JP3068847U - 機能性シ―ト - Google Patents

機能性シ―ト

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JP3068847U
JP3068847U JP1999008561U JP856199U JP3068847U JP 3068847 U JP3068847 U JP 3068847U JP 1999008561 U JP1999008561 U JP 1999008561U JP 856199 U JP856199 U JP 856199U JP 3068847 U JP3068847 U JP 3068847U
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JP
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functional sheet
sheet
air
room
functional
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JP1999008561U
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Inventor
憲司 中村
松尾  茂
Original Assignee
憲司 中村
松尾 茂
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 吸着性及び保温性に優れた防臭及び防菌
除去を図るためのエア−フィルタ−用の機能性シ−トの
提供。 【解決手段】 目付50〜150g/m2 の柔軟な基材シート、
例えば不織布、織布、ポリウレタンスポンジにバインダ
ーを介して石英安山岩微粉末を30〜300g/m2 塗布した、
家庭室内、事務室、病院内、自動車内、列車内などのエ
アコンディショナ−の送風口に取付け用の防臭及び防菌
用機能性シ−ト。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
石英安山岩の微粉末の有する吸着性と保温性を活用した防臭及び除菌のための エア−フィルター並びに帯電防止シ−トなどの機能性シートに関する。
【0002】
【従来技術の課題】
従来、防臭及び除菌のためのエア−フィルターとしては、活性炭や不織布に固 定するか又は繊維状活性炭を用いられたが、フィルタ−表面からの漏れも大きく 、経時的にガス吸着性が低下する欠点があった。またカビや細菌を除去できない ので、カビ臭や落下菌を防ぐことができなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は、石英安山岩微粉末が優れた吸着性を有し、且つ優れた保温性を有す る性質に着目してなるもので、基材のシート類に石英安山岩微粉末をバインダー を介して塗布されて形成されたものであることを特徴とする。基材のシート類に 石英安山岩微粉末を付着させた場合には、フィルター表面の漏れの影響がなく、 吸着効果も非常に優れている。本考案で形成される基材のシート類に石英安山岩 微粉末をバインダーを介して塗布されてた機能性シ−トの、アムニアガスやトリ メチルアミンなどの、いわゆる悪臭ガスに対する吸着、脱着性能とテストしてみ ると、表1に示す通りヤシガラ活性炭よりも格段と優れている。 基材シートは、不織布、織布、ポリウレタンスポンジシートを用いることがで きる。バインダーとしては、アクリル系、ポリウレタン系のエマルジョンが用い られる。基布の目付は、50〜150g/m2 が適しており、50g/m2以下では、基材とし て微粉末の保持量が少なくて適さない。また、150g/m2 以上では、シートをロー ル巻の加工が困難で適さない。石英安山岩微粉末は、20μm 以下、好ましくは5 〜10μm 程度の粉末がよい。
【0004】
【実施の形態】 本考案の石英安山岩微粉末を塗布した機能性シートは、例えば幅4cm×長さ8 cm程度の長方形に裁断して幅4cmに棒状ロール巻きして、これをエアコンディシ ョナ−(以下、エアコン)の送風口取りつけ可能なケ−スに挿入固定して複数個 を配列し、エアコンの送風口に取りつける。また、本考案の機能性シートを用い ることにより、室内のカビ臭や落下菌が容易に除去することができる。 さらに本考案の機能性シートは、防臭効果の外に帯電防止効果があり、家庭室 内、事務室内、病院室内、ガソリンスタンド事務室内、自動車内、列車内の座席 シート又は床シ−トに用いることが有用であるが、特にガソリンスタンドや自動 車用の座席シートに使用するのが有効である。 本考案の使用の態様を図面で示すと、図1は石英安山岩のアンモニア吸着能、 図2は同じく石英安山岩のトリエチルアミン吸着能、図3及び図4はプラスチッ クケ−スに本考案の機能性シ−トを棒状にロ−ル巻きしたものを収納したもので 、エアコンの送風口に棒の断面が接するように配置するようにする。図5はその 別態様のもので、エアコンの通風口に設置すればよい。さらに、図6はヘア−ド ライヤ−の送風口に挿入した状態を示すものである。
【0005】
【実施例1】 目付80g/m2ポリエステル不織布に、5〜10μm に粉砕した石英安山岩をアクリ ルバインダーを用いて150g/m2 塗布して乾燥した。該シートを幅4cm長さ8cmの 長方形に裁断して幅4cmでロール巻して、図4のように8個2列にプラスチック ケ−スに収納して、自動車の空調の送風口に固定配置した。これをフィルターを 自動車の空調送風口に取りつけて空調を稼働した際のカビ臭及び車両異臭の除去 効果は顕著であった。図3のように7個1列のものでも、機能は若干低下するが 、同様の脱臭効果を発揮する点では同じであった。
【0006】
【実施例2】 目付50g/m2ガラス繊維よりなる不織布に、5〜10μm に粉砕した石英安山岩を アクリルバインダーを用いて80g/m2塗布して乾燥した。該シートを幅10cm長さ30 cmの長方形に裁断して幅10cmでロール巻して、図6のように整髪用ドライヤーの 送風口に取りつけた。該整髪用ドライヤーを稼働した結果、美容室の独特の臭を 除去することができた。
【0007】
【実施例3】 厚さ2mmのポリウレタンスポンジシートを基材として、5〜10μm に粉砕した 石英安山岩をアクリルバインダーを用いて170g/m2 塗布して乾燥した。該シート を40cm×40cmの四角形に裁断して自動車用座席シートとした。基材シートの電気 比抵抗は 1.5×109 Ωcm2 であったが、本考案のシートは 6.4×107 Ωcm2 であ り、優れた帯電防止効果が確認できた。
【0008】
【考案の効果】
本考案のエア−フィルタ−は、石英安山岩微粉末の優れた吸着性及び優れた保 温性を有する性質を活用し、この優れた性質を有する石英安山岩の微粉末を不織 布などのシ−ト類にをバインダーを介して塗布されたものであるから、フィルタ ー表面の漏れの影響がなく、吸着効果があり、従来の吸着材として使用されてい たヤシガラ活性炭よりもずっと吸着性及び保湿性に勝り、エア−フィルタとして の利用性は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案で使用する石英安山岩のアンモニア吸
着能
【図2】 本考案で使用する石英安山岩のトリエチルア
ミン吸着能
【図3】 本考案のエア−フィルタ−の使用態様
【図4】 本考案のエア−フィルタ−の別の使用態様
【図5】 本考案のエア−フィルタ−の別の使用態様
【図6】 本考案のエア−フィルタ−のドライヤ−への
使用態様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松尾 茂 愛媛県越智郡菊間町佐方58番地ミネラル鉱 石研究所

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目付50〜150g/m2 の柔軟な基材シートに
    対して、石英安山岩の微粉末をバインダーを介して30〜
    300g/m2 塗布してなることを特徴とする機能性シート。
  2. 【請求項2】 上記基材シートが、不織布、織布又はポ
    リウレタンスポンジシートであることを特徴とする請求
    項1の機能性シート。
  3. 【請求項3】 上記バインダーが、アクリル系又はポリ
    ウレタン系のエマルジョンであることを特徴とする請求
    項1又は2の機能性シ−ト。
  4. 【請求項4】 機能性シートが、ロール巻棒状に巻かれ
    て、少なくとも1個以上のケ−スに収納され、且つ、ロ
    ール巻棒状の一端より他端への空気の流通によって防臭
    及び除菌機能を発揮するエアーフィルターであることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の機能性シ
    ート。
  5. 【請求項5】 ケ−スに収納された機能性シ−トが、家
    庭室内、事務室内、病院室内、ガソリンスタンド事務室
    内、自動車内、列車内のエアーコン送風口に取りつけて
    防臭及び除菌機能を発揮するエアーフィルターであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の機能
    性シート。
  6. 【請求項6】 ケ−スに収納された機能性シ−トが、整
    髪用ドライヤーの送風口に取りつけて防臭及び除菌機能
    を発揮するエアーフィルターであることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の機能性シート。
  7. 【請求項7】 静電気防止機能を有する敷物類に対し
    て、石英安山岩の微粉末をバインダーを介して30〜300g
    /m2 を塗布してなることを特徴とする帯電防止敷物。
  8. 【請求項8】家庭室内、事務室内、病院室内、ガソリン
    スタンド事務室内、自動車内、列車内の座席シート又は
    床シ−トに用いることを特徴とする請求項7の帯電防止
    シ−ト。
JP1999008561U 1999-11-10 1999-11-10 機能性シ―ト Expired - Lifetime JP3068847U (ja)

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