JP3071712B2 - オンスクリーン・ディスプレイ - Google Patents

オンスクリーン・ディスプレイ

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JP3071712B2
JP3071712B2 JP9057305A JP5730597A JP3071712B2 JP 3071712 B2 JP3071712 B2 JP 3071712B2 JP 9057305 A JP9057305 A JP 9057305A JP 5730597 A JP5730597 A JP 5730597A JP 3071712 B2 JP3071712 B2 JP 3071712B2
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勇喜 毛利
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオンスリーン・ディ
スプレイに関し、特にビデオテープレコーダ等において
用いられるオンスクリーン・ディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオンスクリーン・ディスプレイ
(以下、OSDと略称する)の例としては、例えば12
行24桁の据置型ビデオテープレコーダ(以下、VTR
と略称する)用のOSDとして使用される、OSD用C
MOS半導体装置(μPD6464A、6465:NE
Cデータ・シート,1996年2月)等が知られてい
る。前記VTR用OSDの動作特性は、特定の世界放送
規格により規定されているが、当該世界放送規格として
は、VTR産業における代表的な世界放送規格であるN
TSC、PALおよびSECAM等があり、これらの規
格にはそれぞれ個々に多くの変形が存在している。これ
らの世界放送規格において生じている問題の一つは、多
数のクロック周波数と同期周波数とを設けることが必要
になるということである。従って、VTR用のOSDと
しては、これらの各規格に適合するように、それぞれ異
なるビデオ信号に対して同期することのできる発振器を
具備することが必要不可欠の条件となる。画像表示用の
OSDにおいては、特にVTR用として用いられるOS
Dにおいては、上記の不可欠条件に対応して、電圧制御
発振器、位相検波器および分周器等を内蔵し、複合同期
信号に対して同期することのできる位相同期回路を備え
ることにより、ドット・クロック信号を生成している
が、このためには、多くの回路素子が必要となり、半導
体集積回路のコストアップにつながるという問題が介在
している。
【0003】図2は、従来のVTR用OSDの構成を示
すブロック図である。図2に示されるように、本従来例
のOSD21は、入力端子1、2、3、5および出力端
子4に対応して、クロックアンプ6と、同期分離回路8
と、エンコーダ回路18と、アナログスイッチ回路19
と、インターフェース回路20と、スイッチ回路22
と、位相検波器23および27と、分周器24、30お
よび31と、VCO(電圧制御発振器)25および29
と、LPF(低域フィルタ)26および28とを備えて
構成される。
【0004】VTR用OSDの動作モードとしては、外
部モードと内部モードとを含む二つの基本的なモードが
あり、外部モード時においてはスーパーインポーズ機能
を有し、内部モード時においてはブルーバック表示機能
を有している。図2において、外部のマイクロコンピュ
ータより、入力端子5を介して所定の制御信号が入力さ
れると、インターフェース回路20を介して、当該制御
信号は、エンコーダ回路18、アナログスイッチ回路1
9、スイッチ回路22、分周器24、30および31に
入力される。内部モード時においては、入力端子1に対
してはバースト信号に同期した連続サブキャリア信号が
入力されており、クロックアンプ6により増幅されて位
相比較器27に入力される。この位相検波器27と、L
PF28、VCO29および分周器30は第1の位相同
期ループを形成しており、分周器30より出力される信
号とクロックアンプ6の出力信号とは、位相比較器27
において位相比較されて、その出力はLPF28を経由
して周波数制御信号としてVCO29に入力される。V
CO29の発振出力信号は分周器30のより周波数が分
周されて、上述のように位相検波器27に入力される。
この位相同期ループにより、入力端子1より入力される
連続サブキャリア信号に位相同期し、且つ周波数逓倍さ
れた信号がVCO29より出力されて、システム・クロ
ック信号としてエンコーダ回路18に供給される。ま
た、同時に、当該システム・クロック信号の分周器30
による分周出力信号が、分周器31に入力されて分周
(2/455分周)され、その分周出力信号はスイッチ
回路22に入力される。スイッチ回路22は、インター
フェース回路20より出力される前記制御信号により切
替制御されており、当該スイッチ回路を介して、分周器
31の出力信号が選択されて位相検波器23に入力され
る。この位相検波器23と、LPF26、VCO25お
よび分周器24は第2の位相同期ループを形成してお
り、当該第2の位相同期ループに含まれるVCO25よ
り出力されるドット・クロック信号は、前記システム・
クロック信号の場合と同様にエンコーダ回路18に供給
される。
【0005】また、外部モード時においては、入力端子
2より入力される複合同期信号は、同期分離回路8にお
いて水平同期信号と垂直同期信号とに分離され、それぞ
れスイッチ回路22とエンコーダ回路18に供給され
る。スイッチ回路22においては、この同期分離回路8
から分離出力される前記水平同期信号が選択されて、第
2の位相同期ループを形成する位相検波器23に入力さ
れる。この第2の位相同期ループのVCO25に含まれ
るVCO25より出力されるドット・クロック信号は、
同期分離回路8からの出力と同様にエンコーダ回路18
に供給される。この外部モード時においては、システム
・クロック信号としては、水平同期信号に同期したドッ
ト・クロック信号をそのまま兼用する形で用いるか、ま
たは入力端子1に対して、バースト信号に同期した連続
サブキャリア信号を入力することにより、前記第1の位
相同期ループに含まれる分周器30より出力されるシス
テム・クロック信号を、入力端子5より入力される制御
信号により切替え選択されるシスッテム・クロック信号
が用いられる。
【0006】上記の内部モードおよび外部モードの何れ
の場合においても、外部より入力端子3を介してアナロ
グ・スイッチ回路19に入力されるビデオ信号は、入力
端子5より入力され、インターフェース回路20より出
力される制御信号により制御されて、エンコーダ回路1
8より出力される信号に、所定の信号が加算されて出力
端子4より外部に出力される。
【0007】図3は、上記のOSD21における、テレ
ビ表示画面に対応する水平同期信号とドット・クロック
信号との対応関係を示す図である。ドット・クロック信
号は、表示画面における横方向の文字サイズを決めるク
ロック信号であり、水平同期信号に位相同期して生成さ
れる信号である。NTSC規格による場合には、表示エ
リアが12行、24桁であり、1文字のッドット・マト
リクスは、横12ドット、縦18ドットにより構成され
ており、水平同期信号の周期は、1/15.734KH
z=63.5μsである。従って、文字の有効表示エリ
アを75%とした場合には、ドット・クロック信号の周
波数fD は、次式のようになる。
【0008】 fD =(1ライン分のドット数)/(水平同期周期×文字有効表示エリア) =12ドット×24桁/(63.5μs×0.75) =6.0MHz 即ち、ドット・クロック信号の周波数fD の値として
は、上記の6MHzが設定され、倍速モード以外におい
ては、放送規格には余り依存しないことになる。また、
システム・クロック信号については、内部モード時に、
放送規格に準じた各信号を作成する基準クロック信号と
して規定されており、放送規格ごとに、それぞれ正確に
当該周波数の値が決められている。
【0009】また、図4は、内部モード時における、テ
レビ表示画面に対応するビデオ信号と、システム・クロ
ック信号と、ドット・クロック信号との対応関係を示す
図である。この場合のシステム・クロック信号の周波数
S は、ビデオ信号に重畳されているバースト信号、水
平同期信号、垂直同期信号およびクロマ信号等の放送規
格に従って規定される周波数として設定される。このシ
ステム・クロック信号の周波数fS と、当該システム・
クロック信号に対応する、水平同期信号の周波数fH
垂直同期信号の周波数fV 、バースト信号の周波数fB
およびクロマ信号の周波数fC との関係は、放送規格に
より、Nの値を正整数として、次式のように規定付けら
れている。
【0010】 fS =fB ×N fH =2fB /455 fV =2fH /525 fB =fC また、ドット・クロック信号の周波数fD と水平同期信
号の周波数fH との関係は、次式のようになり、実体と
して6MHzに設定されている。
【0011】 fD =fH ×382 =6.0MHz
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のオンス
クリーン・ディスプレイにおいては、特にVTRに用い
られるOSDの場合には、図2における位相検波器2
7、LPF28、VCO29および分周器30により形
成される第1の位相同期ループによりシステム・クロッ
ク信号を生成し、当該システム・クロック信号を分周し
て、位相検波器23、LPF26、VCO25および分
周器24により形成される位相同期ループによりドット
・クロック信号を生成している。従って、システム・ク
ロック信号およびドット・クロック信号を生成するため
に、回路構成としては、二つの位相同期ループを含む比
較的に多くの回路素子を必要としており、当該オンスク
リーン・ディスプレイを構成する半導体集積回路の回路
構成が複雑化されるという欠点がある、また、前記第2
の位相同期ループに含まれるVCO25より出力される
ドット・クロック信号の周波数が、前述のように6MH
zに設定されるために、図5のVTRにおける記録信号
の周波数アロケーションにおいて示されるように、当該
周波数アロケーションが、VTR記録方式により種々異
なっている。例えば、図5(a)に示される8mmVT
Rの場合には、FM輝度信号帯域は約2MHz〜7MH
zであり、図5(b)に示されるハイバンド8mmVT
Rの場合には約2MHz〜7MHz、図5(c)に示さ
れるSーVHS(登録商標)方式のVTRの場合には約
1MHz〜8.8MHzという具合に、それぞれ個別に
異なる周波数アロケーションが規定されている。従っ
て、画像を含む記録信号の再生時においては、テープよ
り再生される微弱な信号を、高利得増幅器により増幅し
て再生するために、これらの周波数帯域内に存在してい
る上記の位相同期ループにおける発振周波数が、記録信
号とともに同時に再生出力され、再生表示額面には、こ
れらの信号によるクロストーク等が発生して表示画面の
画質が低下するという欠点がある。また、このクロスト
ーク防止策として、再生セットに対して多くのスペース
を必要とするか、またはシールド等を施すことが必要不
可欠となり、コストアップの要因になるという欠点があ
る。
【0012】本発明の目的は、システム・クロック信号
およびドット・クロック信号を生成するための位相同期
ループを共用化し、これらの位相同期ループを、単一の
位相同期ループとして集約して形成することにより、比
較的に簡易な回路構成により当該位相同期ループを実現
し、前記クロストークによる画質低下を排除するため
に、多くのスペースまたはシールド等の対策を必要とす
る従来の問題を解決して、コストを低減することのでき
るOSDを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のオンスクリーン
・ディスプレイは、所定のエンコーダ回路およびアナロ
グ・スイッチ回路を含み、外部から入力される複合同期
信号および連続サブキャリア信号を参照して、前記エン
コーダ回路に供給されるシステム・クロック信号および
ドット・クロック信号を生成するクロック信号生成手段
を備えるオンスクリーン・ディスプレイにおいて、前記
クロック信号生成手段が、前記複合同期信号より分離出
力される水平同期信号または前記連続サブキャリア信号
を、所定の制御信号により切替えて、その内の一方の信
号を基準信号として形成される単一の位相同期ループ
と、前記制御信号の制御作用により、前記単一の位相同
期ループにより生成されるクロック信号の周波数を切替
え変換して、所定のシステム・クロック信号およびドッ
ト・クロック信号を生成して出力するクロック信号生成
手段と、を少なくとも備えて構成されることを特徴とし
ている。
【0014】なお、前記位相同期ループは、前記水平同
期信号または前記連続サブキャリア信号を基準信号とし
て入力する位相検波器と、前記位相検波器より出力され
る位相誤差信号を入力して、所定の周波数制御信号を生
成して出力する低域フィルタと、前記周波数制御信号に
より発振周波数を制御調整される発振信号を生成して出
力する電圧制御発振回路と、前記電圧制御発振回路の発
振出力信号の周波数を分周して出力する第1の分周器
と、前記第1の分周器の分周出力信号の周波数を分周し
て出力する第2の分周器と、前記第1の分周器の分周出
力信号および前記第2の分周器の分周出力信号を入力し
て、前記制御信号により何れか一方の分周出力信号を切
替え選択して、帰還信号として前記位相検波器に出力す
る第1のスイッチ回路とを少くとも備えて構成し、ま
た、前記クロック信号生成手段は、前記電圧制御発振回
路の発振出力信号の周波数を分周して、ドット・クロッ
ク信号として前記エンコーダ回路に供給する第3の分周
器と、前記電圧制御発振回路の発振出力信号の周波数を
分周して出力する第4の分周器と、前記第1の分周器の
分周出力信号および前記第4の分周器の分周出力信号を
入力して、前記制御信号により何れか一方の分周出力信
号を切替え選択して、システム・クロック信号として前
記エンコーダ回路に供給する第2のスイッチ回路と、を
少なくとも備えて構成してもよい。
【0015】また、前記電圧制御発振回路の発振出力信
号の周波数としては、17MHz帯の周波数を設定して
もよい。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0017】図1は本発明の1実施形態を示すブロック
図である。図1に示されるように、本実施形態のOSD
21は、入力端子1、2、3、5および出力端子4に対
応して、入力端子1より入力される連続サブキャリア信
号を増幅して出力するクロックアンプ6と、入力端子2
より入力される複合同期信号を、水平同期信号と垂直同
期信号に分離して出力する同期分離回路8と、前記水平
同期信号とクロックアンプ6より出力される連続サブキ
ャリア信号とを切替えて出力するスイッチ回路7と、位
相検波器9、LPF11、VCO12および分周器13
により、或はまた、位相検波器9、LPF11、VCO
12、分周器13および17により形成される位相同期
ループと、分周器13の出力信号と分周器17の出力信
号とを切替えて前記位相検波器9に出力するスイッチ回
路10と、VCO12の出力信号を分周して、システム
・クロック信号として出力する分周器14と、VCO1
2の出力信号を分周して出力する分周器15と、分周器
13の出力信号と分周器15の出力信号とを切替えて、
ドット・クロック信号として出力するスイッチ回路16
と、同期分離回路8より出力される水平同期信号および
垂直同期信号、分周回路14より出力されるシステム・
クロック信号、スイッチ回路16より出力されるドット
・クロック信号およびインターフェース回路20より出
力される制御信号の入力を受けて、エンコードするエン
コーダ回路18と、当該エンコーダ回路18の出力を介
して、入力端子3より入力されるビデオ信号に対して、
所定の信号を付加して出力端子4より外部に出力するア
ナログスイッチ回路19と、入力端子より入力される制
御信号を受けて、スイッチ回路7、10および16、分
周器13および17、エンコーダ回路18およびアナロ
グ・スイッチ回路19に対して、当該制御信号を分配出
力する前記インターフェース回路20とを備えて構成さ
れる。
【0018】図1において、入力端子2より入力される
複合同期信号は、同期分離回路8において水平同期信号
と垂直同期信号とに分離され、それぞれスイッチ回路7
およびエンコーダ回路18に入力される。また、外部の
マイクロコンピュータより、入力端子5を介して所定の
制御信号がインターフェース回路20に入力され、当該
インターフェース回路20より出力される制御信号は、
上述のように、スイッチ回路7、10および16、分周
器13および17、エンコーダ回路18およびアナログ
・スイッチ回路19に対して出力される。
【0019】外部モード時のスーパーインポーズ機能に
よる動作時には、上記の制御信号により制御されて、ス
イッチ回路7においては、同期分離回路8より分離出力
される水平同期信号が切替え出力されて位相検波器9に
入力され、また、スイッチ回路10においては、分周器
17の出力が位相検波器9に入力されるように回路切替
えされる。従って、これにより、位相検波器9と、LP
F11と、VCO12と、分周器13、17と、スイッ
チ回路10により、水平同期信号を基準信号とする位相
同期ループが形成される。この位相同期ループにより、
外部モード時においては、VCO12からは水平同期信
号に位相同期した信号が出力されて分周器14に入力さ
れてN分周され、ドット・クロック信号としてエンコー
ダ回路18に供給される。また、当該外部モード時にお
いては、システム・クロック信号は、上記のドット・ク
ロック信号を兼用するか、或はまた、スイッチ回路16
に入力される制御信号を介して、分周器13の出力をシ
ステム・クロック信号としてエンコーダ回路18に供給
するか、または分周器15の出力をシステム・クロック
信号としてエンコーダ回路18に供給するかの何れかが
選択される。
【0020】また、内部モード時のブルーバック機能に
よる動作時には、入力端子1に入力されるバースト信号
に同期した連続サブキャリア信号が、クロックアンプ6
により増幅されて、前記制御信号により切替制御される
スイッチ回路7を介して位相比較器27に入力される。
また、スイッチ回路10は、分周器13の出力が位相検
波器9に入力されるように回路切替えされる。これによ
り、この位相検波器9と、LPF11と、VCO12
と、分周器13と、スイッチ回路10により、前記連続
サブキャリア信号を基準信号とする位相同期ループが形
成される。この位相同期ループにより、内部モード時に
おいては、VCO12からは前記連続サブキャリア信号
に位相同期した信号が出力されて分周器14に入力され
てN分周され、ドット・クロック信号としてエンコーダ
回路18に供給される。また、当該内部モード時におい
ては、VCO12からの出力信号が分周器13によって
分周出力される信号と、分周器15によって分周出力さ
れる信号が、スイッチ回路16を介して何れか一方の信
号が切替え選択されて、システム・クロック信号として
エンコーダ回路18に供給される。なお、この場合に
は、前記位相同期ループにより、連続サブキャリア信号
に対して位相同期する信号を生成してVCO12より出
力させる場合には、位相検波器9において、水平同期信
号と連続サブキャリア信号との位相比較が行われる期間
は、水平同期期間内における時間帯においてのみであ
り、また、入力端子2より複合同期信号が入力されない
ような場合には、代わりの信号として、分周器17の出
力信号が用いられる。
【0021】本発明による、各放送規格に対応する具体
的の数値例として、NTSC放送規格に対応する場合に
おいては、外部モードの場合、外部のマイクロコンピュ
ータより入力される制御信号により、分周器13の分周
数N13、分周器14の分周数N14、分周器15の分周数
15、および分周器17の分周数N17の各数値は、それ
ぞれN13=5、N14=3、N15=2およびN17=455
/2に設定される。外部モード時においては、前述のよ
うに、入力端子2より入力される複合同期信号が、同期
分離回路8において分離されて出力される水平同期信号
を基準信号として、位相検波器9、LPF11、VCO
12、、分周器13およびスイッチ回路10により形成
される位相同期ループにより、VCO12より出力され
る信号が、分周器14に入力されてN14分周され、ドッ
ト・クロック信号としてエンコーダ回路18に供給され
る。また、システム・クロック信号として、スイッチ回
路16を介して、分周器13より出力される信号が、シ
ステム・クロック信号としてエンコーダ回路18に供給
される。この場合には、水平同期信号の周波数fHと、
システム・クロック信号の周波数fS と、ドット・クロ
ック信号の周波数fD との関係は、VOC12の発振周
波数をfV として次式により与えられる。
【0022】 fV =fH ×N13×N17 =15.734KHz×5×(455/2) =17.89MHz fS =fV /N13 =fH ×N17 =15.734KHz×(455/2) =3.57MHz fD =fV /N14 =(fH ×N13×N17)/N14 =17.89MHz/3 =5.96MHz また、内部モード時の場合には、入力端子1より入力さ
れる連続サブキャリア信号を基準信号とする位相同期ル
ープにより、VCO12から出力される信号が分周器1
4に入力されてN14分周され、ドット・クロック信号と
してエンコーダ回路18に供給される。また、VCO1
2の出力信号が、分周器13によってN13分周された信
号が、システム・クロック信号としてエンコーダ回路1
8に供給される。この場合における連続サブキャリア信
号の周波数fSBと、システム・クロック信号の周波数f
S と、ドット・クロック信号の周波数fD との関係は、
VOC12の発振周波数をfV として次式により与えら
れる。
【0023】 fV =fSB×N13 =3.57MHz×5 =17.89MHz fS =fV /N13 =fSB =3.57MHz fD =fV /N14 =17.89MHz/3 =5.96MHz 次に、PAL放送規格の場合においては、外部モード時
の場合に、入力端子5より入力される制御信号により、
分周器13の分周数N13、分周器14の分周数N14、分
周器15の分周数N15、および分周器17の分周数N17
は、それぞれN13=4、N14=3、N15=2およびN17
=(1135/4+1/625)に設定される。外部モ
ード時においては、前述のように、入力端子2より入力
される複合同期信号が、同期分離回路8において分離さ
れて出力される水平同期信号を基準信号として、位相検
波器9、LPF11、VCO12、、分周器13および
スイッチ回路10により形成される位相同期ループによ
り、VCO12より出力される信号が、分周器14に入
力されてN14分周され、ドット・クロック信号としてエ
ンコーダ回路18に供給される。また、システム・クロ
ック信号としては、スイッチ回路16を介して、分周器
13より出力される信号が、システム・クロック信号と
してエンコーダ回路18に供給される。この場合には、
水平同期信号の周波数fH と、システム・クロック信号
の周波数fS と、ドット・クロック信号の周波数fD
の関係は、VOC12の発振周波数をfV として次式に
より与えられる。
【0024】 fV =fH ×N13×N17 =15.625KHz×4×(1135/4+1/625) =17.73MHz fS =fV /N15 =fH ×N13×N17/N15 =15.625KHz×4×(1135/4+1/625)/2 =8.86MHz fD =fV /N14 =(fH ×N13×N17)/N14 =17.89MHz/3 =5.96MHz また、内部モードの場合には、入力端子1より入力され
る基準信号の連続サブキャリア信号の周波数fSBと、シ
ステム・クロック信号の周波数fS と、ドット・クロッ
ク信号fD との関係は、次式により与えられる。
【0025】 fV =fSB×N13 =3.57MHz×4 =17.73MHz fS =fV /N13 =fSB =8.86MHz fD =fV /N14 =17.73MHz/3 =5.96MHz 但し、連続サブキャリア信号を基準信号としてVCO1
2の位相をロックさせる場合には、位相検波器9の動作
は、時間的に水平同期期間内のみに限られており、従っ
て、当該位相検波器9において位相比較検波が行われて
位相同期ループが活性化される期間は、水平同期期間内
のみに限定されている。また、入力端子2より複合同期
信号が入力されない場合には、分周器17の出力が代わ
りとして用いられる。上記の関係式より明らかなよう
に、本発明によれば、単一の位相同期ループの活用によ
り、各分周器の分周数および各分周器の接続関係を、外
部から制御することにより、各放送規に対応するシステ
ム・クロック信号およびドット・クロック信号を、VC
Oの発振周波数が17MHz帯に設定される単一の位相
同期ループにより生成することが可能になる。
【0026】即ち、従来においては、エンコーダ回路に
対して供給されるシステム・クロック信号およびドット
・クロック信号を生成するために、少なくとも二つの位
相同期ループを必要としていたのに対比して、本発明に
おいては、従来の二つの位相同期ループにおける周波数
関係が、上述のように整数倍に近い関係にある点に着目
して、簡易な分周器とスイッチ回路とを付加することに
より、これらの二つの位相同期ループを、単一の位相同
期ループに集約して形成することにより、当該位相同期
ループを介して、外部モード時においては、複合同期信
号より分離された水平同期信号を基準信号としてシステ
ム・クロック信号およびドット・クロック信号を生成
し、内部モード時においては、連続サブキャリア信号を
基準信号としてシステム・クロック信号およびドット・
クロック信号を生成することが可能となり、当該オンス
クリーン・ディスプレイの回路構成を簡易化することが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、オンス
クリーン・ディスプレイに適用されて、エンコーダ回路
に供給されるシステム・クロック信号およびドット・ク
ロック信号を生成するために、従来、必要とされていた
二つの位相同期ループを、単一の位相同期ループに集約
して形成することにより、当該オンスクリーン・ディス
プレイの回路構成を簡易化することができるという効果
がある。
【0028】また、本発明により、位相同期ループを構
成するVCOの発振周波数を17MHz帯に設定するこ
とが可能となり、これにより、当該VCOの発振周波数
が、VTRの記録方式における周波数アロケーション帯
域外に設定されることになって、再生時におけるクロス
トーク等に起因する画質劣化を排除することが可能にな
るという効果がある。
【0029】更に、上記のクロストーク等に起因する画
質劣化が排除されることに伴ない、当該クロークトーク
を防止するために、従来必要とされているスペースまた
はシールド等が不要となり、当該オンスクリーン・ディ
スプレイのコスト・ダウンが可能になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示すブロック図である。
【図2】従来例を示すブロック図である。
【図3】画面表示に対応する、水平同期信号とドット・
クロック信号の関係を示す図である。
【図4】画面表示に対応する、ビデオ信号、ドット・ク
ロック信号およびシステム・クロック信号の関係を示す
図である。
【図5】VTRにおける、記録信号の周波数アロケーシ
ョンを示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、5 入力端子 4 出力端子 6 クロック・アンプ 7、10、16、22 スイッチ回路 8 同期分離回路 9、23、27 位相検波器 11、26、28 LPF 12、25、29 VCO 13、14、15、17、24、30、31 分周器 18 エンコーダ回路 19 アナログ・スイッチ回路 20 インターフェース回路 21 OSD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/445 H04N 5/91 - 5/956

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のエンコーダ回路およびアナログ・
    スイッチ回路を含み、外部から入力される複合同期信号
    および連続サブキャリア信号を参照して、前記エンコー
    ダ回路に供給されるシステム・クロック信号およびドッ
    ト・クロック信号を生成するクロック信号生成手段を備
    えるオンスクリーン・ディスプレイにおいて、 前記クロック信号生成手段が、前記複合同期信号より分
    離出力される水平同期信号または前記連続サブキャリア
    信号を、所定の制御信号により切替えて、その内の一方
    の信号を基準信号として形成される単一の位相同期ルー
    プと、 前記制御信号の制御作用により、前記単一の位相同期ル
    ープにより生成されるクロック信号の周波数を切替え変
    換して、所定のシステム・クロック信号およびドット・
    クロック信号を生成して出力するクロック信号生成手段
    と、 を少なくとも備えて構成されることを特徴とするオンス
    クリーン・ディスプレイ。
  2. 【請求項2】 前記位相同期ループが、前記水平同期信
    号または前記連続サブキャリア信号を基準信号として入
    力する位相検波器と、 前記位相検波器より出力される位相誤差信号を入力し
    て、所定の周波数制御信号を生成して出力する低域フィ
    ルタと、 前記周波数制御信号により発振周波数を制御調整される
    発振信号を生成して出力する電圧制御発振回路と、 前記電圧制御発振回路の発振出力信号の周波数を分周し
    て出力する第1の分周器と、 前記第1の分周器の分周出力信号の周波数を分周して出
    力する第2の分周器と、 前記第1の分周器の分周出力信号および前記第2の分周
    器の分周出力信号を入力して、前記制御信号により何れ
    か一方の分周出力信号を切替え選択して、帰還信号とし
    て前記位相検波器に出力する第1のスイッチ回路と、 を少くとも備えて構成され、 前記クロック信号生成手段が、前記電圧制御発振回路の
    発振出力信号の周波数を分周して、ドット・クロック信
    号として前記エンコーダ回路に供給する第3の分周器
    と、 前記電圧制御発振回路の発振出力信号の周波数を分周し
    て出力する第4の分周器と、 前記第1の分周器の分周出力信号および前記第4の分周
    器の分周出力信号を入力して、前記制御信号により何れ
    か一方の分周出力信号を切替え選択して、システム・ク
    ロック信号として前記エンコーダ回路に供給する第2の
    スイッチ回路と、 を少なくとも備えて構成される請求項1記載のオンスク
    リーン・ディスプレイ。
  3. 【請求項3】 前記電圧制御発振回路の発振出力信号の
    周波数が17MHz帯の周波数に設定されることを特徴
    とする請求項2記載のオンスクリーン・ディスプレイ。
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