JP3070495U - プラスチック製大小卵混合包装用容器 - Google Patents

プラスチック製大小卵混合包装用容器

Info

Publication number
JP3070495U
JP3070495U JP2000000248U JP2000000248U JP3070495U JP 3070495 U JP3070495 U JP 3070495U JP 2000000248 U JP2000000248 U JP 2000000248U JP 2000000248 U JP2000000248 U JP 2000000248U JP 3070495 U JP3070495 U JP 3070495U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egg
eggs
container
size
packaging container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000000248U
Other languages
English (en)
Inventor
博志 平川
Original Assignee
大阪パッケージ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大阪パッケージ株式会社 filed Critical 大阪パッケージ株式会社
Priority to JP2000000248U priority Critical patent/JP3070495U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3070495U publication Critical patent/JP3070495U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】市販されている鶏卵のサイズはL、Mが売れ筋
である。したがって、生産される包装用容器は殆どこれ
に適応するサイズのものであり、LL、MSサイズの卵
は別途の包装がなされて大口需要者向けに安価販売され
ている。しかし、特に栄養価の高い鶏卵として生産され
たものは大小サイズに拘わらず一般消費者に届くことが
望ましい。卵のサイズの大小を問わず収納できる包装用
容器が望まれるゆえんである。 【解決手段】プラスチック製包装用容器において、その
卵収容凹所3の下方に内部側に突出する円形または楕円
形の膨出部3aを形成し、その膨出部3aによって収容
されたMSなど小型の卵を支承し、卵が膨出部3aの下
端面に接触しないようにして破損を防ぎ、他の大型卵は
卵収容凹所3の下方傾斜壁面3cで支承する構成とし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、複数個の鶏卵を一括包装するためのプラスチック製卵包装用容器に ついて、卵のサイズを区別することなく収容し得て、かつ、振動などによる卵の 破損が防止される卵収容部の形状に関する。
【0002】
【従来技術】
従来より鶏卵は、そのサイズによりLL、L、M、MS等に分類され、それぞ れに適合する収容凹所を有する包装用容器に収容されて保管、運搬し、市場に提 供されるのであるが、一般消費者のニーズがLないしMサイズに集中しているこ とから、この卵包装容器もまた、LないしMサイズを対象としたものが多く生産 されLL、MSサイズ用の容器は市場には殆ど出ていないのが現状である。
【0003】 例えば、上記のMサイズ用卵包装容器にMS卵を収容した場合、図6に示すよ うに卵の下(先)端が収容凹所の下端面Bに接触Tした状態になり、ここに運搬 や保管に伴う振動衝撃によって該卵の破損を来すことがしばしば生じる。
【0004】 このように、LL、MSサイズ卵は、それを包装するための適切な容器がなく 、また、市場のニーズも少ないことから、M、Sサイズ卵と混合して例えば30 個を一ケースに包装するなどにより大口需要者としてのホテルやレストランに比 較的安価で販売されているのが現状である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
近年、鶏に特殊な飼料を与えて従来の卵とは異なった栄養価の高い、または、 特殊な成分を有する卵を生ませることが養鶏者間に広まりつつある。例えば、ヨ ードが人体にとって必要不可欠な元素であるにもか拘わらず不足がちな人が多い ことから、鶏にヨウ素(元素記号はI)を混合させた飼料を与えて卵を生ませ、 ヨウ素を含む高付加価値卵「ヨード卵」等として一般の卵とは包装及び価額的に 差別して出荷、販売されている。
【0006】 このような高付加価値の卵においてもLL、L、M、MSなどとそのサイズが ばらつくのは他の一般卵と同様であり、しかも、一般市場向けの包装用容器及び 市場ニーズがL、Mサイズを対象としていることからLL、MSサイズのものは 一般の需用者に提供され得ず、前記のように大口需要者に市場価額より割安で引 き取られることになっている。このような別途販売による市場価額との差額はL 、Mサイズの卵に付加されて一般消費者の負担になることが縷々生じる。
【0007】 しかし、一般の消費者にとって卵がより安価に入手できるのであれば必ずしも サイズの揃った卵である必要はない。特に、ヨードなどの高栄養卵においてはよ り安価に入手できることが望まれるところである。そのために、一つの包装用容 器に大小の卵を取り混ぜて収容し、かつ、卵が破損することなく運搬されて一般 市場に届けられれば、市場価額は低下することになり、このようなニーズに応え ることが出来るのであり、大小卵混合包装が課題となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために本考案は、複数個の卵を包装するプラスチック製 包装用容器において、その各々の鶏卵収容凹所の下端面に連接する傾斜壁面に内 径側へ突出する膨出部を同一円周上に3箇所以上、望ましくは4箇所形成して小 型(たとえばMS)の卵についてはこの膨出部で支承でき、また、大型(LL、 L、M)の卵についても該収容凹所の傾斜壁面によって支承出来るようにすると 共に何れの場合も該卵の下端が収容凹所の下端面に接触しないものとした。
【0009】 また、前記の下端面に連接する傾斜壁面に形成した膨出部に外方に突出するリ ブ3r(図3)を形成することにより該膨出部の強度補強を行い、卵の破損に対 しての安全性を向上させた。
【0010】
【考案の実施の形態】 本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本考案 に係る卵包装用容器の施蓋状態を示す斜視図であり、その平面図と側面図を図2 に示した。図3は本体側の卵収容凹所部分を拡大して表示したもので(a)はそ の正面図、(b)は底面図、(c)はA−A断面図である。また、図4は該卵収 容凹所にLLサイズの卵を収容した状態(仮想線で示した。)を示す側断面図で ある。図5は第二の実施例における卵収容凹所の断面図である。
【0011】 図1の卵の包装用容器1において、その本体2側の下方に突出する多数の卵収 容凹所3は卵の下半分が収容されるに充分な大きさのほぼ円錐形または四ないし 多角錐状であって、その下端面3b(または先端)が平坦に形成され、あるいは その中心に半球状の突起3dが形成されている。その卵収容凹所3の下方傾斜壁 面3cに半円形に図示(図1)された部分が円形ないし楕円形の球面膨出部3a であり、それは卵収容凹所3の同一円周上に等間隔で三ないし四個を内径側に突 出せしめている。この実施例における膨出部3aはアールを17.49mmの球 面とし、その球面の頂点の該傾斜壁面からの突出高さを1.0ないし300mm とした。しかし、その容器における卵収容凹所3のサイズをLL、LまたはMの 何れに合わせるかによって異なった寸法が選定されることになるが、何れにせよ 、MS卵の下端が前記の卵収容凹所下端面に接触しない高さの膨出部3aが必要 であり、3〜4個の膨出部で囲われる直径はほぼ一定になる。
【0012】 この卵包装用容器1を平面図並びに側面図で表したのが図2で本体2に形成し た卵収容凹所3における傾斜壁面3c上で、かつ、下端面3bに近接した位置に 円形ないし楕円形の膨出部3aが四個、それぞれ等間隔で配置されていることが 明記されている。なお、下端面3bに上向きの半球状突起3dが形成されている が、これは該下端面3bを補強するもので、必ずしも必要とするものでない。
【0013】 上記の卵収容凹所3を拡大したものが図3で、膨出部3aがより明瞭に表示さ れている。この膨出部3aの頂点より、また、その側方に描かれた線は該卵収容 凹所3を補強するためのリブであってその形状、寸法は問うものでない。
【0014】 一方、卵の包装用容器1における蓋体4は、その四周の縁辺の一辺を本体側の 縁辺2と連接して本体2と一体にプラスチック材で成形されたもので、図1,図 2に示すように該縁辺4を残して中央部を長方形(正方形状でもよいことは勿論 である。)の容器状5に成形し、かつ、その中央部に四個の円錐(多角錐でも良 い。)状の突起5aを該容器状5の内部側に突出して形成したもので、その円錐 (多角錐)状突起5aと前記の容器状部5の四方の壁面とで囲われる部分を蓋体 2側の卵収容凹部6としたものである。
【0015】 第二の実施例においては、この蓋体2側に形成した卵収容凹部6とは異なり、 本体2側の卵収容凹部3と同様に卵の収容個数に応じた円錐形または多角錐状の 側壁を持ち、かつ、その円錐形または多角錐状先端を切断し平坦面とした卵収容 凹所6を本体と蓋体が合掌したとき互いに対向する位置に形成する。このように 、卵の上半分に覆い被さる形状の蓋体4側卵収容凹部6とした場合、その卵収容 凹所6の上端面と近接した円錐状側壁部に前記の如き内径側に突出する膨出部5 c、5cを形成(図5参照)しておことも可能である。
【0016】 以上の構造になる本考案卵の包装用容器において、卵収容凹所3には図4に示 すようなサイズの異なる卵E(仮想線で示した。)が収納され、ヒンジ部7を起 点として折り曲げられて蓋体4が本体2側と合掌状に被覆され、施蓋され(図2 、及び図1参照)、次いで開口側の縁辺が熱融着などにより接合される。この図 4において左側の卵EはLサイズを想定して表示したもので該本体側卵収容凹所 3の傾斜壁面3cに接触Tして保持されることになる。したがって、その卵Eは 下部先端が該卵収容凹所3の下端面3bに接触しないので、運搬中の振動などに よる衝撃を直接に受けることがなくなり、破損がなくなる。
【0017】 また、図4の右側の卵収容凹所3においてはMSサイズの卵Eを収納した状態 を示したもので、該卵Eは該卵収容凹所3の傾斜壁面3cに形成した膨出部3a に接触Tして保持される。この場合、卵Eの上半部分が全く保持されない状態で あり該凹所3内で横揺れを生じることになるが、各々の卵収容凹所3、3間には 側縁が介在しているので隣接の卵同士が衝突し合うことなく、したがって破損す ることもない。また、該卵Eはその下部先端が該卵収容凹所3の下端面3bに接 触していないので運搬中の振動などにより破損する懸念がないことも前記と同様 である。
【0018】 前記の第二の実施例においては、蓋体4側にも膨出部5c、5cが形成されて いるので、MSサイズの卵を収容した場合、その卵の上方はこれによって保持さ れ横揺れが防止されることになり、あるいは横揺れ量を小さくすることになり、 収納はより安定する。
【0019】 なお、前記の施蓋時に、本体2、蓋体4双方の卵収容凹所3,6が対向し相互 の位置ずれを防止するための嵌合突起5bが前記の円錐状突起5aの先端に、嵌 合穴3eが本体2側の前記嵌合突起5bの対向面に形成されている。
【0020】 前記卵の収容凹所3に形成した膨出部3aの強度は材料としてのプラスチック フィルムの厚さ及び真空成形による該膨出部の伸びによって強度が著しく弱くな ることがある。このような場合にはその部分を補強するために該膨出部3aの先 端を横切るリブ(3r)を突出形成することになる(図3)。
【0021】
【考案の効果】
本校案に係る卵の包装用容器1は収容する卵のサイズがLL、L、M、MSの 何れであってもそれらを混合収容し、包装することが可能であり、生産者におけ る卵の大小の選別作業が省略できることになる。これにより、卵の一パックが見 かけではなく実質重量による価額表示となり、合理性が確保される。
【0022】 ヨードなどを含有させた付加価値の高い卵においては、各サイズのものを取り 混ぜて包装することが可能になることから、従来のごときLL、MSを規格外と して大口需要者に安価販売をすることなく、正当な価額で一般市場に提供するこ とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る卵包装用容器の施蓋状態を示す斜
視図である。
【図2】卵包装用容器の平面図と側面図である。
【図3】本体側の卵収容凹所部分を拡大して表示したも
ので(a)はその正面図、(b)は底面図、(c)はA
−A断面図である。
【図4】該卵収容凹所にLLおよびMSサイズの卵を収
容した状態を示す側断面図である。
【図5】第二の実施例に係る卵収容凹所にMSサイズの
卵を収容した状態を示す断面図である。
【図6】従来タイプの卵収容容器に卵を収容した状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 卵の包装用容器 2 本体 3 卵収容凹所 4 蓋体 5 蓋体側の容器状部 6 蓋体側の卵収容容器 7 ヒンジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックシート材からなる容器本体と
    蓋体とがその四周の縁辺の一つで連接し、かつ、その連
    接縁の中間をヒンジとして該容器本体と蓋体とが合掌自
    在に形成され、上記容器本体と蓋体とが合掌時に互いに
    対向する複数個の卵収容凹所を形成した卵包装用容器に
    おいて、少なくとも上記容器本体側卵収容凹所の下端面
    に連接する傾斜壁面に、内径側へ突出する複数個の球面
    状膨出部を形成したことに特徴を有するプラスチック製
    大小卵混合包装用容器。
  2. 【請求項2】容器本体側卵収容凹所の下端面に連接する
    傾斜壁面に形成した複数個の球面状膨出部には、その球
    面の頂点を通る断面U字状のリブを該凹所の外面側に突
    出するように設けられたことに特徴を有する請求項一記
    載のプラスチック製大小卵混合包装用容器。
JP2000000248U 2000-01-25 2000-01-25 プラスチック製大小卵混合包装用容器 Expired - Lifetime JP3070495U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000000248U JP3070495U (ja) 2000-01-25 2000-01-25 プラスチック製大小卵混合包装用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000000248U JP3070495U (ja) 2000-01-25 2000-01-25 プラスチック製大小卵混合包装用容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3070495U true JP3070495U (ja) 2000-08-04

Family

ID=43203885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000000248U Expired - Lifetime JP3070495U (ja) 2000-01-25 2000-01-25 プラスチック製大小卵混合包装用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3070495U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101272961B (zh) 两件式容器盖子组件
US5709304A (en) Food service kit
CA1298216C (en) Container with integral fold-in closure lid
US4018905A (en) Taco package
US20060219593A1 (en) Display container with interlocking cover
JP3070495U (ja) プラスチック製大小卵混合包装用容器
US11412896B1 (en) Salad kit
US20160068304A1 (en) Container arrangement
EP1746031A1 (en) Multiple package
JP2007331756A (ja) 小分け用容器又は飲料用容器
US20140342033A1 (en) Packages for consumable products and methods for using same
JP3117695U (ja) 食品用包装容器及び食品用包装容器セット
JP3218481U (ja) 包装用容器
KR200410872Y1 (ko) 2열 적재식 딸기 포장용기
JP4038595B2 (ja) 鶏卵包装用容器
JP3053806U (ja) 包装用容器
JP7189641B2 (ja) 包装用容器の蓋体
JP2706911B2 (ja) 卵容器
KR100519431B1 (ko) 계란 포장 용기 및 이를 사용한 계란 포장체
KR20180086885A (ko) 공간 분할 음료 용기
KR200329351Y1 (ko) 계란 포장 용기 및 이를 사용한 계란 포장체
KR20170003123U (ko) 음료수용 뚜껑
JPS5911880Y2 (ja) 食品収納カップ用収納容器
EP1164088A1 (en) Package for tomatoes
JP3108182U (ja) 物品の包装容器