JP3100071U - 自動給水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水滴下量を安定化して過剰な水分供給による根腐れを防止でき、これを比較的簡単で安価な構成にて実現可能にする。
【解決手段】給水タンク2に、給水ホース13に接続されて一端が給水タンク2内に開放され、かつ給水タンク2内に貯溜された水位に応じて自動開閉するバルブを持つタンク内ホース18と、一端部が給水タンク2内の水に浸漬され、他端部が給水タンク2外の植木鉢等に臨む水吸い上げ部材21とを設ける。
【選択図】図1

Description

 本考案は、植木鉢等へ自動的に給水するための自動給水装置に関する。
 従来から、鉢植えの花や木に水やりをする場合に、じょうろを用いて植木鉢の上方から水をまいている。この水は、植木鉢の土の中に浸透し、余剰水は鉢底の水抜き孔から外へ排出される。このような水やり作業は、作業者にとって体力的、時間的負担となる場合があり、定期的に行われないと花や木を枯らせてしまう。
 一方、水やり作業の負担を少なくするため、植木鉢の下部を水受皿に入れた水に浸漬しておき、植木の根側から直接または吸水材を介して水を自動吸水する方法や、ペットボトルのキャップに吸気用および水滴下用のストローをそれぞれ差し込んで、ペットボトル内の水を植木鉢の培土上に自動滴下する方法や、水道栓に連結したタイマー内臓の自動吸水器を用いる方法などが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−327689号公報
 解決しようとする問題点は、鉢を水受皿に入れた水に浸漬した場合に、水分の供給が過剰となって花木の生育環境が悪化し、根腐れすることである。また、ペットボトルとストローを使用する方法では、水滴下量の調節が難しい。さらに、タイマーを用いて水道栓からの水の供給を断続する方法では、実施設備が大掛りで高価になり、さらに取り扱いが面倒であることである。
 本考案は水滴下量を安定化して過剰な水分供給による根腐れを防止でき、これを比較的簡単で安価な構成にて実現できる自動給水装置を提供することを目的とする。
 本考案は、タンク内の水を、給水ホースを通してそのタンクより下位に設置された給水タンクへ給水し、この給水タンクから植木鉢等へ自動給水する給水装置であって、給水タンクに、前記給水ホースに接続されて一端が給水タンク内に開放され、かつ給水タンク内に貯溜された水位に応じて自動開閉するバルブを持つタンク内ホースと、一端部が給水タンク内の水に浸漬され、他端部が給水タンク外の前記植木鉢等に臨む水吸い上げ部材とを設けたことを特徴とする。
 これにより、水収納タンクから給水ホースを介して水を給水タンクへ給水すると、給水タンク内にはタンク内ホースを通じて水が貯溜される。水の貯溜レベルが設定値を超えるとバルブが給水を自動停止し、一方、設定値以下に下がるとバルブが開いて自動給水を行う。この給水タンク内の水は水吸い上げ部材の毛細管現象によって給水タンク外へ導かれ、植木鉢内の培土上に滴下する。
 また、本考案は、給水タンクに、該給水タンク内の空気圧を調節するためのタンク内圧調整バルブを設けたことを特徴とする。
 これにより、タンク内調節バルブの調節度合に応じて水吸い上げ部材の水吸い上げ量および植木鉢等の培土上への水滴下量を適切に調節できる。
 また、本考案は、給水タンク外において前記水吸い上げ部材をケース内に収納し、吸い上げた水を植木鉢等の複数箇所に滴下させる複数個の注水口を、前記ケースに設けたことを特徴とする。
 これにより、水吸い上げ部材を伝わってケース内に送り出された水は、各注水口へ分流して、植木鉢内の培土上の複数の対応位置に略均等に滴下する。
 また、本考案は、各注水口にこれを開閉するキャップを着脱自在に設けたことを特徴とする。
 これにより、各注水口に対するキャップの開閉を選択的に行うことで、培土上の必要とする部位にのみ水を滴下、供給可能にする。
また、本考案は、タンク内の水を給水ホースを通じてタンクより下位に設置された容器へ自動給水する自動給水装置であって、給水ホース端が、容器内の水に浸漬され、容器内の水位に応じて自動開閉するバルブを持つことを特徴とする。
 これにより、犬やねこ、あるいは鳥などへの水やりを自動的に行うことができる。
 本考案の自動給水装置は、水貯溜用のタンクと給水タンクとを備え、給水タンク内の水量を浮きによるバルブの開閉作用によって自動的に一定レベルに保つようにするとともに、給水タンク内の水を吸い上げ部材の毛細管作用により給水タンクの外へ取り出し、鉢の培土上に自動滴下可能にする。従って、人為的な植木への水やり作業を省くことができる。また、空気圧調節弁の開度に応じた滴下量または滴下サイクルにて、培土への給水を過不足なく実施できる利点がある。
 本考案は、バルブの自動開閉によって定量の水を給水タンク内に確保し、植木鉢内の培土へ花や木の成育に必要な水を過不足なく供給可能にして、これを安価かつ簡単な設備で実現可能にした。
 以下、本考案の実施の形態を図について説明する。図1は本考案の自動給水装置の全体を概念的に示す斜視図であり、この自動給水装置は水を貯溜するタンク1および植木鉢等へ自動給水する給水タンク2を備えている。
 タンク1は塩化ビニールなどのプラスチック容器や金属缶などからなり、上部に取手3および給水用の開閉キャップ4が取り付けられている。なお、開閉キャップ4はねじ込み式となっており、これを取り外すことにより、図2に示すような給水口1aから水道水の給水が行える。
 タンク1は、円板状のタンク載置台5に載置されてパイプ枠体6に支持されている。このパイプ枠体6は、細い金属パイプからなる大小二つのリング部材7、8を、同じく金属パイプからなる三本の直棒部材9により連結したものからなる。前記タンク載置台5は各直棒部材9の同一高さ部位に溶接などにより固定されている。
 このタンク載置台5には中心部に透孔10が設けられ、水収納タンク1の下面に一端が連続された短い給水管11を挿通可能としている。この給水管11の途中には手動操作可能な給水バルブ12が取り付けられている。また、この給水管11の下端には給水ホース(または給水パイプ)13の一端が接続されている。
 この給水ホース13の途中には分岐管14を介して他のホース15が分岐接続されている。なお、リング部材7には、パイプ枠体6を走行可能にする三個以上のキャスタ16が取り付けられている。
 前記給水ホース13の他端は、前記給水タンク2の上部に設けられたホース接続部2aに着脱可能に接続されている。この給水タンク2は、図3(a)に示すように、例えばプラスチックなどによりボール状に形成されている。また、給水タンク2の頂部には吸気口(図示しない)の開度を調節するためのタンク内圧調節バルブ17が取り付けられている。このタンク内圧調節バルブ17はキャップ17aの吸気口に対するねじ込み量に応じて給水タンク2内の圧力を調整するように機能する。
 前記給水タンク2には前記ホース接続部2aに繋るタンク内ホース(またはタンク内パイプ)18が収容されている。このタンク内ホース18の先端は、給水タンク2内の底部付近に開口するように保持されている。このタンク内ホース18の先端部には、図3(b)に示すように、ボール状の浮き19とこの浮き19によって開閉されるバルブ20,20が収納されている。浮き19は給水タンク2内の水量に応じてバルブ20,20間を上下動し、バルブ20を開閉するように機能する。
 また、前記給水タンク2には、これの内外に貫通する水吸い上げ部材21が取り付けられている。この水吸い上げ部材21は、筒状体にスポンジ、織布を束ねた材料などを収納したものからなり、一部が給水タンク2に一体のパイプ2b内に臨むように配置される。特に織布を折り畳んだものは給水が安定する。
 水吸い上げ部材21は給水タンク2内に貯溜された水を、毛細管現象を利用してパイプ2b外へ滴下させるように機能する。図1において、符号22は花や木を培土23に植え込んだ植木鉢であり、この植木鉢22は水受皿24内に置かれている。また、植木鉢22の培土23には給水タンク2の差込棒25が突き刺されている。
 このような構成になる自動給水装置は以下のように動作する。まず、パイプ枠体6のタンク載置台5上にタンク1を載置する。このとき、給水バルブ12が設けられた給水管11を、タンク載置台5の透孔10に通す。
 また、給水管11の下端に給水ホース13の一端を接続し、この給水ホース13の他端を給水タンク2のホース接続部2aに連結する。さらに給水タンク2の差込棒25を植木鉢22の培土23に突き刺す。
 ここで、給水バルブ12を開操作する。タンク1内の水は、給水管11、給水ホース13、ホース接続部2a、タンク内ホース18を順次介して給水タンク2内の底部に送り出される。給水タンク2内の水位は次第に上昇し、タンク内ホース18の下端部はその水中内に浸漬される。これに伴って、タンク内ホース18端の内部にある浮き19が上昇する。
 給水タンク2内の水位が所定レベルに上昇すると、浮き19はバルブ20を閉鎖する。このバルブ20の閉鎖力は、給水タンク2内の浮き19の浮力によって発生し、ホース18への給水力を上廻る。バルブ20の閉鎖により給水タンク2への給水が停止する。このようにして給水タンク2内の水の貯水量は略一定に保持される。
 一方、給水タンク2内の水は水吸い上げ部材21により吸い上げられて、毛細管作用により給水タンク2内からパイプ2b内に導かれる。また、導かれた水はパイプ2b端から培土23に滴下される。このため、植木鉢22内の培土には、花や木への水やりが自動的に行われる。なお、水栽培時にはクリップでホース18端を水受皿に保持することが望ましい。
 培土23上に滴下される水量は、タンク内圧調節バルブ17の開閉操作量に応じて任意に設定できる。タンク内圧調節バルブ17の開度を大きくしたときは、給水タンク2の内圧が上昇し、毛細管作用が促進される。このため、水吸い上げ部材21からの水の滴下量が増える。
 一方、タンク内圧調節バルブ17の開度を小さくしたときは、給水タンク2の内圧が低下し、毛細管作用が円滑に行われず、水の連続滴下量が少なくなり、または間欠滴下となる。このようにして、水供給量を任意に設定できる。
 図4は本考案の実施の他の形態を示す。ここでは、給水タンク2の底部に先端が尖った差込棒25が一体に設けられている。また、給水タンク2のパイプ2b端には、スポンジ26を収納したカートリッジケース27が嵌挿されている。
 このカートリッジケース27は下部に複数の給水口28を持ち、各給水口28に対しゴムキャップ29が着脱可能に設けられている。なお、各キャップ29は、カートリッジケース27に吊持された紐やチェーンの端部に繋れている。
 この実施の形態では、給水タンク2の差込棒25を、図1に示すような植木鉢22内の培土23内に突き刺して立てる。すると、水吸い上げ部材21によって吸い上げられた水は、スポンジ26を略均等に伝わって、各給水口28から培土23上の複数位置に滴下する。なお、滴下の必要がない部位がある場合や水量調整する場合には、対応する給水口28をゴムキャップ29で閉じればよい。
 なお、図4に示す給水タンク2では、これをカートリッジケース27側へ傾斜すると、水吸い上げ部材21からカートリッジケース27内に浸み出る水量が多くなる。従って、滴下水量も多くなる。逆にカートリッジケース27とは反対側に傾斜すると、カートリッジケース27内に浸み出る水量が少なくなる。従って、滴下水量が減少する。なお、滴下を停止する場合には、タンク内圧調節弁17を閉止し、水吸い上げ部材21の毛細管作用を阻止すればよい。
 このように、本考案では給水タンク2内の水量を浮き19とバルブ20により定量調整し、タンク内圧調節バルブ17によりタンク内圧を調整する構成としている。このため、植木鉢22の培土上へ最適量の水を連続的にまたは間欠的に供給することができる。従って、花や木の種類や環境に合った水やりを適正かつ自動的に実施できる。
 なお、花の水やり、犬、ねこの水やり、水栽培で水受皿などの容器に定量宛水を供給する場合には、タンク2を使用しない。浮き19とバルブ20を先端に有するホース18端を、水受皿24内に単に浸漬するだけでよい。このとき、ホース18の一部をクリップ等を用いて水受皿24の縁に固定する。前記同様の浮きとバルブ20の働きにより、水受皿などへの定量の自動給水が可能となる。
 タンク内の水量調整機能と毛細管作用によるタンク内の水の吸い上げ機能とにより、鉢植えの花木への自動水やりを、簡単な構成で安価に行う用途に適用できる。
自動給水装置の全体を示す斜視図である。 水収納タンクの断面図である。 (a)は給水タンクの断面図、(b)はホース先端の断面図である。 給水タンクの他の例を示す断面図である。
符号の説明
 1…タンク、2…給水タンク、13…給水ホース、17…タンク内圧調節バルブ、18…タンク内ホース、20…バルブ、21…水吸い上げ部材。

Claims (5)

  1.  タンク内の水を、給水ホースを通してそのタンクより下位に設置された給水タンクへ給水し、この給水タンクから植木鉢等へ自動給水する自動給水装置であって、
     給水タンクに、前記給水ホースに接続されて一端が給水タンク内に開放され、かつ給水タンク内に貯溜された水位に応じて自動開閉するバルブを持つタンク内ホースと、一端部が給水タンク内の水に浸漬され、他端部が給水タンク外の前記植木鉢等上に臨む水吸い上げ部材とを設けたことを特徴とする自動給水装置。
  2.  給水タンクに、給水タンク内の空気圧を調節するためのタンク内圧調整バルブを設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動給水装置。
  3.  給水タンク外において前記水吸い上げ部材をケース内に収納し、この吸い上げ部材が吸い上げた水を植木鉢等の複数箇所に滴下させる複数個の注水口を、前記ケースに設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動給水装置。
  4.  各注水口にはこれを開閉するキャップを着脱自在に設けたことを特徴とする請求項3に記載の自動給水装置。
  5.  タンク内の水を給水ホースを通じてタンクより下位に設置された容器へ自動給水する自動給水装置であって、
     給水ホース端が容器内の水に浸漬され、容器内の水位に応じて自動開閉するバルブを持つことを特徴とする自動給水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006183264A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Taiyo Kensetsu:Kk コンクリート湿潤養生装置及び方法

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