JP3069824U - カメラのストラップの引っ掛け具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、リュックサックを背負い、カメラに
付けたストラップを首から吊るして携行する場合に、ス
トラップをリュックサック側に引っ掛けることにより、
カメラの重圧による首への圧迫感と苦痛をなくすもので
ある。 【解決手段】リュックサック１に付属するショルダース
トラップ２と他方のそれぞれに、本考案品３を取りつ
け、そこに設置されている引っ掛け具４に、首から吊る
したカメラのストラップ５を引っ掛けることにより、首
への負担をなくすことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案品は、リュックサックとカメラを併用する際に、リュックサック側にカ メラに付けたストラップの引っ掛け具を設ける、カメラに関する考案である。

【０００２】

【従来の技術】

カメラに付けたストラップを首に吊るして携行する場合に、肩への負担軽減を 目的としたストラップ類は従来からあるが、首への負担をなくすことを容易に解 決したものはないと思われる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

リュックサックを背負うアウトドア行動等において、カメラに付けたストラッ プを首から吊るして携行する場合に、時間の経過とともに、カメラの重圧による 首への圧迫感と苦痛が強まる問題点を解決するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

カメラに付けたストラップの引っ掛け具を設けた本考案品を、リュックサック に付属するショルダーストラップのそれぞれに取り付けることにより問題を解決 する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

リュックサックに付属するショルダーストラップのそれぞれに、本考案品を巻 きつけて固定する。 リュックサックを背負い、カメラに付けたストラップを首から吊るしたあと、 そのストラップを本考案品に設けた引っ掛け具に掛ける。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って、一実施例を説明する。 図１は、リュックサック１に付属するショルダーストラップ２の一方に、本考 案品本体３を取り付けた斜視図である。 本考案品本体には、カメラに付けたストラップ５を引っ掛けるための、ステン レス材、強化プラスチックス材等適宜素材で形成された、引っ掛け具４が設けて ある。４は手前部分を固定し、先端の湾曲部分はストラップを通すための隙間を 設ける。

【０００７】 図２は、本考案品の平面図である。 パット材等適宜素材でつくられた本体３は、引っ掛け具４と一体形成された補 強材６を内包し、その両側には、マチ部分７ａと７ｂをはさんで、巻きつけるた めの８ａと８ｂがある。

【０００８】 ８ａと８ｂは、マジックバンド等適材による９ａと９ｂで固定するが、ショル ダーストラップの肩への感触の影響を最小限に止めるため、薄手布地等適材とす る。 また、リュックサックのショルダーストラップに接触する３と８ａの裏面には 滑り止め加工を施す。

【０００９】 図３は、リュックサック１を背負い、カメラに付けたストラップ５を首から吊 るしたあと、手を後ろに回して本考案品３の引っ掛け具４に掛けた背面斜視図で ある。

【００１０】 以上、一実施例について説明したが、この考案は以下の実施態様をとることが できる。 （１）本考案品を、背負ったリュックサックのショルダーストラップの身体の前 面側に取り付け、短く調節したカメラのストラップを引っ掛けることに利用して もよい。 （２）前三図に示した引っ掛け具４は、その形態、材質を問わない。 図４の他例は、前三図に示した引っ掛け具に代えて、革又は布地等適宜素材に より形成し、ホックボタン等適宜固定具１１ａで固定した、引っ掛け具１０の一 例である。また、カメラ未使用時には１１ｂの位置に固定し、１０をフラット状 にすることができる。 （３）本考案品は、リュックサックの製造時に取り付けることにより、その機能 の一つとして利用してもよい。 （４）本考案品は、カメラの携帯を主目的とする衣類、工事現場用衣類等アウト ドア用衣類の製造時に取り付けることにより、その機能の一つとして利用しても よい。 （５）本考案品は、スチールカメラ、ビデオカメラのほか、双眼鏡、水筒等の携 帯に利用してもよい。

【００１１】

【考案の効果】

（１）上記のように、カメラに付けたストラップをリュックサック側に取り付け た本考案品に引っ掛けるため、カメラの重圧による首への負担が全くなくなる。 （２）本考案品は、リュックサックがカメラの重圧を分担するため、肩への負担 軽減効果もある。 （３）本考案品は、着脱が容易であるため、カメラの機動性を損なわない。

【提出日】平成１２年１月１９日（２０００．１．１９）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はリュックサックとカメラ等を併用する際に、リュックサック側にカメ ラ等のストラップ引っ掛け具を設けるカメラ等に関する考案である。

【０００２】

【従来の技術】

首への負担をなくすことを目的に、それを容易に解決した技術はなかったと思 われる。但し類似技術として肩への負担軽減を目的としたカメラ用ストラップ類 はあるが、これらは首への負担軽減効果は期待できない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

リュックサックを背負うアウトドア行動等において、カメラ等のストラップを 首に吊るして携行する場合に、時間の経過とともにカメラの重圧による首への圧 迫感と苦痛が強まる問題点を解決するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

リュックサックのショルダーストラップのそれぞれに、カメラ等のストラップ 引っ掛け具を設けた本考案を取り付けることにより問題を解決する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

リュックサックのショルダーストラップのそれぞれに、本考案を巻きつけて固 定する。次に、リュックサックを背負い、カメラ等のストラップを首に吊るし、 本考案に設けた引っ掛け具に掛ける。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って、一実施例を説明する。 図１は、リュックサック１のショルダーストラップ２の一方に、本考案本体３ を取り付けた概略図である。本考案本体には、カメラ等のストラップ５を引っ掛 けるためのステンレス、強化プラスチックス等適宜素材で形成された引っ掛け具 ４を設ける。引っ掛け具は手前部分を固定し、先端の湾曲部分にはストラップを 通すための隙間を設ける。

【０００７】 図２は、本考案の平面図である。パット材等適宜素材でつくられた本体３は、 引っ掛け具４と一体形成された補強材６を内包し、その両側には、マチ部分７ａ と７ｂをはさんで、巻きつけるための８ａと８ｂがある。

【０００８】 ８ａと８ｂは、マジックバンド等適材による９ａと９ｂで固定するが、ショル ダーストラップの肩への感触の影響を最小限に止めるため、薄手布地等適材とす る。また、リュックサックのショルダーストラップに接触する３と８ａの裏面に は滑り止め加工を施す。

【０００９】 図３は、リュックサック１を背負い、カメラのストラップ５を首に吊るしたあ と、手を後ろに回して本考案３の引っ掛け具４に掛けた背面概略図である。

【００１０】 以上、一実施例について説明したが、この考案は以下の実施態様をとることが できる。 （１）本考案をリュックサックのショルダーストラップの身体の前面側に取り付 け、長さを調節しカメラ等のストラップを引っ掛けることに利用してもよい。 （２）前三図に示した引っ掛け具４は、その形態、材質を問わない。 図４の他例は、前三図に示した引っ掛け具に代えて、革又は布地等適宜素材に より形成し、ホックボタン等適宜固定具１１ａで固定した、引っ掛け具１０の一 例である。また、カメラ等未使用時には１１ｂの位置に固定し、１０をフラット 状にすることができる。 （３）本考案はリュックサックの製造時に取り付けることにより、その機能の一 つとして利用してもよい。 （４）本考案はカメラ等の携帯を主目的とする衣類、工事現場用衣類等アウトド ア用衣類の製造時に取り付け、その機能の一つとして利用してもよい。 （５）本考案はスチール、ビデオ等のカメラ類のほか、双眼鏡・水筒等のリュッ クサックとの併用により首への負担をなくすことに効果的があるものに利用でき る。

【００１１】

【考案の効果】 （１）上記のように、カメラ等のストラップをリュックサック側に取り付けた本 考案に引っ掛けるため、カメラ等の重圧による首への負担が全くなくなる。 （２）本考案はリュックサック側でカメラ等の重圧を分担するため、肩への負担 軽減効果が大きい。 （３）本考案は着脱が容易であるため、カメラ等の機動性を損なわない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案品をリュックサックに取り付けた一例を
示す斜視図である。

【図２】本考案品の平面図である。

【図３】本考案品を取り付けた一例を示す背面斜視図で
ある。

【図４】本考案品の他例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ リュックサック本体 ２ リュックサックのショルダーストラップ ３ 本考案品の本体 ４ 引っ掛け具 ５ カメラに付けたストラップ ６ 引っ掛け具の補強材 ７ａ マチ部分 ７ｂ マチ部分 ８ａ 巻き込み部分 ８ｂ 巻き込み部分 ９ａ マジックバンド等により固定する部分 ９ｂ マジックバンド等により固定する部分 １０ 他例の引っ掛け具 １１ａ ホックボタン等の固定具 １１ｂ ホックボタン等の固定具

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年１月１９日（２０００．１．１
９）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案をリュックサックに取り付けた一例を示
す概略図である。

【図２】本考案の平面図である。

【図３】本考案を取り付けた一例を示す背面概略図であ
る。

【図４】本考案の他例を示す概略図である。

【符号の説明】 １ リュックサック本体 ２ リュックサックのショルダーストラップ ３ 本考案の本体 ４ 引っ掛け具 ５ カメラのストラップ ６ 引っ掛け具の補強材 ７ａ マチ部分 ７ｂ マチ部分 ８ａ 巻き込み部分 ８ｂ 巻き込み部分 ９ａ マジックバンド等により固定する部分 ９ｂ マジックバンド等により固定する部分 １０ 他例の引っ掛け具 １１ａ ホックボタン等の固定具 １１ｂ ホックボタン等の固定具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】リュックサックに付属するショルダースト
   ラップに、本考案品をそれぞれ取りつけ、カメラに付け
   たストラップを、本考案品に引っ掛けることを特徴とす
   る、カメラのストラップの引っ掛け具。