JP3070002U - 貴重品収納庫 - Google Patents

貴重品収納庫

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JP3070002U
JP3070002U JP1999009872U JP987299U JP3070002U JP 3070002 U JP3070002 U JP 3070002U JP 1999009872 U JP1999009872 U JP 1999009872U JP 987299 U JP987299 U JP 987299U JP 3070002 U JP3070002 U JP 3070002U
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door
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JP1999009872U
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Inventor
信明 鎌田
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株式会社エヌケーパーツ工業
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロッカーやその類似物内の側壁または扉の内
側に、容易に取り付けて使用することができ、小形で、
カードキーを使用可能な貴重品収納庫を提供することを
目的とする。 【解決手段】 この貴重品収納庫は、ロッカーLまたは
その類似物の本体内の側壁或は扉LWの内側に取り付け
られる。本体ケース1は箱形に形成され、本体ケース1
の前面に扉2がヒンジを介して開閉可能に取り付けられ
る。本体ケース1には、扉2に設けた係止部2aに係止
可能なフック3aを有するフック杆3が摺動可能に設け
られる。また、本体ケース1内にカード式錠10が配設
される。カード式錠10に設けられる移動板12に作動
部材8が固定され、作動部材8が伝達機構を介してフッ
ク杆3を動かし解錠する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、スポーツクラブ等のロッカー、或は個人の住居で使用する洋服ダン ス等のロッカーまたはその類似物内に取り付けて使用され、財布、貴金属類等の 貴重品を収納するための小形の貴重品収納庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種スポーツクラブ等には、施錠の可能なロッカーが設けられ、使用者は、通 常、そのロッカー内に自分の着替えた衣服や財布等の貴重品を入れ、ロッカーの 扉を閉めると共に施錠した後、スポーツなどを楽しむ。
【0003】 しかしながら、一般に、この種の収納庫としてのロッカーは、比較的簡単な施 錠具を設けただけの物が多く、不正キーを用いて不正に解錠されたり、施錠具を 壊して不正にロッカーを開き、ロッカー内に入れた財布や貴金属類等の貴重品が 盗難にあう恐れが生じていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、ロッカー内に、金庫のような貴重品収納庫を設けることが検討された が、一般の金庫は大型で、重量も重いため、各ロッカー内に金庫を設置したので は、ロッカーの重量が重くなり過ぎ、また、構造的にも補強が必要となる等、通 常の金庫をロッカー内に設置することは、不具合が大きく、小形の貴重品収納庫 を備えたロッカーが要望されていた。
【0005】 本考案は、上記の点に鑑みなされたもので、ロッカーやその類似物内の側壁ま たは扉の内側に、容易に取り付けて使用することができ、小形で、カードキーを 使用可能な貴重品収納庫を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案の貴重品収納庫は、ロッカーまたはその類 似物の本体内の側壁或は扉の内側に取り付けられる貴重品収納庫であって、箱形 の本体ケースと、本体ケースの前面にヒンジを介して開閉可能に取り付けられた 扉と、扉に設けた係止部に係止可能なフックを有するフック杆と、本体ケース内 に配設されたカード式錠と、カード式錠の移動板の動きをフック杆に伝える伝達 機構と、を備え、カード式錠は、ケーシング内に移動板を移動可能に配設し、ケ ーシングと移動板の厚さ方向に複数のピン孔が連通可能に設けられ、各ピン孔に アンダーピンとコードピンがばねにより付勢されて摺動可能に収容され、ピン孔 の横断方向に設定カード挿入長孔とカードキー挿入長孔が形成され、設定カード を設定カード挿入長孔に差し込むことにより解錠用のカードキーが設定され、移 動板に作動部材が固定され、作動部材が伝達機構を介してフック杆を動かし解錠 することを特徴とする。
【0007】
【作用】
このような構成の貴重品収納庫は、スポーツクラブ等のロッカー或はその類似 物内の側壁または扉の内側に、固定ねじ等を用いて取り付けられ、使用される。 先ず使用に際し、カード式錠の設定カードを、設定カード挿入長孔に差し込んで 、解錠用のカードキーを設定する。設定されたカードキーの孔の位置は設定カー ドの孔の位置とは相違しており、孔のない位置のコードピンは設定カードにより 押し下げられ、コードピンとアンダーピンの当接面は解錠位置となる。
【0008】 解錠する際には、設定されたカードキーをカードキー挿入長孔に差し込む。こ のとき、設定カードの孔を通るボールとコードピンはカードキーの板厚の距離だ け押し下げられ、コードピンとアンダーピンの当接面は解錠位置となり、設定カ ードの孔を通らないつまり設定カードにより押し下げられたコードピンの上のボ ールは、カードキーの孔に入り、そのコードピンは解錠位置のままである。所定 のカードキーを差し込むことにより解錠状態となり、このまま移動板をカードキ ーにより押して移動させ、移動板に固定された作動部材が伝達機構を介してフッ ク杆を動かし、扉側の係止部との係止を外して、収納庫の扉が解錠される。
【0009】 マスター錠がカード式錠のケーシング内に設けられる場合、管理上必要な際に は、マスター錠にマスターキーを差し込み解錠する。この場合、マスターキーの 押し込みにより、マスター錠の移動体を移動させ、そこに固定した作動部材の動 きを伝達機構を介してフック杆に伝え、フック杆を動かし、フックと扉側の係止 部との係止を外し、収納庫の扉が解錠される。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はロッカーLの扉 LWの内側に装着された貴重品収納庫の斜視図を示し、図2はその扉LWを開い た状態の貴重品収納庫を、図3はその部分断面付きの正面図を、図4はその部分 断面付きの側面図を示している。貴重品収納庫は、基本的には、鋼板により箱形 に形成された本体ケース1と、本体ケース1の前面に形成された開口部1aを開 閉する扉2と、開口部1aの縁部に設けられ扉2の係止部を係止するフック3a を設けたフック杆3と、本体ケース1内の上部に配設されたカード式錠10と、 カード式錠10の移動板12の作動部材8に係合しフック杆3を動かすレバー4 と、から構成される。
【0011】 本体ケース1は鋼板により厚さの薄い箱形に形成され、前面に開口部1aが設 けられる。開口部1aの前面には扉2が入るための扉用凹部1bが設けられ、こ の扉用凹部1bに扉2が入って閉鎖されることにより、扉2の前面が本体ケース 1の外周面と同一レベルとなり、扉2の閉鎖性を良好にしている。扉2はその左 端部をヒンジ2bを介して開口部1aの左端に取り付け、扉2の内側の中間部に はフック3aが進入して係止するスリット状の係止部2aが設けられる。扉2の 内側に、時計等貴重品を掛止するための掛止用フック2cが設けられる。
【0012】 本体ケース1の開口部1aの右側部(扉2のヒンジ2bと反対側)の内側は、 内壁1cにより閉鎖され、その内壁1cの内側の空間にフック杆3が縦に配設さ れる。このフック杆3は、2箇所に長孔状のガイド孔3cを有し、そのガイド孔 3cにガイドピン3dを係合させ、ガイドピン3dが内壁1cに固定され、これ によりフック杆3は、内壁1cに沿って縦方向に摺動可能に支持される。
【0013】 フック杆3の下前部にフック3aが突設され、図4に示すように、このフック 3aは、扉用凹部1bに設けられた長孔から前方に突出し、扉2が閉じられた際 、扉2の長孔状の係止部2aに係止される。フック杆3の上端部に係合ピン3b が略水平に突設され、この係合ピン3bに上記レバー4の先端が係合する。一方 、フック杆3の下端部には本体ケース1との間にコイルばね6がかけられ、フッ ク杆3は下方(フック3aの係止方向)に付勢される。フック3aの少し下方に 押し出しピン9が、突き出し可能に設けられ、且つ内側から前方にコイルばね7 により付勢され、扉2の閉鎖時には扉2がこのピン9を押して扉用凹部1b内に 進入し、フック3aが外された時、コイルばね7の付勢力により扉2を前方に押 し開くように動作する。
【0014】 本体ケース1内の上部には、カード式錠10を収納するための錠室1dが形成 され、この錠室1d内にはカード式錠10と共にレバー4が配設される。レバー 4は正面視で略L字形に形成され、その角部が軸4aで回動可能に支持される。 レバー4の先端は、フック杆3の係合ピン3bに係合し、レバー4の先端の上方 への回動によりフック杆3を上方に摺動させる。レバー4の上部には、板部4b が設けられ、この板部4bを、カード式錠10の移動板12に取り付けられた作 動部材8が押し、レバー4を介してフック杆3を上方に摺動させ、解錠する。
【0015】 カード式錠10は、図5、図6に示すように、直方体形状のケーシング11を 有し、ケーシング11内に、移動板12が横方向に所定距離だけ摺動可能に挿入 される。移動板12の末端に作動部材8が固定され、作動部材8はケーシング1 1の側面側まで延び、レバー4の板部4bと係合可能である。ケーシング11内 には、図5、図6のように、タンブラピン用の多数のピン孔と、移動板12の位 置決め用の位置決め孔と、ロック用のピン孔とが、所定位置に厚さ方向に形成さ れる。また、移動板12にも、上記各ピン孔に連通可能な位置にピン孔が厚さ方 向に貫通して穿設され、さらに上記ピン孔に連通可能な位置にピン孔が穿設され る。
【0016】 移動板12の内部には、設定カード挿入用の設定カード挿入長孔13がスリッ ト状の孔として形成される。設定カード挿入長孔13は、錠の下側から設定カー ドKを挿入できるように、下側に開口部が形成され、同じ側のケーシングにも開 口部が形成される。さらに、移動板12内にはケーシング11との間に、カード キーCを挿入するためのカードキー挿入長孔14がスリット状の孔として形成さ れる。このカードキー挿入長孔14には錠の正面側に開口部が形成される。
【0017】 ケーシング11に設けた各ピン孔には、コイルばね17が挿入され、その上か らアンダーピン15が挿入される。図6に示す位置決め孔16aには、コイルば ね16bが挿入され、その上から位置決め用のボール(鋼球)16が挿入される 。さらに、図5に示すロック用のピン孔には、コイルばね17が挿入され、その 上からロック用のアンダーピン19が挿入される。
【0018】 さらに、移動板12に設けた各ピン孔内には同じ長さのコードピン18とボー ル(鋼球)21が挿入され、ロック用のピン孔内にはロック用コードピン19が 挿入される。上記アンダーピン15とコードピン18からタンブラーピンが形成 され、アンダーピン15とコードピン18の当接面が移動板12とケーシング1 1の境界面Mに一致したとき、解錠状態となる。アンダーピン15とロック用コ ードピン19は、ロック用タンブラーピンを構成し、設定カードKが差し込まれ てない状態で、移動板12の動きをロックし、設定カードKを差し込んだ状態で は、設定カードKを支持する。
【0019】 さらに、各ピン孔内のコードピン18の上にはボール(鋼球)20が挿入され る。このボール20の直径は、移動板12の挿入長孔14から上部の厚さと略同 じに設定される。位置決め用のボール16は、移動板12の下面の所定位置に設 けた浅い凹部に嵌入し、移動板12の位置決めを行なう。ロック用のピン孔に挿 入したロック用コードピン19は差し込まれた設定カードKを上方に押すと共に 、カードを挿入しないときの移動板12の動きをロックする。
【0020】 カードキーCは、カードキー挿入長孔14に挿入可能な形状に形成され、そこ には解錠用の複数の孔が所定のピン孔に対応した位置に形成される。それらの孔 はカードの長手方向中心線について線対称となるように形成され、錠本体にはそ の中心線の片側半分にピン孔が形成されることにより、カードキーCを、リバー シブルつまり何れの面を上にしても挿入可能にしている。
【0021】 設定カードKはケーシングの下方向から挿入するタイプのもので、カードKに は複数の孔が所定のピン孔に対応した位置に形成される。設定カードKに形成す る孔の位置は、解錠符号つまり解錠用カードキーCの孔の位置を決定するもので あり、解錠用カードキーCの孔の位置は、設定カードK上に穿設されていないピ ン孔に対応した位置に形成される。つまり、設定カードKの孔の位置と、カード キーCの孔の位置は一致しない。カードキーCと設定カードKの厚さは、同じ厚 さに設定される。
【0022】 更に、ケーシング11の正面視で左上部に、マスター錠30が後方に向かって 配設される。マスター錠30は、ケーシング11と略同じ長さ(奥行き)の細長 い角柱状に形成され、ケーシング11内の左上部に形成した角孔部に挿入して取 り付けられる。角孔部はケーシング11の正面側から背面側に貫通して形成され る。マスター錠30は、詳細な構造の図示を省略してあるが、基本的には、角筒 形に形成されたハウジング31と、ハウジング31内に挿入され所定距離だけ前 後に移動可能な移動体34と、ハウジング31の上下に嵌着されるカバーとを備 えて構成される。
【0023】 このマスター錠30は、ハウジング31と移動体34内に、多数のピン孔が移 動体34の厚さ方向に穿設され、各ピン孔にタンブラピンとコードピンとアンダ ーピンがコイルばねと共に挿入され、アンダーピンがハウジング31と移動体3 4の境界である境界面を交差して位置する場合、施錠状態となる。そしてマスタ ーキーがキー挿入長孔35に差し込まれた時、アンダーピンとコードピンの間が その境界面に位置し、解錠状態となる。マスター錠30の移動体34の後端部に 作動部材36が固定され、マスターキーの差し込みと共に移動体34が後方に移 動した時、作動部材36がレバー4の板部4bを押してレバー4を回動させ、解 錠動作を行なう。
【0024】 このように構成された貴重品収納庫は、図1、図2に示すように、スポーツク ラブ等に設置されたロッカーの扉LWの内側に、固定ねじ等で締付・固定して取 り付けられ、使用される。設定カードKとカードキーCは、通常、1つのセット として合成樹脂等により製作される。設定カード及びカードキーを全く挿入しな い状態のカード式錠は、アンダーピン15が移動板12とケーシング11の境界 面Mと交差し、移動板12は移動できない。
【0025】 錠の使用に際し、使用者は先ず、設定カードKを設定カード挿入長孔13内に 下から差し込む。設定カードKを差し込むと、設定カードKはコードピン18上 のボール21とボール20との間に進入し、解錠符号つまり解錠用のカードキー の孔の位置を設定する。
【0026】 このとき、設定カード上の孔と一致したコードピン18上のボール21はボー ル20を上方に押し上げ、コードピン18とアンダーピン15の当接面は境界面 Mと一致せず、施錠状態である。また、複数のコードピン18とロック用コード ピン19はその先端で設定カードKを押し上げ、ガタツキを防止する。そして、 このとき、設定カードの孔22と一致しない位置のコードピン18とアンダーピ ン15の当接面は、境界面Mに一致する。
【0027】 設定カードKを差し込んだ状態で、カードキーCを前面からカードキー挿入長 孔14に差し込むと、図5、図6のように、孔のないボール20とコードピン1 8はカードキーにより少し押し下げられ、コードピン18とアンダーピン15の 当接面が境界面Mに一致する。したがって、これで移動板12は移動可能な状態 となり、そのままカードキーCを押込むことにより、移動板12を後方に移動さ せる。この移動板12の移動と共に、作動部材8が後方に移動し、板部4bを押 してレバー4を図3の反時計方向に回動させ、これにより、係合ピン3bを介し て係合するフック杆3が上昇し、フック3aと係止部2aとの係止が外れ、解錠 状態となる。このとき、本体ケース1の扉用凹部1bの押し出しピン9がコイル ばね7の付勢力により扉2を押し出し、扉2は自動的に開放される。
【0028】 カードキーCは、多数のボール20、21及びコードピン18によりケーシン グ11に押付けられているため、それを引き戻せば、位置決め孔16a内のボー ル16の位置決め作用もあって、容易に移動板12を元の位置に戻すことができ る。その後、さらにカードキーCを引けば、カードキーCはカードキー挿入長孔 14から引き出され、再び施錠位置となるから、扉2を閉じれば、フック2aが 扉2の係止部2aに係止され、施錠状態となる。
【0029】 カードキーCを紛失したような場合、マスターキーにより解錠する際には、マ スターキーをマスター錠30内に挿入して解錠する。マスターキーをキー挿入長 孔35に差し込むと、所定の位置で、マスターキーの表面に設けた凹部が上下の コードピンを所定位置に押しこみ、それらの各コードピンとアンダーピンとの境 界を、移動体34の外面の境界面に一致させる。これにより、マスター錠30は 解錠位置となり、更にマスターキーを持って移動体34を押すと、移動体34が 所定の距離だけ、後方に移動する。この移動板34の移動によって、後端部の作 動部材36が後方に移動し、作動部材36が板部4bを押してレバー4を図3の 反時計方向に回動させ、フック杆3を持ち上げてフック3aと係止部2aの係止 を外し、解錠状態となる。このように、管理上必要な場合には、マスター錠30 を使用してカード式錠を開くことができる。
【0030】 なお、上記実施例では、カード式錠10を収納する錠室1dを、本体ケース1 の上部に設けたが、錠室は、本体ケース1の形状に応じて、本体ケースの側部或 は底部等に設けることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ロッカーまたはその類似物内に、カー ド式錠を有した貴重品収納庫を取り付けるため、ロッカーの使用者は、財布、時 計、或は貴金属等を貴重品収納庫に収納して、施錠すれば、ロッカー自体の施錠 に加えて、カード式錠による二重の施錠がなされ、使用者は安心してロッカーま たはその類似物内に貴重品を入れることができる。また、この貴重品収納庫には カード式錠が使用されるため、使用者は、プラスチック製で軽量なカードキーを 持てばよく、また、設定カードを変更することにより、解錠用のカードキーの種 類を容易に変更することができる。さらに、マスター錠を設ければ、カードキー を紛失した際等、管理上必要な場合に、マスター錠を使用してカード式錠を開く ことができる。さらに、閉鎖状態の扉を開方向に付勢するための押し出し機構を 本体ケースに設けることにより、解錠時には扉を自動的に開くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態を示す貴重品収納庫を装着
したロッカーの斜視図である。
【図2】同貴重品収納庫の扉を開いた状態の斜視図であ
る。
【図3】貴重品収納庫の部分断面付き部分正面図であ
る。
【図4】貴重品収納庫の部分断面付き部分側面図であ
る。
【図5】カード式錠の縦断面図である。
【図6】カード式錠の横断面図である。
【符号の説明】
1−本体ケース 2−扉 2a−係止部 3−フック杆 3a−フック 4−レバー 8−作動部材 10−カード式錠 11−ケーシング 12−移動板 30−マスター錠

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカーまたはその類似物の本体内の側
    壁或は扉の内側に取り付けられる貴重品収納庫であっ
    て、 箱形の本体ケースと、該本体ケースの前面にヒンジを介
    して開閉可能に取り付けられた扉と、該扉に設けた係止
    部に係止可能なフックを有するフック杆と、本体ケース
    内に配設されたカード式錠と、該カード式錠の移動板の
    動きを該フック杆に伝える伝達機構と、を備え、 該カード式錠は、ケーシング内に移動板を移動可能に配
    設し、該ケーシングと移動板の厚さ方向に複数のピン孔
    が連通可能に設けられ、該各ピン孔にアンダーピンとコ
    ードピンがばねにより付勢されて摺動可能に収容され、
    該ピン孔の横断方向に設定カード挿入長孔とカードキー
    挿入長孔が形成され、設定カードを該設定カード挿入長
    孔に差し込むことにより解錠用のカードキーが設定さ
    れ、該移動板に作動部材が固定され、該作動部材が前記
    伝達機構を介して該フック杆を動かし解錠することを特
    徴とする貴重品収納庫。
  2. 【請求項2】 前記カード式錠のケーシング内の一部に
    マスター錠が装着され、該マスター錠は、角筒形のハウ
    ジングと、該ハウジング内に前記移動板と同じ方向に移
    動可能に挿入され内部にキー挿入長孔を設けた移動体
    と、該ハウジングと該移動体内に連通可能で該キー挿入
    長孔の横断方向に穿設されたピン孔内にばねにより付勢
    されて摺動可能に収容されたアンダーピン及びコードピ
    ンと、を備え、該移動体に作動部材が固定され、マスタ
    ーキーにより移動体を押して移動させたとき、該作動部
    材が前記伝達機構を介して該フック杆を動かし解錠する
    ことを特徴とする請求項1記載の貴重品収納庫。
  3. 【請求項3】 閉鎖状態の前記扉を開方向に付勢するた
    めの押し出し機構が前記本体ケースに設けられたことを
    特徴とする請求項1記載の貴重品収納庫。
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