JP3069961U

JP3069961U - 包装箱

Info

Publication number: JP3069961U
Application number: JP1999009817U
Authority: JP
Inventors: 陳慶松; ▲らい▼森斌
Original assignee: 陳慶松; ▲らい▼森斌
Priority date: 1999-12-27
Filing date: 1999-12-27
Publication date: 2000-07-04
Anticipated expiration: 2005-12-27

Abstract

(57)【要約】【課題】強度に優れ、内容物の落下を防止可能な包装
箱を提供すること。【解決手段】側面を延長した延長部を設け、延長部を
側面の端から箱の内側に折り返して、側面まで覆う補強
側面を備える包装箱とすること。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、包装箱に関するもので、特に、組み立てたときに強度が強まり、且つ使用時に変形しにくい包装箱に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の包装箱の構造は、図１及び図２に示すとおり、中央定置区１１の周辺に、それぞれ周辺縁１２が隣接しており、且つ周辺縁１２の角に三角折り片１３が設置された構造である。組み立てる際には、周辺縁１２は、三角折り片１３の部分を畳んで折り曲げられる。また、周辺縁１２は、上唇縁１４と下唇縁１５を備えている。この上唇縁１４を外側に返し、続けて下唇縁１５を上唇縁１４下面に折り込んで貼り付けることによって、二層唇縁を備えた包装箱１０ができあがる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、この種の包装箱の構造は、中央定置区１１の面積が比較的小さいものにのみ適し、大きい容量の包装箱としては強度不足である。そのため、容易に折れたり、変形して内容物が落ちてしまう危険性があり、使用者にとって理想的ではない。

【０００４】本考案は、上述の欠点を改善すること、すなわち、強度に優れ、内容物の落下を防止可能な包装箱を提供することを、目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、請求項１記載の包装箱は、側面を延長した延長部を設け、延長部を側面の端から箱の内側に折り返して、側面まで覆う補強側面を備えるようにしている。補強側面を側面内側に折り返しているので、容量の大きな箱でも強度不足にならず、実用価値が上がる。延長部を側面内側に貼り付けると、なお使用勝手がよくなる。

【０００６】また、請求項２記載の考案は、請求項１記載の包装箱において、さらに箱内部に仕切板を設けるようにしている。このため、さらに強度を上げることができる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案に係る包装箱の実施の形態について、図面に基づいて説明する。

【０００８】図３から図５に示すように、包装箱は、ＦＤＡ規格に符合した紙繊維及び添加剤、またはポリエチレン重ね塗り層で作成した適切な厚みの紙板を採用している。これをデザインされた通りに切った紙板面には、複数の折り線がある。この折り線は、鋳型工具の圧力及び熱圧成型にて折り曲げられる。

【０００９】中央定置区３１と二側定置区３２間には、仕切板としての仕切芯３３が設置してある。仕切芯３３と仕切覆い４１によって、包装箱３０を、デザインされた数個の定置区に分けることができる。この仕切芯３３によって、包装箱３０の強度を上げることができる。定置区の周辺には、それぞれ側面としての外周縁３４が隣接している。また、隣接する外周縁３４の角位置には、三角折り片３５が設置されている。外周縁３４と三角折り片３５を互いに折り合わせることにより、定置区が凹部になる。

【００１０】４つの外周縁３４には、すべて均一に外に向かって下唇縁３６、上唇縁３７、そして外周縁３４と同じ形状の、延長部としての内周縁３８が続いて設置されている。それらを熱圧成型する場合、下唇縁３６は、外周縁３４の外側方向に折り曲げられる。さらに、上唇縁３７は、下唇縁３６の上面に向かって折り曲げられる。また、内周縁３８を外周縁３４の内側面に貼り付けることにより、二層外周の補強側面を有する包装箱３０になる。このため、成型すると、程良い粘着強度を備えた包装箱３０になり、内容物を入れる時に曲がったり、変形してしまうことがなくなる。

【００１１】なお、図５及び図６に示すように、内周縁３８の端面は、二側定置区３２まで届かない長さとしても良い。また、図７に示すように、仕切覆い４１の数量を増やすことができる。また、包装箱３０は、紙製に限定されず、樹脂製等の他の材質でできた箱にも応用できる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案によれば、強度に優れ、内容物の落下を防止可能な包装箱を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の紙製包装箱の平面展開図である。

【図２】従来の紙製包装箱の局部断面図である。

【図３】本考案に係る包装箱の実施の形態の平面展開図
である。

【図４】図３の包装箱の立体図である。

【図５】図３の包装箱の局部断面図である。

【図６】本考案に係る包装箱の別の実施の形態の局部断
面図である。

【図７】本考案に係る包装箱の別の実施の形態におい
て、内部を５つに分割した状態を示す平面図である。

【符号の説明】

３０包装箱３１中央定置区３２二側定置区３３仕切芯（仕切板）３４外周縁（側面）３５三角折り片３６下唇縁３７上唇縁３８内周縁（延長部）４１仕切覆い

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】側面を延長した延長部を設け、上記延長部
を上記側面の端から箱の内側に折り返して、上記側面ま
で覆う補強側面を備えることを特徴とする包装箱。
【請求項２】さらに、箱内部に仕切板を設けたことを特
徴とする、請求項１記載の包装箱。