JP3071583U

JP3071583U - 植物育成用ソーラーパット

Info

Publication number: JP3071583U
Application number: JP2000001325U
Authority: JP
Inventors: 緑坂井
Original assignee: 緑坂井
Priority date: 2000-03-08
Filing date: 2000-03-08
Publication date: 2000-09-14
Anticipated expiration: 2006-03-08

Abstract

(57)【要約】【課題】日当たりの良くない場所、或いは曇天などで
充分な日照時間が得られないような場合に使用して、顕
著な効果が得られるようにするためのソーラーパットを
市販に提供する。【解決手段】厚さ１ｍｍ程度で円形、方形などをなし
た大きさ１００ｃｍ^２〜１０００ｃｍ^２の厚紙体の表面
にアルミ箔を貼着し、内方に中心部へ向って全て収斂す
る多数の切り込みを設け、これにより複数の三角状舌片
を形成したことを特徴とする。このさい、外周の一箇所
から、内方の三角状舌片と連通する切り溝を設けたり、
全体表面或いは部分的に小さな凹凸のエンボス加工を施
したりする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は植木鉢などの植物育成用に工夫されたソーラーパットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

鉢植え植物は戸外に陳列させたさい、効果的に太陽光を受けることが必要であり、適宜その位置を変えたり、衝立てを立てたりすることが行われる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はマンションなどの住居で日当りの余り良くない場所、或いは曇天などで充分な日照時間が得られないような場合に使用して、顕著な効果が得られるようにするためのソーラーパットを市販に供せんとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、厚さ１ｍｍ程度で円形、方形などとした１００ｃｍ^２〜１０００ｃｍ^２の厚紙体の表面にアルミ箔を貼着し、内方に中心部へ向って全て収斂する多数の切り込みを設け、これにより複数の三角状舌片を形成したことを特徴とする。このさい、アルミ箔は厚紙の裏面側にも設けるようになしても良く、また外周の一箇所から内方の三角状舌片と連通する切り溝を設け、該切り溝箇所で部分的な開放を可能ならしめたり、またアルミ箔には小さな凹凸などのエンボス加工を施したりする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１は本考案に係る植物育成用ソーラーパットを示すもので、Ａは円形に作成したもの、Ｂは方形に作成したもの、Ｃはエンボス加工の施された他の例を示す。各図に於いて、１は厚さ１ｍｍ程度で円形、或いは方形などとした大きさ１００ｃｍ^２〜１０００ｃｍ^２の厚紙体１，１’である。２は該厚紙体１，１’の表面に接着剤を塗布して貼着したアルミ箔である。このさい、該アルミ箔は厚紙体１，１’の裏面側にも貼着させるようにして良い。

【０００６】３，３・・・は上記の如くアルミ箔を貼着したのち、内方の中心部に向って全て収斂する状態に多数の切込みｐを設けて、これにより作成される複数の三角状舌片である。このさい三角状舌片３，３・・・の枚数は任意に設計することができるが、通常４枚〜１６枚の範囲で設計される。なお、４は外周の一端から上記三角状舌片３の１つと連通するようになした切り溝であって、該切り溝４により該部分で左右方向へ部分的な開放が行われるようになされる。

【０００７】図２は上記の如く構成した本考案品の使用状態図であって、内方の三角状舌片３，３・・・を下向きに適宜折り曲げるようにしながら、切り溝４の箇所を左右方向へ開放させ、該部に花の茎５を通して花鉢６の中央へ位置させるようになすのである。

【０００８】花鉢の葉茎が多い場合には三角状舌片３，３・・・を大きく折り込んだ状態のものにして使用するのであり、これに対し比較的少ないものでは図３に示す如く中心部に比較的小さな三角状舌片３’，３’・・・を形成したものを使用するようになすと良い。

【０００９】本考案品の使用では太陽光線がアルミ箔に反射して外表面からは隠れたものとなっている葉の裏面側や茎などに効果的に太陽光線が照射されるようになされる。図Ｃは小さな凹凸状のエンボス加工ｍを施したものであって、上記の光反射がランダムに行われる上で著効がある。なお、該エンボス加工ｍは全面に施されるようになしても良いが、内外を２分割あるは３分割したりしてエンボス加工の施された部分と施されない部分とがあるように構成することも差し支えない。

【００１０】

【考案の効果】本考案は以上の通り構成するものであって、鉢植えの花木に対し下方から日光を反射させ、花木の下方からも効果的に日光の恩恵が得られるようになすのであり、日光の照射量を倍増させて葉や茎の成長増進が図れるようにするのである。なお、葉の裏面側にも日光が良く照射されることは、害虫の棲息を牽制し、葉腐れなどを生じせしめないものとなる。なお、三角状舌片は適宜下方へ折り込んで立設状態となされることから、注水や通風などには何ら支障を生じせしめたりすることのないものである。また、裏面側に対しアルミ箔を貼着したものは、適宜反転させて使用することにより長期間の使用に供されるものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る植物育成用ソーラーパットの斜視
図である。

【図２】上記の使用状態図である。

【図３】他の例の使用状態図である。

【符号の説明】

１厚紙体２アルミ箔３三角状舌片４切り溝５茎６花鉢

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】厚さ１ｍｍ程度で円形、方形などをなし
た大きさ１００ｃｍ ^２〜１０００ｃｍ^２の厚紙体の表面
にアルミ箔を貼着し、内方に中心部へ向って全て収斂す
る多数の切り込みを設け、これにより複数の三角状舌片
を形成したことを特徴とする植物育成用ソーラーパッ
ト。
【請求項２】厚紙体の裏面にもアルミ箔が貼着してあ
ることを特徴とする請求項１記載の植物育成用ソーラー
パット。
【請求項３】厚紙体の外周の一箇所から内方の三角状
舌片と連通する切り溝を設け、該切り溝箇所で部分的開
放を可能ならしめたことを特徴とする請求項１又は２記
載の植物育成用ソーラーパット。
【請求項４】全面或いは内部を部分的に小さな凹凸面
加工を施したことを特徴とする請求項１，２又は３記載
の植物育成用ソーラーパット。