長構成単位にシェーピングを行う第4ステップと、を含むことを特徴としたデータ伝送方法。
(付記5)付記4において
該第3ステップは、該合計値が該同一の予備回線の帯域を超過したとき、別の予備回線に対する該冗長構成設定を行うステップを含むことを特徴としたデータ伝送方法。
(付記6)付記1又は2において、
該識別子が、該フレームに設けたVLAN Tag中のVLAN-IDであることを特徴とするデータ伝送方法。
(付記7)
複数の主回線と、1本以上の予備回線において該主回線の少なくとも一部の帯域を含むように設置された仮想パスとの組み合わせを冗長構成として設定する第1手段と、
該主回線で受信したフレームをコピーすると共に該コピーしたフレームに該冗長構成の識別子を付与して該冗長構成における該主回線と組み合わされた該仮想パスを介して送信する第2手段と、
を備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
(付記8)
複数の主回線と、1本以上の予備回線において該主回線の少なくとも一部の帯域を含むように設置された仮想パスとの組み合わせを冗長構成として設定する第1手段と、
該冗長構成を組む該主回線と該仮想パスの内、いずれが有効であるかを判定する第2手段と、
該予備回線から受信したフレームに付与された該冗長構成の識別子を削除する第3手段と、
該主回線が有効か無効かにより該識別子を削除したフレームをそれぞれ廃棄すべきか転送すべきかを決定する第4手段と、
を備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
(付記9)付記8において
該第2手段が、該主回線に障害の無い時は該主回線を有効とし、該主回線に障害が在る時には該主回線と冗長構成を組む該仮想パスを有効とする手段を含むことを特徴とするデータ伝送装置。
(付記10)付記7において
該第2手段が、同一の予備回線を使用する冗長構成の主回線のシェーピングレートの合計値が、該同一の予備回線の帯域を超過しないようにシューピングレートを含む冗長構成設定を受け付ける第3手段と、この受け付けたシェーピングレートに従って、冗長構成単位にシェーピングを行う第4手段と、を含むことを特徴としたデータ伝送装置。
(付記11)付記10において
該第3手段は、該合計値が該同一の予備回線の帯域を超過したとき、別の予備回線に対する該冗長構成設定を行う手段を含むことを特徴としたデータ伝送装置。
(付記12)付記7又は8において、
該識別子が、該フレームに設けたVLAN Tag中のVLAN-IDであることを特徴とするデータ伝送装置。
本発明に係るデータ伝送方法及び装置の原理を示したブロック図である。 本発明に係るデータ伝送方法及び装置のフレーム送信原理(1)を示したブロック図である。 本発明に係るデータ伝送方法及び装置のフレーム送信原理(2)を示したブロック図である。 本発明に係るデータ伝送方法及び装置のフレーム受信原理(1)を示したブロック図である。 本発明に係るデータ伝送方法及び装置のフレーム受信原理(2)を示したブロック図である。 本発明に係るデータ伝送方法及び装置のQoS保証原理(1)を示したブロック図である。 本発明に係るデータ伝送方法及び装置のQoS保証原理(2)を示したブロック図である。 本発明に係るデータ伝送方法を実施するデータ伝送装置の実施例(1)を示したブロック図である。 本発明に係るデータ伝送装置における冗長フレーム送信部の処理例を示したフローチャート図である。 本発明に係るデータ伝送装置における冗長構成管理部の処理例を示したフローチャート図である。 本発明に係るデータ伝送装置における識別子削除・転送部の処理例を示したフローチャート図である。 本発明に係るデータ伝送装置における冗長シェーパ部の処理例を示したフローチャート図である。 本発明に係るデータ伝送装置に用いる冗長構成管理テーブル例を示した図である。 本発明に係るデータ伝送装置に用いる受信フレーム処理管理テーブル例を示した図である。 本発明に係るデータ伝送装置に用いるフレームフォーマットを示した図である。 本発明の実施例(1)によるネットワーク構成例を示したブロック図である。 本発明の実施例(1)による冗長構成例を示したブロック図である。 本発明の実施例(1)によるフレーム送信動作例(1)を示したブロック図である。 本発明の実施例(1)によるフレーム送信動作例(2)を示したブロック図である。 本発明の実施例(1)によるフレーム受信動作例(1)を示したブロック図である。 本発明の実施例(1)によるフレーム受信動作例(2)を示したブロック図である。 本発明に係るデータ伝送装置の実施例(2)を示したブロック図である。 本発明の実施例(2)に用いるシェーパ値算出部の処理例(1)(冗長構成設定時)を示したフローチャート図である。 本発明の実施例(2)に用いるシェーパ値算出部の処理例(2)(シェーピングレート変更時)を示したフローチャート図である。 本発明の実施例(2)に用いるシェーピングレート管理テーブルを示した図である。 本発明の実施例(2)に用いるネットワーク構成例を示したブロック図である。 本発明の実施例(2)による冗長構成設定例(1)を示したブロック図である。 従来例(1)(N対1プロテクション方式)を示したブロック図である。 従来例(2)(1対1プロテクション方式)を示したブロック図である。 従来例の伝送装置(1対1プロテクション方式)の構成例を示したブロック図である。 従来のフレーム送信動作例(1)を示したブロック図である。 従来のフレーム送信動作例(2)を示したブロック図である。 従来のフレーム受信動作例(1)を示したブロック図である。 従来のフレーム受信動作例(2)を示したブロック図である。 従来のN対1プロテクション方式の複数回線障害発生時の状態を示したブロック図である。
符号の説明
1 受信ポート選択部
2 ポリサ部
3 スイッチ部
4, 40 冗長フレーム送信部
5, 5_1〜5_3 シェーパ部
6 コマンド受付部
7, 70 冗長構成管理部
8, 8_1〜8_3 識別子削除・転送部
9 冗長シェーパ部
10 シェーパ値算出部
TBL1 冗長構成管理テーブル
TBL2 受信フレーム処理管理テーブル
TBL3 シェーピングレート管理テーブル
W1〜W3 主回線ポート
P1〜P3 予備回線ポート
L1〜L3 主回線
L4〜L6 予備回線
L 伝送路
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

  1. 複数の主回線と、1本以上の予備回線において該主回線の少なくとも一部の帯域を含むように設置された仮想パスとの組み合わせを冗長構成として設定する第1ステップと、
    該主回線で受信したフレームをコピーすると共に該コピーしたフレームに該冗長構成の識別子を付与して該冗長構成における該主回線と組み合わされた該仮想パスを介して送信する第2ステップと、
    を備えたことを特徴とするデータ伝送方法。
  2. 複数の主回線と、1本以上の予備回線において該主回線の少なくとも一部の帯域を含むように設置された仮想パスとの組み合わせを冗長構成として設定する第1ステップと、
    該冗長構成を組む該主回線と該仮想パスの内、いずれが有効であるかを判定する第2ステップと、
    該予備回線から受信したフレームに付与された該冗長構成の識別子を削除する第3ステップと、
    該主回線が有効か無効かにより該識別子を削除したフレームをそれぞれ廃棄すべきか転送すべきかを決定する第4ステップと、
    を備えたことを特徴とするデータ伝送方法。
  3. 請求項1において
    該第2ステップが、同一の予備回線を使用する冗長構成の主回線のシェーピングレートの合計値が、該同一の予備回線の帯域を超過しないようにシューピングレートを含む冗長構成設定を受け付ける第3ステップと、この受け付けたシェーピングレートに従って、冗長構成単位にシェーピングを行う第4ステップと、を含むことを特徴としたデータ伝送方法。
  4. 複数の主回線と、1本以上の予備回線において該主回線の少なくとも一部の帯域を含むように設置された仮想パスとの組み合わせを冗長構成として設定する第1手段と、
    該主回線で受信したフレームをコピーすると共に該コピーしたフレームに該冗長構成の識別子を付与して該冗長構成における該主回線と組み合わされた該仮想パスを介して送信する第2手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
  5. 複数の主回線と、1本以上の予備回線において該主回線の少なくとも一部の帯域を含むように設置された仮想パスとの組み合わせを冗長構成として設定する第1手段と、
    該冗長構成を組む該主回線と該仮想パスの内、いずれが有効であるかを判定する第2手段と、
    該予備回線から受信したフレームに付与された該冗長構成の識別子を削除する第3手段と、
    該主回線が有効か無効かにより該識別子を削除したフレームをそれぞれ廃棄すべきか転送すべきかを決定する第4手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
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