JP3070506U - 車載用肘掛け型冷温蔵庫 - Google Patents

車載用肘掛け型冷温蔵庫

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JP3070506U JP2000000259U JP2000000259U JP3070506U JP 3070506 U JP3070506 U JP 3070506U JP 2000000259 U JP2000000259 U JP 2000000259U JP 2000000259 U JP2000000259 U JP 2000000259U JP 3070506 U JP3070506 U JP 3070506U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の運転者用肘掛け部上の空きスペースを
設置スペースとして利用でき、かつ従来の肘掛け型収納
庫の肘掛け機能を損なわず、また、保冷剤・保温剤を必
須とせずに缶飲料等を保冷・保温でき、適宜内容積も確
保でき、缶飲料等を冷温蔵してドライブを快適なものと
する車載用の冷温蔵庫を提供する。 【解決手段】 缶飲料等11を収納する断熱性筐体1は
装着具5で車両の既設の運転者用肘掛け部上に載置固定
できる。筐体高さ寸法は、既設の運転者用肘掛け部上面
から運転者の運転姿勢での肘位置高さ程度に設定され
る。缶飲料等が出し入れされる上記筐体内には、冷温蔵
動作源として、直流電源の供給によるペルチェ効果で熱
を発生又は吸収するサーモモジュールユニット2を設
け、その冷温蔵動作を所望時に切替可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車両、主に乗用自動車の運転席、助手席間の肘掛け部分に設けられ 、季節に応じた快適なドライブを可能とする車載用肘掛け型冷温蔵庫に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
車両、特に乗用自動車の場合、運転席と助手席の間に肘掛けが設けられている 場合があるが、通常の運転姿勢をとったときは運転者の肘の位置はその肘掛けの 位置よりもかなり高くなっており、そこにはその高さ分だけスペースが空いてい ることになる。
【0003】 そこで従来から、その空きスペースを有効利用すべく、コンソールボックス等 と称する肘掛け型の収納庫が車載用アクセサリとして市販されている。 この収納庫を上記空きスペースに設置すれば、その頂面は肘掛け面として使用 して楽な姿勢で肘が置けるようになり、また、肘掛け面を高くしたことによるス ペースは収納庫として利用できるようになり、便利かつ実用的である。
【0004】 一方、カーエアコンの冷暖房吹出し口のルーバに取り付けられる缶ホルダも車 載用アクセサリとして従来から市販されている。 これは、購入した缶飲料を冷暖房の空気を利用して少しでも保温しておくこと や、缶飲料の飲み残しを手元近くに倒すことなく置いておくことに役立ち、通常 、1缶用あるいは2缶用として販売されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記収納庫や缶ホルダは、いずれも車両内の狭い空間内の有効利用を図り、夏 季及び冬季等、季節に応じた快適なドライブを可能にするものであるが、次のよ うな問題点があった。
【0006】 すなわち収納庫では、冷たい缶飲料等を保冷収納したい場合に保冷剤を、暖か い缶飲料等を保温収納したい場合に保温剤を、各々保冷・保温したい缶飲料等と 一緒に収納することが必須となり、しかも、保冷剤や保温剤による保冷・保温で は経時的にその効力が衰え、充分なものとはいえなかった。 また缶ホルダでは、保冷・保温効果が充分でなく、そこに置ける量も多くて2 缶程度であった。
【0007】 一方従来から、保冷剤・保温剤を用いずとも、ペルチェ効果によって発熱・吸 熱を行うサーモモジュールユニットを用い、缶飲料等を冷温蔵するものもあった 。 しかし、従来のこの種の車載用冷温蔵庫は、いわゆるファミリ用の大型のもの であり、このため、設置スペースをどのように確保するかが課題となっていた。
【0008】 本考案は、従来の肘掛け型収納庫と同様、運転者の肘掛けとして使用でき、そ の一方で、上記収納庫とは異なって保冷剤・保温剤は必須ではなくなり、また、 缶ホルダに比べて保冷・保温効果も充分得られ、更に、設置スペースとして、運 転者の肘掛けのためのスペースを利用することで従来冷温蔵庫の課題を解消した 、実用的価値大なる車載用肘掛け型冷温蔵庫を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、上面が肘掛け面をなす 蓋体及びこの蓋体で上部開口面が開閉され被冷温蔵物が収納、取出しされる筐体 本体を備えてなる断熱性筐体と、この筐体内に、一方の作用面を筐体内方側に他 方の作用面を外気に通ずる筐体外方側に各々向けて配設され、ペルチェ効果によ って前記一方又は他方の作用面にて熱を発生又は吸収するサーモモジュールユニ ットと、このサーモモジュールユニットを車両のバッテリ電源又はこれに基づく 直流電源に接続する電源接続手段と、前記サーモモジュールユニットへの直流電 源の極性を任意に切り替える冷温切替手段と、前記筐体を車両の既設の運転者用 肘掛け部又はその機能を果たし得る部材上に着脱自在に載置固定する装着具とを 具備し、前記筐体の高さ寸法が、前記既設の運転者用肘掛け部又はその機能を果 たし得る部材の上面から運転者の運転姿勢での肘位置高さ程度に設定されること を特徴とする。
【0010】 請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、サーモモジュール ユニットへの直流電源の極性を検出し、断熱性筐体内が冷温蔵いずれの状態にな っているかを外部に表示する表示器を具備することを特徴とする。
【0011】 請求項1に記載の考案では、開閉自在で肘掛け面を備える蓋体と被冷温蔵物が 出し入れされる筐体本体を備えた筐体は断熱性を有し、そこに収納された被冷温 蔵物を保温する。 筐体内には、車両内の直流電源で冷温蔵動作可能のペルチェ効果を応用したサ ーモモジュールユニットが設けられ、保冷剤・保温剤を必須とせずに、保冷・保 温できる。
【0012】 また、缶ホルダとは異なり、サーモモジュールユニットで冷温蔵するので、充 分な保冷・保温効果が得られる。筐体本体の内容積は、缶ホルダに比べて大きく 設定できる。そして、サーモモジュールユニットなる1つの部品で冷温蔵動作可 能であるのでその分、省スペース化され、内容積の拡大に役立つ。
【0013】 電源接続手段はサーモモジュールユニットに車両の直流電源を供給し、冷温切 替手段はサーモモジュールユニットへの直流電源の極性を所望時に反転させてサ ーモモジュールユニットの冷温蔵動作を切り替える。このように、冷温蔵動作の 切替は容易である。装着具は、筐体を車両の既設の運転者用肘掛け部・部材上に 着脱自在に載置固定するもので、不要なら車内から持ち出せる。
【0014】 筐体の高さ寸法は、既設の運転者用肘掛け部・部材の上面から運転者の運転姿 勢での肘位置高さ程度に設定されるので、肘掛けとしての機能を失わずに、空き スペースの有効利用が実現される。
【0015】 請求項2に記載の考案では、筐体内が冷温蔵いずれの状態になっているかを外 部から明確に分かるようにした。多くの場合、冷温切替手段の切替状態を見れば 冷温蔵いずれの状態になっているか知り得ると考えられるが、表示器の表示によ ればそれは一目で分かることになる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。 図1〜図5は各々本考案による車載用肘掛け型冷温蔵庫の一実施形態を示す内 部構成図、図6〜図10は同じく外観図である。このうち図1及び図6は正面図 (乗用自動車の運転席、助手席間の肘掛け部分に取り付けた状態で上方側から見 た図)、図2及び図7は左側面図(同じく左側から見た図)、図3及び図8は底 面図(同じく底側から見た図)、図4及び図9は前面図(同じく前方側から見た 図)、図5及び図10は後面図(同じく後方側から見た図)である。 なお、図1〜図10において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0017】 図示するように本考案冷温蔵庫は、断熱性筐体1、サーモモジュールユニット 2(図2,5参照)、電源接続手段3(図5参照)、冷温切替手段4(同図5参 照)及び装着具5(図7〜9参照)を備えて構成されている。通常は、ヒートシ ンク6、ファン7(図5,10参照)及び表示器8(同図5,10参照)をも備 える。
【0018】 ここで、上記断熱性筐体1は、外形がほぼ直方体状に形成され、上面が肘掛け 面をなす厚板状の蓋体1aと、この蓋体1aで上部開口面が開閉され被冷温蔵物 (被収納物)、例えば缶飲料が収納、取出しされる筐体本体1bとを備えてなる 。蓋体1a及び筐体本体1bは、各々内面側に断熱材1cが被着されており、こ れにより筐体1全面に断熱性が与えられている。蓋体1aは筐体本体1b上部開 口の後方側の短辺にてヒンジ1dにより開閉自在になされている。なお、クッシ ョン層(図示せず)を蓋体1a内上面側に設けてもよい。
【0019】 上記筐体1の高さ寸法は、車両の既設の運転者用肘掛け部又はその機能を果た し得る部材(共に図示せず。以下、既設肘掛け部と略称する。)の上面から運転 者の通常の運転姿勢での肘位置高さ程度(肘掛けとしてちょうどよい高さ)に設 定される。このような高さ方向の空きスペースを有効利用するためである。実際 には、小型車用あるいは中・大型車用等、車両の大きさ別で汎用性をもたせ得る ような高さ寸法に設定される。
【0020】 筐体1の幅寸法(左右方向寸法)及び長さ寸法(前後方向寸法)は、既設肘掛 け部の寸法に応じた適宜寸法とされる。この場合も、実際には車両の大きさ別に 複数種類設定され、汎用性をもった寸法に設定される。 筐体1の内形寸法(内容積)は、断熱材1cの厚みを極力薄くすることで大き くとれる。
【0021】 サーモモジュールユニット2は、一方の作用面2aを筐体1内方側に向けて、 他方の作用面2bを外気に通ずる筐体1外方側に向けて、ここでは筐体本体1b 隅部に断熱材1c及び筐体本体1b表面の化粧板1eで仕切られて形成された部 品室1f側に向けて、筐体1内に配設されている。外気の通流は部品室1fを形 成する上記化粧板1eの適宜箇所に穿設された空気孔1gを介してなされる。な お、以下の説明では、サーモモジュールユニット2の一方の作用面2aを内側作 用面、他方の作用面2bを外側作用面という。
【0022】 ここで、上記サーモモジュールユニット2について説明する。 2つの異種金属又は半導体を電気的に直列に接合し、その両端間に直流電流を 流すとそれらの接合部分にジュール熱以外の吸熱及び発熱が生ずる。この現象を ペルチェ効果というが、これを応用し、例えばp型熱電半導体とn型熱電半導体 とを多数個電気的に直列に接続して熱的には並列状態となったモジュールユニッ トが上記サーモモジュールユニット2である。
【0023】 このように、サーモモジュールユニット2は、直流電源の供給によるペルチェ 効果で各作用面2a,2bにて熱を発生又は吸収する。各作用面2a,2bでの 熱の発生と吸収は、供給される直流電源の極性を変えることで反転する。 したがって、このようなサーモモジュールユニット2を用いれば冷温蔵動作源 が1つの部品で済み、省スペース化、換言すれば内容積の拡大が可能になり、ま た、冷温蔵動作の切替えも簡単になる。
【0024】 サーモモジュールユニット2の両作用面2a,2bには、各々ヒートシンク6 が熱的に結合して取り付けられている。図示例では、各ヒートシンク6の背面を 各作用面2a,2bに熱結合(外側作用面2bは熱中継用ヒートブロック6cを 介して熱結合)させた状態でねじ止めされている。ここで、内側作用面2aに熱 結合するヒートシンク6を内側ヒートシンク6a、外側作用面2bに熱結合する ヒートシンク6を外側ヒートシンク6bというと、内側ヒートシンク6aは筐体 1内方(被冷温蔵物収容室1i内)に、外側ヒートシンク6bは上記部品室1f 内に臨み、各々その位置で熱交換を促進させる。
【0025】 ここで、部品室1f内の上記空気孔1g対向位置にはサーモモジュールユニッ ト2の外側作用面2bに、ここでは当該外側作用面2bに外側ヒートシンク6b が取り付けられているのでその外側ヒートシンク6b面に、強制的に外気を通流 させる(外気と外側ヒートシンク6b面との間で熱交換させる)ためのファン7 が設けられている。
【0026】 このファン7はサーモモジュールユニット2の電源供給と同時に電源供給され て回転し、外気を部品室1f内に取り込むもので、サーモモジュールユニット2 へ供給される直流電源の極性に拘わらず、常に外気を部品室1fに取り込む方向 (一方向)に回転する。なお、ファン7で取り込まれた外気を部品室1f外に逃 がす排気孔1hも設けられている。
【0027】 電源接続手段3(図5参照)は、上記サーモモジュールユニット2及びファン 7を車両のバッテリ電源(図示せず)に接続するもので、ここではケーブル3a及 びシガープラグ3bからなる。
【0028】 図5に示すように、冷温切替手段4は、前記サーモモジュールユニット2への 直流電源の極性を任意に切り替えるもので、ここでは上記ケーブル3aの先端部 に設けられた極性反転着脱可能のコネクタ4a(オス部4a1、メス部4a2) からなる。オス部4a1はメス部4a2が筐体1外部から着脱可能に筐体本体1 bに埋込み取付けされ、メス部4a2はケーブル3aを介してシガープラグ3b に接続されている。
【0029】 図7,8において、装着具5は、筐体1を車両の既設肘掛け部上に着脱自在に 載置固定するもので、ここでは筐体1底面の前後方向に各々取着されたベルト5 a,5bからなる。
【0030】 なお、図2,4,5中13は、筐体1の被冷温蔵物収容室1iに内張りされた 内壁板である。この内壁板13、特にその筐体本体1bに内張りされた部分を、 薄いステンレス板等の金属板にしてサーモモジュールユニット22の内側作用面 2aと熱的に結合させれば、その部分を熱が伝導し、収容室1iの内側ヒートシ ンク6aの取付側とは反対側への熱の拡散に役立つ。14は蓋体1aを閉じたと きにそれを掛止め固定する止め具である。
【0031】 図11は上述構成の本考案冷温蔵庫の電気回路例を示す図である。 この図11において、図1〜図10と同一又は相当部分には同一符号を付して 説明すると、ここでは、コネクタ4aのメス部4a2を同オス部4a1に装着す る際の向きを任意に反転させることにより、サーモモジュールユニット2への直 流電源(車両の12Vバッテリ電源)の極性が切り替えられる。 この極性が切り替えられても、ファン7が常に外気を部品室1fに取り込む方 向(一方向)に回転するよう整流用のダイオードブリッジ21が設けられており 、このダイオードブリッジ21の出力端相互間に上記ファン7の回転用DCモー タ22が接続されている。
【0032】 また、サーモモジュールユニット2への直流電源の極性を検出して現在筐体1 内(庫内)が冷温蔵いずれの状態になっているかを外部に表示する表示器8、こ こでは赤色発光ダイオード8a及び緑色発光ダイオード8bが設けられている。 両ダイオードは逆並列に接続され、保護用抵抗12を介してサーモモジュールユ ニット2に並列接続されている。 なお回路電源は、バッテリ電源のみならず、これに基づく直流電源、すなわち 、バッテリ電源を昇圧又は降圧してなる直流電源であってもよい。
【0033】 次に上述本考案冷温蔵庫の動作について説明する。 まず使用に当たり、車両の既設肘掛け部の上面に本考案冷温蔵庫(筐体1)を ベルト5a,5bで載置固定しておく。 いまこの状態で、ケーブル3a先端部にあるコネクタ4aのメス部4a2がオ ス部4a1に図11中の矢印に示す方向で装着され、シガープラグ3bを介して 回路に直流電源(DC12V)が供給開始されたものとする。
【0034】 この場合は、ラインL1側が+極、ラインL2側が−極になり、サーモモジュ ールユニット2には矢印イ方向に直流電源が供給され、内側作用面2aが発熱し て温蔵動作する。サーモモジュールユニット2の内側作用面2aが発熱するとそ れに熱的に結合された内側ヒートシンク6aがその発熱を有効に放射、拡散し、 被冷温蔵物収容室1i内の温度を上昇させる。蓋体1a及び筐体本体1bの各内 面側に被着された断熱材1cは筐体1内を保温する。
【0035】 これにより、被冷温蔵物収容室1i内の缶飲料は温蔵される。このとき、赤色 発光ダイオード8aのみが順バイアスされて導通し、赤色発光して温蔵動作中で あることを外部に表示している。 運転者(又は助手)は止め具14を外し、蓋体1aを自由端側(前方側)から 上方に引き上げて開けば、暖かい缶飲料を収容室1iから取り出せる。また、赤 色発光ダイオード8aの赤色発光により収容室1i内(庫内)が温蔵動作中であ ることを知り得る。
【0036】 夏季等において、冷たい缶飲料を飲みたいときには冷蔵動作させる。 この場合は、コネクタ4aのメス部4a2をオス部4a1から一旦引き抜き、 向きを反転させてから同オス部4a1に再び装着する。 これにより、今度はラインL1側が−極、ラインL2側が+極になり、サーモ モジュールユニット2には矢印ロ方向に直流電源が供給され、内側作用面2aが 吸熱して冷蔵動作する。以後は、各部が上述温蔵動作とは発吸熱逆動作して被冷 温蔵物収容室1i内の缶飲料を冷蔵する。
【0037】 冷蔵動作時には、緑色発光ダイオード8bのみが順バイアスされて導通し、緑 色発光して冷蔵動作中であることを外部に表示する。 運転者(又は助手)は温蔵動作時と同様に蓋体1aを開いて、冷たい缶飲料を 収容室1iから取り出せる。また、緑色発光ダイオード8bの緑色発光により収 容室1i内(庫内)が冷蔵動作中であることを知り得る。
【0038】 ここで、ダイオードブリッジ21の出力端相互間の極性は、ラインL1、L2 が極性反転しても反転せず、冷温蔵いずれの動作時にもファン7は外気を部品室 1fに取り込む方向(一方向)に回転する。これにより、外側ヒートシンク6b の表面に強制的に外気が通流させられて熱交換が促進され、内側作用面2aが効 率よく吸発熱動作される。
【0039】 上述したような冷温蔵動作の別、あるいは直流電源供給の有無に拘わらず、車 両の既設肘掛け部の上面に本考案冷温蔵庫(筐体1)が載置固定されていれば、 その筐体1の高さ、すなわち蓋体1a上面の高さが運転者の通常の運転姿勢での 肘位置高さ程度(肘掛けとしてちょうどよい高さ)になっているので、運転者は 使い勝手よく肘を掛けられる。同時に、既設肘掛け部高さと、運転姿勢での運転 者の肘位置高さとの差(空きスペース)の有効利用も実現されている。
【0040】 なお上述実施形態では、冷温切替手段4を極性反転着脱可能のコネクタ4aで 構成したが、これのみに限定されることはなく、例えば極性反転スイッチで構成 してもよい。これによれば、冷温蔵切替(直流電源極性反転)が簡単なスイッチ操 作のみで可能となる。
【0041】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、被冷温蔵物が出し入れされる断熱性筐体1 内に、ペルチェ効果で熱を発生又は吸収するサーモモジュールユニット2を設け てこれを冷温蔵動作源として用い、この冷温蔵動作源を任意に切替可能に電源接 続手段3と冷温切替手段4とを設けたので、保冷剤・保温剤を必須とすることな く保冷・保温効果が得られ、また内容積も少なくなく、缶飲料等を冷温蔵収納で きて季節に応じた快適なドライブを可能にするという効果がある。
【0042】 また、上記筐体1は装着具5で車両の既設の運転者用肘掛け部・部材上に着脱 自在に載置固定できる。筐体1の高さ寸法は、既設の運転者用肘掛け部・部材の 上面から運転者の運転姿勢での肘位置高さ程度に設定されている。したがって、 肘掛けとしての機能を失わずに空きスペースの有効利用が実現され、また、設置 スペース確保上の前述従来冷温蔵庫における課題が解消されるという効果もある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案冷温蔵庫の一実施形態を示す内部構成図
(正面図)である。
【図2】同じく内部構成図(左側面図)である。
【図3】同じく内部構成図(底面図)である。
【図4】同じく内部構成図(前面図)である。
【図5】同じく内部構成図(後面図)である。
【図6】同じく外観図(正面図)である。
【図7】同じく外観図(左側面図)である。
【図8】同じく外観図(底面図)である。
【図9】同じく外観図(前面図)である。
【図10】同じく外観図(後面図)である。
【図11】図1〜図10に示す本考案冷温蔵庫の電気回
路例を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体 1a 蓋体 1b 筐体本体 2 サーモモジュールユニット 2a 一方の作用面(内側作用面) 2b 他方の作用面(外側作用面) 3 電源接続手段 4 冷温切替手段 5 装着具 8 表示器 11 被冷温蔵物(缶飲料)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が肘掛け面をなす蓋体及びこの蓋体
    で上部開口面が開閉され被冷温蔵物が収納、取出しされ
    る筐体本体を備えてなる断熱性筐体と、この筐体内に、
    一方の作用面を筐体内方側に他方の作用面を外気に通ず
    る筐体外方側に各々向けて配設され、ペルチェ効果によ
    って前記一方又は他方の作用面にて熱を発生又は吸収す
    るサーモモジュールユニットと、このサーモモジュール
    ユニットを車両のバッテリ電源又はこれに基づく直流電
    源に接続する電源接続手段と、前記サーモモジュールユ
    ニットへの直流電源の極性を任意に切り替える冷温切替
    手段と、前記筐体を車両の既設の運転者用肘掛け部又は
    その機能を果たし得る部材上に着脱自在に載置固定する
    装着具とを具備し、 前記筐体の高さ寸法が、前記既設の運転者用肘掛け部又
    はその機能を果たし得る部材の上面から運転者の運転姿
    勢での肘位置高さ程度に設定されることを特徴とする車
    載用肘掛け型冷温蔵庫。
  2. 【請求項2】 サーモモジュールユニットへの直流電源
    の極性を検出し、断熱性筐体内が冷温蔵いずれの状態に
    なっているかを外部に表示する表示器を具備することを
    特徴とする請求項1に記載の車載用肘掛け型冷温蔵庫。
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