JP3069946U - 灌水ノズル - Google Patents

灌水ノズル

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JP3069946U
JP3069946U JP1999009811U JP981199U JP3069946U JP 3069946 U JP3069946 U JP 3069946U JP 1999009811 U JP1999009811 U JP 1999009811U JP 981199 U JP981199 U JP 981199U JP 3069946 U JP3069946 U JP 3069946U
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Inventor
嶋 英一郎 鹿
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株式会社サンポリ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水を入れたペットボトルの口に取り付けて使用
する灌水ノズルを安価で使いやすい簡易な構成にすると
共に、給水量を確実に調節できるものにする。 【解決手段】ペットボトル4の口5に嵌め込むブッシュ
6とノズル本体3との間に設ける通気口7が、ベローズ
部10を有するプラスチック製のフレキシブルストロー
9が外周部に嵌め付けられる円筒形の突起8で形成さ
れ、それよりも下部側に、ペットボトル4内からノズル
本体3内への給水量を調節するコック11が取り付けら
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、草花や野菜が植えられた植木鉢やプランタ等の栽培容器に水や活性 液、栽培養液等を適量ずつ自動的に補給するために使用する灌水ノズルに係り、 特に、使用済のペットボトルを給水源の灌水タンクとして有効利用することがで きる灌水ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
旅行で家を留守にしたり、仕事や用事に追われて水遣りを忘れたときも、植木 鉢やプランタに植えた草花が枯れないようにするため、図3の如く、使用済のペ ットボトル30に入れた水31を土32の中に適量ずつ自動的に補給する灌水ノ ズル33が販売されている。
【0003】この灌水ノズル33は、土32の中に差し込む下部側のノズル本体 34と、給水源となるペットボトル30の口に嵌め込む上部側のブッシュ35と の間に、給水促進用の空気を取り入れるための通気口となる穴36が設けられ、 その穴36に、押し潰しても直ぐに復元する程度の弾性を有したビニルチューブ 等の軟質プラスチック製チューブ37の片端が差し込まれるようになっている。
【0004】チューブ37は、その中間部に、該チューブ37を押し潰して空気 の取り入れ量を調節することにより、ペットボトル30内から灌水ノズル33の ノズル本体34内への給水量を間接的に調節する水量調節コック38が取り付け られている。
【0005】また、チューブ37は、ペットボトル30内の水31が逆流して溢 れ出ないようにするため、その自由端側をペットボトル30よりも高く伸ばした 状態にさせて該ペットボトル30に輪ゴム39で固定させるようになっている。
【0006】そして、灌水ノズル33を使用する際は、水31が充填されたペッ トボトル30の口にブッシュ35を嵌め込み、チューブ37に取り付けられた水 量調節コック38を閉じた状態でペットボトル30を逆さ向きにし、その状態で コック38を少しずつ開けて、チューブ37の片端を嵌め入れた通気口となる穴 36からペットボトル30の水31の中に出る気泡の出具合を観ながら、ノズル 本体34の外面に開口せられたノズル穴40から出す給水量を調節する。なお、 図3の灌水ノズル33は、ペットボトル30の水31の中に出る気泡の数が10 秒間に1〜2程度になるようにコック38を調節すれば、最適な給水量が得られ るとされている。
【0007】このようにして給水量の調節が完了すると、図示の如く、灌水ノズ ル33のノズル本体34を土32の中に差し込んで、ペットボトル30を垂直に 倒立させた状態とする。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示すような従来の灌水ノズル33は、コック38で長期 間押し潰されたチューブ37が復元性を失って、通気口の穴36から取り入れる 空気量の調節が不能となり、ノズル穴40から土32の中に供給する水の量を調 節できなくなるおそれがあった。
【0009】また、チューブ37は、その押し潰し具合を変えて給水量を調節す るため、コック38で何段階かに押し潰せる内径の大きいものが使用されている が、チューブ37の内径が大きいと、そのチューブ37の片端を差し込む通気口 の穴36の径も必然的に大きくなって、ペットボトル30内の水31がチューブ 37側に逆流しやすくなるので、逆流を防止するために、チューブ37を長くし て、その自由端側をペットボトル30よりも高く伸ばした状態で該ペットボトル 30に輪ゴム39で固定しなければならないという面倒がある。
【0010】更に、ノズル本体34を土32の中に差し込んだ際に、該ノズル本 体34の外面に開口するノズル穴40に土が詰まって、そのノズル穴40から水 が出にくくなるという問題もあった。
【0011】そこで本考案は、長いチューブ37や輪ゴム39が不要な簡易な構 成によって給水量を確実に調節できるようにすると共に、ノズル穴に土が詰まり にくくすることなどを技術的課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために、本考案は、土中に差し込む下部側のノズル本体 と、給水源となるペットボトルの口に嵌め込む上部側のブッシュとの間に、給水 促進用の空気を取り入れるための通気口が設けられた灌水ノズルにおいて、前記 通気口よりも下部側に、前記ペットボトル内から前記ノズル本体内への給水量を 調節する水量調節コックが取り付けられると共に、前記通気口が、円筒形の突起 で形成されて、その突起の外周部に、所望の方向・角度に屈曲可能なベローズ部 を有するプラスチック製のフレキシブルストローが着脱自在に嵌め付けられるこ とを特徴とする。
【0013】本考案の灌水ノズルは、まず、水を入れたペットボトルの口にブッ シュを嵌め込んでその口に装着させると共に、通気口を形成する円筒形の突起の 外周部にフレキシブルストローの片端を嵌め付けて、そのストローの自由端をペ ットボトル側へ折り曲げる。
【0014】次いで、ペットボトルを逆さに向けて、水量調節コックを開き、円 筒形の突起で成る通気口からペットボトルの水の中に出る気泡の出具合を観察し ながら、水量調節コックの開度を加減して、給水量が最適になるように調節した 後、ノズル本体を土の中に差し込んで、ペットボトルを倒立状態に保持すると同 時に、該ペットボトル側へ折り曲げられたフレキシブルストローの自由端を上向 き状態に保持する。
【0015】これにより、草花が植わった土の中に、数日乃至数週間にわたって 適量の水分が自動的に補給される。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面によって具体的に説明する。 図1は本考案に係る灌水ノズルの一例を示す斜視分解図、図2はその灌水ノズ ルの使用状態を示す断面図である。
【0017】本例の灌水ノズル1は、草花や野菜などが植えられた土2の中に差 し込む下部側のノズル本体3と、給水源の灌水タンクとなる使用済ペットボトル 4の口5に嵌め込む上部側のブッシュ6との間に設ける通気口7が、例えば、内 径約3ミリ、外径5ミリ強の円筒形の突起8で形成されて、その突起8の外周部 に、所望の方向・角度に屈曲可能なベローズ部10を有するプラスチック製のフ レキシブルストロー9が着脱自在に嵌め付けられる構成になっている。
【0018】なお、フレキシブルストロー9は、太さ5ミリの市販品をベローズ 部10が収縮した状態で飲み口側から130〜150ミリ程度の長さに切断した ものが用いられ、図2の如く、その飲み口側を突起8の外周部に嵌め付けて、自 由端側をペットボトル4側に向けたL字型に折り曲げて使用するようになってい る。
【0019】そして、フレキシブルストロー9を嵌め付ける通気口7よりも下部 側に、ペットボトル4内からノズル本体3内への給水量を調節する水量調節コッ ク11が取り付けられている。
【0020】このコック11は、通気口7の下部側に開口する円形の横穴12か ら嵌め入れる丸棒形の弁軸13と、その先端部周面を部分的に削ぎ落とした形状 に成形して成る弁体14と、弁軸13の後端部に形成された摘み15とを有し、 該摘み15で弁軸13を回して弁体14の角度を変えることにより、給水量を可 変調節するようになっている。
【0021】また、土中に差し込むノズル本体3は、図示のような円錐形等の先 鋭形状に成形され、その外面に沿って上下方向に延びる複数本の細い縦溝16が 形成されると共に、それら各縦溝16内の上端側にスリット状のノズル穴17が 開口されている。
【0022】また、ブッシュ6は、ペットボトルの種類や大きさの違いによる口 径の違いに対応できるように、大径テーパ部18の先に小径テーパ部19を有す る段付きテーパ形状に成形されている。
【0023】なお、灌水ノズル1は、ブッシュ6、突起8及び横穴12を形成す る上部側と、ノズル本体3を形成する下部側とが、各々個別にプラスチック成形 されて、上部側の下端に突設した円筒形のブッシュ20を下端側のノズル本体3 の上端に嵌め込んで一体化されるようになっている。
【0024】以上が、灌水ノズル1の構成であり、次にその作用について説明す ると、ノズル本体3は、これを土2の中に差し込む際に土が入りにくい縦溝16 内の上端側にノズル穴17が開口されているので、該ノズル穴17が詰まって給 水不能になるおそれが少ない。
【0025】また、太さ5ミリ程度の市販のフレキシブルストロー9を外周部に 嵌め付ることができる程度の細い円筒形の突起8で形成された通気口7は、飲み 口側を突起8に嵌め付けたフレキシブルストロー9のベローズ部10を略直角に 折り曲げて、該ベローズ部10から80〜100ミリ程度の長さにした自由端側 を上向きにするだけで、ペットボトル4内に入れた水21が通気口7からフレキ シブルストロー9側に逆流して溢れ出すことを確実に防止することができる。
【0026】また、フレキシブルストロー9は、所望の方向・角度に簡単に折り 曲げることができると同時に、外力が加わらない限り、折り曲げられた方向・角 度を保持する定型性を有しているので、上向きに折り曲げた自由端側を輪ゴムや 針金等でペットボトル4に固定してその上向き状態を保持させる面倒もない。
【0027】更に、フレキシブルストロー9は、着脱式で、長さ130〜150 ミリ程度のものであるから、灌水ノズル1の包装に用いるパッケージをコンパク ト化することもできる。また、安価な市販のフレキシブルストロー9を用いるこ とによって、灌水ノズル1のコストダウンも図られる。
【0028】
【考案の効果】
本考案によれば、水を入れたペットボトルの口に取り付けて使用する灌水ノズ ルが安価で使いやすいものになり、また、その灌水ノズルのノズル本体から土の 中に供給される水の量を確実に調節することができるという大変優れた効果があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る灌水ノズルの一例を示す斜視分解
【図2】本考案に係る灌水ノズルの使用状態を示す断面
【図3】従来の灌水ノズルを示す断面図
【符号の説明】
1………………灌水ノズル 2………………土 3………………ノズル本体 4………………ペットボトル 5………………ペットボトルの口 6………………ブッシュ 7………………通気口 8………………円筒形の突起 9………………フレキシブルストロー 10………………ベローズ部 11………………水量調節コック 12………………円形の横穴 13………………弁軸 14………………弁体 15………………摘み 16………………縦溝 17………………ノズル穴 18………………大径テーパ部 19………………小径テーパ部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】土中に差し込む下部側のノズル本体と、給
    水源となるペットボトルの口に嵌め込む上部側のブッシ
    ュとの間に、給水促進用の空気を取り入れるための通気
    口が設けられた灌水ノズルにおいて、前記通気口(7)
    よりも下部側に、前記ペットボトル(4)内から前記ノ
    ズル本体(3)内への給水量を調節する水量調節コック
    (11)が取り付けられると共に、前記通気口(7)
    が、円筒形の突起(8)で形成されて、その突起(8)
    の外周部に、所望の方向・角度に屈曲可能なベローズ部
    (10)を有するプラスチック製のフレキシブルストロ
    ー(9)が着脱自在に嵌め付けられることを特徴とする
    灌水ノズル。
  2. 【請求項2】前記ノズル本体(3)が、先鋭形状に成形
    され、その外面に沿って上下方向に延びる複数本の縦溝
    (16)が形成されると共に、それら各縦溝(16)内
    の上端側にスリット状のノズル穴(17)が開口されて
    いる請求項1記載の灌水ノズル。
  3. 【請求項3】前記ブッシュ(6)が、大径テーパ部(1
    8)の先に小径テーパ部(19)を有する段付きテーパ
    形状に成形されている請求項1又は2記載の灌水ノズ
    ル。
  4. 【請求項4】前記水量調節コック(11)が、前記通気
    口(7)よりも下部側に開口する円形の横穴(12)か
    ら嵌め入れる丸棒形の弁軸(13)と、該弁軸(13)
    の先端部周面を部分的に削ぎ落とした形状に成形して成
    る弁体(14)と、前記弁軸(13)の後端部に形成さ
    れた摘み(15)とを有している請求項1、2又は3記
    載の灌水ノズル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015002701A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 正仁 棚原 液体肥料用施肥装置
KR20230000615U (ko) * 2020-01-03 2023-03-21 이재전 페트병을 사용한 화분에 물주는 기구

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