JP3174726U - コンソールおよび該コンソールを用いた看護ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 離床センサ、生活補助機器および点滴関連装置を同一ネットワークシステム内に構築するために必要な機能を有したコンソール、および該コンソールを用いたネットワークシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】 本コンソールは、被看護者の身辺に配置され、被看護者または看護者の動作に起因して出力信号を発信する看護用機器と、前記看護用機器からの出力信号を受信して被看護者の状態を把握する端末機器との間を信号伝達・制御するものである。このコンソールには、前記看護用機器からの出力信号を受信する無線受信器または/および有線受信器と、前記出力信号を端末機器に送信または伝送するために必要なナースコール接続ユニット、無線LANユニット、有線LANユニット、電話回線ユニット、USBユニットのうち、少なくとも1以上が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本考案は、一人暮らしの高齢者等の安否確認を行う看護ネットワークシステムに用いるコンソールと、そのコンソールを用いた看護ネットワークシステムに関するものである。
現在、日本においては少子高齢化や核家族化が進展している。厚生省人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(平成10年10月推計)」によれば、西暦2010年には65歳以上の高齢者のいる世帯の約半数が高齢者単独または高齢者夫婦のみの世帯になるといわれており、今後益々この比率が増加することが予想されている。このような高齢者単独または高齢者夫婦のみの世帯で在宅看護を行う場合、現状では格別な対応策が講じられておらず、大きな社会問題となっている。
在宅被看護者の看護は、これまでの社会慣習からすれば、被看護者の家族が面倒を看るのが最も自然であり、且つ、経済的である。しかしながら、核家族化が進展している現状では、被看護者の家族が常に身近にいて面倒を看るということは難しい。また、団塊の世代が高齢者となったこともあり、高齢者の数が爆発的に増加したことで、在宅看護ヘルパーの増員も全く追いついていない状況にある。そのため、看護ヘルパー1人が担当する在宅被看護者数が増加して、前記看護ヘルパーの精神的、身体的負担が増加している。さらに、ヘルパーの在宅看護については、今後数年以内にヘルパーの業務範囲が拡大され、点滴や服薬への対応が認められることが予想されている。
在宅被看護者に対する看護機器およびシステムについて様々なものが提供されている。例えば、本考案者は、被看護者の居室または身辺に設置する離床センサとして、荷重検知センサ(特許文献1参照)、コードレス荷重検知センサ(特許文献2参照)、寝具から人が離床したことを識別する識別装置(特許文献3参照)、枕センサ(特許文献4参照)、トイレセンサ(特許文献5参照)、コードレス赤外線センサ(特許文献6参照)を提供している。また、被看護者の生活補助機器として、多機能スイッチ(特許文献7参照)、生活リズム報知器(特許文献8参照)、服薬管理装置(特許文献9参照)を提供している。さらに、点滴関連装置としては、点滴異常報知装置(特許文献10参照)、点滴終了報知方法およびその装置(特許文献11参照)を提供している。
実用新案登録第3170396号公報 特許登録第4414465号公報 実用新案登録第3166882号公報 実用新案登録第3144892号公報 実用新案登録第3171488号公報 特許登録第4674250号公報 実用新案登録第3170867号公報 実用新案登録第3170918号公報 実用新案登録第3171265号公報 特開2011−183140号公報 特開2005−224418号公報
前記の離床センサ、生活補助機器および点滴関連装置の導入は、被看護者の介護レベルや看護者の希望により選択される。例えば、離床センサを単独で導入した場合は、該離床センサを用いたネットワークシステムを問題なく構築することができる。ところが、離床センサと生活補助機器を同時に導入したときや、離床センサ、生活補助機器および点滴関連装置を同時に導入したときは、複数のコンソールを必要とする場合があった。
本考案は、前記課題を解決するためになされたものであり、前記の離床センサ、生活補助機器および点滴関連装置を同一ネットワークシステム内に構築するために、必要な機能を有したコンソールおよび該コンソールを用いたネットワークシステムを提供することを目的としている。
本考案の請求項1に記載のコンソールは、被看護者の身辺に配置され、被看護者または看護者の動作に起因して出力信号を発信する看護用機器と、前記看護用機器からの出力信号を受信して被看護者の状態を把握する端末機器との間を信号伝達・制御するコンソールである。このコンソールには、前記看護用機器からの出力信号を受信する無線受信器または/および有線受信器と、前記出力信号を端末機器に送信または伝送するために必要なナースコール接続ユニット、無線LANユニット、有線LANユニット、電話回線ユニット、USBユニットのうち、少なくとも1以上が設けられている。
このようにすれば、現在、看護用機器と端末機器を中継するシステム毎に設置していたコンソールを、複数種類の看護用機器から出力される出力信号を1台のコンソールで複数種類の端末機器に信号伝達・制御することが可能となり、被看護者の多様な看護形態にきめ細かく対応することができる。また、コンソールを1台とすることにより、ネットワークシステム構築の簡略化、小スペース化およびコストダウンを図ることができる。
本考案の請求項2〜4に記載のコンソールは、前記看護用機器から受信した出力信号を記憶する記憶手段と、この出力信号を前記端末機器に送信する送信手段を備えており、前記看護用機器と前記端末機器間の通信状態を監視する監視手段が設けられている。この監視手段は、前記看護用機器と前記端末機器間が通信中であると判定したとき、出力信号の送信を禁止する禁止手段を備えている。前記監視手段は、前記看護用機器と前記端末機器間が通信中であると判定したとき、前記看護用機器から発信された出力信号を受信する受信手段と、前記看護用機器と前記端末機器間の通信が終了したときに、前記端末機器に出力信号を発信する応答手段を備えている。
この構成によれば、複数の看護用機器を接続したネットワークシステムを構築した場合、夫々の看護用機器から出力された出力信号は、前記コンソールで信号伝達・制御されて、受信順に端末機器にデータ送信される。すなわち、コンソールに設けられているマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)の監視手段が、前記看護用機器と前記端末機器間が通信中であると判定したとき、後着の出力信号の端末機器への送信を禁止して、受信手段に一次的に保存し、前記看護用機器と前記端末機器間の通信が終了したときに、前記受信手段に一次的に保存した出力信号を前記端末機器に発信する応答手段を備えている。これにより、看護用機器から出力された出力信号は、混乱することなくコンソールで制御されて、コンソールへの到着順に端末機器に順次送信することができる。
本考案の請求項5に記載のコンソールには、前記看護用機器である離床センサ、赤外線検知センサ、点滴異常検知センサ、多機能呼出スイッチ、生活リズム報知器、トイレセンサ、服薬管理装置のうち、少なくても1以上の接続が可能となっている。これによれば、被看護者の介護レベルに対応したきめ細かい看護を行うことができる。
本考案の請求項6に記載のコンソールを用いたネットワークシステムは、被看護者の身辺に配置され、被看護者または看護者の動作に起因して出力信号を発信する看護用機器と、前記看護用機器からの出力信号を受信して被看護者の状態を把握する端末機器であるナースコール装置と、前記看護用機器と前記ナースコール装置の間を信号伝達・制御する前記コンソールで構成されている。これによれば、看護者は被看護者が看護されている建物内だけでなく建物外や街中にいても、被看護者の動向を迅速且つ的確に把握して、必要な対応をすることができる。
本考案の請求項7に記載のコンソールを用いたネットワークシステムは、被看護者の身辺に配置され、被看護者または看護者の動作に起因して出力信号を発信する看護用機器と、前記看護用機器からの出力信号を受信して被看護者の状態を把握する端末機器である携帯端末または/および固定端末と、前記看護用機器と前記携帯端末の間を信号伝達・制御する前記コンソールで構成されている。これによれば、看護者は、固定電話だけでなく各種携帯電話で被看護者の動向を迅速且つ的確に把握して必要な対応をすることができる。
本考案のコンソールによれば、複数種類の看護用機器から出力される出力信号を1台のコンソールで複数種類の端末機器に信号伝達・制御することが可能となるので、被看護者の多様な看護形態にきめ細かく対応することが可能となる。また、コンソールを1台とすることにより、ネットワークシステム構築の簡略化、小スペース化およびコストダウンを図ることができる。
本考案のコンソールを用いて、複数の看護用機器を接続したネットワークシステムを構築すれば、このコンソールに設けられているマイコンの監視手段が、前記看護用機器と前記端末機器間が通信中であると判定したとき、後着の出力信号の端末機器への送信を禁止して、受信手段に一次的に保存し、前記看護用機器と前記端末機器間の通信が終了したときに、前記受信手段に一次的に保存した出力信号を前記端末機器に発信する応答手段を備えており、看護用機器から出力された出力信号は、混乱することなくコンソールで制御されて、コンソールへの到着順に端末機器に順次送信することができる。
本考案のコンソールによれば、前記看護用機器は、離床センサ、赤外線検知センサ、点滴異常検知センサ、多機能呼出スイッチ、生活リズム報知器、トイレセンサ、服薬管理装置のうち、少なくても1以上の接続が可能であるため、被看護者の介護レベルに対応したきめ細かい看護を行なうことができる。
本考案のコンソールを用いたネットワークシステムは、看護者は被看護者が看護されている建物内だけでなく建物外や街中にいても、また、固定電話だけでなく各種携帯電話で被看護者の動向を迅速且つ的確に把握して必要な対応をとることができる。
本考案のコンソールのブロック図である。 本考案のコンソールのマイクロコンピュータのシステム構成図である。 本考案のコンソールを用いたネットワークシステム構成図である。 本考案に用いる離床センサの概要図である。 本考案に用いるコードレス離床センサの概要図である。 本考案に用いる寝具から人が離床したことを識別する識別装置の概要図である。 本考案に用いる枕センサの概要図である。 本考案に用いるトイレセンサの概要図である。 本考案に用いる赤外線検知センサの概要図である。 本考案に用いる多機能呼出スイッチの概要図である。 本考案に用いる生活リズム報知器の概要図である。 本考案に用いる服薬管理装置の概要図である。 本考案に用いる点滴異常報知装置の概要図である。
以下、本考案の実施形態について、図面に基づき詳細に説明する。コンソールはIT用語辞典によれば、コンピューターの操作に用いる入出力装置の一式のことであり、例えば、パソコンにおいてはユーザーが使用する端末である表示装置と入力装置を一括してコンソールと呼ぶ。一方、本考案においてコンソールとは、被看護者の身辺に配置され、被看護者または看護者の動作に起因して出力信号を発信する看護用機器と、この看護用機器からの出力信号を受信して被看護者の状態を把握する端末機器との間を、信号伝達・制御する装置と定義する。
図1は、本考案のコンソールのブロック図である。このコンソール1は、合成樹脂等で形成された筐体に前記看護用機器からの出力信号17を受信する無線受信器3または/および有線受信器4が組み込まれており、前記出力信号17を端末機器に送信するためのナースコール接続ユニット5、無線LANユニット6、有線LANユニット7、電話回線ユニット8またはUSBユニット9とのうち少なくとも1以上のユニットが組み込まれている。
一方、コンソール1自体から直接被看護者および被看護者の近傍にいる看護者に応答する機器として、マイク(マイクロフォン)10、スピーカー11、ブザー12、表示器13、電源表示ランプ14および操作パネル15が設けられており、コンソール1の電源は乾電池または充電池16(DC電源)を用いている。なお、AC電源とDC電源の2電源方式とすることも可能である。また、これらの入出力機器を制御するためにマイコン2が組み込まれている。
無線受信器3は前記看護用機器から発信された出力信号17を受信し、その出力信号17をマイコン2に伝送するものである。この出力信号17はセンサの作動時間中(例えば、押しボタンを押している間、離床センサを足で踏んでいる間など)だけ閉となる接点信号である。なお、無線受信器3に加えて有線受信器4を併設してもよく、有線受信器4のみとすることも当然可能である。
前記ナースコール接続ユニット5にはジャックが設けられており、該ジャックと被看護者のベッド近傍に設置されているナースコール接続ジャック間をナースコール接続ケーブルで接続すれば、ナースコールシステムに接続することができる。このナースコールシステムを通じて、看護者等が予めコンソールに登録した携帯電話50にメッセージ(例えば、看護用機器ID,異常発生を示す警告文のテキストメッセージ、音声合成装置等を利用したボイスメッセージ等。以下同様)を送信するものである。
無線LANユニット6は、前記出力信号17をマイコン2から無線LANルーターに無線送信するものであり、インターネットを通じて看護者等が予めコンソールに登録した携帯電話50に前記メッセージを送信するものである。
LANユニット7はLANカードまたはLANボードであり、これにLANケーブルを接続して、LAN接続された端末機器を通じて看護者等が予めコンソールに登録した携帯電話50に前記メッセージを送信するものである。
電話回線ユニット8には内蔵用PCIモデム等が組み込まれており、これに一般電話回線を接続して、看護者等が予めコンソールに登録した携帯電話50に前記メッセージを送信するものである。なお、内蔵用PCIモデムに変えてソフトモデムを用いてもよい。ソフトモデムは、モデム側のハードウエアを簡略化し、マイコン側のCPUで処理の多くを行うものである。
USBユニット9は、USB端子をもったインターネットカード,例えば、WiMAX(商標登録)、WiCOM(商標登録)等が提供しているものを挿入することで、インターネットに接続された端末機器を通じて看護者等が予めコンソールに登録した携帯電話50に前記メッセージを送信するものである。
マイク10は、被看護者と看護者が会話をするための機器であり、被看護者がマイク10に向かって喋ると、その音声が増幅器で増幅されて看護者に届くようになっている。一方、スピーカー11は、被看護者と遠隔地にいる看護者が会話をするための機器で、看護者が喋る音声が増幅器で増幅されて被看護者に聞こえるようになっている。
ブザー12は電子ブザーであり、被看護者の行動(例えば、ベッドから降りる)を、被看護者の近傍(例えば、居宅)にいる看護者に知らせるために設けられている。すなわち、後述する看護用機器は被看護者の行動をセンサが検知したときに出力信号17を発信し、無線受信器3等を通じてマイコン2に伝送する。このマイコン2は各種端末機器に前記メッセージを送信すると同時に、被看護者の近傍にいる看護者にも電子音(例えば、ピーピーピー)で被看護者の行動を報知するものである。
表示器13は、LEDまたはLCDで表示されており、例えば、数字4桁と英字3桁より構成されている。数字は看護用機器の接続情報、英字は端末機器の接続情報を表示するものである。なお、数字4桁と英文字3桁の表示桁数は適宜設計変更することができる。
電源表示ランプ14は、コンソール1の電源をONにすると点灯し、OFFにすると消灯するもので、電源表示ランプ14の点灯によりコンソール1の稼動を確認することができる。
操作パネル15は、コンソール1の電源ON/OFFスイッチ、看護用機器スイッチ、端末機器スイッチが夫々設けられている。
図2は、コンソールに組み込まれたマイコンのシステム構成図である。図2において想像線で囲まれた部分がマイコン2であり、21は記憶手段、22は表示手段、23は監視手段、24は受信手段、25は禁止手段、26は応答手段、27は送信手段、28は増幅手段である。以下にマイコン2の作用について説明する。
被看護者の居室に設置してある看護用機器(例えば、離床センサ40)から最初の出力信号17が発信されると、この出力信号17は記憶手段21に記憶されると共に、監視手段23は看護用機器と端末機器の間が通話中か否かを調べ、通話中でなければ前記出力信号17を通過させて端末機器(例えば、看護者等が予めコンソールに登録した携帯電話50。以下同じ)に前記メッセージが送信される。このメッセージは、前記したように、看護用機器ID,異常発生を示す警告文のテキストメッセージ、音声合成装置等を利用したボイスメッセージ等が送信される。これにより、看護者は被看護者と携帯電話50で応答することができる。
被看護者の居室に設置してある看護用機器(例えば、服薬管理装置47)から2番目の出力信号17が発信されると、この出力信号17は記憶手段21に記憶されると共に、監視手段23は看護用機器と端末機器の間が通話中か否かを調べ、通話中でなければ前記出力信号17を通過させて、端末機器に前記メッセージが送信される。なお、記憶手段21で記憶された出力信号17は、所定記憶容量を超えると古いものから順次削除される。
一方、監視手段23は看護用機器と端末機器の間が通話中と判断すると、出力信号17を受信手段24で一時的に受信すると共に、前記出力信号17を端末機器に送信することを禁止手段25で禁止する。
監視手段23は、前記看護用機器と端末機器間の通話が終了すると、受信手段24で受信した出力信号17を応答手段26に送信し、この応答手段26は送信手段27を経由して、端末機器にメッセージを送信する。
表示手段22は、コンソール1に設けられた表示器13に信号を送るもので、看護用機器と端末機器の接続情報を表示するものである。前記表示器13は、LEDまたはLCDで英数字が表示されており、図1に示すように看護用機器は数字4桁で表示し、端末機器は英字3桁で表示している。例えば、離床センサ40が出力信号17を出すと数字「1」が点灯し、これに端末機器(携帯電話50)で応答すると英字「A」が点灯する。離床センサ40と携帯電話50が応答中に服薬管理装置47が出力信号17を出すと、数字「1」の点灯に加えて「2」が点灯する。次に、離床センサ40の応答が終了すると数字「1」が消灯し、数字「2」のみが点灯を継続する。
増幅手段28は、音声信号を増幅する装置であり、看護用機器と端末機器間で音声通話がされているときに、スピーカー11およびマイク10に対して音声を増幅して聞こえ易くするものである。
図3は、本考案のコンソールを用いたネットワークシステム構成図である。看護用機器として、離床センサ40、コードレス離床センサ41、枕センサ42、トイレセンサ43、赤外線検知センサ44、多機能呼出スイッチ45、生活リズム報知器46、服薬管理装置47、点滴異常検知センサ48のいずれか1以上が設置されており、この看護用機器から出力される出力信号17が有線または無線でコンソール1の無線受信器3または有線受信器4に送信される。コンソール1には、前記出力信号17を端末機器に送信するための、ナースコール接続ユニット5、無線LANユニット6、LANユニット7、電話回線ユニット8、USBユニット9のうち、少なくとも1以上が設けられている。したがって、コンソール1に設けられたマイコン2でこの出力信号17を制御・演算して、そのメッセージをナースコール接続ユニット5、無線LANユニット6、LANユニット7、電話回線ユニット8、USBユニット9のうち、いずれかの手段でインターネットに接続して、看護者が携帯する携帯電話50にメッセージを送信し、これにより看護者は被看護者と応答することが可能となる。
前記看護用機器の種類として、次のようなものがある。図4は離床センサの実施形態を示す有線式離床センサの概要図である。離床センサ40は、被看護者がベッドから降りて、シート面を足で踏むとセンサが作動するように構成されており、ガスバリア性、柔軟性および耐水性を有する材料で形成された袋体内部に、合成樹脂製の硬質平板よりなる上部板と下部板が、所定間隙を設けて対向して配置されている。この上部板と下部板の間隙には、この間隙を保持するために設けられた弾性体と、薄型スイッチが設けられている。上部板に荷重がかかっていないときは、上部板の下面と該スイッチの先端が離間しており、上部板に被看護者の荷重がかかったときは、上部板が下側に下がり、上部板の下面とスイッチの先端が接触して電気的に閉となる。このスイッチの信号は、リード線を通じて信号取出部から送信され、披看護者がベッドから離床等したことを、看護者が携帯している携帯電話に知らせるものである。
図5は、離床センサの他の実施形態を示すコードレス離床センサの概要図である。コードレス離床センサ41は、被看護者がベッドから降りて、シート面を足で踏むとセンサが作動するように構成されており、柔軟性と耐水性を有し、全周縁は空気が漏洩しないように密閉して、シート状に形成された袋体の内部に、所定間隙を保持し対向して配置された一対の電極板と、該電極板に設けられた電極と、該電極からの接点信号を検出して無線送信する無線送信部とが組込まれている。
図6は、離床センサの他の実施形態を示す、寝具から人が離床したことを識別する識別装置の概要図である。この識別装置は、被看護者がベッドから降りて、シート面を足で踏むとセンサが作動するように構成されており、センサと本体部からなり、前記センサは、インダクタンスL成分、キャパシタンスC成分および抵抗R成分を有してLCR発振回路として機能するコイル状素子を有し、前記本体部は、前記センサの反応に基づいて異なった発振周波数を発振する発振回路部と、該発振回路部の発振周波数を予め設定された基準値と比較する比較部および設定部と、該比較部における比較結果に基づき所定の信号を出力する制御部とよりなる識別装置である。
図7は、離床センサの他の実施形態を示す枕センサの概要図である。枕センサ42は、被看護者が頭を枕から上げるとセンサが作動するように構成されており、少なくともセンサを構成する袋体の一部が枕の下に敷かれて使用される離床センサであって、該離床センサはガスバリア性を有し折り曲げ可能なシート状の袋体と、該袋体の外面または内面に配置された無線送信器2からなり、被看護者等が枕から離間したときに、センサがそれを検知して検出信号を無線送信器に伝送し、該無線送信器はセンサから伝送されてきた検出信号を遠隔地に無線送信する。
図8は、離床センサの他の実施形態を示すトイレセンサの概要図である。トイレセンサ43は、被看護者が便座から立ち上がるとセンサが作動するように構成されており、逆L字形に形成された袋体の平面内部にセンサが設けられており、このセンサは、荷重によって作動するスイッチと、該スイッチからの信号を取出すための信号取出部から構成されている。前記袋体は、可撓性があり耐水性と防汚性を有する金属等を用いて、便器のリムの形状に合わせて成形している。前記袋体の垂下内部には、信号取出部からの信号を無線送信する無線送信器が設けられており、垂下外部の便器本体と対向する面には、着脱自在な係止手段5が設けられている。
図9は、赤外線検知センサの実施形態を示す概要図である。赤外線検知センサ44は、ベッドや部屋の出入口に設置して、被看護者が赤外線センサを遮断することによって被看視者を検知し、被看視者が検知されたことを報知器へ無線で報知するようにしたコードレス赤外線センサであり、被看視者を検知する複数の赤外線センサと、前記複数の赤外線センサの検知時間を設定する時間設定スイッチと、前記複数の赤外線センサが設定時間以上被看視者を検知したときに、作動信号を送信機に伝送する制御回路と、前記制御回路から伝送された作動信号を報知器へ無線送信する送信機と、前記機器類を駆動する電池とを備えている。
図10は、多機能呼出スイッチの概要図である。多機能呼出スイッチ45は、被看護者の手元に置き、家族や看護ヘルパーを呼ぶために使用するもので、押しボタンスイッチを押す、大声を出す等により作動する。インターホン親機やナースコール親機との通信も可能であり、押しボタンスイッチおよびマイクを設けた多機能呼出スイッチに、呼気スイッチ、まばたきスイッチ、エヤースイッチ、ピエゾスイッチまたは生体信号スイッチ等の特殊呼出装置の入力端子を設けている。これにより、既存の各種特殊呼出装置がインターホン親機やナースコール親機等と通信可能な子機として容易に使用することができる。
図11は、生活リズム報知器の概要図である。生活リズム報知器46は、起きる、食事をする、洗濯をする、挨拶をする、寝る等の生活リズムを被看護者に報知することにより、生活習慣を意識付けするものである。所定形状の筐体に、一日の行動を報知する報知時間の設定及び時間表示が可能な時計部、音声の録音と再生が可能で音声及び表示灯で行動を促す報知部、時間設定と音声設定を行う操作部、各機器を制御する制御部及び電源が組込まれている。報知設定時刻に、その行動を促すための音声報知及び表示灯が点滅する。被看護者は、前記報知を聞き逃しても、表示灯が点滅しているので、当該表示灯を押して再生することができる。また、この生活リズム報知器にはインターネットカメラが装着されており、インターホン装置やナースコールシステムに組み込んで、被看護者を看護することができる。
図12は、服薬管理装置の概要図である。服薬管理装置47は、被看護者に薬の服用時刻と飲む薬を知らしめるための表示をするものである。報知容器本体に、1回に服用する薬を収納可能な薬箱が複数個設けられており、服薬時間の設定および時間表示が可能な時計部と、音声の録音と再生が可能で音声および表示灯で服薬報知および薬飲み忘れ報知を行う報知部と、時間設定および音声設定を行う操作部と、前記薬箱の出し入れを感知するセンサおよび制御部より構成されている。服薬設定時間になると、服薬を促すための音声報知および服薬対象となる薬箱に対応して設けられた表示灯が点滅し、当該表示灯が点滅している薬箱を引き出すか報知停止スイッチを押すまでは点滅が継続される。
図13は、点滴異常放置装置の概要図である。点滴異常放置装置48は、被看護者が点滴用チューブの抜去や点滴終了を検知するものである。点滴部位の近傍に巻着して点滴用チューブを保持するベルトに、該ベルトが外れた時または該ベルトに取り付けられた点滴用チューブを挟持するホルダーが外れた時に作動するセンサが設けられた保持帯と、前記センサからの信号を受信して点滴に異常があることをコンソールを中継して離れた場所に報知する。前記センサからの信号は有線または無線でコンソールに送信する。また、前記コンソールには点滴所要時間を任意に設定することができる時間設定手段を設けることができる。
本考案は、主として一人暮らしの高齢者等の安否確認を行う在宅看護ネットワークシステムに適用することができる多機能なコンソールであるが、これに限定されるものではなく、病院、看護施設等においても、広く適用することが可能なコンソールおよび看護ネットワークシステムである。
1 コンソール
2 マイコン
3 無線受信器
4 有線受信器
5 ナースコール接続ユニット
6 無線LAN接続ユニット
7 LANユニット
8 電話回線接続ユニット
9 USBユニット
10 マイク
11 スピーカー
12 ブザー
13 表示器
14 電源表示ランプ
15 操作パネル
16 充電器
17 出力信号
21 記憶手段
22 表示手段
23 監視手段
24 受信手段
25 禁止手段
26 応答手段
27 送信手段
28 増幅手段
40 離床センサ
41 コードレス離床センサ
42 枕センサ
43 トイレセンサ
44 赤外線検知センサ
45 多機能呼出スイッチ
46 生活リズム報知器
47 服薬管理装置
48 点滴異常検知センサ
50 携帯電話

Claims (7)

  1. 被看護者の身辺に配置され、被看護者または看護者の動作に起因して出力信号を発信する看護用機器と、前記看護用機器からの出力信号を受信して被看護者の状態を把握する端末機器との間を信号伝達・制御するコンソールであって、
    このコンソールは、前記看護用機器からの出力信号を受信する無線受信器または/および有線受信器と、前記出力信号を端末機器に送信するための、ナースコール接続ユニット、無線LANユニット、LANユニット、電話回線ユニット、USBユニットのうち、少なくとも1以上が設けられていることを特徴とするコンソール。
  2. 前記コンソールは、前記看護用機器から受信した出力信号を記憶する記憶手段と、この出力信号を前記端末機器に送信する送信手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のコンソール。
  3. 前記コンソールは、前記看護用機器と前記端末機器間の通信状態を監視する監視手段が設けられており、この監視手段は、前記看護用機器と前記端末機器間が通信中であると判定したとき、出力信号の送信を禁止する禁止手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンソール。
  4. 前記監視手段は、前記看護用機器と前記端末機器間が通信中であると判定したとき、前記看護用機器から発信された出力信号を受信する受信手段と、前記看護用機器と前記端末機器間の通信が終了したときに、前記端末機器に出力信号を発信する応答手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載のコンソール。
  5. 前記看護用機器は、離床センサ、赤外線検知センサ、点滴異常検知センサ、多機能呼出スイッチ、生活リズム報知器、トイレセンサ、服薬管理装置のうち、少なくても1以上が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンソール。
  6. 被看護者の身辺に配置され、被看護者または看護者の動作に起因して出力信号を発信する看護用機器と、前記看護用機器からの出力信号を受信して被看護者の状態を把握する端末機器であるナースコール装置と、前記看護用機器と前記ナースコール装置の間を信号伝達・制御する前記コンソールで構成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のコンソールを用いた看護ネットワークシステム。
  7. 被看護者の身辺に配置され、被看護者または看護者の動作に起因して出力信号を発信する看護用機器と、前記看護用機器からの出力信号を受信して被看護者の状態を把握する端末機器である携帯端末または/および固定端末と、前記看護用機器と前記端末の間を信号伝達・制御するコンソールで構成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のコンソールを用いた看護ネットワークシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018025969A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 コニカミノルタ株式会社 被監視者監視システムの中央処理装置および中央処理方法ならびに被監視者監視システム

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