JP3071575B2 - 草取り機 - Google Patents

草取り機

Info

Publication number
JP3071575B2
JP3071575B2 JP4242282A JP24228292A JP3071575B2 JP 3071575 B2 JP3071575 B2 JP 3071575B2 JP 4242282 A JP4242282 A JP 4242282A JP 24228292 A JP24228292 A JP 24228292A JP 3071575 B2 JP3071575 B2 JP 3071575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
grass
pin
insertion pin
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4242282A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06189602A (ja
Inventor
勝美 岩田
Original Assignee
岩田 真太郎
岩田 拓朗
岩田 篤
岩田 里美
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 岩田 真太郎, 岩田 拓朗, 岩田 篤, 岩田 里美 filed Critical 岩田 真太郎
Priority to JP4242282A priority Critical patent/JP3071575B2/ja
Publication of JPH06189602A publication Critical patent/JPH06189602A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3071575B2 publication Critical patent/JP3071575B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は草取り機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ゴルフ場等で作業者が草
を取る場合には、カマ等を使用して手作業で草を抜いた
り、草を刈ったりしている。しかし、手作業で草取り作
業を行うと、例えば座った状態で行わなければならず、
労力や時間がかかるという問題が生じる。
【0003】そこで、時間をかけることなく、迅速に草
を取るために、図21に示すように、電動の草刈り機3
1が提案されている。この電動草刈り機31は作業者は
該電動草刈り機31を操作して、回転した円板状の草刈
り刃32によって、草を刈るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この電
動草刈り機31では、草刈り刃32を草の根から刈り取
ることができない。即ち、電動草刈り機31は草を刈る
時に根を土中に残したまま茎から刈ってしまう。従っ
て、せっかく草を刈ってもしばらくすると土中に残った
根から再び草が生えてくるという問題がある。
【0005】また、電動草刈り機31では例えば芝生等
に部分的に1本だけ生えている草をその草の周囲の芝生
を傷めることなく刈りとるには、該電動草刈り機31を
正確に操作しなければならず、その操作性に困難があっ
た。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は作業者があまり労力を使
うことなく、迅速に、草を根から抜き取る又はちぎり取
ることができる草取り機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、第1の発明は、草取り時に草の略中心部の上方で前
記略中心部を中心に回転操作される回転操作部材の下端
に基盤を固着し、同基盤の下面には根引き抜き用の挿入
ピンを前記基盤下面の中心部を中心とする同一円周上に
三本以上設けたことをその要旨とする。
【0008】第2の発明は、草取り時に草の略中心部の
上方で前記略中心部を中心に回転操作される回転操作部
材の下端に基盤を固着し、同基盤の下面には根引き抜き
用の挿入ピンを前記基盤下面の中心部を中心とする同一
円周上に二本以上設けると共に、前記円周と同心状に形
成されたもう一つの円周上に一本以上設けたことをその
要旨とする。第3の発明は、草取り時に草の略中心部の
上方で前記略中心部を中心に回転操作される回転操作部
材の下端に基盤を固着し、同基盤の下面には回転支持用
の中心軸ピンを前記基盤下面の中心部に設けると共に、
前記中心部とは異なる位置に根引き抜き用の挿入ピンを
一本以上設けたことをその要旨とする。
【0009】第4の発明は、第3の発明において前記挿
入ピンは基盤の下面において前記中心軸ピンを中心とす
る同一円周上に二本以上設けられたことをその要旨とす
る。
【0010】第5の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記挿入ピンは焼き入れしたものであることをその
要旨とする。
【0011】第6の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記挿入ピンには凹凸が形成されたことをその要旨
とする。第7の発明は、第1〜第4の発明において、前
記挿入ピンの先端部にセラミックスから成る先端子を固
着したことをその要旨とする。
【0012】第8の発明は、第1〜第7の発明におい
て、前記回転操作部材内には基盤下面に設けられた押し
出し部材を基盤に対して離間する位置に押し出すための
押し出し操作手段を設けたことをその要旨とする。第9
の発明は、第8の発明において、常に押しだし部材を基
盤側に付勢する付勢部材を回転操作部材に設けたことを
その要旨とする。
【0013】第10の発明は、草取り時に草の略中心部
の上方で前記略中心部を中心に回転操作される回転操作
部材における棒材の先端部に根引き抜き用の挿入ピンを
前記棒材先端部の中心部を中心とする同一円周上に三本
以上設けたことをその要旨とする。
【0014】
【0015】
【作用】従って、第1及び第2発明においては、草の略
中心部に回転操作部材の下端に固着された基盤の中心部
を合せた状態で同基盤の下面に設けられた根引き抜き用
の挿入ピンを土中に刺し込む。すると、前記挿入ピン
が、草の略中心部から一定距離離れた所で前記草の根に
刺し込まれる。そして、その状態から回転操作部材を回
転させると、基盤と共に前記挿入ピンが土中に刺し込ま
れた状態のまま前記草の略中心部を中心にして回転す
る。すると、その回転に伴い草の根が挿入ピンに巻き付
き、前記草は挿入ピンに巻きついた根と共に簡単に引き
抜かれる。
【0016】また、第3及び第4発明においては、草の
略中心部に回転操作部材の下端に固着された基盤下面の
中心軸ピンを刺し込む。すると、前記基盤の下面に設け
られた根引き抜き用の挿入ピンが、草の略中心部から一
定距離離れた所で前記草の根に刺し込まれる。そして、
その状態から回転操作部材を回転させると、基盤と共に
前記挿入ピンが土中に刺し込まれた状態のまま前記草の
略中心部を中心にして回転する。すると、その回転に伴
い草の根が挿入ピンに巻き付き、前記草は挿入ピンに巻
きついた根と共に簡単に引き抜かれる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】また、第5の発明においては、挿入ピン
焼入れされており、高い硬度を有している。従って、例
えば根の近傍に石や砂利等の硬いものがあって、それら
と挿入ピンが衝突したとしても、前記挿入ピンが折れた
り、曲がったりすることなく、確実に根を引き抜く
【0022】また、第6の発明においては、挿入ピンに
凹凸が形成されたことにより、草の根が該挿入ピンに
きつき易くなる。従って、挿入ピンはより確実に根を引
抜く
【0023】また、第7の発明においては、挿入ピンの
先端部にセラミックスから成る先端子が固着されてい
る。この先端子によって、草を抜き取るために前記挿入
ンを土中に入れたり、土中から抜いたりする際に生じ
る先端部における磨耗を低減する。
【0024】また、第8の発明においては、押し出し操
作手段を操作すると、押し出し部材が基盤に対して離間
するため、基盤下面の挿入ピンに取着した草はこの押
し出し部材が基盤から離間することによって、挿入ピ
ら離脱される。
【0025】また、第9の発明においては、押し出し部
が常に付勢部材によって基盤側に付勢されている。
のため、押し出し部材は根を引き抜いているときに邪魔
にならない。また、第10の発明においては、草の略中
心部に回転操作部材における棒材の先端部の中心部を合
せた状態で根引き抜き用の挿入ピンを土中に刺し込む。
すると、前記挿入ピンが、草の略中心部から一定距離離
れた所で前記草の根に刺し込まれる。そして、その状態
から前記回転操作部材における棒材を回転させると、棒
材と共に前記挿入ピンが土中に刺し込まれた状態のまま
前記草の略中心部を中心にして回転する。すると、その
回転に伴い草の根が挿入ピンに巻き付き、前記草は挿入
ピンに巻きついた根と共に簡単に引き抜かれる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を草取り機に具体化した一実施
例を図1〜図9に従って説明する。
【0027】図1は草取り機1の正面図を示し、図2は
該草取り機1を上面から視た要部斜視図を示している。
草取り機1には両端が閉鎖されるとともに、中空形状に
形成された鋼管から成るパイプ2が設けられている。そ
して、パイプ2の略中央部には前記パイプ2よりも長さ
を長く形成された鋼管から成るパイプ3が電気抵抗溶接
でパイプ2に対して垂直に固着されている。即ち、これ
らパイプ2とパイプ3とによってT字状の回転操作部材
が形成されている。このとき、パイプ2はパイプ3によ
り左部分及び右部分(図1参照)に分けられ、これら左
部分及び右部分は例えば作業者が作業時に把持する部分
としての把手部2a,2bを形成している。
【0028】前記パイプ3の下端には鋼材(S25C)
から成る円板状の基盤4が溶接によって固着されてい
る。図5,6に示すように、前記基盤4の下面には同形
状の3本の挿入ピン5が等間隔に基盤4の中心を中心と
する同一円周上に設けられ、基盤4の上部からナット6
によって基盤4に固着されている。
【0029】この挿入ピン5は熱処理(焼入れ)が施さ
れたステンレス材(SUS420J2)にて形成され、
その硬度はHRC40以上が保証されている。その挿入
ピン5の表面には旋盤等で加工された円弧状の凹部7が
複数ヵ所(本実施例においては1本に付き5ヵ所)形成
されて、その挿入ピン5の同表面は凹凸に形成されてい
る。そして、挿入ピン5はこの凹凸によって、草を取る
時に、挿入ピン5に草の根がより巻きつき易くして、草
をより取り易くしている。
【0030】図3,図4に示すように、この基盤4の中
央部には円形状に貫通した孔が形成され、該孔の表面全
体にわたって雌ネジが切られることによってネジ孔8が
形成されている。このネジ孔8には円形状に形成され、
その外周面全体にわたって雄ネジの切られたアルミニウ
ムから成る座板9が螺着される。この座板9の雄ネジ部
分には接着剤が塗布されており、座板9は基盤4に対し
て確実に固着されている。図4に示すように、座板9に
はその中央部に貫通孔10が形成され、該貫通孔10に
対して対称な2地点にはピン孔11が形成されている。
このとき、このピン孔11に治具を挿通し回転させるこ
とによって、該座板9を回転させ基盤4に螺入させて、
基盤4に螺着するようになっている。
【0031】また、図1,図2に示すように、前記パイ
プ2の上部中央には挿通孔12が形成されており、その
挿通孔12にはアルミニウムから成る押し出し操作手段
としてのプッシュ棒13が挿通されている。このとき、
該プッシュ棒13のパイプ2側の上端部には円板状の押
板14が固着されている。また、プッシュ棒13の先端
部はパイプ3内を貫通し、基盤4に固着された座板9の
貫通孔10から突出するようになっている。そして、前
記先端部には雄ネジ15が形成されているとともに、該
雄ネジ15には円形状に形成され、アルミニウムから成
る押し出し部材としての押し出し板16が螺着されてい
る。このとき、この押し出し板16は接着剤によってプ
ッシュ棒13の雄ネジ15に確実に固着されている。
【0032】さらに、図3に示すように、パイプ3内の
プッシュ棒13には円柱状に形成された2本のロールピ
ン18が180°対称位置に固着されている。そして、
このロールピン18と前記座板9の上面との間に付勢部
材としての螺旋状に形成されたコイルバネ17が配設さ
れている。そして、前記コイルバネ17によって、常に
プッシュ棒13を上方に押圧するようになっている。
【0033】即ち、例えば作業者が押板14を押してプ
ッシュ棒13を下方に押圧すると、コイルバネ17の
勢力に抗して、押し出し板16はプッシュ棒13ととも
に、下方へ移動する。即ち、押し出し16の移動量は
押板14を押した量に等しい量だけ移動する。このと
き、前記コイルバネ17の長さは押板14とパイプ2と
の距離L(図1参照)に対して充分長く形成されてい
る。従って、押し出し板16の最大移動量は前記距離L
に相当し、この押し出し板16の最大移動量Lは前記挿
入ピン5の長さにほぼ匹敵するように形成されている。
【0034】また、作業者が押板14を押すことを止め
ると、押し出し板16はプッシュ棒13とともにコイル
バネ17の付勢力によって座板9に当接するまで自動的
に上方に移動するようになっている。
【0035】次に、上記のように構成した草取り機1を
使用して草を取る場合について説明する。まず、図7に
示すように、作業者は押板14を押さない状態で、挿入
ピン5を草Pの略中心部P0から一定距離離れた草Pの
根P1に向かって差し込む。そして、作業者は挿入ピン
5を挿入した状態で草取り機1をパイプ3の中心を中心
に回動させる。すると、挿入ピン5は根P1内でパイプ
3の中心を中心に土中で回転し、根P1が挿入ピン5に
巻きつく。さらに、パイプ3を回転させることによっ
て、挿入ピン5は根P1を引き抜き又はちぎる。そし
て、図8に示すように、挿入ピン5を土から抜き取れ
ば、挿入ピン5に根P1が巻きついた状態で草Pが取ら
れる。
【0036】さらに、図9に示すように、挿入ピン5に
根P1が巻きついた状態において、例えば所定の草置き
場で、作業者が押板14を押すと押し出し板16が押し
出され、挿入ピン5に巻きついた根P1が挿入ピン5か
ら離れることにより、草Pは処分される。このとき、作
業者が押板14を押すことを止めれば、前記コイルバネ
17によって、押し出し板16は自動的に座板9に当接
する。
【0037】従って、上記のように構成した草取り機1
によれば、草Pの略中心部から一定距離離れた根P1に
向かって該草取り機1を刺し込み回転させるだけで、根
P1が挿入ピン5に巻きつく。このため、草Pを根P1
から迅速かつ簡単に抜き取ることができる。このとき、
作業者は立った状態のまま、パイプ2の把手2a,2b
を握って草取り作業ができるので、座った状態で草Pを
取る場合に比して容易に草を取ることができる。
【0038】また、挿入ピン5に設けられた凹凸によっ
て草Pの根P1が該挿入ピン5に巻きつき易くすること
ができ、より確実に草Pを根P1から取ることができ
る。そして、基盤4において、挿入ピン5をパイプ3の
中心に対して同一円周上に3本等間隔に取着したので、
パイプ3の回転に伴って挿入ピン5は安定した状態で回
転し、草Pの根P1を容易に巻きつけることができる。
【0039】さらに、草Pの根P1が挿入ピン5に巻き
ついた状態で、押板14を押して、押し出し板16を下
方に移動させて、草Pを下方に押すことによって、容易
に草Pを挿入ピン5から離脱させることができる。この
とき、パイプ3内のコイルバネ17によって、押板14
を押すことを止めれば自動的に押し出し板16は基盤4
に固着された座板9に当接させることができる。
【0040】加えて、挿入ピン5に焼入れを行ったの
で、例えば根の近傍に石や砂利等の硬いものがあって、
それらと挿入ピン5が衝突したとしても、これら挿入ピ
ン5が折れたり、曲がったりすることなく、確実に根を
引き抜き又はちぎって草をとることができる。
【0041】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することができる。 (1)上記実施例では3本の挿入ピン5を同一円周上に
設けたが、挿入ピン5の本数は3本に限定されるもので
はなく、3本以上ならば何本でもよい。このとき、図1
0に示すように、挿入ピン5に凹凸を特に形成する必要
はない。また、焼入れのしていない挿入ピン5にしても
よい。
【0042】(2)上記実施例では、3本の挿入ピン5
を同一円周上に設けたが、図11に示すように、押し出
し板16の中心に中心軸ピン19を設け、この中心軸ピ
ン19に対して一定距離離れた円周上に少なくとも一本
の挿入ピン5を設けてもよい。このとき、草Pの略中心
部P0に中心軸ピン19を刺しこみ、挿入ピン5を前記
略中心部P0から一定距離離れた根P1に刺し込む。こ
の状態において、草取り機1を中心軸ピン19を中心に
回転させると、挿入ピン5は中心軸ピン19を中心に回
転する。すると、挿入ピン5及び中心軸ピン19に草P
の根P1が巻きつく。さらに、中心軸ピン19を中心に
回転させると、根P1は挿入ピン5及び中心軸ピン19
によって、抜き取られ又はちぎり取られる。 また、こ
の中心軸ピン19は図11に示すように、挿入ピン5に
比して若干長さを長く形成されているが、挿入ピン5の
長さと同一に形成してもよい。
【0043】さらに、中心軸ピン19に凹凸を設けた
り、焼入れを施したりしても勿論よい。このとき、中心
軸ピン19はこの凹凸によって、より草Pの中心に刺し
込み易くなるとともに、根P1が巻きつき易くなる。さ
らに、中心軸ピン19に焼入れを施したことによって、
中心軸ピン19は草P中心に石や砂利等の硬いものがあ
って、それらと中心軸ピン19と衝突したとしても、こ
の中心軸ピン19が折れたり、曲がったりすることな
く、確実に草P中心に中心軸ピン19を刺し込むことが
できる。
【0044】(3)上記実施例では、3本の挿入ピン5
を同一円周上に設けたが、基盤4下面の同一円周上に2
本以上の挿入ピン5を設け、もう一つの異なる円周上に
1本以上の挿入ピン5を設けてもよい。
【0045】(4)上記実施例では、付勢部材としてコ
イルバネ17を使用したが、板バネを使用してもよい。
また、付勢部材を使用せず、草Pを落とすためにプッシ
ュ棒13を押した後は、該プッシュ棒13を手動で引き
戻すよう構成してもよい。さらに、押し出し板16をプ
ッシュ棒13に取着することなく、プッシュ棒13の先
端が草Pを落とすよう構成してもよい。
【0046】(5)上記実施例では、付勢部材(コイル
バネ17)を係止する係止部材としてロールピン18を
プッシュ棒13に固着したが、図12に示すように、プ
ッシュ棒13に鍛造により略円形状の係止部20を形成
してもよい。
【0047】また、図13に示すように、プッシュ棒1
3に切欠21を設け、その切欠にEリング22を固着す
ることによって、コイルバネ17を係止する係止部材を
構成してもよい。
【0048】(6)上記実施例では、挿入ピン5に取着
した草Pを落とすためのプッシュ棒13を使用して草取
り機1を構成したが、プッシュ棒13を使用せず、草取
り機1を構成してもよい。このとき、挿入ピン5に取着
した草Pは例えばパイプ3等を叩くことによって生じた
振動により落とされる。
【0049】さらに、プッシュ棒13を使用しない草取
り機1において、中空材料のパイプ3に代わって中実材
料の棒材を使用してもよい。この場合、基盤4の中心部
に中心軸ピン19を設けてもよい。
【0050】(7)上記実施例では鋼管から成るパイプ
2,3を使用して草取り機1を構成したが、硬化プラス
チック等のパイプを使用して構成してもよい。このと
き、硬化プラスチック等のパイプは鋼管から成るパイプ
2,3に比して軽量である。従って、作業者にとってよ
り作業がし易くなり、作業効率が向上する。
【0051】(8)上記実施例において、パイプ2の把
手2a,2bに皮又はテープ等を巻くことによって、作
業者にとってより把手2a,2bを握り易くし、草取り
の作業性を向上させてもよい。また、把手2a,2bに
対して作業者の手の指の形に合わせて凹凸を形成しても
よい。
【0052】(9)上記実施例において、草取り機1の
パイプ3の長さを適宜変更した幾種類もの草取り機1を
制作する。そして、作業者が自分の身長に応じて草取り
機1を選択できるよう構成してもよい。
【0053】(10)上記実施例では、回転操作部材と
してのパイプ2に把手2a,2bを形成したが、図1
4,図15,図16に示す形状の把手23,24,25
を回転操作部材として形成してもよい。このとき、勿
論、それぞれの把手23,24,25に皮又はテープ等
を巻いてもよい。
【0054】(11)上記実施例において、図17に示
すように、回転操作部材として3方に分岐したアルミダ
イキャストから成る中実棒(以下単に棒材)26のそれ
ぞれの先端部に基盤4を固着し、その基盤4に挿入ピン
5を固着してもよい。このとき、それぞれの先端部に固
着する基盤4の大きさをそれぞれ異なる大きさに設定し
て、その基盤4の大きさに応じて、長さが違う挿入ピン
5をその長さに適した間隔で配設してもよい。また、中
心軸ピン19を固着してもよい。さらに、前記挿入ピン
5又は中心軸ピン19に焼入れ、凹凸等を施したものを
使用しても勿論よい。また、この3方に分岐した棒材2
6は丁度片手で握れる程度の大きさに設定することによ
って、作業者は小さな草P等を容易にとることができ
る。
【0055】このとき、図18に示すように、基盤4を
特に用いることなく直接棒材26の先端部に挿入ピン5
を固着してもよい。また、図19に示すように、基盤4
の中央部に雄ねじ27を設け、その雄ねじ27を前記棒
材26に螺着するよう構成してもよい。
【0056】さらに、3方に分岐した棒材26に限定す
ることなく、2ヶ所,4ヶ所等の複数方に分岐した棒材
先端部に基盤4を固着し挿入ピン5を固着してもよい。
勿論、挿入ピン5だけでなく中心軸ピン19を棒材26
又は基盤4に固着してもよい。
【0057】(12)上記実施例において、図20に示
すように挿入ピン5又は中心軸ピン19の先端部にセラ
ミックスから成る先端子28を接着材等で固着してもよ
い。このとき、草Pを取るために土中に挿入ピン5又は
中心軸ピン19を入れたり、抜いたりする時に生じる先
端部の磨耗をこの先端子28によって低減することがで
きる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば
草の略中心部から一定距離離れた所で土中に刺し込まれ
る挿入ピンが回転操作部材の回転操作に伴い前記草の根
を巻きつけるので、土中に根を残すことなく容易迅速に
草取りすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例において、草取り
機を示す正面図である。
【図2】一実施例において、草取り機の上部を上方から
視た斜視図である。
【図3】一実施例において、パイプ内のプッシュ棒及び
コイルバネ等の配設状態を示す断面図である。
【図4】一実施例において、座板を示す正面図である。
【図5】一実施例において、基盤に取着された挿入ピン
を示す正面図である。
【図6】一実施例において、基盤に取着された挿入ピン
の配設状態を示す状態図である。
【図7】一実施例において、草取り機を草に挿通した状
態を示す説明図である。
【図8】一実施例において、草取り機に草が取着した状
態を示す説明図である。
【図9】一実施例において、草取り機から草を所定の草
置き場に収容した状態を示す説明図である。
【図10】別例において、凹凸の無い挿入ピンを示す正
面図である。
【図11】別例において、円板に中心軸ピンが固着され
た状態を示す斜視図である。
【図12】別例において、プッシュ棒に形成された係止
部を示す正面図である。
【図13】別例において、プッシュ棒に形成された係止
部を示す正面図である。
【図14】別例における把手を示す側面図である。
【図15】別例における把手を示す側面図である。
【図16】別例における把手を示す側面図である。
【図17】別例における把手を示す側面図である。
【図18】別例における把手の先端部を示す側面図であ
る。
【図19】別例における把手の先端部を示す側面図であ
る。
【図20】別例における挿入ピン又は中心軸ピンの先端
部にセラミック等の先端子を固着した正面図である。
【図21】従来例における草刈り機を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
2,3…回転操作部材としてのパイプ、4…基盤、5…
挿入ピン、13…押し出し操作手段としてのプッシュ
棒、16…押し出し部材としての押し出し板、17…付
勢部材としてのコイルバネ、19…中心軸ピン、23,
24,25…回転操作部材としての把手、26…回転操
作部材としての棒材、28…先端子、P…草、P0…草
の略中心部、P1…根。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 勝美 岐阜県羽島市正木町新井319番地 (56)参考文献 特開 昭61−296930(JP,A) 実開 昭63−124308(JP,U) 実開 昭57−11904(JP,U) 実開 平3−61801(JP,U) 実公 昭60−13281(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 1/00 A01B 1/16 A01B 1/22

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 草取り時に草(P)の略中心部(P0)
    の上方で前記略中心部(P0)を中心に回転操作される
    回転操作部材(2,3,23,24,25,26)の下
    端に基盤(4)を固着し、同基盤(4)の下面には根
    (P1)引き抜き用の挿入ピン(5)を前記基盤(4)
    下面の中心部を中心とする同一円周上に三本以上設けた
    ことを特徴とする草取り機
  2. 【請求項2】 草取り時に草(P)の略中心部(P0)
    の上方で前記略中心部(P0)を中心に回転操作される
    回転操作部材(2,3,23,24,25,26)の下
    端に基盤(4)を固着し、同基盤(4)の下面には根
    (P1)引き抜き用の挿入ピン(5)を前記基盤(4)
    下面の中心部を中心とする同一円周上に二本以上設ける
    と共に、前記円周と同心状に形成されたもう一つの円周
    上に一本以上設けたことを特徴とする草取り機。
  3. 【請求項3】 草取り時に草(P)の略中心部(P0)
    の上方で前記略中心部(P0)を中心に回転操作される
    回転操作部材(2,3,23,24,25,26)の下
    端に基盤(4)を固着し、同基盤(4)の下面には回転
    支持用の中心軸ピン(19)を前記基盤(4)下面の中
    心部に設けると共に、前記中心部とは異なる位置に根
    (P1)引き抜き用の挿入ピン(5)を一本以上設けた
    ことを特徴とする草取り機。
  4. 【請求項4】 請求項において、前記挿入ピン(5)
    基盤(4)の下面において前記中心軸ピン(19)を
    中心とする同一円周上に二本以上設けられたことを特徴
    とする草取り機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4において、前記挿入ピン
    (5)は焼入れしたものであることを特徴とする草取り
    機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4において、前記挿入ピン
    (5)には凹凸(7)が形成されたことを特徴とする草
    取り機。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4において、前記挿入ピン
    (5)の先端部にセラミックスから成る先端子(28)
    を固着したことを特徴とする草取り機。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7において、前記回転操作部
    材(2,3,23,24,25,26)内には基盤
    (4)下面に設けられた押し出し部材(16)を基盤
    (4)に対して離間する位置に押し出すための押し出し
    操作手段(13)を設けたことを特徴とする草取り機。
  9. 【請求項9】 請求項において、常に押し出し部材
    (16)を基盤(4)側に付勢する付勢部材(17)を
    操作部材(2,3,23,24,25,26)に設
    けたことを特徴とする草取り機。
  10. 【請求項10】 草取り時に草(P)の略中心部(P
    0)の上方で前記略中心部(P0)を中心に回転操作さ
    れる回転操作部材における棒材(26)の先端部に根
    (P1)引き抜き用の挿入ピン(5)を前記棒材(2
    6)先端部の中心部を中心とする同一円周上に三本以上
    設けたことを特徴とする草取り機
JP4242282A 1992-09-10 1992-09-10 草取り機 Expired - Lifetime JP3071575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4242282A JP3071575B2 (ja) 1992-09-10 1992-09-10 草取り機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4242282A JP3071575B2 (ja) 1992-09-10 1992-09-10 草取り機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06189602A JPH06189602A (ja) 1994-07-12
JP3071575B2 true JP3071575B2 (ja) 2000-07-31

Family

ID=17086944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4242282A Expired - Lifetime JP3071575B2 (ja) 1992-09-10 1992-09-10 草取り機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3071575B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5820230B2 (ja) * 2010-11-08 2015-11-24 藤田 寛 除草器具
JP5318152B2 (ja) * 2011-05-16 2013-10-16 藤井 芳彦 草抜き具
JP5442151B2 (ja) * 2013-07-08 2014-03-12 藤井 芳彦 草抜き具
JP5584340B2 (ja) * 2013-09-18 2014-09-03 藤井 芳彦 草抜き具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06189602A (ja) 1994-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5338078A (en) Lawn and garden tool for the removal of ground plugs
US5441118A (en) Weed twister
US5330010A (en) Weed extraction apparatus
US5452767A (en) Vegetation removal apparatus
DE3421999A1 (de) Reblaubschneidgeraet
JP3071575B2 (ja) 草取り機
JP2011050305A (ja) 草取り器用アタッチメント及びそれを使用した電動草取り器
US6050344A (en) Rotary garden tool
US4456075A (en) Weeding auger with U-shaped blade
JP2010057436A (ja) 草抜き器具
US7314095B2 (en) Gardening tool
US20080011498A1 (en) Cultivator and blade
US5964451A (en) Weed removal tool with ergonomic pressure handle grip
US2243127A (en) Weeding and cultivating tool
US2882085A (en) Hand weeder
US20040206515A1 (en) Honeysuckle bush remover
US1131714A (en) Weeder.
US10327371B2 (en) Crabgrass and weed EXtracTOR drill bit
US20240049699A1 (en) Methods, Systems and Apparatus to Extract One or More Weeds
US20050257940A1 (en) Universal, trimmer line lock system
JPH0650403U (ja) 動力式雑草抜取機
US7083001B1 (en) Multipurpose, hand held, weed extracting, garden tool
WO2003037062A1 (en) A horticultural or agricultural tool
JP3148368U (ja) 除草具
US5377374A (en) Turf and garden tool

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13