JP3071646U - チャイルドシート - Google Patents

チャイルドシート

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JP3071646U
JP3071646U JP2000001393U JP2000001393U JP3071646U JP 3071646 U JP3071646 U JP 3071646U JP 2000001393 U JP2000001393 U JP 2000001393U JP 2000001393 U JP2000001393 U JP 2000001393U JP 3071646 U JP3071646 U JP 3071646U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の後部シートにチャイルドシートを設置
固定する作業を狭い車内で短時間に、容易に行なうこと
ができると共に、腰等を痛める事態を解消でき、しかも
強固に締着できる。 【解決手段】 ベルト本体32の両端側にバックル33
及びプレート34を設けてあるシート締着ベルト31
は、ベルト本体32をシート本体1にシートベルト挿通
穴6を介して挿通することにより、チャイルドシートに
挿装してある。ベルト本体32の一側端に設けたバック
ル33は乗用車の三点式シートベルト22の伸縮ベルト
部23のプレートに、他側端のプレート34は固定ベル
ト部24のバックルに夫々係脱自在に係合し、シート締
着ベルト31を締め付けることによりチャイルドシート
を後部シートに固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車両に搭乗した幼児を事故の衝撃から保護するためのチャイルドシ ートに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車事故の際の衝撃から搭乗幼児を保護するためのチャイルドシート の使用が法律で義務付けられたことにより、チャイルドシートの使用が普及して いる。チャイルドシートは一般に、幼児用ベッドであるベビーシート、幼児用シ ートである狭義のチャイルドシート及び学童用シートであるジュニアシートに大 別されており、狭義のチャイルドシート(以下狭義のチャイルドシートを単にチ ャイルドシートという。)は下記の構成からなっている。
【0003】 図6乃至図8に従来として市販されているチャイルドシートを示す。図におい て、1はシート本体、2は該シート本体1を構成するは合成樹脂製の基体で、該 基体2は底面部2Aと背面部2Bを略L字状に一体に形成し、背面部2Bの上部 側にベルト固定具3を固着したものからなる。4は前記基体2の底面部2Aに設 けたシートで、該シート4はクッション材をカバー布で覆ったものからなる。5 は前記背面部2Bに設けられ、該シート4に対して起立するバックシートを示し 、該バックシート5もクッション材をカバー布で覆ったものからなっている。6 、6は基体2の下側寄りの位置に形成した一対のシートベルト挿通穴を示し、該 シートベルト挿通穴6、6を介して基体2の背面部2Bとバックシート5との間 に後述する腰用シートベルト22を挿通するようになっている。
【0004】 7はシート本体1に設けられ、乗車した幼児を支えるための保持ベルト体で、 該保持ベルト体7は基体2のベルト固定具3に一端側が係着され、他端が底面部 2Aに係着された一対の肩ベルト8、8と、該各肩ベルト8の途中に設けられ、 一対の肩ベルト8、8を一体に連結する肩ベルトジョイント9と、各肩ベルト8 に挿着され、肩ベルト8を略直角方向に屈曲させると共に係合プレートが設けて あるガイドプレート10と、基端が底面部2Aに固定され、一対の肩ベルト8、 8のプレートと係脱自在に連結するバックル11が先端に設けてある下ベルト1 2とから構成してある。
【0005】 上述の構成からなる従来のチャイルドシートは乗用車の後部シート部21Aと 後部バックシート部21Bからなる後部シート21に設置して使用する。その固 定には後部シート21に設けてある三点式シートベルト22(以下、シートベル ト22という。)により以下の手順により行う。なお、以下の説明において、チ ャイルドシートは後部シート21のうち運転席の後方に位置して設置するものと する。即ち、チャイルドシートを後部シート21上に置き、背面部2Bに形成し てある一方のシートベルト挿通穴6にシートベルト22の伸縮ベルト部23を引 き出して挿入し、背面部2Bとバックシート5との間に挿通して他方のベルト挿 通穴6から外側に引き出し、伸縮ベルト部23の先端に設けてあるプレート23 Aを固定ベルト部24のバックル24Aに係合する。そして、伸縮ベルト部23 を引き出し方向とは逆方向に引き絞って締付けることにより固定するものである 。シートベルト22の構成については図3参照。なお、助手席の後方に位置して 後部シート21に設置する場合は、伸縮ベルト部23及び固定ベルト部24の位 置は上記説明と逆になる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如くチャイルドシートは自動車に設けてある三点式シートベルト22の 伸縮ベルト部23と固定ベルト部24によって固定するが、この方法には以下の 欠点がある。第一に、伸縮ベルト部23は伸長できる長さに限界があるし、固定 ベルト部24は後部シート21から約15cm突出しただけであるため、後部シ ート21にチャイルドシートを乗せた状態で伸縮ベルト部23をシート本体1に 挿通する作業は容易でないということである。第二に、伸縮ベルト部23を固定 ベルト部24に連結する際には、チャイルドシートを後部座席21から浮かせた 状態にしないと連結できないという面倒があることである。第三に、上記のよう にチャイルドシートを後部座席21から浮かせるためには伸縮ベルト部にゆとり を持たせる必要があり、このゆとりの長さ分チャイルドシートの締付に遊びがで きる結果、チャイルドシートを後部座席21に強固に固定できないことである。 第四に、三点式シートベルトの肩ベルト部はチャイルドシートの固定に使用して いないため、車両の衝突時の衝撃でチャイルドシートの上部側が図7中矢示イ方 向に投げ出されてしまうという欠点がある。
【0007】 しかも、このような面倒な作業をシートベルト22の長さを調整しながら狭い 車室で行うために、設置に時間が掛るという欠点があるし、無理な姿勢の状態で 伸縮ベルト部23を締め付けたりする作業を行なうことから腰を痛めるといった 問題を招いている。また、このような作業の面倒さからチャイルドシートの固定 作業が雑になって締め付けが十分でなく、衝撃に対する安全性に欠けるという大 きな問題もある。
【0008】 本考案は上述した従来技術の欠点及び問題点に鑑みなされたもので、車両の後 部シートにチャイルドシートを設置固定する作業を短時間で、容易に行うことが できると共に腰等を痛める事態を解消することができ、しかも強固に締着するこ とができるので高い安全性を確保することができるチャイルドシートを提供する ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、基体の前面にシー ト部とバックシート部を設け、前記基体の後面側には幅方向両側に一対のシート ベルト挿通穴が形成してあるシート本体と、該シート本体に設けられ、乗車幼児 を支える保持ベルト体とからなるチャイルドシートにおいて、前記一対のシート ベルト挿通穴を介してシート本体にシート締着ベルトを挿装し、該シート締着ベ ルトは一側端を車両の伸縮又は固定ルト部側に係着し、他側端を該車両の固定又 は伸縮ベルト部側に係着した状態で該シート締着ベルトを締め付けることにより 前記シート本体を車両のシートに固定するようにしたものからなる。
【0010】 そして、前記シート本体の基体後面に設けたベルト固定具に、三点式シートベ ルトの肩ベルト部を係脱自在に係合するベルト係止体を設け、該ベルト係止体よ り下側に位置して前記肩ベルト部に上側クリップを取着し、前記伸縮ベルト部の 近傍に位置して該肩ベルト部に下側クリップを取着するとよい。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。なお、前述した従来技術 の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して援用し、その説明を省略す る。図において、31はシートベルト22に連結するシート締着ベルトを示し、 該シート締着ベルト31はベルト本体32と、該ベルト本体32の一端側に設け られ、伸縮ベルト部23のプレート23Aに係合するバックル33と、ベルト本 体32の他端側に設けられ、固定ベルト部24のバックル24Aに係合するプレ ート34とから構成してあり、プレート34をベルト本体32に対して変位させ ることにより、バックル33とプレート34との間の長さを調節するようになっ ている。
【0012】 また、35、36はチャイルドシートをベルト本体32の最適の位置に係止す るためにシート締着ベルト31に係着した上側及び下側クリップで、該各クリッ プ35、36は公知のものであるので、その詳細は省略する。
【0013】 更に、図2において、37はシート本体1のベルト固定具3に設けたベルト係 合体で、該ベルト係合体37は例えばカラビナのように環体の一部のゲートが係 脱自在に開放する構成のものからなっている。このベルト係合体37は、図3に 示すように三点式シートベルトの肩ベルト部25を係合するためのものである。
【0014】 次に、前記シート締着ベルト31を用いてチャイルドシートを後部シート21 に設置する方法について説明する。先ず、チャイルドシートのシート本体1にベ ルト挿通穴6、6を介してシート締着ベルト31を予め挿通し、バックル33及 びプレート34がベルト挿通穴6、6から適当な位置に露出するようにベルト本 体32を適宜の長さに調整してをおく。次に、チャイルドシートを後部シート2 1に乗せ、肩ベルト部25をベルト係合体37に係合し、上側クリップ35をベ ルト係合体37の下側に位置して肩ベルト部25に取着する。これにより、チャ イルドシートと肩ベルト部25は所定の位置で固定した状態になる。
【0015】 次に、シート締着ベルト31のプレート34を固定ベルト部24のバックル2 4Aに係着する。然る後、シート締着ベルト31のバックル33を伸縮ベルト部 23のプレート23に係着し、バックル33の下側に位置して肩ベルト部25に 下側クリップ36を取着する。最後に、シート締着ベルト31を締め付ける。こ れにより、チャイルドシートは後部シート21に強固に固定することができる。
【0016】 このように、肩ベルト部25をベルト係合体37に挿通した状態にして上側と 下側に取着したクリップ35、36により肩ベルト25に対してチャイルドシー トを位置決めをしておくことにより、チャイルドシートの上部側は肩ベルト部2 5に係止された状態になる。従って、事故の際の衝撃によりチャイルドシートの 上部側がバックシート21Bから前方に投げ出される現象を防止することができ 、衝撃により幼児が前方に投げ出されるのをより確実に防止できる。
【0017】 また、チャイルドシートに予め挿装したシート締着ベルト31をシートベルト 22の伸縮ベルト部23と固定ベルト部24に連結する構成にすることにより、 狭い車内でシート本体1にシートベルト22を挿通する作業や連結作業を不要に するから、チャイルドシートの固定作業を容易に行なうことができる。また、狭 い車内でチャイルドシートを後部シート21から浮かせてベルト長さの調整を行 なうといった面倒を解消できる。
【0018】 なお、本考案のチャイルドシートは実施の形態に示すものに限られるものでは なく、ベルト挿通穴がシート本体の幅方向両側に設けてあるタイプのチャイルド シートであればよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。 (1)チャイルドシートは予め挿装したシート締着ベルトを介して乗用車のシー トベルトに係止するようにしたから、短時間で容易にチャイルドシートを後部座 席に固定することができる。 (2)チャイルドシートの締着作業を狭い車内で無理な姿勢を取りながら行う必 要がないので、腰を痛めたりすることがない。 (3)従来面倒なために不十分であったチャイルドシートの締着作業を容易に行 うことができるから、チャイドシートを後部座席に強固に締着することができ、 より高い安全性を確保することができる。 (4)シート本体の基体後面に設けてあるベルト固定具に、三点式シートベルト の肩ベルトを係脱自在に係合するベルト係止体を設けたから、衝撃を受けた際に チャイルドシートの上部側が前方に投げ出される現象を防止することができ、安 全性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図5は本考案の実施の形態に係り、図
1はシート締着ベルトの外観図である。
【図2】シート締着ベルトを挿装したチャイルドシート
の背面図である。
【図3】シート締着ベルトをシートベルトに連結したチ
ャイルドシートの背面図である。
【図4】シート締着ベルトによりチャイルドシートを固
定した状態の左側面図である。
【図5】シート締着ベルトによりチャイルドシートを固
定した状態の右側面図である。
【図6】図6乃至図8は従来技術のチャイルドシートを
示し、図6はチャイルドシートの正面図である。
【図7】チャイルドシートの左側面図である。
【図8】チャイルドシートの背面図である。
【符号の説明】
1 シート本体 2 基体 3 ベルト固定具 4 シート 5 バックシート 6 シートベルト挿通穴 7 保持ベルト体 21 後部シート 22 三点式シートベルト 23 伸縮ベルト部 24 固定ベルト部 31 シート締着ベルト 35、36 クリップ 37 ベルト係合体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の前面にシートとバックシートを設
    け、前記基体の後面側には幅方向両側に一対のシートベ
    ルト挿通穴が形成してあるシート本体と、該シート本体
    に設けられ、乗車幼児を支える保持ベルト体とからなる
    チャイルドシートにおいて、前記一対のシートベルト挿
    通穴を介してシート本体にシート締着ベルトを挿装し、
    該シート締着ベルトは一側端を車両のシートベルトの伸
    縮又は固定ベルト部側に係着し、他側端を該シートベル
    トの固定又は伸縮ベルト部側に係着した状態で該シート
    締着ベルトを締め付けることにより前記シート本体を車
    両の後部シートに固定するように構成したことを特徴と
    するチャイルドシート。
  2. 【請求項2】 前記シート本体の基体後面に設けたベル
    ト固定具に、車両のシートベルトの肩ベルト部を係脱自
    在に係合するベルト係止体を設け、該ベルト係止体より
    下側に位置して前記肩ベルト部に上側クリップを取着
    し、前記伸縮ベルト部の近傍に位置して該肩ベルト部に
    下側クリップを取着するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のチャイルドシート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003226172A (ja) * 2002-02-05 2003-08-12 Kazuo Yuki 乗物用幼児拘束装置

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