JP3068975U - 理美容用加湿装置 - Google Patents

理美容用加湿装置

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JP3068975U JP1999008712U JP871299U JP3068975U JP 3068975 U JP3068975 U JP 3068975U JP 1999008712 U JP1999008712 U JP 1999008712U JP 871299 U JP871299 U JP 871299U JP 3068975 U JP3068975 U JP 3068975U
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昇 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液臭やカビ臭がない温ミストを噴霧するこ
とができる理美容用加湿装置を目的とするものである。 【解決手段】 一つまたは二つ以上の蒸気発生装置2
と、一つまたは二つ以上の霧発生装置3と、該蒸気発生
装置2と霧発生装置3とに給水を行う給水機構4と、蒸
気と霧を混合する一つまたは二つ以上の混合器5と、蒸
気と霧を混合した温ミストを噴出する一つまたは二つ以
上の吐出口18を有する吐出管6と、凝縮水の還流管路
に設けられる浄水器13とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主に美容院・理容院等において使用する理美容用加湿装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、理美容用加湿装置としては、霧発生装置と蒸気発生装置とにより発生さ れる霧と蒸気を混合器で混合して温ミストとし、該温ミストを吐出管より噴出さ せ、フレキシブルホースを介して顔や髪に噴霧し、肌に潤いを与えたり、シェー ビング前の蒸らしを行ったり、ブローセット時、ブロー熱から髪を保護するとと もに髪の乾燥を防止したり、トリートメント時、トリートメント剤の浸透を促進 させたりするものである。しかし、霧発生装置と蒸気発生装置は温ミストを発生 させるために多くの水を消費することから、給水タンクから霧発生装置と蒸気発 生装置に水を補給する以外に、蒸気と霧を混合させる際、生成される凝縮水を給 水タンクに還流させていた。しかし、凝縮水にはパーマ液、ヘアカラー液、トリ ートメント液あるいは埃等が混入されることがあるため、温ミストに薬臭がつく ことがあるうえに、凝縮水を還流使用することによりバクテリアが発生してカビ 臭が温ミストにつくことがあり、理美容時、被施術者に不快感を与えたり、配管 詰まりを生じさせる問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は薬液臭やカビ臭がない温ミストを噴霧することができる理美容用加湿 装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手投】
前述の目的を達成するため本考案は、一つまたは二つ以上の蒸気発生装置と、 一つまたは二つ以上の霧発生装置と、該蒸気発生装置と霧発生装置とに給水を行 う給水機構と、蒸気と霧を混合する一つまたは二つ以上の混合器と、蒸気と霧を 混合した温ミストを噴出する一つまたは二つ以上の吐出口を有する吐出管と、凝 縮水の還流管路に設けられる浄水器とからなる理美容用加湿装置を請求項1の考 案とし、請求項1の考案において、吐出管に、温ミストの調整手段を設けた理美 容用加湿装置を請求項2の考案とし、温ミストの調整手段が、イオン発生装置ま たは殺菌装置または加熱装置またはこれらを組み合せたものである理美容用加湿 装置を請求項3の考案とし、請求項1から3の考案において、吐出管に温ミスト の分配機構が設けられている理美容用加湿装置を請求項4の考案とし、請求項1 から4の考案において、吐出口にフレキシブルホースが接続される理美容用加湿 装置を請求項5の考案とし、請求項5の考案において、フレキシブルホースに、 ヘアキャップまたは各種ドライヤ用口先が着脱自在に取り付けられる理美容用加 湿装置を請求項6の考案とし、請求項1から6の考案において、吐出管にサーミ スタが取り付けられる理美容用加湿装置を請求項7の考案とし、請求項1から7 の考案において、霧発生装置が超音波振動子を設けた霧化タンクと送風機とから なる理美容用加湿装置を請求項8の考案とし、請求項8の考案において、霧化タ ンクに開閉自在な排出口が一つまたは二つ以上設けられている理美容用加湿装置 を請求項9の考案とし、霧発生装置の霧化タンクが貯水部を連通させて区画した 仕切り板により分割されている理美容用加湿装置を請求項10の考案とし、請求 項10の考案において、分割された霧化タンクにそれぞれオンオフ制御できる送 風機が設けられている理美容用加湿装置を請求項11の考案とするものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の第1の好ましい実施の形態を図1〜7に基づいて詳細に説明す る。 図1において、1はキャスタ1aを取り付けた移動自在な筒状型の本体であり 、該本体1に蒸気発生装置2と、霧発生装置3と、給水機構4と、蒸気と霧を混 合して温ミストを生成する混合器5と混合器5に接続される複数の吐出管6等の 装置を内蔵させるとともに、吐出管6に接続される複数の温ミスト噴出用のフレ キシブルホース7を外面に装着したものである。該フレキシブルホース7は温ミ ストを噴霧する先端開口にヘアキャップ20やドライヤー用口先24を取り付け ることができるものである。また、フレキシブルホース7は本体1の背面に上下 摺動自在に設けられたフレキシブルアーム8に着脱自在に保持させて使用するも のと、手持ちで使用するものと2種がある。
【0006】 図7に示されるように、前記蒸気発生装置2はスチームタンク2aとスチーム タンク2aの貯水部2bに浸漬される加熱用ヒータ2cとよりなり、霧発生装置 3は霧化タンク3aと、霧化タンク3aの貯水部3bの底面に取り付けられる超 音波振動子3cと、霧を送出する送風機3dとよりなる。また、蒸気発生装置2 と霧発生装置3とに給水を行う給水機構4は着脱自在な補給タンク4aと、補給 タンク4aの給水管が配置される水位調整タンク4bとからなり、混合器5は蒸 気と霧を混合する混合タンク5aと、混合タンク5aの下部に形成される凝縮水 の貯留タンク5bとよりなるものである。そして、前記給水機構4の水位調整タ ンク4bは混合器5の貯留タンク5bと連通管9により接続され、貯留タンク5 bの水位が一定レベルを越えると、凝縮水は連通管9の堰部をオーバーフローし て自動的に水位調整タンク4bに還流されるものとしている。また、水位調整タ ンク4bは霧化タンク3aの貯水部3bとスチームタンク2aの貯水部2bとそ の底部に接続される連通管10により接続され、水位調整タンク4bの水位と霧 化タンク3aの貯水部3bとスチームタンク2aの貯水部2bの水位が常に同じ になるようにしている。給水機構4は水位調整タンク4b内に側壁に流出口を形 成した補給タンク4aの給水管を配置することにより、水位調整タンク4b内に は流出口が水没する水位まで貯水される。また、前記混合器5の天井部にはスチ ームタンク2aで発生した蒸気と霧化タンク3aで発生した霧を導入するための 連通管11、12が接続されている。
【0007】 13はフィルタや活性炭等を充填した浄水器であり、該浄水器13は凝縮水の 還流管路、すなわち連通管9に設けられて、混合タンク5aの貯留タンク5b内 に貯留された凝縮水が水位調整タンク4b内に還流される際、凝縮水に混入した 薬液やバクテリア等を濾過吸着し、水位調整タンク4b内の水が薬液により汚染 されて薬臭が生じたり、水位調整タンク4b内の水にバクテリアが繁殖し、カビ 臭が生じたりすることを防止するとともに、連通管9内がバクテリアやごみによ り詰まることを防止するものである。また、混合器5に接続される吐出管6には 温ミストの調整手段16が設けられている。温ミストの調整手段16は温ミスト の殺菌や消臭あるいはイオン化するもので、具体的にはイオン発生装置16aと 加熱装置16cとからなり、イオン発生装置16aは温ミストをイオン化し、イ オン化した温ミストにより髪のカラーリングの際、酸化発色をスムースに行い退 色の少ないカラーリングを可能としたり、トリートメントの際、トリートメント 剤の浸透を促進して髪をしっとりと仕上げることを可能としたり、アイロンパー マ時には、酸化作用を促進するとともに、酸化作用で失われる水分を補い良好な 仕上がりを得ることができるようにするものである。また、イオンは消臭効果と 殺菌効果を有するので薬臭やバクテリアによるカビ臭を消臭するうえに、バクテ リアによる種々の弊害を防止することができる。また、加熱装置16cはシーズ ヒータを吐出管路に配設したもので、該シーズヒータは吐出管6に設けたサーミ スタ14が温ミストの温度により抵抗が変動することによって供給電流を増減さ せて加熱量を変動させて温ミストの温度を常に一定に保とうとするものである。 さらに、吐出管6には温ミストの分配機構17が接続されており、該分配機構1 7は吐出管6に接続される貯留タンク17aに三つの吐出口18を形成するとと もに、該吐出口18を開閉する各開閉蓋17bを設けたもので、温ミストを三つ の吐出口18から別々あるいは同時に噴出することができるので、必要な吐出口 18のみを開放させることにより、温ミストを無駄に消費することがなくランニ ングコストを低減できることとなる。
【0008】 図2、3に示されるヘアキャップ20はコネクタ19を介してフレキシブルホ ース7と接続されて温ミストを内部に供給するようにしたもので、該ヘアキャッ プ20は温ミストが漏れることのない被膜が被着された略帽状布体よりなり、該 帽状布体の装着用開口20aは伸縮性部材により形成され、その伸縮性により頭 部に装着するものとしている。また、20bは帽状布体を開放できるようにする ファスナーであり、該ファスナー20bは帽状布体の装着用開口20aから後方 まで中央部に設けられて二つ割開閉できるものとし、ヘアキャップ20の装着を 容易にするものである。21はファスナー20bにより開放される装着用開口2 0aを止める止着具、22は帽状布体の前面部に形成される温ミストの排出孔で ある。23は頭部への装着を確実にするために設けられる装着用開口緊縛用の締 付紐である。また、前記コネクタ19はフレキシブルホース7の先端開口と接続 できる開口を形成した筒体19aと、該筒体19aと嵌合できる拡散ノズル19 bとよりなるもので、筒体19aと拡散ノズル19bとを嵌合する際、穴明きの 帽状布体の周縁を両者間に挟み込むことによりコネクタ19は内外を連通させた ものとして帽状布体に取り付けられる。
【0009】 また、図4および図5に示されるコーム状のドライヤ用口先24はその基端開 口をフレキシブルホース7の先端開口と接続するもので、ドライヤ用口先24に は温ミストを吹き出す開口24aが基筒部24bの前面側の上半部または全面に 形成され、半円状に配置された櫛歯または円筒状に配置された櫛歯に向けて温ミ ストを吹付けることができるようにしている。さらに、図6に示されるドライヤ 用口先24は櫛歯のないもので、前面に温ミストを吹き出す偏平状の開口24a を形成したものである。また、図7に示される装置において、25は霧発生装置 3の霧化タンク3aと混合器5の混合タンク5aとに設けられ水位検出器であり 、霧化タンク3aに設けられた水位検出器25は貯水部3bの水が所定水位より 少なくなった場合、給水を行うよう警告を発するもので、混合タンク5aの水位 検出器25は貯水部5bに溜まる凝縮水が所定レベルを越えたら排水を行うよう 警告を発するものである。26はスチームタンク2aに取り付けられるサーモス タットであり、空焚きが発生した場合に加熱用ヒータ2cへの通電を停止させる ものである。27は霧化タンク3a内に取り付けられて超音波振動子制御用のサ ーマルスイッチである。28は開閉弁付きのドレン管であり、該ドレン管28は 混合器5の貯留タンク5bと、水位調整タンク4bと霧化タンク3aとスチーム タンク2aとを連通させる連通管10に設けられて、必要時に貯留タンク5b内 の凝縮水やスチームタンク2aの貯水部2bや霧化タンク3aの貯水部3b内の 水を排出するためのものである。
【0010】 このように構成されたものは、本体1に電源を投入すれば、蒸気発生装置2と 霧発生装置3は作動し、蒸気発生装置2のスチームタンク2aの貯水部2bに浸 漬されている加熱用ヒータ2cにより水は沸騰して蒸気を発生する。そして、霧 発生装置3の霧化タンク3aに取り付けられた超音波振動子3cにより貯水部3 b内の水は霧化されて霧を発生することとなる。このようにしてスチームタンク 2aと霧化タンク3aとで生成された蒸気と霧は連通管11、12を通じて混合 器5に送出される。混合器5内に供給された蒸気と霧は混合タンク5a内で混合 されて温ミストとなる。この温ミストは混合器5に続いて設けられた吐出管6に 送り出されたうえ、吐出管6に設けられた温ミストの調整手段16によりミスト 調整が行われることとなる。このミスト調整のひとつは温ミストの温度を一定に 保つもので、吐出管6に設けられたサーミスタ14が温ミストの温度によりその 抵抗を変えることにより、加熱装置16cのシーズヒータに対する供給電流量を 変化させて加熱量を変動させるものである。
【0011】 このようにして温度が設定された温ミストはイオン発生装置16aにより別の ミスト調整が行われることとなる。イオン発生装置16aによるミスト調整は温 ミストにイオンが混入されることにより、温ミストをイオン化するとともに、イ オンによって温ミスト中のバクテリアの殺菌と、薬臭やバクテリアによるカビ臭 等を消臭するものである。次いで、消臭されるとともにイオン化した温ミストは 、分配機構17の貯留タンク17aに流入し、開閉蓋17aが開かれている吐出 口18から送り出されることとなる。
【0012】 このように殺菌・消臭されるとともにイオン化した温ミストは吐出口18に接 続されたフレキシブルホース7の先端開口より噴出されることとなる。この時、 フレキシブルホース7に開口24aを有する図6に示されるドライヤ用口先24 を接続して、ドライヤ用口先24の偏平状の開口24aから温ミストを噴出させ て髪に水分やイオンを与えつつブラシや櫛によりへアセットを行ったり、図4、 5に示されるような、コーム状のドライヤ用口先24をフレキシブルホース7に 接続し、ドライヤ用口先24の開口24aから温ミストを吹付けつつドライヤ用 口先24のコーム(櫛)によりへアセット行えば、温ミストにより髪に水分やイ オンを与えつつへアセットを行うことができる。また、フレキシブルホース7に コネクタ19を介してヘアキャップ20を接続したうえ、ファスナー20bを開 いて帽状布体を二つ割開口させて被施術者の頭に被套したうえ、ファスナー20 bを閉じ、装着用開口20aを止着具21により止めたうえ、装着用開口20a を締付紐23により緊縛して帽状布体を装着する。次いで、フレキシブルホース 7を介してヘアキャップ20内にイオン化した温ミストを供給すれば、温ミスト は髪に水分を補給するとともに、イオンによりパーマ時の薬液の活性化を促して 良好な仕上がりをもたらしたり、イオン化した温ミストが酸化発色をスムースに 行い退色の少ないカラーリングやトリートメント剤の髪への浸透を促進すること となる。あるいは、フレキシブルホース7に図示しないフェイシャル用ノズルを 取り付けて、イオン化した温ミストを吹付けて肌に潤いを与えたり、イオンによ り殺菌を行ったり、シェービング時の蒸らしを行ったり、直接、フレキシブルホ ース7の先端開口からイオン化した温ミストを噴出させてヘアブロー前の髪に潤 いを与えて乾燥を防いだり、カット前に温ミストを噴霧して髪の絡みを抑えてス ムースなカットができることとなる。
【0013】 このようにして温ミストを髪や顔に噴霧することにより、蒸気発生装置2や霧 発生装置3の貯水部2b、3b内の水は消費されてゆくが、スチームタンク2a と霧化タンク3aは給水機構4の水位調整タンク4bと連通管10により連通さ れているので、貯水部2b、3bで消費された水量分だけ水位調整タンク4bか ら自動的に供給される。貯水部2b、3bへの水の供給によって水位調整タンク 4b内の水位は低下するが、水位低下により補給タンク4aの給水管の流出口は 水面上に露呈されるので、補給タンク4a内には空気が入り、補給タンク内4a 内の水は給水管の流出口を塞ぐ水位まで自然に補給されることとなる。そして、 水位調整タンク4b内の水位が給水管の流出口を塞ぐと補給は停止され、水位は 常に一定に維持されることとなる。
【0014】 そして、時間の経過により混合器5の貯留タンク5bには蒸気と霧を混合した 際に生じる凝縮水が次第に貯留されていくこととなるが、貯留タンク5bと給水 機構4の水位調整タンク4bとは連通管9により連通されているので、貯留タン ク5bの水位が水位調整タンク4bに接続される連通管9の堰部を越えると自動 的に水位調整タンク4bに凝縮水は還流されることとなる。この還流される凝縮 水は連通管9に設けられた浄水器13を通って水位調整タンク4bに供給される ので、凝縮水に含まれるごみや薬液あるいはバクテリア等はフィルタや活性炭に より吸着されて臭いや汚れのない浄化されたものとなって還流されることとなる ので、水位調整タンク4bから蒸気発生装置2や霧発生装置3に供給される水に より温ミストに臭いや色が付くことはほとんどなくなる。また、貯留タンク5b に接続される連通管9より下部にあって還流することがなく滞留する凝縮水は時 々ドレン管28の開閉弁を開放して排水し、貯留される凝縮水にバクテリアが繁 殖して悪臭を生じることがないようにしている。
【0015】 また、図8は第1の好ましい実施の形態に用いられた装置とは別の構成をもつ 第2の装置を示すもので、混合器5に続けて分配機構17を設け、該分配機構1 7の温ミストの貯留タンク17aに開閉蓋17bにより開閉される供給孔17c 、17cを設けるとともに、該供給口17c、17cに吐出管6、6を接続した ものである。そして、各吐出管6、6には温ミストの調整手段16としてのイオ ン発生装置16aと加熱装置16cとが設けられている。また、加熱装置16c 、16cの出口側の吐出管6、6にはサーミスタ30、30が設けられている。 このサーミスタ30、30は吐出口18、18から噴出させる温ミストの温度を 変える場合に使用するもので、異なる温度特性をもたせたサーミスタ30、30 を使用して、それぞれ設定した温度に自動的に維持されるようにしたものである 。前記のような構成が異なる以外、基本的な作用効果は第1の好ましい実施の形 態と同じため同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0016】 また、図9は第1の好ましい実施の形態に用いられた装置とは別の構成をもつ 第3の装置を示すもので、蒸気発生装置2と混合器5をふたつづつ設けるととも に、霧発生装置3の霧化タンク3aと混合器5、5の混合タンク5a、5aとを 連通管12、12により接続したものであり、混合タンク5a、5aと接続され る霧化タンク3aの連通孔には開閉蓋31、31が設けられている。そして、給 水機構の4の水位調整タンク4bと蒸気発生装置2、2の貯水部2b、2bおよ び霧発生装置3の霧化タンク3aとは連通管10により連通されている。また、 吸水機構4の水位調整タンク4bと混合器5、5の貯留タンク5b、5bとは連 通管9、9により接続されており、各連通管9には浄水器13がそれぞれ設けら れている。33は送風機3d、3dの送風通路に設けられるセラミックヒータで ある。さらに、吐出管6にはイオン発生装置16aのみが設けられるものとして いる。前記のような構成が異なる以外、基本的な作用効果は第1の好ましい実施 の形態と同じため同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0017】 また、図10は第1の好ましい実施の形態に用いられた装置とは別の構成をも つ第4の装置を示すもので、蒸気発生装置2と混合器5をふたつ設けるとともに 、霧発生装置3の霧化タンク3aを貯水部3bを除いて仕切り板32により分割 したもので、分割されたふたつの霧化タンク3a、3aは混合器5、5と連通管 12、12により接続されている。また、霧化タンク3a、3aにはそれぞれオ ンオフ制御できる送風機3dが設けられて、交互または同時に混合器5、5に霧 を供給できるようになっている。また、送風機3d、3dの送風通路にはセラミ ックヒータ33、33が取りつけられて送風温度を上げるようにしている。さら に、霧発生装置3の貯水部3bと蒸気発生装置2、2の貯水部2b、2bおよび 給水機構4の水位調整タンク4bとは連通管10により接続されて貯水部3b、 2bの水位を常時一定となるようにしている。また、混合器5、5の混合タンク 5a、5aと給水機構4の水位調整タンク4bとは連通管9、9により接続され て、混合タンク5aで生じた凝縮水は連通管9、9内に貯留され、貯水量が水位 調整タンク4b側の連通管9、9に形成された堰部を越えると自然に水位調整タ ンク4b内に還流されるものである。そして、各連通管9、9には浄水器13が それぞれ設けられている。また、吐出管6に設けられる温ミスト調整手段16は 、第3の装置と同じようにイオン発生装置16aのみが設けられている。前記の ような構成が異なる以外、基本的な作用効果は第1の好ましい実施の形態と同じ ため同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0018】
【考案の効果】
本考案は前記説明によって明らかなように、混合器から給水機構に凝縮水を戻 す還流管路に浄水器を設けることにより、給水機構に戻された凝縮水に含まれる 汚れや薬液あるいはバクテリアを除去することにより、薬臭やバクテリアによる カビ臭等を消臭し、被施術者に不快感を与えることなく理美容を行うことができ る。また、請求項2のように、吐出管に温ミストの調整手段を設けることにより 、温ミストの殺菌、消臭、温度設定あるいはイオン化が可能となり、温ミストの 消臭をより完全に行って被施術者の不快感をなくすとともに、理美容の効果を高 めることができる。また、請求項3のように、温ミストの調整手段をイオン発生 装置またはオゾン発生装置または加熱装置またはこれらを組み合せたものとする ことにより、これらを適宜組み合せて温ミストの調整を理美容の目的に合わせた ものとすることができる。請求項4のように、吐出管に温ミストの分配機構を設 けることにより、使用しない吐出口に温ミストを供給することがないので、温ミ ストを無駄に噴出消費することがなくランニングコストを低減できることとなる 。請求項5のように、吐出口にフレキシブルホースを接続することにより、美理 容操作をより容易に行うことができる。請求項6のように、フレキシブルホース にヘアキャップまたは各種ドライヤ用口先を着脱自在に取り付けられるものとす ることにより、理美容をより便利に行うことができる。請求項7のように、吐出 管にサーミスタを取り付けることにより、温ミストの温度を自動的に一定に制御 することができる。請求項8のように、霧発生装置が超音波振動子を設けた霧化 タンクと送風機とからなるものとすることにより、霧を効率よく確実に送出する ことができる。請求項9のように、霧化タンクに開閉自在な排出口を一つまたは 二つ以上設けることにより、必要とする混合器にのみ霧を供給することができる 。請求項10のように、霧発生装置の霧化タンクを貯水部を連通させて仕切り板 により分割することにより、装置を小型化できることとなる。請求項11のよう に、分割された霧化タンクにそれぞれ送風機が設けられることにより、霧の送出 量が安定するうえに、必要に応じて霧の送出を停止させることができることとな る等種々の利点を有するものである。 従って、本考案は従来の問題点を解消した理美容用加湿装置として実用的価値 極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好ましい実施の形態を示す側面図であ
る。
【図2】本考案の好ましい実施の形態に用いられるヘア
キャップの斜視図である。
【図3】図2に示されるヘアキャップのコネクタ接続部
分を示す断面図である。
【図4】本考案の好ましい実施の形態に用いられるコー
ム状のドライヤ用口先を示す一部切欠側面図である。
【図5】本考案の好ましい実施の形態に用いられる他の
コーム状のドライヤ用口先を示す一部切欠側面図であ
る。
【図6】本考案の好ましい実施の形態に用いられる他の
ドライヤ用口先を示す斜視図である。
【図7】本考案の好ましい実施の形態に用いられる装置
を示す概略断面図である。
【図8】本考案の好ましい実施の形態に用いられる第2
の装置を示す概略断面図である。
【図9】本考案の好ましい実施の形態に用いられる第3
の装置を示す概略断面図である。
【図10】本考案の好ましい実施の形態に用いられる第
4の装置を示す概略断面図である。
【符号の説明】
2 蒸気発生装置 3 霧発生装置 3a 霧化タンク 3b 貯水部 3d 送風機 3c 超音波振動子 4 給水機構 5 混合器 6 吐出管 7 フレキシブルホース 13 浄水器 14 サーミスタ 16 温ミストの調整手段 16a イオン発生装置 16c 加熱装置 17 分配機構 18 吐出口 20 ヘアキャップ 24 ドライヤ用口先 32 仕切り板

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つまたは二つ以上の蒸気発生装置と、
    一つまたは二つ以上の霧発生装置と、該蒸気発生装置と
    霧発生装置とに給水を行う給水機構と、蒸気と霧を混合
    する一つまたは二つ以上の混合器と、蒸気と霧を混合し
    た温ミストを噴出する一つまたは二つ以上の吐出口を有
    する吐出管と、凝縮水の還流管路に設けられる浄水器と
    からなることを特徴とする理美容用加湿装置。
  2. 【請求項2】 吐出管に、温ミストの調整手段を設けた
    請求項1に記載の理美容用加湿装置。
  3. 【請求項3】 温ミストの調整手段が、イオン発生装置
    またはオゾン発生装置または加熱装置またはこれらを組
    み合せたものである請求項2に記載の理美容用加湿装
    置。
  4. 【請求項4】 吐出管に温ミストの分配機構が設けられ
    ている請求項1から3のいずれかに記載の理美容用加湿
    装置。
  5. 【請求項5】 吐出口にフレキシブルホースが接続され
    る請求項1から4のいずれかに記載の理美容用加湿装
    置。
  6. 【請求項6】 フレキシブルホースに、ヘアキャップま
    たは各種ドライヤ用口先が着脱自在に取り付けられる請
    求項5に記載の理美容用加湿装置。
  7. 【請求項7】 吐出管にサーミスタが取り付けられる請
    求項1から6のいずれかに記載の理美容用加湿装置。
  8. 【請求項8】 霧発生装置が超音波振動子を設けた霧化
    タンクと送風機とからなる請求項1から7のいずれかに
    記載の理美容用加湿装置。
  9. 【請求項9】 霧化タンクに開閉自在な排出口が一つま
    たは二つ以上設けられている請求項8に記載の理美容用
    加湿装置。
  10. 【請求項10】 霧発生装置の霧化タンクが貯水部を連
    通させて区画した仕切り板により分割されている請求項
    8に記載の理美容用加湿装置。
  11. 【請求項11】 分割された霧化タンクにそれぞれオン
    オフ制御できる送風機が設けられている請求項10に記
    載の理美容用加湿装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004283400A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Ohiro Seisakusho:Kk 毛髪加湿器
WO2011080930A1 (ja) * 2009-12-29 2011-07-07 株式会社大廣製作所 理美容用蒸気供給装置及び理美容用蒸気供給方法

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