JP3071144B2 - ディスク再生装置の防塵装置 - Google Patents

ディスク再生装置の防塵装置

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JP3071144B2
JP3071144B2 JP8126388A JP12638896A JP3071144B2 JP 3071144 B2 JP3071144 B2 JP 3071144B2 JP 8126388 A JP8126388 A JP 8126388A JP 12638896 A JP12638896 A JP 12638896A JP 3071144 B2 JP3071144 B2 JP 3071144B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビネットのデ
ィスク挿入口に設けられるドアでディスクの面に傷を付
けることを防止するディスク再生装置の防塵装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスク再生装置のキャビネットには、
ディスクを装着するための細長いディスク挿入口が設け
られ、ディスク挿入口には、塵挨が侵入するのを防ぐド
アが設けられる。このドアは、細長で長手方向を軸に回
動自在に設けられ、ディスク挿入口を常時閉鎖してい
る。そして、ディスクがディスク挿入口から挿入される
と、ドアはディスクに押されてキャビネットの内方に向
かって回動して開かれる。実開平4−90092号公報
に示されるドアは、回動軸に対しドアの回動縁部を傾斜
させてディスクの外周縁に接触し、ディスク面を傷つけ
ないようにしている。
【0003】このドアは、回動縁部を傾斜させてディス
ク面の傷つきを防止しているので、一端側の回動軸と直
交する方向の寸法が大きくなる。そこで、ドアの先端と
キャビネット内に設置される再生部との当接を回避する
ため、再生部をディスク挿入口から大きく離反させねば
ならず、その結果、ディスクが再生部に到達するまでの
間、ディスクの先端の高さ位置を一定に保たねばディス
クの挿入が困難となる問題があった。
【0004】別の従来技術として実開平4−90093
号及び実開平4−90094公報に示されるドアは、ド
アの前面をキャビネット内に凹ませている。このドア
は、ディスクが挿入されたとき、凹面をディスクの外周
縁のみに接触させてディスク面の傷付きを防止してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実開平4−
90093号及び実開平4−90094公報に示される
ドアは、前面を凹ませているので、ドアの厚みが厚くな
り、再生部とドアの先端との当接を回避するため、やは
り再生部をディスク挿入口から大きく離反させなければ
ならない。また、ディスク挿入口を密閉するためにディ
スク挿入口の形状をドアの形状に合せる必要があるが、
その加工が困難で、ドアとディスク挿入口縁との間に隙
間が生じて防塵効果が損われる虞があった。本発明の目
的は、ディスク面の傷付き防止効果を維持しながら、再
生部をディスク挿入口に近づけてディスク挿入の容易化
と防塵効果を奏し得るディスク再生装置の防塵装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】ディスク挿入口を内側よ
り閉鎖するドアは、平板の外面にディスク挿入口の長手
方向ほぼ全域に亘ってディスク挿入口内に向かって突出
する突出部を有するものとし、ドアが回動したとき突出
部がディスク外周縁部のみに接触するように、この突出
部にディスクと対向する凹部を形成する。このようにす
ると、突出部は部分的に突出しているだけであるから、
ドア全体の厚さ寸法を厚くした場合のような問題は生じ
ず、その結果再生部をディスク挿入口に対して近づける
ことができる。また、閉鎖時は、平板がディスク挿入口
周辺の当接面に当接するので当接面を平面に形成でき、
その加工が容易になる。そしてドアとディスク挿入口と
の間に隙間が生じ難いため防塵効果が高められる。ま
た、ディスク挿入時のディスク面の傷つき防止効果も維
持できる。さらに、突出部は、ドアの補強を兼ねるので
平板を薄くすることができる。
【0007】
【発明の実施形態】図1から図4は、本発明の第1の実
施形態を示し、図1はディスク再生装置の前半分を示す
部分断面斜視図で、キャビネット1の前面にはディスク
挿入口2が設けられている。このディスク挿入口2は中
央の上下幅寸法が広く、両端に近付くに従って狭くなる
ように形成されている。中央の幅を広くしたのはディス
クの挿入を容易にするためであり、両端の幅を狭くした
のはディスクを半分ほど挿入したときディスクの高さ位
置を規制するためである。
【0008】キャビネット1の内部にはディスク挿入口
2を内側から閉鎖する合成樹脂製のドア3が支持軸4を
中心に回動自在に取り付けられている。支持軸4は左右
の軸受け5に支えられている。支持軸4はディスク挿入
口2の上方に位置し、ドア3は図示しないばねによりデ
ィスク挿入口2を閉鎖する方向に付勢されている。ドア
3はディスク挿入口2を閉鎖する部分を長方形の平板6
で形成し、この平板6の外面にディスク挿入口内に突出
する突出部7が形成されている。この突出部7は正面か
ら見ると図2のように、ディスク挿入口と合致した形状
をなし、その前面は、図3(図2のA−A断面図)の如
く中央部の高さが低く、両端に向かって高くなるV字状
の凹部10となっている。
【0009】キャビネット1の内側においてディスク挿
入口2を囲む縁部の先端は、ドアの外面を密着させる平
面状の当接部11となっている。図4は、図2のB−B
断面を示す拡大図で、ドア3がディスク挿入口2を閉鎖
する状態を実線で、ドア3がディスク12により押し開
かれた状態を仮想線で示している。前記突出部7の中央
部の高さは低いため、ドアが閉じているときは、突出部
7の中央部はディスク挿入口2に僅かに入り込んでいる
だけであるが、突出部7の両端部はディスク挿入口2内
に深く入り込んでいる。この結果、ドア3が閉じている
ときは、突出部全体がディスク挿入口内に嵌合し、かつ
平板6が当接部11に密着することによりディスク挿入
口2を二重に閉鎖して、キャビネット1内への塵挨の侵
入防止効果を高めている。前記ドア3は成形加工が可能
な限り薄く(例えば1ミリ程度に)形成され、再生部を
極力ディスク挿入口に近接配置するようにしている。
【0010】図4に仮想線で示すようにディスク挿入口
2にディスク12を挿入する際、ディスク12の外周で
凹部10を押し、ドア3をキャビネット1の内方へ開か
せる。ドア3の回動に伴い凹部10とディスク12の外
周縁との接触位置はディスク挿入口中心部から両側に向
かって移動するが、ディスク12の挿入が完了するまで
ドア3のいかなる部分もディスク面に接触することはな
い。
【0011】図5〜図9は本発明の第2の実施形態を示
し、図5はディスク再生装置の正面図である。キャビネ
ット21の前面には、長方形のディスク挿入口22が設
けられている。キャビネット21の内部には、板厚が
0.5ミリ程度のアルミ等の平板25で形成されたドア
23がディスク挿入口22の下方に位置する支持軸24
を中心に回動自在に取り付けられている。このドア23
は、平板25の前面にディスク挿入口内に向けて突出す
るV字状のリブ状突起26を有するもので、リブ状突起
26は、図6(図5のC−C断面図)の如く全長に亘っ
て一定の高さに形成され、中央部分では支持軸24に近
接し、両端はディスク挿入口22の上隅附近まで延出し
ている。そしてこのドア23は図示しないばねで常時付
勢され、図7(図5のD−D断面図)に実線で示す如く
その平板25をディスク挿入口22を囲む縁部の先端、
即ち当接部27に当接させてディスク挿入口22を内側
から閉鎖するように構成されている。
【0012】ディスク挿入口内にディスク12を挿入す
ると図7に仮想線で示すようにディスク12の外周面は
で平板25を押しドア23を内方へ開かせる。このとき
ドア23の回動に伴いリブ状突起26の中央部付近がデ
ィスク外周縁と接触し、その接触位置は、ディスクの挿
入口に伴い両側に向かって移動する。そして、ディスク
の挿入が完了するまで、ドア23のいかなる部分もディ
スク面に接触することはない。また、リブ状突起26は
ドアの補強機能を有するので、平板を0.5ミリ程度の
アルミ薄板で形成することが可能となるのである。
【0013】尚、第2の実施形態ではリブ状突起の高さ
寸法を全長に亘って一定にするものとしたが、中央部を
低く両端に向かって次第に高くすると、ドアの先端とデ
ィスク面との離反する量が、ディスク挿入に従って急激
に増加するので、ディスク面保護の安全性がさらに高め
られる。
【0014】キャビネット21の内側には図8及び図9
の如く再生部が設けられている。図8はディスク挿入
前、図9はディスク挿入後の状態を示すもので、挿入後
も、ディスク12の一部はディスク挿入口22内に留め
られている。前記再生部30は、ディスククランパ31
を備えた外側シャー32シと、ターンテーブル33及び
図示しないピックアップを備えた内側シャーシ34とを
具備し、内側シャーシ34は昇降自在にとなっている。
そして、ディスク12がキャビネット21に挿入される
前は、内側シャーシ34は下降位置にあり、ターンテー
ブル33はクランパ31から離反している。
【0015】外側シャーシ32の外壁には、レバー37
が支軸38により回動自在に取り付けられている。レバ
ー37の一端35はディスク挿入口22近傍まで延出
し、他端36は側シャーシ34に係合している。前記ド
ア23には、腕39が一体に形成され、図9に示す如く
内側シャーシ34が上昇すると、レバー37の一端35
が腕39を押下げてドア23を解放状態に保持するよう
になっている。そこで、キャビネット21にディスク1
2がディスク挿入口22から挿入されると、前記のよう
にドア23は、ディスク12に押されてキャビネット2
1の内方へ回動し、ディスク挿入が完了するまで、リブ
状突起26がディスク12の外周縁に接触している。
【0016】そしてディスク12の中心がターンテーブ
ル33の中心に一致したとき、内側シャーシ34が図9
に示すように上昇し、ディスク12をターンテーブル3
3とクランパ31とで狭持する。このときレバー37
は、支軸38を中心にして回動し、その一端35で腕3
9を押下げてドア23をディスク12から大きく離反し
た位置に留められる。
【0017】以上のように、再生中のディスク12の一
部をディスク挿入口22内に留めた状態で再生を行うデ
ィスク再生装置であっても、ターンテーブル33とクラ
ンパ31とでディスク12を挟持する動作と関連してド
ア23を解放状態に保持することにより、ドア23をデ
ィスク12から離反させておくことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明のディスク再生装置の防塵装置で
は、ドアは、平板の外面にディスク挿入口の長手方向ほ
ぼ全域に亘ってディスク挿入口内に向かって突出する突
出部を有するものとし、突出部にはドアが回動したとき
ディスク外周縁のみに接触する凹部を形成した。前記突
出部は、ディスク挿入口内に突出しているので、ドアの
厚さ方向の収容スペースが突出部の分だけ余分に必要と
なることはなく、その結果、再生部をディスク挿入口に
対して近づけることができる。また、ドア閉鎖時には、
平板がディスク挿入口周辺の当接面に当接するようにし
ているので当接面を平面状に形成でき、その加工が容易
で、しかも、ドアとディスク挿入口との間に隙間が生じ
難いため防塵効果が高められる。また突出部をディスク
の外周縁に接触させることにより、ディスク挿入時のデ
ィスク面の傷つき防止効果も維持できる。さらに、突出
部の補強効果により、平板を薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すディスク再生装
置前端部分斜視図
【図2】同装置の正面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】図2のB−B断面図
【図5】本発明の第2の実施形態を示すディスク再生装
置の正面図
【図6】図5のC−C断面図
【図7】図5のD−D断面図
【図8】同装置のディスク挿入前の状態を示す断面図
【図9】同装置のディスク挿入後の状態を示す断面図
【符号の説明】 1 キャビネット 2 ディスク挿入口 3 ドア 7 突出部 10 凹部 11 当接面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク再生装置のキャビネット(1)(21)
    に形成される細長いディスク挿入口(2)(22)及びこのデ
    ィスク挿入口を閉鎖するドア(3)(23)をキャビネット内
    に設け、前記ディスク挿入口よりディスク(12)を挿入す
    る際、前記ドアがディスクの外周に押されてキャビネッ
    トの内方に回動して開きディスクの挿入を可能にするデ
    ィスク再生装置の防塵装置において、 前記ドアは、平板(6)(25)の外面に、前記ディスク挿入
    口の長手方向のほぼ全域に亘り、前記ディスク挿入口内
    に向かって突出する突出部(7)(26)を有するものとし、 前記ディスク挿入口の周辺には前記ドアの閉成時に前記
    平板に接する当接面(11)(27)を形成し、 前記ドアが前記ディスクに押されて回動したとき、前記
    突出部が該ディスクの外周縁のみに接触するように、該
    突出部にディスク面と対向する凹部(10)を形成したこと
    を特徴とするディスク再生装置の防塵装置。
  2. 【請求項2】前記突出部(26)は、その最低部がドアの回
    動軸に接近する向きに屈曲形成されたリブ状突起をなす
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク再生装置の防
    塵装置。
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