JP3069037U - 水処理用生物固定化材及びこれを用いた水処理装置 - Google Patents

水処理用生物固定化材及びこれを用いた水処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原水中のBOD、COD、TN、TP、重金
属、有機塩素化合物、SS成分などを十分に除去するこ
とができるとともに、反復して再利用することができ、
初期費用がかからず、小型でメンテナンスも簡単な水処
理用生物固定化材と、これを用いて構成した水処理装置
を提供すること。 【解決手段】 活性炭及び/又は炭を主成分とする不織
布12を金網13の外側に貼り付けあるいは金網の両面
を活性炭及び/又は炭を主成分とする不織布で挟み込ん
で一体化し、この金網と一体化した不織布をローラ状に
巻き込んで円筒形に形成し、水処理用生物固定化材11
を構成した。また、この水処理用生物固定化材11を芯
ロープ14で数珠つなぎし、これを直接あるいは架台1
8、フロート23、金網24などにつないで水中に設置
し、あるいはフロート63の下面に吊り下げ、水中に垂
らすようにした。また、マグネタイト凝集剤を注入する
凝集剤注入装置55,68を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、河川水、湖沼水、3次処理水などの原水を接触生物処理あるいは凝 集生物処理によって浄化する水処理用生物固定化材と、これを用いて構成した水 処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、河川水、池水、湖沼水、3次処理水などの原水中に含まれるBOD 、COD、SS(浮遊固形物)、TN(全窒素)、TP(全リン)などを接触生 物処理によって除去するための生物固定化材として、ひも状接触材を利用したも の、プラスチック製ハニカム状接触材によるもの、更には、礫を利用した礫間接 触法によるものなどが知られている。又、凝集沈降処理法としては、PAC(ポ リ塩化アルミニウム)、ポリマーなどを常時点滴注入する凝集沈殿処理法が知ら れている。
【0003】 ひも状接触材を用いた生物固定化材、プラスチック製ハニカム状接触材を用い た生物固定化材は、糸表面あるいはプラスチック表面に微生物が付着することに よってバイオリカクターとしての機能を持たせ、好気性微生物又は嫌気性微生物 によって生物処理するものである。
【0004】 又、礫間接触法は、礫の表面に微生物を繁殖させることにより接触活性汚泥処 理を行なうものであり、凝集沈殿処理法は、原水にPAC、ポリマーなどの凝集 剤を混合し、原水の電荷を電気的に中和させ、微粒子を吸着させて沈降させるこ とにより、河川水などの原水の浄化を行なうものである。
【0005】 凝集沈降処理法を利用した水処理システムにおいては、例えば原水を急速混合 槽で無機系凝集剤と混合し、続いてこの混合水を緩速混合槽で有機系凝集剤と混 合した後、この混合水を河川流水に返し、河川の流れを利用して自然沈降させて いる。ここで、無機系凝集剤としては、例えば、PAC、硫酸ばん土(硫酸アル ミニウム)が知られており、有機系凝集剤としては、ポリアクリルアミドのよう なポリマー凝集剤が知られているが、魚類及び水性植物に対する影響が懸念され る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来技術の場合、接触活性汚泥生物処理法では、BOD、COD、S S及び一部のTNは除去できるが、TNを90%以上、TPあるいは重金属類、 有機塩素化合物などを70%以上除去することができないという問題あった。
【0007】 又、使用を続けるうちに粘着性有機物、無機質及びSS成分などが接触剤表面 に付着して固着することにより、バイオリアクターとしての機能を果たせなくな ったり、あるいは、洪水などの災害発生時に大量の土砂が流入して接触材表面に 付着して閉塞し、生物処理ができなくなった場合などにおいては、これらの接触 材は撤去後に産業廃棄物として処分する必要があるなどの問題があった。
【0008】 更に、凝集沈殿処理システムにおいては、前述した各種の薬液槽、注入ポンプ 、攪拌機などを必要とするため、専用の機械室を設ける必要があり、初期費用が 高くなるとともに、メンテナンスが複雑になるという問題があった。
【0009】 本考案は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、原水中 のBOD、COD、TN、TP、重金属、有機塩素化合物、SS成分などを十分 に除去することができるとともに、反復して再利用することができ、初期費用が かからず、小型でメンテナンスも簡単な水処理用生物固定化材と、これを用いて 構成した水処理装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の水処理用生物固定化材は、活性炭及 び/又は炭を主成分とする不織布を金網の外側に貼り付けあるいは金網の両面を 活性炭及び/又は炭を主成分とする不織布で挟み込んで一体化し、この金網と一 体化した不織布をローラ状に巻き込んで円筒形に形成したものである。
【0011】 請求項2記載の水処理装置は、請求項1記載の水処理用生物固定化材を芯ロー プによって複数個数珠つなぎし、該数珠つなぎした水処理用生物固定化材を水の 流れに沿って一本又は複数本並べて水中に配置したものである。
【0012】 請求項3記載の水処理装置は、請求項1記載の水処理用生物固定化材を芯ロー プによって複数個数珠つなぎし、該数珠つなぎした水処理用生物固定化材の芯ロ ープを立方形をした架台に一定間隔をおいて平行に複数本掛け渡して取り付け、 該水処理用生物固定化材を取り付けた架台を数珠つなぎした水処理用生物固定化 材が水の流れに対して直角となるように水中に沈降設置したものである。
【0013】 請求項4記載の水処理装置は、請求項1記載の水処理用生物固定化材を芯ロー プによって複数個数珠つなぎし、該数珠つなぎした水処理用生物固定化材の芯ロ ープの基端部を碁盤目状に張られた金網に一定間隔で結び付けるとともに、芯ロ ープの先端部にはフロートを取り付け、該水処理用生物固定化材を結び付けた金 網を水底に敷設し、芯ロープで数珠つなぎされた水処理用生物固定化材をフロー トによって浮遊させるようにしたものである。
【0014】 請求項5記載の水処理装置は、請求項2、3又は4記載の水処理装置において 、水処理用生物固定化材の上流側に位置して、磁性体を主成分とするマグネタイ ト凝集剤を水中に注入する凝集剤注入装置を付設したものである。
【0015】 請求項6記載の水処理装置は、水面にフロートを半拘束状態に浮かべ、該フロ ートの下面部に請求項1記載の水処理用生物固定化材を所定の間隔を置いて複数 個垂直に吊り下げ、該吊り下げられた水処理用生物固定化材に向けてマグネタイ ト凝集剤を注入するマグネタイト凝集剤注入装置と、フロートを浮かべた場所の 水を攪拌する攪拌機を付設したものである。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1に、本考案になる水処理用生物固定化材の第1及び第2の実施の形態を示 す。(a)は第1の実施の形態を、(b)は第2の実施の形態をそれぞれ示すも のである。なお、この第1及び第2の実施の形態は、それぞれ請求項1記載の水 処理用生物固定化材の具体例に相当するものである。
【0017】 図1(a)に示した第1の実施の形態に係る水処理用生物固定化材11は、活 性炭や炭を主原料とする不織布(以下、「炭不織布」という)12の内側にステ ンレス(SUS)製金網13などをネット材として張り付けて一体化し、これを ローラ状に2〜3回巻き付けて円筒形としたものである。
【0018】 又、図1(b)に示した第2の実施の形態に係る水処理用生物固定化材11は 、ステンレス製金網13の両面を炭不織布12で挟み込んで一体化し、これをロ ーラ状に2〜3回巻き付けて円筒形としたものである。
【0019】 炭不織布12としては、竹材、木材などの間伐材、廃棄材をリサイクル原料と して作りだすことができる。この炭不織布12は、活性炭や炭が主原料であるた め、腐植することがなく、長期間にわたって使用することができる。又、長期間 の使用によって、その表面に粘着性有機物、無機物、SS成分などが付着し、バ イオリアクターとしての機能を十分に発揮できなくなった場合には、水中から引 き上げて水洗浄した後、400〜500℃程度の温度で付着物を焼却消去するこ とにより、活性炭や炭の機能とバイオリアクター材としての機能を回復させるこ とができ、4〜5回にわたって再使用することができる。
【0020】 図2及び図3に、本考案になる水処理装置の第1の実施の形態を示す。 この第1の実施の形態は、請求項2記載の水処理装置の具体例に相当するもの で、図2に示すように、前述した水処理用生物固定化材11を、所定の間隔を置 きながら10m程度の長さからなる芯ロープ14に複数個(図示例では4個)数 珠つなぎし、この数珠つなぎした水処理用生物固定化材11を、図3(a)(b )に示すように、例えば水深20cm以下のせせらぎ水路、修景(親水)水路な どの河川15中に、その水の流れに沿って約20cm間隔で並列に並べ、芯ロー プ14の両端部の係留用ループ16を川底に打ち込んだ杭17などに掛け止める ことにより固定配置したものである。
【0021】 このような構成の水処理装置とすることにより、BOD、COD、TN、重金 属、SS成分などを活性汚泥生物処理機能と活性炭や炭の有する吸着機能の両機 能で除去することができる。
【0022】 図4及び図5に、本考案になる水処理装置の第2の実施の形態を示す。 この第2の実施の形態は、請求項3記載の水処理装置の具体例に相当するもの で、図4(a)に示すように、前述した水処理用生物固定化材11を、所定の間 隔を置きながらビニール製の芯ロープ14によって複数個(図示例では2個)数 珠つなぎし、この数珠つなぎした水処理用生物固定化材11の芯ロープ14の両 端部の係留用ループ16を、図4(b)に示すように、立方形をしたステンレス 製架台18の上縁部と下縁部それぞれ張り渡した振れ止め用ワイヤーロープ19 ,20に挿し通して約20cm間隔で20〜100個程度取り付けたもので、こ のステンレス製架台18を、図5(a)(b)に示すように、芯ロープ14によ って数珠つなぎされた水処理用生物固定化材11が水の流れと直角になるように 、水深約2.5m前後の河川22中に沈降設置したものである。
【0023】 このような構成の水処理装置とすることにより、BOD、COD、TN、重金 属、SS成分を活性汚泥生物処理機能と活性炭や炭の有する吸着機能の両機能で 除去することができる。
【0024】 図6及び図7に、本考案になる水処理装置の第3の実施の形態を示す。 この第3の実施の形態は、請求項4記載の水処理装置の具体例に相当するもの で、図6(a)に示すように、前述した水処理用生物固定化材11にビニール製 の芯ロープ14を通し、芯ロープ14の先端側に発泡樹脂製のフロート23を取 り付けるとともに、芯ロープ14の基端側を図6(b)に示すような約20cm 間隔の碁盤目状に編み上げたステンレス製金網24の結び目25に結び付け、こ のステンレス製金網24を、図7(a)(b)に示すように、河川26などの水 底に杭27などを用いて固定配ししたものである。
【0025】 このような構成の水処理装置とすることにより、BOD、COD、TN、重金 属、SS成分を活性汚泥生物処理機能と活性炭や炭の有する吸着機能の両機能で 除去することができる。
【0026】 図8に、本考案になる水処理装置の第4の実施の形態を示す。 この第4の実施の形態は、請求項5記載の水処理装置の具体例に相当するもの で、図8(a)(b)に示すように、河川51の川岸に沿って水路52を構築し 、この水路52内に前述した第1、第2又は第3の実施の形態に係る水処理装置 53を設置し、該水処理装置53の上流側に、磁性体を主成分とするマグネタイ ト凝集剤を水処理装置53の上流側に注入する凝集剤注入装置54を付設すると ともに、水処理装置53の下流側に位置して沈殿槽54を設け、更に、沈殿槽5 4の下流側に、沈殿槽54から流れ出る浄化後の水を流すためのせせらぎ水路5 6などを造り、親水広場、河岸公園などの水場として利用したものである。なお 、57は水路52へ河川水を導入するためのバイパス引き込み管、58はせせら ぎ水路56を流れた水を再び河川51へ返すためのバイパス複流管である。
【0027】 前記凝集剤注入装置54から注入するマグネタイト凝集剤としては、例えば、 本出願人が所有している特許第2797234号の凝集剤を挙げることができる 。この特許発明に係るマグネタイト凝集剤は、SrO・6Fe2 3 、Al2 3 及びサンゴ化石の微粉末をを主成分とし、SrO・6Fe2 3 が35%以上 、Al2 3 が30%以上、サンゴ化石が20%の組成比になるもので、水中の SS成分、TN、TP、重金属、有機塩素化合物などを効率よく凝集沈殿させる ことができるものである。
【0028】 このような構成とすることにより、BOD、COD、SS成分の除去に加え、 凝集剤注入装置55からマグネタイト凝集剤を不定期的に粉体のまま水処理装置 53の上流側に注入することにより、TN、TP、重金属、有機塩素化合物など も効果的に除去吸着あるいは沈降させることができ、より一層除去率を高めるこ とができる。
【0029】 図9に、本考案になる水処理装置の第5の実施の形態を示す。 この第5の実施の形態は、請求項6記載の水処理装置の具体例に相当するもの で、図9(a)(b)に示すように、池61内に、その表面をビニール製網62 で覆った発泡樹脂製になる大規模なフロート63を浮かべ、このフロート63を ロープ64や固定アンカー65などで半拘束状態に係留し、該フロート63の下 面部において、ビニール製網62に前述した水処理用生物固定化材11を所定の 間隔を置きながら多数個個吊り下げるとともに、フロートの上面部には人工土を 盛って人工地66とし、この人工地66に草木などの植物67を植栽したもので ある。
【0030】 そして、池畔には、磁性体を主成分とするマグネタイト凝集剤を注入する凝集 剤注入装置68を付設し、フロート63内に設けた注入ノズル69と凝集剤注入 装置68との間を注入管70で結び、注入ノズル69から水処理用生物固定化材 11に向けて、マグネタイト凝集剤を必要に応じて不定期的に注入するように構 成し、更に、池内には、池水を攪拌するための水中攪拌機71を設けたものであ る。
【0031】 このような構成の水処理装置とすることにより、BOD、COD、TN、TP 、重金属、有機塩素化合物、SS成分などを除去することができる。又、水中攪 拌機71にて強制的に攪拌して水流を起こすことにより、処理効率を高めること ができる。
【0032】 なお、前記実施の形態においては、処理装置の長寿命化を図るために水処理用 固定化材11をつなぐための金網24や架台18などをステンレス製としたが、 ステンレスに限られるものではなく、設置個所の水質や設計仕様に応じて他の材 質の金属を用いることができるものである。又、フロート類やロープ類も設置個 所の水質や設計仕様に応じて種々の材質のものを用いることができるものである 。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の水処理用生物固定化材によるときは、活性炭や 炭を主成分とする不織布を用いて生物固定化材を構成しているので、腐植するこ とがなく、長期間にわたって安定に使用することができる。
【0034】 又、全体を不燃物の活性炭や炭、金網によって構成しているので、バイオリア クター材としての機能及び活性炭や炭としての吸着機能が低下した場合でも、水 洗いして所定温度で付着物を焼却消去することにより、その機能を回復させるこ とができ、再利用することができる。このため、従来の水処理用生物固定化材に 比べて製品寿命を格段に延ばすことができる。更に、容積に比べて軽量であり、 取り扱いにも便ならしめることができる。
【0035】 本考案の水処理装置によるときは、従来の浄化システムでは十分に除去するこ とができなかった原水中のBOD、COD、TN、TP、重金属、有機塩素化合 物、SS成分などを十分に除去することができ、富栄養化によるアオコ、藻類及 び臭気の発生を防止することができる。
【0036】 又、マグネタイト凝集剤を注入した場合、金属類、有機塩素化合物などがマグ ネタイト凝集剤に含有されるFe+ 、Ca+ 、Na+ 、Mg+ などのミネラル成 分、金属成分と化合物をつくり、安定化合物として河川底などの水底に沈降して 安全な汚泥となり、公害を発生することがない。
【0037】 又、凝集沈殿生物処理機能を実現するために、従来の凝集沈殿システムのよう にPAC、ポリマーなどを常時点滴する必要がなく、マグネタイト凝集剤を1ケ 月に1回、あるいは河川水の濁り時に、1日の河川の流下水量に対して約50pp m程度を一度注入することで済むので、大型の薬品注入設備を必要とせず、薬品 費及び電気使用量料金を低減することができ、経済的な効果も大きいものとなる 。
【0038】 更に、装置全体を軽量化することができ、組み立て・分解も容易であるので、 非常時には作業員2人程度で簡単に撤去及び再設置することができ、取り扱いが 極めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水処理用生物固定化材の構造例を
示すもので、(a)は第1の実施の形態の構造図、
(b)は第2の実施の形態の構造図である。
【図2】本考案に係る水処理装置の第1の実施の形態で
用いられる水処理用生物固定化材の接続状態を示す斜視
図である。
【図3】本考案に係る水処理装置の第1の実施の形態を
示すもので、(a)は略示平面図、(b)は略示側面図
である。
【図4】本考案に係る水処理装置の第2の実施の形態を
示すもので、(a)は水処理用生物固定化材の接続状態
を示す斜視図、(b)は装置全体の略示斜視図である。
【図5】第2の実施の形態に係る水処理装置の設置状態
例を示すもので、(a)は設置河川の略示平面図、
(b)は設置河川の略示側面図である。
【図6】本考案に係る水処理装置の第3の実施の形態を
示すもので、(a)は水処理用生物固定化材の接続状態
を示す斜視図、(b)は水処理装置のつながれる金網の
平面図である。
【図7】第3の実施の形態に係る水処理装置の設置状態
例を示すもので、(a)は設置河川の略示平面図、
(b)は設置河川の略示側面図である。
【図8】本考案に係る水処理装置の第5の実施の形態を
示すもので、(a)は設置河川の略示平面図、(b)は
設置河川の略示縦断面図である。
【図9】本考案に係る水処理装置の第6の実施の形態を
示すもので、(a)は設置池の略示平面図、(b)は設
置池の略示縦断面図である。
【符号の説明】
11 水処理用生物固定化材 12 炭不織布 13 ステンレス製金網 14 芯ロープ 16 係留用ループ 18 ステンレス製架台 19,20 振れ止め用ワイヤーロープ 23 フロート 24 ステンレス製金網 25 結び目 52 水路 53 水処理装置 54 凝集剤注入装置 55 沈殿槽 56 せせらぎ水路 57 バイパス引き込み管 58 バイパス複流管 62 ビニール製網 63 フロート 64 ロープ 66 人工地 67 植物 68 凝集剤注入装置 69 注入ノズル 70 注入管 71 水中攪拌機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 3/06 C02F 3/06

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭及び/又は炭を主成分とする不織
    布を金網の外側に貼り付けあるいは金網の両面を活性炭
    及び/又は炭を主成分とする不織布で挟み込んで一体化
    し、この金網と一体化した不織布をローラ状に巻き込ん
    で円筒形に形成したことを特徴とする水処理用生物固定
    化材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水処理用生物固定化材を
    芯ロープによって複数個数珠つなぎし、該数珠つなぎし
    た水処理用生物固定化材を水の流れに沿って一本又は複
    数本並べて水中に配置したことを特徴とする水処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の水処理用生物固定化材を
    芯ロープによって複数個数珠つなぎし、該数珠つなぎし
    た水処理用生物固定化材の芯ロープを立方形をした架台
    に一定間隔をおいて平行に複数本掛け渡して取り付け、
    該水処理用生物固定化材を取り付けた架台を数珠つなぎ
    した水処理用生物固定化材が水の流れに対して直角とな
    るように水中に沈降設置したことを特徴とする水処理装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の水処理用生物固定化材を
    芯ロープによって複数個数珠つなぎし、該数珠つなぎし
    た水処理用生物固定化材の芯ロープの基端部を碁盤目状
    に張られた金網に一定間隔で結び付けるとともに、芯ロ
    ープの先端部にはフロートを取り付け、該水処理用生物
    固定化材を結び付けた金網を水底に敷設し、芯ロープで
    数珠つなぎされた水処理用生物固定化材をフロートによ
    って浮遊させたことを特徴とする水処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2、3又は4記載の水処理装置に
    おいて、 水処理用生物固定化材の上流側に位置して、磁性体を主
    成分とするマグネタイト凝集剤を水中に注入する凝集剤
    注入装置を付設したことを特徴とする水処理装置。
  6. 【請求項6】 水面にフロートを半拘束状態に浮かべ、
    該フロートの下面部に請求項1記載の水処理用生物固定
    化材を所定の間隔を置いて複数個垂直に吊り下げ、該吊
    り下げられた水処理用生物固定化材に向けてマグネタイ
    ト凝集剤を注入するマグネタイト凝集剤注入装置と、フ
    ロートを浮かべた場所の水を攪拌する攪拌機を付設した
    ことを特徴とする水処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001300568A (ja) * 2000-04-20 2001-10-30 Mitsubishi Rayon Co Ltd 水処理装置およびこれを備えた水処理システム
KR100392893B1 (ko) * 2000-07-03 2003-07-28 최상일 하천 수질 정화 장치
JP2008296079A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Sakae Hatayama 汚濁泥水処理システム

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