JPH0580818U - 自動車用温冷蔵庫 - Google Patents

自動車用温冷蔵庫

Info

Publication number
JPH0580818U
JPH0580818U JP029593U JP2959392U JPH0580818U JP H0580818 U JPH0580818 U JP H0580818U JP 029593 U JP029593 U JP 029593U JP 2959392 U JP2959392 U JP 2959392U JP H0580818 U JPH0580818 U JP H0580818U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoelectric element
heat
refrigerator
fan
element unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP029593U
Other languages
English (en)
Inventor
勝朝 磯野
満 佐藤
徳雄 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Auto Works Ltd
Priority to JP029593U priority Critical patent/JPH0580818U/ja
Publication of JPH0580818U publication Critical patent/JPH0580818U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時に車室内に突出せず、また排熱が車室
内に排出されず、さらに被保温物が全体に均一の温度に
保持され得ると共に、加熱,冷却が選択的に行なわれる
ようにした自動車用温冷蔵庫を提供する。 【構成】 前端が車室内に開放していると共にカバー1
3により閉鎖される温冷蔵ケース12と、温冷蔵ケース
内に吸気口及び排気口が開口している熱電素子ユニット
14とを含んでおり、熱電素子ユニットが、熱電素子1
5及び熱電素子に当接するように備えられた放熱部材1
4cとファン16とから構成されており、ファンの作動
により熱電素子ユニットの吸気口14aから内部に吸引
された空気が熱電素子の前面を通って冷却または加熱さ
れた後に、排気口14bから温冷蔵ケース内に排出され
るように、自動車用温冷蔵庫を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用温冷蔵庫に係り、構成が簡単で且つ排熱が車室内に排出され ないようにした、自動車用温冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、缶入り飲料等を自動車の車室内において保温または保冷するような場合 には、例えば図7に示すような自動車用保温器が知られている。即ち、保温器1 は、自動車のドア部に掛ける、所謂外付けカップホルダーの形態を有しており、 電子冷凍素子2と、この電子冷凍素子2の上面に絶縁膜を介して載置された伝熱 体3と、該電子冷凍素子2の下面に絶縁膜を介して熱的に接続するように固定さ れた熱交換器4と、この熱交換器4を強制的に通風するための電動ファン5と、 前記伝熱体3の上面に載置されるべき被保温物の少なくとも下部を側方から包囲 する保温ケース6と、上記電子冷凍素子2に対して給電を行なうための電源コー ド7から構成されており、保温ケース6に一体的に取り付けられたフック部6a を自動車のドア部分に掛けて、電源コードをシガーライターに挿入することによ り使用するようになっている。
【0003】 このように構成された自動車用保温器1によれば、電源コード7を介して電子 冷凍素子2に給電することにより、該電子冷凍素子2が加熱または冷却されるの で、伝熱体3は該電子冷凍素子2からの熱伝導によって同様に加熱または冷却さ れることになり、この伝熱体3の上面に缶入り飲料等の被保温物8を載置したと き、該被保温物8は車室内にて保温または保冷され得ることになり、熱い飲み物 が冷めてしまったり、冷たい飲み物が暖まってしまうことが防止されるようにな っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成の自動車用保温器1においては、被保温物が伝 熱体3の上面に載置されることにより、電子冷凍素子2から伝熱体3を介して行 なわれる直接的な熱伝導によって保温または保冷が行なわれるので、被保温物全 体を均一の温度に保持することは困難であり、また該熱交換器4からの排熱が、 放熱フィン4aから車室内に排出されることによって車室内の空気が影響を受け ることになり、例えばエアコン等を使用している場合に、車室内の温度が適正な 温度からずれてしまうという問題があった。
【0005】 また、電子冷凍素子2は、加熱または冷却のいずれか一方の動作のみを行なよ うになっていることから、保温または保冷のどちらか専用になってしまい、一つ の保温器により保温及び保冷を行なうことはできなかった。さらに、外付けの形 態であることから、本保温器1を使用する場合には、車室内に突出することとな り、車室内が狭くなって、居住性が損なわれてしまうという問題もあった。
【0006】 この考案は、以上の点に鑑み、小型に構成され、また排熱が車室内に排出され ず、さらに被保温物が全体に均一の温度に保持され得ると共に、加熱,冷却が選 択的に行なわれ得るようにした、自動車用温冷蔵庫を提供することを目的として いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案による自動車用温冷蔵庫は、前端が車室内に 開放していると共にカバーにより閉鎖され得る温冷蔵ケースと、この温冷蔵ケー ス内に排気口が開口している熱電素子ユニットとを含んでおり、該熱電素子ユニ ットが、熱電素子及び該熱電素子に当接するように備えられた放熱部材と、上記 熱電素子の前面に設けられたファンとから構成されており、このファンの作動に より熱電素子ユニットの吸気口から内部に吸引された空気が熱電素子の前面を通 って冷却または加熱された後に、排気口から温冷蔵ケース内に排出されるように したことを特徴としている。
【0008】
【作用】 上記構成によれば、通風ダクトや冷媒用配管等が不要であることから、小型に 構成され得るので、温冷蔵ケース前面が、ドアトリム,センターコンソール等の 車室内に面した部分に位置するように任意の位置に装着されることができる。こ のため、車室内に突出した部分が全くなく、居住性が損なわれることがない。 また、熱電素子ユニットの放熱部材は車室内に露出していないことから、該熱 電素子ユニットからの排熱が車室内に排出され得ないので、車室内の温度が影響 されるようなことはない。さらに、カバーを閉じることにより、該温冷蔵ケース の内部空間が閉鎖され、その内部空間内に、熱電素子を使用した熱電素子ユニッ トにより加熱または冷却された空気がファンにより送出せしめられることから、 該内部空間が冷蔵または温蔵スペースとして利用され得ることになり、被保温物 を該内部空間に収納した場合には、該被保温物はその全体が均一の温度に保持さ れ得ることになり、さらに熱電素子に対する給電の極性を反転させることによっ て容易に加熱,冷却の切換が可能であることから、保温,保冷の何れにも使用す ることが可能である。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示した実施例に基づいて、本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案による自動車用温冷蔵庫の一実施例を示している。図1におい て、自動車用温冷蔵庫10は、自動車のリアドア11のドアトリム11a内に組 み込まれており、図2に示すように、前端12aが車室内に開放している缶入り 飲料等の被保温物が収納される温冷蔵ケース12と、この温冷蔵ケース12の開 放した前面を閉鎖し得るカバー13と、この温冷蔵ケース12の後端にて、該温 冷蔵ケース12内に吸気口14a及び排気口14bのうち少なくとも排気口14 bが開口している熱電素子ユニット14とから構成されている。
【0010】 上記熱電素子ユニット14は、図3及び図4に示すように、放熱部材14cと して作用するドア外板11bに後端面が当接するように設けられた熱電素子15 と、この熱電素子15の前面に配設されたファン16とから構成されており、フ ァン16を作動させたとき、熱電素子ユニット14の吸気口14aから内部に吸 引された空気が熱電素子15の前面を通る際に冷却または加熱された後に、排気 口14bから温冷蔵ケース12内に排出されるようになっている。
【0011】 上記熱電素子15は、図示しない電源コードを介して給電される電源電圧の極 性に基づいて加熱または冷却を行なうようになっており、この電源電圧の極性を 切り換えるために、電源コードに直列に接続された切換えスイッチが車室内に面 したパネル面,センターコンソール等に設けられている。
【0012】 尚、上記カバー13は、図示の場合開閉可能なシャッタ13aを備えており、 このシャッタ13aはカバー13の表面に露出した操作部13bを操作すること により、開閉され得るようになっている。
【0013】 本考案実施例は以上のように構成されており、使用の際には、熱電素子15及 びファン16に通電が行なわれると共に、カバー13を閉じることにより該温冷 蔵ケース12の内部空間が閉鎖される。これにより、温冷蔵ケース12の内部空 間内に、熱電素子ユニット14の熱電素子15により加熱または冷却された空気 が該熱電ユニット14の排気口14bからファン16により送出せしめられる。 従って、該排気口14bから導入される冷気または熱気によって、該温冷蔵ケー ス12の内部空間の加熱または冷却が行なわれ得る。
【0014】 かくして、例えば缶入り飲料等の被保温物17を該内部空間に収納した場合に は、この被保温物17は、その全体が均一の温度にて保温または保冷されること になる。この場合、前述した切換えスイッチを操作して、熱電素子15に対する 給電の極性を反転させておくことにより、被保温物の加熱または冷却が選択的に 切り換えられ得る。
【0015】 尚、カバー13のシャッタ13aを開けておくことにより、温冷蔵ケース12 内の冷気または暖気が、このシャッタ13aの部分を通って車室内に排出され、 これによりエアコン等の補助として車室内の冷暖房が行なわれ得る。
【0016】 図5及び図6は、本考案による自動車用温冷蔵庫の他の実施例を示しており、 自動車用温冷蔵庫20は、自動車のセンターコンソール21内に組み込まれてお り、熱電素子ユニット14の後端の熱電素子15の後端面に当接するように取り 付けられた放熱部材14cがセンターコンソール21内に露出していると共に、 該熱電素子ユニット14の吸気口14aが温冷蔵ケース12内に開口している点 を除いては、図1及び図2に示した実施例とほぼ同様の構成である。
【0017】 このように構成された自動車用温冷蔵庫20によれば、使用の際には、熱電素 子15及びファン16に通電が行なわれると共に、カバー13を閉じることによ り該温冷蔵ケース12の内部空間が閉鎖される。これにより、ファン16の作動 によって温冷蔵ケース12の内部空間内の空気が熱電素子ユニット14の吸気口 14aから内部に吸引され、熱電素子15により加熱または冷却されたた後に、 該熱電ユニット14の排気口14bから送出され、温冷蔵ケース12内の空気が 循環せしめられる。
【0018】 かくして、排気口14bから導入される冷気または熱気によって、温冷蔵ケー ス12の内部空間の加熱または冷却が行なわれ、この温冷蔵ケース12内に収納 された例えば缶入り飲料等の被保温物17は、その全体が均一の温度にて保温ま たは保冷され得る。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、温冷蔵庫が小型に構成され得るので、温 冷蔵ケース前面が、車室内に面した部分に位置するように任意の位置に装着され 得ることから、車室内に突出した部分が生じず、居住性も損なわれない。 さらに、熱電素子ユニットの放熱部材が車室内に露出していないことから、該 熱電素子ユニットからの排熱が車室内に排出されないので、車室内の温度が影響 されるようなことはなく、またカバーを閉じることにより、内部空間が冷蔵また は温蔵スペースとして利用され得ることになり、被保温物を該内部空間に収納し た場合には、この被保温物はその全体が均一の温度に保持され得る。 さらに熱電素子に対する給電の極性を反転させることにより、容易に加熱,冷 却の切換えが可能であることから、保温,保冷の何れにも使用することが可能で ある。 かくして、本考案によれば、使用時に車室内に突出することなく、また排熱が 車室内に排出されず、さらに被保温物が全体に均一の温度に保持され得ると共に 加熱,冷却が選択的に行なわれ得る、極めて優れた自動車用温冷蔵庫が提供され ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車用温冷蔵庫の一実施例を自
動車のリアドアに組み込んだ状態を示すもので、(A)
は全体斜視図、(B)は温冷蔵庫の正面図である。
【図2】図1の自動車用温冷蔵庫の概略断面図である。
【図3】図1の自動車用温冷蔵庫の熱電素子ユニットを
示す概略斜視図である。
【図4】図2の熱電素子ユニットの概略断面図である。
【図5】本考案による自動車用温冷蔵庫を自動車のセン
ターコンソールに組み込んだ使用例を示す全体斜視図で
ある。
【図6】図5の自動車用温冷蔵庫の概略断面図である。
【図7】従来の自動車用保温器の一例を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
10 自動車用温冷蔵庫 11 自動車のリアドア 11a ドアトリム 12 温冷蔵ケース 13 カバー 13a シャッタ 14 熱電素子ユニット 14a 吸気口 14b 排気口 14c 放熱部材 15 熱電素子 16 ファン 17 被保温物 20 自動車用温冷蔵庫 21 センターコンソール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端が車室内に開放していると共にカバ
    ーにより閉鎖され得る温冷蔵ケースと、該温冷蔵ケース
    内に排気口が開口している熱電素子ユニットとを含んで
    おり、上記熱電素子ユニットが、熱電素子及び該熱電素
    子に当接するように備えられた放熱部材と、上記熱電素
    子の前面に設けられたファンとから構成されており、上
    記ファンの作動により上記熱電素子ユニットの吸気口か
    ら内部に吸引された空気が、熱電素子の前面を通って冷
    却または加熱された後に、排気口から温冷蔵ケース内に
    排出されるようにしたことを特徴とする、自動車用温冷
    蔵庫。
JP029593U 1992-04-08 1992-04-08 自動車用温冷蔵庫 Pending JPH0580818U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP029593U JPH0580818U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 自動車用温冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP029593U JPH0580818U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 自動車用温冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0580818U true JPH0580818U (ja) 1993-11-02

Family

ID=12280376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP029593U Pending JPH0580818U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 自動車用温冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0580818U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7327026B2 (en) 2003-11-12 2008-02-05 Sharp Kabushiki Kaisha Vacuum diode-type electronic heat pump device and electronic equipment having the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7327026B2 (en) 2003-11-12 2008-02-05 Sharp Kabushiki Kaisha Vacuum diode-type electronic heat pump device and electronic equipment having the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101319434B1 (ko) 열전소자 모듈을 이용한 자동차 후석측 냉온장장치
KR101592708B1 (ko) 냉온장 컵홀더
JP2000185542A (ja) 車両用温冷蔵庫
JP2829340B2 (ja) 自動車用収納装置
JPH0580818U (ja) 自動車用温冷蔵庫
KR20040042681A (ko) 차량용 냉온장고
JPH1120535A (ja) 自動車用冷蔵又は温蔵装置
KR200344352Y1 (ko) 자동차용 냉온장고
KR100302887B1 (ko) 열전소자를 이용한 냉/온풍 시스템이 설치된 차량용 냉/온장고
KR101319430B1 (ko) 자동차의 냉온장장치
KR100384718B1 (ko) 공기 정화기능을 갖는 차량용 냉온장고
KR200189284Y1 (ko) 냉 온장고 겸용 콘솔박스
JPS61285363A (ja) 車両用冷温蔵庫
JP2001304633A (ja) 蓄熱空気調和機
JP2629675B2 (ja) 車両用蓄熱式暖房装置
JPH0117034Y2 (ja)
KR20130079801A (ko) 차량용 공조 장치
JP4488576B2 (ja) 車載用温蔵装置
KR101150931B1 (ko) 열전소자 모듈을 이용한 차량용 냉온장고의 성능향상장치및 이의 제어방법
JP3237265B2 (ja) 冷温蔵庫
JPH082246A (ja) 車両用冷温蔵庫
JPH082243A (ja) 車両用冷温蔵庫
KR19980051536U (ko) 자동차 실내의 냉,온장 장치
JPH0789330A (ja) バス車両用空気調和装置
JPH09267628A (ja) 蓄冷熱空調装置