JP3070466B2 - 半導体不揮発性記憶装置 - Google Patents

半導体不揮発性記憶装置

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JP3070466B2 JP8007337A JP733796A JP3070466B2 JP 3070466 B2 JP3070466 B2 JP 3070466B2 JP 8007337 A JP8007337 A JP 8007337A JP 733796 A JP733796 A JP 733796A JP 3070466 B2 JP3070466 B2 JP 3070466B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体不揮発性記
憶装置に関し、特に、浮遊ゲートを有する半導体不揮発
性記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的消去可能な読み出し専用不揮発性
記憶回路装置の中で、一括消去可能なものはフラッシュ
メモリと呼ばれている。
【0003】図4は、従来のフラッシュメモリの代表的
な構造を示す断面図である。
【0004】本従来例は図4に示すように、基板となる
P型半導体基板101と、P型半導体基板101上に形
成された第1のゲート絶縁膜102と、第1のゲート絶
縁膜102上に形成され、リンが添加された多結晶シリ
コン膜の結晶粒103bからなる浮遊ゲート103a
と、浮遊ゲート103a上に形成された第2のゲート絶
縁膜104と、第2のゲート絶縁膜104上に形成さ
れ、データの書き込みまたは消去の際に電圧が印加され
る制御ゲート105とから主に構成されており、第1の
ゲート酸化膜102、浮遊ゲート103a、第2のゲー
ト酸化膜104及び制御ゲート105によって複合ゲー
ト106が形成されており、また、複合ゲート106の
一端に対向するP型半導体基板101の表面にはN+
不純物層107及びN-型不純物層108からなるソー
ス109が形成され、複合ゲート106の他端に対向す
るP型半導体基板101の表面にはN+型不純物層11
0からなるドレイン111が形成されている。
【0005】上記のように構成されたフラッシュメモリ
におけるデータの書き込み動作は、制御ゲート105及
びドレイン111に所定の正電位が印加されることによ
り、チャンネルホットエレクトロンがドレイン111近
傍から浮遊ゲート103aに注入され、メモリセルのし
きい値が高レベルに設定されて行われる。
【0006】一方、データの消去動作は、制御ゲート1
05の電位が接地レベルに設定され、また、ソース10
9に正の高電位が印加されることにより、浮遊ゲート1
03aに蓄積された電荷が第1のゲート絶縁膜102を
介してソース109に放出され、メモリセルのしきい値
が低レベルに設定されることで行われる。なお、浮遊ゲ
ート103aに蓄積された電荷の放出はファウラー−ノ
ードハイム(FN)トンネル放出により行われる。
【0007】上述した消去動作における問題点は、浮遊
ゲート103aから電荷が過剰に引き抜かれてしまい、
メモリセルのしきい値が例えば0V以下になり、書き込
まれているデータが過剰消去されてしまう虞れがあるこ
とである。
【0008】この過剰消去は、ある規模のメモリセルア
レイのブロックを一括消去した場合、各メモリセルの消
去特性が揃っておらず、バラツキを有しているために生
ずる問題である。
【0009】通常、ソース109に電圧を印加してFN
トンネル放出により浮遊ゲート103aからソース10
9に電荷を放出させる場合、浮遊ゲート103aのコー
ナーエッジ部において電界集中が起こり、コーナーエッ
ジ部でのトンネル放出が増強される。しかしながら、浮
遊ゲート103aのコーナーエッジ部の形状は加工上の
制御性が悪く、各メモリセル間でバラツキが大きく、そ
のため消去後のメモリセルしきい値のバラツキを抑制す
るのが困難であった。
【0010】そこで、例えば浮遊ゲート103aのコー
ナーエッジ部を丸めることによりコーナーエッジ部にお
ける電界集中を緩和し、消去しきい値のバラツキを抑制
しようとする技術が特開平2−284473号公報に開
示されている。
【0011】前記文献によれば、浮遊ゲート103aの
コーナーエッジ部を丸める方法として、ソース109の
+型不純物層107及びN-型不純物層108を形成後
に過酸化処理を行い、浮遊ゲート103aのコーナーエ
ッジ部に丸みをもたせる方法が開示されている。上記の
構造にすることにより、浮遊ゲート103aのコーナー
エッジ部の電界集中は緩和され、浮遊ゲート103aの
コーナーエッジ部の電界集中により生じる消去特性のメ
モリセル間バラツキが抑制される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】通常、上述したような
半導体装置においては、浮遊ゲート103aを構成する
多結晶シリコン膜には通常リンが添加され、多結晶シリ
コン膜の結晶粒103bの粒界にリンが高濃度に偏析
し、粒界に沿った部分の第1のゲート絶縁膜102中に
高濃度に拡散したリンが絶縁膜の電荷に対する電位障壁
を低下させることにより、消去電流の電流密度において
は粒界部分が高くなる傾向にあることはよく知られてお
り、実際にはコーナエッジ部以外にも消去時の電流が不
均一に流れる部分がある。
【0013】そのため、上述した従来の技術のように、
浮遊ゲート103aのコーナーエッジ部を丸めて消去時
の電界集中を緩和するだけでは、消去特性のメモリセル
間のバラツキを十分に抑制することはできない。
【0014】特に、浮遊ゲート103aのコーナーエッ
ジ部を丸めることにより電界集中を緩和した場合、第1
のゲート絶縁膜102のコーナーエッジ部における膜厚
が厚くなり、その分、実際にFNトンネルが誘起される
ソース109のN+型不純物層107と浮遊ゲート10
3aとのオーバーラップ領域の面積が小さくなるため、
浮遊ゲート103aの多結晶シリコン膜の結晶粒103
bをオーバーラップ領域に十分な数だけ取り込むことが
できなくなる。
【0015】極端な場合は、オーバラップ領域の面積が
小さくなって、オーバーラップ領域に含まれることが可
能な浮遊ゲート103aの結晶粒103bが1個未満に
なった場合、メモリセル間でオーバーラップ領域に存在
する結晶粒103bが1個であったり、1個もなかった
りしてしまい、浮遊ゲート103aのコーナーエッジ部
に起因する消去時のFNトンネル電流のバラツキは抑制
することができても、浮遊ゲート103aの結晶粒の粒
界に起因するFNトンネル電流のバラツキは抑制するこ
とはできない。
【0016】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、データ書き
換え時に生じるメモリセル間の特性のバラツキを抑制
し、製造歩留まりを高め、生産性及び装置の信頼性を向
上させることができる半導体不揮発性記憶装置を提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を介し
て形成され、外部から入力されるデータが電荷の蓄積に
より格納される多結晶シリコン膜からなる浮遊ゲート
と、該浮遊ゲート上に第2のゲート絶縁膜を介して形成
され、前記データの書き込みまたは消去の際に電圧が印
加される制御ゲートと、前記半導体基板の表面の前記浮
遊ゲートの両端に対向する位置に前記浮遊ゲートとオー
バーラップ領域を有してそれぞれ形成され、前記半導体
基板とは逆導電型の不純物層からなるソース及びドレイ
ンとを具備し、前記ドレインまたは前記ソースから前記
第1のゲート絶縁膜を介して前記浮遊ゲートに電荷が蓄
積されることにより前記データが書き込まれ、前記浮遊
ゲートに蓄積された電荷が前記第1のゲート絶縁膜を介
して前記ソースまたは前記ドレインに放出されることに
より前記データの消去が行われる不揮発性半導体記憶装
置において、前記オーバーラップ領域のうち、データ書
き込み側のオーバーラップ領域のチャネル方向の長さ
は、データ消去側のオーバーラップ領域のチャネル方向
の長さよりも短く、かつ、データ消去側のオーバーラッ
プ領域のチャネル方向及びチャネル幅方向の長さは、
記浮遊ゲートを形成する多結晶シリコン膜の結晶粒の最
大径よりも大きいことを特徴とする。
【0018】また、前記浮遊ゲートに蓄積された電荷の
放出は、トンネル電流による放出であることを特徴とす
る。
【0019】また、前記データの消去時は、前記浮遊ゲ
ートに蓄積された電荷が前記ソースに放出されることを
特徴とする。
【0020】また、前記データの消去時は、前記浮遊ゲ
ートに蓄積された電荷が前記ドレインに放出されること
を特徴とする。
【0021】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、浮遊ゲートに格納されたデータの消去時にト
ンネル電流が誘起されるソースまたはドレインと浮遊ゲ
ートとのオーバーラップ領域のチャンネル方向とチャネ
ル幅方向の長さが、浮遊ゲートを形成する多結晶シリコ
ン膜の結晶粒の最大径以上の長さであるので、トンネル
電流の誘起のために十分な数の多結晶シリコン膜の結晶
粒がオーバーラップ領域に含まれ、データの書き換え動
作時に各メモリセル間におけるトンネル電流のバラツキ
が生じることはない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の半導体不揮発性記憶装置
の実施の一形態を示す断面図である。
【0024】本形態は図1に示すように、基板となるP
型半導体基板1と、P型半導体基板1上に形成され、1
0nm厚のシリコン酸化膜からなる第1のゲート絶縁膜
2と、第1のゲート絶縁膜2上に形成され、リンが添加
された多結晶シリコン膜の結晶粒3bからなる浮遊ゲー
ト3aと、浮遊ゲート3a上に形成され、シリコン酸化
膜、シリコン窒化膜及びシリコン酸化膜からなる20n
m厚の複合膜で構成される第2のゲート絶縁膜4と、第
2のゲート絶縁膜4上に形成され、多結晶シリコン膜か
らなる制御ゲート5とから主に構成されており、第1の
ゲート酸化膜2、浮遊ゲート3a、第2のゲート酸化膜
4及び制御ゲート5によって複合ゲート6が形成されて
おり、また、複合ゲート6の一端に対向するP型半導体
基板1の表面にはヒ素が表面濃度1E20cm-3以上に
ドーピングされたN+型不純物層7及びリンが表面濃度
1E20cm-3以下にドーピングされたN-型不純物層
8からなるソース9が浮遊ゲート3aとのオーバーラッ
プ領域を有して形成され、複合ゲート6の他端に対向す
るP型半導体基板1の表面にはヒ素が表面濃度1E20
cm-3以上にドーピングされたN+型不純物層10から
なるドレイン11が浮遊ゲート3aとのオーバーラップ
領域を有して形成されている。
【0025】ここで、ソース9のN+型不純物層7と浮
遊ゲート3aとのオーバーラップ領域のチャンネル方向
の長さLovwは、浮遊ゲート3aを構成する多結晶シリ
コン膜の結晶粒3bの最大粒径Lgより大きくなるよう
に形成される(Lovl>Lg)。
【0026】また、図示しないがソース9のN+型不純
物層7と浮遊ゲート3aとのオーバーラップ領域のチャ
ンネル幅方向の長さLovwも、浮遊ゲート3aを構成す
る多結晶シリコン膜の結晶粒3bの最大粒径Lgより大
きくなるように形成されている(Lovw>Lg)。
【0027】上述したような構成とすれば、ソース9の
+型不純物層7の浮遊ゲート3aとのオーバーラップ
領域には多結晶シリコン膜の結晶粒3bが少なくとも1
個以上含まれるようになり、結晶粒が1つも含まれない
ような極端な場合はなくなる。
【0028】上記のように構成された2層ゲート型不揮
発性記憶装置におけるデータの書き込み動作は、ソース
9及びP型半導体基板1の電位が接地レベルに設定さ
れ、制御ゲート5に12V、ドレイン11に6Vの電圧
がそれぞれ印加されて、チャンネルホットエレクトロン
がドレイン11近傍から浮遊ゲート3aに注入され、蓄
積されることにより行われる。
【0029】一方、データの消去動作は、P型半導体基
板1及び制御ゲート5の電位が接地レベルに設定され、
ドレイン11の電位が浮遊電位に設定され、また、ソー
ス111に12Vの高電位が印加されることにより、浮
遊ゲート3aに蓄積された電荷が第1のゲート絶縁膜2
を介してソース9に放出され、メモリセルのしきい値が
低レベルに設定されることで行われる。なお、浮遊ゲー
ト3aに蓄積された電荷の放出はファウラー−ノードハ
イム(FN)トンネル放出により行われる。
【0030】ここで、データが消去される際のFNトン
ネル放出は、ソース9の表面不純物濃度が約1E20c
-3以上のN+型不純物層7と浮遊ゲート3aとのオー
バーラップ領域において支配的に起きるが、前述したよ
うに、FNトンネル放出はN +型不純物層7のオーバー
ラップ領域において均一に起きるのではなく、浮遊ゲー
ト3aを構成するリンが添加されたN+型多結晶シリコ
ン膜の粒界部分においてはトンネル放出における電流密
度が高くなる。そのため、N+型不純物層7のオーバー
ラップ領域に浮遊ゲート3aの多結晶シリコン膜の粒界
がある場合とない場合とでは消去動作におけるFNトン
ネル放出の電流特性が大きく異なり、消去特性のバラツ
キの原因になってしまう。
【0031】しかしながら、本形態においては、オーバ
ーラップ領域が浮遊ゲート3aの多結晶シリコン膜の結
晶粒より大きく、必ず1つ以上の結晶粒を含むように画
定されているため、消去特性がメモリセル間で大きく異
なることはない。
【0032】以下に、上述した半導体不揮発性記憶装置
の製造方法について説明する。
【0033】図2は、図1に示した半導体不揮発性記憶
装置の製造方法について説明するための図である。
【0034】まず、P型半導体基板1の一主面表面に1
0nm厚のシリコ酸化膜ならなる第1のゲート絶縁膜
2、リンが添加された0.15μm厚の多結晶シリコン
膜である浮遊ゲート3a、10nm厚のシリコン酸化膜
(O)と10nm厚のシリコン窒化膜(N)と4nm厚
のシリコン酸化膜(O)との酸化膜換算膜厚約20nm
のONO膜からなる第2のゲ−ト絶縁膜4及び0.40
μm厚の多結晶シリコン膜からなる制御ゲート5が順次
積層され、複合ゲート6が形成される(図2(a))。
ここで、浮遊ゲート3aの多結晶シリコン膜の結晶粒3
bの最大粒径は、多結晶シリコン膜の膜厚程度であり、
ここでは0.15μm程度である。
【0035】次に、P型半導体基板1表面の複合ゲート
6の一端側に、選択的に50keVで5E14cm-2
リンがイオン注入されたN-型不純物層8と、70ke
Vで5E15cm-2のヒ素がイオン注入されたN+型不
純物層7との2重拡散層からなるソース9が形成される
(図2(b))。
【0036】次に、P型半導体基板1表面及び複合ゲー
ト6の側面が850℃のドライ酸素雰囲気において酸化
処理され、20nm厚の側面酸化膜12が形成される
(図2(c))。この際、浮遊ゲート3aの多結晶シリ
コン膜のコーナーエッジ部が酸化により丸まる。
【0037】次に、窒素雰囲気において1000℃の熱
処理が施され、ソース9の2重拡散層が拡散され、N+
型不純物層7と浮遊ゲート3aとのオーバーラップ長が
約0.20μmとなり浮遊ゲート3aの多結晶シリコン
膜の結晶粒3bサイズより大きくなる(図2(d))。
【0038】その後、P型半導体基板1表面の複合ゲー
ト6の他端側に、選択的に70keVで3E15cm-2
のヒ素がイオン注入されてドレイン11のN+型不純物
層10が形成される(図2(e))。
【0039】また、図示はしないが、チャンネル幅方向
においては、素子領域が浮遊ゲート3aの多結晶シリコ
ン膜の結晶粒3bの最大粒径約0.15μmより大き
く、例えば0.6μm幅で画定されている。
【0040】(他の実施の形態)図3は、本発明の半導
体不揮発性記憶装置の他の実施の形態を示す断面図であ
る。
【0041】上述した形態においては、浮遊ゲート3a
に蓄積された電荷がソースに放出されることによりデー
タの消去が行われたが、本形態においては、ドレインに
電荷が放出されることによりデータの消去が行われる。
【0042】したがって、図3に示すものにおいては、
図1に示したものと比べてソースとドレインの位置が逆
で、ドレイン15がN-型不純物層14とN+型不純物層
15とからなる2重拡散層で構成されており、ソース1
7はN+型不純物層16からなっている。
【0043】また、ドレイン15のN+型不純物層13
と浮遊ゲート3aとのオーバーラップ領域は、チャンネ
ル方向にも、チャンネル幅方向にも、浮遊ゲート3aの
多結晶シリコン膜の結晶粒3bの最大粒径より大きく画
定されている。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
浮遊ゲートに格納されたデータの消去時にトンネル電流
が誘起されるソースまたはドレインと浮遊ゲートとのオ
ーバーラップ領域のチャンネル方向とチャネル幅方向の
長さが、浮遊ゲートを形成する多結晶シリコン膜の結晶
粒の最大径以上となるように形成したため、トンネル電
流の誘起のために十分な数の多結晶シリコン膜の結晶粒
がオーバーラップ領域に含まれ、データの書き換え動作
時に各メモリセル間におけるトンネル電流のバラツキが
生じることはない。
【0045】これにより、メモリセル間において一定の
データの書き換え特性を得ることができ、製造歩留りを
高め、生産性及び装置の信頼性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体不揮発性記憶装置の実施の一形
態を示す断面図である。
【図2】図1に示した半導体不揮発性記憶装置の製造方
法について説明するための図である。
【図3】本発明の半導体不揮発性記憶装置の他の実施の
形態を示す断面図である。
【図4】従来のフラッシュメモリの代表的な構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 P型半導体基板 2 第1のゲート絶縁膜 3a 浮遊ゲート 3b 結晶粒 4 第2ゲート絶縁膜 5 制御ゲート 6 複合ゲート 7,10,13,16 N+型不純物層 8,14 N-型不純物層 9,17 ソース 11,15 ドレイン 12 側面酸化膜
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−36263(JP,A) 特開 平8−335644(JP,A) 特開 平7−94605(JP,A) 特開 平6−204490(JP,A) 特開 平6−204486(JP,A) 特開 平6−85280(JP,A) International Ele ctron Devices Meet ing(IEDM)(1994)p.847− 850 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を介
    して形成され、外部から入力されるデータが電荷の蓄積
    により格納される多結晶シリコン膜からなる浮遊ゲート
    と、 該浮遊ゲート上に第2のゲート絶縁膜を介して形成さ
    れ、前記データの書き込みまたは消去の際に電圧が印加
    される制御ゲートと、 前記半導体基板の表面の前記浮遊ゲートの両端に対向す
    る位置に前記浮遊ゲートとオーバーラップ領域を有して
    それぞれ形成され、前記半導体基板とは逆導電型の不純
    物層からなるソース及びドレインとを具備し、 前記ドレインまたは前記ソースから前記第1のゲート絶
    縁膜を介して前記浮遊ゲートに電荷が蓄積されることに
    より前記データが書き込まれ、前記浮遊ゲートに蓄積さ
    れた電荷が前記第1のゲート絶縁膜を介して前記ソース
    または前記ドレインに放出されることにより前記データ
    の消去が行われる不揮発性半導体記憶装置において、前記オーバーラップ領域のうち、データ書き込み側のオ
    ーバーラップ領域のチャネル方向の長さは、データ消去
    側のオーバーラップ領域のチャネル方向の長さよりも短
    、かつ、データ消去側のオーバーラップ領域のチャネ
    ル方向及びチャネル幅方向の長さは、前記浮遊ゲートを
    形成する多結晶シリコン膜の結晶粒の最大径よりも大き
    ことを特徴とする半導体不揮発性記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体不揮発性記憶装
    置において、 前記浮遊ゲートに蓄積された電荷の放出は、トンネル電
    流による放出であることを特徴とする半導体不揮発性記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体不揮発性記憶装
    置において、 前記データの消去時は、前記浮遊ゲートに蓄積された電
    荷が前記ソースに放出されることを特徴とする半導体不
    揮発性記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の半導体不揮発性記憶装
    置において、 前記データの消去時は、前記浮遊ゲートに蓄積された電
    荷が前記ドレインに放出されることを特徴とする半導体
    不揮発性記憶装置。
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