JP3068937B2 - 含フッ素リン酸エステルの製造法 - Google Patents
含フッ素リン酸エステルの製造法Info
- Publication number
- JP3068937B2 JP3068937B2 JP4030653A JP3065392A JP3068937B2 JP 3068937 B2 JP3068937 B2 JP 3068937B2 JP 4030653 A JP4030653 A JP 4030653A JP 3065392 A JP3065392 A JP 3065392A JP 3068937 B2 JP3068937 B2 JP 3068937B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- acid
- phosphate
- phosphoric acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撥水撥油性を示す、高
純度の含フッ素リン酸エステルの製造法に関する。
純度の含フッ素リン酸エステルの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】含フッ
素リン酸エステルは、繊維、紙等の撥水撥油処理剤等の
幅広い分野において使用されている。従来、含フッ素リ
ン酸エステルの製造法としては、種々の方法、例えば無
水リン酸とフッ素アルコールを用いる方法、またはオキ
シ塩化リンとフッ素アルコールを用いる方法等が知られ
ている。しかしながら、これらの製造法において得られ
る含フッ素リン酸エステル中には、未反応のフッ素アル
コールやリン酸化剤由来のオルトリン酸及びピロリン酸
の混入を避けることはできない。含フッ素リン酸エステ
ル中への未反応物の混入は、使用用途によっては、撥水
撥油性能の低下等好ましくない影響を与える。
素リン酸エステルは、繊維、紙等の撥水撥油処理剤等の
幅広い分野において使用されている。従来、含フッ素リ
ン酸エステルの製造法としては、種々の方法、例えば無
水リン酸とフッ素アルコールを用いる方法、またはオキ
シ塩化リンとフッ素アルコールを用いる方法等が知られ
ている。しかしながら、これらの製造法において得られ
る含フッ素リン酸エステル中には、未反応のフッ素アル
コールやリン酸化剤由来のオルトリン酸及びピロリン酸
の混入を避けることはできない。含フッ素リン酸エステ
ル中への未反応物の混入は、使用用途によっては、撥水
撥油性能の低下等好ましくない影響を与える。
【0003】従って、含フッ素リン酸エステルを高純度
に製造することは、該エステルの機能を有効的に利用す
る上で、重要な課題である。しかし、従来工業的に使用
される含フッ素リン酸エステルは、オルトリン酸及び/
又はピロリン酸等やその他多くの不純物を含み、その純
度において、満足すべきものではなかった。従って、本
発明の目的は、高純度の含フッ素リン酸エステルを容易
に製造する方法を提供することにある。
に製造することは、該エステルの機能を有効的に利用す
る上で、重要な課題である。しかし、従来工業的に使用
される含フッ素リン酸エステルは、オルトリン酸及び/
又はピロリン酸等やその他多くの不純物を含み、その純
度において、満足すべきものではなかった。従って、本
発明の目的は、高純度の含フッ素リン酸エステルを容易
に製造する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため、鋭意検討の結果、特定の工程を行う
ことにより、上記目的を達成し得ることを見い出し、本
発明を完成した。即ち、本発明は、オルトリン酸及び/
又はピロリン酸を含有する、一般式(I)で表される含
フッ素リン酸エステル(以下、含フッ素リン酸エステル
(I)と略記する)又はその塩を、酸性条件下で、直鎖
又は分岐鎖の総炭素数2〜8の脂肪族エーテル系炭化水
素、総炭素数1〜4のアルコール及び水と接触させたの
ち、水層を分離、除去後、残った層より含フッ素リン酸
エステル(I)を回収することを特徴とする、オルトリ
ン酸及び/又はピロリン酸含量の低減された含フッ素リ
ン酸エステル(I)の製造法を提供するものである。
題を解決するため、鋭意検討の結果、特定の工程を行う
ことにより、上記目的を達成し得ることを見い出し、本
発明を完成した。即ち、本発明は、オルトリン酸及び/
又はピロリン酸を含有する、一般式(I)で表される含
フッ素リン酸エステル(以下、含フッ素リン酸エステル
(I)と略記する)又はその塩を、酸性条件下で、直鎖
又は分岐鎖の総炭素数2〜8の脂肪族エーテル系炭化水
素、総炭素数1〜4のアルコール及び水と接触させたの
ち、水層を分離、除去後、残った層より含フッ素リン酸
エステル(I)を回収することを特徴とする、オルトリ
ン酸及び/又はピロリン酸含量の低減された含フッ素リ
ン酸エステル(I)の製造法を提供するものである。
【0005】 〔Rf(CH2)mO(AO)n〕y PO(OH)3-y (I) 〔式中、Rf;直鎖又は分岐鎖の炭素数3〜21のパーフル
オロアルキル基を示し、単一鎖長であっても、混合鎖長
であってもよい。 A;同一又は異なって炭素数2〜3のアルキレン基を示
す。 m;1〜12の数を示す。 n;0〜10の数を示す。 y;1〜2の数を示す。〕 本発明において、含フッ素リン酸エステル(I)として
は、例えば、モノヘプタフルオロペンチルリン酸、モノ
ノナフルオロヘキシルリン酸、モノドデカフルオロヘプ
チルリン酸、モノトリデカフルオロオクチルリン酸、モ
ノペンタデカフルオロノニルリン酸、モノヘプタデカフ
ルオロデシルリン酸、モノノナデカフルオロウンデシル
リン酸、モノヘンエイコサフルオロドデシルリン酸、モ
ノペンタコサフルオロテトラデシルリン酸、モノノナコ
サフルオロヘキサデシルリン酸、モノトリトリアコンタ
フルオロオクタデシルリン酸等のモノパーフルオロアル
キルリン酸類;モノトリデカフルオロオクチロキシエチ
ルリン酸、モノヘプタデカフルオロデシロキシエチルリ
ン酸、モノトリデカフルオロオクチロキシエトキシエチ
ルリン酸、モノヘプタデカフルオロデシロキシエトキシ
エチルリン酸等のモノパーフルオロアルキロキシエチル
リン酸類;ジヘプタフルオロペンチルリン酸、ジノナフ
ルオロヘキシルリン酸、ジドデカフルオロヘプチルリン
酸、ジトリデカフルオロオクチルリン酸、ジペンタデカ
フルオロノニルリン酸、ジヘプタデカフルオロデシルリ
ン酸、ジノナデカフルオロウンデシルリン酸、ジヘンエ
イコサフルオロドデシルリン酸、ジペンタコサフルオロ
テトラデシルリン酸、ジノナコサフルオロヘキサデシル
リン酸、ジトリトリアコンタフルオロオクタデシルリン
酸、トリデカフルオロオクチル−ヘプタデカフルオロデ
シルリン酸、トリデカフルオロオクチル−ヘンエイコサ
フルオロドデシルリン酸、ヘプタデカフルオロデシル−
ヘンエイコサフルオロドデシルリン酸等のジパーフルオ
ロアルキルリン酸類;ジトリデカフルオロオクチロキシ
エチルリン酸、ジヘプタデカフルオロデシロキシエチル
リン酸、ジトリデカフルオロオクチロキシエトキシエチ
ルリン酸、ジヘプタデカフルオロデシロキシエトキシエ
チルリン酸等のジパーフルオロアルキロキシエチルリン
酸類、トリヘプタフルオロペンチルリン酸、トリノナフ
ルオロヘキシルリン酸、トリドデカフルオロヘプチルリ
ン酸、トリトリデカフルオロオクチルリン酸、トリペン
タデカフルオロノニルリン酸、トリヘプタデカフルオロ
デシルリン酸、トリノナデカフルオロウンデシルリン
酸、トリヘンエイコサフルオロドデシルリン酸、トリペ
ンタコサフルオロテトラデシルリン酸、トリノナコサフ
ルオロヘキサデシルリン酸、トリトリトリアコンタフル
オロオクタデシルリン酸、ジトリデカフルオロオクチル
−ヘプタデカフルオロデシルリン酸、ジトリデカフルオ
ロオクチル−ヘンエイコサフルオロドデシルリン酸、ジ
ヘプタデカフルオロデシル−ヘンエイコサフルオロドデ
シルリン酸、ジヘプタデシフルオロデシル−トリデカフ
ルオロオクチルリン酸等のトリパーフルオロアルキルリ
ン酸類;トリトリデカフルオロオクチロキシエチルリン
酸、トリヘプタデカフルオロデシロキシエチルリン酸、
トリトリデカフルオロオクチロキシエトキシエチルリン
酸、トリヘプタデカフルオロデシロキシエトキシエチル
リン酸等のトリパーフルオロアルキロキシエチルリン酸
類等が挙げられる。また、含フッ素リン酸エステル
(I)の塩としては上記含フッ素リン酸エステルのナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、モノエタノー
ルアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールア
ミン塩等が挙げられる。
オロアルキル基を示し、単一鎖長であっても、混合鎖長
であってもよい。 A;同一又は異なって炭素数2〜3のアルキレン基を示
す。 m;1〜12の数を示す。 n;0〜10の数を示す。 y;1〜2の数を示す。〕 本発明において、含フッ素リン酸エステル(I)として
は、例えば、モノヘプタフルオロペンチルリン酸、モノ
ノナフルオロヘキシルリン酸、モノドデカフルオロヘプ
チルリン酸、モノトリデカフルオロオクチルリン酸、モ
ノペンタデカフルオロノニルリン酸、モノヘプタデカフ
ルオロデシルリン酸、モノノナデカフルオロウンデシル
リン酸、モノヘンエイコサフルオロドデシルリン酸、モ
ノペンタコサフルオロテトラデシルリン酸、モノノナコ
サフルオロヘキサデシルリン酸、モノトリトリアコンタ
フルオロオクタデシルリン酸等のモノパーフルオロアル
キルリン酸類;モノトリデカフルオロオクチロキシエチ
ルリン酸、モノヘプタデカフルオロデシロキシエチルリ
ン酸、モノトリデカフルオロオクチロキシエトキシエチ
ルリン酸、モノヘプタデカフルオロデシロキシエトキシ
エチルリン酸等のモノパーフルオロアルキロキシエチル
リン酸類;ジヘプタフルオロペンチルリン酸、ジノナフ
ルオロヘキシルリン酸、ジドデカフルオロヘプチルリン
酸、ジトリデカフルオロオクチルリン酸、ジペンタデカ
フルオロノニルリン酸、ジヘプタデカフルオロデシルリ
ン酸、ジノナデカフルオロウンデシルリン酸、ジヘンエ
イコサフルオロドデシルリン酸、ジペンタコサフルオロ
テトラデシルリン酸、ジノナコサフルオロヘキサデシル
リン酸、ジトリトリアコンタフルオロオクタデシルリン
酸、トリデカフルオロオクチル−ヘプタデカフルオロデ
シルリン酸、トリデカフルオロオクチル−ヘンエイコサ
フルオロドデシルリン酸、ヘプタデカフルオロデシル−
ヘンエイコサフルオロドデシルリン酸等のジパーフルオ
ロアルキルリン酸類;ジトリデカフルオロオクチロキシ
エチルリン酸、ジヘプタデカフルオロデシロキシエチル
リン酸、ジトリデカフルオロオクチロキシエトキシエチ
ルリン酸、ジヘプタデカフルオロデシロキシエトキシエ
チルリン酸等のジパーフルオロアルキロキシエチルリン
酸類、トリヘプタフルオロペンチルリン酸、トリノナフ
ルオロヘキシルリン酸、トリドデカフルオロヘプチルリ
ン酸、トリトリデカフルオロオクチルリン酸、トリペン
タデカフルオロノニルリン酸、トリヘプタデカフルオロ
デシルリン酸、トリノナデカフルオロウンデシルリン
酸、トリヘンエイコサフルオロドデシルリン酸、トリペ
ンタコサフルオロテトラデシルリン酸、トリノナコサフ
ルオロヘキサデシルリン酸、トリトリトリアコンタフル
オロオクタデシルリン酸、ジトリデカフルオロオクチル
−ヘプタデカフルオロデシルリン酸、ジトリデカフルオ
ロオクチル−ヘンエイコサフルオロドデシルリン酸、ジ
ヘプタデカフルオロデシル−ヘンエイコサフルオロドデ
シルリン酸、ジヘプタデシフルオロデシル−トリデカフ
ルオロオクチルリン酸等のトリパーフルオロアルキルリ
ン酸類;トリトリデカフルオロオクチロキシエチルリン
酸、トリヘプタデカフルオロデシロキシエチルリン酸、
トリトリデカフルオロオクチロキシエトキシエチルリン
酸、トリヘプタデカフルオロデシロキシエトキシエチル
リン酸等のトリパーフルオロアルキロキシエチルリン酸
類等が挙げられる。また、含フッ素リン酸エステル
(I)の塩としては上記含フッ素リン酸エステルのナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、モノエタノー
ルアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールア
ミン塩等が挙げられる。
【0006】本発明において使用される、総炭素数2〜
8の脂肪族エーテル系炭化水素(以下、溶剤(a) と言
う)としては、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、ジn−プロピルエーテル、ジn−ブチルエーテ
ル、ジイソブチルエーテル等が挙げられ、なかでもジイ
ソプロピルエーテルが好ましい。溶剤(a) の使用量は、
含フッ素リン酸エステル(I)の種類等により適宜決め
られるが、通常、含フッ素リン酸エステル(I)又はそ
の塩1重量部に対し、0.5〜50重量部である。
8の脂肪族エーテル系炭化水素(以下、溶剤(a) と言
う)としては、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、ジn−プロピルエーテル、ジn−ブチルエーテ
ル、ジイソブチルエーテル等が挙げられ、なかでもジイ
ソプロピルエーテルが好ましい。溶剤(a) の使用量は、
含フッ素リン酸エステル(I)の種類等により適宜決め
られるが、通常、含フッ素リン酸エステル(I)又はそ
の塩1重量部に対し、0.5〜50重量部である。
【0007】本発明において使用される、総炭素数1〜
4のアルコール(以下、溶剤(b) と言う)としては、メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ
ノール、n−ブタノール等が挙げられるが、なかでもエ
タノール、イソプロパノールが好ましい。溶剤(b) と水
の割合は、溶剤(b) の種類等により適宜決められるが、
水1重量部に対し、0.01〜5重量部、好ましくは 0.1〜
1重量部である。溶剤(b) と水との合計使用量は適宜決
められるが、通常、溶剤(a) の使用量1重量部に対し、
0.1 〜40重量部である。
4のアルコール(以下、溶剤(b) と言う)としては、メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ
ノール、n−ブタノール等が挙げられるが、なかでもエ
タノール、イソプロパノールが好ましい。溶剤(b) と水
の割合は、溶剤(b) の種類等により適宜決められるが、
水1重量部に対し、0.01〜5重量部、好ましくは 0.1〜
1重量部である。溶剤(b) と水との合計使用量は適宜決
められるが、通常、溶剤(a) の使用量1重量部に対し、
0.1 〜40重量部である。
【0008】本発明において、オルトリン酸およびピロ
リン酸等の水溶性の不純物を効率良く分離する条件とし
ては、分離した水層のpHが4以下、好ましくは2以下で
あるような酸性条件下で行うことが望ましい。この際、
水層のpHを4以下、好ましくは2以下に下げるために、
塩酸、硫酸などの酸を加えることができる。また、分離
時の温度としては、含フッ素リン酸エステル(I)の種
類、溶剤(a) 及び溶剤(b) の種類、使用量等により適宜
決められるが、室温〜90℃、好ましくは40℃〜70℃であ
る。
リン酸等の水溶性の不純物を効率良く分離する条件とし
ては、分離した水層のpHが4以下、好ましくは2以下で
あるような酸性条件下で行うことが望ましい。この際、
水層のpHを4以下、好ましくは2以下に下げるために、
塩酸、硫酸などの酸を加えることができる。また、分離
時の温度としては、含フッ素リン酸エステル(I)の種
類、溶剤(a) 及び溶剤(b) の種類、使用量等により適宜
決められるが、室温〜90℃、好ましくは40℃〜70℃であ
る。
【0009】更に、具体的には本発明は、含フッ素リン
酸エステル(I)又はその塩とオルトリン酸及びピロリ
ン酸の混合物に、含フッ素リン酸エステル(I)又はそ
の塩1重量部に対し、溶剤(a) 0.5 〜50重量部、好まし
くは1〜20重量部、溶剤(b)0.1 〜20重量部、好ましく
は 0.5〜5重量部、及び水1〜40重量部、好ましくは1
〜20重量部を加え、場合によっては、塩酸、硫酸などの
酸を加えて抽出液のpHを4以下、好ましくは2以下に下
げたのち、充分攪拌し、次いでこれを暫時静置したの
ち、油層と水層を分離することによって行われる。本操
作は室温もしくは加温して行っても差支えない。本発明
の操作を更に繰り返し行うこともでき、その場合、油層
からオルトリン酸及びピロリン酸をほぼ完全に除去する
ことができる。
酸エステル(I)又はその塩とオルトリン酸及びピロリ
ン酸の混合物に、含フッ素リン酸エステル(I)又はそ
の塩1重量部に対し、溶剤(a) 0.5 〜50重量部、好まし
くは1〜20重量部、溶剤(b)0.1 〜20重量部、好ましく
は 0.5〜5重量部、及び水1〜40重量部、好ましくは1
〜20重量部を加え、場合によっては、塩酸、硫酸などの
酸を加えて抽出液のpHを4以下、好ましくは2以下に下
げたのち、充分攪拌し、次いでこれを暫時静置したの
ち、油層と水層を分離することによって行われる。本操
作は室温もしくは加温して行っても差支えない。本発明
の操作を更に繰り返し行うこともでき、その場合、油層
からオルトリン酸及びピロリン酸をほぼ完全に除去する
ことができる。
【0010】このようにしてオルトリン酸及びピロリン
酸を多く含有する水層を分離除去した後、含フッ素リン
酸エステル(I)を多く含有する油層をそのまま濃縮、
乾燥することにより、オルトリン酸及びピロリン酸を殆
ど含まない含フッ素リン酸エステル(I)を得ることが
できる。また結晶性の含フッ素リン酸エステル(I)に
ついては、含フッ素リン酸エステル(I)を多く含有す
る油層をそのままもしくは濃縮したのち、該含フッ素リ
ン酸エステル(I)が殆ど溶解しない溶剤と混合するこ
とにより結晶として析出させることができるため、これ
を濾過等により取り出すことにより、オルトリン酸及び
ピロリン酸を殆ど含まない含フッ素リン酸エステル
(I)を結晶として得ることができる。含フッ素リン酸
エステル(I)が殆ど溶解しない溶剤としては、n−ペ
ンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素系の溶
剤が好ましいが、必ずしもこれらに限定されない。
酸を多く含有する水層を分離除去した後、含フッ素リン
酸エステル(I)を多く含有する油層をそのまま濃縮、
乾燥することにより、オルトリン酸及びピロリン酸を殆
ど含まない含フッ素リン酸エステル(I)を得ることが
できる。また結晶性の含フッ素リン酸エステル(I)に
ついては、含フッ素リン酸エステル(I)を多く含有す
る油層をそのままもしくは濃縮したのち、該含フッ素リ
ン酸エステル(I)が殆ど溶解しない溶剤と混合するこ
とにより結晶として析出させることができるため、これ
を濾過等により取り出すことにより、オルトリン酸及び
ピロリン酸を殆ど含まない含フッ素リン酸エステル
(I)を結晶として得ることができる。含フッ素リン酸
エステル(I)が殆ど溶解しない溶剤としては、n−ペ
ンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素系の溶
剤が好ましいが、必ずしもこれらに限定されない。
【0011】
【実施例】次に実施例をあげ本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0012】実施例1 モノヘプタデカフルオロデシルリン酸 396重量部、ジヘ
プタデカフルオロデシルリン酸 544重量部、ヘプタデカ
フルオロデシルアルコール45重量部、オルトリン酸40重
量部、ピロリン酸60重量部からなる混合物を抽出容器に
入れ、ジイソプロピルエーテル2000重量部、イソプロピ
ルアルコール1000重量部、及び水4000重量部を加え、60
℃で30分攪拌した。その後、攪拌を停止し、60℃で30分
静置した後、分層した下層を抜き出した。残った上層
に、水2000重量部及びイソプロピルアルコール 500重量
部を加え、再び60℃で30分攪拌した後30分静置し、分層
した下層を抜き出すことにより、オルトリン酸及びピロ
リン酸が除かれた上層3850重量部を得た。これより溶剤
を留去し、減圧(<5mmHg)下に、60℃で24時間乾燥す
ることにより、淡黄色の粉末 972重量部を得た。この粉
末を分析すると、モノヘプタデカフルオロデシルリン酸
が 390重量部、ジヘプタデカフルオロデシルリン酸が 5
36重量部、ヘプタデカフルオロデシルアルコールが43重
量部、オルトリン酸が1重量部、ピロリン酸が2重量部
含まれていた。
プタデカフルオロデシルリン酸 544重量部、ヘプタデカ
フルオロデシルアルコール45重量部、オルトリン酸40重
量部、ピロリン酸60重量部からなる混合物を抽出容器に
入れ、ジイソプロピルエーテル2000重量部、イソプロピ
ルアルコール1000重量部、及び水4000重量部を加え、60
℃で30分攪拌した。その後、攪拌を停止し、60℃で30分
静置した後、分層した下層を抜き出した。残った上層
に、水2000重量部及びイソプロピルアルコール 500重量
部を加え、再び60℃で30分攪拌した後30分静置し、分層
した下層を抜き出すことにより、オルトリン酸及びピロ
リン酸が除かれた上層3850重量部を得た。これより溶剤
を留去し、減圧(<5mmHg)下に、60℃で24時間乾燥す
ることにより、淡黄色の粉末 972重量部を得た。この粉
末を分析すると、モノヘプタデカフルオロデシルリン酸
が 390重量部、ジヘプタデカフルオロデシルリン酸が 5
36重量部、ヘプタデカフルオロデシルアルコールが43重
量部、オルトリン酸が1重量部、ピロリン酸が2重量部
含まれていた。
【0013】実施例2 モノヘプタデカフルオロデシルリン酸 393重量部、ジヘ
プタデカフルオロデシルリン酸 539重量部、ヘプタデカ
フルオロデシルアルコール53重量部、オルトリン酸2重
量部、ピロリン酸10重量部からなる混合物を抽出容器に
入れ、ジイソプロピルエーテル2000重量部、イソプロピ
ルアルコール1000重量部、及び水4300重量部及びジエタ
ノールアミン 200重量部を加え、水層のpHを9まで上げ
た後、60℃で30分攪拌することにより、モノヘプタデカ
フルオロデシルリン酸及びジヘプタデカフルオロデシル
リン酸をジエタノールアミン塩として水層に抽出した。
その後、攪拌を停止し、60℃で30分静置した後、分層し
た下層を抜き出すことにより、ヘプタデカフルオロデシ
ルアルコールが除かれた下層6420重量部を得た。抜き出
した下層を再びジイソプロピルエーテル2000重量部、イ
ソプロピルアルコール 500重量部及び35%塩酸 250重量
部を加え、水層のpHを2まで下げた後、60℃で30分攪拌
することにより、再びモノヘプタデカフルオロデシルリ
ン酸及びジヘプタデカフルオロデシルリン酸を有機層に
抽出した。その後、攪拌を停止し、60℃で30分静置した
後、分層した下層を抜き出した。残った上層に、水2000
重量部及びイソプロピルアルコール 500重量を加え、再
び60℃で30分攪拌した後30分静置し、分層した下層を抜
き出すことにより、オルトリン酸及びピロリン酸が除か
れた上層3328重量部を得た。これより溶剤を留去し、減
圧(<5mmHg)下に、60℃で24時間乾燥することによ
り、淡黄色の粉末 932重量部を得た。この粉末を分析す
ると、モノヘプタデカフルオロデシルリン酸が 390重量
部、ジヘプタデカフルオロデシルリン酸が 536重量部、
ヘプタデカフルオロデシルアルコールが3重量部、オル
トリン酸が 0.1重量部、ピロリン酸が 0.3重量部含まれ
ていた。
プタデカフルオロデシルリン酸 539重量部、ヘプタデカ
フルオロデシルアルコール53重量部、オルトリン酸2重
量部、ピロリン酸10重量部からなる混合物を抽出容器に
入れ、ジイソプロピルエーテル2000重量部、イソプロピ
ルアルコール1000重量部、及び水4300重量部及びジエタ
ノールアミン 200重量部を加え、水層のpHを9まで上げ
た後、60℃で30分攪拌することにより、モノヘプタデカ
フルオロデシルリン酸及びジヘプタデカフルオロデシル
リン酸をジエタノールアミン塩として水層に抽出した。
その後、攪拌を停止し、60℃で30分静置した後、分層し
た下層を抜き出すことにより、ヘプタデカフルオロデシ
ルアルコールが除かれた下層6420重量部を得た。抜き出
した下層を再びジイソプロピルエーテル2000重量部、イ
ソプロピルアルコール 500重量部及び35%塩酸 250重量
部を加え、水層のpHを2まで下げた後、60℃で30分攪拌
することにより、再びモノヘプタデカフルオロデシルリ
ン酸及びジヘプタデカフルオロデシルリン酸を有機層に
抽出した。その後、攪拌を停止し、60℃で30分静置した
後、分層した下層を抜き出した。残った上層に、水2000
重量部及びイソプロピルアルコール 500重量を加え、再
び60℃で30分攪拌した後30分静置し、分層した下層を抜
き出すことにより、オルトリン酸及びピロリン酸が除か
れた上層3328重量部を得た。これより溶剤を留去し、減
圧(<5mmHg)下に、60℃で24時間乾燥することによ
り、淡黄色の粉末 932重量部を得た。この粉末を分析す
ると、モノヘプタデカフルオロデシルリン酸が 390重量
部、ジヘプタデカフルオロデシルリン酸が 536重量部、
ヘプタデカフルオロデシルアルコールが3重量部、オル
トリン酸が 0.1重量部、ピロリン酸が 0.3重量部含まれ
ていた。
【0014】実施例3 モノパーフルオロアルキロキシエチルリン酸ジエタノー
ルアミン塩〔(CnF2n+1OC2H4O)P(=O)(O N(H)2(C2H4OH)2)
2 〕(n=6〜18、平均 n=9) 200 重量部、ジパーフルオロ
アルキロキシエチルリン酸ジエタノールアミン塩〔(CnF
2n+1OC2H4O)2P(=O)O N(H)2(C2H4OH)2〕(n=6〜18、平均
n=9) 400 重量部、パーフルオロアルキロキシエチルア
ルコール〔CnF2n+1OC2H4OH〕(n=6〜18、平均 n=9) 100
重量部、オルトリン酸40重量部、ピロリン酸60重量部及
び水3200重量部からなる混合物を抽出容器に入れ、ジイ
ソプロピルエーテル1000重量部、イソプロピルアルコー
ル500重量部を加え、60℃で30分攪拌する。その後、攪
拌を停止し、60℃で30分静置した後、分層した下層を抜
き出すことにより、パーフルオロアルキロキシエチルア
ルコールが除かれた下層4300重量部を得た。抜き出した
下層に再びジイソプロピルエーテル2000重量部、イソプ
ロピルアルコール500重量部及び35%塩酸250重量部を加
え、水層のpHを3以下まで下げることにより、モノパー
フルオロアルキロキシエチルリン酸及びジパーフルオロ
アルキロキシエチルリン酸を酸型に変え、60℃で30分攪
拌した。その後、攪拌を停止し、60℃で30分静置した
後、分層した下層を抜き出した。残った上層に、水2000
重量部及びイソプロピルアルコール 500重量部を加え、
再び60℃で30分攪拌した後30分静置し、分層した下層を
抜き出すことにより、オルトリン酸及びピロリン酸が除
かれた上層2820重量部を得た。これより溶剤を留去し、
減圧(<5mmHg)下に、60℃で24時間乾燥することによ
り、淡黄色の粉末510 重量部を得た。この粉末を分析す
ると、モノパーフルオロアルキロキシエチルリン酸〔(C
nF2n+1OC2H4O)P(=O)(OH)2〕(n=6〜18、平均n=9) 160重
量部、ジパーフルオロアルキロキシエチルリン酸〔(CnF
2n+1OC2H4O)2P(=O)(OH) 〕(n=6〜18、平均 n=9) 345 重
量部、パーフルオロアルキロキシエチルアルコール〔Cn
F2n+1OC2H4OH〕(n=6〜18、平均 n=9) が2重量部、オル
トリン酸が1重量部、ピロリン酸が2重量部含まれてい
た。
ルアミン塩〔(CnF2n+1OC2H4O)P(=O)(O N(H)2(C2H4OH)2)
2 〕(n=6〜18、平均 n=9) 200 重量部、ジパーフルオロ
アルキロキシエチルリン酸ジエタノールアミン塩〔(CnF
2n+1OC2H4O)2P(=O)O N(H)2(C2H4OH)2〕(n=6〜18、平均
n=9) 400 重量部、パーフルオロアルキロキシエチルア
ルコール〔CnF2n+1OC2H4OH〕(n=6〜18、平均 n=9) 100
重量部、オルトリン酸40重量部、ピロリン酸60重量部及
び水3200重量部からなる混合物を抽出容器に入れ、ジイ
ソプロピルエーテル1000重量部、イソプロピルアルコー
ル500重量部を加え、60℃で30分攪拌する。その後、攪
拌を停止し、60℃で30分静置した後、分層した下層を抜
き出すことにより、パーフルオロアルキロキシエチルア
ルコールが除かれた下層4300重量部を得た。抜き出した
下層に再びジイソプロピルエーテル2000重量部、イソプ
ロピルアルコール500重量部及び35%塩酸250重量部を加
え、水層のpHを3以下まで下げることにより、モノパー
フルオロアルキロキシエチルリン酸及びジパーフルオロ
アルキロキシエチルリン酸を酸型に変え、60℃で30分攪
拌した。その後、攪拌を停止し、60℃で30分静置した
後、分層した下層を抜き出した。残った上層に、水2000
重量部及びイソプロピルアルコール 500重量部を加え、
再び60℃で30分攪拌した後30分静置し、分層した下層を
抜き出すことにより、オルトリン酸及びピロリン酸が除
かれた上層2820重量部を得た。これより溶剤を留去し、
減圧(<5mmHg)下に、60℃で24時間乾燥することによ
り、淡黄色の粉末510 重量部を得た。この粉末を分析す
ると、モノパーフルオロアルキロキシエチルリン酸〔(C
nF2n+1OC2H4O)P(=O)(OH)2〕(n=6〜18、平均n=9) 160重
量部、ジパーフルオロアルキロキシエチルリン酸〔(CnF
2n+1OC2H4O)2P(=O)(OH) 〕(n=6〜18、平均 n=9) 345 重
量部、パーフルオロアルキロキシエチルアルコール〔Cn
F2n+1OC2H4OH〕(n=6〜18、平均 n=9) が2重量部、オル
トリン酸が1重量部、ピロリン酸が2重量部含まれてい
た。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、極めて簡便な操作に
て、オルトリン酸及び/又はピロリン酸を含有する含フ
ッ素リン酸エステル又はその塩より、高純度の含フッ素
リン酸エステルを得ることができる。
て、オルトリン酸及び/又はピロリン酸を含有する含フ
ッ素リン酸エステル又はその塩より、高純度の含フッ素
リン酸エステルを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 9/09
Claims (1)
- 【請求項1】 オルトリン酸及び/又はピロリン酸を含
有する、一般式(I)で表される含フッ素リン酸エステ
ル又はその塩を、酸性条件下で、直鎖又は分岐鎖の総炭
素数2〜8の脂肪族エーテル系炭化水素、総炭素数1〜
4のアルコール及び水と接触させたのち、水層を分離、
除去後、残った層より一般式(I)で表される含フッ素
リン酸エステルを回収することを特徴とする、オルトリ
ン酸及び/又はピロリン酸含量の低減された一般式
(I)で表される含フッ素リン酸エステルの製造法。 〔Rf(CH2)mO(AO)n〕y PO(OH)3-y (I) 〔式中、Rf;直鎖又は分岐鎖の炭素数3〜21のパーフル
オロアルキル基を示し、単一鎖長であっても、混合鎖長
であってもよい。 A;同一又は異なって炭素数2〜3のアルキレン基を示
す。 m;1〜12の数を示す。 n;0〜10の数を示す。 y;1〜2の数を示す。〕
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4030653A JP3068937B2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 含フッ素リン酸エステルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4030653A JP3068937B2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 含フッ素リン酸エステルの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05222069A JPH05222069A (ja) | 1993-08-31 |
JP3068937B2 true JP3068937B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=12309753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4030653A Expired - Fee Related JP3068937B2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 含フッ素リン酸エステルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068937B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7369401B2 (ja) * | 2019-03-29 | 2023-10-26 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 二酸化炭素吸収液、及び富二酸化炭素吸収液の調製方法 |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP4030653A patent/JP3068937B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05222069A (ja) | 1993-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH029036B2 (ja) | ||
JPS6016410B2 (ja) | カルボン酸をその水溶液から収得する方法 | |
CA1095218A (en) | Purification of phosphoric acid | |
EP0036583A2 (de) | Glycerin-3-phosphorsäurehalogenalkylester und Verfahren zu ihrer Herstellung und Weiterverarbeitung | |
JP3068937B2 (ja) | 含フッ素リン酸エステルの製造法 | |
AU670723B2 (en) | A process for separating lipophilic compounds | |
US4316877A (en) | Extraction of uranium values from phosphoric acid | |
CA1211123A (en) | Process for removing lecithin | |
JP3090758B2 (ja) | 含フッ素リン酸エステル又はその塩の製造法 | |
CN105026356A (zh) | 磺酸用于从甘油三酯的酯交换反应回收甘油的用途 | |
JPH07228590A (ja) | 蔗糖脂肪酸エステルの製造方法 | |
WO2005021470A2 (en) | Process for separating and recovering 3-hydroxypropionic acid and acrylic acid | |
HU210285B (en) | Process for preparing l-alpha-glyceryl phosphoryl-d-myoinositol and its salts | |
FR2460958A1 (fr) | Nouveaux composes diphosphoniques, utiles a l'extraction des metaux lourds | |
US4836956A (en) | Extraction of polyvalent metals with organodiphosphonic acids | |
CN1944375A (zh) | 一种从单酸中提取异硬脂酸的方法 | |
US4525333A (en) | Process for separating gallium and indium from aqueous solutions | |
US5710307A (en) | Process for the production of trialkyl phosphites | |
US4051202A (en) | Method for separating mono- and di-octylphenyl phosphoric acid esters | |
US4818774A (en) | Organophosphorus compounds | |
IL42065A (en) | Purification of phosphoric acid | |
US5391815A (en) | Method of separating vinylphosphonic acid from crude mixtures | |
JPH069664A (ja) | ジアルキル燐酸の製造法 | |
JP4114040B2 (ja) | 脂肪酸エステルの製造方法 | |
JP3627223B2 (ja) | リン酸ポリフルオロアルキルの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |