JP3069388U - ナ―スコ―ル装置 - Google Patents
ナ―スコ―ル装置Info
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- JP3069388U JP3069388U JP1999009168U JP916899U JP3069388U JP 3069388 U JP3069388 U JP 3069388U JP 1999009168 U JP1999009168 U JP 1999009168U JP 916899 U JP916899 U JP 916899U JP 3069388 U JP3069388 U JP 3069388U
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- JP
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- nurse
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 病院又は介護施設において、患者の身体的拘
束をせずに患者の徘徊を未然に防止でき、よって介護人
の負担を軽減することができるナースコールを提供す
る。 【解決手段】 ナースセンターに設置されたナースコー
ル親機と、ナースコール親機に電気信号を送信するマッ
ト装置とを備え、ナースコール親機はマット装置からの
電気信号をナースに伝える報知手段を備え、マット装置
は病室のベッド付近に設置されて、人が踏むと電気信号
をナースコール親機に送信して報知手段を駆動させる様
になっており、マット装置にはナースコール親機に送信
する電気信号をON又はOFF状態にするキャンセルス
イッチが設けられている。
束をせずに患者の徘徊を未然に防止でき、よって介護人
の負担を軽減することができるナースコールを提供す
る。 【解決手段】 ナースセンターに設置されたナースコー
ル親機と、ナースコール親機に電気信号を送信するマッ
ト装置とを備え、ナースコール親機はマット装置からの
電気信号をナースに伝える報知手段を備え、マット装置
は病室のベッド付近に設置されて、人が踏むと電気信号
をナースコール親機に送信して報知手段を駆動させる様
になっており、マット装置にはナースコール親機に送信
する電気信号をON又はOFF状態にするキャンセルス
イッチが設けられている。
Description
【0001】
本考案は、痴呆症にかかった患者の徘徊を察知して、未然に防ぐことができる ナースコール装置に関するものである。
【0002】
近年、日本の高齢化が進み、病院や老人介護施設に入院する患者が急増してい る。こういった患者の中には、痴呆症のため入院した患者や、長期にわたる入院 のため痴呆症にかかってしまう患者もいる。痴呆症の患者の一部や徘徊癖のある 患者は、夜中にベッドから降りて徘徊してしまうことがある。
【0003】 介護施設などでは患者の介護を通常24時間体制で行っている上に、現状では 介護人の数が不足しるため介護人の負担が非常に重くなっている。こういった状 況で患者が徘徊してしまうと、介護人の負担は更に増加してしまう。しかし、痴 呆症は未だ原因が解明されていないので、介護施設や介護用品で介護人の負担を 軽減しようとしている。
【0004】 そこで患者の徘徊を防止するために、携帯型の感知装置を患者に持たせて監視 するシステムが開発されたりするなど、現在も患者の徘徊を防止するための発明 が多数出願されている。
【0005】 また、患者の手足をベッドに縛り付けて夜間の身動きができなくする方法もよ く行われている。
【0006】
しかし、上記したような携帯型の感知装置を患者に持たせるシステムは、患者 が感知装置を施設内に放置したり、機能が働かないように破壊したりすることも あり、有効的ではない。
【0007】 また、徘徊してしまう患者をベッドに縛り付ける等の身体的拘束は、人権侵害 であるとの指摘や、患者の自尊心を傷つけ、問題行動を増幅させるだけでなく、 関節の麻痺や床ずれ、全身衰弱を起こしやすく、痴呆を進行するとされるため最 近では禁止されている。
【0008】 従って、患者の身体的拘束をせずに、患者の徘徊を未然に防止して介護人の負 担を軽減することができる介護システム又は介護用品の開発が望まれていた。
【0009】
上記課題を解決するために本発明は、ナースセンターに設置されたナースコー ル親機と、ナースコール親機に電気信号を送信するマット装置とを備え、ナース コール親機はマット装置からの電気信号をナースに伝える報知手段を備え、マッ ト装置は病室のベッド付近に設置されて、人が踏むと電気信号をナースコール親 機に送信して報知手段を駆動させる様になっており、マット装置にはナースコー ル親機に送信する電気信号をON又はOFF状態にするキャンセルスイッチが設 けられている。
【0010】 また、マット装置とナースコール親機は端末機を介して接続され、マット装置 は端末機と取り外し可能に接続されている。
【0011】 また、前記報知手段は病室及びベッド番号を表示する表示部と音を発する発音 装置とを備え、報知手段は電気信号を感知すると、表示部及び発音装置を作動さ せてナースにナースコール信号を伝える。
【0012】 また、マット装置は、電気信号を前記ナースコール親機に送信する押しボタン を備え、押しボタンを押すと電気信号を前記ナースコール親機に送信する。
【0013】 また、ナースコール親機とマット装置は、電気信号を感知すると点灯又は点滅 する廊下灯を介して接続されており、廊下灯は点灯又は点滅を消灯する復旧ボタ ンを備えている。
【0014】
図1は本考案に係るナースコール装置の一実施例を示した説明図で、図2は本 校案に係るマット装置26の一使用例を示した説明図、図3はマット装置26の 拡大図である。なお、これらの説明図は本考案を限定するものではない。
【0015】 本校案に係るナースコール装置はマット装置26を備えており、このマット装 置26を人が踏むと接続されたケーブルによって、電気信号をナースコール親機 10に送信する仕組みになっている。マット装置26の感知方法については、例 えば赤外線による感知システムや加重による感知システム等が挙げられるが、ど のようなものを使用してもよい。
【0016】 また、本考案に係るマット装置26は長方形をしているが、マット装置26の 形状及び大きさについては特に限定せず、適宜設定すればよい。
【0017】 また、マット装置26は、ナースコール装置と取り外し可能に接続されている 。接続方法については接続コネクターやプラグを設けるなど、どのような方法で も良い。また、接続位置はナースコール装置の構造等を考慮して適宜に設定すれ ば良い。
【0018】 また、マット装置26は、キャンセルスイッチ24を備えている。このキャン セルスイッチ24により、ナースコール親機10への電気信号の送信が制御され る。このキャンセルスイッチ24は一般に市販されているスイッチユニットを使 用することができる。
【0019】 このマット装置26の設置場所としては、図2に記載されているように、ベッ ド付近の特にベッドから降りるときに必ず患者が踏む場所に設置するのが好まし い。また、病室の出入り口付近に設置してもよく、必ず人が踏む場所であれば設 置場所については限定せず適宜設定すれば良い。
【0020】 また、このマット装置26は主に老人介護施設等に設置されることが考えられ るため、図3に記載されているように面取りをして患者がつまずかないようにす るのが好ましい。また、徘徊する患者の検知装置としてでなく、ベッドから落下 したときのクッションにもなるような構造にするのが好ましい。
【0021】 本考案に係るナースコール装置は、押しボタン22を備えている。この押しボ タン22を押すと、電気信号がナースコール親機10に送信される仕組みになっ ている。この押しボタン22は一般に市販されているボタンユニットを使用する ことができる。
【0022】 この押しボタン22の形状及び大きさ等については特に限定しないが、患者が 緊急な状態の時でも即座に押すことができるような形状及び大きさであることが 好ましい。
【0023】 また、この押しボタン22にマイクを内蔵し、後述するナースコール親機10 に備えられた受話器16と会話ができる構造にしても良い。このマイクは、押し ボタン22を押すとマイクが通話可能な状態となる。
【0024】 また、本考案に係るナースコール装置はナースコール親機10を備えている。 このナースコール親機10は、介護人が待機している部屋に設置され、マット装 置26及び押しボタン22からの電気信号をナースに伝えるための報知手段を備 えている。本考案に係る報知手段は表示部12及び発音部14とを備えているが 、これのみに限らず他の装置を備えていても良い。
【0025】 本考案に係る表示部12は、病室及びベッド番号を表示したランプ又は病室及 びベッド番号付近のランプが点灯又は点滅する構造になっているがこれに限らず 、ナースコール信号の発信元が一目でわかるようになっていればどのような表示 方法を使用しても良い。
【0026】 本考案に係る発音部14は、ナースコール信号が送信されたことを音によって 介護人に報知するもので、発音の手段としては、ブザー・ベル・チャイム又はメ ロディーを流す等を挙げられるが、音によって報知するものであれば、どのよう な手段及び方法を使用することができる。
【0027】 このナースコール親機10は、ナースコール信号を着信すると、微弱電波を病 院又は施設内に発信し、作業中の介護人が携帯している感知装置30にナースコ ール信号が送信されたことを知らせる構造にしても良い。携帯型の感知装置30 としては、ポケベルや無線機器などを使用することができるが、これに限らず適 宜に設定すれば良い。
【0028】 また、ナースコール親機10に受話器16を取り付け、ナースコール信号発信 元の病室の押しボタン22に設けられた内蔵マイクと会話ができる構造にしても 良い。この受話器16は病室の患者が押しボタン22を押すと、この押しボタン 22内蔵のマイクと会話ができる構造になっている。
【0029】 また、本考案に係るナースコール装置は各病室の出入り口付近に廊下灯18を 備えている。この廊下灯18はマット装置26とナースコール親機10との配線 上に設けられ、マット装置26からの電気信号が廊下灯18を通過すると、廊下 灯18が点灯又は点滅する仕組みになっており、ナースコール信号の発信元の病 室が一目でわかるようになっている。
【0030】 また、この廊下灯18は、点灯又は点滅した後に消灯することができる復旧ボ タン20を備えている。この復旧ボタン20は特に限定せず、一般に市販されて いるボタンユニットを使用することができる。
【0031】
本考案に係るナースコール装置は、マット装置がベッド付近又は病室の出入り 口付近に設置されているので、患者が徘徊しようとすると、ベッドから降りた瞬 間や病室から出ようとした瞬間に検知することができるので、患者の徘徊を未然 に防ぐことができる。
【0032】 また、患者が徘徊しようとするのを検知して防止することができるので患者を 身体的拘束しなくて済み、よって人権侵害や患者の自尊心といった問題、また問 題行動の増幅や関節の麻痺、床ずれ、全身衰弱、痴呆の促進といった課題を解決 することができる。
【0033】 また、本考案に係るマット装置は、端末機32によって取り外し可能なため、 徘徊癖のない患者の場合はベッドから取り外すことができ、よって誤作動がなく なりナースの負担が軽減できる。また、マット装置を備えていない既存のナース コール装置に簡単に設置することができるので、大規模な設備投資をせずに済む 。
【0034】 また、本考案に係るマット装置はキャンセルスイッチ24が設けられているた め、昼間や介護人が病室で作業中の時はキャンセルスイッチ24をOFFにすれ ばナースコール信号が送信されないので、誤作動をなくすことができる。
【図1】本考案に係るナースコール装置の説明図であ
る。
る。
【図2】マット装置の一使用例を示した説明図である。
【図3】マット装置の拡大図である。
10 ナースコール親機 12 表示部 14 発音部 16 受話器 18 廊下灯 20 復旧ボタン 22 押しボタン 24 キャンセルスイッチ 26 マット装置 28 ベッド 30 感知装置 32 端末機
Claims (5)
- 【請求項1】 ナースセンターに設置されたナースコー
ル親機と、該ナースコール親機に電気信号を送信するマ
ット装置とを備え、前記ナースコール親機はマット装置
からの電気信号をナースに伝える報知手段を備え、前記
マット装置は病室のベッド付近に設置されて、人が踏む
と電気信号を前記ナースコール親機に送信して前記報知
手段を駆動させる様になっており、該マット装置には前
記ナースコール親機に送信する電気信号をON又はOF
F状態にするキャンセルスイッチが設けられていること
を特徴とするナースコール装置。 - 【請求項2】 前記マット装置と前記ナースコール親機
は端末機を介して接続され、前記マット装置は該端末機
と取り外し可能に接続されていることを特徴とする請求
項1に記載のナースコール装置。 - 【請求項3】 前記報知手段は病室及びベッド番号を表
示する表示部と音を発する発音装置とを備え、該報知手
段は前記電気信号を感知すると、前記表示部及び前記発
音装置を作動させてナースにナースコール信号を伝える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のナース
コール装置。 - 【請求項4】 前記マット装置は、電気信号を前記ナー
スコール親機に送信する押しボタンを備え、該押しボタ
ンを押すと電気信号を前記ナースコール親機に送信する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のナー
スコール装置。 - 【請求項5】 前記ナースコール親機と前記マット装置
は、電気信号を感知すると点灯又は点滅する廊下灯を介
して接続されており、該廊下灯は点灯又は点滅を消灯す
る復旧ボタンを備えていることを特徴とする請求項1〜
4のいずれかに記載のナースコール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999009168U JP3069388U (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | ナ―スコ―ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999009168U JP3069388U (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | ナ―スコ―ル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3069388U true JP3069388U (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=43202853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999009168U Expired - Lifetime JP3069388U (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | ナ―スコ―ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069388U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0579177U (ja) * | 1991-06-11 | 1993-10-26 | 株式会社東郷製作所 | ホースクリップ |
JP2017151713A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 三省電機株式会社 | 情報入力装置及び情報出力装置 |
-
1999
- 1999-12-02 JP JP1999009168U patent/JP3069388U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0579177U (ja) * | 1991-06-11 | 1993-10-26 | 株式会社東郷製作所 | ホースクリップ |
JP2017151713A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 三省電機株式会社 | 情報入力装置及び情報出力装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |