JP3069165B2 - 演算増幅回路 - Google Patents

演算増幅回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は演算増幅回路に係り、詳
しくはMOSトランジスタを用いた演算増幅回路に関す
る。
【0002】演算増幅回路は高入力インピーダンス、高
出力であることから、デジタル・アナログ変換器、例え
ばRー2Rラダー抵抗型のデジタル・アナログ変換器の
出力段に使用されている。ところで、このデジタル・ア
ナログ変換器においては入力電圧の変化に対する出力の
保証範囲が大きいことが重要である。そのため、デジタ
ル・アナログ変換器に使用される演算増幅回路は入力電
圧に対する出力電圧の直線性の保証範囲の拡大が要求さ
れている。
【0003】
【従来の技術】従来、Rー2Rラダー抵抗型のデジタル
・アナログ変換器はその出力段に高入力インピーダン
ス、高出力電流に優れた演算増幅回路(以下、オペアン
プという)が使用されている。そして、デジタル・アナ
ログ変換器もIC化及び低消費電力化に伴いオペアンプ
はCMOSトランジスタにて構成されている。このCM
OSタイプのオペアンプはその差動増幅回路部の入力ト
ランジスタをエンハンスメント型NチャネルMOSトラ
ンジスタにて構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンハ
ンスメント型NチャネルMOSトランジスタはゲート入
力がスレッシホールド電圧Vth以下の電圧のときにはオ
フする。従って、デジタル・アナログ変換器のアナログ
変換回路部が0ボルト〜基準電圧の範囲でアナログ出力
(以下、オペアンプに対してアナログ入力信号という)
を出力する場合、オペアンプは0ボルト〜スレッシホー
ルド電圧Vthのアナログ入力信号に対して入力トランジ
スタがオフするため、正常な入力電圧に対する出力電圧
を出力することができない。つまり、CMOSタイプの
オペアンプにおいて、差動増幅回路部の入力トランジス
タにエンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタ
を使用している場合には、アナログ入力信号の電圧が低
い側では入力電圧に対する出力電圧の直線性は保証され
ない。その結果、デジタル・アナログ変換器において、
入力電圧が低い側では正確なアナログ変換ができず、入
力電圧に対する出力電圧の保証範囲が限定されていた。
【0005】また、CMOSタイプのオペアンプにおい
ては差動増幅回路部の入力トランジスタをデプレッショ
ン型NチャネルMOSトランジスタで構成したものがあ
る。このタイプのオペアンプにおいては、オペアンプの
電源電圧付近のレベルのアナログ入力信号が入力された
時、デプレッション型NチャネルMOSトランジスタの
ソース・ドレイン間の電位がなくなる。従って、アナロ
グ出力電圧の高い側では飽和して入力電圧に対する出力
電圧の直線性は保証されなくなる。その結果、デジタル
・アナログ変換器において、入力電圧が高い側では正確
なアナログ変換ができず、入力電圧に対する出力電圧の
保証範囲が限定されていた。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は入力電圧に対する出力電
圧の直線性を良好にし、入力電圧の変化に対する出力電
圧の保証範囲を拡大することができ、例えばデジタル・
アナログ変換器等に使用した場合に精度の高いアナログ
変換を可能にすることができる演算増幅回路を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。差動増幅回路部1はソース端子が互いに接続
された一対の第1導電型MOSトランジスタT20,T
21とで構成され、その一対の第1導電型MOSトラン
ジスタT20,T21のドレイン端子側はカレントミラ
ー回路部2を介して高圧電源側VCCに接続されている。
また、一対の第1導電型MOSトランジスタT20,T
21に対して低圧電源側には定電流回路部3が接続され
ている。
【0008】出力回路部4は第2導電型MOSトランジ
スタT22とその第2導電型MOSトランジスタT22
のドレイン出力端子に接続された定電流回路5とから構
成されている。第2導電型MOSトランジスタT22の
ゲート入力端子は前記一方の第1導電型MOSトランジ
スタT20のドレイン出力端子に接続されている。
【0009】第1の電圧変換回路6は前記一方の第1導
電型MOSトランジスタT20のゲート入力端子に接続
され、アナログ入力電圧VINをその第1導電型MOSト
ランジスタT20の線形動作可能な範囲に電圧変換す
る。第2の電圧変換回路7は前記他方の第1導電型MO
SトランジスタT21のゲート入力端子に接続され、帰
還電圧VOUT をその他方の第1導電型MOSトランジス
タT21の線形動作可能な範囲に電圧変換する。
【0010】
【作用】本発明によれば、差動増幅回路部1における一
方の第1導電型MOSトランジスタT20のゲート入力
端子に入力されるアナログ入力電圧VINは、第1の電圧
変換回路6にてその第1導電型MOSトランジスタT2
0の線形動作可能な範囲に電圧変換されて入力される。
従って、差動増幅回路部1の一方の第1導電型MOSト
ランジスタT20はアナログ入力電圧VINの全範囲にお
いて線形動作可能となる。
【0011】一方、他方の第1導電型MOSトランジス
タT21のゲート入力端子に入力される帰還電圧VOUT
は、第2の電圧変換回路7にてその第1導電型MOSト
ランジスタT21の線形動作可能な範囲に電圧変換され
て入力される。従って、この他方の第1導電型MOSト
ランジスタT21は帰還電圧VOUT の全範囲において線
形動作可能となる。
【0012】その結果、アナログ入力電圧VINの全範囲
において、演算増幅回路はその入力電圧VINに対する出
力電圧VOUT の直線性が保たれる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図2に
従って説明する。差動増幅回路部11は非反転側のNチ
ャネルMOSトランジスタ(以下NMOSトランジスタ
という)T1と反転側NMOSトランジスタT2は互い
にソース端子を結合して構成されている。両NMOSト
ランジスタT1,T2はともにエンハンスメント型(以
下、Enh型という)のNMOSトランジスタであって、
両NMOSトランジスタT1,T2のソース端子にはE
nh型NMOSトランジスタT3,T4のバイアス回路と
ともに定電流回路部12を構成するEnh型NMOSトラ
ンジスタT5のドレイン端子が接続されている。また、
Enh型NMOSトランジスタT5のソース端子はグラン
ドに接続されている。
【0014】前記Enh型NMOSトランジスタT1,T
2はそのドレイン端子にカレントミラー回路部13を介
して電源VCCに接続されている。カレントミラー回路部
13はEnh型のPチャネルMOSトランジスタ(以下、
PMOSトランジスタという)T6,T7とから構成さ
れ、両Enh型PMOSトランジスタT6,T7のドレイ
ン端子はそれぞれ対応するEnh型NMOSトランジスタ
T1,T2のドレイン端子に接続されているとともに、
両Enh型PMOSトランジスタT6,T7のゲート端子
は互いに接続されている。また、反転側のEnh型PMO
SトランジスタT7のゲート端子は反転側Enh型NMO
SトランジスタT2のドレイン端子に接続されている。
【0015】前記非反転側Enh型NMOSトランジスタ
T1はそのドレイン端子が出力回路部14に接続されて
いる。出力回路部14はEnh型PMOSトランジスタT
8と定電流回路を構成するEnh型NMOSトランジスタ
T9及び位相補償用のコンデンサCとから構成されてい
る。Enh型PMOSトランジスタT8はそのソース端子
が電源VCCに接続され、ドレイン端子がEnh型NMOS
トランジスタT9のドレイン端子に接続されている。ま
た、Enh型PMOSトランジスタT8のゲート端子は前
記非反転側Enh型NMOSトランジスタT1のドレイン
端子に接続され、差動増幅回路部11からの出力電圧V
out1を入力し、Enh型PMOSトランジスタT8のドレ
イン端子からその出力電圧VOUT を出力するようになっ
ている。そして、本実施例では、非反転側Enh型NMO
SトランジスタT1のゲート端子に後記するスレッシホ
ールド電圧Vthに相当する入力電圧Vin1 が入力された
ときの出力電圧Vout1でEnh型PMOSトランジスタT
8はカットオフ状態で、以後、出力電圧Vout1が減少す
るにつれて(即ち、入力電圧Vin1 がスレッシホールド
電圧Vthから上昇するにつれて)オンしドレイン電流は
線形に増加するようになっている。従って、Enh型PM
OSトランジスタT8のドレイン端子から出力される出
力電圧VOUT はゲート端子に入力される出力電圧Vout1
に対して0〜VCCボルトの間で線形に変化するようにな
っている。
【0016】前記Enh型NMOSトランジスタT9はそ
のソース端子がグランドに接続され、ゲート端子が前記
Enh型NMOSトランジスタT3,T4の接続点に接続
されて定電流回路を構成している。コンデンサCはEnh
型PMOSトランジスタT8のケード・ドレイン端子間
に接続され、差動増幅回路部11の非反転側Enh型NM
OSトランジスタT1のゲート端子に入力される入力電
圧Vin1 に対する出力電圧(帰還電圧)VOUT の位相を
補償している。
【0017】前記非反転側Enh型NMOSトランジスタ
T1のゲート端子は第1の電圧変換回路部15を介して
アナログ入力電圧VINを入力する。第1の電圧変換回路
部15はディプレッション型(以下、Dep型という)の
NMOSトランジスタT10とEnh型NMOSトランジ
スタT11とから構成され、Dep型NMOSトランジス
タT10のゲート端子からアナログ入力電圧VINを入力
する。このDep型NMOSトランジスタT10はそのド
レイン端子が電源VCCに接続され、ソース端子がEnh型
NMOSトランジスタT11のドレイン端子及びゲート
端子並びに非反転側Enh型NMOSトランジスタT1の
ゲート端子に接続されている。また、Enh型NMOSト
ランジスタT11はそのソース端子がグランドに接続さ
れている。
【0018】このDep型NMOSトランジスタT10と
Enh型NMOSトランジスタT11とは分圧回路を構成
していて、アナログ入力電圧VINが0ボルト〜VCCの範
囲で変動する場合において、そのアナログ入力電圧VIN
が0ボルトのとき、Dep型NMOSトランジスタT10
とEnh型NMOSトランジスタT11の接続点の分圧電
圧(非反転側Enh型NMOSトランジスタT1のゲート
端子に入力される入力電圧Vin1 )が非反転側Enh型N
MOSトランジスタT1のスレッシホールド電圧Vthよ
り少し高い電圧となるように予め設計されている。従っ
て、アナログ入力電圧VINに対する第1の電圧変換回路
部15の出力電圧、即ち入力電圧Vin1は図3に実線で
示すようにアナログ入力電圧VINの低い電圧側で大きく
圧縮された形となって、アナログ入力電圧VINの0〜V
CCボルトの範囲で直線的に変化する。その結果、入力電
圧Vin1 がVthより少し高い電圧からVCCの範囲で直線
的に変化するため、非反転側Enh型NMOSトランジス
タT1はカットオフすることなくVthより少し高い電圧
からVCCの範囲(即ち、アナログ入力電圧VINの0〜V
CCボルトの範囲)で直線的に動作することになる。
【0019】一方、前記反転側NMOSトランジスタT
2のゲート端子は第2の電圧変換回路部16を介して出
力回路部14のEnh型PMOSトランジスタT8のドレ
イン端子に接続され、出力回路部14の出力電圧(帰還
電圧)VOUT 入力する。第2の電圧変換回路部16は第
1の電圧変換回路部15と全く同一サイズの同一回路構
成であって、Dep型NMOSトランジスタT12とEnh
型NMOSトランジスタT13とから構成されている。
Dep型NMOSトランジスタT12はそのゲート端子に
帰還電圧VOUT が入力されるともに、そのドレイン端子
に電源VCCが印加されるようになっている。また、Dep
型NMOSトランジスタT12はそのソース端子がEnh
型NMOSトランジスタT13のドレイン端子及びゲー
ト端子並びに反転側Enh型NMOSトランジスタT2の
ゲート端子に接続されている。Enh型NMOSトランジ
スタT13はそのソース端子がグランドに接続されてい
る。
【0020】このDep型NMOSトランジスタT12と
Enh型NMOSトランジスタT13とは前記と第1の電
圧変換回路部15と同様に分圧回路を構成していて、帰
還電圧VOUT が0〜VCCボルトの範囲で変動する場合に
おいて、帰還電圧VOUT が0ボルトのとき、Dep型NM
OSトランジスタT12とEnh型NMOSトランジスタ
T13の接続点の分圧電圧(反転側Enh型NMOSトラ
ンジスタT2のゲート端子に入力される入力電圧Vin2
)が反転側Enh型NMOSトランジスタT2のスレッ
シホールド電圧Vthより少し高い電圧となるように予め
設計されている。そして、帰還電圧VOUT に対する第2
の電圧変換回路部16の出力電圧、即ち入力電圧Vin2
は前記図3で示した実線と同じとなり帰還電圧VOUT の
低い電圧側で大きく圧縮された形となって、帰還電圧V
OUT の0〜VCCボルトの範囲で直線的に変化する。その
結果、帰還電圧VOUT がVthより少し高い電圧からVCC
の範囲で直線的に変化するため、反転側Enh型NMOS
トランジスタT2はカットオフすることなくVthより少
し高い電圧からVCCの範囲(即ち、帰還電圧VOUT の0
〜VCCボルトの範囲)で線形的に動作することになる。
【0021】次に、上記のように構成した演算増幅回路
の作用について説明する。いま、第1の電圧変換回路部
15に0ボルトのアナログ入力電圧VINが入力されてい
るとき、Dep型NMOSトランジスタT10は動作状態
にあり、Enh型NMOSトランジスタT11との分圧電
圧(入力電圧Vin1 )は非反転側Enh型NMOSトラン
ジスタT1のスレッシホールド電圧Vthより少し高い電
圧となる。従って、非反転側Enh型NMOSトランジス
タT1はオン状態にあり、このとき同トランジスタT1
には最小のドレイン電流が流れる。そして、アナログ入
力電圧VINを0ボルトから上昇させると、Dep型NMO
SトランジスタT10のドレイン電流は増加し、前記分
圧電圧(入力電圧Vin1 )も線形的に増大する。この線
形的に増大する入力電圧Vin1 に対して非反転側Enh型
NMOSトランジスタT1のドレイン電流は線形的に流
れることになり、そのドレインの端子電圧(出力電圧V
in1 )は線形的に減少する。従って、差動増幅回路部1
1の非反転側Enh型NMOSトランジスタT1は第1の
電圧変換回路部15によって入力電圧Vin1 に対して、
即ちアナログ入力電圧VINの0〜VCCボルトの全範囲に
おいて線形に動作する。そして、アナログ入力電圧VIN
の変化に対して線形的に出力される出力電圧Vout1は出
力回路部14のEnh型PMOSトランジスタT8のゲー
ト端子に入力される。従って、出力回路部14のEnh型
PMOSトランジスタT8のドレイン端子から出力され
る出力電圧VOUT はアナログ入力電圧VINに相対した0
〜VCCボルトの範囲の電圧を出力する。
【0022】一方、第2の電圧変換回路部16に0ボル
トの帰還電圧(出力電圧VOUT )が入力されるとき、D
ep型NMOSトランジスタT12は動作状態にあり、E
nh型NMOSトランジスタT13との分圧電圧(入力電
圧Vin2 )は反転側Enh型NMOSトランジスタT2の
スレッシホールド電圧Vthより少し高い電圧となる。従
って、反転側Enh型NMOSトランジスタT2はオン状
態にあり、このとき同トランジスタT2には最小のドレ
イン電流が流れる。そして、帰還電圧(出力電圧VOUT
)が0ボルトから上昇するとDep型NMOSトランジ
スタT12のドレイン電流は増加し、前記入力電圧Vin
2 も線形的に増大する。この線形的に増大する入力電圧
Vin2 に対して、反転側Enh型NMOSトランジスタT
2のドレイン電流は線形的に流れ、そのドレインの端子
電圧は線形的に減少して前記出力電圧Vin1 に近づく。
従って、差動増幅回路部11の反転側Enh型NMOSト
ランジスタT2は第2の電圧変換回路部16によって入
力電圧Vin2 に対して、即ち帰還電圧(出力電圧VOUT
)の0ボルト〜VCCの全範囲において線形に動作す
る。
【0023】そして、帰還電圧(出力電圧VOUT )の変
化に対して線形的に出力されるそのドレインの端子電圧
はその時の前記出力電圧Vout1の値になる。つまり、こ
の演算増幅回路における差動増幅回路部11は増幅率1
の出力電圧Vout1を出力回路部14に出力する。
【0024】このように本実施例によれば、第1及び第
2の電圧変換回路15,16によって、差動増幅回路部
11の非反転及び反転側Enh型NMOSトランジスタT
1,T2はそれぞれのアナログ入力電圧VINまたは出力
電圧VOUT に対して全範囲において線形動作する。従っ
て、この演算増幅回路はアナログ入力電圧VINの全範囲
においてその入力電圧VINに対する出力電圧VOUT の直
線性が保たれる。その結果、例えばこの演算増幅回路を
R−2Rラダー抵抗型のデジタル・アナログ変換器等に
使用した場合に精度の高いアナログ変換を可能にするこ
とができる。
【0025】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば第1及び第2の電圧変換回路部1
5,16において使用されているEnh型NMOSトラン
ジスタT11,T13を抵抗にして実施してもよい。
【0026】また、前記実施例では差動増幅回路部11
の非反転及び反転側NMOSトランジスタT1,T2を
Enh型NMOSトランジスタとしたが、これをDep型の
NMOSトランジスタに代えて実施してもよい。この場
合、第1及び第2の電圧変換回路15,16は図4に示
すようにEnh型PMOSトランジスタT15とDep型N
MOSトランジスタT16とで構成し、Dep型NMOS
トランジスタT16のゲート端子からアナログ入力電圧
VIN(帰還電圧VOUT )を入力し、Enh型PMOSトラ
ンジスタT15とDep型NMOSトランジスタT16の
接続点の分圧電圧を入力電圧Vin1 (Vin2 )として出
力する。従って、入力電圧Vin1 (Vin2 )はアナログ
入力電圧VIN(帰還電圧VOUT )の0〜VCCボルトに対
して高い電圧側で大きく圧縮された形となって直線的に
変化する。その結果、入力電圧Vin1 (Vin2 )は0ボ
ルトからVCCより少し低い電圧の範囲で直線的に変化す
るため、差動増幅回路部11の非反転及び反転側Dep型
NMOSトランジスタをアナログ入力電圧VIN(帰還電
圧VOUT )で線形的に動作させることができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、入
力電圧に対する出力電圧の直線性を良好にし、入力電圧
の変化に対する出力電圧の保証範囲を拡大することがで
き、例えばデジタル・アナログ変換器等に使用した場合
に精度の高いアナログ変換を可能にすることができる優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例を示す演算増幅回路図であ
る。
【図3】アナログ入力電圧に対する入力電圧の関係を示
す図である。
【図4】ディプレッション型MOSトランジスタの演算
増幅回路に使用される第1及び第2の電圧変換回路の回
路図である。
【符号の説明】
1 差動増幅回路部 2 カレントミラー回路部 3 定電流回路部 4 出力回路部 6 第1の電圧変換回路 7 第2の電圧変換回路 T20〜T22 MOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/30 - 1/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の第1導電型MOSトランジスタ
    (T20,T21)が差動接続され、入力電圧を差動増
    幅する差動増幅回路部(1)と、 前記一対の第1導電型MOSトランジスタ(T20,T
    21)に対して高圧電源側(VCC)に接続されたカレン
    トミラー回路部(2)と、 前記一対の第1導電型MOSトランジスタ(T20,T
    21)に対して低圧電源側に接続された定電流回路部
    (3)と、 第2導電型MOSトランジスタ(T22)とその第2導
    電型MOSトランジスタ(T22)のドレイン出力端子
    に接続された定電流回路(5)とからなり、第2導電型
    MOSトランジスタ(T22)のゲート入力端子に対し
    て前記一対の第1導電型MOSトランジスタ(T20,
    T21)の一方の第1導電型MOSトランジスタ(T2
    0)のドレイン出力端子が接続され、第2導電型MOS
    トランジスタ(T22)のドレイン出力端子に対して前
    記一対の第1導電型MOSトランジスタ(T20,T2
    1)の他方の第1導電型MOSトランジスタ(T21)
    のゲート入力端子が接続された出力回路部(4)とから
    なり、前記一対の第1導電型MOSトランジスタ(T2
    0,T21)の一方の第1導電型MOSトランジスタ
    (T20)のゲート入力端子にアナログ入力電圧(VI
    N)を入力するとともに他方の第1導電型MOSトラン
    ジスタ(T21)のゲート入力端子に帰還電圧(VOUT
    )を入力し、第2導電型MOSトランジスタ(T2
    2)のドレイン出力端子から出力電圧(VOUT )を出力
    する演算増幅回路において、 前記一方の第1導電型MOSトランジスタ(T20)の
    ゲート入力端子に接続され、前記アナログ入力電圧(V
    IN)をその第1導電型MOSトランジスタ(T20)の
    線形動作可能な範囲に電圧変換する第1の電圧変換回路
    部(6)と、 前記他方の第1導電型MOSトランジスタ(T21)の
    ゲート入力端子に接続され、帰還電圧(VOUT )をその
    他方の第1導電型MOSトランジスタ(T21)の線形
    動作可能な範囲に電圧変換する第2の電圧変換回路部
    (7)とを設けたことを特徴とする演算増幅回路。
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