JP3069783B2 - 机の天板高さ調整構造 - Google Patents

机の天板高さ調整構造

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JP3069783B2 JP9183559A JP18355997A JP3069783B2 JP 3069783 B2 JP3069783 B2 JP 3069783B2 JP 9183559 A JP9183559 A JP 9183559A JP 18355997 A JP18355997 A JP 18355997A JP 3069783 B2 JP3069783 B2 JP 3069783B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は机の天板高さ調整構
造に係り、更に詳しくは、天板の左右両側に位置するサ
イド部材と天板との相互係合位置を上下に変えることの
できる天板の高さ調整構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、子供の成長に合せて天板の高
さ位置調整が可能となる学習机が知られている。この高
さ調整を行う構成としては、送りねじ軸が採用されてお
り、当該送りねじ軸の一端に固定されたハンドルを回転
させることにより、ねじ軸の回転運動を上下方向への直
線運動に変換して天板を上下に昇降可能とした構成が採
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな天板の高さ調整構造にあっては、送りねじ軸等を始
めとした機械的構成部品が多く採用されることになるた
め、製造コストを不可避的に上昇させるという不都合が
ある。しかも、部品組み立て作業も煩雑なものとなる
他、組み立て精度を高精度に維持しなければ動作不良も
発生しやすく、机の製造に際して熟練度を要するという
不都合もある。
【0004】
【発明の目的】本発明はこのような不都合に着目して案
出されたものであり、その目的は、機械的部品を極力採
用することなく机が本来的に有する部品を有効に利用し
て天板の高さ調整を可能とし、製造コストの飛躍的低減
を達成することのできる天板の高さ調整構造を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、天板と、この天板の左右両側に配置され
た一対のサイド部材と、前記天板とサイド部材との間に
設けられた天板の高さ調整手段とを備え、前記高さ調整
手段は、天板の左右両側下面に設けられた係合部材と、
前記サイド部材の内面側の上下方向に沿って配置された
複数の係合穴を含んで構成され、前記係合部材は、前記
係合穴に係脱する方向に進退可能に設けられ、前記天板
の裏面には中空角柱状の横フレームが設けられ、この横
フレームの両端側は前記サイド部材の内面壁に臨んで配
置されるとともに内部に前記係合部材が収納可能に設け
られ、前記係合部材は、横フレームの外側に突出するレ
バー操作で進退可能に設けられ、前記横フレームの両端
側に縦フレームが前後方向に配設されるとともに、これ
ら横フレーム及び縦フレームには前記サイド部材の内面
壁に相対する板部材が固定され、この板部材は前記サイ
ド部材の内面壁に圧接可能に設けられる、という構成を
採っている。このようにすれば、従来採用されていた送
りねじ軸等の構造部品を一掃することができ、天板とサ
イド部材との形状を利用した調整構造を低コストにて提
供することができる。また、動作不良等を生ずる部分も
なく、高さ調整作業を確実に行うことが可能となる。
に、天板の補強として用いられる横フレームを有効に利
用して前記係合部材を配置することができる。また、前
記係合部材と係合穴とに負荷が集中することがなくな
り、強度的な信頼性を得ることができる。
【0006】
【0007】
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る机の天板高さ調整構造の
実施例を図面を参照しながら説明する。
【0009】図1には、本実施例の全体構成を示す概略
斜視図が示されている。この図において、机10は、天
板11と、この天板11の左右両側における奥行側に配
置された一対のサイド部材12と、このサイド部材12
の下端位置で前後方向に設けられた脚部材13と、前記
サイド部材12,12間に配置されたバックパネル15
と、このバックパネル15の前面側に設けられた複数の
棚板16とを備えて構成されている。
【0010】前記サイド部材12は中空の部材により構
成されているとともに、天板11の奥行側に形成された
L字状の切欠領域内に収まる外観形状を備えている。具
体的には、図2に示されるように、サイド部材12は、
前記切欠領域内に位置して天板11の側端面に沿う内面
壁20と、この内面壁20の後端側に設けられた湾曲凹
部21と、これら内面壁20及び湾曲凹部21に連なっ
て外側面を形成する外面壁22と、この外面壁22の表
面側に設けられた化粧パネル23とを備えて構成されて
いる。ここで、サイド部材12における手前側及び後端
側には穴25がそれぞれ形成されており、これらの穴2
5にキャップ26(図1参照)の下面側に形成された図
示しない突起が嵌合可能になっている。また、サイド部
材12は、その後端面に凹状の溝27を備え、当該溝2
7の底部を貫通する調整ねじ28がワッシャ29を介し
て挿通されている。この調整ねじ28の先端側は、前記
湾曲凹部21内に受容された支持フレーム30に係合可
能となっている。また、前記内面壁20の前後二箇所に
は、上下方向(図2中紙面直交方向)に延びるスリット
20A,20Bが形成されているとともに、その中間部
には、図4に示されるように、内面壁20を部分的に切
り込んで形成された係合穴31が上下方向に沿って等間
隔毎に形成されている。
【0011】前記支持フレーム30は、バックパネル1
5の面を形成するパネル部材32の左右両側にそれぞれ
配置されており、当該支持フレーム30は、前記湾曲凹
部21に沿う外周面形状となる中空体により構成されて
いる。支持フレーム30の後端面には、上下方向すなわ
ち図2中紙面直交方向に延びるスリット34が形成され
ており、このスリット34を通って前記調整ねじ28が
支持フレーム30内に達するようになっている。ここ
で、スリット34の内側における支持フレーム30内に
は調整ねじ28と螺合可能なナット部材35が配置され
ている。このナット部材35は、スリット34の形成縁
に係合する段部35Aを備えており、これにより、調整
ねじ28を回転させてもナット部材35が回転しないよ
うになっている。
【0012】図1に示されるように、前記バックパネル
15の前面側に設けられた棚板16は、側面視略扇形の
ブラケット36を介して支持されている。このブラケッ
ト35は、その後端縁に図示しない鈎状のフックを備
え、このフックが前記パネル部材32の上下方向に沿っ
て形成された複数のスリット穴37(図3参照)に係脱
可能に設けられている。従って、棚板16の高さ調整
は、バックパネル15の高さを変えることによって達成
できる他、前記ブラケット35の係合位置を変えること
によっても達成することができる。なお、本実施例で
は、棚板16は、天板11の上下各領域にそれぞれ位置
するように設けられている。
【0013】前記天板11の裏面側には、図2及び図3
に示されるように、中空の角柱体からなる横フレーム4
0と、この横フレームの両端から天板11の手前側に延
びる縦フレーム41が配設されている。横フレーム40
は、天板11の奥行側に配置されており、その両端が前
記サイド部材12の内面壁20に臨むように設けられて
いる。この横フレーム40の両端側内部には、前記サイ
ド部材12の内面壁20に形成された係合穴31に係脱
可能となる爪44を備えた係合部材としてのブロック4
5がそれぞれ収容されている。このブロック45の側端
面からは球状レバー46が横フレーム40のスリット穴
47を通じて突出しており、この球状レバー46を図2
中左方向に移動させることで前記ブロック45が内側に
後退して爪44が係合穴31から脱出可能となってい
る。また、ブロック45と所定間隔を隔てた横フレーム
40内には、ばね受け部材48が配置され、このばね受
け部材48とブロック45との間にコイルばね49が介
装され、これにより、常時はブロック45の爪44が係
合穴31に係合する方向に付勢される。ここにおいて、
前記係合穴31、ブロック45、球状レバー46及びコ
イルばね49等により天板の高さ調整手段が構成されて
いる。
【0014】図2及び図4に示されるように、前記横フ
レーム40及び縦フレーム41には板部材50が溶接等
の手段を介して設けられている。この板部材50は、そ
の外側面が略鉛直方向に向けられて前記サイド部材12
の内面壁20と相対するように設けられている。また、
板部材50の奥行側にはボルト51が挿通されており、
このボルト51の先端は、前記内面壁20のスリット2
0Aを通ってサイド部材12内に若干延び、スリット2
0A内に配置されたナット部材52に螺合するようにな
っている。この一方、縦フレーム41の内面側からはボ
ルト53が当該縦フレーム41を貫通して延び、その先
端が前記スリット20B内に若干延びて当該スリット2
0B内のナット部材54に螺合するようになっている。
ここで、前記ボルト51,53は、それぞれ対応するナ
ット部材52,54に対して締め付けられたときに、前
記板部材50をサイド部材12の内面壁20に圧接する
ように作用する。なお、各ナット部材52,54は、前
述したナット部材35と同様に、スリット20A,20
Bの形成縁に係合可能な形状となっており、これによっ
て、ボルト51,53を回転させても同時に回転できな
いように設けられている。
【0015】次に、本実施例に係る天板高さ調整作用に
ついて、図6をも参照しながら説明する。
【0016】ここでは、天板11が図6中実線で示され
る位置を初期位置とし、同図中二点鎖線で示される位置
にまで天板11を下降させるものとする。すなわち、天
板11の高さを下げる場合には、図2に示されるよう
に、前記サイド部材の内面壁20に形成されたスリット
20A,20Bに挿通されたボルト51,53を若干弛
めた状態としておく。次いで、前記球状レバー46を図
2中左側に移動させると、ブロック45が横フレーム4
0内に引き込まれ、爪44が係合穴31から脱出させ
る。従って、このとき、天板11の上面に下方への押圧
力を若干付与すれば、当該天板11が下降することとな
る。この際、球状レバー46への操作力を解除しておけ
ば、一段低い係合穴31位置にてブロック45の爪44
が再び入り込んでこれに係合することとなる。複数段低
い位置に天板11を下降させる場合には、球状レバー4
6の操作力を維持した状態とすればよい。天板11が下
降するときには、前記ボルト51,53がスリット20
A,20Bに沿って下降する構成であるため、天板11
の下降動作がスムースに案内されることとなる。
【0017】天板11が所定の高さ位置で前記ブロック
45の爪44が係合穴31に係合した状態で、前記ボル
ト51,53を再び締め付ける。これにより、板部材5
0がサイド部材12の内面壁20に圧接された状態とな
り、ブロック45の爪44と係合穴31との係合部分に
負荷が集中することが防止される。
【0018】従って、このような実施例によれば、板部
材50による前記圧接状態を解除しておけば、球状レバ
ー46の操作を行うことのみで天板11の昇降を行うこ
とができる。従って、机10を使用する者に合せた天板
11の高さを選択することができる。また、当該天板1
1とサイド部材12との相互係合位置を変えることによ
って天板11の高さ調整が達成できるので、その構成を
極めてシンプルなものとすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
天板の左右両側下面に設けられた係合部材と、前記サイ
ド部材の内面側の上下方向に沿って配置された複数の係
合穴とを設け、前記係合部材を係合穴に係脱する方向に
進退可能に設けたから、機械的構造部品を用いることな
く、天板とサイド部材との形状を利用した調整構造とす
ることができ、机の製造コストを大幅に低減することが
できる。また、調整に際しての動作不良を生ずる虞もな
く、天板の高さ調整作業を確実に行うことが可能とな
る。
【0020】また、前記天板の裏面に設けられた横フレ
ームの内部に係合部材を収納するとともに、この係合部
材をレバー操作で進退可能としたから、天板の補強とし
て用いられる横フレームを有効に利用した係合部材の配
置を行うことができる他、係合部材の進退動作も容易に
行うことが可能となる。
【0021】更に、前記サイド部材の内面壁に相対する
板部材をサイド部材の内面壁に圧接可能とした構成によ
れば、係合部材と係合穴との係合領域に負荷が集中する
ことがなくなり、強度的にも十分な信頼性を備えた天板
の高さ位置固定を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る机の全体構成を示す概略斜視図。
【図2】前記実施例におけるサイド部材及びその周辺領
域の断面図。
【図3】天板の高さ調整手段を示す要部概略正面図。
【図4】前記高さ調整手段の天板の下から見た外観斜視
図。
【図5】サイド部材の後方から見た机の一部概略斜視
図。
【図6】天板が下降した状態を示す概略斜視図。
【符号の説明】
10 机 11 天板 12 サイド部材 20 内面壁 31 係合穴 40 横フレーム 41 縦フレーム 44 爪 45 係合部材としてのブロック 46 球状レバー 50 板部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 9/00 - 9/20 A47B 17/00 - 17/02 A47B 19/06 A47B 21/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板と、この天板の左右両側に配置され
    た一対のサイド部材と、前記天板とサイド部材との間に
    設けられた天板の高さ調整手段とを備え、 前記高さ調整手段は、天板の左右両側下面に設けられた
    係合部材と、前記サイド部材の内面側の上下方向に沿っ
    て配置された複数の係合穴を含んで構成され、前記係合
    部材は、前記係合穴に係脱する方向に進退可能に設けら
    前記天板の裏面には中空角柱状の横フレームが設けら
    れ、この横フレームの両端側は前記サイド部材の内面壁
    に臨んで配置されるとともに内部に前記係合部材が収納
    可能に設けられ、前記係合部材は、横フレームの外側に
    突出するレバー操作で進退可能に設けられ、 前記横フレームの両端側に縦フレームが前後方向に配設
    されるとともに、これら横フレーム及び縦フレームには
    前記サイド部材の内面壁に相対する板部材が固定され、
    この板部材は前記サイド部材の内面壁に圧接可能に設け
    られている ことを特徴とする机の天板の高さ調整構造。
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