JP3070083B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3070083B2
JP3070083B2 JP2248224A JP24822490A JP3070083B2 JP 3070083 B2 JP3070083 B2 JP 3070083B2 JP 2248224 A JP2248224 A JP 2248224A JP 24822490 A JP24822490 A JP 24822490A JP 3070083 B2 JP3070083 B2 JP 3070083B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、居住者にとって、質の良い睡眠が得られ
る快適な環境を提供する空気調和機に関するものであ
る。
[従来の技術] 第25図および第26図は、特開昭62−225841号公報に示
されるような空気調和機の運転操作部の平面図および制
御回路の構成図である。以下、図により従来の技術を説
明する。
第25図に示すように、運転操作部(4)に室内温度設
定器としてサーモ設定スイッチ(16)を儲ける。このサ
ーモ設定スイッチ(16)は、つまみを挟む位置に22〜32
℃の通常温度目盛りと12〜22℃のシフト温度目盛りと相
対向して設けたものである。そして、これら温度目盛り
と対応する位置にそれぞれランプ(発光ダイオード)
(20a)、(20b)を設けている。さらに運転操作部
(4)においてサーモ設定スイッチ(16)の上方にシフ
トスイッチ(21)を設ける。
タイマ時間設定スイッチ(13)およびタイマ切換えス
イッチ(14)をタイマ(6)に接続する。このタイマ
(6)はタイマ時間設定スイッチ(13)の設定時間をタ
イマ切換えスイッチ(14)の設定モードに応じてカウン
トするものである。また、サーモ設定スイッチ(29)お
よびシフトスイッチ(21)を温度設定部(25)に接続す
る。この温度設定部(25)は、サーモ設定スイッチ(2
9)のつまみ位置を通常温度目盛りに対応する設定温度
として取込むもので、そのどちらか一方をシフトスイッ
チ21)の操作状態およびタイマ(6)のカウント値に基
づいて選択するようになっている。なお、温度設定部
(25)は、通常温度目盛りに対応する設定温度を選択し
た場合はランプ(20a)を点灯せしめ、シフト温度目盛
りに対応する設定温度を選択した場合はランプ(20b)
を点灯せしめる機能を有している。
一方、(2)は温度センサで、この室内温度センサ
(2)を室内読込部(26)に接続する。この室内読込部
(26)は、室内温度センサ(2)の検知温度に対応する
情報を温度比較部(27)に供給するものである。温度比
較部(27)は温度設定部(25)の設定温度と室内温度セ
ンサ(2)の検知温度を比較するものである。
また、(28)はマイクロコンピュータおよびその周辺
回路からなる運転制御部で、この運転制御部(28)に対
し、タイマ(6)、温度比較部(27)、冷・暖切換スイ
ッチ(15)、運転/停止スイッチ(18)、運転表示ラン
プ(19)、ファンモータ(23M)・(24M)、圧縮機モー
タ(12M)、四方弁(22)を接続する。
このような制御回路において、“入”タイマーモード
を設定した場合の制御動作を、第27図、第28図、第29図
に用いて説明する。
連続モードの暖房運転を、例えば設定温度23℃で行っ
ているとき、タイマ切換スイッチ(14)で「入」タイマ
モードを設定し、さらにタイマ時間設定スイッチ(13)
で任意の時間tを設定し、かつシフトスイッチ(21)を
オンする。すると、運転制御部(28)が、圧縮機モータ
(12M)およびファンモータ(16M)・(17M)を停止
し、暖房運転を全停止する。同時に、タイマ(6)はカ
ウント動作を開始する。つまり、暖房運転の待機とな
る。
この待機時、温度設定部(25)はシフトスイッチ(2
1)がオン状態にあるのでサーモ設定スイッチ(16)の
サーモ設定値Ts(右側の通常温度目盛りに対するつまみ
位置)よりも10deg低い値つまり“13℃”を新たな設定
温度として取込む。この新たな設定温度は左側のシフト
目盛りに対応するものである。なお、温度設定部(25)
はランプ(20b)を点灯する。
しかして、待機時、室内温度センサ(2)の検知温度
と新たな設定温度とが温度比較部(27)で比較される。
そして、この比較結果に基づき、運転制御部(28)が暖
房運転のオン・オフ制御を行う。
すなわち、第29図に一点鎖線で示すように、冷込んで
きて室内温度が13℃以下になると、暖房運転をオンす
る。したがって、室内の温度を快適な13℃程度に維持す
ることができる。
その後、タイマ(6)が設定時間tのカウントを終了
すると、温度設定部(25)は当初の設定温度(23℃)を
再び選択する。こうして、通常の設定温度と室内温度と
の比較による暖房運転のオン・オフ制御が再開される。
[発明が解決しようとする課題] さて従来例で説明したように、従来の空気調和機は例
えば暖房時に睡眠モードにすると、それまでの設定温度
から10degさげた温度を睡眠時の設定温度にしていた。
このため、覚醒時の設定温度によって就寝時の設定温度
が決定されていた。
人間が快適と感じる温度は身体活動量が着衣量によっ
て決定される。つまり、覚醒時は同一の使用者でも状況
によって快適となる温度が異なっている。
しかし、就寝時には覚醒時と異なり、同一の使用者で
は身体の活動量や着衣量がほぼ 一定となる。つまり、就寝時に快適な温度は前日の就寝
時設定温度と大きく異なることはない。すなわち、覚醒
時に快適であった温度と就寝時に快適となる温度は独立
している。
また、質の良い睡眠を得るためには室温条件が重要で
あるが、覚醒時と異なり、就寝中の設定温度は入床時に
しか設定できないため、入床時の温度設定によって、睡
眠の質が決定されるという特徴がある。
従来の空気調和機は、覚醒時の設定温度によって就寝
時の設定温度が決定されているため、質の良い睡眠が得
られないという問題点があった。また空気調和機からの
吹出気流にあたると、入床時や起床時では不快さを感じ
たり、良い睡眠が得られないことが考えられる。また特
に入床時には湿度が高くて寝苦しさを感じるということ
が挙げられる。また空気調和機が一度オフすると、再び
オンする時に環境形成に時間がかかるという問題点があ
る。また同じ使用者においても、日によって起床時刻が
ずれたり、快適と感じる温度条件が変化して、従来の空
調機では、その変化に対応できないという問題点があっ
た。
この発明は上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、質の良い睡眠が得られる快適な環境を提供
できる空気調和機を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 第一の発明における空気調和機は、能力が可変できる
冷暖房能力可変装置と、室温を検出する温度検出器と、
予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と起床
時刻を持ち、起床時に起床時設定温度になるように入床
時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する
手段を持つものである。
第二の発明における空気調和機は、能力が可変できる
冷暖房能力可変装置と、室温を検出する温度検出器と、
予め記憶された起床時設定温度と起床時刻を持ち、入床
時から一定時間後まで除湿運転を行い、起床時に起床時
設定温度になるように入床時の一定時間後から起床時に
かけて設定温度を変更する手段を持つものである。
第三の発明における空気調和機は、能力が可変できる
冷暖房能力可変装置と、室温を検出する温度検出器と、
予め記憶された入床時設定温度と起床時設定時温度と起
床時刻から、起床時に起床時設定温度になるように入床
時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する
手段を持ち、入床時から一定時間後までに入力がある
と、入床時設定温度と起床時設定温度を変更し記憶しな
おす手段を持つものである。
第四の発明における空気調和機は、能力が可変できる
冷暖房能力可変装置と、室温を検出する第一温度検出器
と、吹出温度を検出する第二温度検出器と、予め記憶さ
れた入床時設定温度と起床時設定温度と起床時刻から、
起床時に起床時設定温度になるように入床時の一定時間
後から起床時にかけて設定温度を変更する手段を持ち、
入床時の一定時間後から起床時まで、吹出温度制御と室
温制御を繰返す手段を持つものである。
第五の発明における空気調和機は、能力が可変できる
冷暖房能力可変装置と、室温を検出する温度検出器と、
予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と起床
時刻から、起床時に起床時設定温度になるように入床時
の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する手
段を持ち、入床時の一定時間後から起床時までに入力が
あると、その時の設定温度と起床時設定温度を変更して
新たに起床時設定温度を記憶しなおす手段を持つもので
ある。
第六の発明における空気調和機は、能力が可変できる
冷暖房能力可変装置と、室温を検出する温度検出器と、
予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と起床
時刻から、起床時に起床時設定温度になるように入床時
の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する手
段を持ち、起床時刻より後に入力があると、起床時設定
温度を変更して記憶しなおす手段を持つものである。
第七の発明における空気調和機は、能力が可変できる
冷暖房能力可変装置と、室温を検出する温度検出器と、
予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と起床
時刻から、起床時刻の一定時間前に起床時設定温度にな
るように、入床時の一定時間後から起床時刻の一定時間
前にかけて設定温度を変更する手段を持つものである。
第八の発明における空気調和機は、能力が可変できる
冷暖房能力可変装置と、室温を検出する温度検出器と、
予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と起床
時刻から、起床時に起床時設定温度になるように入床時
の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する手
段を持ち、空調機の停止入力があった時刻か、または睡
眠モードが解除された時刻を新たに起床時刻とする手段
を持つものである。
第九の発明における空気調和機は、能力が可変できる
冷暖房能力可変装置と、室温を検出する温度検出器と、
吹出気流の方向が可変できる駆動回路と、吹出気流の風
量が可変できる駆動回路と、予め記憶された入床時設定
温度と起床時設定温度と起床時刻から、起床時に起床時
設定温度になるように入床時の一定時間後から起床時に
かけて設定温度を変更する手段を持ち、入床時刻から一
定時間後までと、起床時刻から安眠モードがオフされる
時刻までの間では、空調機の吹出角度は居住者に通常運
転時よりも当たらない角度で吹出風量を小さくし、入床
時の一定時間後から起床時刻までは、入床時と起床時よ
りもさらに居住者に当たらない吹出角度とし、吹出風量
を小さくする手段を持つものである。
第十の発明における空気調和機は、能力が可変できる
冷暖房能力可変装置と、室温を検出する温度検出器と、
予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と起床
時刻から、起床時に起床時設定温度になるように入床時
の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する手
段を持ち、運転中に最低能力になっても室温が設定温度
を超え、室温と設定温度との差がなくならない場合は、
圧縮機を停止して、吹出風量は最低で吹出気流が非居住
域に吹出される吹出角度とし、室温を監視する手段を持
つものである。
[作用] 第一の発明における空気調和機は、冷暖房能力可変装
置と予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と
起床時刻と、起床時に起床時設定温度になるように入床
時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する
設定温度変更手段を持つので、覚醒時の設定温度とは独
立した睡眠時の設定温度が設定でき、睡眠時の身体活動
量や着衣量に合致した、使用者にとって快適な睡眠環境
を作るものである。
第二の発明における空気調和機は、冷暖房能力可変装
置と予め記憶された起床時設定温度と起床時刻と、入床
時から一定時間後まで除湿運転を行い、起床時には起床
時設定温度になるように入床時の一定時間後から起床時
にかけて設定温度を変更する設定温度変更手段を持つの
で、入床から睡眠にかけて低湿度の快適な睡眠環境を作
るものである。
第三の発明における空気調和機は、冷暖房能力可変装
置と予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と
起床時刻と、起床時に起床時設定温度になるように入床
時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する
設定温度変更手段と、入床時から一定時間後までに入力
があると、入床時設定温度と起床時設定温度を変更する
手段を持つので、居住者にとって、より快適な睡眠環境
を作るものである。
第四の発明における空気調和機は、冷暖房能力可変装
置と予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と
起床時刻と、起床時に起床時設定温度になるように入床
時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する
設定温度変更手段と、入床時の一定時間後から起床時ま
で、吹出温度制御と室温制御を繰返す手段を持つので、
居住者にとってより快適な睡眠環境を作るものである。
第五の発明における空気調和機は、冷暖房能力可変装
置と予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と
起床時刻と、起床時に起床時設定温度になるように入床
時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する
設定温度変更手段と、入床時の一定時間後から起床時ま
でに入力があると、その時の設定温度と起床時設定温度
を変更する手段を持つので、居住者にとってより快適な
睡眠環境を作るものである。
第六の発明における空気調和機は、冷暖房能力可変装
置と予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と
起床時刻と、起床時に起床時設定温度になるように入床
時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する
設定温度変更手段と、起床時刻後に入力があると、起床
時設定温度を変更する手段を持つので、居住者にとって
より快適な起床時の環境を作るものである。
第七の発明における空気調和機は、冷暖房能力可変装
置と予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と
起床時刻と、起床時に起床時設定温度になるように入床
時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する
設定温度変更手段と、起床時刻の一定時間前に、起床時
設定温度となるように設定温度変更手段を持つので、居
住者にとってより快適な起床時の環境を作るものであ
る。
第八の発明における空気調和機は、冷暖房能力可変装
置と予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と
起床時刻と、起床時に起床時設定温度になるように入床
時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する
設定温度変更手段と、空調機の停止入力があった時刻か
または睡眠モードが解除された時刻を起床時刻として記
憶しなおす手段を持つので、居住者にあった睡眠時間で
運転が行なえるものである。
第九の発明における空気調和機は、冷暖房能力可変装
置と予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と
起床時刻と、起床時に起床時設定温度になるように入床
時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する
設定温度変更手段と、入床時から一定時間後までと起床
時刻から安眠モードがオフされる時刻では、空調機の吹
出角度は居住者に通常運転時よりも当たらない角度で吹
出風量を小さくし、入床時の一定時間後から起床時まで
は、入床時と起床時よりもさらに居住者に当たらない吹
出角度とし、吹出風量を小さくする手段を持つので、起
床時と入床時及び睡眠中は、空調機からの吹出気流が居
住者にあたらず、居住者にとって快適な睡眠環境を作る
ものである。
第十の発明における空気調和機は、冷暖房能力可変装
置と予め記憶された入床時設定温度と起床時設定温度と
起床時刻と、起床時に起床時設定温度になるように入床
時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を変更する
設定温度変更手段と、運転中に、最低能力になっても室
温が設定温度を超え、室温と設定温度との差がなくなら
ない場合、圧縮機を停止して、吹出風量は最低で吹出気
流が非居住域に吹出される吹出角度として室温を監視す
る手段を持つので、その時の環境に対応した、快適な睡
眠環境を作るものである。
[実施例] 以下第一の発明の実施例について図をもって説明す
る。
第1図はこの発明による空気調和機の一実施例を示す
電気回路図である。図において、(1)は電源スイッ
チ、(2)は温度検出器、(3)はA/D変換装置、
(4)は運転モードなどのスイッチ部、(5)は冷暖房
能力設定・変更手段を有する、冷暖房能力演算手段とし
てのマイクロコンピュータであり、モード切換えからの
時間を計算するタイマー(6)、入力回路(7)、CPU
(8)、メモリ(9)、出力回路(10)を有している。
冷暖房能力可変装置(11)は出力回路(10)からの出力
により圧縮機12)の回転数を変え、冷暖房能力が制御さ
れる。
上記実施例の動作を冷房時運転を例に、第2図、第3
図を用いて説明する。第2図はマイクロコンピュータ
(5)に記憶されたプログラムに基づく動作を示すフロ
ーチャート図である。安眠スイッチがオンされるとこの
フローチャートがスタートする。
ステップ(101)でタイマー(6)の積算時間をリセ
ットし、新たに時間の積算を始める。ステップ(102)
でそれまでの設定温度から予め記憶された入床時設定温
度に設定温度を変更し、ステップ(103)で入床時設定
温度に室温を制御する。ステッステップ(104)で一定
時間(例えば2時間)が経過したかを判断し、一定時間
が経過すると、ステップ(105)に進み、起床時刻まで
の時間を算出し、ステップ(106)で起床時刻までの室
温の変化幅を算出する。ステップ(107)では、室温設
定のタイミングをとり、ある時間(数分〜数十分)毎
に、以下のステップに進む。ステップ(108)で、室温
の変化幅とその時の時刻からその時刻における室温設定
値を求め、ステップ(109)で、室温制御を行う。ステ
ップ(110)で,現在の時刻が起床時刻前であればステ
ップ(107)へ進み、室温設定値を起床時刻に起床時設
定温度になるように変更する。起床時刻になると、この
ステップを抜け、安眠モードがオフされるまで、室温を
起床時設定温度に制御する。
第3図は、本実施例に基づいて冷房運転をさせた場合
の設定温度の変化を示した制御特性図である。横軸は時
間であり、縦軸は設定温度である。時間t1に安眠モード
をオンすると、入床時設定温度に設定温度が変更され、
時間t2まで入床時設定温度に室温を制御する。時間t2に
なると、起床時刻t3までの時間と、入床時設定温度と起
床時設定温度との温度差がt2からt3までの温度変化幅を
算出し、ある時間間隔毎に時間t3には起床時温度になる
ように徐々に設定温度を変更していく。起床時刻t3にな
ると起床時温度になり、時間t4で安眠モードをオフする
まで、起床時温度に室温を制御する。
このように入床時と起床時の温度を覚醒時の設定温度
にかかわらず設定できるので、入床時から起床時まで、
就寝時の人体の活動量や着衣量に合致した室温が保て
る。
次に第二の発明の一実施例について、その動作を冷房
時運転を例に、第4図、第5図を用いて説明する。第4
図はマイクロコンピュータ(5)に記憶されたプログラ
ムに基づく動作を示すフローチャート図である。安眠ス
イッチがオンされるとこのフローチャートがスタートす
る。
この実施例ではステップ(101)とステップ(104)の
間にあるステップ(201)に特徴があり、それ以外の部
分は第2図に示した第一の発明の動作と同一なので、説
明は省略する。
ステップ(202)では一定時間が経過するまでの間、
湿度を低く押える低湿度運転モードに入る。
第5図は、本実施例に基づいて冷房運転をさせた場合
の設定温度の変化を示した制御特性図である。横軸は時
間であり、縦軸は設定温度である。時間t1に安眠モード
をオンすると、低湿度運転モードに入り、時間t2まで低
湿度運転を行う。時間t2になると、起床時刻t3までの時
間と、その時の温度と起床時温度との温度差からt2から
t3までの温度変化幅を算出し、ある時間間隔毎に時間t3
には起床時温度になるように徐々に設定温度を変更して
いく。起床時刻t3になると起床時温度になり、時間t4で
安眠モードをオフするまで、起床時温度に室温を制御す
る。
このように起床時の温度を覚醒時の設定温度にかかわ
らず設定でき、また入床時から一定時間後まで湿度を低
くおさえる運転を行うので、入床時から起床時まで、就
寝時の人体の活動量や着衣量に合致した室温が保てる。
次に第三の発明の一実施例について、その動作を冷房
時運転を例に、第6図、第7図を用いて説明する。第6
図はマイクロコンピュータ(5)に記憶されたプログラ
ムに基づく動作を示すフローチャート図である。安眠ス
イッチがオンされるとこのフローチャートがスタートす
る。
この実施例ではステップ(103)とステップ(104)の
間にあるステップ(301)とステップ(302)に特徴があ
り、それ以外の部分は第2図に示した第一の発明の動作
と同一なので、説明は省略する。
ステップ(301)で感覚入力が行われると、ステップ
(302)で入床時設定温度と起床時設定温度を新たに設
定しなおして、ステップ(104)に進む。ステップ(30
1)で感覚入力がなければ、ステップ(104)に進み、一
定時間が経過するまではステップ(103)に分岐する。
第7図は、本実施例に基づいて冷房運転をさせた場合
の設定温度の変化を示した制御特性図である。横軸は時
間であり、縦軸は設定温度である。時間t1に安眠モード
をオンすると、設定温度が入床時設定温度に変更され
る。時間t1′に感覚入力があると、入床時設定温度と起
床時設定温度が変更され、時間t2まで新たな入床時設定
温度に室温を制御する。時間t2になると、起床時刻t3ま
での時間と、入床時設定温度と起床時設定温度との温度
差から、t2からt3までの温度変化幅を算出し、時間t3に
起床時設定温度になるように、ある時間間隔毎に設定温
度を変更していく。起床時刻t3になると起床時設定温度
となり、時間t4で安眠モードをオフするまで、室温を起
床時設定温度に制御する。
以上のように、入床時から一定時間が経過するまでに
感覚入力があると、それによって入床時設定温度と起床
時設定温度を変更するので、その時々の感覚に応じた、
快適な睡眠環境を作ることができる。
次に第四の発明の一実施例について、図をもって説明
する。
第8図はこの第四の発明による空気調和機の一実施例
を示す電気回路図である。(13)は空気調和機の吹出口
にとりつけられた、吹出温度を検出する第2温度検出
器、(14)はA/D変換装置である。その他は第1図に示
す第一の発明のものと同一なので、説明は省略する。
この実施例の動作を冷房時運転を例に、第9図、第10
図を用いて説明する。第9図はマイクロコンピュータ
(5)に記憶されたプログラムに基づく動作を示すフロ
ーチャート図である。安眠スイッチがオンされるとこの
フローチャートがスタートする。
この実施例ではステップ(106)以降のステップ(40
1)からのステップ(413)までに特徴があり、それ以外
の部分は第2図に示した第一の発明の動作と同一なの
で、説明は省略する。
ステップ(401)は室温制御モードが設定され、ステ
ップ(402)で設定温度の変更タイミングになっていな
ければ、ステップ(403)に進む。ステップ(403)でモ
ード切替タイマーがリセットされ、ステップ(404)で
室温制御モードが設定されていれば、ステップ(405)
で室温が設定温度となるように室温制御運転が行われ
る。ステップ(406)で一定時間が経過していなけれ
ば、再び室温制御運転が行われ、ステップ(406)で一
定時間が経過していると、ステップ(407)に進んで吹
出温度制御モードが設定される。ステップ(413)で起
床時刻になっていなければ、再びステップ(402)に分
岐する。ステップ(404)で吹出温度制御モードが設定
されていれば、ステップ(408)に進んで、第2温度検
出器で吹出温度を検出しながら、吹出気流が居住者にと
って快適な温度となるように、吹出温度制御運転が行わ
れる。ステップ(409)で一定時間が経過していなけれ
ば、再び吹出温度制御運転が行われ、ステップ(409)
で一定時間が経過していると、ステップ(410)に進ん
で室温制御モードが設定される。ステップ(413)で起
床時刻になっていなければ、再びステップ(402)に分
岐する。ステップ(402)で設定温度の変更タイミング
になっていると、ステップ(411)に進んで室温設定値
の算出がされ、ステップ(412)で室温制御モードが設
定される。そしてステップ(413)で起床時刻になって
いなければ、再びステップ(402)に分岐する。ステッ
プ(413)で起床時刻になっていると、このステップを
ぬけ、安眠モードがオフされるまで、室温を起床時設定
温度になるよう制御する。
第10図は、本実施例に基づいて冷房運転をさせた場合
の設定温度の変化を示した制御特性図である。横軸は時
間であり、縦軸は設定温度である。時間t1に安眠モード
をオンすると、設定温度が入床時設定温度に変更され
る。時間t2になると、起床時刻t3までの時間と、入床時
設定温度と起床時設定温度との温度差からt2からt3まで
の温度変化幅を算出し、ある時間間隔毎に時間t3には起
床時温度になるように徐々に設定温度を変更していく。
さらに時間t2から時間t3の間は、室温が設定温度となる
ような室温制御運転と、吹出気流が居住者にとって快適
な温度となるような吹出温度制御運転を交互に行う。起
床時刻t3になると、起床時温度になり、時間t4で安眠モ
ードをオフするまで、起床時温度に室温を制御する。
このように入床時の一定時間後から起床時までは、室
温制御運転と吹出温度制御運転を交互に行うので、快適
な室温と快適な気流温度を実現することができる。
次に第五の発明の一実施例について、その動作を冷房
時運転を例に、第11図、第12図を用いて説明する。第11
図はマイクロコンピュータ(5)に記憶されたプログラ
ムに基づく動作を示すフローチャート図である。安眠ス
イッチがオンされるとこのフローチャートがスタートす
る。
この実施例ではステップ(106)とステップ(107)の
間にあるステップ(501)とステップ(502)に特徴があ
り、それ以外の部分は第2図に示した第一の発明の動作
と同一なので、説明は省略する。
ステップ(501)で感覚入力があれば、ステップ(50
2)で室温の設定温度と起床時設定温度を新たに設定し
なおして、ステップ(107)に進む。テップ(401)で感
覚入力がなければ、ステップ(107)に進む。
第12図は、本実施例に基づいて冷房運転をさせた場合
の設定温度の変化を示した制御特性図である。横軸は時
間であり、縦軸は設定温度である。時間t1に安眠モード
をオンすると、設定温度が入床時設定温度に変更され
る。時間t2になると、起床時刻t3までの時間と、入床時
設定温度と起床時設定温度との温度差から、t2からt3ま
での温度変化幅を算出し、時間t3に起床時設定温度にな
るように、ある時間間隔毎に設定温度を変更していく。
起床時刻t2′で感覚入力があり、例えば“寒い”という
入力だとすると、室温設定値と起床時設定温度を変更
し、時間t2′以降は図のようにスライドされて運転が行
われる。
以上のように、入床時の一定時間後からの安眠モード
時に感覚入力があると、それによって室温設定値と起床
時設定温度を変更するので、その時々の感覚に応じた、
快適な睡眠環境を作ることができる。
次に第六の発明の実施例について、その動作を冷房時
運転を例に、第13図、第14図を用いて説明する。第13図
はマイクロコンピュータ(5)に記憶されたプログラム
に基づく動作を示すフローチャート図である。安眠スイ
ッチがオンされるとこのフローチャートがスタートす
る。
この実施例ではステップ(110)以降のステップ(60
1)とステップ(602)に特徴があり、それ以外の部分は
第2図に示した第一の発明の動作と同一なので、説明は
省略する。
ステップ(110)で起床時刻となっていればステップ
(601)に進み、感覚入力があれば、ステップ(602)で
起床時設定温度を変更する。ステップ(601)で感覚入
力がなければ、変更を行わなず、このステップをぬけ
る。
第14図は、本実施例に基づいて冷房運転をさせた場合
の設定温度の変化を示した制御特性図である。横軸は時
間であり、縦軸は設定温度である。時間t1に安眠モード
をオンすると、設定温度が入床時設定温度に変更され
る。時間t2になると、起床時刻t3までの時間と、入床時
設定温度と起床時設定温度との温度差から、t2からt3ま
での温度変化幅を算出し、時間t3に起床時設定温度にな
るように、ある時間間隔毎に設定温度を変更していく。
起床時刻t3になると、起床時温度になり、時間t4で安眠
モードをオフするまで、起床時温度に室温を制御する。
時間t3′感覚入力が行われると、起床時設定温度が変更
され、室温がその設定温度に制御される。
このように起床時から安眠モードがオフされるまでの
間に感覚入力が行われると、起床時設定温度が変更され
て、起床時において居住者にあった快適な睡眠環境を作
ることができる。
以下第七の発明の実施例について、その動作を冷房時
運転を例に、第15図、第16図を用いて説明する。第15図
はマイクロコンピュータ(5)に記憶されたプログラム
に基づく動作を示すフローチャート図である。安眠スイ
ッチがオンされるとこのフローチャートがスタートす
る。
この実施例ではステップ(104)以降のステップ(70
1)からステップ(708)に特徴があり、それ以外の部分
は第2図に示す第一の発明の動作と同一なので、説明は
省略する。
ステップ(104)で一定時間が経過していれとステッ
プ(701)に進む。ステップ(701)では、起床時刻より
もある一定時間前の起床温度設定時刻までの時間を算出
し、ステップ(702)ではこの起床温度設定時刻までの
温度変化幅を算出する。ステップ703)では、室温設定
のタイミングをとり、ある時間毎に、以下のステップに
進む。ステップ(704)で、室温の変化幅とその時の時
刻から、その時刻における室温設定値を求め、ステップ
(705)で室温制御を行う。ステップ(706)で現在の時
刻が起床温度設定時刻より前であればステップ(703)
に分岐し、起床温度設定時刻になれば、ステップ(70
7)に進んで室温制御を行う。ステップ(708)で現在の
時刻が起床時刻前ならば再びステップ(707)に分岐
し、起床時刻になればこのステップをぬける。
第16図は、本実施例に基づいて冷房運転をさせた場合
の設定温度の変化を示した制御特性図である。横軸は時
間であり、縦軸は設定温度である。時間t1に安眠モード
をオンすると、設定温度が入床時設定温度に変更され
る。時間t2になると、起床温度設定時刻t3′までの時間
と、入床時設定温度と起床時設定温度との温度差からt2
からt3′までの温度変化幅を算出し、ある時間間隔毎に
時間t3′には起床時温度になるように徐々に設定温度を
変更していく。起床温度設定時刻t3′になると起床時温
度になり、時間t5で安眠モードをオフするまで、起床時
温度に室温を制御する。
このように設定温度を、起床時刻より一定時間前の起
床温度設定時刻に起床時設定温度とするため、起床時に
はすでに起床時設定温度になっており、快適な睡眠環境
を作ることができる。
以下第八の発明の実施例について、その動作を冷房時
運転を例に、第17図を用いて説明する。第17図はマイク
ロコンピュータ(5)に記憶されたプログラムに基づく
動作を示すフローチャート図である。安眠スイッチがオ
ンされるとこのフローチャートがスタートする。
この実施例ではステップ(102)とステップ(103)の
間にあるステップ(801)と、ステップ(110)以降のス
テップ(802)からステップ(803)に特徴があり、それ
以外の部分は第2図に示す第一の発明の動作と同一なの
で、説明は省略する。
ステップ(801)ではメモリ(9)より起床時刻の読
込みを行う。またステップ110)で起床時刻になってい
ると、ステップ(802)に進み、空調機の停止入力か睡
眠モードの解除が行われると、ステップ(803)でその
時の時刻を起床時刻としてメモリ(9)に記憶してなお
して、このステップをぬける。
このように空調機の停止入力か安眠モードの解除が行
われた時刻を、起床時刻としてメモリに記憶しなおすの
で、使用者にあった起床時刻が設定でき、快適な睡眠環
境を作ることができる。
次に第九の発明の実施例について、図をもって説明す
る。
第18図はこの第九の発明による空気調和機の一実施例
を示す電気回路図、第19図はこの空気調和機の風向偏向
装置の分解斜視図である。図において、(1)から(1
2)までは、第1図に示す第一の発明の電気回路図のも
のと同様なので、説明は省略する。(15)は、出力回路
(10)の出力により、吹出気流の吹出方向を変える上下
偏向ルーバー17)の取付いたサーボモータ等のモータ
(16)を制御する駆動回路である。(18)は、出力回路
(10)の出力により、吹出気流の風量を変える送風ファ
ン(20)の取付いたサーボモータ等のモータ(19)を制
御する駆動回路である。
上記実施例の動作を冷房時運転を例に、第20図、第21
図を用いて説明する。第20図はマイクロコンピュータ
(5)に記憶されたプログラムに基づく動作を示すフロ
ーチャート図である。安眠スイッチがオンされるとこの
フローチャートがスタートする。
ステップ(901)でタイマーの積算時間をリセット
し、ステップ(902)でそれまでの設定温度から予め記
憶された入床時設定温度に設定温度を変更する。ステッ
プ903)では、通常運転時でのルーバーの角度より水平
に近い、[角度I]と、[角度I]より更に水平な[角
度II]、及び通常運転時での風量より小さい[風量I]
と、風量I]より更に小さい[風量II]を設定する。ス
テップ(904)では、上下偏向ルーバー(17)の角度を
[角度I]に、吹出風量を[風量I]に設定し、空調機
の制御を行う。ステップ(905)で入床時設定温度に室
温を制御し、ステップ(906)で一定時間(たとえば2
時間)が経過したかを判断し、一定時間が経過すると、
ステップ(907)に進む。ステップ(907)では起床時刻
までの時間を算出し、ステップ908)で起床時刻までの
室温の変化幅を算出し、ステップ(909)で上下偏向ル
ーバー(17)の角度を[角度II]に、吹出風量を[風量
II]に設定し、空調機の制御を行う。ステップ(910)
では、室温設定のタイミングをとり、ある時間(数分〜
数十分)毎に以下のステップに進む。ステップ(911)
で、室温の変化幅とその時の時刻からその時刻における
室温設定値を求め、ステップ(912)で室温制御を行
う。ステップ(913)で現在の時刻が起床時刻前であれ
ば、ステップ(910)に進み、起床時刻になっていれ
ば、ステップ(914)に進む。ステップ(914)では、上
下偏向ルーバー(17)の角度を[角度I]に、吹出風量
を[風量I]に設定して空調機の制御を行い、このステ
ップを抜けて安眠モードがオフされるまで、室温を起床
設定温度に制御する。
第21図は、本実施例に基づいて冷房運転をさせた場合
の設定温度の変化を示した制御特性図である。横軸は時
間であり、縦軸は設定温度、風量、ルーバーの角度であ
る。時間t1に安眠モードをオンすると、設定温度が入床
時設定温度に変更され、吹出風量が[風量I]に、角度
が[角度I]に変更される。時間t2になると、吹出風量
が[風量II]に、角度が[角度II]に変更される。さら
に、起床時刻t3までの時間と、入床時設定温度と起床時
設定温度との温度差から、t2からt3までの温度変化幅を
算出し、時間t3に起床時設定温度になるように、ある時
間間隔毎に設定温度を変更していく。起床時刻t3になる
と、吹出風量が[風量I]に、角度が[角度I]に変更
され、さらに設定温度が起床時設定温度となって、時間
t4で安眠モードをオフするまで、室温を起床時設定温度
に制御する。
以上のように、入床時に起床時には居住者に吹出気流
があまりあたらないように吹出気流の風量と角度を制御
し、睡眠中はさらに気流をあてないようにすることによ
って、空調機から吹出気流による不快感を無くした、快
適な睡眠環境を作ることができる。
次に第十の発明の実施例について、図をもって説明す
る。
第22図はこの発明による空気調和機の一実施例を示す
電気回路図、第23図はこの空気調和機の風向偏向装置の
分解斜視図である。第22図と第23図は、第18図と第19図
に示す第九の発明のものと同様なので、説明は省略す
る。
上記実施例の動作を冷房時運転を例に、第24図を用い
て説明する。第24図はマイクロコンピュータ(5)に記
憶されたプログラムに基づく動作を示すフローチャート
図である。安眠スイッチがオンされるとこのフローチャ
ートがスタートする。
この実施例ではステップ(109)とステップ(110)の
間にあるステップ(1001)からステップ(1003)に特徴
があり、それ以外の部分は第2図に示す第一の発明の動
作と同一なので、説明は省略する。
ステップ(1001)で空調機の能力が最低でなければ、
ステップ(110)に分岐し、能力が最低ならば、ステッ
プ(1002)に進む。ステップ(1002)で室温が室温設定
値よりも高ければステップ(110)に分岐し、室温が室
温設定値よりも低ければステップ(1003)に進む。ステ
ップ(1003)では圧縮機(12)をオフし、駆動回路(1
8)によって風量を最低にして、駆動回路(15)によっ
て気流が非居住域に吹出される方向に上下偏向ルーバー
(17)を制御する。このステップ(1003)で室温監視状
態となって、ステップ(110)に進む。
以上のように、設定温度が時間的に変化する睡眠モー
ド時において、最低能力でも室温と設定温度との差がな
くならない場合は、空調機は完全に停止せずに圧縮機の
みオフして室温監視状態になるので、再起動時も環境の
変化が少なく、快適な睡眠環境を作ることができる。
[発明の効果] 以上のように、第一の発明によれば、覚醒時の設定温
度にかかわらず、就寝時に人体の活動量や着衣量に合致
した室温が保てるので、使用者にとって快適な睡眠環境
を作ることができる。
また第二の発明によれば、入床から睡眠にかけて低湿
度運転を行うので、入床時に使用者にとって快適な環境
を作ることができる。
また第三の発明によれば、入床から睡眠までの間の感
覚入力によって入床時設定温度と起床時設定温度を変更
するので、使用者は常に快適な睡眠を得ることができ
る。
また第四の発明によれば、入床時の一定時間後から起
床時まで、快適な室温を保つ室温制御と快適な気流温度
を保つ吹出温度制御を繰返すので、使用者は常に快適な
睡眠を得ることができる。
また第五の発明によれば、入床時の一定時間後から起
床時までの間の感覚入力によって、その時の設定温度と
起床時設定温度を変更するので、使用者にとって快適な
環境を作ることができる。
また第六の発明によれば、起床時刻の感覚入力によっ
てその時の設定温度と起床時設定温度を変更するので、
起床時に使用者にとって快適な環境を作ることができ
る。
また第七の発明によれば、起床時刻の一定時間前に起
床時設定温度になるので、起床時に使用者にとって快適
な環境を作ることができる。
また第八の発明によれば、空調機の停止入力か睡眠モ
ード解除の入力があった時刻を起床時刻とするので、起
床時に使用者にとって快適な環境を作ることができる。
また第九の発明によれば、入床時から起床時までの間
は吹出気流が使用者にあたらないよう制御されるので、
使用者は常に快適な睡眠を得ることができる。
また第十の発明によれば、運転中の空調機が停止して
も室温監視状態に入るので、使用者は常に快適な睡眠を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は第一の発明による空気調和機の一実施例の電気
回路図、第2図は第1図に示す空気調和機の動作を示す
フローチャート図、第3図はその制御特性図、第4図は
第二の発明による空気調和機の動作を示すフローチャー
ト図、第5図はその制御特性図、第6図は第三の発明に
よる空気調和機の動作を示すフローチャート図、第7図
はその制御特性図、第8図は第四の発明による空気調和
機の一実施例の電気回路図、第9図は第8図に示す空気
調和機の動作を示すフローチャート図、第10図はその制
御特性図、第11図は第五の発明による空気調和機の動作
を示すフローチャート図、第12図はその制御特性図、第
13図は第六の発明による空気調和機の動作を示すフロー
チャート図、第14図はその制御特性図、第15図は第七の
発明による空気調和機の動作を示すフローチャート図、
第16図はその制御特性図、第17図は第八の発明による空
気調和機の動作を示すフローチャート図、第18図は第九
の発明による空気調和機の一実施例の電気回路図、第19
図はこの空気調和機の風向偏向装置の分解斜視図、第20
図は第18図に示す空気調和機の動作を示すフローチャー
ト図、第21図はその制御特性図、第22図は第十の発明に
よる空気調和機の一実施例の電気回路図、第23図はこの
空気調和機の風向偏向装置の分解斜視図、第24図は第22
図に示す空気調和機の動作を示すフローチャート図、第
25図は従来の空気調和機の運転操作部の平面図、第26図
は従来の空気調和機の制御回路の構成図、第27図は従来
の空気調和機におけるサーモ設定スイッチの設定値と実
際の設定温度との関係を示す特性図、第28図は従来の空
気調和機の動作を示すフローチャート図、第29図は従来
の空気調和機における室内温度の変化図である。 図において、(2)は室温を検出する温度検出器、
(4)はスイッチ部、(5)はマイクロコンピュータ、
(12)は圧縮機である。 なお、各図中同一符号は同一または相当する部分を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 たかね 神奈川県鎌倉市大船2丁目14番40号 三 菱電機株式会社生活システム研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷暖房能力を発生し、その能力が可変でき
    る冷暖房能力発生装置と、室温を検知する温度検出器
    と、温度検出器からの入力により冷暖房能力を決定する
    冷暖房能力演算手段と、予め記憶された入床時設定温度
    と、起床時設定温度と、起床時刻を持ち、入床時は入床
    時設定温度になり、起床時は起床時設定温度となるよう
    に、人床時の一定時間後から起床時にかけて設定温度を
    変化させる設定温度変更手段を持ち、上記冷暖房能力演
    算手段からの出力と、上記設定温度変更手段からの出力
    により、上記冷暖房能力発生装置の能力を変化させる冷
    暖房能力可変装置とを備えた空気調和機。
  2. 【請求項2】冷暖房能力を発生し、その能力が可変でき
    る冷暖房能力発生装置と、室温を検出する温度検出器
    と、温度検出器からの入力により冷暖房能力を決定する
    冷暖房能力演算手段と、予め記憶された入床時設定温度
    と、起床時設定温度と、起床時刻と、入床時は入床時設
    定温度になり起床時は起床時設定温度となるように、入
    床時の一定時間後から起床時にかけて、設定温度を変化
    させる設定温度変更手段と、冷暖房能力演算手段と設定
    温度変更手段によって冷暖房能力を変化させる冷暖房能
    力可変装置を持ち、入床時から一定時間後まで除湿運転
    を行う手段を備えた空気調和機。
  3. 【請求項3】冷暖房能力を発生し、その能力が可変でき
    る冷暖房能力発生装置と、室温を検出する温度検出器
    と、温度検出器からの入力により冷暖房能力を決定する
    冷暖房能力演算手段と、予め記憶された入床時設定温度
    と、起床時設定温度と、起床時刻と、入床時は入床時設
    定温度になり、起床時は起床時設定温度となるように、
    入床時の一定時間後から起床時にかけて、設定温度を変
    化させる設定温度変更手段と、冷暖房能力演算手段と設
    定温度変更手段によって冷暖房能力を変化させる冷暖房
    能力可変装置を持ち、入床時から一定時間後までに入力
    があると、入床時設定温度と起床時設定温度を変更する
    手段を備えた空気調和機。
  4. 【請求項4】冷暖房能力を発生し、その能力が可変でき
    る冷暖房能力発生装置と、室温を検出する第1温度検出
    器と、吹出温度を検出する第2温度検出器と、第1温度
    検出器と第2温度検出器からの入力により、冷暖房能力
    を決定する冷暖房能力演算手段と、予め記憶された入床
    時設定温度と、起床時設定温度と、起床時刻と、入床時
    は入床時設定温度になり、起床時は起床時設定温度とな
    るように、入床時の一定時間後から起床時にかけて、設
    定温度を変化させる設定温度変更手段と、冷暖房能力演
    算手段と設定温度変更手段によって冷暖房能力を変化さ
    せる冷暖房能力可変装置を持ち、入床時の一定時間後か
    ら起床時まで、吹出温度制御と室温制御を繰返す手段を
    備えた空気調和機。
  5. 【請求項5】冷暖房能力を発生し、その能力が可変でき
    る冷暖房能力発生装置と、室温を検出する温度検出器
    と、温度検出器からの入力により冷暖房能力を決定する
    冷暖房能力演算手段と、予め記憶された入床時設定温度
    と、起床時設定温度と、起床時刻と、入床時は入床時設
    定温度になり、起床時は起床時設定温度となるように、
    入床時の一定時間後から起床時にかけて、設定温度を変
    化させる設定温度変更手段と、冷暖房能力演算手段と設
    定温度変更手段によって冷暖房能力を変化させる冷暖房
    能力可変装置を持ち、入床時の一定時間後から起床時ま
    でに入力があると、その時の設定温度と起床時設定温度
    を変更する手段を備えた空気調和機。
  6. 【請求項6】冷暖房能力を発生し、その能力が可変でき
    る冷暖房能力発生装置と、室温を検出ずる温度検出器
    と、温度検出器からの入力により冷暖房能力を決定する
    冷暖房能力演算手段と、予め記憶された入床時設定温度
    と、起床時設定温度と、起床時刻と、入床時は入床時設
    定温度になり、起床時は起床時設定温度となるように、
    入床時の一定時間後から起床時にかけて、設定温度を変
    化させる設定温度変更手段と、冷暖房能力演算手段と設
    定温度変更手段によって冷暖房能力を変化させる冷暖房
    能力可変装置を持ち、起床時刻後に入力があると、起床
    時設定温度を変更する手段を備えた空気調和機。
  7. 【請求項7】冷暖房能力を発生し、その能力が可変でき
    る冷暖房能力発生装置と、室温を検出する温度検出器
    と、温度検出器からの入力により冷暖房能力を決定する
    冷暖房能力演算手段と、予め記憶された入床時設定温度
    と、起床時設定温度と、起床時刻と、入床時は入床時設
    定温度になり、起床時は起床時設定温度となるように、
    入床時の一定時間後から起床時にかけて、設定温度を変
    化させる設定温度変更手段と、冷暖房能力演算手段と設
    定温度変更手段によって冷暖房能力を変化させる冷暖房
    能力可変装置を持ち、起床時刻の一定時間前に起床時設
    定温度となるような設定温度変更手段を備えた空気調和
    機。
  8. 【請求項8】冷暖房能力を発生し、その能力が可変でき
    る冷暖房能力発生装置と、室温を検出する器と、温度検
    出器からの入力により冷暖房能力を決定する冷暖房能力
    演算手段と、予め記憶された入床時設定温度と、起床時
    設定温度と、起床時刻と、入床時は入床時設定温度にな
    り、起床時は起床時設定温度となるように、入床時の一
    定時間後から起床時にかけて、設定温度を変化させる設
    定温度変更手段と、冷暖房能力演算手段と設定温度変更
    手段によって冷暖房能力を変化させる冷暖房能力可変装
    置を持ち、起床時刻を、空調機の停止入力があった時刻
    か、または上記制御法が解除された時刻に変更する手段
    を備えた空気調和機。
  9. 【請求項9】冷暖房能力を発生し、その能力が可変でき
    る冷暖房能力発生装置と、室温を検出する温度検出器
    と、温度検出器からの入力により冷暖房能力を決定する
    冷暖房能力演算手段と、予め記憶された入床時設定温度
    と、起床時設定温度と、起床時刻と、入床時は入床時設
    定温度になり、起床時は起床時設定温度となるように、
    入床時の一定時間後から起床時にかけて、設定温度を変
    化させる設定温度変更手段と、冷暖房能力演算手段と設
    定温度変更手段によって冷暖房能力を変化させる冷暖房
    能力可変装置を持ち、吹出気流の角度を変化させる吹出
    角度変更手段と、吹出気流の風量を変化させる吹出風量
    変更手段と、入床時と起床時では、空調機の吹出角度
    は、居住者に通常運転時よりも当たらない角度で吹出風
    量を小さくし、睡眠時は入床時と起床時よりもさらに居
    住者に当たらない吹出角度とし、吹出風量を小さくする
    手段を備えた空気調和機。
  10. 【請求項10】冷暖房能力を発生し、その能力が可変で
    きる冷暖房能力発生装置と、室温を検出する温度検出器
    と、温度検出器からの入力により冷暖房能力を決定する
    冷暖房能力演算手段と、予め記憶された入床時設定温度
    と、起床時設定温度と、起床時刻と、入床時は入床時設
    定温度になり、起床時は起床時設定温度となるように、
    入床時の一定時間後から起床時にかけて、設定温度を変
    化させる設定温度変更手段と、冷暖房能力演算手段と設
    定温度変更手段によって冷暖房能力を変化させる冷暖房
    能力可変装置を持ち、吹出気流の角度を変化させる吹出
    角度変更手段と、吹出気流の風量を変化させる吹出風量
    変更手段と、睡眠時に、最低能力になっても室温が設定
    温度を超え、室温と設定温度との差がなくならない場
    合、圧縮機を停止し、吹出風量は最低で吹出気流が非居
    住域に吹出される吹出角度とし、室温を監視する手段を
    備えた空気調和機。
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