JP3070775U - ベッドパット一体シ―ツ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】シーツと敷布団を手軽に清潔かつ乾燥した状態
に保てるシーツと敷布団を提供する。 【解決手段】ベッドパット一体シーツはシーツ、敷布団
及びマットを使用するうえで、汗等で汚染及び湿気を帯
びる部分すなわち洗浄、乾燥が必要な部分を、寝心地を
よりよくするための弾力性の部分から独立させるという
考えの基に考案されたものである。敷布団はベッドパッ
トを使用することで、敷布団本体を干すという重労働を
軽減し、シーツは使用する部分のみまで縮小すること
で、シーツ本体の製造上のコストダウン、洗浄時、乾燥
時の省エネ、手軽さを追求したものである。またベッド
パットにボタン、シーツにボタンホールを設けることで
一体化しすべての作業において簡素化した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は敷布団及びマットに掛けるシーツに関するものであり、特に敷布団及 びマットを汚れから保護するシーツに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、敷布団及びマットは、汗等で汚染されないようにシーツで覆い汚れを防 ぎ定期的に干すことで湿気を防ぎながら使用されている。シーツには全体の大き さが敷布団及びマットの大きさより大きな一枚布をかぶせ周囲を敷布団及びマッ トの裏側に折り込んで使用するものや、一枚布の周りにゴムを付け敷布団の表面 及び側面を覆うカバー状のものが多用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし上記のシーツ及びカバーは、敷布団の表側を覆う部分のみが主に汗等で 汚染されるにもかかわらず、すべてを交換するのは無駄でありシーツ及びカバー では吸収しきれなかった湿気は敷布団及びマットが吸収するため、かさばって重 いそれらを干すのは大変重労働である。、特に二段ベッドのように柵があったり 、上段での作業は老人及び妊婦にとってシーツの掛け替えが面倒なばかりでなく 危険な作業であった。そこで本考案はシーツ及びカバーの、大きさによるコスト の無駄、洗浄時や乾燥時によるエネルギーの無駄を省き、敷布団及びマットを取 り扱う上での重労働の軽減とシーツ及びカバーの掛け替え作業の簡略化を課題と するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案にかかわるベッドパット一体シーツは敷布団を使用する上で、 汗等で汚染される部分すなわち洗う部分及び干す部分が寝心地をよりよくするた めの弾力性の部分から独立している、という考えのもとに考案されたものであり 、敷布団の上に敷いて使用するものである。またベッドパット一体シーツは、敷 布団の表面部分のみを覆う大きさのシーツ部材と、シーツだけでは吸収しきれな かった湿気等を吸収するベッドパット部分とを着脱自在に留めるボタンとを備え たものである。

【０００５】 したがって請求項１の考案のベッドパット一体シーツによればシーツは、敷布団 の大きさまで縮小され従来のシーツより扱いやすく敷布団に取り付ける際に裏側 に折り込む必要はなくボタンを取り付けたベッドパットの表面にボタンホールを 取り付けたシーツを敷設しボタンを留めるだけでシーツを所定の位置に確実に取 り付けることができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１と図２において、シーツ部材１は、綿、絹、化学繊維、等の布からなり、ベ ッドパット部材３は、綿、絹、化学繊維等のキルティング布から出来ている。図 ３において、これは、図２のベッドパット部材３の裏側の図である。図３の５は 横幅方向にほぼ中央と両端に設けられている。これはベッドパット部材と敷布団 との密着性を高めるためのもので、滑り止め効果が得られるように、ゴム、ラバ ー等の材質から出来ている。

【０００７】 図２のベッドパット部材３の周囲には、等間隔に並んでボタン４が配置されてい る。ボタン４はシーツ部材１を留めるために設けられている。シーツ部材１の周 囲にはベッドパット部材３の表面に周囲をあわせてシーツ部材１を敷設したとき にボタン４に重なる位置にボタンホール２が設けられている。したがって図４に おいて、シーツ部材１は、ボタン４をボタンホール２に通すことで簡単にキルテ ィング部材３にセットできる。

【０００８】 図５は、１のシーツを、３のベッドパットにセットした状態である図４のＡ−Ａ の切断面である。図６は、従来のカバーを掛けた敷布団の上に、ベッドパット一 体シーツを使用したときの断面図である。また、上記各実施形態では、ベッドパ ット一体シーツの装着対象は、敷布団７と記載してあるが、敷布団７は、マット 等、その他敷布団に代用されるものであってもかまわない。

【０００９】

【考案の効果】

敷布団は毎日使用するものであるため、清潔で乾燥した状態で、使用すること が望ましい。そのためには、定期的に洗浄し、干す作業が不可欠である。しかし 、従来の敷布団とシーツでは、干す際は、重くかさばり、洗浄する際は、シーツ を掛ける度ごとに裏側に折り込む必要があり大変重労働であり煩わしい作業であ った。しかも、この作業を二段ベッドの上段で行ったり、老人や妊婦が行うこと は、大変危険が伴う作業である。

【００１０】 本考案は、シーツは使用する部分のみまで縮小することにより、シーツ本体の大 きさによる製造上のコストが省かれ、又洗浄、乾燥時のエネルギーの無駄も省か れる。縮小されたシーツは扱いやすく、シーツをボタンでベッドパットに留め敷 布団の上に広げるだけでシーツ掛けを完了できるものである。また敷布団は、ベ ッドパットを使用することで、乾燥させたい部分を、独立軽量化させた。それに 伴い干す作業及び二段ベッドの上段での作業の重労働は軽減される。 なお、本考案ベッドパット一体シーツは、ソファーベッド等に使用した場合、収 納スペースも縮小され有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のベッドパット一体シーツのシーツ部分
の斜視図である。

【図２】ベッドパット一体シーツのベッドパット部分の
斜視図である。

【図３】ベッドパット部分の裏面図である。

【図４】ベッドパット一体シーツの使用状態を示す斜視
図である。

【図５】図４のベッドパット一体シーツのＡ−Ａ断面を
示す断面図である。

【図６】ベッドパット一体シーツを、従来の敷布団カバ
ーを使用した、敷布団の上にしき、使用した場合の断面
図である。

【符号の説明】

１，シーツ ２，ボタンホール ３，ベッドパット ４，ボタン ５，滑り止め ６，糸 ７，敷布団 ８，従来の敷布団カバー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】敷布団及びマットの表面部分のみを覆うシ
   ーツに、ボタンホールを取り付け、ベッドパットに、ボ
   タンを取り付けることにより、シーツとベッドパットを
   着脱自在に留める、汗等による汚染を防ぐためのシー
   ツ、湿気を防ぐためのベッドパットを、それぞれ敷布団
   及びマットより独立させたベッドパット一体シーツ。