JP3069849U - 医薬品などの包装用箱 - Google Patents

医薬品などの包装用箱

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JP3069849U JP1999009670U JP967099U JP3069849U JP 3069849 U JP3069849 U JP 3069849U JP 1999009670 U JP1999009670 U JP 1999009670U JP 967099 U JP967099 U JP 967099U JP 3069849 U JP3069849 U JP 3069849U
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JP1999009670U
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Inventor
明夫 渡会
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丸金印刷株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に収納した包装物品が取り出しやすく、
開閉動作を円滑に行なうことができる包装用箱を提供す
ること。 【解決手段】 一枚の基板1からなる直方体形状の箱で
あって、基板は、底板7と、底板に折り目21及び側板
6,8を介して横方向に連設された天面内蓋板9及び天
面外蓋板2と、底板の両端に折り目を介して連設された
側板11とを備え、天面外蓋板は天面内蓋板の上に貼着
される天面固定部3と、切れ目を介して天面固定部に連
設された天面開放部4とからなり、天面外蓋板と底板と
のあいだの側板6の両端には天面開放部の円滑な開閉を
可能にするように形成されたタブ12が設けられてな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は包装用箱に関し、特に組立て可能に型抜かれた一枚の基板から成り、 主に、医薬品等の内容物を箱の天面から取り出せるようにした包装用箱に関する 。
【0002】
【従来の技術】
組立て可能に型抜きされた一枚の基板からなる箱は、従来、医薬品や食品など の包装用箱として使用されており、特に、医薬品の包装用箱は、側面が狭く天面 及び底面が広い薄型の直方体形状に形成されたものが多く使用されており、開封 時にはミシン目により切断容易に形成された一つの側面の貼着部分が破られて、 内部に収納された包装物品を取り出す形態のものが知られている。また上記のよ うな包装用箱では、包装物品を使い切ることが前提で、開封時に側面を破棄する ように作られたものが多い。
【0003】 しかしながら、上記形態の包装用箱において、狭い幅で形成された側面からは 包装物品が取り出しにくく、また開封後に包装物品が残り、側面を閉じる場合に は、タブなどが阻害して側面の開閉動作が円滑に行なえないといった問題がある 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、内部 に収納した包装物品が取り出しやすく、開閉動作を円滑に行なうことができる包 装用箱を提供することにある。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】
本考案では、組立て可能に型抜きされた一枚の基板からなる直方体形状の箱で あって、前記基板は、底板と、該底板に折り目及び側板を介して横方向に連設さ れた天面内蓋板及び天面外蓋板と、これらの天面内蓋板、天面外蓋板または底板 のいずれかの両端に折り目を介して連設された側板とを備え、前記天面外蓋板は 天面内蓋板の上に貼着される天面固定部と、切れ目を介して該固定部に連設され 該切れ目の破断により開放可能に形成された天面開放部とからなり、前記天面外 蓋板と前記底板とのあいだの前記側板の両端には前記天面開放部の円滑な開閉を 可能にするように形成されたタブが設けられてなる包装用箱が提供される。
【0006】 本考案において、前記タブは、前記側板の幅とほぼ同じ長さを半径とする円の ほぼ1/4に相当する扇状に形成することができる。このように前記タブを形成 した場合、従来の矩形のタブと比較して、タブが天面内蓋板などの他の部分に引 っ掛からずに、前記天面開放部の円滑な開閉が可能になる。
【0007】 また本考案において、前記天面開放部の開放により内部の包装物品の円滑な取 出しを可能にするための切欠きを前記天面内蓋板に緩やかな曲線状に形成するこ とができる。このように前記天面内蓋板を形成することにより、包装物品の取出 しが容易になると共に、天面開放部と重複する部分では、外部からの衝撃を吸収 する効果が得られる。
【0008】 さらに本考案において、前記切れ目は、ほぼ平行に配置された点線状の2本の 切れ目線と、該平行な切れ目線の各点を斜めに連結する斜め切込み線とから形成 することができる。ここで、平行な切れ目線と斜め切込み線との交差部は角張っ た形状であっても、あるいは滑らかな丸みを帯びた形状であっても良い。このよ うに、2本の平行な切れ目線と斜め切込み線とから切れ目を形成すれば、開封時 に切れ目のみに沿って切断することができるので、天面開放部は必要以上に破断 せず、これを再度閉じれば、残された包装物品を包装箱で保管することができる 。
【0009】 また本考案において、前記天面開放部には両端に突出部を備える円弧状に形成 された押し込み端部が形成され、前記天面内蓋板には該押し込み端部を押し込む ことができるような相補な形状の切込み部が設けられたことを特徴とする。この ような形状に押し込み端部を形成すれば、切込み部への挿入を円滑に行うことが できる。また両端の突出部は切込み部の両端に係止して、押し込み端部が切込み 部から簡単に抜けるのを防止する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0011】 図1(a)は本考案に係る包装用箱30(図3等参照)の展開図であり、この 展開図は、プレス機によって組立て可能に型抜きされた一枚の紙製基板1の平面 図である。この紙製の基板1は、長方形の底板7と、この底板7の二つの長辺に それぞれ折り目21を介して連設された側板6,8と、底板7の二つの短辺に折 り目21を介して連設された側板10,11と、側板6,8にそれぞれ折り目2 1を介して連設された天面外蓋板2及び天面内蓋板9とを備える。
【0012】 前記天面外蓋板2は、図示のように切れ目5を介して配置された天面固定部3 と天面開放部4とからなり、包装用箱30として組み立てられたときに天面固定 部3は天面内蓋板9の上に貼着され、一方、天面開放部4は切れ目5の破断によ り開放可能に形成されている。また天面開放部4には、円弧状に形成された押込 み片4aが設けられ、この押込み片4aの両端には突出部4bが設けられている 。さらに、前記切れ目5は、図1(b)(c)に示したように、点線状の2本の 切れ目線5a,5bがほぼ平行に延設され、この切れ目線5a,5bの各点を斜 めに連結するように斜め切込み線5cが設けられて成る。ここで、図1(b)は 切れ目線5a,5bと斜め切込み線5cとの交差部を丸みを帯びた滑らかな形状 にした切れ目5であり、一方、図1(c)は切れ目線5a,5bと斜め切込み線 5cとの交差部を角張った形状にした切れ目5である。このような形状に切れ目 5を形成すれば、ミシン目などの従来のものよりも破断しやすいので、開封時に 切れ目5からずれて包装用箱30の板材自体が破れることを防止できる。
【0013】 前記天面内蓋板9には、図1(a)に示したように、両端部9a,9aを残し て緩やかな曲線で型抜きされた切欠き部9cが形成され、中央部には、前記押込 み片4aが挿入可能なように相補な円弧状に形成された切込み部9bが設けられ 、この切込み部9bの両端は図示のように曲げられている。このような形状に押 込み片4aと切込み部9bが形成されているので、押込み片4aの挿入が円滑に 行えて、また切込み部9bの両端に突出部4bの両端が係止し、押込み片4aが 切込み部9bから簡単に抜けるのを防止する。
【0014】 また前記側板6の両側にはミシン目22を介して扇状のタブ12が設けられ、 このタブ12は側板6の幅とほぼ同じ長さを半径とする円のほぼ1/4の形状に 形成されている。このタブ12は、天面開放部4の開閉に伴って回動するもので あるが、外周が円弧状であるため開閉時に天面内蓋板9に引っ掛からずに回動で きて、従来の矩形のタブよりも、天面開放部4の円滑な開閉が可能になる。
【0015】 次に上述した紙製基板1の組立て方法を図2を参照して説明する。最初に、紙 製基板1の所定位置に包装物品(図示せず)を配置し、側板8を折り線21にそ って底板7に対してほぼ90°に折り曲げ、また天面内蓋板9は側板8に対して ほぼ90°に折り曲げ、さらに、側板8を同様に折り線21にそって折り曲げる と、図2に示した状態になる。このような状態から、さらに天面外蓋板2を折り 線21にそって矢印のように折り曲げて、その天面固定部3を天面内蓋板9の両 端9aに貼着する。このとき、天面開放部4には接着剤などが付かないようにす る。そして、タブ12,13および側板10,11を折り曲げれば、図3に示し たように包装箱30の組立てが終了する。この包装箱30では、天面内蓋板9と 天面固定部3とが上下に重なった状態で組み立てられるので、搬送時の包装箱3 0に衝撃が作用しても、この重複部分が或る程度の衝撃は吸収することができる 。
【0016】 この包装箱30を開封する場合には、押込み片4aを指で掴んで天面開放部4 を引き上げれば切り目5は破断し、図4のように、天面固定部3のみが天面内蓋 板9のうえに貼着された状態で残り、内部の包装物品は天面内蓋板9の切欠き部 9cを通して取り出し可能になる。また包装物品が残った場合には、図5に示し たように、天面開放部4をふたたび天面内蓋板9のうえまで折り曲げて、押込み 片4aを切込み部9bに挿入すれば、包装箱30は包装物品の保管時にも使用す ることが可能になる。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案に係る包装用箱は、天面外蓋板は天面開放部が開閉 可能に形成され、天面内蓋板は切欠き部を備えているので、内部に収納した包装 物品は取り出しやすく、また天面開放部と底板とのあいだの側板には扇状のタブ が設けられているので、天面開放部の開閉動作は円滑に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案に係る包装用箱の基板の展開図
であり、(b)(c)は(a)の切れ目部分を拡大した
拡大図である。
【図2】本考案に係る包装用箱の組立て過程を示す斜視
図である。
【図3】本考案に係る包装用箱の開封前の状態を示す斜
視図である。
【図4】本考案に係る包装用箱の開封状態を示す斜視図
である。
【図5】本考案に係る包装用箱を開封した後に、再度、
閉じた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 天面外蓋板 3 天面固定部 4 天面開放部 4a 押込み片 4b 突出部 5 切れ目 6,8 側板 7 底板 9 天面内蓋板 9b 切込み部 9c 切欠き部 10,11 側板 12 タブ 21 折り目 30 包装箱

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立て可能に型抜きされた一枚の基板か
    らなる直方体形状の箱であって、前記基板は、底板と、
    該底板に折り目及び側板を介して横方向に連設された天
    面内蓋板及び天面外蓋板と、これらの天面内蓋板、天面
    外蓋板または底板のいずれかの両端に折り目を介して連
    設された側板とを備え、前記天面外蓋板は天面内蓋板の
    上に貼着される天面固定部と、切れ目を介して該固定部
    に連設され該切れ目の破断により開放可能に形成された
    天面開放部とからなり、前記天面外蓋板と前記底板との
    あいだの前記側板の両端には前記天面開放部の円滑な開
    閉を可能にするように形成されたタブが設けられてなる
    包装用箱。
  2. 【請求項2】 前記タブは、前記側板の幅とほぼ同じ長
    さを半径とする円のほぼ1/4に相当する扇状に形成さ
    れて成る請求項1記載の包装用箱。
  3. 【請求項3】 前記天面開放部の開放により内部の包装
    物品の円滑な取出しを可能にするための切欠きが前記天
    面内蓋板に緩やかな曲線状に形成されて成る請求項1又
    は2の何れかに記載の包装用箱。
  4. 【請求項4】 前記切れ目は、ほぼ平行に配置された点
    線状の2本の切れ目線と、該平行な切れ目線の各点を斜
    めに連結する斜め切込み線とを備える請求項1乃至3の
    何れかに記載の包装用箱。
  5. 【請求項5】 前記天面開放部には両端に突出部を備え
    る円弧状に形成された押込み端部が設けられ、前記天面
    内蓋板には該押込み端部を押し込むことができるような
    相補な形状の切込み部が設けられたことを特徴とする請
    求項1乃至4の何れかに記載の包装用箱。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018087038A (ja) * 2016-11-22 2018-06-07 株式会社クラウン・パッケージ 包装箱
WO2022264578A1 (ja) * 2021-06-15 2022-12-22 大王製紙株式会社 包装体

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